JPH02193839A - 原稿自動送り装置 - Google Patents

原稿自動送り装置

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JPH02193839A
JPH02193839A JP1248389A JP1248389A JPH02193839A JP H02193839 A JPH02193839 A JP H02193839A JP 1248389 A JP1248389 A JP 1248389A JP 1248389 A JP1248389 A JP 1248389A JP H02193839 A JPH02193839 A JP H02193839A
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timer
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Application number
JP1248389A
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English (en)
Inventor
Wataru Hamakawa
濱川 亘
Hirokazu Matsuo
松尾 洋和
Yusuke Morigami
祐介 森上
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複写機や画像読取装置、あるいはマイクロ写真
撮影装置等において、原稿を画像の露光や読取り、ある
いは撮影が行われるプラテン部まで自動的に送り込みま
た排出する原稿自動送り装置に関し、特に原稿搬送路の
途中に設けたローラ対の前後に先後2枚の原稿を整列さ
せた後、それらを整列状態のまま自動給送できるように
した原稿自動送り装置に関するものである。
(従来の技術) このような整列給送モードは、第45図に示すように、
原稿搬送路の途中に下流側搬送手段aに接続された第1
の駆動源すとクラッチCを介し接続されたローラ対dを
有し、上流側搬送手段eが第2の駆動源fに接続された
搬送機構によって簡単に達成される。
その動作手順は、先ず第1、第2の各駆動源す、fを正
転オンすると共にクラッチCをオンすることによって、
先の原稿ODIを上流側搬送手段e、ローラ対d、下流
側搬送手段aによつてローラ対dを通過するまで搬送し
ておく。次にクラッチCおよび第2の駆動源「をオフし
てローラ対dおよび上流側搬送手段eが停止した状態で
第1の駆動手段すを逆転オンする。これにより下流側搬
送手段aが先の原稿001を逆送して停止中のローラ対
dに送り付けてそのニップ部に先の原稿001の後端を
整合させる。この後第1の駆動源すをオフして下流側搬
送手段aおよびローラ対dを停止状態にする一方、第2
の駆動源fを正転オンして次の原稿002をローラ対d
送り付け、そのニップ部に次の原稿002の先端を整合
させる。
以上によって先の原稿ODIと次の拳固002とを図に
示すようにローラ対dの前後に整列させることができる
。この状態で第1、第2の各駆動源す、fを同時に正転
オンすると共にクラッチCもオンして、上流側搬送手段
e、ローラ対d、下流側搬送手段aを正転駆動すること
により、先の原稿001と次の原稿002とを前記整列
した状態で例えばプラテンガラスg上に送り込んで同時
複写に供することができる。
(発明が解決しようとする課題) しかし従来のように第1、第2の各駆動手段す、r、ク
ラッチCを同時にオンしても、次の原稿の002の搬送
が先の原稿の001の搬送よりも先行して先の原稿00
1が次の原稿002に重なってしまう。このため2枚の
原稿001 、002を同時複写するのに双方の画像間
隔が縮まったり欠けたりして首尾よく複写できない。
これは第1駆動源すに接続される下流側搬送手段aの駆
動トルクが第2図駆動源「に接続される上流側搬送手段
eのそれよりも大きく立上がりが遅いうえに、クラッチ
Cもオンと同時には駆動がつながらないため、上流側搬
送手段eによる次の原稿002の給送が先行し、この先
行した分ローラ対dをそれ等が駆動され初める等により
急速に抜けて先の原稿001に重なってしまうと言った
事情によると思われる。
本発明はこのような知見に基き、ローラ対の前後に整列
させられた先の原稿と次の原稿とを同時に給送し始める
ことができるタイミングで第1、第2の各駆動源および
クラッチをオンすることにより、先の原稿と後の原稿と
の間隔が開いてしまうようなことなしに前記従来のよう
な問題点を解消することを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記のような目的を達成するために、原稿搬送
路の途中に下流側搬送手段に接続された第1の駆動源と
クラッチを介し接続されるローラ対を有し、このローラ
対にそれが停止した状態でローラ対を通過し終えている
先の原稿を下流側搬送手段により逆送して下流側から送
り付けると共に次の原稿を第2の駆動手段に接続された
上流側搬送手段により上流側から送り付けて整列させる
ようにした原稿自動送り装置においてローラ対の前後に
整列した2枚の原稿を次へ給送するのに、ローラ対のク
ラッチをオンした後第1の駆動手段を働かせ、次いで第
2の駆動手段を働かせる制御手段を設けたことを特徴と
するものである。
(作 用) ローラ対の前後に整列させた先の原稿と次の原稿とを次
へ給送するのに制御手段が働かされる。これによりクラ
ッチを先ずオンした後第1の駆動源をオンするので、ク
ラッチが実際に駆動を伝えられるようになった時点かそ
れ以後に第1の駆動源が立上がってローラ対と下流側搬
送手段とが同時に駆動されるようにすることができる。
そして第2の駆動源は第1の駆動源よりも後でオンする
ので、第1の駆動源の速い立上がりを第2の駆動源の立
上がりに合わせて、上流側搬送手段もローラ対および下
流側搬送手段と同時に駆動して先の原稿の給送と次の原
稿の給送とを同時に開始することができる。
(実施例) 本発明の一実施例を図面に基き以下説明する。
本実施例は両面複写可能な複写機に適用した場合を示し
ている。第1図に示すように複写機Aは上面にプラテン
ガラス2を有している。このプラテンガラス2の一端部
には金属製の原稿スケール3が設けられている。原稿ス
ケール3はプラテンガラス2上に原稿を手置きするよう
な場合に、原稿のサイズごとの位置を示す目盛(図示せ
ず)を有しているばかプラテンガラス2よりも上方に突
出して原稿を位置決めする位置決め部材をなしている。
3aはその位置決めを行うための位置決め面を示し、本
実施例ではプラテンガラス2上に常時突出しているが、
必要時のみ突出させられるようにすることもできる。
複写機Aのプラテンガラス2を持った上面には原稿自動
送り装置Bがその後縁部をヒンジ連結(図示せず)して
開閉可能に設けられている。
これにより原稿自動送り装置Bは開閉されることでプラ
テンガラス2上に手置きした原稿を押え付けて複写に供
する原稿カバーとして働くし、プラテンガラス2上に被
さった状態のままで原稿をプラテンガラス2上に自動的
に送り込み、またプラテンガラス2から自動的に排出す
ることができる。
原稿自動送り装置Bはその上部に原稿セットトレー11
および原稿排出トレー12が上下2段に形成されている
。原稿排出トレー12は第1図、第7図に示すように装
置本体13の上面の凹陥部として形成され、前面側に開
放した取出口13bから原稿を取出せるようになってい
る。
原稿排出トレー12の右側には給紙部14が設けられ、
この給紙部14に原稿セットトレー11がブラケット1
5によって給紙部14に向かって下り勾配に取付けられ
ている。また原稿セットトレー11は原稿サイズに応じ
て移動可能なセンター合せタイプのサイドガイド20を
有している。給紙部14には原稿セットトレー11上に
セットされた原稿を下出し給紙するピックアップローラ
16と、下出し給紙された原稿を一枚ずつに捌いて送り
出す捌きローラ17および捌きパッド18からなる捌き
部と、この捌き部を経てきた原稿を挟持して確固に給送
するフィードローラ対19とが原稿セットトレー11に
続く給紙下ガイド21に沿って順次設けられている。
捌きローラ17のすぐ手前の位置に原稿ストッパ31が
設けられている。原稿ストッパ31はキープソレノイド
32が働かされた回動軸34に固設されている(第3図
)。通常、原稿ストッパ31は給紙下ガイド21より上
方に突出した原稿受止め位置にあってセットされる原稿
を受止めてセット惑を与えると共に先端を揃える役目を
する。
ソレノイド32のオンによってばね33に抗し給紙下ガ
イド21の下方に退入される。
ピックアップローラ16および捌きローラ17は共にゴ
ム製であって、原稿搬送路のセンターラインのすぐ両側
に位置している(第3図)。左右のピックアップローラ
16の上方に原稿押え22が設けられている。この原稿
押え22は板ばねより成り、回動軸23に取付けられて
いる。回動軸23にはソレノイド24と復元用のばね2
5とが働かされており、回動軸23は通常ばね25の付
勢によって原稿押え22を上動させる回動位置に保たれ
ているが、ソレノイド24がオンすることによって原稿
押え22を下動させるようにばね25に抗し回動させら
れる。これによって原稿押え22は原稿セットトレー1
1上の原稿をピックアップローラ16に弾性的に押付け
、ピックアップローラI6の搬送力が最下原稿に確実に
働くようにする。
原稿セットトレー11に初めてセットされた原稿につい
て給紙を開始する初期に、原稿押え22を働かせるとと
もに、原稿ストッパ31が原稿受止め位置に上動してい
るままの状態で予備的に原稿搬送を一定時間行う。これ
によりセットされた原稿の最下側のものがピックアップ
ローラ16との干渉などのため充分な位置までセットさ
れていないことがあっても、その予備的搬送によて最下
側原稿は原稿ストッパ31まで確実に送り付けられ、セ
ットされている原稿の全てが揃う、この時点で原稿スト
ッパ31が下動されて原稿給送を可能にする。予備的搬
送は原稿が薄紙であってそれに無理が掛かるような場合
原稿押え22を働かせないで行うこともできる。
このような配慮なしでは最下側原稿の上で先行している
原稿が先に捌き部に達してその−枚が抜けてしまってか
ら最下側原稿が捌き部に達してまたそれが抜けてしまう
と云った多重給送が生じる。
原稿ストッパ31と捌き部との間に前捌き板35が設け
られている。前捌き板35は捌き部の手前側から捌きロ
ーラ17の表面に向は下り勾配の姿勢で固設され、捌き
ローラ17の捌きバッド18が接触している部分のすぐ
手前に先端を接近させている。前捌き板35は金属製の
基板35aとその上に重ね合わせた樹脂製の上板35b
とからなり、上板35bが捌きローラ17との間に必要
な給紙ギャップを形成している。基板35aは上板35
bの場合よりも大きなギャップを捌きローラ17との間
に形成している。
これにより前捌き板35は、予備搬送によって原稿スト
ッパ31に当接し揃えられた原稿群が給紙されてきたと
き、その先端を基板35aおよび上135bの裏面に沿
って並ぶように案内し、最下側のものを先行させる。し
かも最下側の原稿は基板35aと捌きローラ17とのや
や大きなギャップによって捌き部側に容易に抜ける。し
かしその原稿枚数は捌き部での捌きを充分に受けるには
まだ多過ぎるが、次に上板35bと捌きローラ17との
小さなギャップに規制されて適当な枚数の原稿に捌かれ
捌き部に抜ける。このときの捌きは基板35aにより捌
かれた少ない原稿について行われるので容易であるし、
万−捌き切れない分があっても上板35bの可撓性によ
る逃げもあって適当枚数の原稿が容易に抜ける。
このため前捌き板35では原稿群を比較的少ない枚数に
捌いて無理なく確実に送り出せる。もっとも上板35b
の可撓性の程度はその材質や厚さの設定によって自由に
選択することができる。
捌きパッド18は摩擦係数の大きいゴムよりなり、バッ
ドホルダー36の下面一部に埋め込まれ、パッドホルダ
ー36ごとばね37により付勢されて捌きローラ17に
圧接されている。これによって前捌きFi35を経た少
枚数の原稿が捌き部に給送されてきたとき捌きパッド1
8は上側からそれらの進行を妨げようとするから、搬送
力の太きな捌きローラ17に接している最下の原稿のみ
が捌かれて抜ける。
なお原稿押え22、前捌き板35および捌きバッド18
は、センターラインの左右で前後に並ぶピックアップロ
ーラ16および捌きローラ17の搬送中心線上に位置さ
せられ、それらローラ16および17の強力な搬送を受
ける原稿に確実に作用し、またその作用点が左右対称で
あることにより原稿をスキューさせる原因とならないよ
うにしている。
フィードローラ対19はストレートローラとされ、捌き
部から送り出されてくる一枚の原稿をその全幅部分で挟
持して確固に給送する。
−枚の原稿がフィードローラ19に至って搬送される時
点では原稿セットトレー11からの新たな原稿の送り出
し阻止のためにピックアップローラ16および捌きロー
ラ17を停止させるようにする。
このため本実施例ではピックアップローラ16、捌きロ
ーラ17およびフィードローラ対I9は1つの給紙モー
タMl (第1図)によって駆動するが、捌きローラ1
7の駆動軸上には電磁クラッチCLI (第2図)を設
け、捌きローラ17とそれに連動するピックアップロー
ラ16の駆動軸41.42との間には一方向クラッチ4
3を設け、ピックアップローラ16および捌きローラ1
7は駆動を停止されてもフィードローラ19によって搬
送される原稿が接している間空転により従動し搬送に抵
抗を及ぼさないようにする。
なおピックアップローラ16の部分には原稿セットトレ
ー11に原稿がセットされているがどうかを検出するエ
ンプティセンサSlが設けられ原稿を検出していること
によりADF動作を可能とする。捌き部のすぐ後には捌
き部から送り出される原稿を検出する給紙センサs2が
設けられ、原稿を検出したとき給紙された原稿がフィー
ドローラ対19に確実に噛込まれる所定時間後原稿押え
22を上動させ、また電磁クラッチCLIをオフしてビ
ックアップローラエ6および捌きローラ17の駆動を断
つ。
フィードローラ19の後にはUターンバス51が設けら
れ、給送する原稿を原稿スケール3の手前からプラテン
ガラス2上に向けるように案内する。Uターンバス51
の原稿スケール3に近い部分にはタイミングローラ対5
2が設けられ、Uターンパス51に続いては原稿スケー
ル3およびプラテンガラス2上に位置する搬送ベルト5
3が設けられている。
これらタイミングローラ対52および搬送ベルト53は
可逆モータであるメインモータh2によって駆動される
が、タイミングローラ52はその伝達系に設けられた電
磁クラッチCL2のオン、オフによって搬送ベルト53
とは独立して適時に停止させられる。タイミングローラ
52はその停止状態でフィードローラ19がら給送され
てくる原稿を一旦受は止めることにより自身のニップ部
に原稿の先端を整合させて原稿のスキューを矯正する。
その後タイミングローラ対52は複写機Aでの複写動作
とのタイミングをとった再駆動によってスキュー矯正後
の原稿を駆動され続けている搬送ベルト53に送り付け
る。
搬送ベルト53は装置本体13の前後フレーム65に支
持された駆動ローラ54と従動ローラ55とによって原
稿スケール3およびプラテンガラス2に沿うように張設
されている。駆動ローラ54は前端側か装置本体13の
前側のフレーム65に固定された軸受(図示せず)に抜
き差し自在に保持されると共に、メインモータM2と連
結するための受動ギヤ63を持った後端側は、後側のフ
レーム65に下方から着脱可能にビス64にて固定され
る取付板56に固定された軸受66にて支持されている
(第4図、第5図)。これによって駆動ローラ54は取
付板56の着脱と、駆動ローラ54自身の前側フレーム
65に固定された軸受との抜き差しによって着脱可能で
あり、またそれに伴って受動ギヤが駆動ギヤ63と噛み
合いまた離れるようになっている。尚、場合によっては
駆動ローラ54の前端側も、取付板56と同様の部材を
介してフレーム65に装着するようにしてもよいが、上
記の構成により駆動ローラ54の前端側は上記軸受より
抜き取るだけでフレーム65から取りはずすことができ
、駆動ローラ54の取りはずし作業がより容易になる。
従動ローラ55は、第2図および第4図に示すように、
その両端が装置本体13の前後のフレーム65に着脱お
よびスライド自在に取付けられるスライド板57に支持
され、スライド板57の着脱によって着脱される。スラ
イド板57は、自身に固定された従動ローラ55の軸受
58が前後のフレーム65に形成された下方に開放され
た鉤型溝59に嵌合されると共に、自身の上方に開放さ
れた鉤型溝60が前後のフレーム65上の支持ピン61
に係合されてスライドおよび取外し可能に取付けられる
。この取付は状態で支持と761とスライド板57との
間にばばね62を働かせてスライド板57を第1図右方
に付勢している。二〇付勢を受けてスライド+1i5T
は従動ローラ55を第1図右方に移動させようとして搬
送ベルト53にテンシヨンを与えると共にフレーム65
への取付状態が保たれている。
以上によって搬送ベルト53はその駆動ローラ54およ
び従動ローラ55を装置本体13から下方に着脱するこ
とにより簡単に着脱される。このため装置本体13の前
後のフレーム65を連結して補強するステー71は搬送
ベルト53を張設している部分の上方に設けである。ま
た搬送ベルト53の内側には搬送ベルト53の各所をプ
ラテンガラス2に押し付けて搬送力を確保するバックア
ップローラ72.76が設けられているが、バックアッ
プローラ72.76は、その回転軸72a 、76aを
前後フレーム65に取付けた樹脂製のホルダ73および
スライド板57で着脱自在に保持するようにし、搬送ベ
ルト53の着脱に支障ないようになっている。
ホルダ73は第4図及び第6図に詳細に示すように、回
転軸72aを弾性的に着脱できるポケット部73aを有
し、ポケット部73aは回転軸72aを受は入れると上
下動自在に保持し、バックアップローラ72が自重で搬
送ベルト53をプラテンガラス2に押し付けるようにす
る。
搬送ベルト53はバックアップローラ72.76との協
働によって矢印方向に正駆動されるときタイミングロー
ラ52から送り出される原稿をプラテンガラス2上に送
り込み、またプラテンガラス2上の原稿を排出する。搬
送ベルト53が逆駆動されるとプラテンガラス2上に送
り込んだ原稿をスイッチバックにより原稿スケール3の
位置決め面3aに当接させてプラテンガラス2上に位置
決めし、あるいは原稿排出トレー12の第1図左側に設
けられている排紙・リターン部81から表裏反転してリ
ターンされてくる原稿を再度プラテンガラス2上に送り
込んで位置決めし、両面原稿の裏面複写等に供する。こ
の場合も原稿の逆送量調整によって薄紙モード設定時は
原稿を原稿スケール3の位置にちょうど戻して押付けな
しの位置決めをし、それ以外は厚紙の原稿として原稿ス
ケール3に押当てて強制位置決めを行うようにする。さ
らに本実施例では1枚目の原稿をプラテンガラス2側に
送り込んでタイミングローラ対52を過ぎてから原稿ス
ケール3を越えないうちにスイッチバックさせることに
よりタイミングローラ52のニップ部に後端部を整合さ
せておき、2枚目の原稿を給送してタイミングローラ5
2に送り付けてそのニップ部に先端を整合させ、2枚の
原稿をタイミングローラ対52の前後に並べておき、こ
の両原稿を1枚の原稿としてプラテン2上に送り込んで
位置決めし、同時に複写に供するツー・イン・ワン動作
も可能とする。複写後の2枚の原稿は以後1枚の原稿と
同じように取り扱って排出等を行う。
タイミングローラ52の手前の位置にはフィードローラ
19から給送されて(る原稿を検出するセンサS3が設
けられ、このセンサS3が原稿を検出してから所定時間
後タイミングローラ52が再駆動されるようにして前記
先端の整合と複写機Aにおける複写動作とのタイミング
調整を行う。
またセンサS3が原稿の後端を検出してから所定時間後
、つまり原稿が原稿スケール3を距離xOだけ過ぎる時
点で搬送ベルト53の駆動を停止して逆転させることに
より前記原稿のスイッチバックによる位置決めを行う。
この位置決めのためのスイッチバックtX1はXO<X
Iの関係となるよう設定される。したがって原稿は原稿
スケール3を過ぎた距離xO以上の×1だけスイッチバ
ックさせられようとして位置決め面3aに確実に当接し
て位置決めされる。そして搬送ベルト53が過剰に逆駆
動されて原稿をスイッチバックさせようとするのに対し
、位置決め面3aに当接した原稿はそれ以上逆送されず
に自身の腰の強さにより突っ張って搬送ベルト53との
間で滑りが生じるので別設問題になることはない。
ところが腰の弱い)W手の原稿であると位置決め面3a
に当接した後突っ張り切れず、プラテンガラス2、原稿
スケール3、搬送ベルト53の間に形成される三角形状
の隙間内で折れ曲がったり小刻みなシワが生じたりする
。これを回避するため薄紙モード設定キー75(第1図
、第7図、第8図)が操作されたときだけ前記スイッチ
バックによる通常の原稿位置決めモードから薄紙モード
に切換え、センサS3が原稿の後端を検知してからの時
間設定により原稿の後端が位置決め面3aの位置に達す
る搬送量を得、その時点で搬送ベルト53を停止させる
ことにより原稿をスイッチバックなしに位置決めするよ
うにする。
なおバックアツプローラ72相互間、あるいはバックア
ップローラとその手前および後方の搬送手段との間の各
パスは、搬送方向での原稿最小サイズよりも小さく設定
される。これによりサイズの原稿でも確実に搬送するこ
とができる。
しかし従動ローラ55の横に配設されるバックアップロ
ーラ76は従動ローラ55の極く近くに位置させなけれ
ばならない、そこでこのバックアップローラ76は従動
ローラ55と共に前記スライド板57に支持し、同時に
着脱されるようにするが、この支持のためスライド板5
7にバックアップローラ保持部57aを一体成形し、こ
の保持部57aによってバックアップローラ76を上下
動自在に保持している。またバックアップローラ76は
保持部57aとの間に働かせたばね93(第2図、第4
図)により下方に付勢し、搬送ベルト53を原稿スケー
ル3の位置決め面3a側のエツジに押付けるようにしで
ある。これにより位置決めのためにスイッチバックされ
る原稿が位置決め面3aを乗り越えてしまうような不都
合が解消される。
センサS3が原稿の先端を検知してから後端を検知する
までの時間と原稿の搬送速度との関係から原稿の通紙方
向の長さを判定することができ、これにUターンバス5
1の途中に設けられた幅センサS4による原稿の幅情報
を組合わせることによって原稿の縦送りか横送りかを含
めたサイズを判定することができ、この判定結果は複写
機Aの側でのカセット選択、倍率選択に利用される。
排紙・リターン部81にはプラテンガラス2に続いて原
稿排出トレー12に抜けるUターンパス82が設けられ
、その途中に反転ローラ83が、また原稿排出トレー1
2への排紙口84部に排紙ローラ85がそれぞれ設けら
れている。またUターンパス82の途中から反転ローラ
83に沿ってプラテンガラス2上に原稿を戻すリターン
バス86も設けられている。
反転ローラ83および排紙ローラ85は搬送ベルト53
と共にメインモータM2により同時駆動する。
しかしメインモータ?I2からの駆動系にはメインモー
タM2の正転のみが一方向クラッチを介し正転のまま伝
達される第1の系統と、メインモータM2の逆転のみが
一方向クラッチを介し正転に切換えて伝達される第2の
系統とが設けられ、メインモータM2の回転方向、つま
り搬送ベルト53の駆動方向が正逆どちらであっても反
転ローラ83および排紙ローラ85は正転のみされる。
反転ローラ83にはそれに原稿を沿わせるように従動す
る反転コロ87.88が圧接させられている。
なおツー・イン・ワン動作モードで複写後の2枚の原稿
が排出される際、2枚の原稿が続いた状態のままである
と、先の原稿が後の原稿に押されて過剰に送り出され、
原稿排出トレー12上で揃いにくくなる。このため排紙
ローラ85の周速を搬送ベルト53より幾分大きく設定
しておき、先の原稿が排紙ローラ85でのみ搬送される
ようになったとき前記速度差によって先の原稿を後の原
稿から引き離して排出されるようにする。これにより先
の原稿が後の原稿によって過剰に送り出されるのを防止
することができる。
Uターンバス82の入口には反転下ガイド89が設けら
れており、プラテンガラス2上から搬送ベルト53によ
って排出されてくる原稿をUターンパス82へすくい上
げ、反転ローラ83と反転コロ87との間に向は案内す
る。
Uターンパス82に導入された原稿は反転ローラ83と
反転コロ87.88とによって搬送していく。
Uターンバス82のリターンバス86が分岐している部
分には切換え爪91が設けられており、切換え爪91が
第1図の実線位置にあると前記搬送される原稿を排紙口
84側に導いて排紙ローラ85により原稿排出トレー1
2上に排出させる。また切換爪91が仮想線にあると前
記搬送される原稿をリターンバス86の側に案内する。
反転コロ87のすぐ手前には排出センサS5が設けられ
ている。このセンサS5が原稿を検出したとき、一定時
間後つまり原稿が排紙ローラ85を通過し終わる前にメ
インモータM2の回転速度を一時期低速にして原稿の原
稿排出トレー12への飛び出しを抑制したりする。また
排出センサS5の検出にて両面複写での搬送ベルト53
を逆駆動する反転タイミング等をも得る。
原稿排出トレー12は第1図、第7図に示すように水平
な底面12a上に一山形の原稿受はリブ12b 、12
c 、 12dが原稿排出方向に順次設けられている。
これら各原稿受はリブ12b〜12dは原稿の搬送方向
サイズに応じて位置付けされ、それらが受は止める原稿
の重心位置よりも後方寄りに頂点を持っている。これに
より排出される原稿はその搬送方向サイズに合う原稿受
はリブ12b〜12dに到達するまでは排紙ローラ85
の搬送力によって順次乗り越えさせられていき、サイズ
に合うものに到達するとその頂点をも乗り越えさせられ
るが、原稿はこの頂点を重心位置が越える前に排紙ロー
ラ85から外れて搬送を断たれるので、頂点部の通過抵
抗が原稿の排出。
時の勢いを抑える。したがって原稿はその後端が排紙口
84を持っている原稿排出トレー12の後壁からほとん
ど離れない状態で落ち着かされ、どのようなサイズの原
稿でもその位置に揃う。
なお後方の原稿受はリブ12dは原稿セットトレー11
との位置関係から低く形成している。このため原稿セッ
トトレー11の裏面には樹脂フィルム92を設けて、長
い原稿を原稿受はリブ12dに軽く押付は他の原稿受は
リブ12b 、12cと同じ作用を発揮できるようにす
る。
以上の各種制御のために第8図に示すマイクロコンピュ
ータ(以下マイコンと言う)101が用いられる。マイ
コン101にはメインモータM2および給紙モータM1
がそれぞれの駆動および速度制御回路102.103を
介し出力側に接続されている。マイコン101の出力側
にはさらに原稿押え22、原稿ストッパ31、切換爪9
1の各ソレノイド24.32.104や捌きローラ17
、タイミングローラ52の各クラッチCLI 、 Cl
3および各種警告用のブザー105等の動作部材が駆動
回路106を介し接続されている。
またマイコン101の入力側には原稿エンプティセンサ
Sl、給紙センサS2、タイミングローラ部センサS3
、輻センサS4、排出センサS5および薄紙モード設定
キー75等が接続されている。
マイコン101にはさらに複写機Aの側に設けられてい
る動作制御用のマイコン(図示せず)と信号を授受する
ためのシリアル発信線107およびシリアル受信線10
8も設けられている。
以下第9図から第44図に示すフローチャートに基き、
一連の具体的な動作制御を概略的に説明する。
先ず第9図、第10図は動作制御のメインルーチンを示
すフローチャートである。電源が投入されるとステップ
#lの初期設定が行われる。
この初期設定ではRAMのクリア、各種初期モードの設
定を行う0次いでステップ#2では各センサ5l−55
や原稿自動送り装置Bにおける各開閉カバーの状態のチ
エツクとエツジ処理と云った入力処理を行う。ステップ
#3では各種表示や各モータ旧、M2、各ソレノイド2
4.32.104および各クラッチCLI〜CL2 、
ブザー105等の駆動のための出力処理を行う。
続くステップ#4では複写機A側との通信処理を行い、
ステップ#5では特にセンサ5l−35、薄紙モード設
定キー75等の入力や複写機A側からの信号の内部処理
を行い、それに伴うフラグのセット、リセットを行う。
ステップ#6では原稿が原稿セットトレー11に最初に
セットされた場合に予備給紙動作を行う。
ステップ#7では原稿給送要求に応じて原稿セットトレ
ーll上の最下原稿をタイミングローラ対52に整合す
るまで給送する給紙動作を行う。
次のステップ#8では片面原稿の設定に対応してプラテ
ンガラス2上の原稿を排出させ、また給紙された原稿を
プラテンガラス2上へ送り込む片面搬送動作を行い、ス
テップ#9では両面原稿の設定に対応してプラテンガラ
ス2上の両面原稿を表裏反転させたり、また排出したり
、給紙された両面原稿をプラテンガラス2上に送り込む
両面搬送動作を行う。
さらにステップ#10では2枚の原稿をプラテンガラス
2上に送り込んで同時複写に供した後排出したりするツ
ー・イン・ワン搬送動作を行う。また次のステップ#l
lでは装置Bがジャムトラブルを起こしたとき、その判
定に対応したジャムトラブル信号のセットや表示、駆動
のオフと云ったジャムトラブル処理を行い、ステップ#
12では複写機A側からのクリア信号や割込み信号、ジ
ャム信号等に対応して装置B内にある原稿を排出させる
排出動作を行う。
また続くステップ#13ではセンサS3、S4の原稿検
知信号から各モードに応じた原稿のサイズコードを設定
するサイズ検出処理を行い、最後のステップ#14では
ルーチンタイマを処理しタイマ終了を待ってステップ#
2に戻る。
次にメインルーチン中の主なサブルーチンにつき説明す
る。
第11図、第12図はモード処理サブルーチンのフロー
チャートを示している。先ず複写機A側でのメインスイ
ッチのオン、オフ信号をチエツクし、装置Bの操作パネ
ルの表示の点灯、消灯を行う(ブロック21)。
次のブロック22は原稿エンプティセンサSlの入力状
態をチエツクするルーチンであり、原稿が原稿セットト
レー11にセットされているとセンサSlがオンしてい
るのに対応して、先ず複写機A側へ送信する原稿セット
フラグをセットし、センサS1のオンエツジの有無によ
って原稿が初めてセットされたのかどうかをチエツクし
、初めてであれば、予備給紙を行うためのファーストセ
ットフラグをセットする。
また原稿セットトレー11上の原稿が無くなるとセンサ
S1がオフするのに対応して原稿セットフラグをリセッ
トした後、装置B内に原稿があるかをチエツクし、給紙
部14のカバー110が閉まっていると原稿ストッパ3
1を次の原稿セットのために上昇させる。これによりカ
バー110が開いている状態で原稿ストッパ31が上昇
して作業者の手等を傷めるようなことを回避することが
できる。なおジャム時も原稿ストッパ31は下降位置に
保って作業者の安全を期すよう処理する。
続くブロック23では複写機A側から原稿交換要求信号
が送信されたとき、それがジャム用の補正値かどうかチ
エツクし、通常の交換信号であるとファーストセットフ
ラグがある場合これをリセットしておくと共に最初にセ
ットされた原稿であることに対応した予備給紙を行うた
めの予備給紙要求フラグをセットしてから原稿モードが
片面原稿モー、ド、両面原稿モードおよびツー・イン・
ワン原稿モードの何れであるかをチエツクし、判定した
モードに対応した搬送動作要求フラグをセットする。ま
たファーストセットフラグがない場合は予備給紙動作が
不要であるのでそのまま原稿モードのチエツクと搬送動
作要求フラグのセットとを行う。
さらにこのブロック23で原稿交換要求信号がジャム用
の補正値である場合は排出要求フラグをセットし、オペ
レータに何枚の原稿を再セットさせるかの戻し枚数を補
正値に応じ表示させる戻し枚数表示すブルーチンに入る
次いでブロック24では複写機A側から原稿忘れ等によ
るブザー要求信号があるときブザー105を所定の状態
で作動させた後リターンする。
第13図から第15図は予備給紙動作処理サブルーチン
のフローチャートを示している。前記モード処理で設定
される予備給紙要求フラグがあるとこのルーチンに入る
(ブロック31)。そして次のプロ゛ツク32では予備
給紙動作が起動したかどうかをチエツクし、予備給紙動
作中フラグが立っていればそのまま次のブロック33に
進む。予備給紙動作中フラグが立っていなければ初めて
このルーチンに入ったことになり、予備給紙動作中フラ
グをセットした後給紙モータM1を低速にオン、クラッ
チCLIをオンすることによって、原稿セットトレー1
1に初めてセットされた原稿群にピックアップローラ1
6の弱い給紙搬送力を及ぼし、原稿ストッパ31に到達
していないかも知れない最下側の原稿ストッパ31に当
接させて整列させる第1回目の整列処理を行う。
同時にこの整列動作が充分に行われるようにするタイマ
T1をセットする。この第1回目の整列処理は特に薄紙
の原稿が無理なく揃うように小さな搬送力で充分な時間
予備給紙するようにする。
続くブロック33ではタイマT1が終了すると、給紙モ
ータ旧、クラッチCLIをオフにして予備給紙動作を終
えると共にタイマT2をセットする。
このタイマT2はモータM1およびピックアップローラ
16が完全に停止するまで次の動作を待つためのもので
ある。
したがって次のブロック34ではタイマT2が終了する
のを待って原稿押え22のソレノイド24をオンすると
共にタイマT3をセットする。このタイマ↑3はソレノ
イド24の動作の立ち上がり時間を見て原稿押え22が
原稿をピックアップローラ16に確実に押し付けるのに
必要な時間を設定する。
さらにブロック35ではタイマT3の終了を待ち、給紙
モータM1を高速にオンし、クラッチCLIをオンして
2回目の予備給紙を行う。このとき原稿は原稿押え22
によってピックアップローラ16に確実に押え付けられ
ているので大きな搬送力が原稿に働き、前記1回目の整
列動作に加えて原稿が原稿ストッパ31に確実に当接さ
せられより確実に整列および位置決めされる。この2回
目の整列動作時間はタイマT4のセットによって規制し
TI>T4になるようにしである。
つまり1回目の整列作用はタイマT1による長い目の時
間だけピックアップローラ16単独での弱い予備給紙動
作による薄紙原稿による無理のない充分な整列動作を行
い、厚紙原稿は整列されにくく1回目の整列作業ではま
だ不充分であることがないので、それに加え、タイマT
4のタイマT1より短い設定時間だけピックアップロー
ラ16と原稿押え22とが協働しての強い予備給紙動作
による2回目の整列動作を行う。これによって厚紙原稿
の整列を確実に達成する。なお、薄紙原稿の場合は1回
目の整列作業で整列が終わって束になっており2回目の
整列作業時に強い搬送力を受けても先端に乱れやシワを
生じることがない、もっとも薄紙モード設定時のみ2回
目の整列作業を省略するようにプログラムすることもで
きるし、他の搬送条件等と共に種々な組合せで原稿の種
類に対応することができる。
ブロック36ではタイマT4が終了すると給紙モータ旧
、クラッチCLIをオフして2回目の予備給紙動作を終
了すると共にタイマT5をセットする。薄紙モータが設
定されているとFJ紙原稿のための処理を行うブロック
35.36の処理は行われずブロック37にジャンプす
る。
タイマT5はピックアップローラ16が完全に停止する
までの時間を待つためものであり、ピックアップローラ
16がまだ回転しているうちに原稿給紙のために原稿ス
トッパ31を下降させると、原稿になお搬送力が作用し
ていて下降しようとする原稿ストッパ31に原稿の先端
が引っ掛かり、先端折れ、スキュー、ジャム等が生じる
ので、これを前記待ち時間によって回避する。
L7たがってブロック37ではタイマT5が終了するこ
とにより、原稿ストッパ31をソレノイド32のオンに
より下降させ、クラッチCLIをオンし、タイマT6を
セットする。タイマT6はソレノイド32のオンによっ
て原稿ストッパ31が充分に下降するまでの時間を見る
ものであり、ソレノイド32のオンをクラッチCLIの
オンよりも先行させることでソレノイド32の立ち上が
りの遅れを幾分吸収している。
ブロック38ではタイマT6の終了により予備給紙フラ
グおよび予備給紙動作中フラグをリセットすると共に、
給紙動作中フラグおよび給紙要求フラグをセットして第
17図、第18図に示す給紙動作サブルーチンに即座に
入れると共に、このサブルーチンのブロック41での予
備給紙動作サブルーチンと重複するルーチンを飛ばすよ
うにし、かつ重複しないそれ以後の給紙ルーチンに入る
ためのタイマTllをセットしてリターンする。
第17図、第18図の給紙動作サブルーチンは、ブロッ
ク41で給紙要求フラグがあるとことにより実行され、
給紙動作中フラグがない場合のみ原稿押え22をソレノ
イド24のオンによって下降させると共にクラッチCL
Iをオンして、次の給紙動作の準備を行った後タイマT
liをセットするが、給紙動作中フラグがある場合は2
回目予備給紙動作によって給紙動作の準備ができている
のでそのままブロック42に進む。
なおタイマTllは原稿押え22がソレノイド24の動
作によって原稿をピックアップローラ16に確実に押し
付けるのに必要な時間を見るためのものである。
ブロック42ではタイマTllの終了によって給紙モー
タMlを低速にオンして給紙動作を開始させ、続くブロ
ック43で給紙センサS2による原稿の先端の検出があ
ると原稿押え解除タイマT12をセットする。このタイ
マT12は給紙される原稿がセンサS2の位置からフィ
ードローラ対19に達して確実に噛み込まれるまでの時
間を見るもので、タイマTI2の終了によってソレノイ
ド24をオフし原稿押え22を上動させる(ブロック4
4)、これによって原稿押え22が以後の給紙に悪影響
しないようにすることができる。
次のブロック45ではタイミングローラ部のセンサS3
が原稿の先端を検出してからタイミングタイマT13を
セットする。このタイマT13は給送される原稿が停止
中のタイミングローラ対52に達してそのニップ部に先
端を適度に押し付けられて若干のループを形成しながら
整合されるに必要な時間を見るものであり、続くブロッ
ク46でタイマT13の終了によって給紙モータ旧、ク
ラッチCLIをオフし、先出し完了フラグのセット、給
紙動作中フラグおよび給紙要求フラグのリセットを行っ
てリターンする。
このようにしてタイミングローラ対52まで給紙した原
稿は、以後モード処理サブルーチンで原稿モードに応じ
て片面、両面、ツー・イン・ワンの各搬送動作要求フラ
グのどれがセットされているかによって異なった取扱い
をする。つまり片面搬送動作要求フラグがセットされて
いるとメインルーチン中の片面搬送動作サブルーチンを
実行して原稿の搬送処理を行い、両面搬送動作要求フラ
グがセットされていると両面搬送動作サブルーチンを実
行し、ツー・イン・ワン搬送動作要求フラグがセットさ
れているとツー・イン・ワン搬送動作サブルーチンを実
行する。
第19図から第25図は片面搬送動作サブルーチンを示
し、片面搬送動作要求フラグがあるときこのルーチンに
入る(ブロック51)。次いでブロック52でプラテン
ガラス2上に原稿があることを示すガラス上有フラグの
有無をチエツクし、あれば続くブロック53に進むが、
なければブロック58にジャンプする。
ブロック53では片面動作中フラグの有無をチエツクす
る。ない場合のみ初めてこのルーチンに入ったと判断し
てメインモータh2を高速正転にオンし、低速駆動開始
用のタイミングT21および片面動作中フラグをセット
する0次いでブロック54でタイマT21の終了によっ
てメインモータM2を低速に切換える。この低速への切
換えは原稿の高速排出を計りながら排出完了の間近で低
速に切換えて原稿排出の勢いを抑え、排出原稿を原稿排
紙トレー12上に整列させやすくする。
続くブロック55では排出センサS5が原稿の後端を検
出することによって排出タイマT22をセットする。こ
のタイマT22は原稿がセンサS5に達してから確実に
排出されるのに必要な時間を見るもので、ブロック56
でタイマT22の終了によって排出完了フラグのセット
およびガラス上有フラグのリセットを行い、次のブロッ
ク57以後の原稿の搬送動作に移行する。
ブロック57で先出し完了フラグをチエツクし、このフ
ラグがないと先の排出原稿が最終原稿であるとしてブロ
ック58に進み、片面動作中フラグがあることを確認し
た上で片面動作中ソラグのリセット、メインモータM2
のオフ、片面動作要求フラグおよび排出完了フラグのリ
セットを行ってリターンし、片面搬送動作を終える。
またブロック57で先出し完了フラグがあるとブロック
59以後の原稿搬送動作に入るが、先ず片面動作中フラ
グの有無をチエツクする。このフラグがなければ初めて
原稿搬送動作に入ることになる。つまり1枚目の原稿の
搬送を開始することになる。そこでメインモータ札を低
速正転にオンし、タイミングローラ対52のクラッチC
L2のオンタイマT23および片面動作中フラグをセッ
トする。タイマT23は搬送ベルト53を先ず低速駆動
状態、つまり通常の原稿交換の場合と同じ状態にしてお
き、所定時間後タイミングローラ対52をオンすると共
にメインモータM2を高速に切り換えて原稿を即座に送
り込み搬送できるようにするもので、タイミングローラ
対52による原稿の送り込み搬送の開始時メインモータ
M2の立ち上がりが遅れて原稿のサイズ検出に誤差が生
じるようなことを回避することができる。
次のブロック60ではタイマT23の終了によって排出
完了フラグをセットしブロック61以後の原稿交換動作
に入る。ブロック61では排出完了フラグがセットされ
ているのを見てタイミングローラ対52のクラッチCL
2をオンすると共にメインモータM3を高速に切換える
。これにより原稿はタイミングローラ対52と搬送ベル
ト53との高速正転状態によってプラテンガラス2上へ
送り込まれる。またこれに併せて原稿サイズの検出のた
めにモータパルスの読み込みを開始し、給紙モータM1
のオンタイマT24をセットし、排出完了フラグをリセ
ットする。
タイマT24は給紙モ、−タ旧の駆動を所定時間遅らせ
ることによって、メインモータM2が高速駆動に切換え
られてトルクの大きな搬送ベルト53を高速駆動すると
きの電流値のピークと、給紙モータM1の立ち上がりの
ための電流値のピークが重ならないようにするほか、両
モータM1、M2の立ち上がりのずれを回避する。この
ためブロック62ではタイマT24の終了によって給紙
モータMlを高速にオンする。
次いでブロック63では、タイミングローラ部センサS
3が原稿の後端を検出することによって原稿のサイズ検
出用カウンターの読み取りを停止し、サイズ検出サブル
ーチンを実行するサイズ検出要求フラグをセットする。
また複写機Aに原稿セットの信号を複写開始信号として
送り、給紙モータ旧をオフする。この時点で原稿はまだ
プラテンガラス2上の所定位置にセットされていないが
、複写開始つまりスキャン開始まで時間が掛かるのでや
や早期に複写開始信号を出し動作の効率化を計るもので
ある。
そしてさらに薄紙モード設定キー75がオンになってい
ると停止タイマTSIをセットし、オンになっていない
と停止タイマTS2をセットする。
タイマTSIは原稿の後端がタイミングローラ部センサ
S3に達して後、原稿スケール3の位置決め面3aの位
置に達するのに必要な時間を見るもので、薄紙モードが
設定されていることに対応して原稿の送り込み搬送量の
設定だけで原稿をプラテンガラス2上の原稿スケール3
の位置に停止させる時間調整を行う。これにより薄紙原
稿が位置決めのために原稿スケール3に押し当てられて
折れ曲がったりシワがいったりするようなことを回避す
るものである。
タイマTS2は原稿の後端がタイミングローラ部センサ
S3に達してから原稿スケール3を所定iXOオーバー
するのに必要な時間を見るもので、薄紙モードが設定さ
れていないことに対応して厚紙の原稿をスイッチバック
させて原稿スケール3により位置決めするため、ひとま
ず原稿スケール3を所定量XOオーバーするように原稿
を予め送り込んでおくための時間調整を行う。
次にブロック64ではタイマTSIの終了を見て薄紙の
原稿がプラテンガラス2上に送り込み位置決めできたも
のとしてメインモータM2、クラッチCL2をオフし、
原稿の送り込み搬送を停止させる。またここで片面動作
要求フラグのリセット、ガラス上官フラグのセットを行
い・、片面動作中フラグおよび先出し完了フラグをリセ
ットする。さらに原稿エンプティセンサS1がオンであ
れば原稿セットトレー11に原稿があるので給紙要求フ
ラグをセットして次の給紙動作が行われるようにする。
またブロック65ではタイマTS2の終了を見て、厚紙
の原稿がプラテンガラス2上に原稿スケール3を所定量
xOだけ越えて送り込まれたとしてメインモータM2お
よびクラッチCL2をオフすると共に正逆切換えのため
の遅延タイマT25をセットする。
次いでブロック66でタイマT25の終了によってメイ
ンモータM2を低速逆転にオンして搬送ベルト53を低
速逆転駆動する。また逆転停止タイマ?26をセットす
る。このタイマT26は搬送ベルト53をプラテンガラ
ス2上に原稿スケール3をxO分オーバーして送り込ん
だ厚紙の原稿を逆転低速駆動される搬送ベルト53によ
りスイッチバックさせて原稿スケール3の位置決め面3
aに確実に当接させるためのスイッチバックIXIを得
るのに必要な時間を設定するもので、次のブロック67
ではタイマT26の終了を見、原稿がス・イッチバック
されて原稿スケール3の位置決め面3aに当接し位置決
めを終えたものとしてメインモータM2をオフする。ま
た片面動作要求フラグのリセット、ガラス上行フラグの
セットを行い、片面動作中フラグおよび先出し完了フラ
グのリセットを行う。そして原稿エンプティセンサSl
がオンであれば原稿セットトレー11上に原稿があるこ
とになりブロック64の場合同様給紙要求フラグをセッ
トしてリターンする。
第26図から第35図は両面搬送動作サブルーチンを示
し、ブロック月で両面動作要求フラグがあることによっ
てこのルーチンに入る。そしてガラス上行フラグを見(
ブロック72)、あればプラテンガラス2上の原稿が2
面目かどうかを2面目フラグの有無によってチエツクす
る(ブロック73)。2面目であればフ゛ロック74〜
77の排出動作処理ルーチンに進むが、2面目でなけれ
ば反転動作することになるのでブロック7′B〜83の
反転動作処理ルーチンにジャンプする。
排出動作処理ルーチンの場合ブロック74で両面動作中
フラグの有無をチエツクする。ない場合のみ初めてこの
ルーチンに入ったと判断してメインモータM2を高速正
転にオンし、低速駆動開始用のタイマT31および両面
動作中フラグをセットする。次いでブロック75ではタ
イマT31の終了によってメインモータM2を低速駆動
に切taえる。タイマT31はタイマT21 と同じ目
的で用いられる。
続くブロック76では排出センサS5が原稿の後端を検
出することによって排出タイマT32をセットする。こ
のタイマT32もT22と同じ目的で用いられ、ブロッ
ク77でタイマT32の終了によりガラス上行フラグの
リセット、排出完了フラグおよび第2面フラグのリセッ
トを行い、リターンする。
反転動作処理ルーチンは先ずブロック78で両面動作中
フラグを見、なければ初めてこのルーチンに入ったので
メインモータM2を高速正転にオンし、搬送ベルト53
を高速正転駆動する。また切換爪91をソレノイド10
4のオンによって原稿反転位置に切換えると共に両面動
作中フラグをセットする。これによりプラテンガラス2
上の第1面複写後の原稿は搬送ベルト53によって排紙
部81のUターンバス82へ排出されていくが、切換爪
91の案内によってUターンパス82から分岐している
リターンパス86に導かれ表裏を反転させられる。
次いでブロック79では排出センサS5が原稿の先端を
検出することによってメインモータ正転停止タイマT3
3をセットすると共に、薄紙モードが設定されていると
薄紙原稿用のタイマTSIIをセットし、オンされてい
なければ厚紙原稿用のタイマTSI2をセットする。
ここにタイマT33は原稿の先端がリターンパス81を
通じプラテンガラス2と搬送ベルト53との間に押し込
まれるまでに要する時間を設定するもので、表裏反転状
態でリターンされる原稿をプラテンガラス2上へ再度送
り込むよう搬送ベルト53を反転駆動させるために一旦
停止させるタイミングを得る。またタイマTSIIは薄
紙モードが設定されている場合にリターン原稿を原稿ス
ケール3の位置決め面3aにピッタリ送り付けるに要す
る時間を設定し、薄紙原稿を無理なく位置決めできるよ
うにする。タイマTS12は薄紙モードが設定されてい
なければリターン原稿を原稿スケール3の位置決め面3
aに確実に押し付けるよう余分(χ1−χO)に搬送し
て強制的に位置決めするに要する時間を設定し、原稿が
厚紙であることを利用した正確な位置決めを行うように
する。
次のブロック80ではタイマT33の終了によってメイ
ンモータM2をオフし、メインモータM2の逆転開始タ
イマT34をセットする。このタイマT34はメインモ
ータM2および搬送ベルト53等の完全停止状態を得る
に必要な時間を設定するものであり、ブロック81でタ
イマT34の終了によってメインモータh2を高速逆転
にオンし、搬送ベルト53によるリターン原稿のプラテ
ンガラス2上への逆送を行う。またこれに併せ切換爪9
1のソレノイド104のオフタイマT35をセットする
続くブロック82ではタイマT35の終了によりソレノ
イド104をオフし切換爪91原稿排出位置に戻す。
次のブロック83ではタイマTSIIあるいはTS12
の終了を見、リターン原稿がプラテンガラス2上に位置
決めされたとしてメインモータM2を停止させる。そし
て両面動作中フラグのリセット、第2面目フラグのセッ
トを行うと共に、両面搬送動作要求フラグのリセットを
行う。またここで排出センサS5がオンのままかどうか
を見、オンしていると原稿がジャムしたことになりジャ
ム処理要求フラグをセットする。またオンしていなけれ
ば原稿セットの信号を複写機A側に送信し2面目の複写
が行われるようにする。
ブロック84では先出し完了フラグをチエツクし、この
フラグがないとブロック85に°進み、両面動作中フラ
グがあることを確認した上で両面動作中フラグのリセッ
ト、メインモータM2のオフ、両面搬送動作要求フラグ
および排出完了フラグのリセットを行ってリターンし、
両面搬送動作を終える。
またブロック84で先出し完了フラグがあるとブロック
86以後の原稿搬送動作に入るが、先ず両面動作中フラ
グの有無をチエツクする。このフラグがなければ1枚目
の原稿の搬送動作に入るためにメインモータM2を低速
正転にオンし、タイミングローラ対52のクラッチCL
2のオンタイマ736および両面動作中フラグをセット
する。
タイマT36はタイマT23と同じ目的で用いられる。
次のブロック87ではタイマ736の終了によって排出
完了フラグをセットしブロック88〜96の原稿交換動
作のルーチンに入る。
ブロック88では排出完了フラグがセットされているの
を見てタイミングローラ対52のクラッチCL2をオン
すると共にメインモータM2を高速に切換え、原稿を高
速でプラテンガラス2上へ送り込む。またこれに併せて
原稿サイズ検出のためのモータパルスの読み込みを開始
し、給紙モータ旧のオンタイマT37をセットし、排出
完了フラグをリセットする。タイマT37はタイマT2
4と同じ目的に用いられている。
次のブロック89でタイマT37の終了によって給紙モ
ータM1を高速にオンし、ブロック90では、タイミン
グローラ前センサS3が原稿の後端を検出することによ
って、原稿のサイズ検出用カウンターの読み取りを停止
すると共にサイズ検出要求フラグをセットする。また給
紙モータM1をオフすると共に切換爪91をソレノイド
104のオンによってリターン側に切換えておく。
続いてブロック91では排出センサS5が原稿の先端を
検出することによってタイミングローラ52のクラッチ
CL2をオフしメインモータM2の正転停止タイマ38
のセットを行う。また薄紙モードが設定されているかど
うかで位置決め用タイマTSIIまたはTS12をセッ
トする。
そしてブロック92でタイマ738の終了によってメイ
ンモータ?+2をオフし、逆転開始タイマT39のセッ
トを行う、夕・イマT38はタイマT33と、タイマT
39はタイマ↑34とそれぞれ同じ目的で用いられてい
る。
さらにブロック93ではタイマT39の終了によってメ
インモータM2を高速逆転にオンすると共に切換爪91
のオフタイマT40をセットする。そしてブロック94
でタイマT40の終了によってソレノイド104をオフ
し切換爪91を排紙位置に復帰させる。
次いでブロック95ではタイマTSIIまたはTS12
の終了による原稿の位置決めの終了でメインモータM2
をオフすると共に、両面動作要求フラグのリセット、ガ
ラス上官フラグセットを行い、また両面動作中フラグお
よび先出し完了フラグをリセットする。
そしてブロック96で排出センサs5がまだオンしたま
まであるとジャムとしてジャム処理要求フラグをセット
し、オンでなければ原稿セット信号を複写機Aに送信し
て複写が行われるようにすると共に原稿エンプティセン
サS1がオンかどうかによって原稿がエンプティである
と判別されるとそのままリターンするが、原稿がエンプ
ティでなければ給紙要求フラグをセットし、次の給紙が
行われるようにしてリターンする。
第36図から第44図はツー・イン・ワン搬送動作サブ
ルーチンのフローチャートを示し、ツー・イン・ワン搬
送動作要求フラグを見、それがあればこのルーチンに入
る(ブロック101)、そしてブロック102でガラス
上官フラグがあればブロック103から105の排出動
作を行う、ガラス上官フラグがなければブロック106
以後にジャンプして交換動作を行う。
排出動作の場合、先ずブロック103でツー・イン・ワ
ン動作中フラグの有無をチエツクする。
ない場合のみ初めてこのルーチンに入ったと判断してメ
インモータ間を低速正転にオンし、原稿の後端検知開始
タイマT41およびツー・イン・ワン搬送動作中フラグ
をセットする。タイマT41はツー・イン・ワン搬送動
作でプラテンガラス2上に並べて位置決めされた2枚の
原稿を排出するのに、排出センサS5が1枚目の原稿と
2枚の原稿との間に生じる隙間を検出せず、1枚目の原
稿の先端検出後2枚目の原稿の後端を検出するに必要な
時間を設定し、2枚の原稿を1枚の原稿として取扱える
ようにする。これによって2枚の原稿の排出と他の動作
との関連が確実かつ適正に達成されるようにする。
そこでブロック104では排出センサS5が原稿の後端
を検出しており、かつタイマT41が終了しているとき
2枚目の原稿の後端検出として、2枚目の原稿が確実に
排出されるに要する時間を見た排出タイマT42をセッ
トする。次いでブロック105でタイマ↑42の終了を
見、それを2枚目原稿の排出完了としてガラス上官フラ
グをリセットし、排出完了フラグをセットする。
交換動作の場合、前記排出動作後のブロック106で先
出し完了フラグを見てこのフラグがあれば排出した原稿
が最終原稿でないのでブロック108以後の原稿交換動
作に入り、前記フラグがなければ最終原稿であるか2枚
目の原稿の給紙を待っているのでブロック107に入る
ブロック107では2枚目の原稿の給紙が始まり、それ
がタイミングローラ52に到達するまで2枚目のフラグ
があることを見てリターンし、2枚目フラグがないとき
ツー・イン・ワン動作中フラグを見る。このフラグがあ
ると最終原稿であるのに対応してツー・イン・ワン動作
中フラグをリセットすると共にメインモータM2をオフ
し、またツー・イン・ワン搬送動作要求フラグおよび排
出完了フラグをリセットしてツー・イン・ワン搬送動作
を終えリターンする。
原稿交換動作に入るブロック108では、1枚目の原稿
の搬送動作でツー・イン・ワン動作中フラグを見、この
フラグがなければメインモータM2を低速正転にオンす
ると共に、タイミングローラ対52のクラッチCL2の
オンタイマT43をセットし、ツー・イン・ワン動作中
フラグをセットする。
次いでブロック109でタイマT43の終了によって排
出完了フラグをセントしておき、このフラグを続くブロ
ック110で見ることによりタイミングローラ対52の
クラッチCL2をオンすることでタイミングローラ対5
2に先端が整合された原稿のプラテンガラス2上への送
り込みを開始させ、また原稿のサイズ検出用カウンター
の取り込み開始と、給紙モータh1のオンタイマT44
のセット、排出完了フラグのリセットを行う。
次のブロック111ではタイマT44の終了によって給
紙モータMlを低速にオンし、給紙動作を行わせる。
そしてブロック112でタイミングローラ部センサS3
が原稿の後端を検出したときタイミングローラ部1枚目
のフラグがなければ1枚目の原稿の後端であるのでサイ
ズ検出要求フラグをセットしてサイズ検出サブルーチン
が実行されるようにすると共にサイズ検出用カウンター
読み取りを停止させる。またタイミングローラ部後端抜
はフラグおよびタイミングローラ部1枚目のフラグのセ
ットを行うと共に給紙モータM1をオフにしてリターン
する。このリターンはサイズ検出要求フラグのセットに
対応してサイズ検出サブルーチンに入るために行う。
また1枚目フラグがあれば2枚目原稿のタイミングロー
ラ部抜けであり2枚目原稿の給紙を終えるので給紙モー
タM1を停止し、タイミングローラ部1枚目フラグのリ
セット、原稿停止タイマTS22のセットを行いリター
ンする。
さらにブロック112でタイミングローラ部センサS3
が原稿の後端を検出していなれば、ブロック113にジ
ャンプする。このブロック113ではタイミングローラ
部後端抜はフラグを見、このフラグがあればそれは1枚
目原稿のタイミングローラ部後端抜けを検出されている
ことになり、以後ツー・イン・ワン搬送動作可能かどう
かチエツクして行く。先ず原稿エンプティセンサSlが
オンかどうかにより原稿エンプティーを見、そうである
と前記1枚目の原稿が最終原稿であると共に奇数枚目で
あったことになり、片面搬送動作の場合と同じ搬送処理
を行う。しかしツー・イン・ワン搬送動作による複写に
適したサイズでない場合はそれに対処する。
具体的にはツー・イン・ワン搬送動作による複写に適し
たツー・イン・ワン可能サイズかどうか(例えばJIS
規格A4サイズ、B5サイズの横通し、あるいはA5サ
イズの横通しや縦通しであるかどうか)判別し、可能サ
イズ2枚目の原稿載置スペースに対応する範囲の感光体
上の潜像をイレーズするための半分イレーズ要求フラグ
をセットする。これは2枚の原稿が並ぶ範囲を複写する
モードでありながら1枚の原稿しかセットされていない
と、原稿のない部分で搬送ベルト53の部分が複写され
てベルト汚れの影響が出るのでこれを回避するためであ
る。
ツー・イン・ワン可能サイズ以上のものであればツー・
イン・ワン搬送動作処理すると原稿どうしが一部で重な
って複写されない部分が生じる。このようなサイズの原
稿の場合半分イレーズを行うと画像が欠けるので半分イ
レーズ要求フラグをセットしない。
これら半分イレーズ要求フラグをセットするかその処理
を飛ばす処理を行った後、タイミングローラ部端波はフ
ラグおよびタイミングローラ部1枚目フラグをリセット
すると共に原稿停止タイマTS21をセットしその1枚
の原稿を原稿スケール3に位置決めできるように条件付
けておく。したがって半分イレーズは原稿スケール3か
ら遠い側の原稿の載置スペースについて行うことになる
またブロック113において原稿がエンプティでなけれ
ばツー・イン・ワン可能サイズかどうかチエツクし、可
能サイズであると1枚目原稿ののタイミングローラ52
部での原稿通過の後逆送して後端の整合を行うためにタ
イミングローラ対52を抜けた原稿が原稿スケール3を
外れない位置で停止させるメインモータ停止タイマT4
5をセットするが、ツー・イン・ワン可能サイズでなけ
れば片面搬送動作処理に切換えるためにタイミングロー
ラ部1枚目フラグをリセットして原稿を原稿スケール3
に位置合わせするためのタイマTS21をセットする。
そして何れの場合もタイミングローラ部後端抜はフラグ
をリセットする。
次にブロック114ではタイマT45の終了によってメ
インモータM2およびタイミングローラ対52のクラッ
チCL2をオフすると共に、1枚目原稿のタイミングロ
ーラ対52による後端整合のための逆送を開始する。逆
転開始タイマT46をセットする。また給紙要求フラグ
および2枚目フラグをセットして2枚目原稿が給紙され
るようにする。
ブロック115ではタイマT46の終了によりメインモ
ータM2を低速逆転にオンすると共にプラテンガラス2
上に送り込まれた1枚目原稿をスイッチバックさせてタ
イミングローラ対52のニップ部に原稿後端を当接させ
て整合させるまでの時間を設定する逆転停止タイマT4
7をセットする。続くブロック116ではタイマT47
の終了によってメインモータM2をオフし先出し完了フ
ラグをリセットする。これにより1枚目原稿のタイミン
グローラ対52への後端整合が完了する。
ブロック117はツー・イン・ワン可能サイズでない場
合か、最終の奇数枚目の現行かで有る場合にセットされ
たタイマTS21の終了によって実行される。タイマT
S21が終了すると原稿セット信号を複写機Aに送信し
て複写が行われるようにする。そしてメインモータM2
、タイミングローラクラッチCL2をオフし原稿の逆送
による原稿スケール3への位置決めを終える。また原稿
がエンプティでない場合だけ次の給紙のために給紙要求
フラグをセットした後、ガラス上行フラグのセット、ツ
ー・イン・ワン動作中フラグ、先出し完了フラグおよび
ツー・イン・ワン搬送動作要求フラグの各リセットを行
いリターンする。
フ゛ロック118では2枚目フラグがあるかどうかを見
、あれば2枚目原稿がセットされたことになるので、タ
イミングローラニップ部の前後に整合された1枚目原稿
および2枚目原稿の双方をプラテンガラス2上に送り込
むためにタイミングローラクラッチCL2をオンし、2
枚目フラグのリセット、メインモータH2のオンタイマ
74Bをセットする。
そしてブロック119でタイマ74Bの終了によりメイ
ンモータM2を低速正転にオンして前記2枚の原稿をプ
ラテンガラス2上に送り込み、また給紙モータH1のオ
ンタイマT49をセットする。
ブロック120ではタイマT49の終了により給紙モー
タM1をオンし前記2枚目原稿のプラテンガラス2上へ
の送り込みに対応させる。
ここでブロック118〜120は2枚目原稿時に実行さ
れるが、タイミングローラ対52のクラッチCL2 、
メインモータM2、給紙モータ旧の順でオンすることに
より1枚目原稿と2枚目原稿との間に隙間が生じるのを
防止している。具体的にはクラッチCL2をオンしてか
ら実際に駆動がつながるまでに遅れがあるので、メイン
モータM2を先にオンしたのでは1枚目原稿の搬送が先
行し、2枚目原稿の搬送が遅れて両者間に隙間が生じる
。このためクラッチCL3をオンした後メインモータM
2をオンすると搬送ベルト53とタイミングローラ52
との駆動が同時となり、1枚目原稿および2枚目原稿の
プラテンガラス2上への送り込みが同時に開始され、そ
れらの間の隙間が生じるのを防止することができる。
またメインモータM2を給紙モータM1よりも先にオン
すると、メインモータM2部のトルクが大きく立ち上が
りにくいのを吸収して、搬送ベルト53およびタイミン
グローラ対52と、フィードローラ19との始動タイミ
ングが一致するので、フィードローラ19の始動が先行
して2枚目原稿の先送りにより1枚目原稿に2枚目原稿
を重ならせてしまうようなことを回避することができる
もっともスイッチバックにより後端がタイミングローラ
対52のニップ部に整合される1枚目原稿と、通常給送
によって先端がタイミングローラ対52のニップ部に整
合される2枚目原稿との間にどうしても隙間が生じるよ
うな場合、フィードローラ19による2枚目原稿の給送
を少し先に開始しておくことでその隙間を詰めるように
することができる。
最後にブロック121ではブロック117と同じ動作処
理を行って、プラテンガラス2上へ送り込まれる2枚の
原稿スケール3の位置に位置決めして複写可能で、かつ
原稿エンプティでない場合次の給紙が行われるようにす
る。
なお前記実施例において、薄紙モードの設定は薄紙モー
ド設定キー75によって手動設定したが、この設定を自
動でも行うことができる0例えば原稿の厚さによる光の
透過度の違いを透過型フォトセンサや反射型フォトセン
サにより検出するか、超音波センサによって原稿の厚さ
による振動の違いを検出するか、あるいは原稿が通過す
るときの搬送ローラやガイドローラの原稿の厚さによる
退避量の違いを検出するかして原稿の厚薄を自動判定す
れば、この判定に伴い薄紙モードを自動的に判定するこ
とができる。
また本実施例においては従動ローラ55をばね62によ
って付勢することにより搬送ベルト53に張力を与える
ようにしたが、弾性を有する材質からなる搬送ベルトを
使用し、従動ローラ55も・駆動ローラ54と同様の方
法によりフレーム65に取付けるようにすれば、従動ロ
ーラ55の取りはずしはさらに容易になる。
(発明の効果) 本発明によれば、上記構成および作用を有するので、ロ
ーラ対の前後に整列させた先の原稿と次の原稿とを次へ
給送するのに、ローラ対とその前後の上流側搬送手段お
よび下流側搬送手段aの相互が同時に駆動されるタイミ
ングで第1、第2の各駆動源とクラッチとがオンされ、
ローラ対の前後に整列させた先の原稿と次の原稿との給
送を同時に開始することができ、両原稿が重なったり間
隔が拡がったりするようなことを回避することができる
【図面の簡単な説明】
第1図から第44図は本発明の一実施例を示し、第1図
は全体構成を示す縦断正面図、第2図は給紙部周りの拡
大縦断正面図、第3図は給紙部の要部の斜視図、第4図
は搬送ベルト周りの構成を示す斜視図、第5図は搬送ベ
ルトの駆動ローラ後端部の分解斜視図、第6図はバック
アップローラを支持するホルダの正面図、第7図は原稿
自動送り装置の原稿セットトレーを外した状態の斜視図
、第8図は制御回路のブロック図、第9図、第10図は
動作制御のメインルーチンを示すフローチャート、第1
1図、第12図はモード処理サブルーチンのフローチャ
ート、第13図から第16図は予備給紙動作サブルーチ
ンのフローチャート、第17図、第18図は給紙動作サ
ブルーチンのフローチャート、第19図から第25図は
片面搬送動作サブルーチンのフローチャート、第26図
から第35図は両面搬送動作サブルーチンのフローチャ
ート、第36図から第44図はツー・イン・ワン搬送動
作サブルーチンのフローチャート、第45図は従来例の
説明図である。 11・−一一一一一・原稿セットトレー16・−−−−
−−ピックアップローラ17−・・・−・捌きローラ 19−・−フィードローラ 52−・・・・−タイミングローラ 53・−・−・搬送ベルト Ml−・−給紙モータ M2−−−−−−−メインモータ Cl3・−・−クラッチ 101−−−−−−−マイコン 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原稿搬送路の途中に下流側搬送手段に接続された
    第1の駆動源とクラッチを介し接続されるローラ対を有
    し、このローラ対にそれが停止した状態でローラ対を通
    過し終えている先の原稿を下流側搬送手段により逆送し
    て下流側から送り付けると共に次の原稿を第2の駆動手
    段に接続された上流側搬送手段により上流側から送り付
    けて、整列させるようにした原稿自動送り装置において
    、ローラ対の前後に整列した2枚の原稿を次へ給送する
    のに、ローラ対のクラッチをオンした後第1の駆動手段
    を働かせ、次いで第2の駆動手段を働かせる制御手段を
    設けたことを特徴とする原稿自動送り装置。
JP1248389A 1989-01-20 1989-01-20 原稿自動送り装置 Pending JPH02193839A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1248389A JPH02193839A (ja) 1989-01-20 1989-01-20 原稿自動送り装置
US07/467,369 US5060925A (en) 1989-01-20 1990-01-19 Document feeding apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1248389A JPH02193839A (ja) 1989-01-20 1989-01-20 原稿自動送り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02193839A true JPH02193839A (ja) 1990-07-31

Family

ID=11806644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1248389A Pending JPH02193839A (ja) 1989-01-20 1989-01-20 原稿自動送り装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH02193839A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5221949A (en) * 1990-04-20 1993-06-22 Minolta Camera Co., Ltd. Feeding timing control for an image forming apparatus
JP2018002357A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 セイコーエプソン株式会社 給送装置、画像読取装置及び記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5221949A (en) * 1990-04-20 1993-06-22 Minolta Camera Co., Ltd. Feeding timing control for an image forming apparatus
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