JPH02191772A - 繊維処理剤組成物及び該組成物で処理した繊維製品 - Google Patents

繊維処理剤組成物及び該組成物で処理した繊維製品

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JPH02191772A
JPH02191772A JP630089A JP630089A JPH02191772A JP H02191772 A JPH02191772 A JP H02191772A JP 630089 A JP630089 A JP 630089A JP 630089 A JP630089 A JP 630089A JP H02191772 A JPH02191772 A JP H02191772A
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正喜 田中
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 養1m分−災 本発明は、織布、不織布、紙等を処理するために用いら
れるシリコーン系繊維処理剤組成物に関し、特にホルマ
リンを発生しない反応性オルガノポリシロキサンによる
繊維処理剤組成物及びこの組成物によって処理された繊
維製品に関する。
−随迷μ−皮罷に92明−が−解ぷ↓Jうとする1且従
来より、繊維用柔軟防シワ加工剤は種々のものが実用化
されており、その最も代表的なものは、グリオキザール
樹脂、メラミン樹脂及び尿素樹脂等のメチロール基を含
有するいわゆる繊維用パーマネント樹脂類である。
しかし、従来のこの種の繊維用柔軟防シワ加工剤は、防
シワ効果、洗濯耐久性においては優れた特性を示すもの
の、その反応機構上、硬化反応中に有毒なホルマリンを
発生し、更には処理された繊維製品にホルマリンが残存
したり、未反応部分からホルマリンが発生するという問
題があり、しかも処理された繊維製品の風合いが硬いと
いう欠点を有する。
この場合、硬い風合いは各種シリコーン系柔軟剤と併用
することでかなり改良することができるが、ホルマリン
発生という問題は反応機構上から生じるものであるから
本質的な間開として残る。
一方、シリコーン系柔軟防シワ加工剤も実用化されてい
る。例えば、USP4269602号及びUSP426
9603号明細書において、ホルマリンを発生しない樹
脂加工剤とSiH基及び5iOH基を含有するシロキサ
ンとの組み合わせによる処理jW、*f:、USP45
49880号明at s ニおいて、分岐構造を有する
反応性オルガノポリシロキサンを用いる技術がそれぞれ
開示されている。
更に、特開昭57−47354号公報において、樹脂加
工剤とジメチルポリシロキサンとの混合物からなる処理
剤が開示されている。
しかし、シリコーン系柔軟防シワ加工剤は舒れた柔軟性
を与えるものの、防シワ効果が不十分である上、洗濯回
数を重ねるとこれらの柔軟性や防シワ効果が低下し、洗
濯耐久性が劣るという問題があり、この点の改良が望ま
れている。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、本質的にホル
マリンを生じない反応により繊維に優れた防シワ効果と
柔軟性及び洗濯耐久性を付与できる繊維処理剤組成物及
び該繊維処理剤組成物によって処理された繊維製品を提
供することを目的とする。
課 を解 するための   び 本発明打は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、1分子中に2個以上のアクリロキシ基を含有する
後述する(1)式で示される特定の液状ジオルガノポリ
シロキサンと1分子中に2個以上のアミノアルキル基を
含有する後述する(2)式で示される特定の液状ジオル
ガノポリシロキサンとを、アクリロキシ基1モルに対し
アミノアルキル基を1モル以上の割合となるように上記
2種類のジオルガノポリシロキサンを組み合わせて繊R
製品を処理した場合1通常の処理条件。
処理装置を用いて、無触媒系でもミカエル付加反応によ
り極めて容易に反応が進行して繊維上に硬化被膜を形成
し、繊維に柔軟性のある風合いを与えると共に、優れた
防シワ性を与え、しかも優れた洗濯I′j、を人件を与
えることができる上、反応によってIJ害なホルマリン
が全く発生しないことを知見し、本発明をなすに至った
ものである。
即ち、本発明は、 (A)下記一般式(1) %式%(1) −コ二一 〔但し、R1は置換もしくは非置換の炭素数1〜20の
一価炭化水素基又はO−Xで示される基(Xは水素原子
又は低級アルキル基を示す)、Yは−R’0COCIf
=CH,で示されるアクリロキシ基を含有する有機基(
R2は置換もしくは非置換の炭素数1〜8の二価炭化水
素基を示す)を表わし、aとbはO< a≦2.O<b
≦1゜1.8<a+b<2.2である。〕 で示され、室温で液状であり、1分子中に2個以上のア
クリロキシ基を有するオルガノポリシロキサンと、 (B)下記一般式(2) %式%(2) (但し、R2は置換もしくは非置換の炭素数1〜20の
一価炭化水素基又はO−Xで示される基(Xは水素原子
又は低級アルキル基を示す)、!−1 Zは−R’(NFICHaCHz)n−N  R’″ 
で示されるアミノ基を含有する有機!&(R’は置換も
しくは非置換の炭素数1〜8の二価炭化水素基、R5は
水素原子又は置換もしくは非置換の炭素数1〜20の一
価炭化水素基、nはO,1,2又は3を示す)を表才)
し、Cとdは0 < c≦2.O<d≦1゜]、、、8
(c+d<2である。〕 で示され、室温で液状であり、1分子中に2個以上のア
ミノ基を有するオルガノポリシロキサンとを配合してな
り、(A)成分のアクリロキシ基1モルに対し、(B)
成分のアミノ基が1モル以上の割合となるよう(A)成
分と(B)成分を含有することを特徴とする繊維処理剤
組成物及び該繊維処理剤組成物によって処理された繊維
製品を提供する。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明の組成物を構成する(A)成分のオルガノポリシ
ロキサンは、下記一般式(1)%式%(1) で示され、室温で液状であり、1分子中に2個以」二の
アクリロキシ基を有するものである。
ここで、R1はハロゲン原子等で置換されたもしくは非
置換の炭素数1〜20の一価炭化水素基又はo−x c
xは水素原子又は低級アルキル基を示す)で示される水
着基もしくは低級アルコキシ基である。具体的には、R
′としてメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基等のアルキ
ル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基
等のアリール基で例示される基あるいはこれらの基の水
素原子の一部又は全部がハロゲン原子で1a換された基
や水酸基、メトキシ基、エトキシ基。
プロポキシ基等の低級アルコキシ基などが挙げられる。
また、Y基は後述する(B)成分のオルガノポリシロキ
サン中のアミノ基と反応する一R”0COC1(’=C
H,で示される7’71JOキシ基を含有する有機基で
あり RZは置換もしくは非置換の炭素数1〜8の二価
炭化水素基である。
具体的には、R2としてメチレン基、エチレン基。
プロピレン基、ヘキセン基、フェニレン基等が挙げられ
る。なお、(1)式中aとbは0 < a≦2゜o<b
≦1 、 l 、 8 < a + b < 2 、2
である。このような(1)式で示されるオルガノポリシ
ロキサンとしては、 で示されるものなどのif!を又は2種以上を組合わせ
て使用できる。
また(B)成分のオルガノポリシロキサンは、下記一般
式(2) %式%(2) ] で示され、室温で液状であり、1分子中に2個以上のア
ミノ基を有するものである。
ここで、R3はハロゲン原す等で置換されたちしくは非
置換の一価炭化水素基又はO−X (Xは水素原子又は
低級アルキル基を示す)で示される水酸基もしくは低級
アルコキシ基である。具体的には、R1としてメチル基
、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オク
チル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリ
ル基、ナフチル基等のアリール基、あるいはこれらの基
の水素原子の一部又は全部がハロゲン原子で置換された
基や水酸基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等
の低級アルコキシ基などが挙げられる。
I( Zは−R’(NHCH,CH2)。−N−R’で示され
る有機基であり、R4は置換又は非置換の炭素数1〜8
の二価炭化水素基であり1例えばメチレン基、工チレン
基、プロピレン基、ヘキセン基、フェニレン基等の基が
挙げられ、R5は水素原子或いは置換又は非置換の炭素
数1〜20の一価炭化水素基であり1例えば、メチル基
、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、シク
ロヘキシル基。
オクチル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キ
シリル基、ナフチル基等のアリール基で例示される基、
あるいはこれらの基の水素原子の一部又は全部がハロゲ
ン原子で置換された基等が挙げられ、nは0,1.2又
は3である。なお、(2)式中Cとd let O(c
≦2.O<d≦1゜1.8<c+d<2の値である。こ
のような(2)式で示されるオルガノポリシロキサンと
しては。
で示されるものなどの1種又は2種以上を組合わせて使
用できる。なお1本発明に用いられる(A)成分のオル
ガノポリシロキサンは公知の方法で製造することができ
る9例えば、下記に例示されるアクリロキシアルキルア
ルコキシシラン等やその加水分解生成物とオクタメチル
テトラシクロシロキサン等の環状低分子シロキサンとを
、更に必要に応じヘキサメチルジシロキサン等の末端基
となるシロキサンを加えて強酸性触媒、あるいは強アル
カリ性触媒の存在下に必要により加温し9重合すること
により、(A)成分のシロキサンを得ることができる。
この場合、強酸性触媒としては、硫酸、トリフルオロメ
タンスルボン酸等が挙げら扛、強アルカリ触媒としては
LiOH。
K(月r、NaOH等が挙げられる。これらの触媒は重
合終了後、水洗、中和等の手段によって除去することが
できる。
また、(A)成分のオルガノポリシロキサンは乳化重合
法によって製造し、使用に供することもできる。この場
合、例えば上述したアクリロキシアルキルアルコキシシ
ランやそれらの加水分解生成物、オクタメチルテトラシ
クロシロキサン等の環状低分子シロキサン、更に必要に
応じて使用さ九る直鎖状ジメチルポリシロキサンオリゴ
マーをドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ル@酸ナトリウム等のアニオン性乳化剤を使用して水中
に乳化し、更に必要に応じ硫酸等の強酸成分の触媒を加
えるか、あるいはラウリル硫酸ナトリウムをイオン交換
樹脂によって酸型に処理し、触媒活性を発現せしめる等
の手段によって、エマルジョン液滴中で重合させた後に
、酸を常法によりアルカリ性物質で中和することにより
、得ることができる。
一方、本発明において使用される(B)成分も公知の方
法によって製造することができる。例えば、下記に例示
されるアミノ基含有シロキサンCI−■。
H,N(CB−(、’)、−3L−(OCR,)よCI
!。
HzN(CH2)3S、i  (0(4N−(s)zや
これらの加水分解生成物とオクタメチルテトラシクロシ
ロキサン等の環状低分子シロキサンとを。
必要に応じヘキサメチルジシロキサン等の末端基となる
シロキサンを加えて、KOH,NaOH。
Li0I(等の強アルカリ性触媒、あるいはテトラメチ
ルヒドロキシアンモニウム、テトラブチルホスホニウム
ハイドロオキサイド等の触媒活性物質の存在下に加熱す
ることによって容易に得ることができ。
この際、生成するオルガノポリシロキサンの重合度はへ
キサメチルジシロキサン等、あるいは末端基として作用
するアミノ基やアルコキシ基の量で制御することができ
る1反応終了後、得られたオルガノポリシロキサンは、
使用した触媒を常法により酸性物質あるいはエチレンク
ロルヒドリン等で中和し、使用に供することができる。
また、(A)成分と同様に、(B)成分のオルガノポリ
シロキサンも乳化重合法により、第4級アンモニウム塩
等のカチオン型乳化剤とアルカリ触媒を用いて予め水中
に分散したエマルジョンの状態で得て使用に供すること
ができる。
なお、(A)、(I3)同成分中に少量のモノオルガノ
シリル単位、少量のアルコキシ基が存在していても、こ
れら(A)、(B)画成分が液状を保ち、また最終的に
処理された繊維製品の風合いを損なわない限り差し支え
ない。
本発明の組成物は上記(A)成分と(B)成分とを含有
するものであるが、(A)成分中のアクリロキシ基1モ
ルに対して(B)成分中のアミン基が1モル以上の量と
なるように(A)成分量と(B)成分量とを使用する必
要があり、好ましくは(A)成分中のアクリロキシ基と
(B)成分中のアミノ基とのモル比が1:1〜1:20
である。
また、固形樹脂換算として、(A)成分と(B)成分と
が90:10〜10 : 90であるように使用するこ
とが望ましい、即ち、(A)成分と(B)成分を混合す
るとミカエル反応として知られる次の反応 〜RNH,+CH,=CHC−0−R’〜一→〜RNH
CH,CHよC−0−R’〜が無触媒系でも室温で容易
に進行し、また加熱することにより更に速やかに進行し
、繊維に硬化皮膜を形成するものである。従って1本発
明の組成物の(A)成分と(B)成分は通常別々に保存
し、使用時に有機溶剤に希釈し混合するか、あるいは水
中に別々のエマルジョン系としておくことが好ましい。
本発明の組成物は上記(A)成分と(B)成分のみでも
構成できるが、更に本発明の組成物の硬化皮膜をより強
固に繊維表面に固着させるため繊維加工用樹脂成分((
C)成分)を配合することもできる。(C)成分として
は、本発明の目的に対応してホルムアルデヒドを副生じ
ない反応方式を有する樹脂成分であることが望ましく、
インシアネート基を醜性亜硫酸塩で封鎖した樹脂成分。
例えば、ポリエーテルあるいはポリエステルポリオール
とポリイソシアネートとを反応させ、過剰のインシアネ
ートをフェノール或いは酸性亜硫なナトリウム等で封鎖
したものを水中に乳化分散した反応性ポリウレタン樹脂
、また、アクリル樹脂ラテックスの活性水酸基にポリイ
ソシアネート化合物を反応させ、更に過剰の活性インシ
アホー1−基を同様な手段で封鎖した水性樹脂組成物な
どが挙げられる。なお、(C)成分は有機溶剤に溶解し
たり水に乳化してエマルジョンとして田川することがで
きる。(C)成分を配合する場合、(C)成分量は(A
)成分と(B)成分の合計量100重量部に対し、樹脂
分換算で0〜200重量部とすることができ、特に50
〜100重量部とすることが好ましい、なお、(C)成
分の固着効果を十分発揮させる点からは配合量を50重
量部以上とすることが好ましい、また、200重量部を
超えると固着効果は向」ニするものの得られる処理物の
風合いが硬くなる場合がある。
本発明の組成物には、更に、接着性向上剤として各種の
カーボンファンクショナルシランを処理物の風合い、処
理浴の安定性を損なわない程度に添加することができる
本発明の繊維処理剤組成物は綿、麻、羊毛、絹等の天然
繊維やポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維
製品の#J[物、不織布等、いず九の形状に対しても適
用可能であり、これらに柔軟性のある風合いを与え、防
シワ性を与えると共に、耐洗濯性を与えることができ、
また紙製品のサイズ剤や表面処理剤としても使用するこ
とができる。
本発明の繊維処理剤組成物を使用して上記製品を処理す
る方法としては、通常の処理装置を使用した一般的な方
法で行なうことができ5例えば。
有機Ia媒に希釈したもの又は水中に乳化し水で所定の
濃度に希釈したものを使用して、処理すべき繊維製品に
浸漬処理やスプレー処理等の適宜な方法で組成物を付着
含浸せしめた後、乾燥し、必要により加熱キュアし、繊
維上で硬化・固着せしめることにより、処理された繊維
製品を得ることができる。なお1本発明の繊維処理剤の
使用量は。
繊維の種類、目的とする風合いによっても異なり、制限
されるものではないが、通常繊維製品に対し固形物付着
量で0.1〜5重量%となるよう付着させることが好ま
しい。
本発明の繊維処理剤組成物は上述のように(A)成分、
(B)成分及び必要に応じ(C)成分を有機溶剤に希釈
し或いは水中に乳化してエマルジョン状態で繊維を処理
することができるが、この場合加熱により溶媒が揮・敢
すると(A)成分のアクリロキシ基と(B)成分のアミ
ノ基とが急速に反応し、良好な効果を示すことができる
なお、エマルシコンを形成する場合に用いる乳化剤とし
ては通常のノニオン系、アニオン系、カチオン系から目
的に応じて選択することができる6ノニオン系乳化剤と
しては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルエステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられ、アニオン系乳化剤
としては、例えばR”O20,M (MはNa。
K等のアルカリ金属)で示される硫酸エステル塩。
ラウリル硫酸ナトリウlz 、ポリオキシエチレンドデ
シル硫酸ナトリウム1.ドデシルベンゼンスルホン酸す
1ヘリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキ
ルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルボッハク酸
ナトリウム塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン
酸塩等が挙げられ、カチオン系乳化剤としては、アルキ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルベンジ
ルアンモニウムクロライド、ジアルキルメチルアンモニ
ウムブロマイド等のアンモニウム4級塩型のものが挙げ
られる。こh )’yの乳化剤の使用量は、通常、乳化
すべきシロキサンに対して1〜30重量%重量%用いて
適当なシロキサン濃度となるよう乳化すればよい、なお
、上述したように(A)成分及び(13)成分は別々の
エマルジョンとして調製し、使用の際、(A)成分のエ
マルジョン、(B)成分のエマルジョン及び必要に応じ
(C)成分のエマルジョンその他の成分を混合し、必要
により水で希釈して処理液を調製することができる。
完胛曵効−釆 本発明の繊維処理剤組成物は、(1)式のアクノロキシ
基含有オルガノポリシロキサンと(2)式のアミノ基含
有オルガノポリシロキサンとの2種類のオルガノポリシ
ロキサンを主成分としたことにより、繊維を処理すると
アクリロキシ基とアミノ基がミカエル付加反応により有
害なホルマリュノを全く発生せずに反応し、繊維と強固
に結びついた硬化皮膜を繊維トに形成することができる
そして、本発明の組成物で処理された繊維製品は、柔軟
な風合いを有し、防シワ性に優れ、しかも洗濯をくり返
してもこれらの特性が維持されるものである。
以下、実施例を示し、本発明を更に詳しく説明するが、
本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
〔実施例1〕 ガラス製撹拌羽根、温度計及び還流装置を具宿したIQ
のガラス製反応容器にオクタメチルジグロチトラシロキ
サン740g、ヘキサメチルジシロキサン5.4g及び
下記式 %式% の加水分解物22.9gを仕込み、均一に撹拌混合した
後、触媒としてトリフルオロメタンスルホンm (CF
ISOJH)7.7gを加え、50℃テ16時間撹拌し
ながら加熱重合を行なった。
反応終了後、室温で炭酸水素ナトリウム15gを加え、
更に2時間撹拌し、トリフルオロメタンスルホン酸を中
和し、濾過により除き、下記平均組成式 で示される粘度1650cg、HJ折率1.4.07の
無色透明の液状シロキサンAを得た。
また、上記と同様の装置を使用し、オクタメチルシクロ
テトラシロキサン740g、ヘキサメチルジシロキサン
8.1g及び下記式 で示されるアミノシランの加水分解物32gを仕込み、
撹拌下窒素ガスを吹きこんで脱水した後。
水酸化カリウムO,igを加え、1.40℃で6時間撹
拌しながら加熱重合を行なった。
反応終了後、エチレンクロルヒドリン1.0gを加え、
更に100℃で2時間撹拌し、触媒の水酸化カリウムを
中和し、′F記平均組成式で示される粘度850cp+
屈折率1.407の油状のシロキサン13を得た。
次に、ホモミキサー及びホモジナイザーを使用して、」
二記シロキサンA及びBを下記に示す組成で水中に乳化
し、それぞれエマルジョンA及びエマルジョンBを!’
!1ullた。
エマルジョンA シロキサンA、          300 gポリオ
キシエチレンノニル フェニルエーテル        50g(I[、B=
13.0) 水                    650g
エマルジョンB シロキサンB 00g ポリオキシエチレントリ デシルエーテル (HLB=13.5) 0g 水                    650g
上記エマルジョンA、エマルジョンB、エラストロンE
−37(第一工業製薬社製)及びエラストロンキャタリ
スト(第一工業製薬社製)を第1表に示す割合で水に配
合し、2H1類の処理液No、1..2を調製した。な
お、エラストロンE −37はインシアネート基を酸性
亜(AMナトリウ12で封鎖したポリエーテルウレタン
ポリマーを水中に乳化分散したものである。
この処理液を使用し、綿ブロード布の浸漬処理を下記の
条件で行なった。
浸漬 ↓ 絞り ↓ 含浸紙80重量%(湿潤) ↓ 乾燥100℃、2分 ↓ キュアー150℃、2分 得られた処理布の洗濯をJIS  L−217103に
準じて行ない、洗濯回数0.10.20回でのシワ回復
率及び柔軟性(風合い)を測定した。
なお、シワ回復率はJIS  L−1079の防シワ率
側定方法に準じて測定し、柔軟性は手触りにより下記の
基準で評価した。
未見葺貫貞 O:極めて良好な柔軟性及び弾力性を示す。
O:良好な柔軟性及び弾力性を示す。
Δ:若干の処理効果が認められる。
X:処理効果が認められない(粗硬な風合い)。
結果を第1表に示す。
第1表 〔実施例2〕 オクタメチルテトラシロキサン300g及び下記式 で示される化合物9.3gをドデシルベンゼンスルホン
酸5g及びラウリル硫酸ナトリウム5gの2種類の乳化
剤を用いて水680g中に乳化分数し、40℃で20時
間加温して反応を行なった後。
10%炭酸ナトリウム水溶液を用いて酸を中和し。
下記平均組成式 で示される粘度100万Qp以上のポリマーの分散エマ
ルジョン(エマルジョンC)を得た。
実施例1で得られたエマルジョンB、上記エマルジョン
C,エラストロンE−37及びエラストロンキャタリス
トを第2表に示す割合で水と配合し、2種類の処理液N
o、3.4を!l!I製した。
この処理液を使用し、実施例1と同様に綿ブロード布の
浸漬処理を行ない、同様に20回洗濯し、その時のシワ
回復率及び柔軟性を試験した。
結果を第2表に併記する。
第2表 第1,2表の結果から1本発明の繊維処理剤により処理
した布は良好な防シワ性と柔軟性を有し2しかも洗濯を
重ねてもその性能の低下がみられず。
耐洗濯性を47するものである。
また、布を処理する際にホルマリン臭はなく、布にもホ
ルマリン臭は全く認められなかった。
出願人  信越化学工業 株式会社 代理人  弁理士 小 島 隆 司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)下記一般式(1) R^1_aY_bSiO_(_4_−_a_−_b_)
    /_2(1) 〔但し、R^1は置換もしくは非置換の炭素数1〜20
    の一価炭化水素基又はO−Xで示される基(Xは水素原
    子又は低級アルキル基を示す)、Yは−R^2OCOC
    H=CH_2で示されるアクリロキシ基を含有する有機
    基(R^2は置換もしくは非置換の炭素数1〜8の二価
    炭化水素基を示す)を表わし、aとbは0<a≦2、0
    <b≦1、1.8<a+b<2.2である。〕 で示され、室温で液状であり、1分子中に2個以上のア
    クリロキシ基を有するオルガノポリシロキサンと、(B
    )下記一般式(2) R^3_cZ_dSiO_(_4_−_c_−_d_)
    _/_2(2)〔但し、R^3は置換もしくは非置換の
    炭素数1〜20の一価炭化水素基又はO−Xで示される
    基(Xは水素原子又は低級アルキル基を示す)、Zは▲
    数式、化学式、表等があります▼で示されるア ミノ基を含有する有機基(R^4は置換もしくは非置換
    の炭素数1〜8の二価炭化水素基、R^5は水素原子又
    は置換もしくは非置換の炭素数1〜20の一価炭化水素
    基、nは0、1、2又は3を示す)を表わし、cとdは
    0<c≦2、0<d≦1、1.8<c+d<2である。 〕 で示され、室温で液状であり、1分子中に2個以上のア
    ミノ基を有するオルガノポリシロキサンとを配合してな
    り、(A)成分のアクリロキシ基1モルに対し、(B)
    成分のアミノ基が1モル以上の割合となるよう(A)成
    分と(B)成分を含有することを特徴とする繊維処理剤
    組成物。 2、請求項1記載の繊維処理剤組成物によって処理され
    た繊維製品。
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