JPH0219060B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0219060B2
JPH0219060B2 JP56066704A JP6670481A JPH0219060B2 JP H0219060 B2 JPH0219060 B2 JP H0219060B2 JP 56066704 A JP56066704 A JP 56066704A JP 6670481 A JP6670481 A JP 6670481A JP H0219060 B2 JPH0219060 B2 JP H0219060B2
Authority
JP
Japan
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sheet
roller
guide
plate
feeding
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Application number
JP56066704A
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English (en)
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JPS57180539A (en
Inventor
Yasushi Murayoshi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP56066704A priority Critical patent/JPS57180539A/ja
Publication of JPS57180539A publication Critical patent/JPS57180539A/ja
Publication of JPH0219060B2 publication Critical patent/JPH0219060B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/02Separating articles from piles using friction forces between articles and separator
    • B65H3/06Rollers or like rotary separators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、フアクシミリ装置における送信原
稿や複写装置における原稿等のシートを処理部へ
自動的に送り込むシート自動給送装置に関する。 シート自動給送装置は、シート載置テーブルに
積層載置された原稿(以下「シート」と称す)を
一枚ずつに分離して、処理部へ向けて給送するも
のである。そして、シートを分離給送する形式に
は、種々のものが知られている。その一つに、多
数枚のシートをシート載置テーブルに積層載置し
ておいて、順次下から一枚ずつ給送する、所謂下
繰出し方式のシート自動給送装置がある。かかる
装置は、シート載置テーブルのシート載置面より
周面の一部を突出させた分離ローラと、この周面
に圧接させたブレーキ板とから構成されていて、
シート給送方向に回転駆動される分離ローラとシ
ートとの間、シート相互間及びシートとブレーキ
板との間のそれぞれの摩擦係数の違いを利用する
ものである。 そして、かかる下繰出し方式のシート自動給送
装置においては、積層されたシートに対して、分
離ローラによる摩擦力を受けるように働きかける
必要がある。分離ローラによる摩擦力を受けるた
めに、シート給送方向において、上記分離ローラ
の上流側にシート給送ローラを配設して、積載さ
れたシート束を分離ローラとブレーキ板とで形成
される楔状空間へ進入させる方式がある。また、
シート載置台を傾斜させて配設し、これに積載さ
れたシートの自重を利用して分離ローラとブレー
キ板とで形成される楔状空間へシートを進入させ
る方式がある。 ところで、積層されるシートは必らずしもその
平面性が保たれているわけではなく、むしろシワ
や波打ち、上反りや下反り等平面状態が損なわれ
ているものが多い。そのために、平面状態を矯正
しないまま積層されたシートの先端が、下位のも
のから順に或いは揃つて分離ローラとブレーキ板
との当接部に進入することは少なく、シート応力
又はシートの腰と称されるシート自身の不整形な
突張りによつて、シート先端が上記当接部に到達
せず、給送不能を惹起したり、給送されてもシー
ト先端が折れ曲つたり破損したりする不具合があ
つた。かかる不具合は、シート載置テーブルの配
設態様とは無関係に発生する。 そして、上記不具合を解消するには、オペレー
ターがシート(原稿)の不良平面を矯正してシー
ト載置テーブルにセツトすればよいのであるが、
極端な耳折れを矯正した程度で給送しようとする
場合が多い。従つて、理想的な平面状態でシート
先端が分離部へ挿入されることはほとんどなく、
重送寸前か不給送寸前の不安定な状態で給送して
いるのが実状である。 本発明は、下カール、上カール、波打ち等の不
良平面状態のシートを、自動的に矯正することに
より、重送や不給送を発生することなく正しく給
送できると共に分離ローラとブレーキ部材との間
でジヤムしたシートを容易に取り除ける、改良さ
れたシート自動給送装置を提供することを目的と
する。 かかる本発明の目的は、シートを積層載置する
シート載置テーブルと、このシート載置テーブル
の先端部近傍に設けられていて、周面の一部を上
記テーブルのシート載置面から突出させて回転駆
動される分離ローラと、この分離ローラより上位
であつて、シート給送方向において上記分離ロー
ラより下流側に配置されたユニツト支持軸と、こ
のユニツト支持軸に支持されていて該軸を回動中
心として回動自在に設けられた保持板と、この保
持板に支持されて上記ユニツト支持軸を回動中心
として回動自在であつて、上記分離ローラの上記
周面に選択的に圧接させられるブレーキ部材と、
シート給送方向において上記分離ローラよりも上
流側に配置されていて、シート給送方向に回転駆
動される給送ローラを含む給送手段と、上記分離
ローラと給送ローラを回転駆動する駆動手段と、
シート給送方向において上記ブレーキ板より上流
側であつて、且つ上記給送ローラよりも下流側に
配置されていて、シート給送方向に向かつて次第
に下降する傾斜面からなる案内部およびシートを
上記分離ローラに押圧する押え部を有し、上記シ
ート載置テーブルに対して接離する向きに上記ユ
ニツト支持軸に支持されて上記押え部を上記分離
ローラに当接させる向きの揺動習性を与えられた
シートガイド部材とを備えていて、上記シートガ
イドや保持板に支持されたブレーキ部材を含む分
離ユニツトが、上記ユニツト支持軸を中心として
回動してシート挿入口側を開放できることを特徴
とするシート自動給送装置によつて達成される。 そして、シートガイド部材を設けたことによつ
て、シート載置テーブルに積層載置されるシート
は、たとえカールしていたとしても、シートガイ
ド部材に案内されてブレーキ板と分離ローラの当
接部へ正しく送り出されるように、そのカールを
矯正される。すなわち不良平面状態のシートであ
つても、シートガイド部材に案内されて分離部へ
正しく案内されることにより、重送や不給送等の
不具合を回避できる。 また、上記シートガイド部材が、シート給送方
向に向つて次第に下降するように傾斜していて、
載置されるシートの先端部を下位のものほど先行
するように案内する案内部と、上記分離ローラに
シートを押え付ける押え部とを具備していると、
シートを載置するとき、シート束の先端が下位の
ものほど先行するので、下位のシートから順序よ
く給送できると共に、シートと分離ローラとの摩
擦力を増加できるという効果がある。更に、上記
シートガイド部材の他に保持板に支持されたブレ
ーキ板等を含む分離ユニツトがユニツト支持軸を
中心として回動させられると、シート挿入口側が
開放されるので、分離部においてジヤムしたシー
トの除去が極めて容易となる効果もある。 また、上記給送ローラが、その周面の一部を切
除されていて、非回転時にはこの切除部がシート
載置テーブルより下位に位置していると、シート
束を該テーブルに載置するとき、シートが該ロー
ラに衝き当たることがなく、シート先端を折り曲
げる等の不具合が防止できる。更に、上記給送手
段が、上記給送ローラの外にバキユーム手段を含
んでいると、シートをシート載置テーブルに吸着
して、シートに対する給送ローラの摩擦力を増大
できて、シートの種類を問わず確実な給送が行な
える。 また更に、シート給送方向において、上記ブレ
ーキ板より上流側であつて且つ分離ローラの周面
と微小間隙をおいて配置されていて、積載される
シートの先端を衝合させて、下位のシートほどそ
の先端を先行させるシートストツパを具備してい
ると、上記シートガイド部材の作用と相俟つて、
積載されたシートの先端は、下位のものほど先行
すると共に、ブレーキ板と分離ローラとの当接部
へ進入するシートの数が僅かになるよう規制され
るので、順序正しく且つ確実な分離給送が期待で
きる。 以下、図示の実施例によつて本発明を詳細に説
明する。 第1図は本発明を実施するに適したフアクシミ
リ装置の要部を示す外観斜視図である。同図にお
いて、符号1はフアクシミリ本体を示し、これの
上部には、メインスイツチ1a、第1操作部2、
第2操作部3、シート自動給送装置4及び読取部
5が配置されている。シート自動給送装置4の詳
細は後述するが、シート載置テーブル6、補助テ
ーブル7及び分離ユニツト8を有していて、読取
部5へシート(送信原稿)を矢印aの向きに給送
する。読取りを終えた原稿は、原稿スタツキング
トレー9へ排出される。原稿スタツキングトレー
9の下位には、受信コピートレー10が設けられ
ている。上記シート載置テーブル6には、シート
の側縁をガイドする一対のシート巾ガイド11,
12が設けられている。 上記読取部5は、第2図に示すように、シート
通路13を構成するシートガイド14,15、タ
ーゲツトガラス16、スキヤナ第1ローラ対1
7、スキヤナ第2ローラ対18、第2シート検出
器S2及び第3シート検出器S3を有している。上記
スキヤナ第1ローラ対17、スキヤナ第2ローラ
対18は、図示されないステツピングモータによ
つてステツプ回転させられる。上記各ローラ対1
7,18は、シートの先端を第2シート検出器S2
が検出した信号によつて回転を開始して、該シー
トをターゲツトガラス16へ向けて送る。そし
て、このシートの先端を第3シート検出器S3が検
出してから所定時間(シート先端がターゲツトガ
ラスに到達する時間)経過後に、両ローラ対1
7,18は一旦停止して、受信側のフアクシミリ
が受信状態になると再び回転してシートを送り始
めるようになつている。ターゲツトガラス16の
下位には、原稿照明光源を含む読取手段(図示せ
ず)が配置されている。 シート自動給送装置4の構成を第2図乃至第5
図を参照しながら説明する。シート載置テーブル
6は、第3図及び第4図に示すように、当該装置
の側板19,20に、これと実質的に一体に固着
されている。シート載置テーブル6の先端縁は、
シート送出下ガイド21として折り曲げられてい
る。この下ガイド21の上方には、前記側板1
9,20に固着されたシート送出上ガイド22
(第5図参照)が配設されていて、両ガイドでシ
ート送出ガイドを構成している。このシート送出
ガイドは、後述する分離部で分離されたシートを
前記シート通路13へ案内するものである。ま
た、シート送出下ガイド21は、後述する分離ロ
ーラとブレーキ板との当接部における接線lと略
平行になるように設けられている(第2図参照)。 シート載置テーブル6の先端部には、分離ロー
ラ23がその周面の一部を突出させた孔24と、
給送ローラ25の周面の一部が出入する孔26が
それぞれ形成されている。シート載置テーブル6
の中央部6aは、前後部に比べて一段低くなつて
いる。 シート載置テーブルの中央部6aには、シート
巾ガイド11とシート巾ガイド12がシート給送
方向と直交する向きに摺動自在に設けられてい
る。両シート巾ガイドは、上記テーブル6の前後
部と略同一面に位置する互いに補形的なシート載
置部11a,12aと、シートの側縁をガイドす
るガイド部11b,12bとからなつている。 シート載置テーブル6の下位には、第4図に示
すように、互いに平行なガイド軸27,28が、
側板19,20に固着して支架されている。ガイ
ド軸27,28は、シート巾ガイド支持部材2
9,30を軸方向に摺動自在に支持している。シ
ート巾ガイド支持部材29は、両側の折曲部29
a,29bをガイド軸27に挿通し、折曲部29
aの切欠をガイド軸28に係合させることによつ
て、水平態位を保つて軸方向に、シート載置テー
ブル6と水平に移動自在である。シート巾ガイド
支持部材30は、両側の折曲部30a,30bを
ガイド軸28に挿通し、折曲部30aの切欠をガ
イド軸27に係合させていて、シート載置テーブ
ル6と平行に、軸方向に移動自在である。 シート載置テーブル6の中央部6aには、前記
ガイド軸27と同28と平行な長孔30,31,
32が穿設されている。そして、シート巾ガイド
11は、上記長孔30を貫通する固定ネジ33,
34及び長孔31を貫通する固定ネジ35によつ
て前記支持部材29に固定されている。固定ネジ
33と同35は、それぞれスペーサー36,37
を介して支持部材29に螺着される。固定ネジ3
4は、支持部材29の穴29cに嵌合させた短軸
38に螺合させられる。これにより、シート巾ガ
イド11は支持部材29と実質的に一体になる。 上記短軸38は、前記スペーサー36,37の
高さと等しく支持部材29から突出していて、こ
の突出部には、板ばねからなる揺動部材39が枢
支されている。揺動部材39の一端39aは、下
方へ折り曲げられていて、支持部材29に穿たれ
た穴29dを貫通している(第4図、第10図及
び第11図参照)。短軸38の、支持部材29の
下方に突出した部分には、位置決め部材40が揺
動自在に支持されている。位置決め部材40に
は、前記揺動部材39の一端39aが係合する穴
40aと、下方に折曲げた位置決め爪40bがそ
れぞれ形成されている。位置決め部材40には、
第9図に示すように、支持部材29の下面に固植
されたピンとの間に掛け渡されたばね41の弾力
によつて、爪40bをガイド軸27に当接させる
向きの揺動習性を与えられている。前記ガイド軸
27には、上記位置決め爪40bが選択的に係合
する位置決め用周溝A3,B4,A4(第4図、
第9図、第11図参照)が形成されている。上記
各周溝は、規格サイズにカツトされたシートの両
端縁をガイドする位置にシート巾ガイド11,1
2をクリツクストツプするものである。周溝A3
は、A3サイズのシートを縦送りするかA4サイズ
のシートを横送りするとき、同B4は、B4サイ
ズのシートを縦送りするかB5サイズのシートを
横送りするとき、同A4は、A4サイズのシート
を縦送りするかA5サイズのシートを横送りする
ときに、前記シート巾ガイド11,12をクリツ
クストツプするためのものである。 上記揺動部材39の他端は、第9図に示すよう
に、前記シート巾ガイド11のガイド部11bの
下位まで延びていて、係合部39bを形成されて
いる。上記ガイド部11bには、第4図、第9図
乃至第11図に示すように、ガイドピン42,4
3が固植されていて、このピンに長孔44a,4
4bを遊嵌させたスライド板44が長孔の範囲で
揺動自在に取り付けられている。このスライド板
44の下側縁には、前記揺動部材39の係合部3
9bに係合する突起44cが形成されている。上
記ガイド部11bには、上記スライド板44を覆
うカバー45が固着されている。なお、第9図及
び第11図においては、上記カバー45は図示さ
れていない。カバー45には、窓孔45aが形成
されていて、この孔を通して解除ノブ46が上記
スライド板44に固着されている。第1図及び第
9図におけるシート巾ガイド11,12は、A3
サイズのシートをガイドする位置に位置決めされ
ていて、このとき、位置決め爪40bは、ばね4
1の弾力によつて周溝A3に係合している。ま
た、上記ばね41は、揺動部材39を介してスラ
イド板44を押し動かしていて、ガイドピン4
2,43が長孔44a,44bの左端(第9図参
照)に位置している。 第5図に示すように、側板19,20には、プ
ーリー47,48が枢着されていて、これらプー
リー間には、テンシヨンスプリング49で張力を
与えられた実質的に無端のワイヤー50が巻き掛
けられている。一方、第4図に示すように、支持
部材29,30には、それぞれ下方へ折曲げて形
成したワイヤー固定部29e,30cが形成され
ている。上記ワイヤー50の一方の張渡し部50
aは上記固定部29eに固定され、他方の張渡し
部50bは上記固定部30cに固定されている。 また、前記シート巾ガイド12は、固定ネジ5
1,52によつて、長孔32に遊嵌するスペーサ
ー53,54を介して支持部材30に固定されて
いる。そして、上記両シート巾ガイド11,12
は、互いにワイヤー50で連結されているので、
位置決め部材40によるクリツクストツプが解除
(詳細は後述する)されている場合に、例えば一
方のシート巾ガイド11を第3図において矢印b
の向きに移動させると、他方のシート巾ガイド1
2は、矢印cで示す向きに同一長さだけ移動す
る。 上記シート巾ガイド支持部材29の折曲部29
fには、第4図、第9図及び第10図に示すよう
に、シート巾ガイドの位置を検知するカム55が
固設されている。一方、側板19,20間には、
第9図、第10図に示すように、スイツチ支持板
56が支架されていて、この支持板の上下面に
は、スイツチS4,S5が固設されている。これらス
イツチのアクチユエータは、前記カム55の移動
軌跡上に位置させられていて、第9図に示すよう
に、両スイツチS4,S5が共にオンさせられている
ときには、シート巾ガイド11,12がA3サイ
ズシートをガイドする位置に位置決めされている
ことを検知する。この検知信号は、A3サイズの
原稿を送信する旨の信号として受信側へ伝達され
る。受信側においては、記録紙としてB4サイズ
とA4サイズの二種が用意されていて、何れか一
方が選択的に装置内にセツトされている。また、
送信側においては、受信側にセツトされた記録紙
のサイズに応じて、現尺送信或いは縮小送信を自
動的に選択するようになつている。この縮小は、
A3サイズの原稿をB4サイズの記録紙へ縮小でき
る比率に設定されている。従つて、B4サイズの
原稿の場合、これをA4サイズへ縮小することが
できる。但し、受信側にセツトされた記録紙のサ
イズが、送信原稿と同じか又は大きい場合には、
縮小せずに現尺で送信することもできる。 従つて、A3サイズの原稿を送る旨の信号を受
けた受信側において、B4サイズの記録紙がセツ
トされていると、これを縮小して受信することが
可能である。換言すると、受信側は、A3サイズ
の原稿を受信することができるので、送信側に対
して、A3サイズの原稿を受信できる旨の信号を
フイードバツクし、分離ユニツト8(第1図参
照)のランプA3aを点灯させる。ランプA3a
が点灯したことにより、オペレータは、送信しよ
うとする原稿の有効読取巾がA3サイズに相当す
るものであることを認識する。 送信原稿のサイズと、受信側にセツトされた記
録紙のサイズと、これらに応じ点灯するランプ
と、現尺送信か縮小送信かの相互の関係を示すと
下表のようになる。下表においては、点灯するラ
ンプは、A3a,B4a,A4aの符号に代え
て、これらが示す有効読取巾のサイズをA3,B
4,A4の符号で示してある。
【表】 上記表において、ケースは、A3サイズの原
稿を送信するとき、受信側にA4サイズの記録紙
がセツトされている場合である。この場合、前記
シート巾ガイドは、A3位置に置かれるから、発
信側はA3サイズの原稿を送信する旨の信号を発
し、一方、受信側からは、セツトされた記録紙が
A4サイズである旨の信号をフイードバツクする。
従つて、受信側においては、たとえ縮小するにし
てもB4サイズ巾の原稿しか有効に記録できない
から、有効読取巾のサイズを表示するランプは、
B4サイズを示すB4a(第1図参照)が点灯す
る。その結果、このケースの場合には、A3サ
イズの原稿を、B4サイズ相当の巾だけ読み取つ
て、これを縮小して送信することになり、受信画
像は原稿画像の一部が欠落したものとなる。よつ
て、ケースの場合のように、送信原稿のサイズ
と、有効読取巾サイズの表示とが合致しないとき
には、送信原稿がカツトされて読み取られている
ことをオペレータに認識させることになる。 上記表中のケースと同は、送信原稿のサイ
ズと記録紙サイズが同一であるから、有効読取巾
サイズの表示はそれぞれB4,A4を示し、現尺
で送受信が行なわれる。 上記表中のケースは、送信原稿よりも大きな
サイズの記録紙がセツトされている場合である
が、この場合、送信は現尺で行なわれる。そし
て、B4サイズの記録紙にA4サイズ相当の記録画
像が形成されるので、コピーには余白が生じるこ
とになる。 B4サイズの原稿を送るときには、シート巾ガ
イド11,12が移動させられて、B4位置に位
置決めされ、スイツチS4がオフ、スイツチS5がオ
ンしてB4サイズの原稿を送る旨の信号を出す。
また、シート巾ガイド11,12がA4位置へ位
置決めされると、スイツチS4,S5が共にオフし
て、A4サイズの原稿を送る旨の信号を出すよう
になつている。 第4図において、シート巾ガイド11の下面に
は、コルク等からなるスペーサー57,58が固
着されている。シート巾ガイド11とシート載置
テーブル6の中央部6aとの間には、揺動部材3
9が設けられるために、スペーサー36,37に
よつて間隙が形成されている。そのために、シー
トセツトの際などに、シート巾ガイド11をオペ
レータが押下したとき、これが変形するのを防止
するために、上記スペーサー57,58が設けら
れる。なお、シート載置テーブル6の中央部6a
に設けられたシート巾ガイド11,12のシート
載置部11a,12aと、該テーブル6の中央部
6aを除く他の部分のシート載置面とは、互いに
同一平面に位置するよう互いの位置が設定されて
いる。 第4図には示していないが、大サイズのシー
ト、例えばA3サイズのシートを縦送りする場合
には、シートの後半部がシート載置テーブル6か
らはみ出すので、第1図及び第3図に示すよう
に、補助テーブル7を設ける。この補助テーブル
7には、シート載置面からの周面の一部を突出さ
せた複数のシート送り補助ローラ59が設けられ
ている。この補助ローラ59は、補助テーブル7
に回転自在に設けられていて、搬送されるシート
とテーブルとの間の摩擦を低減させている。 前記分離ローラ23は、第5図に示すように、
側板19,20間に回転自在に支架された支持軸
60に一方向回転クラツチ61を介して装着され
ている。分離ローラ23は、スポンジゴムの如き
弾性体で形成されていて、第2図に示すように、
その周面の一部をシート載置テーブル6から突出
させている。給紙ローラ25は、第5図に示すよ
うに、側板19,20間に回転自在に支架された
支持軸62にこれと一体的に支持されている。給
紙ローラ25は、スポンジゴムのような弾性体で
形成されていて、その周面の一部は切除されてい
る。給紙ローラ25は、後述するように、その回
転を制御されるようになつていて、非回転時には
第2図に示すように、その切除部25aが孔26
に対向していて、シート載置面6bより下方に位
置している。 分離ローラ23と給送ローラ25の駆動手段を
第6図及び第7図に基いて説明すると、支持軸6
0の軸端には、クラツチ63を介してギヤ64が
装着されている。このクラツチ63は、ラチエツ
ト65を有している。ラチエツト65には、側板
20に枢着されていて、ばね66の弾力による揺
動習性を与えられた係止レバー67の係止爪67
aが係合している。係止レバー67の一端にはソ
レノイド68の作動杆68aが連結されている。
ソレノイド68は、給送開始スイツチとしての送
信釦126(第1図参照)の押動によつてオン
し、第3シート検出器S3(第2図参照)によるシ
ート先端検知信号によつてオフされる。 一方、給送ローラ25の支持軸62の軸端に
は、一回転クラツチ69を介してギヤ70が装着
されている。一回転クラツチ69は、切欠71a
を形成されたデイスク71を有している。前記切
欠71aには、側板20に枢着された係止レバー
72の係止爪72aが係合している。係止レバー
72は、ばね73によつて係止爪72aが上記デ
イスク71の周面に当接する向きの揺動習性を与
えられている。係止レバー72の一端には、ソレ
ノイド74の作動杆74aが連結されている。支
持軸62には、上記ギヤ70と実質的に一体のス
プロケツト75が装着されている。上記ギヤ64
とギヤ70との間には、アイドルギヤ76が設け
られている。 側板20には、駆動モータ77が固設されてい
て、これの出力軸77aにはスプロケツト78が
固着されている。このスプロケツト78と前記ス
プロケツト75の間にはチエン79が巻き掛けら
れている。チエン79にはテンシヨンホイール8
0によつて適宜の張力が与えられている。駆動モ
ータ77は、送信釦126の押動により始動し、
チエン79を介してギヤ70,76,64を第6
図に示すように回転駆動していて、シート載置テ
ーブル6上にシートが載置されている間回転を継
続する。 そして、ギヤ70の回転は、デイスク71が係
止レバー72で係止されているときには、支持軸
62へ伝達されないようになつていて、ソレノイ
ド74が励磁されて上記係止が解除されると、支
持軸62すなわち給送ローラ25は一回転するよ
うになつている。給送ローラ25は、周面の一部
を切除されているので、該ローラの有効紙送り長
さは非切除部分の周面であるが、この部分の周長
は、後述する小出し爪81(第2図参照)からス
キヤン第1ローラ対17までのシート通路長より
僅かに大きくなるように定められている。なお、
図示の実施例では、分離ローラ23を駆動するた
めに、ギヤ70,76,64からなる歯車列を用
いているが、ギヤ64,70に代えてスプロケツ
トを設けて、これらにチエンを巻き掛けて駆動し
てもよいこと勿論である。 次に分離ユニツト8を第2図、第5図及び第8
図に基いて説明する。第2図は自動給送モードを
示し、第8図は手差給送モードを示している。こ
れらの図において、側板19,20の先端上部に
は、ユニツト支持軸82が回動自在に支架されて
いる。支持軸82の中央部には、図示の例の場
合、平面的に見てコの字状に折り曲げられた分離
部保持板83が固着されている。 上記保持板83の、支持軸82と平行な前板8
3aには、ブレーキ部84とシートを小出しにす
るシートストツパー81がそれぞれ固着されてい
る。ブレーキ部84は、ブレーキ部材85を係合
させてこれの左右の振れを防止する切欠86a,
86aを形成されたスペーサー86と、ブレーキ
部材85を押える取付板87とからなつている。
ブレーキ部材85は、第22図に示すように、ウ
レタンゴムのような高摩擦係数のブレーキ板88
と、これを裏打して彎曲させる弾性を有するホル
ダー89と、弾性体の彎曲部に貼着されたテフロ
ン(商品名)等の低摩擦部材90とからなつてい
て、平面部には脱落防止用の切抜穴85aが形成
されている。上記スペーサー86の厚さはブレー
キ部材85のそれよりも僅かに薄く設定されてい
る。スペーサー86は、穴86b,86bで上記
前板83aにカシメつけられる。ブレーキ部材8
5は、スペーサーの切欠86aに嵌合させると共
に、切抜穴85aを前板83aの突起83bに係
合させたのち、取付板87を前板83aのネジ9
1,92,93で締付けることにより固定され
る。このブレーキ部材85は、第2図に示すよう
に、自動給送モードにおいては、ブレーキ板88
の自由端を前記分離ローラ23に当接させられる
ようになつていて、これの彎曲部と上記ローラ2
3の周面とで断面形状が楔形の空間を形成する。
また、ブレーキ部材85と分離ローラ23との当
接位置については、所定の位置関係をとるよう
に、支持軸82の位置が設定されているのである
が、この点に関しては第27図に基き後述する。 上記シートストツパー81は、第2図に示す自
動給送モードにおいて、シート載置テーブル6に
積層載置されるシートを下繰出しに適するよう
に、その先端縁を衝合させて、これを階段状にず
らすように斜設されている。また、シートストツ
パー81は、自動給送モードに位置させられたと
き、分離ローラ23の周面との間に、少くとも一
枚のシートが通過するに充分なギヤツプを形成す
るように、位置決めされたのち保持板83へ固定
される。シートストツパー81に形成された3つ
の穴は、ブレーキ部材85交換時にネジ91〜9
3を螺進させるネジまわしを挿通するためのもの
である。 また、上記前板83aの他の面には、ブレーキ
板の圧を一定に保持する調整機構94が設けられ
ている。この機構は、略コの字状に折曲げられた
支持板95と、これに挿通された押圧棒96と、
この押圧棒に対して、第2図に示すように、ブレ
ーキ部材85を押圧する向きの移動習性を与える
ばね97と、ばね止め98とからなつている。ブ
レーキ部材85を押圧する力は、ばね97のばね
定数を適宜選択することにより選定される。 上記保持板83の対向側板83c,83cに
は、切欠83d,83dが形成されている。この
切欠83dには支持部材99がねじ100,10
1で固着されている。支持部材99には、シート
の先端縁を案内するガイド板102,103が固
着されている。このガイド板102,103は、
シート載置テーブル6に載置されていて、給送さ
れるシートの先端縁の両側部を前記シート送出ガ
イド21,22(第6図参照)へ支障なく送り込
むための案内部材であつて、比較的剛性を有する
弾性材で形成されている。支持部材99にはレベ
ル板104を取付ける取付板105,106が固
定されている。なお、第2図には、上記ガイド板
102,103及び取付板105,106は図示
されておらず、後述する他の例が示されている。 取付板106には、第1シート検出器S1(第2
図参照)を構成している受光素子S1aが固定され
ている。第1シート検出器S1は、シート載置テー
ブル6上のシートの有無を検知するものである。 上記支持部材99には、第2図及び第8図に示
すようにユニツトカバー107がネジ108で固
定されている。上記レベル板104は、上記取付
板105,106にネジ止めされると共に、第2
図に示すように、ユニツトカバー107にも皿ネ
ジ109で固定されている。よつて、レベル板1
04は、分離ユニツト8の底部を構成しているこ
とになる。そして、このレベル板104は、第2
図に示すように、自動給送モードにあるとき、シ
ート載置テーブル6から一定の高さに維持されて
いて、該テーブルに載置されるシートの高さを規
制するものである。 ユニツト支持軸82の端部には、第5図、第1
5図及び第16図に示すように、分離ユニツト8
を手差し給送モードに位置決め保持する保持レバ
ー110が固着されている。保持レバー110の
係止部110aと、側板19に固植されたストツ
パピン111との間には、緊縮性のばね112が
掛け渡されていて、第15図に示す自動給送モー
ドにおいては、分離ユニツトをこの位置に保持す
る。そして、該ユニツト8を第16図に示す手差
し給送モードに挙上揺動させたときには、レバー
の一端110bがストツパピン111に衝合する
と共に、ばね112がデツドボイントを越えるこ
とにより、この位置に該ユニツトを保持する。な
お、第8図及び第14図には、保持レバーの他の
例を示していて、この例の場合には、レバーの一
端110Bがストツパ片となつていて、側板19
の前側縁に係脱するのが異なるだけであるから、
他の部分については、前記と同じ符号を付すにと
どめる。 分離ユニツト8は、支持軸82を中心として、
第1図、第2図に示すような自動給送モードと、
第8図に示すような手差し給送モードに選択的に
位置させられるのであるが、自動給送モードにお
いては、ブレーキ部材85と分離ローラ23との
圧接力及びシートストツパー81と分離ローラ2
3との間隙を一定に保持する必要がある。 図示の例においては、支持部材99の下側面9
9aを側板19の上側縁19a(第5図参照)に
当載することにより、この当接部と支持軸82と
で分離ユニツト8の位置決めを行なつているが、
かかる構成であると、該ユニツトにオペレーター
が手を衝いた場合にユニツト全体が歪むおそれが
ある。これを防止するために、第17図に示すよ
うに、側板19の一部に偏心カム113を枢着し
ておいて、これにレベル板104を衝合させるよ
うにすると、ユニツトに過大な重量がかかつても
これを支えることができる。上記偏心カム113
は、ネジ114で支持されていて、分離ユニツト
8が、支持軸82、支持部材99と側板の上側縁
19a、該カム113の3点で支持され位置決め
されるようカムの回動を調整したのち固定され
る。 第2図において、シート載置テーブル6の先端
部下位には、前記分離ローラ23、給送ローラ2
5を内包するように、バキユームボツクス115
が形成されている。このバキユームボツクス11
5の下には、バキユームフアン116が連結され
ている。このバキユームフアン116は、シート
載置テーブル6上にシートが存在するときにのみ
回転して、該テーブル6に形成された孔24,2
6から空気を吸引する。吸引された空気は、側板
19,20に形成された排気口117(第5図に
は一方のみ示す)から装置の横方向へ排出され
る。 ところで、シート自動給送装置は、フアクシミ
リ本体に着脱自在になつている。第4図におい
て、側板19には、位置決め用のネジ付きピン1
18,119が固植されている。他方の側板20
には、第3図に示すように、位置決め用ピン12
0,121が固植されている。これら各ピンは、
第3図及び第18図に示すように、フアクシミリ
本体の不動の側板122,123に形成した位置
決め用切欠122a,122b(第18図にのみ
示す)に係合させたのち、蝶ナツト124,12
5(第4図参照)で固定される。かかる構成を採
ることによつて、当該装置或いはフアクシミリ本
体のメンテナンスが行ない易い。 次に、ブレーキ部材85を分離ローラ23に圧
接させる調整機構の変形例を第19図及び第20
図に基いて説明する。この機構194は、ブレー
キ部材85の押圧力を加減できるように構成され
ていて、支持板95に進退自在に挿通された押圧
棒128には、その中央部にネジ溝129が形成
されている。ネジ溝129の下端には、鋼線13
0が螺着されている。この鋼線130は、ネジ溝
に固く巻きつく習性を有し、ネジ溝の一ピツチに
巻きついている。また、鋼線130の両端または
一端130aは、これを押圧棒を中心として回動
させたとき、支持板95の壁95aに係合するに
充分な長さを有している。押圧棒128には、ば
ね座131が遊挿されていて、このばね座と支持
板95の上板95bとの間には、伸長性のばね1
32が巻装されていて、該棒をブレーキ部材85
に向けて突出する向きの習性が与えられている。
この習性は、ネジ溝129の下端が、支持板95
の下の穴95cより僅かに大きいことにより規制
されている。よつて、上記押圧棒128は、ばね
132の弾力によつて下板95dに押しつけられ
ていることになる。いま、押圧棒128を矢印の
向きに回転させると、一端130aを壁95aに
衝合させて回り止めされた鋼線130がネジ溝1
29に沿つて上昇し、ばね132を圧縮する。そ
のために、ばね132が押圧棒128を押圧する
力は大きくなる。ばね132を圧縮しても、鋼線
130がネジ溝から外れるようなことはない。よ
つて、押圧棒128を示矢方向に回動させると、
ブレーキ部材85を押圧する力が大きくなり、ブ
レーキ板と分離ローラ23との圧接力を大きくで
きる。反対に押圧棒128を示矢と逆向きに回転
させれば、ばね132が伸長してばね圧が小さく
なる。かかる構成の特徴は、押圧棒のストローク
を変えずに、これ自身の押圧力を変えられること
と、小嵩にまとめることができることにある。単
に押圧棒のストロークを変えないためだけなら、
鋼線130に代えてナツトを用いればよいが、回
り止めの手段を施す必要があると同時に、厚さの
あるナツトでは押圧棒を長くせざるを得ないの
で、機構が大嵩になつてしまう。 次に、ブレーキ部材の他の例を第21図に基い
て説明する。第5図に示す例では別体の2つのブ
レーキ部材85を用いているが、かかる構成の場
合、スペーサー86の切欠86aで位置決めして
いるとはいえ、経時的に切抜穴85a(第22図
参照)を中心として揺動してしまう。そのため
に、分離ユニツト8を自動給送モードに位置させ
たとき、ブレーキ板と分離ローラの圧接力が、分
離ローラの軸方向において変化してしまい、シー
ト分離の性能が左右でバラつく不具合がある。そ
こで、第21図に符号185で示すように、ブレ
ーキ板を左右に分けることなく、一体的に形成す
る。この場合固定に伴なうブレーキ板の変形を防
止するスペーサー86(第5図参照)は廃止し
て、これの代りに前板83に突起83A,83
B,83Cを形成し、ブレーキ部材の孔185
a,185bを上記突起83A,83Bに嵌合さ
せたのち取付板87をネジ91,92,93で前
板83aに螺着固定してブレーキ部材を取り付け
る。このとき、突起83A,83B,83Cがス
ペーサーの役目をする。 次に、本発明の特徴であるシートガイド部材に
ついて説明するが、併せてブレーキ板の他の実施
例及びガイド板102,103とレベル板104
の他の実施例についても説明する。なお、以下の
説明において、既に説明した部材と同一の機能を
有する部材については同一符号を付してある。 第23図乃至第27図において、ユニツト支持
軸82には、分離部保持板140が、その両側の
折曲部140a,140bを挿通して、固定ネジ
141,142で固定されている。また、上記保
持板140は、ネジ100,101によつて、支
持部材99(第5図参照)を保持している。保持
板140の折曲部140cには、前記シートスト
ツパー81と同機能を果たすストツパー143が
固定されている。このストツパー143と分離ロ
ーラ23との平面的な位置関係は第3図に示して
ある。 上記折曲部140cの中央部下縁には、角穴を
穿設された軸受部144,144が折曲して形成
されている。この軸受部には、ブレーキ板支持軸
145が挿通されている。この支持軸145に
は、ブレーキ部材146が揺動自在に支持されて
いる。ブレーキ部材146は、比較的大きい剛性
を有していて、上記支持軸145にある程度のガ
タをもつて遊嵌される折曲部147a,147a
を形成された揺動板147と、この揺動板に貼着
された、ウレタンゴムのような高摩擦係数のブレ
ーキ板148と、積載されたシートの先端縁を滑
らせてブレーキ板148と分離ローラ23との間
へ案内する低摩擦係数の薄板149と、これらを
一体的に固定する押え板150とネジ151,1
51とからなつている。上記揺動板147の下側
縁両端部147b,147bは、シートの給送方
向へ延びていて、これに貼着されたブレーキ板1
48が分離ローラ23に圧接するとき、該ブレー
キ板が変形しないように裏打ちしている。上記両
端部147b,147bには、第19図に示す調
整機構194の押圧棒128の先端部128aが
当接する。また、上記ブレーキ板148の下側縁
148a,148aは、分離ローラ23に選択的
に当接させられる。分離ユニツトは、第24図に
示すように、ブレーキ板148を分離ローラ23
の周面に圧接させた自動給送モードと、第25図
に示すように支持軸82を中心として揺動させて
シート挿入口側を開放した手差し給送モードの二
つのモードを選択的に採り得るのであるが、後者
のモードにおいて、ブレーキ部材146が押圧棒
128で押動される。このブレーキ部材146が
大きく揺動してしまうと、分離ユニツトを自動給
送モードに位置させるとき、ブレーキ板148の
先端が分離ローラ23に衝合するので、これを防
止するために、保持板の折曲部140cには、ス
トツパ140dが形成されている。また、揺動板
147の上側縁中央部には上記ストツパ140d
に選択的に衝合するストツパ片147cが形成さ
れている。 上記ブレーキ部材146は、分離ユニツトが第
24図に示す自動給送モードに位置させられたと
き、ブレーキ板148を分離ローラ23に当接さ
せるのであるが、このとき、ブレーキ板148
は、第27図に示すように、支持軸82を中心と
する半径R1の軌跡上に位置している。この半径
R1とは、支持軸82と分離ローラ23の回転中
心を結んだ線R0上における支持軸82と分離ロ
ーラ周面との間の長さR2よりも大きい。また、
ブレーキ板148と分離ローラ23との当接位置
は、該ローラの回転方向(シート給送方向)にお
いて、上記線R0よりも上流側である。換言する
と分離ユニツト(ブレーキ部材)の回転中心であ
る支持軸82は、ブレーキ部材に上記位置を占め
るように、すなわち、上下方向においては分離ロ
ーラ23より上位であつて、シート給送方向にお
いては分離ローラ23より下流側に位置するよう
にその位置が設定されている。 上記支持軸82には、保持板140を挾むよう
にして、シートガイド板152が、その腕部15
2a,152aで回動自在に取り付けられてい
る。シートガイド板152は、シート載置テーブ
ル6に載置されたシート束の先端部を下位のもの
ほど先行するように案内する向きに傾斜した案内
部152bと、この案内部の下側縁に形成された
変形櫛歯状の2対の押え部152c,152dを
有している。上記案内部152bの傾きは、シー
ト載置テーブル6との成す角を30゜付近に設定し
たとき最も効果的にシートを案内することが実験
的に判明している。 上記押え部152c,152cは、平面的に見
ると、第3図に示すように、一連の分離ローラの
うち両端のローラ23の周面に自重で載つてい
る。また、押え部152cと分離ローラ23との
相対的な位置を軸方向から見ると、第24図、第
26図に示すように、押え部の先端は、ブレーキ
板148と分離ローラ23とが当接する部分より
僅かに上流側(シート給送方向において)まで延
びている。一方、押え部152dは、第3図に示
すように、ストツパー143の両側に位置してい
る。 上記シートガイド板152の、上方への揺動
は、支持部材99の下面99a(第24図参照)
に腕部152aの上側縁が衝合することで規制さ
れ、下方への揺動は、案内部の両端に形成された
係止片152eがレベル・ガイド板153の一側
に係合(第3図、第28図参照)することで規制
される。 上記レベル・ガイド板153は、第3図に示す
シートガイド102,103とレベル板104の
それぞれの機能を果たすものであつて、分離ユニ
ツトの底板を兼ねており、シート載置テーブル6
に載置されるシートの積層高さを規制するレベル
部153aと、給送されるシートの両側縁が浮き
上がるのを防止して、シートをスムーズにシート
通路へ案内するガイド部153bとからなつてい
る。レベル・ガイド板153は、第28図及び第
30図に示すように、その一端を前記支持部材9
9の端部にネジ154で固定された支持腕155
と共に、ユニツトカバー107の取付部107a
に皿ネジ156で共締めされ、他端を皿ネジ15
7でユニツトカバー107の取付部107bに固
定される。このレベル・ガイド板153は、第3
図に示すように、分離ユニツト8の両側にそれぞ
れ設けられている。第24図には図示の都合上支
持腕155の一部のみを示してある。 上記レベル・ガイド板153には、孔153b
が形成されていて、この孔には、偏心カム113
が進入して、該カムを支持腕155の下面に当接
させている(第30図参照)。支持腕155は、
比較的剛性の高い部材で形成されていて、オペレ
ーターが分離ユニツト8に手をついたとしても、
また、該ユニツトを手差し給送モードから自動給
送モードへ回動させたときの衝撃にも充分耐えら
れるように、当該ユニツトを補強している。 以上のように構成されたシート自動給送装置の
作用を説明する。この装置は、自動給送モードと
手差し給送モードの二つのモードを選択的にとり
得るので、それぞれのモードに分けて説明する。 自動給送モード このモードは、多数枚のシートをシート載置
テーブル6に積層載置して、これを自動的に1
枚ずつ分離して給送するものである。 先ず、シートのサイズに合わせてシート巾ガ
イドの調整を行なう。第1図に示すシート巾ガ
イド11,12は、当該装置で用い得る最大の
シートであるA3サイズのシートを案内する位
置にあり、この位置は、第9図に示すように、
位置決め部材40の位置決め爪40bが周溝A
3に係合していることにより保持されている。
よつて、この状態でシート巾ガイドを所望の位
置へ移動させようとしても移動させられない。
いま、A4サイズのシートを縦送りで給送した
い場合には、上記クリツクストツプを解除す
る。すなわち、第9図及び第10図において、
解除ノブ46を左方へ押動してスライド板44
を同方向へ摺動させる。スライド板44の摺動
によつて、これの突起44cが揺動部材39を
短軸38を中心に時計方向へ揺動させる。この
揺動部材39は、上記突起44cとの係合を保
持するために、第4図に示すように、一端39
bが突起44cへ向かうように曲げられてい
る。 揺動部材39の揺動によつて、これらの一端
39aが、位置決め部材40を短軸38を中心
に、ばね41(第9図参照)の弾力に抗して第
12図に示すように揺動させて、その爪40b
を周溝A3から脱出させる。これで、シート巾
ガイド11,12に対するクリツクストツプ作
用は解除されたことになる。次いで、解除ノブ
46を押動したままで、シート巾ガイド11を
シート載置テーブル6の中央へ向かつて揺動さ
せ、適宜の位置で上記解除ノブ46から手を離
す。すると、第13図に示すように、位置決め
部材40がばね41(第9図参照)の弾力によ
つて揺動して、位置決め爪40bがガイド軸2
7の周面に当接する。この第13図に示す状態
のままで、シート巾ガイド11を更に摺動させ
ると、上記位置決め爪40bが周溝A4に嵌合
する。これでシート巾ガイド11は、A4サイ
ズのシートの一側をガイドする位置にクリツク
ストツプされたことになる。 一方、シート巾ガイド12は、プーリーとワ
イヤー50によつて上記シート巾ガイド11と
互いに連結されているので、シート巾ガイド1
1の上記移動に連れて、これと逆の向きに同じ
長さだけ移動し、ガイド11のクリツクストツ
プに従いこのガイド12もその位置に停止させ
られる。この位置は、A4サイズのシートの他
側縁をガイドする位置である。 以上でシート巾ガイド11,12の、A4サ
イズのシートのための位置がクリツクストツプ
されるのであるが、この位置は、規格通りにカ
ツトされたシートの両側縁をガイドする位置で
ある。大部分のシートは、規格通りに截断され
ているが、中には規格を外れたサイズのものも
ある。かかるシートの場合には、クリツクスト
ツプを解除したのち、位置決め爪40bを周溝
に嵌合させることなく、シート束をシート載置
テーブル6に載置したのち、シート巾ガイド1
1,12を摺動させてシートの両側縁に整合さ
せて、クリツクストツプしないまま位置させ
る。 シート巾ガイドの位置決めが終つたところ
で、シートを積載するのであるが、このとき、
シートの積重ね高さは、分離ユニツト8の底板
としてのレベル板104又はレベル・ガイド板
153によつて規制される。すなわち、第2図
に示すように、シート載置テーブル6上に載置
されるシートは、該テーブル6とレベル板10
4(又はレベル・ガイド板153)との間に余
裕をもつて入れることのできる量に制限され
る。シート載置テーブル6からレベル板104
(又はレベル・ガイド板153のレベル部15
3aまでの高さは、給送装置の給送能力によつ
て定められるが、僅かのカールやシワのあるシ
ートを含んだシート束であつても、例えば50枚
のシートを楽にセツトできるように設定され
る。第2図において、シート束のセツトは、シ
ート給送方向a(第1図、第3図参照)と略同
方向a1のようにシート載置テーブル6とレベ
ル104との間に挿入される。従つて、両者の
間隔がシートの高さを規制することになり、能
力以上のシートを載置することができないこと
になる。 上記方向a1のようにシートをセツトすると
き、シート束は、シート載置テーブル6のシー
ト載置面6b上を滑動させて、その先端縁をシ
ートストツパ81(又は同143)に衝合させ
て、これを下位のものが先行するように階段状
に積載する。このとき、給送ローラ25の周面
がシート載置面6bから突出していないので、
シート束の下方のシートがたとえ下カールして
いても、ローラに突つ掛かることがなくなり、
シート先端が折れ曲つて積載されることがな
い。 また、シート載置テーブル6にシート束を載
置するとき、シート束は、第9図に示すよう
に、上記テーブル6とシートガイド板152の
案内部152bとの間にその先端部分を挿入さ
れる。両者の間は、楔状の空間になつているの
で、シート束の先端は、下位のシートほど先行
するように案内される。 そして、シート束は、その先端部を、上記し
たようにシートストツパ143(又は同81)
に衝合するまで矢印a1方向(第2図参照)に
押し込んでもよいし、第29図に示すように、
シートストツパ143(又は同81)に衝合さ
せることなく、シートガイド板152の案内部
152bに衝合させた段階で止めてもよい。積
載するシートの量が多い場合には、シートをセ
ツトするとき、その先端部がシートガイド板1
52を押し上げるが、該板の揺動は、これの腕
部152aと支持部材99の下面99a(第2
4図参照)との衝合により規制される。シート
束の先端がシートガイド板152の案内部15
2bで案内されるとき、その先端縁が、たとえ
上カールや波打ちのような不良平面の状態であ
つても、上記案内部152bによつて良好な平
面に矯正される。また、シートストツパ14
3,81が設けられている場合、押え部152
d,152d(第3図及び第23図参照)がこ
れの両側に位置してシートを押えるので、後述
するシート給送時に、シート先端縁が該ストツ
パに引つ掛つて折れることはない。 シートのセツトが完了したところで、送信釦
126(第1図参照)を押動すると、この信号
によつて、駆動モータ77(第6図参照)とバ
キユームフアン116(第2図参照)がそれぞ
れ回転を開始する。第6図において、駆動モー
タ77の回転によつて、ギヤ64,70がそれ
ぞれシート給送方向へ回転するも、何れもクラ
ツチ機構の作用によつて、その回転は分離ロー
ラ23、給送ローラ25へは伝達されない。バ
キユームフアン116は、シート載置テーブル
6に形成した孔24,26から空気を吸引し
て、積載されたシートのうちの最下位のシート
を該テーブル6に吸着する。上記送信釦126
の押動と同時又は、上記バキユームフアン11
6が充分に立上つたのち、ソレノイド68が励
磁されて、第6図に示すように、ラチエツト6
5を係止している係止レバー67を時計方向へ
揺動させて、ギヤ64の回転を支持軸60へ伝
達させ分離ローラ23をシート給送方向へ回転
させる。 一方、上記ソレノイド68の励磁と同時に、
ソレノイド74も励磁されて、係止レバー72
とデイスク71の係合部71aとの係合を解除
する。すると、ギヤ70の回転が支持軸62へ
伝達されて、給送ローラ25がシート給送方向
へ回転する。ソレノイド74への励磁は、係止
レバー72を揺動させて、これの係止部72a
とデイスク71の係合部71aとの係合を外す
だけであり、両者の係合が外れたのちはオフさ
れる。従つて、係止レバー72は、デイスクを
解放したのちばね73の弾力によつて揺動し、
係止部72aを回転するデイスク周縁に当接さ
せている。 シート載置テーブル6に吸着された最下位の
シートを含むシート束は、回転する分離ローラ
23と、回転することによりその非切除部をシ
ート載置面上へ突出させて来た給送ローラ26
との摩擦力によつて、第2図において左方へ給
送され始める。そして、最下位のシートを含む
少数のシートは、分離ローラ23の周面とシー
トストツパ81,143との間を通り抜けて、
分離ローラの周面とブレーキ部材85で形成さ
れる楔状空間A(第6図参照)へその先端縁を
進入させられる。 このとき、シート束の先端は、シートガイド
板152によつて、下位のものほど先行させら
れると共に、理想的な平面状態にさせられてい
るので、スムーズに楔状空間へ進入することに
なる。最下位のシートを含む数枚のシートが進
行するとき、それより上位のシートは、シート
同士の摩擦によつて、僅かに同方向に追従する
が、この追従するシートの先端が変形しないよ
うに、シートガイド板152は上方へ逃げる。
また、このとき、シートストツパ81によつ
て、最下位のシートのみが上記楔状空間Aに進
入すれば問題ないが、複数枚が進入すると、最
下位のシートは回転する分離ローラ23の摩擦
によつて第2図において左方へ搬送されるも、
上位のシートは、分離ローラに圧接しているブ
レーキ部材85の摩擦によつて停止させられ
る。上記楔状空間Aにおいて、複数枚のシート
の先端は、前記シートストツパ81の傾斜によ
る階段状のずらし量を更に助長されて、下位の
シートほどその先端が先行させられる。 シートストツパの両側には、シートガイド板
152の押え部152d,152dが位置して
いて、シートをシートストツパの下端よりも下
位を通過するようにガイドするので、シート先
端がシートストツパで折れるようなことがな
い。シートガイド板152のいま1つの押え部
152c,152cは、シートを分離ローラ2
3に押えつけるように作用するので、同ローラ
の摩擦力を助長することになり、より確実な分
離給紙が行なわれる。 また、第23図乃至第27図に示す如きブレ
ーキ部材の場合には、該ブレーキ部材146が
ガタをもつて取り付けられているので、組付誤
差や部品精度誤差を吸収して、分離ローラ23
に左右のバラツキなく平均した圧で分離ローラ
に圧接することになる。よつて、分離されるシ
ートは、これに対する圧が給送方向において左
右のバラツキなく作用してスキユーすることな
く送り出される。さらに、ブレーキ部材146
が揺動自在に設けられたことにより、給送され
るシートがブレーキ板148を摺接して、これ
を振動させても、ブレーキ部材が揺動するにと
どまるから、他の固定された部材にまで振動が
伝達されず、不快な振動音の発生がなくなる。 分離ローラ23とブレーキ部材85との摩擦
によつて分離されたシートは、両者の接線l
(第2図参照)方向に、同ローラ23と給送ロ
ーラ25により搬送される。このとき、シート
送出下ガイド21と同上ガイド22は、上記接
線と略平行に配設されているので、進行するシ
ートがシート通路を構成するガイド板に衝き当
ることがなく、スムーズに搬送される。 第2図において、進行するシートの先端を第
2シート検出器S2が検知すると、この検知信号
によつて、スキヤナ第1、第2ローラ対17,
18が回転して、進行して来たシートを挾持し
送り始める。シートの先端がスキヤナ第1ロー
ラ対17に挾持されるとき、給送ローラ25
は、丁度1回転しており、このローラ25は、
デイスク71が係止レバー72に停止されるこ
とによつて、駆動力を断たれていて、その切除
部25aを第2図に示すように、上方へ向けて
停止している。 シート通路13を進行するシートの先端が第
3シート検出器S3で検知されると、この検知信
号によつて、ソレノイド68への通電が断たれ
る。すると、今まで回転していた分離ローラ2
3は、ラチエツト65を係止レバー67で係止
されることによつて、駆動力伝達を断たれる。
上記シート検出器S3によるシート検知信号から
所定時間経つと、換言すると、シートの先端が
ターゲツトガラス16の適所まで進行すると、
上記スキヤナ第1、第2ローラ対17,18へ
の駆動力が断たれるようになつている。このと
き、分離ローラ23は、これと支持軸60との
間に設けられた一方向クラツチ61(第7図参
照)の作用によつて、スキヤナローラ対で搬送
されるシートに連れ回わりする。 さて、上記スキヤナローラ対の停止によつ
て、シートの搬送は中断されたことになるが、
この停止と同時に、受信側へ送信を開始する旨
の信号が発せられ、受信側の準備が終るまで待
機する。受信側からの信号によつて、上記スキ
ヤナ第1、第2ローラ対17,18が回転し、
シートをステツプ送りしながら、図示されない
読取装置により画情報を読み取られる。この画
情報は電気信号に変換されて受信側へ送られ
る。 読み取りを終えたシートは、原稿スタツキン
グトレー9(第1図参照)上へ排出される。読
取り中のシートの後端が第2シート検出器S2
検知されると、再びソレノイド68,74が励
磁されて、前述と同様に分離ローラ23、給送
ローラ25を回転させて次のシートを分離給送
する。 ところで、シート載置テーブル6上の積層載
置されたシート束は、回転する分離ローラ23
と給送ローラ25の摩擦によつて、その先端を
シートストツパ81に衝合させられ、先端縁の
中央部がシートストツパ81と分離ローラ23
との間を通過して、やはり中央部に設けられた
ブレーキ部材85と分離ローラ23との圧接部
へ送り込まれるようになつている。また、積層
された各シートには、少なからずシワやカール
が存在している。そのために、各ローラの作用
を受けて進行するシートは、先端縁中央部をシ
ートガイド板152とシートストツパ81,1
43に沿つて下方へ案内されるも、両側縁は、
案内するものがないから、シート束は全体的に
中央部がシート給送方向に凹んだ状態におかれ
る。このままの状態でシートの中央部が分離ロ
ーラ23とブレーキ部材85との当接部へ進入
すると、先端両側縁がシート送出上ガイド22
につかえてしまう不具合がある。そこで、シー
トの両側縁は、ガイド板102,103(第3
図、第5図及び第6図参照)又はレベル・ガイ
ド板153(第24図、第28図参照)のガイ
ド部153bで案内されるようになつている。 シート載置テーブル6に載置したシートが、
A3サイズのように大サイズである場合には、
これの後端部がテーブルからはみ出すので、こ
の場合には、補助テーブル7(第1図参照)を
用いる。そして、このとき、大サイズのシート
は、補助テーブルに設けた回転自在のシート送
り補助ローラ59上を移動するので、大サイズ
に比例するシート重量は、前記分離ローラ2
3、給送ローラ25の給送作用に対して大きな
負荷とならない。 以上説明したように、多少カールしているシ
ートであつてもスムーズに分離され給送される
のであるが、万一、分離ローラ23とブレーキ
部材85との間でシートがジヤムした場合に
は、第8図(第25図)に示すように、分離ユ
ニツト8を手差しモードに位置させておいて取
り除けば良い。すなわち、ユニツト支持軸82
を回動中心として分離ユニツト8を回動させる
と、シートガイド部材152、保持板140
(第23図参照)に支持されたブレーキ部材8
5等が分離ローラ23(シート載置テーブル
6)から離間してシート挿入口(第8図の符号
127a参照)側を大きく開放するので、ジヤ
ムしたシートの除去が簡単に行なえる。 手差し給送モード このモードは、自動給送モードでは給送でき
ない、或いは不向きなシートを給送するもので
ある。このようなシートとしては、シワ、カー
ルのある原稿、貼付原稿、穴明・破れ原稿、極
薄・極厚原稿等がある。これらのシートは、分
離ローラとブレーキ部材による分離給送ができ
ないので、オペレーターがシワやカールを伸ば
したり、キヤリアシートを用いて給送する必要
がある。 第8図に示すように、分離ユニツト8を、ユ
ニツト支持軸82を中心に揺動挙上して、この
位置に保持する。これに伴ない、いままで覆い
隠されていた、シート送出下ガイド21とシー
ト送出上ガイド22とからなるシート通路の入
口がシート載置テーブル6の先端部に露呈す
る。上記両ガイド21,22で形成されたシー
ト通路を、手差し給送モードにおいては手差し
給送路127と称する。 そして、上記手差し給送路127の入口12
7aから手差しのシートを挿入する。このシー
トの先端を第2シート検出器S2が検知すると、
この検知信号によつて、スキヤナ第1、第2ロ
ーラ対17,18が回転するので、更にシート
を進めてスキヤナ第1ローラ対17に咥えさせ
る。シートがスキヤナ第1ローラ対17で搬送
されるようになると、オペレーターはシートか
ら手を離す。そして、このシートの先端を第3
シート検出器S3が検知して、所定時間経過後に
スキヤナローラ対の駆動が中断されて、受信側
の準備がととのうまで待機するのは、前記自動
給送モードと同様であり、この後の作用につい
ては、省略する。 以上のように、分離ユニツトを手差し給送モー
ドに位置させると、手差し給送路が構成され、し
かもこのとき、当該給送路を妨げるものが何らな
いので、シートの手差しによる挿入がスムーズに
行ない得る。また、分離ユニツト8が自動給送モ
ードと手差し給送モードとに選択的に位置し得る
ということは、自動給送モードにおいて、ブレー
キ部材と分離ローラとの間におけるジヤム紙の取
り除きに極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したフアクシミリ装置の
一例を示す斜視図、第2図はシート自動給送装置
の要部正断面図、第3図はシート自動給送装置の
平面図、第4図及び第5図は同上の分解斜視図、
第6図は同上の駆動手段を示す正断面図、第7図
は同平面図、第8図は手差し給送モードを示す正
面図、第9図はシート巾ガイド機構の要部を示す
平面図、第10図は同正断面図、第11図は同側
断面図、第12図及び第13図は第9図の作用
図、第14図は自動給送モードを保持する機構を
示す正面図、第15図及び第16図は分離ユニツ
トを各モードに保持する機構の他の例を示す正面
図と作用図、第17図は分離ユニツトを保護する
機構を示す正断面図、第18図はシート自動給送
装置とフアクシミリ本体との間の取付構造を示す
正面図、第19図及び第20図はブレーキ部材の
圧調整機構の異なる例を示す正断面図と要部斜視
図、第21図及び第22図はブレーキ部材のそれ
ぞれ異なる例を示す斜視図、第23図は本発明の
要部を示す分解斜視図、第24図及び第26図は
同上のシート自動給送モードを示す正断面図、第
25図は同上の手差し給送モードを示す正断面
図、第27図はブレーキ部材と分離ローラの相対
的な位置関係を示す正面図、第28図は分離ユニ
ツトの要部を示す分解斜視図、第29図はシート
押え板の機能を説明する正面図、第30図は分離
ユニツトを保護する機構の他の例を示す正面図で
ある。 1……フアクシミリ本体、4……シート自動給
送装置、6……シート載置テーブル、8……分離
ユニツト、23……分離ローラ、25……給送ロ
ーラ、24,26……孔、61……一方向回転ク
ラツチ、63……クラツチ、67,72……係止
レバー、68,74……ソレノイド、69……一
回転クラツチ、77……駆動モータ、81……小
出し爪、82……ユニツト支持軸、85,14
6,185……ブレーキ部材、94,194……
調整機構、102,103……ガイド板、104
……レベル板、107……ユニツトカバー、11
6……バキユームフアン、127……手差し給送
路、a……シート給送方向、S1……第1シート検
出器、S2……第2シート検出器、S3……第3シー
ト検出器、140……分離部保持板、145……
支持軸、147……揺動板、152……シートガ
イド板、153……レベル・ガイド板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シートを積層載置するシート載置テーブル
    と、 このシート載置テーブルの先端部近傍に設けら
    れていて、周面の一部を上記テーブルのシート載
    置面から突出させてシート給送方向に回転駆動さ
    れる分離ローラと、 上記分離ローラより上位であつて、シート給送
    方向において上記分離ローラより下流側に配置さ
    れたユニツト支持軸と、 このユニツト支持軸に支持されていて、該軸を
    回動中心として回動自在に設けられた保持板と、 この保持板に支持されて上記ユニツト支持軸を
    回動中心として回動自在であつて、上記分離ロー
    ラの上記周面に選択的に圧接させられるブレーキ
    部材と、 シート給送方向において上記分離ローラよりも
    上流側に配置されていて、シート給送方向に回転
    駆動される給送ローラを含む給送手段と、 上記分離ローラと給送ローラを回転駆動する駆
    動手段と、 シート給送方向において上記ブレーキ部材より
    上流側であつて且つ上記給送ローラよりも下流側
    に配置されていて、シート給送方向に向かつて次
    第に下降する傾斜面からなる案内部およびシート
    を上記分離ローラに押圧する押え部を有し、上記
    シート載置テーブルに対して接離する向きに上記
    ユニツト支持軸に回動自在に支持されて上記押え
    部を上記分離ローラに当接させる向きの揺動習性
    を与えられたシートガイド部材とを具備し、 上記シートガイド部材や保持板に支持されたブ
    レーキ部材を含む分離ユニツトが、上記ユニツト
    支持軸を中心として回動してシート挿入口側を開
    放できることを特徴とするシート自動給送装置。
JP56066704A 1981-04-30 1981-04-30 Automatic sheet-feed unit Granted JPS57180539A (en)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5637938A (en) * 1979-08-31 1981-04-11 Ricoh Co Ltd Roller device for feeding sheet
JPS5643142A (en) * 1979-08-27 1981-04-21 Ricoh Co Ltd Paper feeding apparatus

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JPS5637938A (en) * 1979-08-31 1981-04-11 Ricoh Co Ltd Roller device for feeding sheet

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