JPH02194951A - 紙基材樹脂積層板 - Google Patents

紙基材樹脂積層板

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Publication number
JPH02194951A
JPH02194951A JP1524389A JP1524389A JPH02194951A JP H02194951 A JPH02194951 A JP H02194951A JP 1524389 A JP1524389 A JP 1524389A JP 1524389 A JP1524389 A JP 1524389A JP H02194951 A JPH02194951 A JP H02194951A
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JP
Japan
Prior art keywords
pulp
paper base
base material
paper
bent
Prior art date
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Pending
Application number
JP1524389A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Yasuzawa
安沢 興平
Ken Nanaumi
憲 七海
Yukio Yoshimura
幸雄 吉村
Mitsuo Yokota
横田 光雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02194951A publication Critical patent/JPH02194951A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は打ち抜き加工性に優れた紙基材樹脂積層板に関
する。
(従来の技術) 紙基材樹脂積層板の打ち抜き加工性を改善する方法とし
て、樹脂の改質、紙基材の改質がある。樹脂の改質とし
て、植物油、植物油加工品または合成化合物あるいはそ
の高分子誘導体により樹脂を可撓化する方法がある。ま
た紙基材については、綿実から得られるリンター紙を用
いる方法がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者の方法ではある程度の打ち抜き加工
性の改善ははかれるものの、より高度な打ち抜き加工性
を得るために、樹脂の可fQ化をさらに進めると紙基材
樹脂積N板の耐熱性や耐薬品性が低下するという問題点
があった。
また後者の方法では、リンター紙の価格が高いため積層
板のコストアップにつながるとともに、木材繊維に比べ
ると寸法安定性に劣るという問題点があった。
本発明は比較的安価で打ち抜き加工性、耐熱性および耐
薬品性に優れた紙基材樹脂積層板を提供するものである
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、紙基材樹脂積層板の打ち抜き加工性につ
いて鋭意検討の結果、屈曲化させた木材繊維パルプを含
有する紙基材を用いることにより、耐熱性、耐薬品性の
低下を来すことなく紙基材樹脂積層板の打ち抜き加工性
の改善がはかれることを見出し本発明にいたった。
本発明で用いられる木材繊維パルプのα−セルロース含
!(JIS  P8101)は70〜90%が好ましい
、70%未満であると積層板の耐熱性、耐湿性が低下す
る。一方90%を越えると紙基材のコストが高くなり、
ひいては積層板の価格上昇につながる。
木材繊維のカナダ標準法濾水度は500m1以上が好ま
しく、500曽1未満であると紙基材への樹脂の含浸性
が低下するため積層板の耐湿性、電気特性等の特性が低
下する。
本発明で用いる屈曲化の尺度として、以下に示す屈曲化
指数(K)を用いた。計算式はに=L b / L s
である。ただしLsは単繊維の両端二点間の距離であり
、Lbは単繊維の実際の長さである。100本の単繊維
のLs、Lbを測定してKを計算しその平均値を屈曲化
指数(K)とした。
打ち抜き加工性および寸法安定性の両方を満足する積層
板を得るためには屈曲化指数(K)は1.10〜5.0
0が好ましい。さらに好ましくは1.50から4.00
である。この値が1.10未満であると打ち抜き加工性
にたいする効果が少ない0通常木材繊維のα−セルロー
スが70〜90%で、カナダ標準法濾水度が500m1
以上で、特別な屈曲化の処理がされていないものの屈曲
化指数は1.08未満である。一方屈曲化指数が5.O
Oを越えると寸法安定性が低下する。
繊維パルプを屈曲化する方法としては特に限定されない
が爆砕法等が適用できる。
屈曲化パルプを用いて抄紙する方法としては屈曲化させ
たパルプを非屈曲化パルプに添加する方法、屈曲化させ
たパルプのみを使用する方法等がある。屈曲化パルプを
添加する場合の添加量は5%以上が好ましい、5%未満
では打ち抜き加工性にたいする効果が少ない。
パルプに用いられる樹種としては広葉樹、釘葉樹ともに
使用することができる。また蒸解の方法、条件等パルプ
の製造あるいは抄紙の条件についても特に限定するもの
ではない。
さらに充填剤の添加や、ガラス繊維あるいは他の合成繊
維との混抄も可能である。
積層板を製造するに際して用いられる樹脂としては、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂あるいはポリエステル樹脂
などがあるが、特に限定するものではない、また紙基材
を予めフェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂お
よびそれらの混合物または反応物で前処理して使用する
ことも可能である。
紙基材樹脂積層板を製造する際、通常樹脂を含浸した塗
工紙を所定枚数重ね合わせ加熱加圧成形するが、それら
の内生なくとも1枚を屈曲化させたパルプを含有する紙
基材の塗工紙を用いるだけでも効果があり、必ずしも紙
基材の全てを屈曲化させたパルプを含有する紙基材にす
る必要はない。
(作用) 紙基材樹脂積層板の打ち抜き加工性と伸びとは密接な関
係があり、屈曲化させたパルプを含有する紙基材を用い
ることにより、紙基材樹脂積層板の伸びが改善され、そ
の結果打ち抜き加工性が改善されたものと考えられる。
(実施例) 以下本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
変性フェノール樹脂への合成 冷却管、攪拌機および温度計を備えた四つロフラスコに
桐油1000g、合成メタクレゾール1500g、)ル
エンスルホン酸2.5gを入れ、100℃で2時間反応
させた。さらに80%バラホルムアルデヒド781g、
25%アンモニア水140gを加え、80℃で5時間反
応させた後、減圧度5 鶴Hgで反応液が透明になるま
で濃縮した。この反応物のゲルタイム(160℃熱板上
の硬化時間)は180秒であった。
比較例 広葉樹系晒クラフトパルプ(平均繊維長1゜O龍、カナ
ダ標準法濾水度600m1.α−セルロース含量85%
、屈曲化指数1.05)を3%パルプスラリーとし、通
常の抄紙方法により紙基材を製造した。この紙基材の紙
質は坪量130g/イ、厚さ0.25mmであった。
得られた紙基材にフェノール樹脂へのメチルエチルケト
ン溶液を含浸させた後乾燥し塗工紙とした。樹脂の付着
量は50%であった。得られた塗工紙を所定の枚数重ね
合わせ加熱・加圧して厚さl、 5 鶴の紙基材樹脂積
層板を得た。
実施例1 前記比較例と同じクラフトパルプを爆砕法により屈曲化
処理した。屈曲化指数は1,75であった。このパルプ
を3%パルプスラリーとし、通常の抄紙方法により紙基
材を製造した。この紙基材の紙質は坪1132 g/n
(、厚さ0.25鰭であった。
得られた紙基材に比較例と同様にして樹脂Aを含浸させ
た後乾燥し塗工紙を作製した後、塗工紙を所定の枚数重
ね合わせ加熱・加圧して厚さ1.6fiの紙基材樹脂積
層板を得た。
実施例2 比較例で用いたと同じ未処理のクラフトパルプ50部と
、それを更に爆砕法により屈曲化指数を2゜lOとした
屈曲化パルプ50部とを混合し、これを3%パルプスラ
リーとし通常の抄紙方法により紙基材を製造した。
この紙基材の紙質は坪量131g/rd、厚さ0.25
mであった。
得られた紙基材に、比較例と同様にして樹脂Aを含浸さ
せた後乾燥し塗工紙を作製した後、塗工紙を所定の枚数
重ね合わせ加熱・加圧して厚さ1.6 amの紙基材樹
脂積層板を得た。
実施例3 比較例で用いたと同し未処理のクラフトパルプから得ら
れた塗工紙を6枚の両側に実施例1と同じ塗工紙を各1
枚配置し加圧・加熱して厚さ1.6 mmの紙基材樹脂
積層板を得た。
上記比較例および実施例で得られた紙基材樹脂積層板の
特性および物性を表1に示す。
表  1 (発明の効果) 表1に示す結果から明らかなように、本発明によれば打
ち抜き加工性を大幅に改善することが可能となりその工
業的価値は大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記に示す屈曲化指数が1.1〜5.0の範囲にあ
    る屈曲した木材繊維パルプを含有する紙基材に樹脂ワニ
    スを含浸・硬化させてなる紙基材樹脂積層板。(ここで
    屈曲化指数(K)は単繊維の実際の長さ(Lb)と単繊
    維の両端二点間の距離(Ls)との比(K=Lb/Ls
    )を表わす。) 2、木材繊維のα−セルロース含量が70〜90%であ
    る請求項1記載の紙基材樹脂積層板。 3、木材繊維のカナダ標準法濾水度が500ml以上で
    ある請求項1または2に記載の紙基材樹脂積層板。 4、紙基材が木材繊維を屈曲化させたパルプの含有量が
    5%以上である請求項1乃至3いずれかに記載の紙基材
    樹脂積層板。 5、積層板を構成する紙基材のうち少なくとも表面層に
    、屈曲化指数が1.1〜5.0の範囲にある屈曲した木
    材パルプ繊維を含有した紙基材を用いてなる請求項1乃
    至4いずれかに記載の紙基材樹脂積層板。
JP1524389A 1989-01-25 1989-01-25 紙基材樹脂積層板 Pending JPH02194951A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0740020A1 (en) * 1995-04-28 1996-10-30 Westvaco Corporation Postforming decorative laminates

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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