JPH0219359Y2 - - Google Patents

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JPH0219359Y2
JPH0219359Y2 JP1983161035U JP16103583U JPH0219359Y2 JP H0219359 Y2 JPH0219359 Y2 JP H0219359Y2 JP 1983161035 U JP1983161035 U JP 1983161035U JP 16103583 U JP16103583 U JP 16103583U JP H0219359 Y2 JPH0219359 Y2 JP H0219359Y2
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JP
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helicopter
hull
submerged
upper hull
hangar
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【考案の詳細な説明】 本考案は、半没水双胴船に関し、特にヘリコプ
ターの離着船および格納を行なえるようにした半
没水双胴船に関する。
第1〜7図はヘリコプターを搭載してパトロー
ル、救助、調査等に従事する先願の半没水双胴船
を示すもので、第1図はその側面図、第2図はそ
の上面図、第3図は第1図の−線に沿う断面
図、第4図は第2図の−線に沿う断面図、第
5図は第2図の−線に沿う断面図、第6図は
そのヘリコプター離着船状態を示す側面図、第7
図はそのヘリコプター収容状態を示す側面図であ
り、第1〜7図において符号1は上部船体、1′
は上部船体の下面、1″はヘリコプター甲板とし
ての上部船体の上面、2a,2bは没水体、3
a,3bは支柱、4は上部構造、4′はヘリコプ
ター格納庫、4″a,4″bは機関室、4a,4
bは船室、5a,5bはプロペラ、6a,6b
は舵、7a,7bは前部水中翼、8a,8bは後
部水中翼、9は喫水線、10は操縦室、11はヘ
リコプター、12a,12bはエンジン、13
a,13bは推進軸、14a,14bは垂直伝達
軸、15a,15bは水平伝達軸、16a,16
a′,16b,16b′は第1ギヤセツト、17a,
17a′,17b,17b′は第2ギヤセツトを示し
ており、各符号における添字aは左舷側、bは右
舷側を示している。
第1〜5図に示すように、この先願の考案は左
右一対の没水体2a,2bと1つの上部船体1と
をそれぞれ1個の支柱3a,3bで連結した半没
水双胴船に関するものであり、上部船体1の上面
1″が一平面から成るヘリコプター甲板として構
成されるとともに、この上部船体1の上面1″に
おける前半部には上部構造4が設けられ、この上
部構造4中央部にヘリコプター格納庫4′が形成
されている。
そして、上部構造4の両側部には機関室4″a,
4″bおよび船室4a,4bが設けられ、上
部には操縦室10が設けられている。
また、没水体2a,2bの後尾に設けられたプ
ロペラ5a,5bは、推進軸13a,13b、第
1ギヤセツト16a,16a′,16b,16b′、
垂直伝達軸14a,14b、第2ギヤセツト17
a,17a′,17b,17b′、水平伝達軸15
a,15bを介し、機関室4″a,4″b内のエン
ジン12a,12bに接続されて駆動される。
さらに、第2図に示すように、支柱の水線面積
(支柱3a,3bの喫水線9における断面積)が
小さく構成される一方、没水体2a,2bには前
部水中翼7a,7b、後部水中翼8a,8bが取
付けられており、これらの水中翼7a,7b,8
a,8bの迎角を変えることにより、航走中の船
体の姿勢(トリム角)の制御を行なえるようにな
つている。
第6図に示すように、上部船体1の上面1″の
後半部においてヘリコプター11の離着船が行な
われ、このヘリコプター11は、上部船体1の上
面1″に設けられる図示しないヘリコプター移動
装置により、ヘリコプター格納庫4′内と上部船
体1の上面1″の後半部との間にて移動できるよ
うになつており、ヘリコプター11の不使用時に
は、第7図に示すように、ヘリコプター格納庫
4′に収容される。
このとき、ヘリコプター11は上部船体1の上
面1″において船体の重心位置を越えて大きく移
動されるので、これに伴つて船体の姿勢(トリム
角)は大きく変化する。すなわち、停船時あるい
は低速航行時に、ヘリコプター11が離着船のた
め上部船体1の上面1″の後半部に位置する場合、
第6図に示すように、船体の姿勢はやや船尾トリ
ムとなり、ヘリコプター11がヘリコプター格納
庫4′に収容される場合、第7図に示すように、
船体の姿勢は船首トリムに変化する。
上述のように、上部船体1の上面1″の前半部
にヘリコプター格納庫4′を有する上部構造4を
設け、また上部船体1の上面1″の後半部をヘリ
コプター11の離着船用ヘリコプター甲板として
用いることにより、船の全長を有効に利用できる
ので、船の大きさに比べて広い甲板面積を確保で
きるとともに、船体動揺が小さい(特に航走中
で)という半没水双胴船の特徴と相まつて、従来
の船舶よりもはるかに小さい寸法の半没水双胴船
で、荒天中においてもヘリコプター11の離船お
よび着船が容易となり、パトロール、救助、調査
等の本船の使用目的を果たすことができる。
一方、半没水双胴船は支柱3a,3bの水線面
積が小さく、且つその上下方向の変化が少ないこ
とから予備浮力が小さく、航走時の船体の姿勢が
速力によつて大きく変化し、特に高速航行時には
船尾トリムになる。このため、通常の半没水双胴
船では、前部水中翼7a,7bおよび後部水中翼
8a,8bを設け、必要に応じその迎角を変更す
ることによつて船体の姿勢の変化を抑制してい
る。
しかし、ヘリコプター11の離着船を停船時あ
るいは低速航行時に行ない、高速航行時にはヘリ
コプター11をヘリコプター格納庫4′内に収容
しているこの半没水双胴船では、ヘリコプター1
1の位置によつて生じる船首トリムの船体の姿勢
変化が、高速航行時に生じる船体の姿勢変化と逆
方向になり、船体の姿勢を水平にもどす作用を有
するので、前部水中翼7a,7bおよび後部水中
翼8a,8bの作用と相まつて、高速航行時にお
ける船体の安全性を大幅に向上できるのである。
しかしながら、この先願の半没水双胴船では、
ヘリコプター11をヘリコプター格納庫4′内に
収容した状態で停船する場合、水中翼7a,7
b,8a,8bは全く作用せず、船体の姿勢は、
第7図に示すように、船首トリムのままとなる。
したがつて、波浪中にこのような状態で停船す
ると、波浪による衝撃を船首部に受け、船体およ
び収容されるヘリコプター11に不具合を生じる
という問題点がある。
本考案は、このような問題点の解消をはかろう
とするもので、船首部のフリーボードを大きくす
ることにより、波浪中においてもヘリコプターを
収容した状態で安全に停船できるようにした半没
水双胴船を提供することを目的とする。
このため本考案の半没水双胴船は、水面下に位
置する左右一対の没水体と、水面上に位置する1
つの上部船体と、水面を貫通して上記上部船体を
上記左右一対の没水体にそれぞれ連結する一対以
上の支柱とをそなえるとともに、上記上部船体の
上面の前半部にヘリコプター格納庫を有する上部
構造をそなえた半没水双胴船において、上記ヘリ
コプター格納庫内のヘリコプター支持面が上記上
部船体の上面の後半部と同一平面を成すように形
成されるとともに、上記ヘリコプター支持面より
も前方でかつ上記ヘリコプター格納庫内に位置す
る点を始点として上記上部船体の上面が船首端へ
向かつて昇傾斜するように形成されたことを特徴
としている。
以下、図面により本考案の一実施例としての半
没水双胴船について説明すると、第8図はそのヘ
リコプター離着船状態を示す側面図、第9図はそ
のヘリコプター収容状態を示す側面図、第10図
は第9図のX−X線に沿う断面図である。
第8〜10図において、既述のものと同じ符号
はほぼ同様の部分を示しており、符号1cは傾斜
面、1dはヘリコプター支持面、Pは上部船体の
上面の傾斜始点、lはヘリコプター格納庫の前後
方向長さを示している。第8〜10図に示すよう
に、本実施例は左右一対の没水体2a,2bと1
つの上部船体1とをそれぞれ1個、の支柱3a,
3bで連結した半没水双胴船に関するものであ
り、上部船体1の前半部には上部構造4が設けら
れ、この上部構造4中央部にヘリコプター格納庫
4′が形成されるとともに、上部船体1の上面
1″の後半部がヘリコプター甲板として構成され、
ヘリコプター11はこの上部船体1の上面1″上
から離着船を行なう。
そして、上部構造4におけるヘリコプター格納
庫4′の左右には機関室4″a,4″bが設けられ
ており、この機関室4″a,4″b内に設置された
エンジン12a,12bによつてプロペラ5a,
5bが駆動される。また、ヘリコプター格納庫
4′の上部には操縦室10が設けられている。
一方、ヘリコプター格納庫4′内のヘリコプタ
ー支持面1dがヘリコプター甲板としての上部船
体1の上面1″の後半部と同一平面を成すように
形成されている。
さらに、ヘリコプター支持面1dよりも前方に
おける上部船体1の上面1″が、船首端へ向かつ
て昇傾斜する傾斜面1cとして形成される。
この傾斜面1cの傾斜始点Pは、通常、ヘリコ
プター格納庫4′の前後方向長さlの中点または
それよりも前方に配置される。
本考案の半没水双胴船は上述のごとく構成され
ているので、第9図に示すように、ヘリコプター
11をヘリコプター格納庫4′内に収容した状態
で波浪中に停船する場合(このとき水中翼7a,
7b,8a,8bによる船体の姿勢の制御作用は
なくなる)、船体がヘリコプター11の重量によ
り船首トリムとなるが、上部船体1の上面1″の
前半部に傾斜面1cが形成されているので、船首
前部のフリーボード(船首部における喫水線9か
ら上部船体1の傾斜面1cまでの高さ)を大きく
とることができる。
したがつて、船首付近の上部船体1の傾斜面1
cや上部構造4に直接波浪による衝撃が加わる恐
れがなくなり、本船の停船中における安全性を向
上できるのである。
なお、ヘリコプター格納庫4′内には傾斜面1
cが配設されることになるが、ヘリコプター11
を、第9図に示すように、その機首を船尾方向に
向けて収容することにより、傾斜始点Pより後方
のヘリコプター支持面1d上にヘリコプター11
の脚が収まつている限り特に支障はなく、ヘリコ
プター格納庫4′を後方にずらすなどの特別な処
置を必要としない。また、ヘリコプター11は尾
翼部の張り出しが大きく、ヘリコプター11の脚
部は通常機首側に設けられるので、傾斜始点Pを
ヘリコプター格納庫4′の前後方向長さの中点よ
り前方に配置すれば、ヘリコプター11の脚部が
上部船体1の傾斜面1cにかかる恐れはない。
なお、本考案は、左右一対の没水体2a,2b
と1つの上部船体1とをそれぞれ2個の支柱で連
結した半没水双胴船にも、前述と全く同様に適用
できる。
以上詳述したように、本考案の半没水双胴船に
よれば、水面下に位置する左右一対の没水体と、
水面上に位置する1つの上部船体と、水面を貫通
して上記上部船体を上記左右一対の没水体にそれ
ぞれ連結する一対以上の支柱とをそなえるととも
に、上記上部船体の上面の前半部にヘリコプター
格納庫を有する上部構造をそなえた半没水双胴船
において、上記ヘリコプター格納庫内のヘリコプ
ター支持面が上記上部船体の上面の後半部と同一
平面を成すように形成されるとともに、上記ヘリ
コプター支持面よりも前方でかつ上記ヘリコプタ
ー格納庫内に位置する点を始点として上記上部船
体の上面が船首端へ向かつて昇傾斜するように形
成されるという簡素な構成で、船体長さを延長す
ることなく船首部のフリーボードを大きくするこ
とができ、波浪中においても、ヘリコプターを収
容した状態で船体やヘリコプターを損傷すること
なく、安全に停船できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は先願の半没水双胴船を示すもの
で、第1図はその側面図、第2図はその上面図、
第3図は第1図の−線に沿う断面図、第4図
は第2図の−線に沿う断面図、第5図は第2
図の−線に沿う断面図、第6図はそのヘリコ
プター離着船状態を示す側面図、第7図はそのヘ
リコプター収容状態を示す側面図であり、第8〜
10図は本考案の一実施例としての半没水双胴船
を示すもので、第8図はそのヘリコプター離着船
状態を示す側面図、第9図はそのヘリコプター収
容状態を示す側面図、第10図は第9図の−
線に沿う断面図である。 1……上部船体、1′……上部船体の下面、
1″……ヘリコプター甲板としての上部船体の上
面、1c……傾斜面、1d……ヘリコプター支持
面、2a,2b……没水体、3a,3b……支
柱、4……上部構造、4′……ヘリコプター格納
庫、4″a,4″b……機関室、5a,5b……プ
ロペラ、6a,6b……舵、7a,7b……前部
水中翼、8a,8b……後部水中翼、9……喫水
線、10……操縦室、11……ヘリコプター、1
2a,12b……エンジン、13a,13b……
推進軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水面下に位置する左右一対の没水体と、水面上
    に位置する1つの上部船体と、水面を貫通して上
    記上部船体を上記左右一対の没水体にそれぞれ連
    結する一対以上の支柱とをそなえるとともに、上
    記上部船体の上面の前半部にヘリコプター格納庫
    を有する上部構造をそなえた半没水双胴船におい
    て、上記ヘリコプター格納庫内のヘリコプター支
    持面が上記上部船体の上面の後半部と同一平面を
    成すように形成されるとともに、上記ヘリコプタ
    ー支持面よりも前方でかつ上記ヘリコプター格納
    庫内に位置する点を始点として上記上部船体の上
    面が船首端へ向かつて昇傾斜するように形成され
    たことを特徴とする、半没水双胴船。
JP16103583U 1983-10-18 1983-10-18 半没水双胴船 Granted JPS6068897U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16103583U JPS6068897U (ja) 1983-10-18 1983-10-18 半没水双胴船

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JP16103583U JPS6068897U (ja) 1983-10-18 1983-10-18 半没水双胴船

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JPS6068897U JPS6068897U (ja) 1985-05-16
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ID=30354024

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JP16103583U Granted JPS6068897U (ja) 1983-10-18 1983-10-18 半没水双胴船

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3516375A (en) * 1968-10-21 1970-06-23 Nat Defence Canada Horizon indicators for assisting helicopier landings on ships
JPS5035897A (ja) * 1973-06-22 1975-04-04

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6017440Y2 (ja) * 1980-05-06 1985-05-28 三菱重工業株式会社 半没水型双胴船

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JPS6068897U (ja) 1985-05-16

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