JPH02192832A - トランスファプレス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トランスフ１ブレスに関する。

（従来の技術） トランスファブレスは、シート材を自動送りしながら複
数種のプレス加工を効率よく実行することができるので
、従来から自動車部品等の加工手段として幅広く実用さ
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

トランスファブレスに搬入されるシート材は、その搬入
姿勢について制約を受ける。

すなわち、第５図に示す如く、シート材１の幅Ｗ１がシ
ート材ｖ１．置台２の幅Ｗ２よりも小さい場合、トラン
スファブレスのフィードバー３に付設されたフィンガ４
と上記台２とが干渉して該フィンガ４によるシート材１
の把持が不可能になる。

それゆえ、かかる形状を有したシート材１は、第６図に
示すように、その長手方向がシート材搬入方向に直交す
る姿勢でシート材載置台２上に位置させなければならな
い。

ところで、第６図に点線で示した各部位５，５をプレス
成型して互いに分離した２個の部品を得ようとする場合
、同図に示す搬入姿勢ではトランスファブレスにおける
トリム加工以後の工程が実施不能となる。

すなわち、トリム加工が行なわれた場合には、各部位５
，５がシート材１から分離されることになるが、そのさ
い分離した各部位５，５がシート材搬送方向に直交する
線上に並置されることになる。したがって、フィンガ４
による各部位５．５の把持が不可能となり、その結果、
トリム加工以後の工程が実施できなくなる。

以上の理由から、従来のトランスフ１プレスでは第６図
に示す形状のシート材１を用いて複数の部品を得ること
ができず、このため加工効率の低い手動搬送式のプレス
ラインを使用しているのが現状である。

一方、加工される部品が細長形状の場合には、第７図に
示したように細長形状のシート材６が同図に示す姿勢で
搬入されることになるが、この場合、図示されていない
トランスファプレスの型の幅がきわめて大きくなること
から、フィンガ４と型とが干渉することになる。したが
って、この場合にも従来のトランスファブレスは適用で
きない。

本発明の目的は、かかる状況に鑑み、上記した複数部品
の成型や細長形状部品の成型が可能なトランスファブレ
スを提供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段］ 本発明に係るトランスファブレスでは、シート材を水平
面内で９０°回転させるシート材回転手段を所定のステ
ーションに配設している。

〔作用〕

このトランスフ１プレスによれば、シート材が所定のス
テーションに位置されたさいに水平面内で９０°回転さ
れる。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明
する。

第１図は、本発明に係るトランスファブレスの一実施例
を平面的に示している。

このトランスファブレスは、ドロー（しぼり）加工を行
なう第１ステーシヨン１１、シート材２０の姿勢を水平
面内で９０°変化させる第２ステーシヨン１２、トリム
（縁取り）加工を行なう第３ステーシヨン１３および曲
げ加工を行なう第４ステーシヨン１４を有し、両サイド
に設けられたトランスファバー１５．１５には、これら
のステーション１１，１２．１３および１４にシート材
２０や加工品を搬入するためのフィンガ１６，１７．１
８および１９が付設されている。

上記第２ステーシヨン１２には、該ステーション１２に
搬入されたシート材を水平面内で９０゜回転させるシー
ト材回転機構が配設されている。

第２図に示すように、このシート材回転機構３０は、タ
ーンテーブル３１と台部３２とを備えている。第２図を
Ａ−ＡＡＳＩによって断面した第３図に示す如く、ター
ンテーブル３１は台部３２に設けられた軸受３３によっ
てその中心部が回動可能に支承されている。そして、こ
のターンテーブル３２には、その四角に受は具３４が上
方に向かって突設されるとともに、その下面に４個のポ
ールキャスタ３５が配設され、さらに下方に向って駆動
Ｏラド３６が突設されている。

なお、駆動ロンド３６は、台部３３の上面に形成された
円弧状の案内穴３７を点適して該台部３２内に突出して
いる。

台部３２内にはエアシリンダ３８が配設されている。こ
のシリンダ３８は、その後端を中心として水平方向に揺
動しえるように該後端が台部３２のコーナ部に枢支され
、かつそのピストンロンド３８ａの先端に形成された軸
受は部材３８ｂに前記駆動ロッド３６の下端部が回動可
能に嵌合されている。

いま、トランスフ１バー１５の運動（三次元モーション
）によってシート材２０が図示していないシート材ａ置
台から第１ステーシヨンまで搬送されると、この第１ス
テーシヨン１１ではシート材２０に対するドロー加工が
行なわれる。

なお、シート材２０は第６図に示したシート材１に対応
した形状を有し、上記ドロー加工によって符号２０Ａ、
２０Ｂで示した部品形状が形成される。

ドロー加工が終了したシート材２０は、トランスファバ
ー１５の運動によって第２ステージ］ン１２まで搬送さ
れたのち、第３図に示したようにシート材回転機４ｉ１
３０の受は具３４上に装置される。

この第２ステーシヨン１２では、フィンガ１７が所定の
位置まで後退された時点で前記回転ｎ＠３０のエアシリ
ンダ３８が伸張作動される。これにより、第４図に示す
如く駆動ロンド３６を介してターンテーブル３１がシー
ト材２０とともに水平面内で９０゛回転され、その結果
、シート材２０は第１図に一点１′！線で示した姿勢と
なる。

なお、ターンテーブル３１が９０゛回転した状態では、
該テーブル３１がストッパ３９に当接する。

つぎに、トランスファバー１５の運動によってシート材
２０が上記−点鎖線で示した姿勢のまま第３ステーシヨ
ンまで搬送される。そしてこのシート材２０の搬送中に
おいてエアシリンダ３８が縮退作動され、これによって
ターンテーブル３１が元位置まで戻される。

第３ステーシヨン１３では、トリム加工が実施され、こ
れによってシート材の部位２ＯＡ、２０Ｂがシート材２
０から分離される。そして、この分離された部位２ＯＡ
、２０Ｂはトランスファバー１５の運動によってｆ！５
４ステーション１４まで搬送され、ここで曲げ加工が施
される。

このように、この実施例では第２ステーシヨン１２にお
いてシート材２０が水平面内で９０゛回転されるので、
上記分離された部位２ＯＡ、２０Ｂをフィンガ１９に把
持させることができ、これによって２部品の同時成型が
可能になる。

ところで、第７図に例示したような細長状のシート材６
が使用される場合においても、本発明のトランスファブ
レスは有効に適用できる。

この場合には、第１ステーシヨン１１にシート材回転［
３０を配設し、第２ステーシヨンでドロー加工を行なう
。第１ステーシヨン１１でシート材を回転させれば、ス
テーション１２．１３および１４に配置された型（図示
せず）の短辺がシート材關送方向に直交することになる
ので、上記型と各フィンガとの干渉が防止され、これに
よって細長状部品の成型が可能になる。

なお、上記エアシリンダ３８は、ブレス門構に付設され
たシンクロ等のクランク角検出手段の出力に基づいて電
磁弁を切操作ｖＪさせることにより制御される。すなわ
ち、トランスファバー１５がアンクランプ位置からリフ
トモーションおよびリターンモーションを行なう間にお
いて伸縮作動され、トランスファバー１５がクランプ位
置からリフトモーションおよびアドバンスモーションす
る間において縮退作動される。

上記実施例では、シート材回転機構３０のアクチュエー
タとしてエアシリンダ３８を用いているが、このアクチ
ュエータとしてパルスモータ等の電ｖＪ１や油圧シリン
ダ等を用いることも当然可能である。

〔発明の効果〕

本発明に係るトランスフ１プレスによれば、短幅のシー
ト材を用いた複数部品の同時成型や細長状シート材を用
いての細長形状部品の成型が可能であり、それだけ従来
のトランスファブレスよりも実用性が高い。

は第２図のＡ−Ａｍによる断面図、第４図はシート材回
転機構の作用を示した平面図、第５図はトランスファブ
レスへの搬入が不可能なシート材の例を示した概念図、
第６図および第７図はそれぞれ従来のトランスファブレ
スでは成型不可なシート材の例を示した概念図である。

１１〜１４・・・ステーション、 １５・・・トランスファバー　１６〜１９・・・フィン
ガ、２０・・・シート材、３０・・・シート材回転機構
、３１・・・ターンテーブル、３２・・・台部、３８・
・・エアシリンダ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るトランスフ１プレスの一実施例を
概念的に示した要部平面図、第２図はシート材回転橢構
を概念的に示した斜視図、第３図第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第３図 第４図 手続ネ市正書（自発） 、事件の表示 平成１年特許願第８８５６号 ２、光明の名称 トランスファプレス ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 （２０８）鈴木自動車工業株式会社 ４、代 埋入 （〒１０４）東京都中央区銀座２丁目１１番２号５、補
正の対象 ６、補正の内容 明細用第２頁第３行ないし第４行に記載の「小さい場合
、」を「小さい場合、シート材１の位置決めが不可能に
なるとともに、」に訂正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シート材を水平面内で９０°回転させるシート材回転手
   段を所定のステーションに配設したことを特徴とするト
   ランスファプレス。