JPH02199709A - 自己融着性絶縁電線 - Google Patents
自己融着性絶縁電線Info
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- JPH02199709A JPH02199709A JP1016386A JP1638689A JPH02199709A JP H02199709 A JPH02199709 A JP H02199709A JP 1016386 A JP1016386 A JP 1016386A JP 1638689 A JP1638689 A JP 1638689A JP H02199709 A JPH02199709 A JP H02199709A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分IF)
本発明は、特に耐熱性及び耐冷媒性に優れた自己融着性
絶縁電線に関するものである。
絶縁電線に関するものである。
(従来の技術)
近年自己融着性絶縁電線は、例えばコイル加工工程の合
理化及び省力化等に伴い急速にその需要が増大している
と共にその用途が益々拡大されつつある。
理化及び省力化等に伴い急速にその需要が増大している
と共にその用途が益々拡大されつつある。
かかる自己融着性絶縁電線においては、一般にその融着
樹脂層を形成する樹脂としてフェノキシ樹脂、ポリビニ
ルブチラール樹脂あるいはポリアミド樹脂等の熱可塑性
樹脂が広く使用されてきた。
樹脂層を形成する樹脂としてフェノキシ樹脂、ポリビニ
ルブチラール樹脂あるいはポリアミド樹脂等の熱可塑性
樹脂が広く使用されてきた。
ところで他方上述したように、自己融着性絶縁電線の用
途の拡大にともないこれまでの汎用用途にとどまらず、
トランス、電動機等のような機響自体に振動が加わりか
つ、高温にて使用されるような機蕃用コイルとしての応
用も多数試みられている。
途の拡大にともないこれまでの汎用用途にとどまらず、
トランス、電動機等のような機響自体に振動が加わりか
つ、高温にて使用されるような機蕃用コイルとしての応
用も多数試みられている。
(発明が解決しようとする課![)
かかる用途において、上記の如きガラス転移点の低い熱
可塑性樹脂のみにて融着樹脂絶縁層を形成した場合には
、上述の振動及び高温$8!気でコイルが所謂バラケル
等の問題を生ずることがあり、又前記樹脂類の本質的な
耐熱性の低いことにより機蕃全体を低温に保持して使用
しなければならない不都合があった。更に又、エナメル
線の最も大きな用途の一つとされる冷凍機等の八−メチ
ツクモーターへの使用については、上記樹脂が耐冷媒性
に劣るため使用されていないという問題があった。
可塑性樹脂のみにて融着樹脂絶縁層を形成した場合には
、上述の振動及び高温$8!気でコイルが所謂バラケル
等の問題を生ずることがあり、又前記樹脂類の本質的な
耐熱性の低いことにより機蕃全体を低温に保持して使用
しなければならない不都合があった。更に又、エナメル
線の最も大きな用途の一つとされる冷凍機等の八−メチ
ツクモーターへの使用については、上記樹脂が耐冷媒性
に劣るため使用されていないという問題があった。
そこでこのような用途に適した自己融着性絶縁電線とし
て、その融着樹脂絶縁層の硬化を半硬化、いわゆるBス
テージにとどめ、コイル成型時の加熱で融着及び硬化さ
せるという自己融着性絶縁電線が提案されている。例え
ばフェノキシ樹脂にフェノール樹脂、メラミン樹脂を添
加したもの、又はポリヒドロキシポリエーテル樹脂にチ
タン化合物を配合したもの等にて融着樹脂絶縁層を形成
したものがある。しかし導体上の融着*!Il絶縁層を
かかるBステージにとどめる手法は、得られる電線の可
撓性2巻線能、シェルフライフ等の特性を低下させる他
の欠点があり、使用上の大きな支障が避けられないのが
実情である。
て、その融着樹脂絶縁層の硬化を半硬化、いわゆるBス
テージにとどめ、コイル成型時の加熱で融着及び硬化さ
せるという自己融着性絶縁電線が提案されている。例え
ばフェノキシ樹脂にフェノール樹脂、メラミン樹脂を添
加したもの、又はポリヒドロキシポリエーテル樹脂にチ
タン化合物を配合したもの等にて融着樹脂絶縁層を形成
したものがある。しかし導体上の融着*!Il絶縁層を
かかるBステージにとどめる手法は、得られる電線の可
撓性2巻線能、シェルフライフ等の特性を低下させる他
の欠点があり、使用上の大きな支障が避けられないのが
実情である。
(課題を解決させるための手段)
本発明はかかる問題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果
、可撓性及び耐熱性に優れた自己融着性絶縁電線を開発
するに至ったものである。
、可撓性及び耐熱性に優れた自己融着性絶縁電線を開発
するに至ったものである。
即ち本発明は、導体上に直接又は他の絶縁層を介して融
着樹脂絶縁層を設けてなる自己融着性絶縁電線において
、該融着樹脂絶縁層が、ポリエーテルイミド樹脂100
重量部に対してウレタンプレポリマー5〜40重量部及
び平均分子量10000以上のビスフェノールSとビス
フェノールAにヨリ構成されるブロック共重合体である
ポリヒドロキシポリエーテル樹脂20〜200重量部を
添加した混和物を有機溶媒に溶解した塗料の塗布焼付け
にて形成されたものであることを特徴とする自己融着性
絶縁電線である。
着樹脂絶縁層を設けてなる自己融着性絶縁電線において
、該融着樹脂絶縁層が、ポリエーテルイミド樹脂100
重量部に対してウレタンプレポリマー5〜40重量部及
び平均分子量10000以上のビスフェノールSとビス
フェノールAにヨリ構成されるブロック共重合体である
ポリヒドロキシポリエーテル樹脂20〜200重量部を
添加した混和物を有機溶媒に溶解した塗料の塗布焼付け
にて形成されたものであることを特徴とする自己融着性
絶縁電線である。
本発明において上記の融着樹脂絶縁層を形成するための
構成成分であるポリエーテルイミド樹脂とは、次式 (式中n−10〜100の整数) で表わされるものであり、市販品として例えばGE社製
、商品名ウルラムがある。
構成成分であるポリエーテルイミド樹脂とは、次式 (式中n−10〜100の整数) で表わされるものであり、市販品として例えばGE社製
、商品名ウルラムがある。
また、第2構成成分であるウレタンプレポリマーとは、
多価イソシアネートと多価アルコールとを反応させて得
られるオリゴマーであゆ、例えば多価イソシアネートと
して4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート及び
多価アルコールとしてグリセリンを使用して得たものが
特に好適であるが、他の多価イソシアネート及び多価ア
ルコールの組合せによるプレポリマーも使用し得る。そ
の構造式は次式で表わされる。
多価イソシアネートと多価アルコールとを反応させて得
られるオリゴマーであゆ、例えば多価イソシアネートと
して4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート及び
多価アルコールとしてグリセリンを使用して得たものが
特に好適であるが、他の多価イソシアネート及び多価ア
ルコールの組合せによるプレポリマーも使用し得る。そ
の構造式は次式で表わされる。
(R,R’ は炭イヒflイヒイ萱ゼー)これらの具
体的例として、日本ポリウレタン社製、商品名MS−5
0が挙げられるが、これは、安定化したポリイソシアネ
ートとグリセリンとをオクチル酸亜給を触媒として12
0℃にて3時間以上加熱反応させて得られる。
体的例として、日本ポリウレタン社製、商品名MS−5
0が挙げられるが、これは、安定化したポリイソシアネ
ートとグリセリンとをオクチル酸亜給を触媒として12
0℃にて3時間以上加熱反応させて得られる。
次に第3構成成分である平均分子量10000U上のビ
スフェノールSとビスフェノールAにより構成されるブ
ロック共重合体であるポリヒドロキシポリエーテル樹脂
は次式で表わされる。
スフェノールSとビスフェノールAにより構成されるブ
ロック共重合体であるポリヒドロキシポリエーテル樹脂
は次式で表わされる。
(式中n、mは正の整数)
上述のポリヒドロキレポリエーテル樹脂の平均分子量を
10000以上に限定した理由は、平均分子量1000
0未満のものの場合には得られる自己融着性絶縁電線の
可撓性が劣9好ましくないからである。また上式中n:
mの比はスルホン基の含有量を示すものであり、任意の
比を選定することができるが特に好ましくはn:m=3
ニア〜7:3である。実際には市販品としてyps−0
07(東部化成社製、商品名)などがある。
10000以上に限定した理由は、平均分子量1000
0未満のものの場合には得られる自己融着性絶縁電線の
可撓性が劣9好ましくないからである。また上式中n:
mの比はスルホン基の含有量を示すものであり、任意の
比を選定することができるが特に好ましくはn:m=3
ニア〜7:3である。実際には市販品としてyps−0
07(東部化成社製、商品名)などがある。
本発明において、上記のポリエーテルイミド樹脂100
重量部に対して前記ウレタンプレボリマ−の配合量を5
〜40重量部に限定した理由は、該ウレタンプレポリマ
ーの配合量が5重量部未満の場合にはポリエーテルイミ
ド樹脂及び次のポリヒドロキシポリエーテル樹脂を架橋
硬化させる効果に乏しく、シかも得られる融着faII
!!絶縁層の耐熱性及び耐冷媒特性の向上が得られず、
また、40重量部を超えて大量に配合すると融着樹脂絶
縁層の可撓性が劣りいづれも好ましくないからである。
重量部に対して前記ウレタンプレボリマ−の配合量を5
〜40重量部に限定した理由は、該ウレタンプレポリマ
ーの配合量が5重量部未満の場合にはポリエーテルイミ
ド樹脂及び次のポリヒドロキシポリエーテル樹脂を架橋
硬化させる効果に乏しく、シかも得られる融着faII
!!絶縁層の耐熱性及び耐冷媒特性の向上が得られず、
また、40重量部を超えて大量に配合すると融着樹脂絶
縁層の可撓性が劣りいづれも好ましくないからである。
次にポリにドロキシポリエーテル樹脂の添加量を上記ポ
リエーテルイミド樹脂100重量部に対して20〜20
0重量部に限定した理由は、下限の20重量部未満の配
合の場合には得られる融着樹脂絶縁層皮膜の可撓性が劣
るばかりでな(接着のための温度が高くなりすぎて実用
上に問題があり、また、上限の200重量部を超えて大
量に配合すると得られる上記皮膜の耐熱性及び耐冷媒特
性が低下しいづれも好ましくないからである。
リエーテルイミド樹脂100重量部に対して20〜20
0重量部に限定した理由は、下限の20重量部未満の配
合の場合には得られる融着樹脂絶縁層皮膜の可撓性が劣
るばかりでな(接着のための温度が高くなりすぎて実用
上に問題があり、また、上限の200重量部を超えて大
量に配合すると得られる上記皮膜の耐熱性及び耐冷媒特
性が低下しいづれも好ましくないからである。
(作 用)
本発明自己融着性絶縁glIIIIにおいては、融着樹
脂絶縁層がポリエーテルイミド6N11!、ウレタンプ
レポリマー及びポリヒドロキシポリエーテル樹脂の特定
の組成からなる混和物により形成されていることにより
、これら各成分の相互作用により上述の融着樹脂絶縁層
の可撓性の低下を回避しかつ耐熱性及び耐冷媒特性の向
上が得られているものと推定される。
脂絶縁層がポリエーテルイミド6N11!、ウレタンプ
レポリマー及びポリヒドロキシポリエーテル樹脂の特定
の組成からなる混和物により形成されていることにより
、これら各成分の相互作用により上述の融着樹脂絶縁層
の可撓性の低下を回避しかつ耐熱性及び耐冷媒特性の向
上が得られているものと推定される。
(実施例)
す下実施例によりこの発明を具体的に説明する。
実施例1〜4.比較例1〜2
第1表の組成(重量部)により、ポリエーテルイミド樹
脂の30%クレゾール溶液、ウレタンプレポリマーの3
0%クレゾール溶液、及びポリヒドロキシポリエーテル
樹脂溶液(上記YPS−007、固型分30%)をフラ
スコに仕込みその混和物を80℃、30分間加熱撹拌し
て自己融着性樹脂塗料を得た。
脂の30%クレゾール溶液、ウレタンプレポリマーの3
0%クレゾール溶液、及びポリヒドロキシポリエーテル
樹脂溶液(上記YPS−007、固型分30%)をフラ
スコに仕込みその混和物を80℃、30分間加熱撹拌し
て自己融着性樹脂塗料を得た。
なお上記ウレタンプレポリマーは上記MS−50100
重量部に対してグリセリン12重量部をオクチル酸亜鉛
の存在下でキシレノールを溶媒としてフラスコに仕込み
120℃で4時間加熱撹拌することによって得たもので
ある。
重量部に対してグリセリン12重量部をオクチル酸亜鉛
の存在下でキシレノールを溶媒としてフラスコに仕込み
120℃で4時間加熱撹拌することによって得たもので
ある。
得られた自己融着性塗料を直径1.0mmのエステルイ
ミド絶縁銅線上に塗布焼付を3回繰返し行い、実施例1
〜4及び比較例1〜2自ζ融着性絶縁電線を製造した。
ミド絶縁銅線上に塗布焼付を3回繰返し行い、実施例1
〜4及び比較例1〜2自ζ融着性絶縁電線を製造した。
上記焼付条件は、炉長3 m 、炉温300℃中を線速
6m〜10m/分にて走行させたものである。
6m〜10m/分にて走行させたものである。
比較例3
直径1.0−のエステルイミド絶縁銅線を直径6.5■
の金属製丸棒上に密に巻きつけ、長さ80+asのヘリ
カルコイルを作成し、このコイルをエポキシフェノール
含浸ワニス(P、D、 Georga社製商品名PD9
32)中に含浸させ、160℃3時間加熱硬化させヘリ
カルコイルを得た。
の金属製丸棒上に密に巻きつけ、長さ80+asのヘリ
カルコイルを作成し、このコイルをエポキシフェノール
含浸ワニス(P、D、 Georga社製商品名PD9
32)中に含浸させ、160℃3時間加熱硬化させヘリ
カルコイルを得た。
而して得られたコイルについて接着力強度試験。
可撓性試験、冷媒抽出試験を行った。得られた結果を第
1表に示す。
1表に示す。
第1表
上記実施例及び比較例絶縁電線に関しても同様にして接
着力強度試験、可撓性試験及び冷媒抽出試験を行いそれ
らの結果を同表に示した。
着力強度試験、可撓性試験及び冷媒抽出試験を行いそれ
らの結果を同表に示した。
上記接着強度試験は、直径6.5mの金属丸棒に各絶縁
電線を密に巻きつけ長さ801mのヘリカルコイルを作
成し、これを150℃にて1時間加熱を行った後、AS
TM D−2159に準じて常温及び120℃中におけ
る接着強度を測定したものである。
電線を密に巻きつけ長さ801mのヘリカルコイルを作
成し、これを150℃にて1時間加熱を行った後、AS
TM D−2159に準じて常温及び120℃中におけ
る接着強度を測定したものである。
また、可撓性試験は、各絶縁電線を自己径(1,O、)
に10ターン巻きつけ皮膜のキレッ発生数を測定したも
のである。
に10ターン巻きつけ皮膜のキレッ発生数を測定したも
のである。
更に冷媒抽出試験は、各絶縁電線の皮膜層を2g採取し
、これを常用される冷1gR113にで洗浄したt&1
50℃にて1時間加熱し、これを内容積450ccのオ
ートクレーブ中にR−22200gと共に封入し、12
0℃、72時間加熱させた後、該オートクレーブを冷却
してプレオンを蒸発させ抽出物の重量を測定し、下式に
より抽出率を算出したものである。
、これを常用される冷1gR113にで洗浄したt&1
50℃にて1時間加熱し、これを内容積450ccのオ
ートクレーブ中にR−22200gと共に封入し、12
0℃、72時間加熱させた後、該オートクレーブを冷却
してプレオンを蒸発させ抽出物の重量を測定し、下式に
より抽出率を算出したものである。
加熱される機器用としての用途にも使用できるなどその
工業的利用効果は極めて大である。
工業的利用効果は極めて大である。
融着性絶縁電線は上述した可撓性及び接着性を低下させ
ることなく、比較例に比べて冷媒抽出量を低く抑え、即
ち耐冷媒特性を向上させ得たことが明らかである。
ることなく、比較例に比べて冷媒抽出量を低く抑え、即
ち耐冷媒特性を向上させ得たことが明らかである。
(発明の効果)
Claims (1)
- 導体上に直接又は他の絶縁層を介して融着樹脂絶縁層を
設けてなる自己融着性絶縁電線において、該融着樹脂絶
縁層が、ポリエーテルイミド樹脂100重量部に対して
ウレタンプレポリマー5〜40重量部及び平均分子量1
0000以上のビスフェノールSとビスフェノールAに
より構成されるブロック共重合体であるポリヒドロキシ
ポリエーテル樹脂20〜200重量部を添加した混和物
を有機溶媒に溶解した塗料の塗布焼付けにて形成された
ものであることを特徴とする自己融着性絶縁電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1016386A JPH02199709A (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 自己融着性絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1016386A JPH02199709A (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 自己融着性絶縁電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02199709A true JPH02199709A (ja) | 1990-08-08 |
Family
ID=11914829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1016386A Pending JPH02199709A (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 自己融着性絶縁電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02199709A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014167122A (ja) * | 2014-04-08 | 2014-09-11 | Hitachi Metals Ltd | 耐熱自己融着性塗料及び耐熱自己融着性エナメル線 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56123605A (en) * | 1980-03-01 | 1981-09-28 | Toshiba Chem Prod | Selffadhesive insulated wire |
JPS59119613A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-10 | 古河電気工業株式会社 | 自己融着性絶縁電線 |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1016386A patent/JPH02199709A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56123605A (en) * | 1980-03-01 | 1981-09-28 | Toshiba Chem Prod | Selffadhesive insulated wire |
JPS59119613A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-10 | 古河電気工業株式会社 | 自己融着性絶縁電線 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014167122A (ja) * | 2014-04-08 | 2014-09-11 | Hitachi Metals Ltd | 耐熱自己融着性塗料及び耐熱自己融着性エナメル線 |
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