JPH02199368A - 複写機における多段変速装置 - Google Patents

複写機における多段変速装置

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JPH02199368A
JPH02199368A JP1018542A JP1854289A JPH02199368A JP H02199368 A JPH02199368 A JP H02199368A JP 1018542 A JP1018542 A JP 1018542A JP 1854289 A JP1854289 A JP 1854289A JP H02199368 A JPH02199368 A JP H02199368A
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JP
Japan
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gear
gears
output
shaft
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JP1018542A
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Takeshi Suzuki
剛 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、主として複写機において例えば走査式原稿
台や複写用紙などの送り速度を、多段階に変更するため
に使用される多段変速装置に関するものである。
[従来の技術] 最近の複写機は、一般に複写倍率を多段階に変更できる
ように倍率変更機構が装備されているが、その複写倍率
を変更すると、その変更された倍率に伴って、原稿台や
複写用紙の送り速度も変更されるようになっている。こ
のため、原稿台や複写用紙等の送り速度を複写倍率に対
応して多段階に変更可能な多段変速装置が使用されてい
るが、従来の一般的な多段変速装置では、必要な変速段
数分のギヤ組を、それぞれ入力軸および出力軸に設けた
うえ、入力軸からの駆動力を出力軸へ伝達するための変
速段数に等しい個数のアイドルギヤを、入出力軸とは別
の軸に回動可能に装着していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、最近の傾向として前記複写機は小型化が
要求されており、従来の多段変速装置のように人出力ギ
ヤ間にアイドルギヤを噛合させて駆動力を伝達する構造
では、多段変速装置を設置するためのスペースが大きく
なり、複写機の小型化を妨げる要因になっていた。特に
、上記した複写倍率に対応して原稿台等の送り速度を変
更する必要があるような、多段変速装置の速度変換精度
が要求される種々の送り(走査)装置においては、ギヤ
の噛み合い数が増すほどその速度変換精度が低下してい
くので、ギヤの精度を高める必要がある。したがって、
従来の多段変速装置は、上記したとおりアイドルギアを
中間に噛合させでいるため、使用される全体のギヤ数が
多くなり、各ギヤの精度を高めるための製作−トのコス
トアーノブが避けられず、また部品点数も増加するとい
う問題点があった。
この発明は上記の問題点を解消するためになされたもの
で、中間のアイドルギヤを省いて構造を簡略化し、部品
点数を削減して製造コストを下げ、しかも速度変換精度
を向上し得る、複写機における多段変速装置を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段コ 上記した目的を達成するためにこの発明の多段変速装置
は、複写機において原稿台や複写用紙等の送り速度を多
段階に変更するために用いられる多段変速装置であって
、駆動モータにより一定速度で回転駆動される入力軸と
、該入力軸から駆動力を伝達され、回転速度が多段階に
変更可能な出力軸と、前記入力軸上に一体回転可能かつ
軸方向へ移動可能に設けられ、一段ギヤ又はピッチ径の
異なる2種類のギヤを相隣接して組み合わせた二段ギヤ
からなる複数の入力ギヤと、該入力ギヤのうちの1つの
ギヤとだけ選択的に噛合可能で他の入力ギヤとは噛合し
ないように、前記出力軸上に一体的に固定された複数の
出力ギヤと、該出力ギヤのうちの一つの出力ギヤに対し
て、複数の前記入力ギヤのうちの一つの入力ギヤだけを
選択的に前記入力軸上で移動して噛合させる選択手段と
を備えている。
また、前記出力軸を入力軸とし、前記入力軸を出力軸と
することもできる。
[作用] 上記の構成を有するこの発明の多段変速装置によれば、
入力軸からの駆動力により回転する複数の入力ギヤのう
ちの一つのギヤに対し、出力軸上に配された複数の出力
ギヤのうちの一つのギヤを、選択手段が所望のギヤ比が
達成されるように、入力軸上で軸方向に移動させて噛合
させる。このとき前記選択手段は、複数の入力ギヤのう
ち特定(一つ)の入力ギヤのみを特定(一つ)の出方ギ
ヤに噛合させるか、残りの総ての入力ギヤがいずれの噛
合ギヤにも噛合しないように特定の入力ギヤのみを入力
軸の軸方向へ移動させる。これにより、入力軸の回転速
度が噛合した一組の入力ギヤと出力ギヤのギヤ比により
変換され、出力軸が所望の回転速度で回転して出力する
また逆に、前記出力軸を回転駆動させることにより、前
記入力軸が上記した作用とちょうど逆の態様によって所
望の回転速度で回転し出力する。
[実施例] 次に、この発明を具体化した一実施例について図面を参
照して説明する。
第1図に示すように、多段変速装置1は、図示していな
い駆動モータにより一定速度で回転駆動される入力軸2
と、この入力軸2と一定の間隔をあけて平行に配置され
た出力軸3とを備えており、それらの軸2および3は、
それぞれ軸受20によって回動自在に支承され、両軸2
および3の軸方向への移動はそれぞれ拘束されている。
前記入力軸2上には、複数の入力ギヤ5が一体回転可能
で軸方向へは摺動可能にそれぞれ取り付けられている。
このため、前記入力軸2は、第2図のように断面形が小
判形状に形成され、各入力ギヤ5の中央部には、摺動用
のクリアランス分だけ大きくした小判形状の挿通孔5”
をそれぞれ開設し、入力軸2を緩挿している。なお、第
2図の構造に代えて、前記入力軸2を第3図のように断
面円形にして、軸方向にキー溝を設け、キー(図示せず
)を介して入力ギヤ5を取り付けてもよい。また第4図
のように、入力軸5の外周面にセレーションやスプライ
ンを刻設して、これらのセレーションやスプラインに対
応する形状をもつ挿通孔(図示せず)を入力ギヤ5に開
設してもよい。
前記入力ギヤ5のうち入力ギヤ5aと5Cは、ピッチ径
(いいかえれば歯数)の異なる2種類のギヤを相隣接し
てそれぞれ一体に組み合わせた二段ギヤからなっている
。残りの入力ギヤ5bは一段ギヤである。
0?1記出力軸3上には、複数の出力ギヤ6が軸方向に
間隔をあけて、それぞれ一体的に固定されている。いい
かえれば、各出力ギヤ6は入力ギヤ5と違って軸方向に
は摺動しないように固定されている。また複数の出力ギ
ヤ6のうち出力ギヤ6bは、前記入力ギヤ5aおよび5
Cと同様にピッチ径の異なる2種類のギヤを相隣接して
一体に組み合わせた二段ギヤからなり、残りの出力ギャ
6a、 6cおよび6dは一段ギヤからなる。
本実施例では、前記出力軸3は、複写機30(第7図)
の走査式原稿台32を、その送り速度を多段階に変更し
て移動させる駆動軸として用いられており、出力軸3の
一端には、減速ギヤ25が取着されている。また、前記
原稿台32は、水平方向に移動自在に配設され、原稿台
32の下面の送り方向には、ラック27が固設されてい
る。
そして、このラック27にピニオン26が噛合し、ピニ
オン26に前記減速ギヤ25が噛合している。
したがって、出力蛸3が時計方向に回転すると、原稿台
32は、減速ギヤ25、ピニオン26およびラック27
を介して図の左方向に送られる。
前記入力ギヤ5のうち小径側の入力ギヤ5aは出力ギヤ
6aに、また大径側の入力ギヤ5aは大径側の出力ギヤ
6bにそれぞれ噛合可能である。また入力ギヤ5bは小
径側の出力ギヤ6bに噛合可能である。更に小径側の入
力ギヤ5cは出力ギヤ6cに、大径側の入力ギヤ5cは
出力ギヤ6dにそれぞれ噛合可能である。
次に、複数のうちの一つの出力ギヤ6に対し特定の入力
ギヤ5を選択的に噛合させる選択手段について説明する
第1図において、選択手段8は、前記入力軸2を挟んで
出力軸3の反対側に両方の軸2および3と平行に設けら
れたカム軸4を備えている。
カム軸4は軸受21に回動自在に支承されており、カム
軸4の一端に駆動モータ9が接続され、この駆動モータ
9によりカム軸4が回転する。また、カム軸4上には、
各入力ギヤ5に対応して3種類の円盤状カム7がそれぞ
れ軸方向に間隔をあけて一体的に固定されている。カム
7aは入力ギヤ5aを、カム7bは入力ギヤ5bを、ま
たカム7cは入力ギヤ5cをそれぞれ入力軸2の軸方向
へ摺動させるように構成されている。各カム7と対応す
る入力ギヤ5との間には、入力ギヤ5の位置を制御する
制御レバー8′がそれぞれ介設されている。制御レバー
8′は、前記カム軸4に直交して定位置に配設されたア
ーム軸10に回動自在に軸支されたレバー12と、この
レバー12の基端部を外嵌してアーム軸10に回動自在
に軸支されたアーム11とを備えており、アーム11の
側面に突設した爪17と、レバー12の側面に突設した
爪18とを、アーム軸10に基端を取着したアームバネ
13の交差させた一対の先端部分で両側から挟み込み、
アーム11とレバー12とを常態で一体的に回転するよ
うに保持している。そして、レバー12の先端突起部1
2°が、圧縮バネ14により付勢されて各カム7のカム
面を押圧している。
また、アーム11の先端側には、第5図に示すように二
股状のピン15が固着されており1、このビン15を入
力ギヤ5の中央部に形設したフランジ16の裏面側に係
止させている。
前記カム7のカム面には凸状又は凹状のカム部7′が設
けてあり、レバー12の先端突起部12゜に対しそれら
のカム部7′が位置したときにのみ、レバー12ととも
にアーム11がアーム軸1oを中心に回転して、入力ギ
ヤ5を摺動させて出力ギヤ6に噛合させるようになって
いる。いいかえれば、レバー12の先端突起部12°に
カム7のカム部7°以外のフラット面が位置するときに
は、アーム11が回転せず、したがって入力ギヤ5は出
力ギヤ6に噛合しないで空転するようになっている。ま
た、3つのカム7a、 7bおよび7cに設けられるカ
ム部7゛の位置は、一致しないように円周方向にずらせ
である。このため、カム軸4を回転したときに、いずれ
か一つの制御レバー8゛しか作動せず、したがって三つ
の入力ギヤ5のうちの一つの入力ギヤ5だけが出力ギヤ
6に噛合することになる。なお、本実施例では、選択手
段8の駆動モータ9は、複写機30(第7図)の複写倍
率の変更に伴って、変更にされた倍率に対応する速度で
前記原稿台32が送られるように、自動的にカム軸4を
回転させる。
上記のように構成した多段変速装置についてその作動態
様を説明する。
第1図において、駆動モータ9によりカム軸4とともに
各カム7を回転させた際に、例えばカム7bの凹状カム
部がレバー12の先端突起部12’に位置したとすると
、図のようにバネ14により制御レバー8°が時計方向
に回転して、入力ギヤ5bが入力軸2に沿って摺動させ
られ、小径側の出力ギヤ6bに噛合する。これにより、
駆動装置(図示せず)により回転駆動される入力軸2の
駆動力が、入力ギヤ5bと小径側の出力ギヤ6bトのギ
ヤ比により変換されて出力軸3へ伝達される。なお、入
力軸2の回転速度は一定であるが、出力軸3の回転速度
は人出力ギヤのギヤ比(ピッチ径の比)によって決定さ
れる。したがって、前記原稿台32は所定の送り速度で
送られることになる。
ところで、入力ギヤ5が出力ギヤ6と噛み合う際に、そ
のギヤの歯先の位相によってはギヤの歯先同士が接触し
始める時がある。このとき、入力ギヤ5と出力ギヤ6の
ピッチ周速が通常は若干具なるので、歯先は次第にズし
て正規の噛み合い状態になる。しがし歯先同士が当たっ
てから次第にズして次の歯底に歯が噛み合うまでの間は
、入力ギヤ5が入力軸2に沿って移動できない。このた
め、仮に制御レバー8′の前記アーム11とレバー12
が一体に固定されていた場合には、アーム11やカム7
、あるいはアーム軸l。
やモータ9にまで無理な力が加わってしまう。
このような現象を防ぐために、上記実施例の制御レバー
8は、アーム11とレバー12の相互の若干の回動を許
容してアームバネ13によりそれらの回動の差を吸収す
るようにしである。
また、第6図に示すように入出力ギヤ5および6の歯の
両端にそれぞれ面取り部を設けて、両ギヤの歯の噛み合
いがより円滑に行われるようにしてもよい。
更に、上記実施例とは逆に、前記入力軸2を出力軸とし
、前記出力軸3を入力軸として構成し、出力軸3を駆動
装置により回転駆動させて、入力軸2から出力を取り出
すようにすることらできる。この場合には、入出力軸の
ギヤ比が前記実施例のギヤ比の逆数になる。
次に、上記した多段変速装置を備えた本発明の実施例に
かかる感光感圧複写機を、第7図に基づいて詳しく説明
する。
図において、感光感圧複写機30は、図示のように天板
部分が、左右方向に移動可能なガラス板状の原稿台32
及び原稿台カバー31より構成され、その原稿台32の
上には、所望の原稿を伏せた状態で置くことができる。
前記原稿台32の移動方向と直交する方向に延びるハロ
ゲンランプ33及びそれを囲むように配置された半筒状
の反射鏡34からなる光源が、複写機30の右方上部に
配設され、原稿台32に向けてのライン状に光を照射す
る。なお、原稿台32は前記多段変速装置l(第1図)
を介して移動速度が多段階に変更される。またこの移動
速度の変更は、複写倍率の変更に伴いそれと関連して自
動的に行われる。
したがって、ハロゲンランプ33から放たれた光は、原
稿台32が左右方向に移動することにより、その原稿台
32の左端部から右端部に至るまで全面を順次照射する
ことができろ。光源から照射された光は、透明な原稿台
32を透過してこの上に置かれた原稿により反射される
が、この照射光が原稿以外の部分から漏れないように原
稿台32の上面を覆う原稿台カバー31が備えられてい
る。
また、ハロゲンランプ33から発せられる光を高効率で
原稿照射に利用するため、光源の左方にはりフレフタ3
5が配置され、直接原稿に向かわない光を照射して再び
原稿の照射に用いている。
ハロゲンランプ33の右方には、外部から空気を入れる
ファン36及びルーバ37が備えられている。これによ
り、空気が原稿台32に効率よく当てらねる。ハロゲン
ランプ33から照射され、原稿台32」二に位置する原
稿から照射された光は、フィルタ38を通過してレンズ
39に入る。フィルタ38は、マイクロカプセル紙67
の感度特性に応じて光の透過特性を変更し、複写画像の
色調を調整するためのものである。レンズ39はレンズ
取付板40に取付けられ、光路に対し微小f11調整か
可能である。
レンズ39により集光された光は、2個の反射ミラー4
1により180°方向転換され、露光台49下方に密接
するマイクロカプセル紙67の上で結像される。2個の
反射ミラー41はそれぞれミラー取付板42に固着され
、光路長の調整、ピントの調整はミラー取付板42の取
付位置の微調整により行われる。
一方、長尺状のマイクロカプセル紙67は、カートリッ
ジ軸44に巻かれた状態で原稿台32の下方に配置され
た取外し可能なカートリッジ43に収容されており、そ
の一端部は、多数のローラと圧力現像装置50を経て巻
取り軸55に至っている。
すなわち、カートリッジ43の下部から出たマイクロカ
プセル紙67は、送りローラ45及びタイコローラ47
に導かれて露光台49の下方を通ったあと、圧力現像装
置50に供給される。その後、圧力現像装置50を通過
したマイクロカプセル紙67は、剥離ローラ53及び蛇
行調整ローラ54に導かれた後、巻取り軸55上に巻き
取られる。カートリッジ43を出た後の未感光なマイク
ロカプセル紙67は、遮光カバー46により未感光状態
が保持される。
マイクロカプセル紙67の搬送速度は、カプセル紙送り
ローラ52により一定に制御されており、また原稿台3
2の移動速度に一致させであるため、露光台49を通過
する際のマイクロカプセル紙67には、原稿の所定のラ
インの潜像が順次形成される。なお、マイクロカプセル
紙67の搬送は原稿台32の移動速度と一致させるため
、原稿台32と共通の萌記多段変速装置1(第1図)を
介して行われる。
また、圧力現像装置50の下方には、カット紙タイプの
顕色紙68を収容する顕色紙カセット62が設けられて
おり、顕色紙68は、半月ローラ63により一枚ずつ取
り出されて、顕色紙送りローラ64及びレジストゲート
65により先端部が位置合わせされた後、圧力現像装置
50の用紙搬入口に搬送される。
こうして、圧力現像装置50には、マイクロカプセル紙
67と顕色紙68とが密着して一体となった状態で供給
される。マイクロカプセル紙67の潜像が形成されたマ
イクロカプセル面と顕色紙68の顕色剤塗布面とが内側
で接触する状態で一体となって、加圧ローラ51と61
間に挟み込まれ圧力が加えられる。この圧力により未感
光のマイクロカプセルが破壊され、顕色紙68上に画像
が形成される。
圧力現像装置50から出たマイクロカプセル紙67と顕
色紙68とは、紙送りローラ52で搬送され、剥離ロー
ラ53によりマイクロカプセル紙67は上方に、顕色紙
68は直交方向に分離される。顕色紙68は、熱定着装
置60により発色を促進されて画像が形成された後、排
紙トレイ57に画像面を上にして搬出される。熱定着装
置60は、ヒーター59aを内部に有する中空のビート
ローラ59と顕色紙送りローラ58より構成されている
分離されたマイクロカプセル紙67は、蛇行調整ローラ
54を経て巻取り軸55に巻かれる。
以上のように構成された複写機において、その作用を以
下に説明する。
今、原稿台カバー31を開けて原稿台32上に原稿を載
置した後、スタートボタン(図示せず)を押下すると、
まず原稿台32が図において右方へ移動して原稿台32
の左端が光源と対向する位置で停止する。その後、ハロ
ゲンランプ33が点灯した状態において、原稿台32を
左方向へ移動させる。ハロゲンランプ33から照射され
た光は、原稿で反射された後、フィルター38、レンズ
39及び2個の反射ミラー41で反射された後、露光台
49下方に位置するマイクロカプセル紙67上に結像さ
れる。このとき、マイクロカプセル紙67は、原稿台3
2の移動連関と口じ速度で露光台49上を左方向へ移動
させられるので、マイクロカプセル紙67上には原稿上
の画像が潜像として形成される。
原稿台32の左方向への移動に連動して、半月ローラ6
3によって顕色紙カセット62から顕色紙68が送り出
され、露光済のマイクロカプセル紙67と重ね合わせら
れた状態で圧力現像装置50に供給され、マイクロカプ
セル紙67上の潜像か顕色化されて、顕色紙68上に画
像が転写形成される。
その後、顕色紙68は、熱定着装置60により熱定着さ
れた後、複写機30の外部に排出される。
一方、圧力現像装置50を通過したマイクロカプセル紙
67は、順次巻取り軸55に巻き取られる。
原稿台32がその右端が光源と対向する位置まで移動し
終えると、原稿の複写が完了し、ノ\ロゲンランプ33
が消灯する。
ところで、上記した実施例では、本発明の多段変速装置
1を原稿台32とマイクロカプセル紙67の送り速度を
変更するために使用しているが、これに限らず、例えば
圧力現像装置50の加圧ローラ51.61の回転速度を
変更するのに使用できるほか、複写機以外にプリンタや
ファクシミリの印字ローラの回転速度を変更する場合な
どにも適用できる。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、この発明の多段
変速装置によれば、下記の効果がある。
すなわち、入力軸から出力軸への回転速度変換を実質的
に行っているギヤの対が1対であって、従来の変速装置
と違ってアイドルギヤを介在させないため、高精度の速
度変換が可能であり、またアイドルギヤが省かれるので
、構造が簡単になり、容易に小型化できる。したがって
、この多段変速装置を複写機内に組み込む場合に、その
占有スペースが小さくてすみ、複写機の小型化が容易に
図れることになる。更に、従来の変速装置に比べて、ギ
ヤの数が少なくなるので、製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
該1図〜第7図は本発明を具体化した実施例を示すもの
で、第1図は本発明の実施例にかかる複写機用の多段変
速装置を示す平面図、第2図〜第4図はそれぞれ異なる
実施例にかかる入力軸の一部を示す斜視図、第5図はア
ームと入力ギヤの分解状態を示す斜視図、第6図は入出
力ギヤの歯の面取り部を示す拡大斜視図、第7図は本発
明の多段変速装置を備えた複写機の内部構造を示す正面
図である。 l・・・多段変速装置、2・・・入力軸、3・・・出力
軸、4・・・カム軸、5 (5a、5b、5c)−入力
ギヤ、6 (6a、6b、6c、6d)・・出力ギヤ、
7(7a、7b、7c)−カム、8・・・選択手段。8
°・・・制御レバー、9・・・駆動モータ、30・・・
複写機、32・・・原稿台。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複写機において原稿台や複写用紙等の送り速度を多
    段階に変更するために用いられる多段変速装置であって
    、 駆動モータにより一定速度で回転駆動される入力軸と、 該入力軸から駆動力を伝達され、回転速度が多段階に変
    更可能な出力軸と、 前記入力軸上に一体回転可能かつ軸方向へ移動可能に設
    けられ、一段ギヤ又はピッチ径の異なる2種類のギヤを
    相隣接して組み合わせた二段ギヤからなる複数の入力ギ
    ヤと、 該入力ギヤのうちの1つのギヤとだけ選択的に噛合可能
    で他の入力ギヤとは噛合しないように、前記出力軸上に
    一体的に固定された複数の出力ギヤと、 該出力ギヤのうちの一つの出力ギヤに対して、複数の前
    記入力ギヤのうちの一つの入力ギヤだけを選択的に前記
    入力軸上で移動して噛合させる選択手段とを備えたこと
    を特徴とする複写機における多段変速装置。 2、前記出力軸を入力軸とし、前記入力軸を出力軸とし
    た請求項1記載の複写機における多段変速装置。
JP1018542A 1989-01-28 1989-01-28 複写機における多段変速装置 Pending JPH02199368A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008052269A (ja) * 2006-07-28 2008-03-06 Canon Inc 画像読取装置
US8717643B2 (en) 2006-07-28 2014-05-06 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus

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