JPS6057074B2 - 液晶パネル - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はペン等で液晶表示パネルの表面をなぞるとそれ
に対応して液晶表示が現われ、ペン走作に応じた文字、
図形等が表示できる表示パネルに関する。

従来手書き■■のように文字、数字等を読み取り確認し
てそれを液晶パネルに表示するようなものは多く考えら
れていたが、任意の形状を読み取りその形状をその筆跡
に合わせて液晶パネルに表示するというようなことは行
なわれていなかつた。

また、液晶パネル上に検出部を設け、検出ポイントと表
示のポイントを一枚の基板上に形成したものもなく、表
示パネル、検出パネルが分離され重ね合わせて使用した
場合厚くなるなどの問題点があつた。本発明によれば、
液晶表示パネル上に表示ポイントと対応した検出ポイン
トがあるため薄くて、手書きとしての違和感の少ない、
手書き液晶表示パネルを構成できた。

以下、図面に示す実施例にもとすいて本発明を詳述する
。第１図は本発明の構造を示したもので、下部透明基板
１、反射板２、下部偏光板３、下部透明電極４、上部透
明電極５、上部偏向板６、上部透明基板７、液晶層８で
構成された通常の液晶パネルになつている。

本発明では上部透明基板７の上に透明導電層９をストラ
イプ状に蒸着もしくはスパッタリングで”付着する。

次に前記上部透明基板７にフォトレジストを塗布し、透
明導電部とする以外の部分を選択的に除去する。その上
から透明絶縁層１０を前記上部透明基板７の全面に塗布
する。そして残つたフォトレジストを含む部分を前記透
明導電層９・に直角に透明導電層１１をスパッタリング
もしくは蒸着で付着する。その後フォトレジストを除去
すると第１図に示すようなマトリックス状に穴のあいた
スイッチの電極が構成される。この基板の上から１１の
透明導電層と相対したストライプ状の透明導電層１２を
持つたカバー基板１３が重ねられスイッチが構成される
。第２図は第１図の断面を示したものでペン１４でスイ
ッチがオンした状態を示している。ペンを押した部分の
液晶が電子回路の介在により配向が変化し表示する。第
３図は本発明の外観図である。

ペン１４て表示パネル１５に書き込んでいるのを示して
いる。図に示すように任意の場所に図形文字等をドット
で表示することができる。第４図は本発明の液晶表示パ
ネルを動作させるためのブロック図である。

１６のスイッチ部は７の上部透明基板９の透明導電層，
１０の透明絶縁層，１１の透明導電層，１２の透明導電
層，１３のカバー基板で構成されている。

９の透明導電層が走査電極、１１の透明導電層が選択電
極にあたる。

そしてこれら電極に対する外部引出配線は走査電極及ひ
選択電極ともに上部透明基板７上で行なうことができ外
部接続構造上合理的である。１７はスイッチ制御回路で
、１８の走査回路へクロック信号を送り１８の走査回路
はスイッチ部１６の透明走査電極を順次オン状態にする
。

１７のスイッチ制御部からは１９のラッチメモリー部へ
も信号が送られ、走査電極に対応してスイッチ部１６の
透明選択電極１１からの信号を取り込む。

すなわち１６のスイッチ部の透明走査電極と透明選択電
極がペン等で押されると導通し、透明走査電極に対応し
たラッチの．ゲートが開いていて、走査パルスが伝えら
れ情報としてラッチされる。本発明の実施例では走査ス
ピードは１ＫＨｚになつている。１９のラッチメモリー
部でラッチされたデータは２０の表示制御回路からの信
号で順次表示ドライバー２１へ送られ．る。

２０の表示制御回路からは２２の走査回路へクロック信
号が送られている。

２２の走査回路からはまた２３の表示部の走査電極（第
１図の５）へ走査パルスが供給されている。

２１の表示ドライバーからは、２３の表示部の信号電極
（第１図の４）へ信号パルスが供給される。

ラッチメモリー部１９に記憶されたデータはこのように
して表示される。スイッチ部１６の走査電極と表示部２
３の走査電極はそれぞれ相対して形成され、またスイッ
チ部１６の選択電極と表示部の信号伝極は”相対して構
成されている。このためペン１４等で圧力が加えられ選
択された位置が同時に表示される。以上述べたように本
発明によれば、液晶表示パネル上に設けた圧力を検出す
るスイッチによりペン等で通常の紙に書くように液晶表
示パネルをなぞると同時に表示があられれるようになり
、電子メモの入力表示や、テレメールの入力端末などに
利用できる。

また当然スイッチを構成している導電層は酸化スズ絶縁
層は二酸化・ケイ素などの透明物質である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示す構造図で第２図は本発明の
構成を示す断面図てある。 第３図は本発明の効果を示したもので第４図は本発明の
詳細な説明する構成図てある。１・・・・・・下部ガラ
ス、２・・・・・・反射板、３・・・・・・下部偏向板
、４・・・・・・下部電極、５・・・・・・上部電極、
６・・・・・・上部偏向板、７・・・・・・上部透明基
板、８・・・・・・液晶層、９・・・・・・透明導電層
、１０・・・・・透明絶縁層、１１・・・・・・透明導
電層、１２・・・・・・透明導電層、１３・・・・・透
明カバー基板、１４・・・・ペン、１５・・・・・・液
晶表示パネル、１６・・・・スイッチ部、１７・・・・
スイッチ制御部、１８・・・・・・走査回路、１９・・
・・・・ラッチメモリー部、２０・・・・・・表示制御
部、２１・・・・・表示制御、２２・・・・・・走査回
路、２３・・・・・・表示部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ストライプ状の透明電導層を形成し、その上から前
   記透明導電層に直角にストライプ状の透明絶縁層を形成
   し、前記透明導電層と前記透明絶縁層の重なつた部分の
   前記透明絶縁層を開口し、さらに開口された前記透明絶
   縁層と同形状の透明導電層を蒸着した液晶表示パネルの
   上記透明基板と、それに相対した前記透明絶縁層上の前
   記透明導電層と重なるようストライプ状の透明導電層を
   下面に蒸着した透明カバー基板と、上部基板の下に密着
   して設けられた偏光板の下面に前記開口された部分に対
   応した電極を持ち、液晶層をはさんで相対した下部透明
   基板の上面に前記電極に対応した電極を設け、下部透明
   基板の下に偏光板で構成され、前記透明カバー基板を押
   しつけることで前記開口された部分がスイッチとして働
   き、対応した電極に電圧が印加され、表示することを特
   徴とした液晶表示パネル。