JPH02196760A - 2―アミノ―7―ヒドロキシテトラリンエーテル誘導体 - Google Patents

2―アミノ―7―ヒドロキシテトラリンエーテル誘導体

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JPH02196760A
JPH02196760A JP1153580A JP15358089A JPH02196760A JP H02196760 A JPH02196760 A JP H02196760A JP 1153580 A JP1153580 A JP 1153580A JP 15358089 A JP15358089 A JP 15358089A JP H02196760 A JPH02196760 A JP H02196760A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2−アミノ−7−ヒトロキシテトラリンエー
テル、その製造方法並びにその製造に使用される中間体
及び薬理学的に活性なフェニルエタノールアミノテトラ
リン誘導体の合成におけるその使用に関する。
ヨーロッパ特許明細書211721は、式[式中、X及
びR′は上記定義通り。][式中、Xは水素、ハロゲン
、トリフルオロメチル基もしくは低級アルキル基を示す
。Rは水素、非置換もしくは炭素数3〜7のシクロアル
キル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、カルボキシ
基又は低級カルボアルコキシ基により置換された低級ア
ルキル基;炭素数3〜7のシクロアルキル基;もしくは
低級アルカノイル基を示す。] で表されるフェニルエタノールアミノテトラリン誘導体
及びその薬理学的に許容される塩を開示している。
上記明細書によると、これら化合物は、興味深い薬理学
的特性を有している。例えば、テトラリン環の7位にO
R置換基を持っている該化合物は、特に著しい脂肪分解
活性を示す。
本明細書中、 「低級アルキル」という用語は、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピルもしくはn−ブチルなどのような炭
素数1〜4の飽和炭化水素の一価ラジカルを示す。
「低級カルボアルコキシ」という用語は、上記に定義し
たような低級アルキルでエステル化されたカルボキシ基
を示す。
「ハロゲン」という用語は、4つのハロゲンであるフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素を含み、特に前の3つが好まし
い。
「テトラリン」及び「テトラロン」という用語は、1,
2,3.4−テトラヒドロナフタレンを意味する。
上記ヨーロッパ特許明細書によれば、式(A)の生成物
は、下記の異なった方法に従って製造され、その方法は
常に2−アミノテトラリンもしくは2−オキソテトラリ
ンと、フェニルエタノールアミンまたはスチレンエポキ
シドまたはフェニルグリオキサルもしくはα−ハロアセ
トフェノンとの反応を含む。
上記式(A)の生成物の製造方法の中には、2−[(7
−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドーロナフト
ー2−イル)アミノ]−1−フエニルエタノールもしく
は2−[(7−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト−2−イル)アミ/] −1−(3−クロロ
フェニル)エタ)−ルを出発原料として、エチルブロモ
アセテートとの反応により、以下“化合物1”とする2
−[(7−カルポエトキシメトナシー1.2,3.4−
チトラヒドロナフト−2−イル)アミノコ−1−フェニ
ルエタノール、もしくは以下“化合物2”とする2−[
(7−カルボエトキシメトキシ−1゜2.3.4−テト
ラヒドロナフト−2−イル)アミ/] −1−(3−ク
ロロフェニル)エタノールを与えるO−アルキルを述べ
たものがある。この反応は、最終生成物の収率が極めて
低いので、実際上よい結果を与えない。
上記2つの生成物は、腸の運動性に非常に強力で選択的
な活性を有し、化合物2は特に興味深いものである[ダ
イジエスティブ ディジーゼスアンド サイエンス(D
lgestive  Diseasesand  5c
iences ) 、1987. 32. 907] 
ヨーロッパ特許願EP253 257には、−般式中に
、式 で表されるアミノテトラリン誘導体及び式で表されるア
ミノテトラリン誘導体の中間体が示されている。
式(B)及び(C)において、R2は、他のものをも示
すが、特にOHもしくは0−アルキルを表す。
上記明細書では、−群のアミノテトラリン0−エーテル
誘導体が述べられているが、テトラリン環の2及び7位
に置換された誘導体は述べられていない。これらは式(
A)に含まれる生成物の中でも、特に化合物1及び化合
物2の場合において、特に興味深いものである。
今や、アミノ基が触媒的水素添加もしくは弱酸加水分解
により簡単に取り除かれる基で保護された2−アミノ−
7−ヒトロキシテトラリンから出発して、0−アルキル
化及びN−脱保護(deprotection)により
、カルボキシ基もしくは低級カルボアルコキシ基で置換
されたメチル基によりエーテル化された2−アミノ−7
−ヒトロキシテトラリンを製造することが、可能である
ということが見出された。
また取り除くことが可能な上記保護基を用いることによ
り、0−アルキル化後にこれらを取り除いて、低級カル
ボアルコキシ基を加水分解することなく対応するフリー
のアミノテトラ・リンが得られることも見・出された。
最後に、カルボキシ基によりもしくは低級カルボアルコ
キシ基により置換されたメチル基によりエーテル化さ、
れた2−アミノ−7−ヒトロキシテトラリンが、スチレ
ンエポキシドもしくはマンデル酸のどちらかとの反応及
び得られたマンデルアミドの還元による対応するフェニ
ルエタノールアミノテトラリン誘導体、特に上記化合物
1及び化合物2の製造に役立つことが見出された。
このように本発明は、その態様の1つとして、式 [式中、R′はカルボキシ基でもしくは低級カルボアル
コキシ基で置換されたメチル基を示す。]で表される2
−アミノー7−ヒドロキシテトラリンエーテル誘導体及
びその塩に関する。
好ましい低級カルボアルコキシ基は、カルボエトキシ基
である。
他の態様の1つとして、本発明は、式 [式中、R′は触媒的水素添加もしくは弱酸加水分解に
より除去されうるN−保護基を示す。]で表されるN−
保護された2−アミノ−7−ヒトロキシテトラリンを式 %式% [式中、R′は上記定義通り。Halは塩素、臭素もし
くはヨウ素を示す。コで表わされる化合物により、塩基
性縮合剤の存在下処理して、得られた式 [式中、R′及びR′は上記定義通り。]で表されるN
−保護された2−アミノ−7−ヒトロキシテトラリンエ
ーテルを触媒的水素添加もしくは弱酸加水分解によるN
−説保護に供し、必要ならば、ケン化により低級カルボ
アルコキシ基をカルボキシ基に変換させた後に、フリー
塩基又はアミノ酸、もしくは塩の形として式Iの生成物
を単離し、必要ならば、得られた生成物をその塩の1つ
に変換する化合物I及びその塩の製造方法に関する。
好ましいN−保護基R′は、t−ブトキシカルボニル(
B o c)基、ベンジルオキシカルボニル基及び、一
般に、ペプチド化学で使用されるN−保護基、もしくは
非置換のベンジル基、ベンズヒドリル基もしくはトリチ
ル基、あるいはフェニルラジカル又はフェニルラジカル
群の1つの上でメトキシ基により置換されたベンジル基
、ベンズヒドリル基またはトリチル基である。
式■の化合物としては、低級アルキルブロモアセテート
がより好ましく使用され、メチルもしくはエチルブロモ
アセテートは特に好ましいものである。反応は、例えば
カリウムカーボネートなどのアルカリ金属カーボネート
のような古典的な塩基性縮合剤を使うことにより、アセ
トン、エチルアセトンもしくはテトラヒドロフランのよ
うな有機溶媒中で行われる。
得られた式■のN−保護された2−アミノ−7−ヒトロ
キシテトラリンのエーテルは、従来の方法に従って、所
望ならばその塩の1つの形で単離され、N−説保護され
る。
N−保護基の除去は、文献でよく知られている方法に従
って接触水素添加もしくは弱酸加水分解によって行われ
る。特にBoc基は、酸条件下、つまりトリフルオロ酢
酸もしくは塩酸で処理されて除去される。他のN−保護
基は、接触水素添加により除去され、触媒として活性炭
−パラジウムを利用することが好ましい。トリチル基及
びメトキシトリメチル基は、例えば、有機溶媒中50%
ギ酸もしくは塩化水素を利用することによる、弱酸条件
下に加水分解される。
R′が低級カルボアルコキシ基で置換されたメチメル基
である式Iの化合物は、アミノ基の脱保護の前もしくは
後のどちらかで、対応するカルボキシ基を得るためにケ
ン化しても良い。
生成物Iは、従来の方法に従って単離され、好ましくは
その塩の1つの形で単離されるのがよい。
フリーの塩基は、中和によって得られ、これを他の塩に
変換しても良い。式1の生成物においてR′がカルボキ
シ基で置換されたメチル基の場合には、結果として得ら
れたアミノ酸は、酸付加塩もしくは金属、特にナトリウ
ムの如きアルカリ金属で塩、特にナトリウム塩に変換さ
れる。
式■のN−保護された2−アミノ−7−ヒトロキシテト
ラリンは、式Ila ンは、対応する式Vのメトキシテトラロンから出発して
、次のスキーム1に従ってベンジルアミンとの反応、得
られたベンゾイルイミンのナトリウムボロハイドライド
による還元、触媒的水素添加による脱ベンジル化及び4
8%臭化水素による脱メチル化により製造される。
スキーム1 で表される2−アミノ−7−ヒトロキシテトラリンから
出発して製造するか、式■ で表される7−メドキシー2−テトラロンから直接出発
して、式IIaの化合物を経ることなく製造される。
式IIaの2−アミノ−7−ヒトロキシテトラリ生成物
Vとベンジルアミンとの反応は、トルエン等のような有
機溶媒中でp−トルエンスルホン酸の存在下にシッフ塩
基の古典的な製造方法に従って行われ、得られた化合物
■は、単離及び精製することなくナトリウムボロハイド
ライドで還元される。2−アミノ−7−ヒトロキシテト
ラリン■aは、例えば活性炭−パラジウム等を用いて触
媒的水素添加することにより得られ、これは、48%臭
化水素酸中で加熱することにより臭化水素酸塩として2
−アミノ−7−ヒトロキシテトラリンIIaを与え、中
和によりフリーの塩基に変えられる。
ステップ■→■において、ベンジルアミンは、トリチル
アミンもしくはベンズヒドリルアミンで代用されること
ができ、そのときの生じる3つの生成物は、任意にフェ
ノールラジカルもしくはフェノールラジカルの1つの上
でメトキシ基により置換される。
式IIa、■及び■aのアミノテトラリンの2つの光学
的に活性な形は、例えば光学的に活性な酸、好ましくは
マンデル酸で造塩することによる等の公知方法に従って
ラセミ体を分解し製造される。
R′基によるN−保護は、式IIaの化合物と例えばエ
ム、ボダンスキーら、ペプチド シンセシス、セカンド
 エデイジョン、ジョン ワイリーアンド サンズ 1
976、ページ18−49゜チャプター3−6 (M、
Bodanszky et al、 。
P eptide  S ynthesis、 2 n
d  E dition、  J ohnWiley 
 &  5ons )で述べられたようなアミノ基の保
護のための適当な試薬との反応により行われる。
Boc基は、例えば、塩基性媒体中でジ−t−ブチルジ
カーボネートとの反応により導入され得る。ベンジルオ
キシカルボニル基は、イー、シーホーニング、オーガニ
ック シンセシス Vol。
■、ワイリー、ニューヨーク 1955.ページ167
  (E、  C,Hornig 、  Organi
cSynnthesis 、 Vol、 m、 Wil
ey、 New  York )で述べられた一般的な
手順に従って導入され得る。
このように、例えば、生成物Iは、2−アミノ−7−ヒ
トロキシテトラリンIIaのアミノ基をジオキサンもし
くはジメチルホルムアミド等のような有機溶媒中でジー
t−プチルジカルボネートとの反応によりBoa基で保
護し、得られた生成物をアルカリ媒体中式■の化合物で
処理し、そして次のスキーム2に従って、トリフルオロ
酢酸もしくは塩酸でBoa基を除去することによるアミ
ノ基の脱保護によって製造される。
スキーム2 VX!! N−保護基Boa基の除去によるアミンIの製造は、低
級カルボアルコキシ基もしくは立体配置のいかなる変更
も含まない。
N−保護は、また7−メドキシー2−テトラロンVから
出発して、2−アミノ−7−ヒトロキシテトラリンUa
を経ることなく、ベンジルアミン、ベンズヒドリルアミ
ン及びトリチルアミンの非置換物もしくはフェニル又は
フェニルラジカルの1つの上でメトキシ基で置換された
ものの群から選択されるアミンによるシッフ塩基の形成
及びナトリウムボロハライドでの還元によっても行われ
る。
例えば、生成物Iは、式■(スキーム1)の2−ベンジ
ルアミノ−7−メトキシテトラリンから出発し、下記の
スキーム3に従って臭化水素酸で脱メチル化し、対応す
るフェノールをアルカリ媒体中で式■の化合物と反応さ
せ、そして脱ベンジル化することにより製造する。
スキーム3 前記スキーム2において、Boc基は、ベンジルオキシ
カルボニル基もしくは上記に定義したような他の保護基
で置換されていても良い。スキーム3でベンジル基は、
フェニルラジカル上でメトキシ基によって置換されるか
又はベンズヒドリル基もしくはトリチル基の非置換物も
しくはフェニルラジカルの1つ上でメトキシ基により置
換されたものにより置き換えられていても良い。脱保護
は、前記のようにして行われる。
弐■のN−保護された2−アミノ−7−ヒトロキシテト
ラリンのエーテル及び可能なその塩は、新規な中間体で
あり、置換基R′が(低級カルホキアルコキシ)メチル
、例えばカルボメトキシメチルもしくはカルボエトキシ
メチルであるものが、特に好ましい これらの生成物は、ラセミ体またはその立体異性体の形
で、本発明のもう1つの態様を表す。
さらに別の態様として、本発明は、式 [式中、X及びR′は上記定義通り。]で表されるフェ
ニルエタノールアミノテトラリン及びその薬学的に許容
される塩の製造のための式1式% チル類の使用に関する。
上記使用は、化合切工と式 [式中、Xは上記定義通り。該化合物は、ラセミ体であ
るかもしくは特にXが水素もしくは3−クロロの場合に
は、光学的に活性である。コで表されるマンデル酸の官
能性誘導体との反応の両方を含み、さらに得られた式 [式中、Xは上記定義通り。該化合物は、ラセミ体であ
るかもしくは特にXが水素もしくは3−クロロの場合に
は、光学的に活性である。]で表されるスチレンエポキ
シドとの反応及び式[式中、X及びR′は上記定義通り
。]で表されるマンデルアミドのアミデイックカルボニ
ル基のメチレン基への還元、及び必要に応じて行われる
塩製造からなる。
以下実施例により本発明を説明するが、本発明は、各実
施例により限定されるものではない。別の方法で明示し
ない限り、比旋光記号は、/α/のように示されるが、
[α]背 と読まれなければならない。
製造I 2−アミノ−7−ヒドロキレテトラリンブロマイド (a)7−メドキシー2−テトラロン8g、ベンジルア
ミン4.8g、無水トルエン150雁及びp−トルエン
スルホン酸100w1の混合液を3時間還流する。混合
液を蒸発乾固し、油状の残留物にメタノール100w+
eを加えて得られる溶液にナトリウムボロハイドライド
8.5gを0〜5℃で注意深く加える。この混合液を一
晩中室温で攪拌下放置した後、水50雁を加えて30分
間攪拌する。溶媒を蒸発させて、残留物に水30硬及び
アンモニウムヒドロキシドの濃縮溶液10硬を加えて溶
解する。酢酸エチル200贈で抽出後、有機層をナトリ
ウムサルフエイトで乾燥し、ろ過し、蒸発乾固する。暗
い色の油状物が得られ、溶出液として酢酸エチル/メタ
ノール=9515の混合液を用いたフラッシュクロマト
グラフィーによりそれを精製する。得られた塩基は、イ
ソプロパツール40v1に塩化水素を十分に加えた溶液
で塩酸塩に変換されて、2−ベンジルアミノ−7−メト
キシテトラリン塩酸塩(融点265〜267℃:dec
、)11.4gを与える。
(b)メタノール200軛及び水100硬の混合液に溶
解した上記生成物を、室圧及び45〜50℃で10%パ
ラジウム−活性炭1.2gの存在下、水素添加する。4
時間後に混合物をろ過し、蒸発乾固し、さらに無水エタ
ノールを2回加えて溶解し、蒸発乾固する。そして得ら
れる白色の固体に熱したイソプロパツール70輔を加え
て溶解する。得られるこのサスペンションを冷却により
沈澱させて、2−アミノー7−メトキシテトラリンヒド
ロクロライド(融点214〜216°C)7.8gを得
る。
(c)48%臭化水素酸80軛中に上記生成物6.6g
を加えたサスペンションを2時間還流下に加熱する。得
られた溶液を蒸発乾固し、無水エタノールを加えて溶解
し、テして2回蒸発乾固する。得られた油状物を熱した
イソプロペノール20域に溶解する。この溶液にエチル
エーテル30軛加えることにより、結晶の2−アミノ−
7−ヒドロキシテトラリンヒドロブロマイド(融点17
1〜173℃)6.6gが得られる。
製造■ (R)−2−アミノ−7−ヒドロキシテトラリンモノハ
イドレート 10%ナトリウムヒドロキシドで中和することにより対
応するハイドロクロライド(製造Ib)から得られた2
−アミノ−7−メドキシテトラリンの不精製塩基50g
を無水エタール550軛に加えた溶液をエチルアセテー
トで抽出し、溶媒を蒸発し、無水エタノール550域に
(+)マンデル酸43gを加えた溶液を加える。室温で
一晩放置した後、沈殿物を濾過し、無水エタノールから
2回晶出させて、室温で結晶となる生成物を毎回回収す
る。(+)マンデル酸と(+)−2−アミノ−7−メド
キシテトラリンの純粋な塩(融点190〜192℃)3
4.2g (74%)を得る。
この最初の結晶化の母液は、分離され、下記の製造■に
使用される。水3001ni2中にこの得られた塩34
gを加えたサスペンションをIN水酸化ナトリウムで塩
基とする。この塩基をエチルアセテートで抽出し、蒸発
乾固し、その残留物に48%臭化水素酸260v1を加
える。混合液を3時間還流下に加熱し、真空で蒸発乾固
し、得られる残留物に水7011112を加えて溶解す
る。この水溶液を濃縮水酸化アンモニウムで塩基とし、
−晩生冷却し、ろ過する。(R)−2−アミノ−7−ヒ
ドロキシテトラリンモノハイドレート(融点143〜1
44℃、/α/=+85.1°  (メタノール、C=
0.5%))17gが得られる。この生成物の塩酸塩は
、文献[モレキュラー ファーマコロジー(Molec
ular  Pharmacolog)’) 1982
. 22゜281−289]のものに相当する旋光を有
する。
製造■ (S)−2−アミノ−7−ヒドロキシテトラリンモノハ
イドレート 製造■から得られた最初の結晶化の母液を蒸発乾固し、
得られた残留物を水300軛に加えてサスペンションと
し、1N水酸化ナトリウムで塩基とする。そして酢酸エ
チルで塩基を抽出する。製造Hに記載した方法に従い、
且つ得られた塩基を使用して、また出発生成物を(−)
マンデル酸とすることにより、(−)マンデル酸と(−
)−2−アミノ−7−メドキシテトラリン(融点189
〜191℃)の塩が得られる。該生成物は、臭化水素酸
による中和及び脱メチル化により、(S)−2−アミノ
−7−ヒドロキシテトラリン17gをモノハイドレート
として与える(融点143〜144℃、/α/−−86
.9’ 、メタノール、c−0,5%)。この生成物の
塩酸塩は、文献[モレキュラー ファーマコロジ−(M
olecularPharmacology) 198
2. 22. 281−289]のものに相当する旋光
を有する。
製造■ (S)−2−ベンジルアミノ−7−ヒドロキシテトラリ
ンハイドロブロマイド (a)製造I (a)に記載した塩酸塩の中和によって
得られた2−ベンジルアミノ−7−メトキシテトラリン
塩基44gを無水エタノール140軛に加えた溶液に、
無水エタノール150域に(−)マンデル酸24.5を
加えた溶液を加える。
室温で一晩放置した後、結晶化した塩をろ過し、エチル
エーテルで洗浄する。融点150〜152℃、[α]2
0−−267° (メタノール、C=1%)を有する生
成物42gが得られ、結晶後、その(−)−マンデル塩
(融点155〜157℃、[α]    −−316@
 (メタノール、c=1%)33gを与える。水400
軛にこの得られた塩30gを加えた溶液を32%水酸化
アンモニウムで中和し、この混合液をエチルアセテート
で抽出する。有機相を水で洗浄し、ナトリウムサルフェ
ートで乾燥し、蒸発乾固する。油状の(S) −2−ペ
ンジアミノ−7−メトキシテトラリン塩基が得られる。
これをイソプロパツールに溶解し、イソプロパツール中
H(、/溶液で処理する。沈澱した塩酸塩をろ過し、乾
燥して生成物(融点287〜290℃)22gを得る。
メタノール/水:1/1の混合液にこの生成物1gを加
えた溶液を結晶化することにより、(S)−2−ベンジ
ルアミノ−7−メトキシテトラリン塩酸塩(融点287
〜290℃、[α]    −−231° (メタノ−
ル、c=1%)0.8gが得られる。
(b)48%臭化水素酸100輔及び33%臭化水素酸
100硬を含むギ酸中に、得られた生成物15gを加え
たサスペンションを還流下船熱して、その結果得られる
溶液を蒸発乾固する。残留物に無水エタノールを加えて
溶解し、この操作を2回繰り返す。油状の残留物をアセ
トンに溶解し、そして結晶化する。その後、生成物をろ
過し、最初アセトンでその後エチルエーテルで洗浄し、
そして乾燥する。(S)−2−ベンジルアミノ−7−ヒ
ドロキシテトラリンハイドロブロマイド(融点185〜
187℃、[α]   =−200’メタノール、c=
1%)17gが得られる。
実施例1 2−ベンジルアミノ−7−カルボエトキシメトキシテト
ラリン塩酸塩 (a)33%臭化水素酸溶液21’l!及び48%臭化
水素酸36域を含むギ酸中に、製造I (a)の2−ベ
ンジルアミノ−7−メトキシテトラリン塩酸塩25gを
加えた混合液を、攪拌下2時間還流しながら、加熱する
。減圧濃縮後、残留物に無水エタノール100meを加
えて溶解し、乾燥することを3回行う。得られた生成物
をアセトン150諧で磨砕し、混合液をろ過して2−ベ
ンジアルミノ−7−ヒドロキシテトラリンヒドロブロマ
イド(融点198〜200℃)25.3gを得る。
この塩を熱水1300wM2に溶解し、その後冷却して
、濃縮水酸化アンモニウム溶液を加える。エチルアセテ
ートで塩基を抽出し、乾燥して得られる固体をトルエン
250T112で結晶化後、2−ベンジルアミノ−7−
ヒドロキシテトラリン塩基(融点161〜163℃)1
4gが得られる。
(b)トルエン800軛中に2−ベンジルアミノ−7−
ヒドロキシテトラリン塩基(a)23g及び55%水酸
化ナトリウム4.5gを含む混合液を30分間窒素雰囲
気下70℃で加熱する。この混合液にトルエン200輔
中にエチルブロモアセテート15.2g及びテトラブチ
ルアンモニウムブロマイド0.5gを含む混合液を室温
下、1滴づつ加え、その後、反応混合液を70℃で3時
間加熱し、そして冷却する。この混合液に、水100軛
を加えた後、有機相を分離し、水で洗浄し、乾燥させて
、濃縮して油状物31gを得、イソプロパツールに溶解
する。塩化水素で飽和したイソプロパツールを加えた後
、2−ベンジルアミノ−7−カルボエトキシメトキシテ
トラリン塩酸塩(融点188〜190℃)28gが得ら
れる。
実施例2 2−アミノ−7−カルボエトキシメトキシテトラリン塩
酸塩 95%エタノール300贈及び水25輔の混合液中に実
施例1の2−ベンジルアミノ−7−カルボエトキシメト
キシテトラリン塩酸塩27gを含む溶液を常圧、50℃
のちとに触媒として10%パラジウム−活性炭3gを使
用することにより水素添加する。3時間後、混合物をろ
過し、残留物に無水エタノール100雁を加え溶解して
乾燥することを2回行う。得られる生成物をアセトン1
50軛中で磨砕し、ろ過し、イソプロパツール100域
で結晶化して2−アミノ−7−カルボエトキシメトキシ
テトラリン塩酸塩(融点143〜145℃)を得る。こ
うして得られた生成物は、Xが水素で0−R′がカルボ
エトキシメトキシ基である上記式X■の化合物(化合物
1)の次のような製造に使用される。
フェニルオキシラン1.8g及び上記塩酸塩の中和によ
って得られたn−ブタノール40艦中に2−アミノ−7
−カルボエトキシメトキシテトラリン塩基3.7gを含
む溶液を6時間還流下加熱する。この混合液を濃縮乾燥
し、残留物をエチルアセテート/メタノール−971の
混合液で溶出するフラッシュクロマトグラフィーで精製
する。
精製された油状物をイソプロパツール51r112中過
剰のシュウ酸で一晩反応させる。このようにしてN−(
7−カルポエトキシメトキシー1.2.3゜4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル)−2−ヒドロキシ−2−フェ
ニルエタンアミンオキサレート(融点159〜162℃
)1.9gが得られる。
この化合物は、ヨーロッパ特許第211721号の実施
例5に記載の化合物と一致する。
実施例3 (R)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−7−カル
ボエトキシメトキシテトラリン (a)製造■の(R)−2−アミノ−7−ヒトロキシテ
トラリンモノヒドレー)5.4g及びトリエチルアミン
15gを含むジメチルホルムアミド40智の溶液を攪拌
下、40℃で加熱する。この得られた混合液を20℃に
冷却し、ジ−t−ブチルジカーボネート7.2gを加え
る。反応混合液を室温で3時間攪拌し、その後水100
軛を加え、エチルエーテル240m12で抽出する。有
機相を水で洗浄し、ナトリウムサルフェートで乾燥し、
蒸発乾固する。(R)−2−t−ブトキシカルボニルア
ミノ−7−ヒドロキシテトラリン10.8gを油状とし
て得る。
(b)(R)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−7
−ヒドロキシテトラリン(a)10.8gを含むアセト
ン300域の溶液を粉末の無水カリウムカーボネート1
2.4g及びエチルブロモアセテート15.1gの存在
下に攪拌し、還流しながら6時間加熱する。ろ適役、ア
セトンを減圧下蒸発させ、残留物にエチルエーテルを加
えて溶解する。得られた溶液を水で洗浄し、ナトリウム
サルフェートで乾燥し、蒸発乾固する。この残留物をエ
チルエーテルを加え溶解し、イソプロピルエーテルで結
晶化する。このようにして(R)−2−t−ブトキシカ
ルボニルアミノ−7−カルボキシメトキシテトラリン(
融点113〜115℃、/α/−+57.97°、メタ
ノール、c=1%)4.8gを得る。
実施例4 (R)−2−アミノ−7−カルボエトキシメトキシテト
ラリン塩酸塩 (a)実施例3の(R)−2−t−ブトキシカルボニル
アミノ−7−カルボエトキシメトキシテトラリン3.5
gを含むメチレンクロライド35減の溶液を0℃に冷却
する。その後、トリフルオロ酢酸7.7誰を含むメチレ
ンクロライド40軛の溶液を加えた混合液を、最初の3
0分間は、0〜5℃の温度で、その後4時間は、室温で
攪拌しながら放置する。ナトリウムジカーボネート溶液
で中和した後、有機相を分離し、水で洗浄し、乾燥し、
蒸発乾固する。残留物をエチルアセテート15軛で溶解
し、エタノール中塩化水素酸溶液で酸にする。得られた
沈殿物をろ過し、エーテルで洗浄する。このようにして
(R)−2−アミノ−7−カルボエトキシメトキシテト
ラリン塩酸塩(融点168〜171℃、/α/=+51
.14゜メタノール、c−1%)1.1gを得る。
(b)実施例3の(R)−2−t−ブトキシカルボニル
アミノ−7−−hルポエトキシメトキシテトラリン5.
8gを含む無水エタノール135軛の溶液に、7.2N
塩酸溶液82榴をエタノール中で室温下加える。この混
合液を150分間室温で攪拌放置し、その後、減圧下蒸
発乾固する。残留物をエチルエーテルに溶解し、ろ過す
る。このようにして(R)−2−アミノ−7−カルボエ
トキシメトキシテトラリン塩酸塩(融点170〜171
℃、/α/−+51@、メタノール、C−1%)4.6
gを得る。この化合物は、メタノールで結晶化すること
により、融点(170〜172℃)は変化しないが、/
α/は+51.6° (メタノール、Cx1%)に上げ
られる。
実施例5 (S)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−7−カル
ボエトキシメトキシテトラリン (a)製造■の(S)−2−アミノ−7−ヒトロキシテ
トラリンモノヒドレート5.4gを含むジメチルホルム
アミド40t7の溶液をトリエチルアミン15gの存在
下に攪拌しなから40”Cで加熱する。得られた混合液
を20’Cに冷却し、ジ−t−ブチルジカーボネート7
.2gを加える。実施例3(a)に記載した方法によっ
て、(S)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−7−
ヒドロキシテトラリンを得、この化合物を直接衣のステ
ップに使用する。
(b)上記(a)で得られた(S)−2−を−ブトキシ
カルボニルアミノ−7−ヒドロキシテトラリンをアセト
ン300踵に溶解する。実施例3(b)に記載したよう
に操作を行い、(S) −2−t−ブトキシカルボニル
アミノ−7−カルボエトキシメトキシテトラリン(/α
/−−59゜メタノール、c−1%)を得る。
実施例6 (S)−2−アミノ−7−カルボエトキシメトキシテト
ラリン塩酸塩 実施例5の(S)−2−[N−(t−ブトキシカルボニ
ル)アミノ]−7−カルポエトキシメトキシテトラリン
1gを含むメチレンクロライド15v1の溶液を0℃に
冷却する。この溶液にトリフルオロ酢酸2.2域を含む
メチレンクロライド15軛の溶液を加え、この反応混合
液を攪拌しなから0〜5℃の温度で30分間放置し、そ
の後室温で4時間放置する。実施例4に記載したような
操作を行うことにより、C5’)−2−アミノ−7−カ
ルボエトキシメトキシテトラリン塩酸塩(/α/−−5
2°、メタノール、0m1%)を得る。
得られた生成物を次のようなN−[(2S)−7−カル
ポエトキシメトキシー1.2.3.4−テトラヒドロナ
フト−2−イル] −(2R)−2−ヒドロキシ−2−
フェニルエタンアミン(化合物1のR,S異性体)の製
造に使用する。
(a)(S)−2−アミノ−7−カルボエトキシメトキ
シテトラリン塩酸塩5.7g、(R)−マンデル酸3g
及びベンゾトリアゾリル−N−オキシトリス(ジメチル
アミノ)ホスホニウムへキサフルオロホスフェート(B
OP)8gを含む無水メチレンクロライド100域のサ
スペンションに、トリエチルアミン5.6域をゆっくり
と加える。その後、得られた溶液を攪拌しながら室温で
5時間放置する。塩化ナトリウム飽和溶液150硬を加
えた後、この混合液を攪拌しながら室温で30分間放置
し、エチルアセテ−)500mを加える。有機相を塩化
水素酸IN溶液で最初洗浄し、その後ナトリウムジカー
ボネート及び塩化ナトリウムの飽和溶液で洗浄する。有
機相をナトリウムサルフェートで乾燥し、ろ過し、蒸発
乾固する。
得られた油状物を溶媒としてエチルアセテート/シクロ
ヘキサン= 55/45の混合液を用いたフラッシュク
ロマトグラフィーにより精製する。結果として得られた
固体をエチルエーテル20軛中で磨砕し、得られる生成
物をエチルアセテートで結晶化して、N−[(28)−
7−カルポエトキシメトキシー1.2,3.4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル] −(R)−マンデルアミド
(融点115〜117℃、/α/−−98.3’ 、メ
タノール、c=1%、収率55%)を得る。
(b)N−[(2S)−7−カルポエトキシメトキシー
1.2,3.4−テトラヒドロナフト−2−イル] −
(R)−マンデルアミド5gを含む無水テトラヒドロフ
ラン501N2の溶液に、10Mボラン−メチルサルフ
ィド(ボラン及びジメチルサルフィドの複合体からなる
ジボラン生成試薬)2.6v!2を含む無水テトラヒド
ロフラン10艦の溶液を温度0℃、窒素雰囲気下、10
分間で一滴づつ加える。この混合液を室温で一夜放置す
る。
未反応のボラン−メチルサルフィドを、無水エタノール
30誰を注意深く加え、30分間還流下に加熱すること
により分解する。蒸発乾固した後、フラッシュクロマト
グラフィーをエチルアセテート/メタノール=85/1
5の混合液で溶出することにより行う。2つの生成物を
分離し、それぞれエチルエーテルで溶解する。極性の弱
い方の生成物をエチルアセテートで結晶化した後、N−
[(2S)−7−カルボエトキシメトキシ−1゜2.3
.4−テトラヒドロナフト−2−イル]−(2R)−2
−ヒドロキシ−2−フェニルエタンアミン(融点108
〜111°C,/α/−−78.65’ 、メタノール
、c−1%)1.2gを得る。極性の強い方の生成物を
エチルアセテートで結晶化した後、N−[(28)−7
−(2−ヒドロキシエトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル] −(2R)−2−ヒドロキ
シ−2−フェニルエタンアミン(融点94〜96℃、/
α/−−83.68°、メタノール、c=1%)0.5
gを得る。
(以 上)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ I [式中、R′はカルボキシ基で又は低級カルバルコキシ
    基で置換されたメチル基を示す。]で表される2−アミ
    ノ−7−ヒドロキシテトラリンエーテルもしくはその塩
  2. (2)2−アミノ−7−カルボエトキシメトキシ−1,
    2,3,4−テトラヒドロナフタレンもしくはその塩。
  3. (3)(R)−2−アミノ−7−カルボエトキシメトキ
    シ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンもしくは
    その塩。
  4. (4)−2−アミノ−7−カルボエトキシメトキシ−1
    ,2,3,4−テトラヒドロナフタレンもしくはその塩
  5. (5)式 ▲数式、化学式、表等があります▼II [式中、R″は触媒的水素添加もしくは弱酸加水分解に
    より除去されうるN−保護基を示す。] で表されるN−保護された2−アミノ−7−ヒドロキシ
    テトラリンを式 R′−HalIII [式中、R′はカルボキシ基で又は低級カルバルコキシ
    基で置換されたメチル基を示し、Halは塩素、臭素も
    しくはヨウ素を示す。]で表される化合物で、塩基性縮
    合剤の存在下処理して、得られた式 ▲数式、化学式、表等があります▼IV [式中、R′及びR″は上記定義通り。] で表されるN−保護された2−アミノ−7−ヒドロキシ
    テトラリンエーテルを触媒的水素添加もしくは弱酸加水
    分解によるN−脱保護に供し、必要ならば、ケン化によ
    り低級カルボアルコキシ基をカルボキシ基に変換させた
    後に、フリー塩基又はアミノ酸もしくは塩の形態で式
    I の生成物を単離して、必要ならば、得られた生成物を
    その塩の1つに変換することを特徴とする2−アミノ−
    7−ヒドロキシテトラリンエーテルの製造方法。
  6. (6)N−保護基がt−ブトキシカルボニル基、ベンジ
    ルオキシカルボニル基、または非置換もしくはフェニル
    ラジカル又はフェニルラジカル群の1つの上でメトキシ
    基により置換されたベンジル基、ベンズヒドリル基及び
    トリチル基からなる群から選択される請求項(5)に記
    載の方法。
  7. (7)式 ▲数式、化学式、表等があります▼IV [式中、R′はカルボキシ基で又は低級カルバルコキシ
    基で置換されたメチル基を示し、R″は触媒的水素添加
    もしくは弱酸加水分解により除去され得るN−保護基を
    示す。] で表されるN−保護された2−アミノ−7−ヒドロキシ
    テトラリンもしくはその塩。
  8. (8)R′がカルボキシル基でまたは低級カルバルコキ
    シ基で置換されたメチル基であり、R″がt−ブトキシ
    カルボニル、ベンジルオキシカルボニル、ならびに非置
    換またはフェニル環中にメトキシ基で置換されたベンジ
    ル基、ベンズヒドリル基及びトリチル基からなる群から
    選択され、式IVを有する請求項(7)に記載のN−保護
    された2−アミノ−7−ヒドロキシテトラリン。
  9. (9)2−ベンジルアミノ−7−カルボエトキシメトキ
    シ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンもしくは
    その塩。
  10. (10)2−t−ブトキシカルボニルアミノ−7−カル
    ボエトキシメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナ
    フタレン。
  11. (11)(R)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−
    7−カルボエトキシメトキシ−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロナフタレン。
  12. (12)(S)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−
    7−カルボエトキシメトキシ−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロナフタレン。
  13. (13)式XII ▲数式、化学式、表等があります▼XII [式中、Xは水素、ハロゲン、トリフルオロメチル基も
    しくは低級アルキル基であり、 R′はカルボキシ基でもしくは低級カルボアルコキシ基
    で置換されたメチル基を示す。]で表されるフェニルエ
    タノールアミノテトラリンもしくはその塩の製造におい
    て、請求項(1)に記載の式 I の2−アミノ−7−ヒ
    ドロキシテトラリンエーテルと式 ▲数式、化学式、表等があります▼XIII [式中、Xは上記定義通り。該化合物は、ラセミ体であ
    るかもしくは特にXが水素又は3−クロロのときは、光
    学的に活性であるもの]で表されるスチレンエポキシド
    との反応及び式▲数式、化学式、表等があります▼XI
    V [式中、Xは上記定義通り。該化合物は、ラセミ体であ
    るかもしくは、特にXが水素又は3−クロロのときは、
    光学的に活性であるもの。] で表されるマンデル酸の官能性誘導体との反応の両方を
    含み、得られた式 ▲数式、化学式、表等があります▼XV [式中、X及びR′は上記定義通り。] で表されるマンデルアミドのアミディックカルボニル基
    のメチレン基への還元及び必要ならばその塩への転化か
    らなる方法。
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