JPH0219863Y2 - - Google Patents

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JPH0219863Y2
JPH0219863Y2 JP8705385U JP8705385U JPH0219863Y2 JP H0219863 Y2 JPH0219863 Y2 JP H0219863Y2 JP 8705385 U JP8705385 U JP 8705385U JP 8705385 U JP8705385 U JP 8705385U JP H0219863 Y2 JPH0219863 Y2 JP H0219863Y2
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JP
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panels
signal lines
panel
tablet
signal line
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JP8705385U
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JPS61204239U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、透明度を有する位置情報入力用タブ
レツトに関し、特にCRTデイスプレー等からな
る表示装置の前面に設置される情報入力装置に使
用して好適なものに関する。 この種のタブレツトとしては、ITO膜や金属薄
膜を信号線として一対の透明パネルにそれぞれ蒸
着し、この一対の透明パネルを信号線側が対面し
た状態で対向配置させた構成のものが一般に使用
されている。このように構成されたタブレツト
は、一方のパネル面の所望位置を押圧することに
より、押圧位置に相当する両パネルの信号線が接
触し、その結果、接触した両パネルの信号線すな
わち押圧位置が二次元の座標位置信号として電気
的に認識されるものである。 しかしながら、上記構成よりなるタブレツトの
各信号線は、フイルム状のパネルに蒸着するため
に、膜厚の薄いITO膜や金属薄膜が採用される。
したがつて、信号線の接触低抗が高く、かつ物理
的強度がないという問題があつた。また、薄膜コ
ートであるため信号線による光の散乱が発生し、
その結果タブレツトの透視性が阻害されて透明度
が約70〜80%程度になつてしまうという問題も生
じていた。 本考案は、上記従来の緒問題に鑑みてなされた
もので、信号線の接触低抗が低く、かつ物理的強
度を有すると共に、信号線による光の散乱が発生
することのない位置情報入力用タブレツトを提供
することを目的とする。 本考案においては、対向する一対のパネルに配
設される各信号線を、通電電流により発生したジ
ユール熱で温度を高め、空中の酸素で酸化させて
金属光沢を減少させた金属細線にて構成すること
により上記目的を達成している。 以下、本考案の第一,二パネルの中央部の細線
およびドツトを省略した全体の分解斜視図である
第1図および一部省略した拡大縦断面図である第
2図を参照して本考案の実施例について詳述す
る。 各図面において参照番号の1は、位置情報を入
力するためにペンや指等によつて押圧される表面
側の第1パネルである。このパネル1は透明な材
料にて構成されており、一方の面にはほぼ全面に
わたつて多数の第一信号線3が一体的に設けられ
ている。これらの各信号線3は、金属光沢の極め
て少ない材料にて構成されていると共に、第一の
方向に沿つて互いに平行に配設されている。ま
た、パネル1の信号線3が形成されている面に対
向する位置には裏面側第二パネル2が配設されて
いる。このパネル2も透明な材料にて構成されて
おり、上記パネル1と対向する側の面には、パネ
ル1と同様にほぼ全面にわたつて多数の第二信号
線4が一体的に形成されている。これらの各信号
線4も金属光沢の極めて少ない材料にて構成され
ていると共に、上記第一の方向と直交する第二の
方向に沿つて互いに平行に配設されている。 このように各信号線3,4の部分を対面させて
対向配設されたパネル1,2のうち一方のパネル
1の対向面には、透明でかつ絶縁性の材料よりな
る従来公知の絶縁スペーサ例えばドツトスペーサ
5が適宜の間隔にて一体形成されている。これら
のドツトスペーサ5は、パネル1,2を所定の間
隔に保つためのものであり、パネル2の対向面、
あるいは両パネル1,2の対向面に形成してもよ
い。そして、上記両パネル1,2は、両面接着テ
ープ等からなる接着材料層6によつてその周縁付
近が接着されることにより一体化されている。 次に、上記パネル1,2と、これらのパネル
1,2に設けられる各信号線3,4の製造方法を
その1例をもつて説明する。 信号線3,4の材料としては、直径22μmの
Sus316からなる金属細線が用いられる。この
金属細線は線巻機のドラム(図示せず)に約1mm
ピツチの等間隔にて巻回され、巻回途中において
所定間隔毎に約34ボルト程度の直流電流を加えて
電流を流す。この電流によつて金属細線内にジユ
ール熱を発生して温度が上昇し、空気中の酸素に
より酸化されて金属細線は金属光沢を失ない黒色
に近い色に変色したものとなる。このようにして
得られた金属細線よりなる信号線3,4は厚さ
200μmのポリカーボネートフイルムを材料とする
パネル1,2に対し1mmピツチにて熱プレスで埋
設固定される。その結果金属光沢のない信号線
3,4は、それぞれ側面の一部を露出した状態に
てパネル1,2に対し1mmピツチにて配設され
る。 上記構成よりなるタブレツトにおける第一パネ
ル1の各信号線3には、クロツク信号が基づいて
順次パルス信号が供給される。そこでペンや指等
にて第一パネル1の所望位置が押圧されると、押
圧位置に相当する第一パネル1の信号線3と第二
パネル2の信号線4とが接触して導通する。その
結果、図示しない認識回路により上記導通にてパ
ルス信号が出力された第二パネル2の信号線4
と、この出力時にパルス信号を供給した第一パネ
ル1の信号線3とが検出され、押圧位置は二次元
の座標位置信号として認識される。 上述のように、本考案による位置情報入力用タ
ブレツトは、対向する一対のパネルに配設される
各信号線として、通電電流により発生したジユー
ル熱で温度を高め、空中の酸素で酸化させて金属
光沢を減少させることが重要である。この空中酸
化により、例えば金色の金属細線の場合には、光
沢を失つた茶色やグレーなどに変化させることが
できる。 信号線として金属細線をそのまま使用すると、
細線自体が光を反射して表示画面より目立ち、ま
た細線の金属光沢によりタブレツトを透過してく
る光が散乱されて、平行透過光成分が少なくなる
ため、タブレツト背面に置かれた表示装置の画面
が見難くなる。積分球式で側定した無通電の
SUS316φ22μmの細線と通電着色した細線
を信号線としたタブレツトの光透過率を第1表に
比較して示す。
【表】 これより、通電着色した無光沢細線が、無通電
の細線よりも光を反射しないので目立ち難くく、
平行透過光の割合が大きく透明度が高いことが実
証された。 したがつて、信号線によると光の散乱がないた
め、CRT、LED、液晶あるいはプラズマデイス
プレー等からなる表示装置の前面に配設して使用
される場合においても、散乱光により透視性が阻
害されることなく、表示体の視認性が改善され、
透明度は90%程度に維持される、また、信号線は
薄膜のものに比べ、接触低抗が低くかつ高い物理
的強度を有するので耐久性に富み、長期の使用に
際しても断線等による不良が発生することは極め
て少ない。さらに、信号線として金属細線が使用
されているのでパネルに対して熱プレス加工によ
る一体化が可能であり、蒸着加工等に比べて極め
て安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
各図面は本考案による位置情報入力用タブレツ
トの実施例を示すもので、第1図は第一,二パネ
ルの中央部の細線、ドツトを省略した全体の分解
斜視図を、第2図は一部省略した拡大縦断面図で
ある。 図中、1……第一パネル、2……第二パネル、
3……第一信号線、4……第二信号線、5……ド
ツトスペーサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 所定間隔を保つて対向配置された透明度を有
    する材料よりなる第一および第二パネルと、こ
    れらの第一および第二パネルの各対向面にそれ
    ぞれ所定パターンにて所要数配設された第一お
    よび第二信号線と、前記第一または第二パネル
    に一体形成されてこれらの両パネルを離間させ
    る所要数の絶縁スペーサとを備えた位置情報入
    力用タブレツトにおいて、前記第一および第二
    信号線の各々は、通電電流により発生したジユ
    ール熱で昇温させ、空中の酸素により酸化させ
    て金属光沢を減少させた金属細線にて構成され
    ていることを特徴とする位置情報入力用タブレ
    ツト。 2 前記第一および第二信号線は、前記第一およ
    び第二パネルにに対して少なくとも側面の一部
    を露出した状態にてそれぞれ埋設固定されてい
    る請求項1に記載の位置情報入力用タブレツ
    ト。
JP8705385U 1985-06-10 1985-06-10 Expired JPH0219863Y2 (ja)

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JP8705385U JPH0219863Y2 (ja) 1985-06-10 1985-06-10

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JP8705385U JPH0219863Y2 (ja) 1985-06-10 1985-06-10

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Publication Number Publication Date
JPS61204239U JPS61204239U (ja) 1986-12-23
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