JPH02197335A - ワーク自動送り装置 - Google Patents

ワーク自動送り装置

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JPH02197335A
JPH02197335A JP1617089A JP1617089A JPH02197335A JP H02197335 A JPH02197335 A JP H02197335A JP 1617089 A JP1617089 A JP 1617089A JP 1617089 A JP1617089 A JP 1617089A JP H02197335 A JPH02197335 A JP H02197335A
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rod
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プレス機の付帯設備として利用されるワーク
の自動送り装置に関する。
[従来の技術1 複数工程を同時処理する大型プレス機には、複数並んだ
金型間でワークを移送するため、この種のワーク自動送
り装置が付帯的に設備される。この場合の自動送り装置
は、通常、ワーク把持部を3次元運動させる機能を有し
ており、1回の送り動作をするに当たって、例えば第9
図に示すような経路でワーク把持部を移動させる。
即ち、待機位置をPとした場合、その位置Pを基準にし
て順に、■前進、■下降CワークW把持)、■上昇、■
送り方向横移動、■下降(ワークW把持解除)、■上昇
、■後退十反送り方向横移動、といった一連の動作を1
サイクルとしてワーク把持部を移動させる。そして、そ
れによりワークWを移送する。
従来、このようにワーク把持部に3次元運動を行わせる
自動送り装置としては、特開昭58−120478号公
報に記載のものが知られている。
第6図、第7図に同公報記載の装置の概略、第8図にそ
の基本原理を示す。この装置200の原理は、端的に述
べると、第8図に示すようにフレーム(図示せず)に昇
降運動する部材(スライドシャ7)201)を設け、こ
の昇降運動する部材(スライドシャ7)201)に対し
て左右方向に運動する部材(ロッドガイド202)を設
け、該部材(ロッドガイド202)に対してさらに前後
方向に運動する部材(ロッド203)を設け、そしてそ
れにより最後の部材(ロッド203)の先端に装着され
るワーク把持部204に3次元運動をさせるようにした
ものである。
この場合、昇降部材(スライドシャ7)201)とフレ
ームとの間には昇降動作を案内する昇降ガイド205 
(実際には、第6図の平行リンク機構205が相当する
)を設け、また昇降部材(スライドシャ7)201)と
左右方向移動部材(aラドガイド202)との開には左
右方向動作を案内する横移動ガイド206 (スライド
シャフト101とロッドガイド202のスライド構造が
相当する)を設け、さらに左右方向移動部材(ロッドガ
イド202)と前後方向移動部材(ロッド203)との
間には前後方向動作を案内する前後移動ガイド207 
(ロッドガイド202とロッド203のスライド構造が
相当する)を設け、それにより安定した3次元運動を可
能ならしめでいる。
このように、上記従来の装置は、ワーク把持部の移動制
御を行うために直角座標形式の移動機構を採用しており
、各部材(スライドシャフト201、ロッドガイド20
2、ロッド203)を各座標軸(X、Y、Z紬)に沿っ
て移動するために、それぞれガイド機構205.206
.207を設けている。また、これら各部材(スライド
シャフト201、ロッドガイド202、ロッド203)
を各座標軸に沿って移動するために、それぞれ昇降機構
210、横送り機構211、前後移動W1構212 (
第8図では矢印にて簡略表示)を設けている。
これら駆動機構210.211.212はすべて、固定
されたフレーム側に設けられているから、各駆動機構2
10.211.212と、運動する駆動対象部材(スラ
イドシャ7 )’201、ロッドガイド202、ロッド
203)との間には、該部材の自由な運動を妨げないた
めの運動許容機構が必要に応じて介在されている。
まず、スライドシャ7)201  (昇降部材)は一 第8図にて矢印表示するように上下方向の1次元運動し
かしない(実際には平行リンク式のガイドであるから若
干前後方向にも移動するが、ここでは無視する。)から
、昇降機構210とスライドシャフト201との間には
、上記運動許容機構は不要であり介在されていない。
また、ロッドガイド202(左右方向移動部材)は2次
元運動(左右運動と昇降運動)をするから、横送り機構
211とロッドガイド202との間には、昇降方向の自
由な運動を妨げないよう、第7図に示す如くスライド機
構213(運動許容機構)が介在されている。
また、ロッド203 (前後方向移動部材)は3次元運
動(前後運動、左右運動、昇降運動)をするか゛ら、前
後移動機構210とロッド203との開には、ロッド2
03の昇降方向、左右方向の自由な運動を妨げないよう
第6図に示す如く2方向スライド式のスライド機構21
4(運動許容機構)が介在されている。
実際には、このワーク自動送り装置200の場合、各駆
動機構210.211.212が、カムとリンクの組み
合わせにより構成されているので、上述の運動許容手段
としてのスライド機構213.214は、リンクの揺動
運動を所定の直線運動に変換する運動変換機構の役目も
兼ねている。この点も含めて、駆動機構の詳細、及び該
機構と各部材(スライドシャ7)201、ロッドガイド
202、ロッド203)の連結構造の詳細について述べ
る。
第6図、第7図に示すように、昇降機構210は、昇降
用カム216と、昇降用リンク217と、昇降用カム2
16の回転に応じて昇降用リンク217を揺動運動させ
る動作伝達機構(図示路)とからなる。この場合、昇降
用リンク217としては、上述した平行リンク機構20
5の一部が利用され、これらリンク217の基端が枢軸
218に回動自在に支持され、先端がスライドシャフト
201に結合されている。そして、昇降用カム216の
回転に応じて昇降用リンク217が揺動し、それにより
スライドシャ7)201が昇降するようになっている。
なお、本明細書中の以下の説明においても同様であるが
、枢軸すなわちフレームに固定された軸は、図において
識別しやすいよう部分的黒塗りで示す。
次に、横送り機構211は、横送り用カム220と、基
端が枢軸221に回動自在に支持さた横送りリンク22
2 (第7図参照)と、横送りカム220の回転に応じ
て横送りリンク222を揺動させる動作伝達機構(図示
路)と、リンク222の揺動運動を左右方向の直線運動
に変換する運動変換機構とからなる。この場合、上述の
スライド機構213が連動変換機構の役目を果たしてい
る。
そして、横送りカム220の回転に応じてリンク222
が揺動し、その揺動運動によりロッドガイド202が左
右方向に移動するようになっている。
また、前後移動機構212は、前後用カム225と、基
端が枢軸226に回動自在に支持された前後用リンク2
27と、前後用カム225の回転に応じてリンク227
を揺動させる動作伝達機構−〆− と、リンク227の揺動運動を前後方向の直線運動に変
換する運動変換機構とからなる。この場合、上述のスラ
イド機構214が運動変換機構の役目を果たしている。
そして、前後用カム225の回転に応じて前後用リンク
227が揺動し、その揺動運動によりロッド203が前
後方向に移動するようになっている。
なお、上記各駆動機構210.211.212のカム2
16.220.225は1本のカム軸230に固定され
ており、同一回転するようになっている。
このように構成されたワーク自動送り装置200におい
ては、各機構が次のように動作する。
カム軸230が回転すると、昇降カム216の回転に応
じて昇降リンク217が揺動し、それによりスライドシ
ャ7)201を介してロッドガイド202が上下し、ロ
ッドガイド202に支持されたロッド203が昇降運動
する。この際、ロッドガイド202は昇降リンク217
の動きに応じて若干前後方向に移動するが、その動きは
ロンド203に伝わらず、ロッド203は、昇降機構2
10の作用によって直線的に上下させられる。
なおこの際、横送り機構210とロッド203との開の
上下方向の相対変位は、スライド機構213 (運動許
容機構)によって吸収され、前後移動機構212とロッ
ド203との間の上下方向の相対変位は、スライド機構
214(運動許容機構)によって吸収される。よって、
ロッド203はこれらの機構に何等拘束されずに自由に
昇降することができる。
また、カム軸230が回転すると、横送りカム220の
回転に応じて横送りリンク221が揺動し、それにより
ロッドガイド202がスライドシャ7)201に案内さ
れて左右に移動し、ロッドガイド202に支持されたロ
ッド203が左右方向に運動する。この際、リンク22
1の動すは左右方向の直線運動に変換され、ロッド20
3は横送り機構211の作用によって直線的に移動させ
られる。
なおこの際、前後移動機構212とロッ1′203との
開の左右方向の相対変位はスライド機構214 (運動
許容機構)によって吸収される。よって、ロッド203
は前後移動機構212に拘束されずに自由に左右方向に
動くことがでbる。
また、カム軸230が回転すると、前後用カム220の
回転に応じて前後用リンク227が揺動し、それにより
ロッド203が前後に運動する。
この際、リンク227の動きは左右方向の直線運動に変
換され、ロッド203は前後移動機構212の作用によ
って直線的に移動させられる。
実際には、上述の各座標軸方向の個別の動作が複合して
行われることにより、直線運動は勿論のこと、それ以外
の各種の3次元運動が行われる。
そして、第9図に示したように、前後進、昇降、横移動
の各動作が1本のカム軸230上の各カム216.22
0.225によって一連の動作として連続的に行われる
[発明が解決しようとする課題] ところで、上の説明のように従来のワーク自動送り装置
200は、ワーク把持部204の移動制御を行うために
、全座標軸方向について、直角座標形式の位置制御機構
を採用している。したがって、各座標軸毎に〃イl″機
構205.206.207(第8図参照)、並びに駆動
機構210.211.212を設け、座標軸毎に個別に
移動制御を行うようにしている。また、そのために運動
許容機構や、駆動用リンクの揺動を直線運動に変換する
運動変換機構も、余計に必要となっている。したがって
、機構が複雑であり、コンパクト性に欠け、コスト高で
あるという問題を有していた。
本発明は、上記事情に鑑み、機構の単純化、コンパクト
性、低コスト化を図ることので終るワーク自動送り装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のワーク自動送り装置は、3次元運動させるロッ
ドを、互いに直交する座標軸X、Y、ZのうちX軸方向
に平行に配するとともに、このロッドをX軸方向スライ
ド自在に支持するロッドガイドを設け、そしてこのロッ
ドガイドをY−Z平面内で移動するY−Z方向移動機構
を設けて、該Y−Z方向移動機構を、次の(ア)、(イ
)、(つ)、(1)の各要素で構成゛したことを特徴と
している。
(ア)Y −Z平面上に配置した平行リンク機構。
この平行リンク機構は、第1〜第4の4つのリンクを平
行四辺形に連結して成り、互いに隣()合う第1のリン
クと第2のリンクの各一端が、固定軸に揺動自在に連結
され、さらに第3のリンクまたは第4のリンクの延長部
上に上記ロッドガイドが設けられている。
(イ)カムBの回転により上記第1のリンクを従動的に
揺動運動させる機構。
(つ)カムCの回転により上記第2のリンクを従動的に
揺動運動させる機構。
(1)上記第1のリンクの揺動位置と第2のリンクの揺
動位置の2つの要素の組み合わせで決まる上記ロッドガ
イドの移動軌跡が所定の経路を描くように、上記両カム
B、Cを互いに関連を持たせて回転させる手段。
[作用1 本発明においては、X軸方向の移動は直接ロンドをスラ
イーさせることにより行う。また、Y軸、Z軸方向の移
動は、ロッドガイドをY−Z軸方向移動機構で移動する
ことにより行う。
その場合、平行リンク機構の第3リンクまたは第4リン
クの延長部に設けたロッドガイドのY−Z平面上の位置
は、第1リンクの揺動位置、また第2リンクの揺動位置
の2つの要素の組み合わせによって定まる。したがって
、両リンクの揺動位置をそれぞれ対応するカムで決定す
ることによって、Y軸、Z軸方向に関する特別なガイド
機構を同等用いることなく、ロッドガイドを任意の軌跡
でY−Z軸平面上において移動させることができる。例
えば、Y軸方向に沿って直線的に移動させることもでき
るし、Z軸方向に沿って直線的に移動させることもでき
る。
[実施例1 以下、本発明の一実施例を第1図〜第5図を参照しなが
ら詳細に説明する。
第2図、第3図、第4図は実施例の自動送り装置Mの全
体構成を示す図で、IAは下部フレーム、1Bは上部フ
レームを示す。両フレーム1A、IBは一体に連結され
ている。10は、ワーク把持機構300が装着されたロ
ッドであり、該ロッド10は装MMの左右方向に沿って
水平に配設されている。いまここでは、装置Mの左右方
向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方
向とする。
ロッド10は、ロッドガイド11によって左右方向(X
軸方向)に摺動自在に支持されている。
ロッドガイド11は、ロッド10に直交する面つまl)
 Y −Z平面上において移動させられるもので、後述
するようにY−Z軸方向移動機構(昇降・前後移動機構
)20を構成する平行リンク機構21の一部に一体的に
形成されている。
ロッド10は、左右両端かロッドガイド′]1がら突出
しており、その右端には第5図に示すようなワーク把持
機構300が固定されている (これについては後述す
る)。また、左端部は運動許容機構12を介して、横送
り機構13を構成する揺動リンク14に連結されている
。この場合の運動許容機構12は、ロッドガイド11の
動ぎに従って上下方向及び前後方向に運動するロッド1
0の、自由な動外を妨げないようにするための機構であ
り、次のように構成されている。
まず、ロッド10の左端には垂直な縦紬15Aを持った
口字状部材15が固定されている。一方、横送り機構1
3の揺動リンク14は、その下端が、下部フレーム1A
に固定された枢軸16に支持されでおり、同枢軸16を
中心にX−Y平面上において揺動でとるようにされてい
る。この揺動リンク」4には、」二部に、前後方向(Y
軸方向)に沿って配された横軸14Aが設けられている
そして、縦紬15Aを有する口字状部材15と、横軸1
4Aを有する揺動リンク14とが、連結ブロック17で
連結されている。連結ブロック17は、互いにねじれの
関係をもって直交する縦孔と横孔を有するもので、縦孔
に口字状部材15の縦軸ISAが摺動自在に挿通され、
横孔に揺動リンク14の横軸1.4. Aが摺動自在に
挿通されている。
そしてそれにより、ロッド10の前後及び上下方向の自
由な動きを拘束しないように、揺動リンク]4とロッド
10とを連結している。また、縦軸1、5 Aと連結ブ
ロック17どのスライド構造により、リンク14の揺動
運動をロッド]0の左右方向の直線運動に変換すること
ができるようになっている。
次に、ロッドガイド11を支持する平行リンク機構21
について述べる。この平行リンク機構21は、第4図ま
たは第1図に示すように、Y−Z軸方向移動機構(昇降
・前後移動機構)20の一部を構成する要素であり、上
部フレームIBに収容されている。この平行リンク機構
21は、第1〜第4の4つのリンク21A、21B、2
IC121Dを平行四辺形に連結したもので、Y−Z平
面上に配置されている。
第1のリンク21Aとしては、ベルクランク22の長腕
が用いられている。このベルクランク22は、長腕を上
方、短腕を斜め前下方に向けて配置され、直角に曲がっ
た部分で枢軸23(固定軸)によ’)(ilil動自在
に支持されている。この枢軸23は装置Mの左右方向に
延び、上部フレームIBに固定されている。この枢軸2
3には第2のリンク21Bの後端部も回動自在に取すイ
」けられている。
第2のリンク21Bは、枢軸23から前方に延びており
、その前端部には、第1のリンク21Aと平行をなす$
3のリンク21Cの下端部が、ピン24に上り回動自在
に連結されている。この第3のリンク21Cとしては、
上方に延びる揺動アーム25の下半分が用いられている
。そして、この揺動アーム25の中間部に、第2のリン
ク21Bと平行をなす第4のリンク21Dの前端部が、
ピン26に上り回動自在に連結されている。第4のリン
ク21Dは、第2のリンク21Bの上方に位置しており
、その後端部はベルクランク22の」二端部(第1のリ
ンク21Aの上端部)に、ピン27に上り回動自在に連
結されている。以上により平行リンク機構21が構成さ
れている。
そして、上記第3のリンク21Cを構成する揺動アーム
25の上端(第3のリンク21Cの延長部)にVツドガ
イド11が一体的に形成されている。このように構成さ
れた平行リンク機構21においては、第1のリンク21
Aの揺動位置及び第2のリンク21Bの揺動位置の2つ
の要素によって、Y−Z平面上におけるロッドガイド1
1の位置が決まる。
この場合、リンクの配置関係から、第1のリンク21A
の揺動により主としてロッドがイド11が前後方向に大
きく移動し、第2のリンク21Bの揺動により主として
ロッドガイド11が上下方向に大トく移動する。したが
って、第1のリンク21Aの揺動系を前後移動用、第2
のリンク21Bの揺動系を昇降用と言うことができる。
そして、上記第1のリンク21A及び第2のリンク21
Bを個別に揺動させるため、以下のカム機構が設けられ
ている。
カム機構を構成する要素としては、まず、2本の押上棒
40,41が設けられている。一方の押上棒40は、第
1のリンク21Aを構成するベルクランク22の下端部
(短腕の先端部)の直下に垂直に配設されている。また
、他方の押上棒41は、第2のリンク21Bの前端部の
直下に垂直に配設されている。
各押上棒40.41は下部フレームIAに設けたガイド
42に摺動自在に挿通されている。そして、押上棒40
の上端は、ベルクランク22の下端に設けたローラ29
に当接している。また、もう一方の押上棒41の上端は
、第2のリンク21Bの前端部に設けたローラ30に当
接している。
そして、一方の押上棒40が上下することにより第1の
リンク21Aが揺動し、もう一方の押上棒41が上下す
ることにより第2のリンク21Bが揺動するようになっ
ている。
なお、平行リンク機構21を構成する第3のリンク21
Cと第4のリンク21Dの連結ピン26にはローラ31
が設けられており、このロー231が、第4図に示すよ
うに上部フレームIBの前端に固定したストッパ33に
当たるようになっている。
次にカム機構の主要部分を説明すると、下部フレームI
Aの中央部には、装置Mの前後方向に沿ってカム軸50
が設けられている。カム軸50は、端部が7レ一ムIA
外部に突出してオリ、外部に突出した部分にはチェーン
スプロケット51が取り付けられている。そして、この
スプロケット51を利用してカム軸50とプレス機側の
駆動軸とを連絡することにより、プレス機の動作タイミ
ングに合わせて、本ワーク自動送り装置を作動させるこ
とができるようになっている。
このカム軸50には、Aカム、Bカム、Cカムの3つの
カム(図中、符号A、B、Cで示す。)が間隔的に取り
付けられている(したがって、Aカム、Bカム、Cカム
は連動的に回転する。この場合、カム軸50が各カムを
連動回転させる手段に相当している。)。Aカムは前述
の横送り機構13の動作源を構成するものであり、Bカ
ム及びCカムはY−Z軸方向移動機構20の動作源を構
成するものである。
まず、Aカムの動作伝達系統から説明すると、第3図に
示すように、Aカムの側方には、上下に延びる揺動レバ
ー60が配設されている。この揺動レバー60は、中央
下端寄りが枢軸61に回動自在に支持されており、該揺
動レバー60の下端に設けたローラ62がAカムの周面
に接している。
そして、Aカムの回転に応じて、揺動レバー60が左右
方向に揺動するようになっている。
また、この揺動レバー60の上端は、連結リンク63に
より上述の揺動リンク14に連結されている。この揺動
リンク14との連結部分は、同リンク14の揺動支点で
ある枢軸16よりやや上側に設定されている。これによ
り、Aカムが回転するに従い、揺動レバー60が揺動し
、それに応じて揺動リンク14が左右方向に揺動するよ
うになっている。この場合、連結リンク63と揺動リン
ク14との連結部の位置は、調節ネジ64で移動できる
ようになっている。したがって、同連結位置を調節する
ことにより、揺動リンク14の揺動量を調節で忽る。
次に、Bカム、Cカムの動作伝達系統を説明すると、ま
ず前述した各押上棒40.41に対応して、Bカム、C
カムの下側には、各カムによる作動変位を押上棒40.
41に伝達するための揺動レバー42.43が設けられ
ている。これら揺動レバー42.43は、下部フレーム
IAに固定したブラケット44に、枢軸45によって揺
動自在に支持されている。これら揺動レバー42.43
の両端にはローラ46がそれぞれ取り伺けられており、
揺動レバー42.43の一端側のローラ46はBカム、
Cカムの周面にそれぞれ当接している。また、他端側の
ローラ46には押上棒40.41の下端が乗っている。
そして、Bカムが回転することにより、揺動レバー42
が揺動して押上棒40か上下し、それにより第1のリン
ク21Aが揺動する。また、Cカムが回転することによ
り、揺動レバー43か揺動して押上棒41が上下し、そ
れにより第2のリンク21Bが揺動するようになってい
る。
また、この装置Mにおいては、上記のカムとそれに摺接
する部材とを常に密着させるために、第3図、第4図に
示すように、エアシリンダ70及びスプリング機構71
で構成した押し付は機構を設けている。
すなわち、横送り機構13の揺動リンク14の下部には
一体的にブラケット14Bが形成されており、ここにエ
アシリンダ70のロッドの先端が係合されている。そし
て、エアシリンダ70により揺動リンク14が第3図に
おいて左方向に付勢され、これにより、揺動レバー60
の下端のローラ62がAカムに押し付けられている。
また、第3図に示すように、Y−Z軸方向移動機構20
の平行リンク機構21の第3のリンク21Cには、上部
フレームIBに固定したスプリング機構71の一端か連
結され、第3のリンク21Cはこのスプリング機構71
により前方に付勢されている。そしてこれにより、ベル
クランク22の下端のローラ29が押上棒40に押し付
けられ、第2のリンク21Bの前端部のローラ30が押
上棒41に押し付けられている。また、その押し付は作
用により、押上棒40.41が揺動レバー42.43の
各一端に押し付けられ、それにより揺動レバー42.4
3の他端のローラ46がBカム、=23= Cカムの周面に押し付けられている。
本実施例の自動送り装置Mは以上のように構成されてお
り、ロッド10の先端に$5図に示すようなワーク把持
機構300が装着されている。このワーク把持機構30
0は、ロッド10と平行に配したフィンガーホルダ30
1に、金型間隔に合わせて等間隔にフィンガーアーム3
02を設け、各フィンガーアーム302の先端に吸着パ
ッド303等を取り付けた構造のものである。
次に作用を説明する。
」1記装置Mにおいては、カム軸50が回転すると、A
カムの回転によ1)揺動レバー60が揺動し、それに伴
って揺動リンク14が揺動し、直接ロッド10が左右方
向に移動する。また、同時に回転するBカム、Cカムの
作用により押上棒40.41が上下し、その上下変位に
より平行リンク機構21の第1のリンク21Aと第2の
リンク21Bとが別個に揺動させられる。そうすると、
第1のリンク21Aの揺動位置と、第2のリンク21B
の揺動位置の2つの要素の組み合わせで決まる軌跡を描
いて、ロッドガイド11がY−2平面上で移動する。こ
の軌跡は、言い換えるとBカムとCカムの形状の組み合
わせによって決定される。
したがって、両リンク21A、21Bの揺動位置を、そ
れぞれ対応するカムB、Cで決定してやることにより、
Y軸、Z軸方向に関する特別なガイド機構を同等用いる
ことなく、ロッドガイド11を任意の軌跡で移動させる
ことができる。例えば、第1図に示すようにロッドガイ
ド11を、垂直に昇降させ、また水平に前後移動させる
ことも簡単にできる。
このように、ロッドガイド11をY−Z平面上で移動さ
せることにより、それに支持されたロッド10及びその
先端のワーク把持機構300は同じように昇降し、また
前後移動する。そして、カムA−Cの作用により、第5
図に示すような動作■〜■(■゛)を順次行わせること
によI)、ワークWを次々と移送することがでとる。
この自動送り装置Mは、上述のようにロッドガイ1″1
1のY−2面上の位置を1個の平行リンク機構21と、
カム機構によって決定するようにしているので、がイド
機構の数を減らすことがで軽た。また、運動許容機構や
運動変換機構も一部減らすことができた。
なお、上記においては、装置Mの左右方向をX方向、前
後方向をY方向、上下方向をX方向としているが、方向
は任意に設定してよい。また、上記実施例においては、
カム軸50をプレス機側の動力で回転させるようにして
いるが、本装置自体に、モータを組み込んで、そのモー
タでカム軸50を回すようにしてもよい。その場合、プ
レス機との動作タイミングの整合は電気的に行うことに
なる。
[発明の効果1 以上説明したように、本発明のワーク自動送り装置は、
1個の平行リンク機構と、該平行リンク機構のうちの所
定の2本のリンクを別個に揺動させる機構を設けること
で、Y−Z平面上でのロッドガイドの位置制御を行える
ようにしている。このため、Y軸方向、Z軸方向に関し
ての〃イド機構が不要となった。具体的に従来例と比較
すると、従来公報に記載のスライドシャフトに相当する
部材が不要となった。また、そのために運動許容機構や
運動変換機構の一部も不要となった。
したがって、全体の構造が単純化、コンパクト化される
とともに、コストの低減が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例のワーク自動送り装
置の説明図であり、第1図は同装置における駆動機構の
要部概念図、第2図は同装置の全体平面図、第3図は同
後面図、第4図は同側面図、第5図はロッドに装着され
た把持機構とその動作経路を示す図、第6図は従来装置
の概念図、第7図は第6図の■矢視図、第8図は同従来
装置の原理図、第9図はこの種のワーク自動送り装置に
要求されるワーク把持部の動作経路の説明図である。 M・・・・・・本発明のワーク自動送り装置、10・・
・・・・ロッド、11・・・・・・ロッドガイド、20
・・・・・・Y−Z軸方向移動機構、21・・・・・・
平行リンク機構、21A・・・・・・第1のリンク、2
1B・・・用第2のリンク、21C・・・・・・第3の
リンク、21D・・・・・・第4のリンク、23・・・
・・・枢軸(固定軸)、40.41・・・・・・押上棒
、50・・・・・・カム軸、B・・・・・・カム、C・
・・・・・カム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ワーク把持部材が装着されるロッドを、3次元運動させ
    る形式のワーク自動送り装置において、上記ロッドを、
    互いに直交する座標軸X、Y、ZのうちX軸方向に平行
    に配するとともに、 このロッドをX軸方向スライド自在に支持するロッドガ
    イドを設け、 そして、このロッドガイドをY−Z平面内で移動するY
    −Z方向移動機構を設けて、該Y−Z方向移動機構を、
    次の(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)の各要素で構成し
    たことを特徴とするワークの自動送り装置。 (ア)Y−Z平面上に配置した平行リンク機構。 この平行リンク機構は、第1〜第4の4つのリンクを平
    行四辺形に連結して成り、互いに隣り合う第1のリンク
    と第2のリンクの各一端が、固定軸に揺動自在に連結さ
    れ、さらに第3のリンクまたは第4のリンクの延長部上
    に上記ロッドガイドが設けられている。 (イ)カムBの回転により上記第1のリンクを従動的に
    揺動運動させる機構。 (ウ)カムCの回転により上記第2のリンクを従動的に
    揺動運動させる機構。 (エ)上記第1のリンクの揺動位置と第2のリンクの揺
    動位置の2つの要素の組み合わせで決まる上記ロッドガ
    イドの移動軌跡が所定の経路を描くように、上記両カム
    B、Cを互いに関連を持たせて回転させる手段。
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