JPH02191844A - エンジントルク制御装置 - Google Patents

エンジントルク制御装置

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JPH02191844A
JPH02191844A JP1011616A JP1161689A JPH02191844A JP H02191844 A JPH02191844 A JP H02191844A JP 1011616 A JP1011616 A JP 1011616A JP 1161689 A JP1161689 A JP 1161689A JP H02191844 A JPH02191844 A JP H02191844A
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JP
Japan
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target
opening
section
air amount
slip
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Pending
Application number
JP1011616A
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English (en)
Inventor
Kazuhide Togai
一英 栂井
Yoshiro Danno
団野 喜朗
Masato Yoshida
正人 吉田
Makoto Shimada
誠 島田
Katsunori Ueda
克則 上田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Priority to US07/468,272 priority patent/US5073865A/en
Priority to KR9000677A priority patent/KR930008392B1/ko
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K28/00Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions
    • B60K28/10Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle 
    • B60K28/16Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle  responsive to, or preventing, skidding of wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • F02D41/222Safety or indicating devices for abnormal conditions relating to the failure of sensors or parameter detection devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、特に、自動車のエンジンの出力制御を行なう
エンジントルク制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車において、エンジンの出力(トルク)を
制御するには、吸気管に設けられたスロットル弁を開閉
させて、シリンダに対する吸入空気量や燃料量を可変す
ることが知られている。
そこで、従来、運転状態に応じてエンジントルクの目標
値を設定し、この目標エンジントルクを出力させるため
の吸入空気量が得られるよう、上記スロットル弁の開度
調節を行なうことが考えられている。この場合、実際の
吸入空気量はエアフローセンサにより計測され、目標と
する吸入空気量との偏差に基づき上記スロットル開度が
フィードバック制御される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のようなエンジントルク制御システ
ムでは、エアーフローセンサにより計測された実際の吸
入空気量をフィードバックし、目標とする吸入空気量と
の偏差からスロットル弁の開度調節を行なうため、上記
エアフローセンサが故障すると制御不能になってしまう
本考案は上記課題に鑑みなされたもので、実際の計測空
気量が異常値を示した場合でも、目標エンジントルクに
応じたエンジントルク1i11御を行なうことが可能に
なるエンジントルク制御装置を提供することを目的とす
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段及び作用)すなわち本考案
に係わるエンジントルク制御装置は、吸気管内の吸気流
路に設けられ電動駆動手段により開閉動作するスロット
ル弁を有し、目標とするエンジントルクに応じて上記ス
ロットル弁の開度を開閉制御するもので、上記目標エン
ジントルクに応じた吸入空気量を求める目標空気量算出
手段と、この−目標吸入空気量に応じた上記スロットル
弁に対する基本の目標開度を求める基本目標スロットル
開度算出手段と、上記吸気管に吸気される実際の吸入空
気量を計測する実空気量計測手段と、この実吸入空気量
と上記目標吸入空気量との偏差に応じたスロットル開度
補正量を求める開度補正量算出手段と、上記基本目標ス
ロットル開度に上記スロットル開度補正量を加算して上
記スロットル弁に対する目標開度を求める第1の目標ス
ロットル開度決定手段と、上記実空気量計測手段による
空気量計測値が異常値を示した際に上記基本目標スロッ
トル開度をそのまま上記スロットル弁に対する目標開度
とする第2の目標スロットル開度決定手段と、上記第1
の目標スロットル開度決定手段または上記第2の目標ス
ロットル開度決定手段により定められた目標開度に応じ
て上記電動駆動手段を制御するスロットル制御手段とを
備えて構成したものである。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を車両の加速ス
リップ防止装置に実施した場合について説明する。
第1図(A)は車両の加速スリップ防止装置を示す構成
図である。同図は前輪駆動車を示しているもので、WF
Rは前輪右側車輪、WFLは前輪左側車輪、WRRは後
輪右側車輪、Wl?Lは後輪左側車輪を示している。ま
た、11は前輪右側車輪(駆動輪)WPRの車輪速度V
FRを検出する車輪速度センサ、12は前輪左側車輪(
駆動輪)WPLの車輪速度VPl、を検出する車輪速度
センサ、13は後輪右側車輪(従動輪)WRRの車輪速
度VRRを検出する車輪速度センサ、14は後輪左側車
輪(従動輪)WRLの車輪速度VRLを検出する車輪速
度センサである。上記車輪速度センサ11〜14で検出
されり車輪速度VFR,VPL、 VRI?、  VI
?Lはトラクションコントローラ15に人力される。こ
のトラクションコントローラ15はエンジン16に制御
信号を送って加速時の駆動輪のスリップを防止する制御
を行なっている。
第1図(B)は上記エンジン16における吸気系を示す
もので、同図において、21はエアクリーナ、22は吸
気管、22aはサージタンクであり、吸気管22にはア
クセルペダルによりその開度θmが操作される主スロッ
トル弁TH*23の他に、上記トラクションコントロー
ラ15からの制御信号によりその開度θSが制御される
副スロツトル弁THs 24が設けられる。つまり、エ
アクリーナ21を介して導入された吸入空気は、副スロ
ツトル弁THs 24及び主スロットル弁THm23を
直列に介してサージタンク22aから吸気弁側に流れる
もので、上記副スロツトル弁THs 24の開度θSを
トラクシランコントローラ15からの制御信号θSOに
より、モータ駆動回路25とそのモータ24Mを経て制
御しエンジン16の駆動力を制御している。ここで、主
スロットル弁THm23及び副スロツトル弁THs 2
4の開度θ■及びθSは、それぞれ主スロツトルポジシ
ョンセンサ(TPSI)26及び副スロツトルポジショ
ンセンサ(TPS2)27により検出される。また、主
スロットル弁THm23にはアクセルペダルの非踏込み
状態、つまりエンジン16のアイドリンク状態を検出す
る主スロツトルアイドル5W28が、また副スロツトル
弁THs 24には副スロツトル全開5W29がそれぞ
れ設けられる。さらに、上記エアクリーナ21の下流に
は吸入空気量を検出するためのエアフローセンサ(AF
S)30が設けられ、また、上記サージタンク22aに
は吸気弁から燃焼室に燃料混合気が流れ込む際の管内負
圧(ブースト圧)を検出する負圧センサ30aが設けら
れる。これら各センサ26.27,30,30a及び5
W28゜29からの出力信号は、何れも上記トラクショ
ンコントローラ15に与えられる。
一方、第1図(A)において、17は前輪右側車輪WF
Rの制動を行なうホイールシリンダ、18は前輪左側車
輪WPLの制動を行なうホイールシリンダである。通常
これらのホイールシリンダにはブレーキペダル(図示せ
ず)を操作することで、マスクシリンダ等(図示せず)
を介して圧油が供給される。トラクションコントロール
作動時には次に述べる別の経路からの圧油の供給を可能
としている。上記ホイールシリンダ17への油圧源19
からの圧油の供給はインレットバルブ17iを介して行
われ、上記ホイールシリンダ17からリザーバ20への
圧油の排出はアウトレットバルブ17oを介して行われ
る。また、上記ホイールシリンダ18への油圧源19か
らの圧油の供給はインレットバルブ18iを介して行わ
れ、上記ホイールシリンダ18からリザーバ20への圧
油の排出はアウトレットバルブ18oを介して行われる
。そして、上記インレットバルブ17を及び1811上
記アウトレツトバルブ17o及び18oの開閉制御は上
記トラクションコントローラ15により行われる。
ここで、上記エンジン16の駆動力制御及び駆動輪WP
R,WFLの制動制御によるスリップ防止制御は、駆動
輪WPR,WPLのスリップ量が所定のスリップ判定値
αを上回った際に開始され、また、上記スリップ量が所
定のスリップ判定値α以下になった際に終了される。
さらに、第1図(A)において、81a〜81dは燃料
噴射インジェクタであり、このインジェクタ81a〜8
1dの作動時間つまり燃料噴射量は、エンジンコントロ
ールユニット(ECU)82において上記エアフローセ
ンサ(AFS)30からの信号に基づ(吸入空気量に応
じて設定される。また、83はエンジン16のクランク
軸の回転を検出するエンジン回転センサ、84はエンジ
ン16の出力トルクを検出するエンジントルクセンサで
あり、各センサ83,84により検出されるエンジン回
転検出信号及びエンジントルク検出信号は上記ECU3
2に出力される。なお、上:己トラクションコントロー
ラ15はECU32と一体のものでもよい。
次に、第2図を参照して上記トラクションコントローラ
15の詳細な構成について説明する。
同図において、11.12は駆動輪WPR,WFLの車
輪速度VPI?、 VFLを検出する車輪速度センサで
あり、この車輪速度センサ11,12により検出された
駆動輪速度VPI?、 VPLは、何れも高車速選択部
31及び平均部32に送られる。高車速選択部31は、
上記駆動輪速度VFR,VPLのうちの高車輪速度側を
選択するもので、この高車速選択部31により選択され
た駆動輪速度は、重み付は部33に出力される。また、
上記平均部32は、上記車輪速度センサ11.12から
得られた駆動輪速度VFR,VPLから、平均駆動輪速
度(VFR+VPL)/2を算出するもので、この平均
部32により算出された平均駆動輪速度は、重み付は部
34に出力される。重み付は部33は、上記高車速選択
部31により選択出力された駆動輪W PR。
WFLの何れか高い方の車輪速度をKG倍(変数)し、
また、重み付は部34は、平均部32により平均出力さ
れた平均駆動輪速度を(1−KG)倍(変数)するもの
で、上記各重み付は部33及び34により重み付けされ
た駆動輪速度及び平均駆動輪速度は、加算部35に与え
られて加算され、駆動輪速度VPが算出される。
ここで、上記変数KGは、第3図で示すように、求心加
速度GYに応じて変化する変数であり、求心加速度GY
が所定値(例えば0.1g)まではその値の大小に比例
し、それ以上でrlJになるよう設定される。
一方、車輪速度センサ13,14により検出される従動
輪速度VI?R,VRLは、何れも低車速選択部36及
び高車速選択部37に送られる。低車速選択部36は、
上記従動輪速度VRR,VRLのうちの低車輪速度側を
選択し、また、高車速選択部37は、上記従動輪速度V
I?I?、 VI?Lのうちの高車輪速度側を選択する
もので、この低車速選択部36により選択された低従動
輪速度は重み付は部38に、また、高車速選択部37に
より選択された高従動輪速度は重み付は部39に出力さ
れる。
重み付は部38は、上記低車速選択部36により選択出
力された従動輪Wl?I?、 WI?Lの何れか低い方
の車輪速度をKr倍(変数)し、また、重み付は部39
は、上記高車速選択部37により選択出力された従動輪
WI?I?、 WRLの何れか高い方の車輪速度を(1
−K r)倍(変数)するもので、上記各重み付は部3
8及び39により重み付けされた従動輪速度は、加算部
40に与えられて加算され、従動輪速度VRが算出され
る。この加算部40で算出された従動輪速度Vl?は、
乗算部40′に出力される。この乗算部40′は、上記
加算算出された従動輪速度Vl?を(1+α)倍するも
ので、この乗算部40′を経て従動輪速度VRR,VR
Lに基づく目標駆動輪速度Vφが算出される。
ここで、上記変数Krは、第4図で示すように、求心加
速度GYに応じてrlJ〜「0」の間を変化する変数で
ある。
そして、上記加算部35により算出された駆動輪速度V
F、及び乗算部40′により算出された目標駆動輪速度
Vφは、減算部41に与えられる。
この減算部41は、上記駆動輪速度vFから目標駆動輪
速度■φを減算し、駆動輪WPR,WPLのスリップm
DVi’  (VF−Vφ)を算出するもので、この減
算部41により算出されたスリップ量DVi’ は加算
部42に与えられる。この加算部42は、上記スリップ
量DVi’を、求心加速度GY及びその変化率ΔGYに
応じて補正するもので、求心加速度GYに応じて変化す
るスリップ補正mvg<第5図参照)はスリップ量補正
部43から与えられ、求心加速度GYの変化率ΔGYに
応じて変化するスリップ補正量Vd(第6図参照)はス
リップ量補正部44から与えられる。つまり、加算部4
2では、上記減算部から得られたスリップmpvi’ 
に各スリップ補正量Vg、Vdを加算するもので、この
加算部42を経て、上記求心加速度GY及びその変化率
ΔGYに応じて補正されたスリップff1DViは、例
えば15−8のサンプリング時間T毎にTSn演算部4
5及びTPn演算部46に送られる。
TSn演算部45における演算部45aは、上記スリッ
プ量DViに係数Klを乗算し積分した積分型補正トル
クTsn’  (−ΣKI−Dvi)を求めるもので、
この積分型補正トルクTSn ’は係数乗算部45bに
送られる。つまり、上記積分型補正トルクTSn ’ 
は、駆動輪WPR,WPLの駆動トルクに対する補正値
であり、該駆動輪W PI?。
WFLとエンジン16との間に存在する動力伝達機構の
変速特性が変化するのに応じてその制御ゲインを調整す
る必要があり、係数乗算部45bでは、上記演算部45
aから得られた積分型補正トルクTSn ’に変速段に
より異なる係数GKiを乗算し、該変速段に応じた積分
型補正トルクTSnを算出する。ここで、上記変数Kl
は、スリップ量DViに応じて変化する係数である。
一方、TPn演算部46における演算部46aは、上記
スリップ量DViに係数Kpを乗算した比例型補正トル
クTPn ’  (=DV 1−Kp)を求めるもので
、この比例型補正トルク’rpn’ は係数乗算部46
bに送られる。つまり、この比例型補正トルク’rpn
’ も、上記積分型補正トルクTSn ’同様、駆動輪
WPR,WPLの駆動トルクに対する補正値であり、該
駆動輪WPR,WPLとエンジン16との間に存在する
動力伝達機構の変速特性が変化するのに応じてその制御
ゲインを調整する必要のあるもので、係数乗算部46b
では、上記演算部46aから得られた比例型補正トルク
TSn  に変速段により異なる係数GKpを乗算し、
該変速段に応じた比例型補正トルクTPnを算出する。
一方、上記加算部40により得られる従動輪速度VRは
、車体速度VBとして基準トルク演算部47に送られる
。この基準トルク演算部47は、まず車体加速度演算部
47gにおいて上記車体速度VBの加速度GBを算出す
るもので、この車体加速度演算部47aにより得られた
車体加速度CBはフィルタ47bを介し車体加速度GB
Pとして基準トルク算出部47cに送られる。この基準
トルク算出部47cは、上記車体加速度GBF及び車重
W及び車輪半径Reに基づき基準トルクTG(−〇BP
XWXRe)を算出するもので、この基準トルクTGが
本来エンジン16が出力すべきトルク値となる。
上記フィルタ47bは、基準トルク演算部47cで算出
される基準トルクTGを、時間的にどの程度手前の車体
加速度GBに基づき算出させるかを例えば3段階に定め
るもので、つまりこのフィルタ47bを通して得られる
車体加速度GBPは、今回検出した車体加速度GBnと
前回までのフィルタ47bの出力である車体加速度G 
BPn−1とにより、現在のスリップ率S及び加速状態
に応じて算出される。
例えば現在車両の加速度が増加している際にそのスリッ
プ率Sが第15図の範囲「1」で示す状態にある場合に
は、素早く範囲「2」の状態へ移行させるため、車体加
速度GBFは、前回のフィルタ47bの出力であるG 
BPn−1と今回検出のGBnとを同じ重み付けで平均
して最新の車体加速度G BPnとして下式(1)によ
り算出される。
GBPn −(GBn+ GBPn−1) / 2−=
 (1)また、例えば現在車両の加速度が減少している
際にそのスリップ率SがS>Slで第15図で示す範囲
「2」→「3」に移行するような場合には、可能な限り
範囲「2」の状態を維持させるため、車体加速度GBF
は、前回のフィルタ47bの出力G BPn−1に重み
が置かれて、上式(1)で算出するときに比べ、前回算
出の車体加速度G BPn−1に近い値を有する車体加
速度G BFnとして下式(2)により算出される。
GBPn = (GBn+ 7 GBPn−1) /E
L・−(2)さらに、例えば現在車両の加速度が減少し
ている際にそのスリップ率SがS≦81で第15図で示
す範囲r2J −rlJに移行したような場合には、可
能な限り範囲「2」の状態に戻すため、車体加速度GB
Pは、前回のフィルタ47bの出力G BPn−1に更
に重みが置かれて、上式(2)で算出するときに比べ、
前回算出の車体加速度G BPn−1に近い値を有する
車体加速度G BPnとして下式(3)により算出され
る。
GBFn = (GBn+15GBPr+−1) /1
B−= (3)次に、上記基準トルク演算部47により
算出された基準トルクTGは、減算部48に出力される
この減算部48は、上記基準トルク演算部47より得ら
れる基準トルクTGから前記TSn演算部45にて算出
された積分型補正トルクTSnを減算するもので、その
減算データはさらに減算部49に送られる。この減算部
49は、上記減算部48から得られた減算データからさ
らに前記TPn演算部46にて算出された比例型補正ト
ルクTPnを減算するもので、その減算データは駆動輪
WPR,WPLを駆動する車軸トルクの目標トルクTφ
としてスイッチS1を介しエンジントルク算出部50に
送られる。つまり、上記目標トルクTφは下式(4)に
よる値となる。
Tφ= T O−T S n −T P n −(4)
エンジントルク算出部50は、上記減算部49からスイ
ッチS1を介して与えられた駆動輪WPR。
WPLに対する目標トルクTφを、エンジン16と上記
駆動輪車軸との間の総ギア比で除算し目標エンジントル
クTeに換算するもので、この目標エンジントルクTe
は下限値設定部501に送られる。この下限値設定部5
01は、上記エンジントルク算出部50で算出された目
標エンジントルクTeの下限値を、例えば第16図及び
第17図に示すように、トラクションコントロール開始
からの経過時間tあるいは車体速度VBに応じて変化す
る下限値T11sにより制限するもので、この下限値設
定部501により下限値が制限された目標エンジントル
クTelは目標空気量算出部502に送られる。この目
標空気量算出部502は、前記エンジン16において上
記目標エンジントルクTelを出力させるための吸気管
22における吸気行程1回当たりの目標空気II(質量
)A/Nmを算出するもので、この目標空気jl A 
/ N 11は、エンジン回転速度Neと上記目標エン
ジントルクTelとに基づき、第20図に示すような3
次元マツプが参照されて求められる。
A/Ng −f  CNe 、 Te1lここで、上記
A / N sは吸気行程1回当たりの吸入空気量(質
量)であり、f [Ne 、 Tel]はエンジン回転
速度Ne、 目標エンジントルクTelをパラメータと
した3次元マツプである。
なお、上記目標空気量(質量)A/Nsは、エンジン回
転速度Neに対して、第21図に示すような係数Kaと
目標エンジントルクTelとの乗算により下式のように
して得てもよい。
A/Na −Ka  (Ne ) * Telそして目
標空気量算出部502は下式により、上記吸入空気量(
質量)A/Nsを、吸気温度及び大気圧に応じて補正し
、標準大気状態での吸入空気量(体積)A/Nvに換算
する。
A/Nv   =   (A/Nm)/   lKt 
   (八T)  本  Kp(AP) ) ここで、A / N vは吸気行程1回当たりの吸入空
気f1(体積) 、KLは吸気温度(AT)をパラメー
タとした密度補正係数(第22図参照)、Kpは大気圧
(AP)をパラメータとした密度補正係数(第23図参
照)である。
こうして上記目標空気量算出部502にて得られた目標
吸入空気量(体積)A/Nvは目標空気量補正部503
に送られる。この目標空気量補正部503は下式により
、上記目標空気量算出部502で算出された目標吸入空
気ff1A/Nv(体積)を吸気温度に応じて補正し、
目標空気ff1A/N、を求める。
A/ No = A/ Nv * Ka ’  (AT
)ここで、A / N oは補正後の目標空気量、A/
Nvは補正前の目標空気量、Ka’は吸気温度(AT)
による補正係数(第24図参照)である。
次に、上記目標空気量補正部503により補正出力され
た目標空気量A/Noは等価目標スロットル開度算出部
504に送られる。この等価目標スロットル開度算出部
504は、エンジン回転速度Ncと上記目標空気量A/
Noとに基づき第25図に示すようなマツプを参照して
等価目標スロットル開度θ0を求めるもので、この等価
目標スロットル開度θ0は目標スロットル開度算出部5
05に送られる。
ここで、上記等価目標スロットル開度θ0は、前記吸気
管22におけるスロットル弁を1つとした場合に上記目
標空気量A/N、を達成するためのスロットル弁開度で
ある。
そして、目標スロットル開度算出部505は、上記等価
目標スロットル開度θ。と主スロットル弁TH■23の
スロットル開度θ自とに基づき第30図に示すようなマ
ツプを参照して副スロツトル弁THs 24に対する目
標副スロツトル開度θS′を求める。
一方、上記目標空気量補正部53により補正出力された
目標空気ff1A/Noは減算部506にも送られる。
この減算部506は、上記目標空気量A/Noと前記エ
アフローセンサ30により所定のサンプリング時間毎に
検出される実際の吸入空気量A/Nとの差ΔA/Nを算
出するもので、この目標空気量A / N Oと実空気
量A/Nとの偏差ΔA/NはPID制御部507に送ら
れる。このP I D11Jlfit1部507は、上
記空気量偏差ΔA/Nに相当する上記副スロツトル弁T
Hs 24の開度補正量Δθを算出するもので、この副
スロットル開度補正量ΔθはスイッチA1を介し加算部
508に送られる。
ここで、上記PID制御部507により得られる副スロ
ツトル開度補正量Δθは、比例制御による開度補正量Δ
θp、積分制御による開度補正量Δθ1、微分制御によ
る開度補正量Δθdを加算したものである。
Δθ−Δθp+Δθ1+Δθd Δθp −Kp  (Ne ) * Kth (Ne 
) *ΔA/NΔθl =Ki  (Ne ) * K
th (Ne ) *Σ(ΔA/N) Δ θ d−Kd(Ne)   零  Kth(Ne)
*    (Δ A /N−ΔA/No1d) ここで、各係数Kp、Kl 、Kdは、それぞれエンジ
ン回転速度Neをパラメータとした比例ゲイン(第26
図参照)、積分ゲイン(第27図参照)、微分ゲイン(
第28図参照)であり、Kthはエンジン回転速度Ne
をパラメータとしたΔA/N−Δθ変換ゲイン(第29
図参照)、ΔA/Nは目標空気m A / N oと実
際の空気jlA/Nとの偏差、ΔA/No1dは1回前
のサンプリングタイミングでのΔA/Nである。
そして、上記加算部508は、目標スロットル開度算出
部505で算出された目標副スロツトル開度θS′と上
記PID制御部507で算出された副スロツトル開度補
正量Δθとを加算し、フィードバック補正された目標副
スロツトル開度θSOを算出する。この目標副スロツト
ル開度θSOは、副スロツトル弁開度信号として前記モ
ータ駆動回路25に送られ、副スロ・ットル弁THs 
24の開度θSが制御される。
ここで、上記スイッチA1は、AFS(エアフローセン
サ)故障検出部509により開閉制御される。このAF
S故障検出部509は、前記エアフローセンサ30から
の出力信号を監視し、例えばエンジン回転中であるにも
拘らずAFS検出信号が得られない、あるいは通常有得
ないAFS検出信号が得られた際等、エアフローセンサ
30を故障として検出するもので、このAFS故陣検出
部509によりエアフローセンサ30の故障が検出され
ると、上記スイッチA1は開制御される。
つまり、エアフローセンサ30が故障した場合、目標空
気量A/Noと計測空気量A/Nとの偏差ΔA/Nに応
じてPID制御部507により算出される副スロツトル
開度補正量Δθは加算部508に送られなくなり、目標
スロットル開度算出部505により得られた基本の目標
副スロツトル開度θS′が、そのまま目標副スロツトル
開度θsoとして出力される。
一方、前記車輪速度センサ13,14により検出された
従動輪WRR,WRLノ車輪速度VRR,VRLは、求
心加速度演算部53に送られる。この求心加速度演算部
53は、車両の旋回度を判断するための求心加速度GY
’を求めるもので、この求心加速度GY’は求心加速度
補正部54に送られる。
この求心加速度補正部54は、上記求心加速度GY’ 
を車速に応じて補正し求心加速度GYを求める。
GYmKv eGY’ ここで、Kvは第7図乃至第12図で示すように、車速
に応じて変化する係数である。
ところで、前記高車速選択部37から出力される大きい
方の従動輪車輪速度は減算部55に送られ、右駆動輪W
FI?の車輪速度VFRから減算される。
また、上記高車速選択部37から出力される大きい方の
従動輪車輪速度は減算部56に送られ、左駆動輪WPL
の車輪速度VFLから減算される。そして、減算部55
による減算出力は乗算部57に送られ、また、減算部5
6による減算出力は乗算部58に送られる。上記乗算部
57は減算部55からの減算出力をKB倍(0<KB 
<l)L、また、乗算部58は減算856からの減算出
力を(1−KB)倍するもので、このそれぞれの乗算出
力は加算部59に送られて加算され右駆動輪WFRのス
リップff1DVPRが求められる。
一方、減算部56による減算出力は乗算部60に送られ
、また、減算部55による減算出力は乗算部61に送ら
れる。上記乗算部60は減算部56からの減算出力をK
B倍(0<KB <1)L、また、乗算部61は減算部
55からの減算出力を(1−KB)倍するもので、この
それぞれの乗算出力は加算部62に送られて加算され左
駆動輪WPLのスリップff1DVFLが求められる。
ここで、上記KBは、第13図に示すように、トラクシ
ョンコントロールの制御開始からの経過時間tに応じて
変化する変数であり、この場合、トラクションコントロ
ールの制御開始時にはKB−rO,5Jとし、その制御
が進むに従ってKB−rO,8Jに近付くよう設定する
。つまり、左右駆動輪WFR,WFLのブレーキ制御を
全く独立にすると、一方の駆動輪だけにブレーキが掛か
ってその回転が減少した際、デファレンシャルギアの作
用により、今度は反対側の駆動輪がスリップしてブレー
キが掛かることになり、この動作が繰返されるのを防止
するよう構成する。
次に、上記加算部59により得られる右駆動輪WFI?
のスリップ1lDVFRは微分部63に送られる。
また、上記加算部62により得られる左駆動輪WFLの
スリップ量DVPLは微分部64に送られる。
この微分部63.64は、それぞれ対応する駆動輪のス
リップJIDVFR,DVPLを微分してその時間的変
化量、つまりスリップ加速度GPR,GPLを求めるも
ので、この右駆動輪WPI?のスリップ加速度GPI?
はブレーキ液圧変化量(ΔP)算出部65に、また、左
駆動輪WPLのスリップ加速度GFI。
はブレーキ液圧変化量(ΔP)算出部66に送られる。
このブレーキ液圧変化El(ΔP)算出部65.66は
、第14図に示すようなGPR(GFL)−ΔP変換マ
ツプに基づき、各駆動輪WFR,WF+、のスリップ加
速度GPI?、GPLを抑制するためのブレーキ液圧変
化量ΔPを求めるもので、この左右駆動輪WFR,WF
Lに対するブレーキ液圧変化量ΔPはそれぞれΔP−T
変換部67.68に送られる。このΔP−T変換部67
.68は、各対応する駆動輪のブレーキ液圧変化量ΔP
を前記第1図(A)におけるインレットバルブ171゜
18iの開時間Tに変換するもので、ΔP−T変換部6
7により得られた開時間Tに応じて右部動輪WPR用の
インレットバルブ17iを開制御し、また、ΔP−T変
換部68により得られた開時間Tに応じて左部動輪WP
L用のインレットバルブ18iを開制御する。
なお、上記第14図に示すG PR(G FL)=ΔP
変換マツプにおいて破線aに基づく変換値は、旋回時に
おいてブレーキ制御を行なう際に、内側駆動輪に対する
ブレーキ制御を強化するためのものである。
一方、上記目標トルクTφが算出される減算部49から
エンジントルク算出部50の間には、スイッチS1が介
在され、また、ブレーキ液圧変化量(ΔP)算出部65
.66からΔP−T変換部67.68の間には、それぞ
れスイッチ32a。
S2bが介在される。上記各スイッチSl。
S2a、S2bは、それぞれ後述するスリップ制御の開
始/終了条件が満たされると開成/開成されるもので、
このスイッチSl、82a、S2bは、何れも制御開始
/終了判定部69により開閉制御される。この制御開始
/終了判定部69には、スリップ判定部70からのスリ
ップ判定信号が与えられる。このスリップ判定部70は
、前記駆動輪速度vFと従動輪速度VRとに基づき減算
部41及び加算部42を通して得られるスリップ量DV
Iが、スリップ判定値記憶部71で予め記憶されるスリ
ップ判定値αを上回ったか否かを判定するもので、この
スリップ判定信号が制御開始/終了判定部69に対して
与えられる。
ここで、上記制御開始/終了判定部69は、スリップ判
定部70からスリップ判定信号(DVI〉α)が入力さ
れた際に制御開始信号を出力し、上記スイッチSl、S
2a、S2bを閉成させる。
また、制御開始/終了判定部69は、スリップ判定部7
0から非スリツプ判定信号(DVl≦α)が入力された
際に制御終了信号を出力し、スイッチSl、S2a、S
2bを開成させる。
次に、上記のように構成された本発明のエンジントルク
制御装置の一実施例に係わる車両の加速スリップ防止装
置の動作について説明する。
第1図及び第2図において、車輪速度センサ13.14
から出力される従動輪(後輪)の車輪速度は高車速選択
部36.低車速選択部37.求心加速度演算部53に入
力される。上記低車速選択部36においては従動輪の左
右輪のうち小さい方の車輪速度が選択され、上記高車速
選択部37においては従動輪の左右輪のうち大きい方の
車輪速度が選択される。通常の直線走行時において、左
右の従動輪の車輪速度が同一速度である場合には、低車
速選択部36及び高車速選択部37からは同じ車輪速度
が選択される。また、求心加速度演算部53においては
左右の従動輪の車輪速度が入力されており、その左右の
従動輪の車輪速度から車両が旋回している場合の旋回度
、つまりどの程度急な旋回を行なっているかの度合いが
算出される。
以下、求心加速度演算部53においてどのように求心加
速度が算出されるかについて説明する。
前輪駆動車では後輪が従動輪であるため、駆動によるス
リップに関係なくその位置での車体速度を車輪速度セン
サにより検出できるので、アッカーマンジオメトリを利
用することができる。つまり、定常旋回においては求心
加速度GY’はGY’mv2/r・・・(5) (V−車速、「−旋回半径)として算出される。
例えば、第19図に示すように車両が右に旋回している
場合において、旋回の中心をMOとし、旋回の中心Mo
から内輪側(W I?I?)までの距離を「1とし、ト
レッドをΔrとし、内輪側(W I?R)の車輪速度を
vlとし、外輪側(W RL)の車輪速度をv2とした
場合に、 v2/vl=(Δr+ rl ) / rl   −=
 (6)とされる。
そして、上記(6)式を変形して 1/rl = (v2−vl )/Δr・■1・・・(
7)とされる。そして、内輪側を特徴とする請求心加速
疫GY’ は GY’ −vl 2/ rl −vl 2  (v2−vl )/Δr・■1−vl 
  (v2−vl)/Δr−CB)として算出される。
つまり、第(8)式により求心加速度GY’が算出され
る。ところで、旋回時には内輪側の車輪速度v1は外輪
側の車輪速度v2より小さいため、内輪側の車輪速度v
1を用いて求心加速度GY’を算出しているので、求心
加速度GY’は実際より小さく算出される。従って、重
み付は部33で乗算される係数KGは求心加速度GY’
が小さく見積られるために、小さく見積もられる。従っ
て、駆動輪速度VPが小さく見積もられるために、スリ
ップ量DV i’  (VP−Vφ)も小さく見積もら
れる。これにより、目標トルクTφが大きく見積もられ
るために、目標エンジントルクが大きく見積もられるこ
とにより、旋回時にも充分な駆動力を与えるようにして
いる。
ところで、極低速時の場合には、第19図に示すように
、内輪側から旋回の中心MOまでの距離は「1であるが
、速度が上がるに従ってアンダーステアする車両におい
ては、旋回の中心はMに移行し、その距離はr(r>r
l)となっている。
このように速度が上がった場合でも、旋回半径をrlと
して計算しているために、上記第(8)式に基づいて算
出された求心加速度GY’は実際よりも大きい値として
算出される。このため、求心加速度演算部53において
算出された求心加速度GY’ は求心加速度補正部54
に送られて、高速では求心加速度GYが小さくなるよう
に、求心加速度GY’に第7図の係数Kvが乗算される
。この変数Kvは車速に応じて小さくなるように設定さ
れており、第8図あるいは第9図に示すように設定して
も良い。このようにして、求心加速度補正部54より補
正された求心加速度GYが出力される。
一方、速度が上がるに従って、オーバステアする(r<
 rl )車両においては、上記したアンダーステアす
る車両とは全く逆の補正が求心加速度補正部54におい
て行われる。つまり、第10図ないし第12図のいずれ
かの変数Kvが用いられて、車速が上がるに従って、上
記求心加速度演算部53で算出された求心加速度GY’
を大きくなるように補正している。
ところで、上記低車速選択部36において選択された小
さい方の車輪速度は重み何部38において第4図に示す
ように変数に「倍され、高車速選択部37において選択
された高車速は重み付は部39において変数(1−Kr
)倍される。変数に「は求心加速度GYが例えば0,9
gより大きくなるような旋回時に「1」となるようにさ
れ、求心加速度GYが0,4gより小さくなると「0」
に設定される。
従って、求心加速度GYが0.9gより大きくなるよう
な旋回に対しては、低車速選択部36から出力される従
動輪のうち低車速の車輪速度、つまり選択時における内
輪側の車輪速度が選択される。
そして、上記重み付は部38及び39から出力される車
輪速度は加算部40において加算されて従動輪速度VR
とされ、さらに上記従動輪速度VRは乗算部40′にお
いて(1+α)倍されて目標駆動輪速度■φとされる。
また、駆動輪の車輪速度のうち大きい方の車輪速度が高
車速選択部31において選択された後、重み付は部33
において第3図に示すように変数KG倍される。さらに
、平均部32において算出された駆動輪の平均車速(V
FR+VPL) / 2は重み付は部34において、(
1−KG)倍され、上記重み付は部33の出力と加算部
35において加算されて駆動輪速度VPとされる。従っ
て、求心加速度GYが例えば0.1g以上となると、K
G−1とされるため、高車速選択部31から出力される
2つの駆動輪のうち大きい方の駆動輪の車輪速度が出力
されることになる。つまり、車両の旋回度が大きくなっ
て求心加速度GYが例えば、0.9g以上になると、r
KG−Kr−IJとなるために、駆動輪側は車輪速度の
大きい外輪側の車輪速度を駆動輪速度vpとし、従動輪
側は車輪速度の小さい内輪側の車輪速度を従動輪速度V
Rとしているために、減算部41で算出されるスリップ
量DVt’  (−VF−Vφ)を大きく見積もってい
る。従って、目標トルクTφは小さく見積もるために、
エンジンの出力が低減されて、スリップ率Sを低減させ
て第18図に示すように横力Aを上昇させることができ
、旋回時のタイヤのグリップ力を上昇させて、安全な旋
回を行なうことができる。
上記スリップ量DV i’ はスリップ量補正部43に
おいて、求心加速度GYが発生する旋回時のみ第5図に
示すようなスリップ補正量Vgが加算されると共に、ス
リップ量補正部44において第6図に示すようなスリッ
プ@Vdが加算される。
例えば、直角に曲がるカーブの旋回を想定した場合に、
旋回の前半においては求心加速度GY及びその時間的変
化率ΔGYは正の値となるが、カーブの後半においては
求心加速度GYの時間的変化率ΔGYは負の値となる。
従って、カーブの前半においては加算部42において、
スリップ量DVi’ に第5図に示すスリップ補正Hk
Vg (>0)及び第6図に示すスリップ補正jlVd
 (>0)が加算されてスリップff1DViとされ、
カーブの後半においてはスリップ補正mVg<>o)及
びスリップ補正fiVd (<0)が加算されてスリッ
プfiDViとされる。従って、旋回の後半におけるス
リップff1DViは旋回の前半におけるスリップff
1DViよりも小さく見積もることにより、旋回の前半
においてはエンジン出力を低下させて横力を増大させ、
旋回の後半においては、前半よりもエンジン出力を回復
させて車両の加速性を向上させるようにしている。
このようにして、補正されたスリップff1DViは例
えば15ssのサンプリング時間TでTSn演算部45
に送られる。このTSn演算部45内において、スリッ
プfiDVfが係数に1を乗算されながら積分されて補
正トルクTSnが求められる。
つまり、 TSn −GKI ΣKl−DVI  (Klはスリッ
プmDVlに応じて変化する係数である)としてスリッ
プmDViの補正によって求められた補正トルク、つま
り積分型補正トルクTSnが求められる。
また、上記スリップ1DVIはサンプリング時間T毎に
TPn演算部46に送られて、補正トルクTPnが算出
される。つまり、 TPn =GKp DVI  −Kp  (Kpは係数
)としてスリップff1DViにより補正された補正ト
ルク、つまり比例型補正トルクTPnが求められる。
また、上記係数乗算部45b、46bにおける演算に使
用する係数GKI 、cKpの値は、シフトアップ時に
は変速開始から設定時間後に変速後の変速段に応じた値
に切替えられる。これは変速開始から実際に変速段が切
替わって変速を終了するまで時間がかかり、シフトアッ
プ時に、変速開始とともに変速後の高速段に対応した上
記係数GKI 、GKpを用いると、上記補正トルクT
Sn、TPnの値は上記高速段に対応した値となるため
実際の変速が終了してないのに変速開始前の値より小さ
くなり目標トルクTφが大きくなってしまって、スリッ
プが誘発されて制御が不安定となるためである。
また、上記加算部40から出力される従動輪速度Vl?
は車体速度VBとして基準トルク演算部47に入力され
る。そして、車体加速度演算部47aにおいて、車体速
度の加速度VB(GB)が演算される。そして、上記車
体加速度演算部47aにおいて算出された車体速度の加
速度GBはフィルタ47bにより構成のところで説明し
たように、(1)式乃至(3)式の何れかのフィルタが
かけられて、加速度GBの状態に応じてGBPを最適な
位置に止どめるようにしている。そして、基準トルク算
出部47cにおいて、基準トルクTO(−GBPxWx
Re)が算出される。
そして、上記基準トルクTGと上記積分型補正トルクT
Snとの減算は減算部48において行われ、さらに上記
比例型補正トルクTPnが減算部49において減算され
る。このようにして、目標トルクTφは、 Tφ−TG−TSn−TPnとして算出される。
第31図は上記目標トルクTφに応じたエンジントルク
制御動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS1において、上記目標トルクTφを得
るための吸気工程1回当たりの目標空気Q A / N
 oが求められる。つまり、目標トルクTφは、スイッ
チS1を介してエンジントルク算出部50に与えられ、
目標エンジントルクTeに換算される。この目標エンジ
ントルクTeは、エンジントルクの下限値T Iiaを
設定している下限値設定部501において、その目標エ
ンジントルクTeの下限値が制限される。そして、この
下限値が制限された目標エンジントルクTelは、目標
空気量算出部502に送られて該目標エンジントルクT
elを出力するための目標空気量(質11)A / N
 cmが算出される。また、目標空気量算出部502で
は、上記吸入空気ff1A/Nm(質量)が吸気温度及
び大気圧により補正されて標準大気圧状態での吸入空気
ff1A/Nv(体ta)に換算される。
このようにして算出された目標吸入空気量A/Nv(体
積)は、目標空気量補正部503において吸気温による
補正が行われ、目標空気jilA/Noとされる。
そして、ステップS2において、目標空気量補正部50
3から出力される目標空気ff1A/Noは、等価目標
スロットル開度算出部504に送られ、第25図のマツ
プが参照されてエンジン回転速度Neと目標空気量A/
Noに対する等価目標スロットル開度θ0が求められる
すると、ステップS3において、この等価目標スロット
ル開度θ。は、目標スロットル開度算出部505に送ら
れ、第30図のマツプが参照されて主スロットル弁TH
tg23のスロットル開度がθ1である場合の副スロツ
トル弁THs 24に対する基本の目標スロットル開度
θS が算出される。
ここで、ステップS4において、PID制御部507に
より算出される副スロツトル開度補正量Δθが予め初期
化(Δθ−0)されると共に、ステップS5において、
前記エアフローセンサ30が正常であるか否かがAFS
故障検出部509 +1:より判断される。つまり、A
FS検出信号が通常の状態にありエアフローセンサ30
が正常であることが検出されると、スイッチA1は閉位
置に保持される。
すると、ステップS6において、上記目標空気量補正部
503から補正出力された目標空気量A/Noは、減算
部506に送られ、所定のサンプリング時間毎に前記エ
アフローセンサ30で検出される現在の空気ff1A/
Nとの差ΔA/Nが算出される。そして、ステップS7
において、上記ΔA/NはP I D@御郡部507送
られてPID制御が行なわれ、該ΔA/Nに相当する開
度補正量Δθが算出される。そして、ステップS8にお
いて、上記開度補正量Δθは加算部508にて上記基本
目標副スロツトル開度θS′と加算され、フィードバッ
ク補正された目標副スロツトル開度θsoが算出される
上記のようにして求められた目標副スロツトル開度θS
Oは、副スロツトル弁開度信号として前記モータ駆動回
路25に送られ、副スロツトル弁THs 24の開度θ
Sが制御される。
一方、上記ステップS5において、AFS故障検出部5
09によりエア70−センサ30の故障が検出された場
合には、上記実吸入空気mA/Nと目標吸入空気fjl
 A / N oとの偏差ΔA/Nに基づく副スロツト
ル開度補正量ΔθSの算出が不能になるので、スイッチ
AIが開成される。すると、ステップS8に進み、PI
D制御部507により算出される副スロツトル開度補正
量ΔθSは加算部508に送られなくなり、該加算部5
08には前記ステップS4において予め設定された八〇
の初期値(−〇)が与えられたままになる。したがって
、ステップS8において、目標スロットル開度算出部5
05により得られた基本の目標副スロツトル開度θS′
は、そのままの値で加算部508にて目標副スロツトル
開度θSOとして算出される。
θso−θS′ +Δθ (−〇) こうして求められた目標副スロツトル開度θSOは、前
記同様副スロツトル弁開度信号としてモータ駆動回路2
5に送られ、副スロツトル弁THs24の開度θSが制
御される。
すなわち、エアフローセンサ30が故障して計111空
気mA/Nと目標空気量A/Noとによるフィードバッ
ク制御が不能になった場合には、等価目標スロットル開
度θθに基づき目標スロ・ントル開度算出部505によ
り算出される基本の目標副スロツトル開度θS′を、そ
のまま目標副スロツトル開度θSOとして副スロツトル
弁THs 24に対する開閉制御を行なうので、エアフ
ローセンサ30の正常作動時には吸入空気jmA/Nの
フィードバック制御による高精度な副スロツトル開度制
御を行ない、エアフローセンサ30の故障時でも、制御
不能になることなく、必要充分な副スロツトル弁THs
 24の開度制御を行なうことが可能である。
ところで、上記高車速選択部37から出力される大きい
方の従動輪車輪速度が減算部55において駆動輪の車輪
速度VFRから減算される。さらに、上記高車速選択部
37から出力される大きい方の車輪速度が減算部56に
おいて駆動輪の車輪速度VFLから減算される。従って
、減算部55及び56の出力を小さく見積もるようにし
て、旋回中においてもブレーキを使用する回数を低減さ
せ、エンジントルクの低減により駆動輪のスリップを低
減させるようにしている。
上記減算部55の出力は乗算部57においてKB倍(0
<KB<1)され、上記減算部56の出力は乗算部58
において(1−KI3)倍された後、加算部5つにおい
て加算されて右側駆動輪のスリップmDVl’Rとされ
る。また同時に、上記減算部56の出力は乗算部60に
おいてKB倍され、上記減算部55の出力は乗算部61
において(1−KB)倍された後加算部62において加
算されて、左側の駆動輪のスリップmDVFLとされる
上記変数KBは第13図に示すようにトラクションコン
トロールの制御開始からの経過時間tに応じて変化する
もので、トラクションコントロールの制御開始時にはr
O,5Jとされ、トラクションコントロールの制御が進
むに従って、rO,8Jに近付くように設定されている
。つまり、ブレーキにより駆動輪のスリップを低減させ
る場合には、制動開始時においては、両車幅に同時にブ
レーキを掛けて、例えばスプリット路でのブレーキ制動
開始時の不快なハンドルショックを低減させることがで
きる。一方、ブレーキ制御が継続されて行われて、上記
KBがrO,8Jとなった場合の動作について説明する
。この場合、一方の駆動輪だけにスリップが発生したと
き他方の駆動輪でも一方の駆動輪の20%分だけスリッ
プが発生したように認識してブレーキ制御を行なうよう
にしている。
これは、左右駆動輪のブレーキを全く独立にすると、一
方の駆動輪にのみブレーキがかかって回転が減少すると
デフの作用により今度は反対側の駆動輪がスリップして
ブレーキがかかり、この動作が繰返えされて好ましくな
いためである。上記右側駆動輪のスリップff1DVP
Rは微分部63において微分されてその時間的変化量、
つまりスリップ加速度GPRが算出されると共に、上記
左側駆動輪のスリップflit D V FLは微分部
64において微分されてその時間的変化量、つまりスリ
ップ加速度CP!、が算出される。そして、上記スリッ
プ加速度GPRはブレーキ液圧変化ff1(ΔP)算出
部65に送られて、第14図に示すG PR(G PL
)−ΔP変換マツプが参照されてスリップ加速度GPR
を抑制するためのブレーキ液圧の変化量ΔPが求められ
る。
また、同様に、スリップ加速度GFLはブレーキ液圧変
化量(ΔP)算出部66に送られて、第14図に示すG
 FR(G PL)−ΔP変換マツプが参照されて、ス
リップ加速度GPLを抑制するためのブレーキ液圧の変
化量ΔPが求められる。
さらに、上記ΔP算出部65から出力されるスリップ加
速度GFRを抑制するためのブレーキ液圧の変化量ΔP
は、スイッチS2aの閉成時、つまり制御開始/終了判
定部69による制御開始条件成立判定の際にインレット
バルブ17iの開時間Tを算出するΔP−T変換部67
に与えられる。
つまり、このΔP−T変換部67において算出されたバ
ルブ開時間Tが、右側駆動輪WPI?のブレーキ作動時
間FRとされる。また、同様に、上記ΔP算出部66か
ら出力されるスリップ加速度GFLを抑制するためのブ
レーキ液圧の変化量ΔPは、スイッチS2bの開成時、
つまり制御開始/終了判定部69による制御開始条件成
立判定の際にインレットバルブ18iの開時間Tを算出
するΔP−T変換部68に与えられる。つまり、このΔ
P−T変換部68において算出されたバルブ開時間Tが
、左側駆動輪WPLのブレーキ作動時間FLとされる。
これにより、左右の駆動輪W PR。
WPLにより以上のスリップが生じることが抑制される
なお、第14図において、旋回時にブレーキを掛ける場
合には、内輪側の駆動輪のブレーキを強化するために、
旋回時の内輪側は破線aで示すようになっている。この
ようにして、旋回時において荷重移動が外輪側に移動し
て、内輪側がすべり易くなっているのを、ブレーキ液圧
の変化量ΔPを内輪側を外輪側よりも大きめとすること
により、旋回時に内輪側がすべるのを防止させることが
できる。
ここで、例えば車両が圧雪路等の低μ路上で発進加速す
る際に、アクセルペダルの踏込みに伴うエンジン出力の
上昇により、駆動輪WFR,WPLl、:加速スリップ
が生じ、そのスリップfmDV1がスリップ判定値記憶
部71で予め記憶されるスリップ判定値αを上回ると、
スリップ判定部70から制御開始/終了判定部69に対
しスリップ判定信号(DVI >α)が出力される。す
ると、制御開始/終了判定部69では、駆動輪のスリッ
プ抑制制御が必要になったと判定し、スイッチS1及び
S2a、S2bを閉成させる。これにより、上記駆動輪
WPR,WFLのスリップ量DVに応じたエンジントル
ク制御、並びに制動制御によるスリップ制御が開始され
る。
一方、上記スリップ制御が開始された後の状態において
、例えばアクセルペダルの戻し操作による主スロットル
弁THs23の閉じ動作に伴い、エンジン出力トルクが
低下して駆動輪W PR。
WFLのスリップ要因が解消され、そのスリップ量DV
Iがスリップ判定値記憶部71で予め記憶されるスリッ
プ判定値α以下になると、スリップ判定部70から制御
開始/終了判定部69に対しスリップ判定信号(DVi
≦α)が出力される。すると、制御開始/終了判定部6
9では、駆動輪のスリップ抑制制御が不要になったと判
定し、スイッチS1及びS2a、S2bを開成させる。
これにより、上記駆動輪WPR,WPLのスリップ量D
Vに応じたエンジントルク制御、並びに制動制御による
スリップ制御が終了される。
ここで、上記制御開始/終了判定部69により制御終了
判定が成された場合には、副スロツトル弁THs 24
の開度θSは徐々に全開方向に制御され、副スロツトル
全開5W29から全開検出信号(オン)が得られた状態
で待機される。
したがって、上記構成の車両の加速スリップ防止装置に
よれば、エンジントルク制御を適切に行ない、駆動輪に
生じるスリップを確実に抑制して加速性を向上させるこ
とが可能になるばかりでなく、エアフローセンサ30の
故障により吸入空気jmA/Nのフィードバック制御が
不能になった場合でも、目標エンジントルクTφに応じ
た目標吸入空気量A / N oに基づく基本の目標副
スロツトル開度θS′で副スロツトル弁THs 24の
開度θSを開閉制御する構成としたことにより、上記目
標エンジントルクTφに応じたエンジントルクの低減が
行なわれるので、引続きスリップの抑制がなされ、走行
安定性を確保することが可能となる。
尚、上記実施例では、吸気管22内に主スロットル弁T
Hm23と副スロツトル弁THs 24とを直列に配し
た2スロツトルシステムを用い、電動により開閉動作す
る副スロツトル弁THs 24の基本制御開度θS′を
、目標スロットル開度算出部505を通して等価目標ス
ロットル開度θ0と主スロットル開度θ范とに基づき得
ているが、吸気管に対し電動のスロットル弁を1つ配し
た1スロツトルシステムにおいては、上記「等価目標ス
ロットル開度θoJ=r基本の目標スロットル開度」と
し、この目標スロットル開度に対し吸入空気量A / 
Nのフィードバック制御を行なえばよいものである。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、吸気管内の吸気流路に設
けられ電動駆動手段により開閉動作するスロットル弁を
有し、目標とするエンジントルクに応じて上記スロット
ル弁の開度を開閉制御するもので、上記目標エンジント
ルクに応じた吸入空気量を求める目標空気量算出手段と
、この目標吸入空気量に応じた上記スロットル弁に対す
る基本の目標開度を求める基本目標スロットル開度算出
手段と、上記吸気管に吸気される実際の吸入空気量を計
測する実空気量計測手段と、この実吸入空気量と上記目
標吸入空気量との偏差に応じたスロットル開度補正量を
求める開度補正量算出手段と、上記基本目標スロットル
開度に上記スロットル開度補正量を加算して上記スロッ
トル弁に対する目標開度を求める第1の目標スロットル
開度決定手段と、上記実空気量針、(1手段による空気
量計測値が異常値を示した際に上記基本目標スロットル
開度をそのまま上記スロットル弁に対する目標開度とす
る第2の目標スロットル開度決定手段と、上記第1の目
標スロットル開度決定手段または上記第2の目標スロッ
トル開度決定手段により定められた目標開度に応じて上
記電動駆動手段を制御するスロットル制御手段とを備え
て構成したので、実際の計測空気量が異常値を示した場
合でも、目標エンジントルクに応じたエンジントルク制
御を行なうことが可能になるエンジントルク制御装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明のエンジントルク制御装置の一実
施例に係わる車両の加速スリップ防止装置の全体的な構
成図、第1図(B)は第1図(A)のエンジン吸気系を
示す構成図、第2図は第1図のトラクションコントロー
ラの制御を機能ブロック毎に分けて示したブロック図、
第3図は求心加速度GYと変数KGとの関係を示す図、
第4図は求心加速度GYと変数Krとの関係を示す図、
第5図は求心加速度GYとスリップ補正量Vgとの関係
を示す図、第6図は求心加速度の時間的変化量ΔGYと
スリップ補正量Vdとの関係を示す図、第7図乃至第1
2図はそれぞれ車体速度VBと変数Kvとの関係を示す
図、第13図はブレーキ制御開始時から変数KBの経時
変化を示す図、第14図はスリップ量の時間的変化量G
PR(G PL)とブレーキ液圧の変化量ΔPとの関係
を示す図、第15図及び第18図はそれぞれスリップ率
Sと路面の摩擦係数μとの関係を示す図、第16図はT
l1l−を特性を示す図、第17図はTlll1−VB
特性を示す図、第19図は旋回時の車両の状態を示す図
、第20図は目標エンジントルク−エンジン回転速度マ
ツプを示す図、第21図は係数Kaのエンジン回転速度
Ne特性を示す図、第22図は係数Ktの吸気温度特性
を示す図、第23図は係数Kpの大気圧特性を示す図、
第24図は係数Ka’の吸気温度特性を示す図、第25
図は目標A/N−エンジン回転速度マツプを示す図、第
26図は比例ゲインKpのエンジン回転速度特性を示す
図、第27図は積分ゲインKiのエンジン回転速度特性
を示す図、第28図は微分ゲインKdのエンジン回転速
度特性を示す図、第29図は変換ゲインのエンジン回転
速度特性を示す図、第30図は等価目標スロットル開度
−生スロットル開度マツプを示す図、第31図は目標エ
ンジントルクに応じたエンジントルク制御動作を示すフ
ローチャートである。 WPR,WFL・・・駆動輪、WRR,WRL・・・従
動輪、11〜14・・・車輪速度センサ、15・・・ト
ラクションコントローラ、16・・・エンジン、22・
・・吸気管、23・・・主スロットル弁THm、24・
・・副スロツトル弁THs、26・・・主スロツトルポ
ジションセンサ(TPSl、)、27・・・副スロツト
ルポジションセンサ(TPS2)、28・・・主スロ・
ソトルアイドルSW、29・・・副スロツトル全開SW
、30・・・エアフローセンサ(AFS) 、30a・
・・負圧センサ、45.46・・・補正トルク演算部、
47C・・・基準トルク算出部、50・・・エンジント
ルク算出部、69・・・制御開始/終了判定部、70・
・・スリ・ノブ判定部、71・・・スリップ判定値記憶
部、81a〜81d・・・燃料噴射インジェクタ、82
・・・エンジンコントロールユニット(ECU) 、8
3・・・エンジン回転センサ、84・・・エンジントル
クセンサ、502・・・目標空気量算出部、504・・
・等価目標スロットル開度算出部、505・・・目標ス
ロ・ソトル開度算出部、506・・・減算部、507・
・・PID制御部、508・・・加算部、509・・・
AFS故障検出部、A1・・・スイッチ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 0.19 求心加速度G”/ 第3図 0.4g  0.9g 求jい加速度σ 第 図 車体速度■8 第71I 第 閤 車体速度VB 求心加速度GV 1体装置VB 1110図 車体速度VB 第115 1[体%111 VB 第12図 第15図 制御開始からの経過時間を 第16 llI 制御開始からの車体速VB(にm/h)第17図 タイヤのスリノブ率 第18m 第19図 吸気温度 (AT) 第22Il 大気圧(A P ) 第23図 第20図 エンジン回転速度Ne 第21 図 第2411 第2551 エンジン回転速度Ne 第26図 第30 @ 第27図 928図 $29@ 第31図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 吸気管内の吸気流路に設けられ電動駆動手段により開閉
    動作するスロットル弁を有し、目標とするエンジントル
    クに応じて上記スロットル弁の開度を開閉制御するエン
    ジントルク制御装置において、上記目標エンジントルク
    に応じた吸入空気量を求める目標空気量算出手段と、こ
    の目標吸入空気量に応じた上記スロットル弁に対する基
    本の目標開度を求める基本目標スロットル開度算出手段
    と、上記吸気管に吸気される実際の吸入空気量を計測す
    る実空気量計測手段と、この実吸入空気量と上記目標吸
    入空気量との偏差に応じたスロットル開度補正量を求め
    る開度補正量算出手段と、上記基本目標スロットル開度
    に上記スロットル開度補正量を加算して上記スロットル
    弁に対する目標開度を求める第1の目標スロットル開度
    決定手段と、上記実空気量計測手段による空気量計測値
    が異常値を示した際に上記基本目標スロットル開度をそ
    のまま上記スロットル弁に対する目標開度とする第2の
    目標スロットル開度決定手段と、上記第1の目標スロッ
    トル開度決定手段または上記第2の目標スロットル開度
    決定手段により定められた目標開度に応じて上記電動駆
    動手段を制御するスロットル制御手段とを具備したこと
    を特徴とするエンジントルク制御装置。
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