JPH0219420Y2 - - Google Patents

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JPH0219420Y2
JPH0219420Y2 JP3398484U JP3398484U JPH0219420Y2 JP H0219420 Y2 JPH0219420 Y2 JP H0219420Y2 JP 3398484 U JP3398484 U JP 3398484U JP 3398484 U JP3398484 U JP 3398484U JP H0219420 Y2 JPH0219420 Y2 JP H0219420Y2
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plate
wedge
base plate
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はベース板と押え板の二枚合せ構造から
成り、該ベース板と押え板の重ね合せ面間に集積
回路板を挟持するようにした、殊に薄平形の集積
回路板のキヤリアに関する。
従来技術 ICチツプを保有せる薄平形の集積回路板には
厚みの可及的削減の要請からフイルム状形態にし
たものが存在する。
これら薄平形集積回路板のキヤリアは同回路板
を保持した状態で出荷、運搬、備蓄がなされ、且
つそのままプリント基板、ICソケツトへの実装
に供されるものであるが、従来上記薄平形集積回
路板に用いるキヤリアとしては、USP第4007479
号に示すように、薄平形集積回路板を扁平で方形
のベース板と押え板の間に挟み、押え板に設けた
多数のピンをベース板に設けた多数の小孔に圧入
し、重ね合せ挟持状態を保持しているものが知ら
れている。
考案が解決しようとする問題点 然しながら上記従来のキヤリアはピン群を小孔
群に圧入する構造であるために、各ピンと小孔の
位置や太さを精度高く作らねばならず、製品によ
つては狂いを生じて重ね合せできなかつたり、ゆ
るみを生ずる不具合、或は複数の小孔に固く圧入
しているピンが抜け難く、従つて押え板の開閉及
び集積回路板の着脱に手間どる欠点があつた。
本考案は上記従来品の欠点に鑑み、上記多数の
ピンを小孔に圧入し押え板とベース板を重合状態
に結合する従来品の如き構造を採用せずに、薄形
で押え板の着脱が容易且つ的確に行なえるように
した二枚合せ構造の薄平形集積回路板のキヤリア
を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決する手段として、上
記扁平なパネルから成るベース板と押え板間に集
積回路板を挟持するキヤリアを構成する場合に、
上記ベース板を方形の枠パネルにて形成すると共
に、上記押え板には上記方形枠パネルの対向する
一組の枠片上面に重なる一対の弾性変位可能な腕
板を具備させ、該腕板基部を上記ベース板の一組
の枠片の一端を連結する枠片上面に重なる連結板
にて互いに連結し、上記押え板の各腕板の外側に
外側方へ開口する差口を形成し、該差口の奥部内
壁にて外側方へ傾斜する楔形キー片を形成すると
共に、該腕板が重ねられるベース板に該差口内へ
差し入れられる係合子を一体に突設し、該係合子
に内側方へ向け開口する楔形のキー溝を形成し、
上記両腕板の互いに接近する方向への弾性変位に
て上記差口の楔形キー片と係合子の楔形キー溝の
解除状態を形成し、上記両腕板の互いに離間する
方向への復元にて上記差口内へ係合子を嵌合させ
ると共に上記楔形キー溝内へ楔形キー片を弾性的
に係入させ、上記ベース板と押え板の重ね合せ状
態を形成するように構成したものである。
作 用 本考案は以上述べたように、集積回路板のキヤ
リアをベース板と押え板の二枚合せ構造とし、押
え板の一対の腕板を互いに接近方向へ弾性変位さ
せたり、離間する方向へ自己復元させてキー片と
キー溝を係脱させ、上記ベース板と押え板の重ね
合せ保持と開放を行ない、集積回路板の着脱を行
なう。両者の重ね合せ時には係合子の差口への嵌
まり合いにて横滑り方向へのガタを阻止し、且つ
キー片がキー溝へ係合し上下方向へのガタを阻止
し、集積回路板を適正に保持する。又両腕板の自
由端を手指で内外へ弾性変位させるのみで押え板
の開閉作業が頻る簡単に行なえ、集積回路板の着
脱が極めて容易且つ迅速に行なえる。
従つて本考案は従来のような小孔群へピン群を
圧入してベース板と押え板の閉合を保持する場合
のような高度の製作精度を要することなく、比較
的容易に製造でき、係合部の整合不良やゆるみ発
生を有効に防止できると共に、ピン群と小孔群の
圧入や圧入解除操作が容易に行ない難い問題等を
有効に解消する。
実施例 図面は本考案の実施例として提示された薄平形
集積回路板のキヤリア1を示す。
該キヤリア1はベース板2と押え板3の二枚合
せ板構造から成り、両板2,3の重ね合せにて該
重ね合せ面間に薄平形集積回路板4を挟持する構
造を採る。
該薄平形集積回路板4は合成樹脂フイルムから
成る方形のシート5を回路板母体とし、該シート
5の中央部に開穿した窓6にICチツプ7を保有
させ、該ICチツプ7の四辺から放射状に出され
たリードをシート5内に取り込み、シート内で配
線パターンを構成したものであり、シートの表面
に該配線パターンの接点が破置されており、縁に
小孔8が連穿されている。
上記集積回路板4のキヤリア1を形成するベー
ス板2は扁平な方形の合成樹脂パネルから成り、
中央部に放熱を兼ねる集積回路板4の収容窓9が
開穿され全体が方形枠パネル状を呈する。
該収容窓9の四コーナには集積回路板4のコー
ナ支持片10が張り出され、収容窓9に嵌装した
集積回路板4の周囲を収容窓9の内面にて規制し
つつ、各コーナを上記コーナ支持片10にて支持
する。
上記各コーナ支持片10には位置決ピン11を
立て、各位置決ピン11を上記集積回路板4のシ
ート5に穿けた小孔8に貫通し位置決めを図る。
他方キヤリア1を構成する押え板3は上記ベー
ス板2と略同形の外形を呈し、同ベース板と同
様、扁平な合成樹脂パネルから成り、図示のよう
に基部を互いに連結されて平行に延ばされた一対
の腕板12を具備する。
腕板12は図示のように方形枠パネル状を呈す
るベース板2の対向する一組の枠片上面に重な
り、両腕板12の基部を連結する連結板13が上
記一組の枠片の一端を連結する枠片上面に重な
り、中央部に連結板13と腕板12によつて囲ま
れた前記窓9と対応する窓14を形成すると共
に、該窓14の四コーナ部に集積回路板4のコー
ナ押え片15を前記コーナ支持片10と対応し張
り出し、ベース板2と押え板3の重ね合せにてコ
ーナ押え片15とコーナ支持片10間に集積回路
板4の四コーナを挟持し、各コーナ押え片15に
位置決ピン挿入孔16を穿け、上記集積回路板の
挟持下において前記シート5の小孔8に貫挿した
位置決ピン11を更に該ピン挿入孔16に挿入す
る構成とする。
上記の如く両腕板12は連結板13の両端から
略直角をなす折曲角度で並行して延ばされ、押え
板全体形状を略コ形枠パネル状となして、両腕板
12をその連結基部たる連結板13両端の折曲部
を支点として互いに内方へ弾性変位可となす。
即ち、両腕板12はその自由端に押圧力を与え
ることによつてその弾力に抗し互いに接近する方
向へ弾性変位可能であり、又押圧力を解除するこ
とによつてその弾性に従い互いに離間する方向へ
復元し、上記係脱が容易になされる。
前記押え板3の各押え片15に穿けた位置決ピ
ン挿入孔16は腕板12の自由端側においてその
孔形状を図示のように長孔16′となし、上記腕
板12の内方への弾性変位動作を該長孔16′と
ピン11との挿合下で行なわせる。
斯くして弾性変位可となされた腕板12とベー
ス板2間には上記両腕板12の弾性に抗する接近
方向への弾性変位にて相互の係合が解除され、弾
性に従つた離間方向への復元にて相互に係合さ
れ、該係合にてベース板2と押え板3との重ね合
せ状態を保持する係合手段を各腕板毎に具備す
る。
上記係合手段の具体例につき説明すれば以下の
通りである。
第1図乃至第4図に示すように、上記押え板3
側にその腕板12の自由端部外側に位置し外側方
へ開口する差口17を形成し、又ベース板2側に
該差口17と対応する位置に該差口17内へ差し
入れられる係合子18を一体に突設する。
更に上記差口17の奥部内壁にて外側方へ向け
傾斜する楔形キー片19を形成し、又上記係合子
18の内側壁面を係合子基部へ向け喰い込む角度
の傾斜面として内側方へ向け開口する楔形のキー
溝20を形成する。
斯くして、両腕板12を手指で摘持したり工具
を用いる等して互いに接近する方向への側圧をか
けこれをその弾性に抗し同方向へ弾性変位させな
がら差口17を係合子18の内側へ対向させ、次
いで該対向状態から腕板12の側圧を解除し、こ
れを互いに離間する方向へ復元させることにより
差口17内へ係合子18を嵌合させ、同時に楔形
のキー溝20内へ楔形キー片19を弾性的に係入
させる。楔形相互の係入によつてガタの吸収が図
れ、押え板3とベース板2との重ね合せを開く方
向と重ね合せ面を滑る方向へのガタを生じさせな
い重ね合せ状態が形成できる。
上記キー片19とキー溝20の係合状態は押え
板3の腕板12を再び内方へ弾性変位させること
により解除され押え板3を開放し集積回路板4を
摘出することができる。
本考案は上記実施例において、上記押え板3と
ベース板2とは連結板13において互いに開閉可
に連結させても良い。例えば連結板13とベース
板2の対応する枠片とを繰り返し曲げ可能な一体
成形連結片で連結する等である。
図示の実施例においては押え板3の連結板13
とこれが重ねられるベース板2の枠片とを上記腕
板12の差口17と係合子18と同じ仕口手段を
適用している。
即ち、押え板3の連結板13の外側に差口21
を凹欠し、その内壁にて外側方へ向けられた楔形
キー片22を形成し、これと対応するベース板2
の枠片に係合子23を突設し、該係合子23の内
側壁に内側方へ開口せる楔形キー溝24を形成
し、押え板3の閉合にあたつては先ず上記係合子
23を差口21内へ嵌合させて相対位置を確保し
た後、押え板3を伏倒させつつキー片22をキー
溝24内に係入し、該伏倒時に前記の如く腕板1
2をその弾性に抗しながら腕板内側方向へ巾寄せ
し、ベース板2の上面に重なり合つた時点で腕板
外側方向へ巾寄せを解除すれば腕板12は自己復
元して差口17と係合子18との嵌まり合い、キ
ー溝20とキー片19の係合が果され、集積回路
板の保持がなされる。
考案の効果 本考案は以上説明したように、集積回路板のキ
ヤリアをベース板と押え板の二枚合せ構造とし、
両者の重ね合せにて集積回路板の保持を行なうよ
うにしたキヤリアにおいて、重ね合せ保持と開放
を押え板の一対の腕板を接近方向へ弾性変位させ
たり、離間方向へ復元させてキー片とキー溝を係
脱させ行なうものであるから、キヤリアの扁平化
を阻害せずに重ね合せ保持機構が形成できると同
時に、係合子の差口の嵌まり合いにて横滑り方向
へのガタを良好に阻止し、且つキー片がキー溝へ
係合し、その楔作用にて上下方向へのガタを確実
に阻止し、集積回路板を適正に保持することがで
きる。
又腕板の自由端を手指で内外へ弾性変位させる
のみで押え板の開閉作業が頻る簡単に行なえ、集
積回路板の着脱が極めて容易且つ迅速に行なえ
る。
又従来のような小孔群へピン群を圧入してベー
ス板と押え板の閉合を保持する場合のような高度
の製作精度を要することなく、比較的容易に製造
でき、キー溝とキー片の楔作用にて該圧入による
場合のような整合不良やゆるみ発生を有効に防止
できる。加えて本考案は、従来のキヤリアの欠点
であるピン群を小孔群に圧入したり抜去する作業
が容易に行ない難く取出しに手間どる問題も効果
的に解消する。
上記によつて運搬、梱包、備蓄に嵩張らず、又
ICソケツトへの密着実装が可能なキヤリアを提
供できた。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の実施例を示すキヤリアを押
え板の開放状態を以つて示す斜視図、同図Bは同
キヤリアを集積回路板収容状態を以つて示す斜視
図、第2図は押え板をベース板に重ね合せて集積
回路板を保持した状態を示すキヤリア斜視図、第
3図は第2図A−A線断面図、第4図は第2図B
−B線断面図、第5図はキヤリアを構成するベー
ス板平面図、第6図は同押え板平面図である。 1……キヤリア、2……ベース板、3……押え
板、4……薄平形集積回路板、12……腕板、1
3……連結板、17……差口、18……係合子、
19……キー片、20……キー溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扁平なパネルから成るベース板と押え板の二枚
    合せ構造から成り、該ベース板と押え板の重ね合
    せによつて同重ね合せ面間に集積回路板を挟持す
    るキヤリアにおいて、上記ベース板は方形の枠パ
    ネルにて形成すると共に、上記押え板は上記方形
    枠パネルの対向する一組の枠片上面に重なる一対
    の弾性変位可能な腕板を備え、該腕板は基部を上
    記ベース板の一組の枠片の一端を連結する枠片上
    面に重なる連結板にて互いに連結され、上記押え
    板の各腕板の外側に外側方へ開口する差口を形成
    すると共に、該腕板が重ねられるベース板に該差
    口内へ差し入れられる係合子を一体に突設し、更
    に上記差口の奥部内壁にて外側方へ向け傾斜する
    楔形キー片を形成すると共に、上記係合子に内側
    方へ向け開口する楔形のキー溝を形成し、上記両
    腕板の互いに接近する方向への弾性変位にて上記
    差口の楔形キー片と係合子の楔形キー溝の解除状
    態を形成し、上記両腕板の互いに離間する方向へ
    の復元にて上記差口内へ係合子を嵌合させると共
    に上記楔形キー溝内へ楔形キー片を弾性的に係入
    させ、上記ベース板と押え板の重ね合せ状態を形
    成する構成としたことを特徴とする薄平形集積回
    路板のキヤリア。
JP3398484U 1984-03-09 1984-03-09 薄平形集積回路板のキヤリア Granted JPS60146089U (ja)

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JPS60146089U JPS60146089U (ja) 1985-09-27
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