JP3025763U - プリンタ用給紙アダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタが本来扱うべく設定された用紙サイ
ズ以外のサイズ、あるいは設定された以外の種類の用紙
を給紙させる事を可能とすると共に、プリンタの構造を
簡略化し安価なプリンタを得ることが課題である。 【解決手段】 用紙供給装置５０の標準用紙を積層収容
するペーパートレイ２の用紙出口付近に着脱可能にセッ
トされ、その上面に用紙を積層する板状部材６１と、板
状部材６１の用紙の進行方向の先端部に、用紙の積層体
の先端両角部の先端面にそれぞれ当接するべく相対して
突設された対をなす第１の突起６２と、板状部材６１
に、用紙の積層体の進行方向と平行な２側面にそれぞれ
近接するべく相対して突設された対をなす第２の突起６
３とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、プリンタ、例えば、熱転写式プリンタおよび、電子写真プリンタ等 の用紙給紙装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図７，８，９，１０は、例えば特開平３−３８３３号公報に示された従来の安 価なプリンタの用紙給紙部を示す断面図である。図７，８，９，１０は、用紙が 送られて行く様子を連続的に示している。図において、図示しないプリンタ上部 には、ペーパートレイ２が備えられている。ペーパートレイ２上には、押し付け 板５がバネ４に支持されて、上下に移動可能に備えられている。押し付け板５の 上面には、図示しない摩擦シートが貼着されている。

【０００３】 押し付け板５の上方には、給紙ローラ７が図示しないプリンタから支持されて 取り付けられている。押し付け板５の上面には、用紙３０の積層体が積層されて いる。用紙３０の進行方向（図７の左方向）の先端部には用紙を一枚ずつ分離す る一対の分離爪６が、ペーパートレイ２から支持されて配設されている。分離爪 ６は、断面Ｌ字型に折曲げられた板状部材で、その垂直部は用紙３０の積層体の 先端両角部の先端面にそれぞれ当接し、またその水平部は用紙３０の積層体の先 端両角部の上面に掛かっている。押し付け板５はバネ４により上方に付勢され、 用紙３０の積層体を給紙ローラ７と分離爪６に押圧している。分離爪６の前方に は、プリンタから支持された一対のローラ８，９が配設されている。給紙ローラ ７及びローラ８，９はプリンタの動作と連動して回転する。

【０００４】 このような構成の従来のプリンタの用紙給紙部においては、例えば図示しない プリンタが印画動作を始めると、まず図７に示すように、押し付け板５がバネ４ により上方に移動し、積層された用紙３０を給紙ローラ７と分離爪６に押圧する 。次に給紙ローラ７が回転を始めると、最上部の用紙３０が、図の左方向に押さ れる。しかし最上部の用紙３０は、進行方向の先端を分離爪６で抑制されている 為、図８に示すように上方に湾曲する。

【０００５】 そして、給紙ローラ７がさらに回転して最上部の用紙３０を押し進めると、用 紙３０の湾曲が大きくなり、その後その先端は図９に示すように分離爪６から外 れる。最上部の用紙３０は、給紙ローラ７によってさらに前方に押し進められ、 図１０に示すようにその先端部をローラ８，９に挟まれる位置まで押し進められ る。用紙３０は、ローラ８，９でさらに前方に進められ、図示しないプリンタに 供給される。

【０００６】 従来の給紙装置においては、このようにして用紙３０が一枚ずつ供給される。 要するに分離爪６の効果によって用紙３０が一枚ずつ分離され、複数枚重なった まま給紙されることすなわち重送が防止される。尚、押し付け板５上の最後の一 枚を確実に供給できるように、一般に押し付け板５の上面には、設定された用紙 と押し付け板５との間に発生する摩擦力を適切なものとする為に、図示しない摩 擦シートが貼着されている。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来の給紙装置においては、一般に分離爪６の用紙幅方向の取り付 け位置は、固定された位置より変更出来ない構造となっている。そのため、用紙 の大きさにおいては、単一のサイズの用紙以外は扱う事が不可能であった。尚、 従来技術で取り上げた特開平３−３８３３号公報に示された従来の用紙給紙部に おいては、シーケンス上の待機時間の差を変更することで、用紙の厚さまたは用 紙の種類については対応できるようになっている。

【０００８】 複数のサイズの用紙を給紙させる為には、プリンタに分離爪６の取り付け位置 を可変にさせる為の構造を設ける必要があり、プリンタの価格上昇を招いてしま う問題が発生していた。さらにプリンタが本来扱うべき用紙以外の用紙を使用し た場合、最後の用紙と押し付け板５との間の摩擦力が適切なもので無くなり、最 後の２枚の用紙が重送されてしまうと言った問題、あるいは最後の用紙が押し付 け板５より離脱しないと言う問題が生じていた。

【０００９】 この考案は上記の様な課題を解決するためになされたもので、プリンタが本来 扱うべく設定された用紙サイズ以外のサイズ、あるいは設定された以外の種類の 用紙を給紙させる事を可能とすると共に、プリンタの構造を簡略化し安価なプリ ンタを得ることが課題である。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

請求項１のプリンタ用給紙アダプタにおいては、プリンタから独立し、プリン タの用紙給紙装置に、該用紙供給装置が本来扱う標準用紙より小さいサイズの用 紙を使用する時にセットされるプリンタ用給紙アダプタであって、用紙供給装置 の標準用紙を積層収容するペーパートレイの用紙出口付近に着脱可能にセットさ れ、その上面に用紙を積層する板状部材と、板状部材の用紙の進行方向の先端部 に、用紙の積層体の先端両角部の先端面にそれぞれ当接するべく相対して突設さ れた対をなす第１の突起と、板状部材に、用紙の積層体の進行方向と平行な２側 面にそれぞれ近接するべく相対して突設された対をなす第２の突起とを備えてい る。

【００１１】 請求項２のプリンタ用給紙アダプタにおいては、第１の突起は、板状部材から 立設し、上部を用紙側に傾かせた対向面をもち、さらに該対向面は、対をなす第 １の突起の内側において互いに上方に開くように傾く斜辺を有する。

【００１２】 請求項３のプリンタ用給紙アダプタにおいては、対向面は、用紙側に傾く角度 が、用紙の主面に対して６０〜８０°の範囲であり、かつ斜辺が垂線に対して傾 く角度が６５〜８５°の範囲である。

【００１３】 請求項４のプリンタ用給紙アダプタにおいては、第１の突起及び第２の突起は 、板状部材の上面に用紙の進行方向と直交する方向に移動可能に配設された２枚 のテーブル上に設けられている。

【００１４】 請求項５のプリンタ用給紙アダプタにおいては、板状部材は、複数の異なる摩 擦係数の材料を備え、選択した１種類の材料を該板状部材の上面に露出させ得る 摩擦シートを備えている。

【００１５】

【考案の実施の形態】

実施の形態１． 図１は本考案の給紙アダプタの一例を示す給紙アダプタをプリンタに装着する 様子を示す図である。図２は本考案の給紙アダプタをプリンタの給紙装置に設置 した状態を示す断面図である。図１において、プリンタ用給紙アダプタ６０は、 プリンタ１の用紙給紙装置５０に、用紙供給装置５０が本来扱う標準用紙より小 さいサイズの用紙を使用する時に、必要に応じてセットされる。

【００１６】 給紙アダプタ６０は、用紙供給装置５０のプリンタ１の本来扱うべき標準用紙 を積層収容するペーパートレイ２の用紙出口付近に着脱可能にセットされ、その 上面に後で述べる標準とはことなる用紙を積層する板状部材６１と、板状部材６ １の用紙の進行方向の先端部に設けられた対をなす第１の突起である用紙分離用 抵抗体６２と、板状部材６１に用紙の積層体の進行方向と平行な２側面にそれぞ れ近接するべく相対して突設された対をなす第２の突起である幅規制用ガイドポ スト６３とから構成されている。

【００１７】 用紙分離用抵抗体６２は、板状部材６１の先端に設けられた台形板状の突起を 上方に折り曲げて形成されている。用紙分離用抵抗体６２は、その上部を後方の 板状部材６１側に傾かせている。そして用紙分離用抵抗体６２は、板状部材６１ に立設した用紙に対向する面である対向面６１ａを板状部材６１側に形成してい る。

【００１８】 図２において、プリンタ１の上部には、用紙を供給するための板上のペーパー トレイ２が斜めに取り付けられている。ペーパートレイ２の前方には、ペーパー トレイ２に連続するように、用紙プレートユニット５がプリンタ１内部に設けら れている。用紙プレートユニット５は従来の技術で述べた押し板５と同様な機能 を有している。用紙プレートユニット５は、裏面に設けられた駆動装置１ａによ って、後端を支点にして回動する。本来はこの用紙プレートユニット５の上面Ａ に直接用紙３０が積層される。

【００１９】 用紙プレートユニット５の上方には、プリンタ１に支持されて給紙ローラ７が 回転可能に取り付けられている。ペーパートレイ２、用紙プレートユニット５、 駆動装置１ａおよび給紙ローラ７は、プリンタ１の用紙給紙装置５０を構成して いる。用紙給紙装置５０の前方には、用紙給紙装置５０によって供給された用紙 をプリンタ１内に導くためのローラ８，９が配設されている。

【００２０】 用紙プレートユニット５の上面には、本考案の給紙アダプタ６０がセットされ ている。給紙アダプタ６０は、用紙送り方向であるその先端を、プリンタ１の内 部に固定された分離爪６に当接して位置決めされている。分離爪６は本来プリン タ１が扱う用紙が用紙プレートユニット５の上面Ａにセットされた時に、用紙の 進行方向の先端両角部に位置し、用紙を一枚ずつ分離する目的で設けられている ものである。

【００２１】 給紙アダプタ６０の上面には、プリンタ１が本来扱うべく設定された用紙サイ ズより小さいサイズの用紙である用紙３０が積層され、駆動装置１ａによって給 紙ローラ７に押圧されている。

【００２２】 用紙分離用抵抗体６２は、板状部材６１の用紙３０の進行方向の先端部に設け られ、対向面６１ａは用紙３０の積層体の先端両角部の先端面に当接している。 また幅規制用ガイドポスト６３は、用紙３０の積層体の進行方向と平行な２側辺 に近接している。そして、幅規制用ガイドポスト６３は、用紙３０の積層体の進 行方向に直交する方向の移動を規制している。

【００２３】 次に動作について説明する。プリンタ１の印画動作スタートが始まると、用紙 プレートユニット５が上方に回動し、給紙アダプタ６０上に積層された用紙３０ が給紙ローラ７に押圧される。次に給紙ローラ７が回転する事により、用紙３０ が最上部のものから順次前方に送られる。

【００２４】 ローラ７の回転により送り始められた用紙３０は、用紙分離用抵抗体６２によ りその先端の進行が阻止される。しかし、用紙３０はさらにローラ７によって送 られるので、最上部の一枚はその上面が開放されていることから上方にふくらむ 。さらに用紙３０がローラ７によって前方に送られると、用紙３０はさらに上方 に大きく湾曲し、さらにはその先端が用紙分離用抵抗体６２を越える。そして用 紙３０はその先端を規制されない状態でさらに送られ、その先端部をローラ８， ９に挟まれる位置まで押し進められる。用紙３０は、ローラ８，９でさらに前方 に進められ、プリンタ１に供給される。

【００２５】 したがって、本実施の形態の給紙アダプタ６０においては、プリンタ１が本来 扱うべく設定された用紙サイズ以外のサイズの種類の用紙を給紙する事を可能と する。

【００２６】 実施の形態２． 図３はこの考案の給紙アダプタの他の例を示す給紙アダプタに設けられた用紙 分離用抵抗体付近を示す斜視図である。図４は給紙アダプタから用紙が給紙され る状態を示す斜視図である。図３において、本実施の形態の給紙アダプタ７０に おいては、実施の形態１と同様な板状部材６１上には、用紙の進行方向の先端両 角部に位置する２個の用紙分離用抵抗体７２が設けられている。

【００２７】 用紙分離用抵抗体７２は、板状部材６１の先端に設けられた台形板状の突起を 上方に折り曲げて形成されている。また用紙分離用抵抗体７２は上部を後方の板 状部材６１側に傾かせている。そして用紙分離用抵抗体７２は、用紙に対向する 面である対向面７２ａを板状部材６１側に形成している。対向面７２ａが、板状 部材６１方向すなわち用紙方向に傾いた角度である用紙に対する迎え角は、用紙 の主面に対して６０〜８０°の範囲で設定されている。また対をなす用紙分離用 抵抗体７２の互いに対向した内側の端辺は、互いに上方に開くように傾き、そし て対向面７２ａは、上方に開くように傾く斜辺７２ｂを有している。斜辺７２ｂ が上方に開くように傾く角度である広がり角度は、垂線に対して６５〜８５°の 範囲で設定されている。その他の構成は実施の形態１と同様である。

【００２８】 次に動作について説明する。図４において、図示しない給紙ローラが回転を始 めると、用紙３０は、先端角部Ｃを用紙分離用抵抗体７２により進行が阻止され た状態で、前方に送り出されようとする。用紙３０は上面が開放されていること から、先端側辺Ｄを上方に膨らませる。

【００２９】 さらに、給紙ローラによって送られると、先端中央部Ｂは前方に進行するが、 先端角部Ｃは依然として進行を阻止されているため、先端の辺は大きく湾曲し、 同時に先端角部Ｃは、対向面７２ａに当接したまま内側にスライドを始める。そ のとき、先端側辺Ｄがさらに湾曲し、斜辺７２ｂの上部から前方に抜け始める。 用紙３０が、さらに前方送り出されると先端角部Ｃはさらに内側にスライドし、 さらには斜辺７２ｂの内側を通って前方に抜ける。そして用紙３０は先端部を前 方に開放される。

【００３０】 このとき、対向面７２ａの迎え角が、用紙の主面に対して６０〜８０°また斜 辺７２ｂの広がり角度が、垂線に対して６５〜８５°の範囲で設定されているの で先端角部Ｃが一気に開放されることがなく、先端側辺Ｄが斜辺７２ｂに沿って スムーズに通過すると共に、用紙用分離抵抗体７２が必要以上の阻止力を発生し ないため重送が防止され、同時に給紙不完全によるジャムの発生も防止できる。

【００３１】 したがって、本実施の形態の給紙アダプタ７０においては、用紙３０をスムー ズに送ることができ、用紙の重送やジャムの発生を防止することができる。

【００３２】 実施の形態３． 図５はこの考案の給紙アダプタの他の例を示す用紙分離用抵抗体及び幅規制用 ガイドポストの取り付け構造を示す斜視図である。図において、プリンタの用紙 給紙装置に、用紙供給装置が本来扱う標準用紙より小さいサイズの用紙を使用す る時にセットされるプリンタ用給紙アダプタ８０においては、板状部材８１は、 両端に用紙の幅方向に細長な溝部８４が穿孔されている。そして板状の部材であ るテーブル８５，８６が裏面に設けられた凸部を各々溝部８４に嵌入して、幅方 向に移動可能に取り付けられている。テーブル８５，８６の上面には、各々板状 の用紙分離用抵抗体８２及び棒状の幅規制用ガイドポスト８３が立設されている 。

【００３３】 用紙分離用抵抗体８２は、用給紙アダプタ８０上に用紙が積層されたとき、用 紙の進行方向の先端両角部に位置するように設けられている。また幅規制用ガイ ドポスト８３は、用紙が積層されたとき用紙の進行方向と並行な２側辺に近接す るような位置に設けられている。

【００３４】 このような構成の給紙アダプタ８０においては、用紙サイズにあわせてテーブ ル８５，８６の位置を移動することができる。すなわち、用紙用分離抵抗体８２ とガイドポスト８３は板状部材８１の溝部８４に沿って用紙の幅方向に任意の幅 に移動可能である。したがって、プリンタが本来扱うべく設定された用紙サイズ 以外の任意サイズの用紙をセットする事が可能なり、プリンタの運用の幅が広が る。

【００３５】 実施の形態４． 図６はこの考案の給紙アダプタの他の例を示す給紙アダプタに設けられた摩擦 シートの取り付け構造を示す断面図である。プリンタの用紙給紙装置に、用紙供 給装置が本来扱う標準用紙より小さいサイズの用紙を使用する時にセットされる プリンタ用給紙アダプタ９０においては、肉厚の板状をなす板状部材９１の両端 には用紙の幅方向に細長な溝部９４が穿孔されている。各々の溝部９４内には、 円盤状の２個のベルトローラ９７が、溝に沿って並列に配置され、溝内側面に立 設した軸で支持され、回転可能に取り付けられている。各ベルトローラ９７は、 板状部材９１において給紙アダプタ９０がプリンタにセットされた時に、図示し ない給紙ローラに対向する面上に配置されている。

【００３６】 ２個のベルトローラ９７の両方の円周に掛かって、ベルト状の摩擦シート９８ が取り付けられている。すなわち、摩擦シート９８は２個のベルトローラ９７の 両方の円周に掛かり、楕円状に取り付けられている。摩擦シート９８は楕円の一 長辺を板状部材９１の上面に突出させている。

【００３７】 摩擦シート９８の表面は、周方向に３分割され、それぞれ異なる摩擦係数を有 する材料で被覆されている。摩擦シート９８は、３つの異なる摩擦係数の材料の うち、１種類の材料の部分を板状部材９１の上面に突出させている。

【００３８】 次に動作について説明する、一般に用紙と板状部材との間に発生する摩擦力が 、用紙と給紙ローラとの間に発生する摩擦力より大きい場合には、最後の一枚が 給紙不能となる。また小さい場合には最後から二枚目と最後の用紙が同時に給紙 されるすなわち重送されてしまう不具合が発生する。

【００３９】 本考案においては、板状部材９１に摩擦シート９８を配設し、摩擦シート９８ を回転させることにより、複数の異なる摩擦係数の材料のうち、選択した１種類 の材料の部分を板状部材９１の上面に突出させる。そして、板状部材９１の対用 紙摩擦係数を調節し、材質を異にする複数種類の用紙において、最後から二枚目 の給紙の重送防止と最後の一枚の離脱性を正常なことにすることを可能とした。 尚、摩擦シート９８の摩擦係数を異にする各材料は、あらかじめテストされて選 択されていることはいうまでもない。

【００４０】 本考案のプリンタ用給紙アダプタにおいては、プリンタ１が本来扱うべく設定 された用紙サイズ以外のサイズ、あるいは設定された以外の種類の用紙を給紙さ せる事を可能とする。そして、本来プリンタにおいて構成されなければならない 複数の用紙サイズ及び種類に対応した構成を、別に独立したプリンタ用給紙アダ プタにおいて構成したので、プリンタにおいては構造を簡略化でき、それにより 安価なプリンタを提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の給紙アダプタの一実施の形態を示す
給紙アダプタをプリンタに装着する様子を示す図であ
る。

【図２】 は本考案の給紙アダプタをプリンタの給紙装
置に設置した状態を示す断面図である。

【図３】 この考案の給紙アダプタの他の例を示す給紙
アダプタに設けられた用紙分離用抵抗体付近を示す斜視
図である。

【図４】 給紙アダプタから用紙が給紙される状態を示
す斜視図である。

【図５】 この考案の給紙アダプタの他の例を示す用紙
分離用抵抗体及び幅規制用ガイドポストの取り付け構造
を示す斜視図である。

【図６】 この考案の給紙アダプタの他の例を示す給紙
アダプタに設けられた摩擦シートの取り付け構造を示す
断面図である。

【図７】 従来の安価なプリンタの用紙給紙部を示す断
面図である。

【図８】 従来の安価なプリンタの用紙給紙部を示す断
面図である。

【図９】 従来の安価なプリンタの用紙給紙部を示す断
面図である。

【図１０】 従来の安価なプリンタの用紙給紙部を示す
断面図である。

【符号の説明】

１ プリンタ、２ ペーパートレイ、５０ 用紙給紙装
置、６０ プリンタ用給紙アダプタ、６１ 板状部材、
６２ 用紙分離用抵抗体（第１の突起）、６２ａ 対向
面、６３ 幅規制用ガイドポスト（第２の突起）、７２
ｂ 斜辺、８５，８６ テーブル、９８ 摩擦シート。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｈ 3/56 ３１０ Ａ 8712−3Ｆ Ｃ 8712−3Ｆ Ｇ０３Ｇ 15/00 ５１６

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プリンタから独立し、プリンタの用紙給
   紙装置に、該用紙供給装置が本来扱う標準用紙より小さ
   いサイズの用紙を使用する時にセットされるプリンタ用
   給紙アダプタであって、 上記用紙供給装置の上記標準用紙を積層収容するペーパ
   ートレイの用紙出口付近に着脱可能にセットされ、その
   上面に上記用紙を積層する板状部材と、 上記板状部材の上記用紙の進行方向の先端部に、上記用
   紙の積層体の先端両角部の先端面にそれぞれ当接するべ
   く相対して突設された対をなす第１の突起と、 上記板状部材に、上記用紙の積層体の進行方向と平行な
   ２側面にそれぞれ近接するべく相対して突設された対を
   なす第２の突起とを備えたプリンタ用給紙アダプタ。
2. 【請求項２】 上記第１の突起は、上記板状部材から立
   設し上部を上記用紙側に傾かせた対向面を有し、さらに
   該対向面は、対をなす第１の突起の内側において互いに
   上方に開くように傾く斜辺を有することを特徴とする請
   求項１記載のプリンタ用給紙アダプタ。
3. 【請求項３】 上記対向面は、上記用紙側に傾く角度
   が、上記用紙の主面に対して６０〜８０°の範囲であ
   り、かつ上記斜辺が垂線に対して傾く角度が６５〜８５
   °の範囲であることを特徴とする請求項２記載のプリン
   タ用給紙アダプタ。
4. 【請求項４】 上記第１の突起及び上記第２の突起は、
   上記板状部材の上面に上記用紙の進行方向と直交する方
   向に移動可能に配設された２枚のテーブル上に設けられ
   ている請求項１乃至請求項３のいずれかに記載のプリン
   タ用給紙アダプタ。
5. 【請求項５】 上記板状部材は、複数の異なる摩擦係数
   の材料を備え、選択した１種類の材料を該板状部材の上
   面に露出させ得る摩擦シートを備えたことを特徴とする
   請求項１乃至請求項４のいずれかに記載のプリンタ用給
   紙アダプタ。