JPH02202962A - カチオン電着塗料組成物及びそれを用いた塗膜形成方法 - Google Patents

カチオン電着塗料組成物及びそれを用いた塗膜形成方法

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JPH02202962A
JPH02202962A JP2260389A JP2260389A JPH02202962A JP H02202962 A JPH02202962 A JP H02202962A JP 2260389 A JP2260389 A JP 2260389A JP 2260389 A JP2260389 A JP 2260389A JP H02202962 A JPH02202962 A JP H02202962A
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忠義 平木
Kenji Yamamoto
健治 山本
Hiroshi Osumimoto
大住元 博
Eisaku Nakatani
中谷 栄作
Mitsuyoshi Kitano
北野 光義
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、特に平滑性にすぐれ、しかも角部や突起部な
どのエツジ部分にも肉厚な塗膜を形成しうるカチオン電
着塗料組成物及び塗膜形成方法に関する。
従来の技術 電着塗装は、つきまわり性および膜厚の均一性などにす
ぐれており、自動車ボディなどの下塗り塗装に広く採用
されている。しかしながら、電着塗装による析出塗膜は
、電着時のガス発生による影響と高固形分(低溶剤量)
であるため、一般に平滑性に欠けるという欠点がある。
この平滑性の改良方法として、該電着塗膜を硬化させる
ために焼付けた際に該塗膜を溶融流動せしめることが提
案されている。特にカチオン電着塗料は一般に溶融塗膜
粘度が著しく低く、その結果、上記の方法により平滑性
は改良されるが、他方、塗膜が溶融流動しやすくなるた
め、エツジ部に硬化塗膜が殆んともしくは全く形成され
ず、その部分の防錆性が著しく劣るという欠陥を生ずる
発明が解決しようとする問題点 エツジ部の防錆性を向上するために、従来例えば、防錆
鋼板を用いたり、エツジ部に防食塗料をローラーやハケ
なとで塗布することが行なわれているが、コスト及び工
程数が莫大である。また、エツジ部の防錆性改善のため
に、電着塗料に顔料を多量に配合したり、可塑成分量を
少なくする等の種々の試みもなされているが、平滑性と
エツジ部の塗膜形成性とは両立せず、これらの両性能を
十分に満足しうるカチオン電着塗料の開発が強く要望さ
れている。
問題点を解決するための手段 そこで、本発明者らはエツジカバー性と塗面平滑性とが
共にすぐれたカチオン電着塗料の開発を目的に鋭意研究
を重ねた結果、通常のカチオン電着塗料用樹脂組成物に
、アルコキシシラン基と水酸基及びカチオン性基を有す
るカチオン電着性ゲル化微粒子重合体及び特定の液状錫
化合物を配合すると、浴安定性、電着特性、塗膜の耐水
性、防食性等を損うことなく、電着塗膜の焼付硬化時に
おける溶融粘度低下が制御されて塗面平滑性とエツジカ
バー性がともにすぐれたカチオン電着塗料組成物が得ら
れ、さらにこの電着塗料から得られる電着塗膜の上にポ
リエステル系中塗塗料を塗装することによってより一層
の塗面平滑性とエツジカバー性に優れた塗膜を形成する
ことができることを見出し本発明を完成するに至った。
かくして、本発明に従えば、カチオン電着性ゲル化微粒
子重合体及び芳香族カルボン酸のアルキル錫エステル化
合物を含有することを特徴とするカチオン電着塗料組成
物及び該カチオン電着塗料組成物を電着塗装したのら、
加熱乾燥し、ついでその塗膜上に、 (A)  シクロヘキサリンメタノールと脂肪族飽和二
塩基酸とからなり両末端に1級水酸基を含有する数平均
分子量が300〜800の線状低分子量ポリエステルジ
オール、 (B)  多塩基酸と多価アルコールとからなる数平均
分子量が1,000〜5.000の水酸基含有ポリエス
テル樹脂および (C)  平均縮合度が2.5以下で、かつ、トリアジ
ン楼1 (m当りイミノ基を1.0〜1.5個、メチロ
ール基を0.5〜1.2個、残りがアルコキシ基である
メラミン樹脂 を主成分とする中塗塗料を塗装することを特徴とする塗
膜形成方法が提供される。
本発明において、カチオン性ゲル化微粒子重合体及び芳
香族カルボン酸のアルキル錫エステル化合物が配合され
るカルボン酸電着塗料は、樹脂結合剤として従来から公
知のエポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ポリブタジェン
系、アルキド樹脂系などいずれの樹脂も使用できるが、
好ましくは防食性の面からイソシアネート硬化型アミン
付加エポキシ樹脂である。
該アミン付加エポキシ樹脂としては、従来から公知の例
えば、(I)ポリエポキシド化合物と1縁上ノー及びポ
リアミン、2級モノ−及びポリアミン又は1.2級混合
ポリアミンとの付加物(例えば米国特許第3,984.
299号明細書参照);(II)ポリエポキシド化合物
とケチミン化された1級アミノ基を有する2縁上ノー及
びポリアミンとの付加物(例えば米国特許第4,017
,438号明細書参照);(I[[)ポリエポキシド化
合物とケチミン化されt;1級アミノ基を有するヒドロ
キシ化合物とのエーテル化により得られる反応物(例え
ば特開昭59−43013号公報参照)などを挙げるこ
とができる。
上記アミン付加エポキシ樹脂は、ブロックイソシアネー
ト基を樹脂分子中に有していて架橋剤を必要とせず自己
架橋するタイプのものであってもよいし、またブロック
イソシアネート基を樹脂中に有しておらず、樹脂組成物
中に架橋剤としてブロックイソシアネート化合物を含有
する外部架橋タイプのものであってもよい。
上記アミン付加エポキシ樹脂の製造に使用されるポリエ
ポキシド化合物は、エポキシ基(−CM−CH,) \ 1 を1分子中に2個以上有する化合物であり、一般に少な
くとも200、好ましくは400〜4000、更に好ま
しくは800〜2000の範囲内の数平均分子量を有す
るものが適しており、特にポリフェノール化合物とエピ
クロルヒドリンとの反応によって得られるものが好まし
い。
該ポリエポキシド化合物の形成の!こめに用いうるポリ
フェノール化合物としては、例えばビス(4−ヒドロキ
シフエニル)−2,2−プロパン、4.4−ジヒドロキ
シベンゾフェノン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
1,1−エタン、ヒス−(4−ヒドロキシフェニル)−
1,1−イソブタン、ヒス(4−ヒドロキシ−Lert
−ブチル−フェニル)−2,2−プロパン、ビス(2−
ヒドロキシナフチル)メタン、l、5−ジヒドロキシナ
7タレン、ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)メタ
ン、テトラ(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,2,
2−エタン、4,4−ジヒドロキシジフェニルスルホン
、フェノールノボラック、タレゾールノボランク等が挙
げられる。
該ポリエポキシド化合物はポリオール、ポリエーテルポ
リオール、ポリエステルポリオール、ポリアミドアミン
、ポリカルボン酸、ポリイソシアネート化合物などと一
部反応させたものであってもよく、更にまた、a−カプ
ロラクトン、アクリルモノマーなどをグラフト重合させ
たものであってもよい。
また、樹脂分子中にブロックイソシアネート基を導入す
るためもしくは外部架橋剤どして用いられるブロックイ
ソシアネート化合物は、各々理論量のポリイソシアネー
ト化合物とインシアネートブロック剤(例えば、アルコ
ール系化合物、オキシム系化合物、フェノール系化合物
など)との付加反応生成物である。このポリイソシアネ
ート化合物としては、例えば、トリレンジイソシアネー
1− 、キシリレンジイソシアネート、フェニレン・ジ
イソシアネート、ビス(インシアネートメチル)シクロ
ヘキサン、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネートなどの芳香族、脂環式族、
脂肪族のポリイソシアネート化合物むよびこれらのポリ
イソシアネート化合物の過剰量にエチレングリコール、
プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、ヘキ
サントリオール、ヒマシ油などの低分子活性水素含有化
合物を反応させて得られる末端インシアネート含有化合
物が挙げられる。
まt;、前記したアクリル糸捌脂としては、例えば、ア
ミノエチル(メタ)アクリレート、N、N−ジメチルア
ミンエチル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリ
ル酸のアミノアルキルエステル;を必須成分として、メ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート
などの(メタ)アクリル酸のCI〜、2アルキルエステ
ル;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリ
ル酸のC2〜、ヒドロキシアルキルエステル;グリシジ
ル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリル酸;スチレ
ン及びその誘導体(例えばα−メチルスチレン)、(メ
タ)アクリロニトリル、ブタジェンなどのα、β−エチ
レン性不飽和単量体を必要に応じて用いて、常法に従っ
て(共)重合することによって得られものを挙げること
ができる。
ついで、カチオン電着塗料に配合されるカチオン電着性
ゲル化微粒子重合体(以下単に「ゲル化微粒子」という
こともある)は、本出願人の出願である特願昭63−1
97056号及び特嘘昭63−213661号で提案さ
れているものを使用することができる。
例えば、 (a)  ビニル性二重結合と加水分解性アルコキシシ
ラン基を含有する重合性不飽和ビニルシランモノマーと
、 (b)  分子内に少なくとも2個のラジカル重合可能
な不飽和基を含有する重合性上ツマ−と、(c)  ビ
ニル性二重結合と水酸基を含有する重合性不飽和七ツマ
−及び (d)  その他の重合性不飽和上ツマ−を分子内にア
リル基を含有するカチオン性反応性乳化剤を用いて乳化
重合せしめてなるゲル化微粒子及び 加水分解性アルコキシシラン基及びカチオン性基を含有
するアクリル系共重合体とカチオン性酸性塁コロイダル
シリカとの混合物を水分散化し、粒子内架橋させたコロ
イダルシリカ含有ゲル化微粒子を挙げることができる。
前者のゲル化微粒子を形成する前記(a)のビニルシラ
ンモノマーとしてはビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエト
キシ)シラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメト
キシシラン、ビニルトリアセトオキシシラン類があるが
、これらのうち好ましいのはγ−メタクリルオキシプロ
ピルトリメトキシシランである。
前記(b)の重合性上ツマ−としては、多価アルコール
の重合性不飽和モノカルボン酸エステル、多塩基酸の重
合性不飽和アルコールエステル及び2個以上のビニル基
で置換された芳香族化合物などがあり、それらの例とし
ては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1
.6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジアリルフタ
レート、ジビニルベンゼン等を挙げることができる。
前記(c)のビニル性二重結合と水酸基を含有する重合
性不飽和上ツマ−は、ゲル化微粒子重合体中に水酸基を
導入するモノマー成分であり、水酸基はゲル化微粒子重
合体を製造するときの親木基もしくは分散粒子間の架橋
反応の官能基の働きをする。該不飽和上ツマ−の例とし
ては2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレートなどが挙げられる
前記(d)のその他の重合性不飽和上ツマ−はゲル化微
粒子重合体を構成する残りの成分であり、例えば、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート
、プロピル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリ
ル酸のアルキル(CI−C1,)エステル;スチレン、
a−メチルスチレン、ビニルトルエンなどのビニル芳香
族上ツマ−;(メタ)アクリル酸のアミド化合的;(メ
タ)アクリロニトリル;などの通常のアクリル樹脂の合
成に用いられる公知の七ツマ−を使用することができる
ゲル化微粒子を構成する前記七ツマ−(a)〜(d)の
配合割合は、 (a)モノマー:1〜30重量%、好ましくは3〜20
重量% (b)モノマー21〜30重量%、好ましくは3〜20
重量% (c)モノマー21〜30重量%、好ましくは3〜20
重量% (d)モノマー:10〜97重量%、好ましくは40〜
91重量% の範囲である。
まt;、分子内にアリル基を含有するカチオン性反応性
乳化剤としては、代表的なものとして次式%式%] (式中、R9は置換基を有してもよい炭素数8〜22の
炭化水素基を、R2およびよR3は炭素数1〜3のアル
キル基を、R,は水素原子またはメチル基を示し、xe
は1価の陰イオンを示す。) で表わされる第四級アンモニウム塩を含有する反応性乳
化剤がある。このものは公知であり(特開昭60−78
947号)、ラテムルに−180(商品名、花王株式会
社製)として市販されている。
アリル基を含有するカチオン性反応性乳化剤の使用量は
通常ゲル化微粒子の固形分100重量部に対して0.1
〜30重量%好ましくは0.5〜5重量%の範囲で用い
るのがよい。
上記(a)〜(d)の不飽和上ツマ−の共重合は、アク
リル共重合体を製造するためのそれ自体公知の方法であ
る乳化重合法によって行なうことができる。上記のモノ
マー混合物を水媒体中でアリル基を含有するカチオン性
反応性乳化剤及び水溶性アゾアミド化合物重合開始剤の
存在下に通常約50〜約100℃の反応負度において約
1〜約20時間反応を続けることにより行なうことがで
きる。
ゲル化微粒子は、通常その水分散液は総重量に基づいて
約10〜40重量%の樹脂固形分含量を有する。ゲル化
微粒子の粒径は、500nm以下、好ましくは10〜3
00nm、より好ましくは50〜1100nである。粒
径の調整は分子内にアリル基を含有するカチオン性反応
性乳化剤の量を調節することによって行なうことができ
、容易に所望の範囲のものを得ることができる。
また、コロイダルシリカ含有ゲル化微粒子は、前記(a
)モノマー、(c)七ツマ−及び(d)七ツマ−の他に
、ビニル性二重結合とカチオン性基を含有する重合性不
飽和モノマー(e)[例えば、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレートなどのジアルキルCC+−6)アミノアル
キル(ci〜、)(メタ)アクリレート]を以下に述べ
る配合割合: (a)モノマー21〜30重量%、好ましくは3〜20
重量% (e)モノマー:5〜30重量%、好ましくは5〜25
重量% (c)モノマー:0〜30重量%、好ましくは5〜20
重量% (d)モノマー:10〜94重量%、好ましくは35〜
82重量% で共重合して得られるアクリル系共重合体どカチオン性
酸性型コロイダルシリカとを混合し、水分散化して粒子
内架橋せしめてなるものである。
アクリル系共重合体は、一般に、約10〜約100、好
ましくは約15〜約80のアミン価;0〜約200、好
ましくは約30〜約130の水酸基価;及び約5.00
0〜約ioo、ooo、好ましくは約7 、OOO〜約
30.000の数平均分子量を有することが望ましい。
カチオン性酸性型コロイダルシリカの市販品としては、
例えば「アプライドCT−300Jおよび「アプライド
CT−400J (旭電化工業(株)製品)、「スノー
テックスOJ(日直化学工業(株)製品)、「カタロイ
ド5NJ(触媒化成工業(株)製品)などを挙げること
ができ、Sin、を基本単位とする水中分数体であって
、特に0.004〜0゜1μmの範囲内の平均粒子径を
有するものが包含される。
上記アクリル系共重合体とコロイダルシリカとの混合比
率は厳密に制限されるものではないが、一般には、固形
分比でアクリル系共重合体100重量部に対してコロイ
ダルシリカ1〜50重量部の範囲が好ましく、さらには
5〜20重量部の範囲にあることがより好ましい。
このようにして製造されるコロイダルシリカ含有ゲル化
微粒子水分散液は通常、約10〜40重量%の固形分含
量を有する。分散粒子の平均粒子径は、一般にlμI以
下、好ましくはo、oi〜0.3μ11より好ましくは
0.05〜0.2μmの範囲内である。粒径の調整はア
クリル系共重合体中のカチオン性基の量およびコロイダ
ルシリカの種類および量を調節することによって行なう
ことができ、容易に所望の範囲のものを得ることができ
る。
かくして得られるゲル化微粒子は、電着塗料組成物中の
全樹脂固形分に対して1〜35重量%、好ましくは4.
5〜20重量%の範囲で配合される。
一方、本発明に用いる芳香族カルボン酸のアルキル錫エ
ステル化合物はブロックイソシアネートの解離触媒を目
的とするもので、電着塗料樹脂成分中あるいは水溶化の
際の混合フェス中に均一に混合でき、塗料の安定性、塗
面状態に異常を生じない液状タイプのものである。
このような芳香族カルボン酸のアルキル錫エステル化合
物としては、アルキル錫の芳香族カルボン酸エステルで
あれば特に制限なく使用できるが、アルキル錫のアルキ
ル基の炭素数はlO以下が好ましく、また芳香族カルボ
ン酸としては、安息香酸、置換安息香酸が好ましい。芳
香族カルボン酸のアルキル錫エステル化合物の代表例と
して、下記式で表わされるジオクチル錫ペンゾエートオ
キシ、ジブチル錫ベンゾエートオキシ、ジオクチル錫ジ
ベンゾエート、ジブチル錫ジペンゾエートなどが挙げら
れる。
前記液状錫触媒の使用量は、電着塗料に要求される性能
に応じて選択することができるが、−膜内には電着塗料
組成物中の樹脂固形分100重量部に対して0.1−1
0重量部、好ましくは0.2〜5重量部の範囲である。
前記液状錫化合物を電着塗料中に配合することによって
電着塗料用樹脂、特にエポキシ樹脂との相溶性が飛躍的
に向上し、ハジキ、ブツなどの塗膜異常がなく、また経
時で触媒効果を失なわないばかりでなく、電着塗膜の防
食性をも向上させることができる。
また、本発明の電着塗料組成物には、従来から使用され
ている着色顔料、体質顔料、防錆顔料等を配合すること
ができるが、体質顔料を配合しないほうが塗面平滑性の
面から好ましい。
作用及び効果 本発明によって得られるカチオン電着塗料組成物は、添
加されるゲル化微粒子が凝集、異常電着、沈降などの問
題をおこすことなく共電着され、焼付時にゲル化微粒子
に存在するアルコキシシラン基の加水分解によって生成
したシラノール基が該シラノール基同志および水酸基と
縮合して粒子間架橋およびベース樹脂との架橋が行なわ
れる効果と、ゲル化微粒子自身の体積効果の両方により
塗膜の溶融粘度の低下を制御できるので、塗膜の平滑性
とエツジ部の塗膜形成性を容易に維持することができる
本発明のカチオン電着塗料組成物は、前記した特徴を有
するものであるが、通常はカチオン電着塗膜の上にさら
に中塗塗料が塗装され、この中塗塗料の選択によっても
塗面平滑性とエツジ部の塗膜形成性が大きく影響を受け
る。
本発明者らは、本発明に係る電着塗料組成物と中塗塗料
との組合せについても検討を重ねたところ、特定のポリ
エステル系中塗塗料との組合せによって、より優れた塗
面平滑性が得られることを見い出した。
該中塗塗料としては、本出願人の出願になる特開昭63
−248871号公報に記載されているものを挙げるこ
とができ、具体的には、(A)  シクロヘンサンジメ
タツールと脂肪族飽和二塩基酸とからなり両末端に1級
水酸基を含有する数平均分子量が300〜800の線状
低分子量ポリエステルジオール、 (B)  多塩基酸と多価アルコールとからなる数平均
分子量が1.000〜5,000の水酸基含有ポリエス
テル樹脂および (C)  平均縮合度が2.5以下で、かつ、トリアジ
ン核1個当りイミノ基を1.0〜1.5個、メチロール
基を0.5〜1.2個、残りがアルコキシ基であるメラ
ミン樹脂 を主成分とし、(A)、CB)および(C)成分の固形
分合計重量にもとづいて、(A)成分が10〜30重量
%、(C)成分が25〜40重量%、残りが(B)成分
である中塗塗料組成物である。
上記中塗塗料は、上記(A)、(B)、(C)成分を主
成分とするが、さらにエポキシ樹脂、レベリング剤、た
れ防止剤、硬化促進剤(酸触媒)などの各種、変性剤、
助剤を必要に応じて添加することができる。
また、中塗塗膜の膜厚保持性、塗装作業性及び塗膜の物
理強度向上等のため、酸化チタン、硫酸バリウム、タン
カル、クレー等の無機顔料や、これに加えて着膨のため
の有機顔料を上記(A)、(B)および(C)成分の合
計樹脂固形分100重量部に対して、50〜100重量
部配合す全部とが好ましい。
本発明の塗膜形成方法は、まず前記したカチオン電着塗
料組成物を一般に固形分濃度が約5〜40重量%となる
ように脱イオン水なとで希釈し、さらにpHを5.5〜
9.0、好ましくは5.8〜7.0の範囲内に調整した
電着浴とし、浴温15〜35℃に調整し、負荷電圧50
〜400vの条件で電着塗装を行なう。未硬化の電着塗
膜は100°C〜200°Cの温度で焼付けられ、乾燥
膜厚10〜40μの電着塗膜が形成される。ついで、こ
の電着塗膜の上に前記の中塗塗料が有機溶剤で、塗装適
正粘度に調整され、スプレー塗装、静電塗装などによっ
て塗装され、120°C以上の温度で加熱され乾燥膜厚
30〜45μの中塗塗膜が形成される。
かくして得られる、電着塗膜〜中塗塗膜からなる塗膜表
面は、平滑性に非常に優れ、エツジカバーも良好である
。さらにその上に上塗塗料を施してもその塗膜は平滑で
鮮映性の優れたものになる。
なお、形成される塗膜により優れた耐チッピング性が求
められる場合、電着塗膜の上に、特定の静的ガラス転移
温度を有する変性ポリオレフィン系樹脂を主成分とする
バリヤコート(特開昭61−114779号公報等)が
塗装されてもよい。
実施例 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。なお、部及
び%はいずれも重量部及び重量%を表わす。
実施例1 ポリアミド変性エポキシ樹脂及び完全ブロックしたジイ
ソシアネートとジブチル錫ベンゾエートオキシ1.5部
からなる固形分35%のカチオン電着用クリアエマルジ
ョン(前記錫触媒を除く成分は関西ペイント社製商品名
、工1/クロン9450に該当)286部に特願昭63
−213661号の実施例1に基づいて得られた固形分
20%のカチオン性酸性型コロイダルシリカ含有ゲル化
微粒子分散液75部及び固形分43%の下記の顔料ペー
ストA69.7部を撹拌しながら加え、脱イオン水2(
14,3部で希釈してカチオン電着塗料を得た。
実施例2 実施例1において、コロイダルシリカ含有ゲル化微粒子
分散液75部の代わりに、特願昭63−197056号
の実施例1に基づいて得られた固形分20%のカチオン
電着性ゲル化微粒子分散液60部を使用する以外は、同
様の方法でカチオン電着塗料を得た。
実施例3 実施例2において、ジブチル錫ベンゾエートオキシ1.
5部の代わりにジオクチル錫ジベンゾエート2.0部用
いる以外は同様の方法でカチオン電着塗料を得た。
実施例4 ポリエステル変性エポキシ樹脂、完全ブロックしたジイ
ソシアネートおよび非イオン系アクリル樹脂とジブチル
錫ベンゾエート1.5部からなる固形分32%のカチオ
ン電着用クリヤエマルジョン(前記錫触媒を除く成分は
関西ペイント社製商品名、ニレクロン9600に該当)
の樹脂固形分100部に対し実施例2で用いた固形分2
0%のゲル化微粒子分散液60部及び実施例1で用いた
顔料ペースト69.7部を加え、脱イオン水267.8
部で希釈してカチオン電着塗料を得た。
実施例5 実施例3において顔料ペーストAの代わりに43%顔料
ペーストBを69.7部使用する以外は同様の方法でカ
チオン電蓄塗料を得た。
実施例1〜5で得たカチオン電着塗料中に、バールポン
ド#3030(日本バー力ライジング(株)製、リン酸
亜鉛系)で化成処理した0、8X300X90m+1+
の冷延ダル鋼板(端面と平坦部との角度が45度)を浸
漬し、それをカソードとして電着塗装を行なった。電着
塗装条件は、電着塗料浴温30℃、pH6,5、電圧3
00Vであり、膜厚(乾燥膜厚に基づいて)20μmの
電着塗膜を形成し、電着後置膜を水洗し、170℃、2
0分間焼付を行なった。この塗装板の性能試験結果を後
記表−1に示す。また塗膜溶融粘度の測定結果も表−1
に示す。
実施例6 実施例1のカチオン電着塗料を用いて作成しt;塗装板
の電着塗膜の上に、下記特開昭63−248871号の
実施例1に基づく中W1111料をフォードカップ#4
/20℃で25部1秒にキシレンで希釈し、乾燥膜厚に
して40〜45μになるよう塗装して7分間室温放置、
140℃で30分間焼付硬化させる。
ついで、その上に上塗塗料(関西ペイント(株)製、ア
ミラックホワイトアミノアルキド樹脂系上塗り塗料、l
コートlベーク用白色塗料、鉛筆硬度H)を乾燥膜厚3
0〜40μに塗装し、140℃、30分間焼付乾燥を行
なった。
かくして得られた塗板の性能試験結果を後記表−1に示
す。
中塗塗料: (i) シクロヘキサリンメタノールとコハク酸、グル
タル酸、アジピン酸の二塩基酸ジエステル混合物とを用
いてなり、両末端に1級水酸基を有するポリエステルジ
オール(数平均分子量435、水酸基価230)20部 (il)トリメチロールプロパン274部、1゜6ヘキ
サンジオ一ル944部、ヘキサヒドロ無水フタル111
.462部およびアジピン111876部からなる、酸
価lO1数平均分子量1550、水酸基価108のポリ
エステルフェス45部 (iii)  Cy+mel  327(アメリカン 
サイアナミド カンパニー製、商品名)、平均縮合度1
.8、トリアジン核1個あたり、イミノ基1.5fi、
メチロール基0.7個およびメトキシ基3個を有するメ
ラミン樹脂35部及び (iv)  顔料90.3部(酸化チタン70部、硫酸
バリウム20部、カーボンブラック70.3部)からな
る塗料組成物。
比較例1 実施例1で得られた電着塗膜の上に、中塗塗料(関西ペ
イント(株)製、′アミラックN−2シーラー”アミノ
ポリエステル樹脂系中塗り塗料)を乾燥膜厚25〜35
μに塗装し、140°C130分間焼付乾燥を行ない、
さらにその上に実施例6で用いた上塗塗料を同様に塗装
した。
性能試験結果を後記表−1に示す。
比較例2 実施例1において、ジブチル錫ベンゾエートオキシと、
ゲル化重合体微粒子分散液を配合しない以外は同様の方
法でカチオン電着塗料を得た。
比較例3 実施fi4において、ジブチル錫ベンゾエートオキシと
ゲル化重合体微粒子分散液を配合しない以外は同様の方
法でカチオン電着塗料を得た。
[性能試験方法1 (*l)塗膜溶融粘度 焼付時の電着塗膜溶融粘度を転球式粘度測定法(J l
5−Z−0237に準する)との対比により引っかき傷
跡の熱流動外観から評価した。数値は最低時の粘度(セ
ンチボイズ)を示す。
(*2)端面被覆性 平坦部の硬化膜厚が20μmとなる条件で、エツジ部角
度約20″のカッターナイフの替刃(オルファ製LB−
10〜PB#3020処理)に電着塗装し、所定の焼付
条件で硬化させて試験板を作成する。試験板のエツジ部
が垂直になる様にツルトスプレー装置にセットし、JI
S  Z2371塩水7ンム試験により168時間後の
エツジ部の防食性を評価する。
◎:サビ発生全くなし ○:サビわずかに発生 ×:サビ著しく発生 (*3)塗面の平滑性 電着塗面の仕上り性を目視で評価する1、O良好 Oはぼ良好 △やや不良 (*4)耐衝撃性 JIS  K5400−1979 6.1.3.3B法
に準じて、20℃の雰囲気下において行なう。
重さ500g、撃心の尖端直径1/2インチの条件で塗
膜損傷を生じない最大高さを示す(cm)。
50cmを最高値とした。
(*5)耐チッピング性 焼付電着塗装板に、さらに熱硬化性の中塗り塗料および
上塗塗料を塗装し、加熱硬化したものについて下記の試
験を行なう。
■ 試験機器: Q−G−Rグラベロメーター(Qパネ
ル会社製品) ■ 吹付けられる石:直径約15〜20mmの砕石■ 
吹付けられる石の容量:約500mQ■ 吹付はエアー
圧カニ約4 kg/ cm’■ 試験時の温度:約20
°C 試験片を試験片保持台にとりつけ、約41<g/ cm
”の吹付はエアー圧力で約500m(iの砕石を試験片
に発射せしめた後、その塗面状態および耐塩水噴霧性を
評価した。塗面状態は目視観察し下記の基準で評価する
(評価) ■ (良)二上塗り塗膜の一部に衝撃によるキズが極く
僅か認められる稈度で、電着塗膜の剥離を全く認めず。
0 (やや不良)二上塗りおよび中塗り塗膜に衝撃によ
るキズがみられしかも電着塗膜の剥れが僅かに認められ
る。
△ (不良):上塗りおよび中塗り塗膜に衝撃によるキ
ズが多く認められ、しかも電着塗膜の剥れもかなり認め
られる。
(木6)温水浸漬2次付着性 40°Cの水に20日間浸漬した後JIS  K540
0−1979 6.15に準じて塗膜にゴバン目を作り
、その表面に粘着セロハンテープを貼着し、急激に剥が
した後の塗面を評価する。
◎:異常なく良好 ○:ゴバン目の縁が僅かにハガレる程度■:ゴバン目の
一部分がハガレる (*7)耐塩水噴霧性 素地に達するように電着塗膜にナイフでクロスカットキ
ズを入れ、これをJIS  22371によって1oo
o時間塩水噴霧試験を行ない、ナイフ傷からの錆、フク
レ巾を測定する。
(*8)2コート耐候性 焼付電着塗板上に、さらにアミノアルキド樹脂系塗料ア
ミラッククリヤー(関西ペイント社製)を35μm塗装
し、140℃、15分焼付けた。この塗板を20時間サ
ンシャインウェザオメーターにかけ、40℃の水中に2
0時間浸漬した後、塗板ニクロスカットを入れて、セロ
ファン粘着テープで剥離試験を行なう。この試験を繰り
返し行なう。
(*9)写像性測定器[IMAGE  CLARITY
  METER:スガ試験a(株)製1で測定。表中の
数字は10M値で0〜lOO%の範囲の値をとり、数値
の大きい方が鮮映性(写像性)がよく、10M値が80
以上であれば鮮映性が極めてすぐれていることを示す。
(*10)ゴバン目(lxlmm  100個)セロハ
ン粘着テープテス]・。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カチオン電着性ゲル化微粒子重合体及び芳香族カル
    ボン酸のアルキル錫エステル化合物を含有することを特
    徴とするカチオン電着塗料組成物。 2、請求項第1項記載のカチオン電着塗料組成物を電着
    塗装したのち、加熱乾燥し、ついでその塗膜上に、 (A)シクロヘキサリンメタノールと脂肪族飽和二塩基
    酸とからなり両末端に1級水酸基を含有する数平均分子
    量が300〜800の線状低分子量ポリエステルジオー
    ル、 (B)多塩基酸と多価アルコールとからなる数平均分子
    量が1,000〜5,000の水酸基含有ポリエステル
    樹脂および (C)平均縮合度が2.5以下で、かつ、トリアジン核
    1個当りイミノ基を1.0〜1.5個、メチロール基を
    0.5〜1.2個、残りがアルコキシ基であるメラミン
    樹脂 を主成分とする中塗塗料を塗装することを特徴とする塗
    膜形成方法。
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