JPH02190316A - 射出成形方法 - Google Patents

射出成形方法

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JPH02190316A
JPH02190316A JP857989A JP857989A JPH02190316A JP H02190316 A JPH02190316 A JP H02190316A JP 857989 A JP857989 A JP 857989A JP 857989 A JP857989 A JP 857989A JP H02190316 A JPH02190316 A JP H02190316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
work
resin layer
injection molding
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP857989A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Asakura
朝倉 章
Fujio Nozaki
野崎 不二夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH02190316A publication Critical patent/JPH02190316A/ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は射出成形方法に関し、特に円筒状磁性材の内
径部に樹脂を充填してその中心に位置するロータ軸を一
体成形するいわゆるモールドロータなどの樹脂部分の射
出成形方法に関するものである。
(従来の技術) ステップモータなどのロータとなるいわゆるモールドロ
ータは、フェライト等による円筒状磁性材の内径部に樹
脂を充填してその中心に位置するロータ軸を一体成形し
ており、例えば、実公昭63−25898号公報などに
開示されているように、その樹脂部分に中空部を形成し
て軽量化を図り、これによりその慣性を小さくして運動
特性等を向上させている。
こうしたモールドロータの樹脂部分は、通常、円筒状磁
性材の外周部をそれと嵌合する金型にて保持しつつその
内径部に樹脂を所定圧力にて充填することで形成される
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、高精度に寸法加工した金型であっても、
上記磁性材の外周部との間には若干の隙間ができるため
、樹脂の充填圧力が高い場合にはその圧力が磁性材にか
かり、その実、当該磁性材は慣性減少等のため薄肉化傾
向にあることから亀裂を生じて破損するといった問題が
あった。
一方、磁性材の破損を防ぐため樹脂の充填圧を下げた場
合には、樹脂部分の成形形状が中空部形成等のため複雑
な形状となっていることから、気孔等が発生していわゆ
るショートショットとなり、強度低下およびひずみなど
の形状不良を招くという問題があった。
このため、金型と円筒状磁性材との間に所定幅の隙間を
予め設けると共にその隙間部と磁性材の内径部とを連通
ずる通路を設けておき、磁性材の内径部に樹脂を高圧充
填するという射出成形方法も考えられている。この方法
によれば、磁性材の内径部への樹脂の充填がある程度行
なわれると予め設けた通路を介して金型、磁性材間の上
記隙間つまり円筒状磁性材の外周部への樹脂充填が開始
されるため、当該磁性材に高圧をかけることなくその内
径部(および外周部)への樹脂充填が可能となり、磁性
材の破損を防止できる。
しかしながら、上記方法によりモールドロータを成形し
た場合、円筒状磁性材の外周部にも樹脂層が形成される
ため、その樹脂層を取除く工程が必要となりコスト高を
招くという不都合があった。
この発明は、上記のような背景に鑑みてなされたもので
あり、その目的とすることろは、前述した円筒状磁性材
などの薄肉脆性で低強度のワークに射出成形を行なう際
、そのワークの破損を防止した寸法精度の高い射出成形
を効率良く行なえる射出成形方法を提供をすることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この発明は、内空部を有する
ワークの当該内空部への樹脂の射出成形方法であって、
上記ワークの内空部内壁に樹脂を低圧射出して単純形状
の樹脂層を形成し、その後、前記樹脂層の内側に樹脂を
高圧射出して所望形状の樹脂充填を行なうようにした。
(作 用) 上記のような射出成形方法によれば、低圧射出による樹
脂層は、単純形状とすることからショートショットが出
にくい形状とできると共に、低圧射出により成形するた
めワークの破損を防止できる。
そして、樹脂の硬化後は、当該樹脂層がワークの内空部
内壁を支持する補強部材として機能するため、その後の
射出成形をワークの破損を防止しつつ高圧にて行なうこ
とが可能となり、複雑な所望形状の樹脂充填をショート
ショット等の出ない条件にて実行できる。
すなわち、脆性低強度なワークであっても、当該ワーク
の破損を防止した寸法精度の高い射出成形を効率良く行
なえる。
(実 施 例) 以下、この発明の好適な実施例を添付図面を参照しなが
ら説明する。
第1図は、本発明による射出成形方法の一実施例が適用
される金型構成を示す断面図である。
この金型では、ステップモータなどのロータとなるいわ
ゆるモールドロータの樹脂部分の射出成形が行なわれる
。同図において、1はフェライトなどによる脆性低強度
な薄肉円筒状のワーク、2はワーク1が収容される射出
成形を行なうための金型で上型20と下型21とからな
る。
ワーク1は、下型21に設けられた凹部の内周面にその
外周面が嵌合されると共に、下型21の凹部を閉じるよ
うに取付けられる上型20によってその端面が覆われ、
これにより保持される。
上型20には、溶融した樹脂Pを射出するためのゲート
3が下型21に収容されたワーク1の内側空間4に望ん
で複数設けられている。
また、内側空間4の中央部には、ロータ軸5が上型20
および下型21を挿通して支持される。
第2図(A)〜(C)は、第、1図に示す金型構成によ
り行なわれる射出成形の工程説明図である。
ワーク1は、第2図(A)に示すように薄肉円筒状とな
っている。これを第1図に示す金型2、つまり上型20
および下型21にて保持すると共にそのワーク1の内側
空間4に所定形状の中子をセットし、樹脂を低圧射出し
て第2図(B)に示すような単純形状の樹脂層6を形成
する。
この樹脂層6は、ワーク1内壁を薄く覆う単純形状とな
っているため、低圧射出により成形してもショートショ
ットなどの形状不良は防止されるものである。また、ワ
ーク1には、樹脂充填時にその内壁に低圧がかかること
になるが、その圧力はワーク1が充分耐えられる程度の
低圧に設定されるので、たとえ当該ワーク1が薄肉脆性
であっても破損することはない。
次に、ロータ軸5および中空部などの複雑形状を成形す
るための中子を、樹脂層6め内側空間にセットし、当該
部位に樹脂を今度は高圧射出して第2図(C)に示すよ
うな所望形状の樹脂部7を充填形成する。これにより、
ワーク1すなわちフェライトなどによる円筒状磁性材と
ロータ軸5とが樹脂層6および樹脂部7を介して一体化
され、いわゆるモールドロータとなる。
第3図は、第2図(C)に示すモールドロータを■−■
矢視した断面図である。
樹脂部7は、モールドロータの軽量化などのため、中空
部8が形成される複雑な形状となっており、樹脂を低圧
充填した場合には、ショートショットなどの形状不良が
発生して問題となるが、この射出成形方法では、それを
高圧充填により成形するのでそうした形状不良の発生は
なく、高精度な射出成形となる。このとき、ワーク1に
は、高圧がかかるが、先に形成した樹脂層6が当該ワ−
り1の補強部材として機能するので、その破損は防止さ
れる。これにより、ワーク1の破損防止のために従来行
っていた当該ワーク1外周面への樹脂層形成が不要とな
り、それを取除く工程等がないので射出成形を効率良く
行なえると共に、コストも安くできる。
すなわち、以上説明した射出成形方法によれば、薄肉脆
性の円筒状磁性材(ワーク1)を用いてその破損を防止
しつつ樹脂部分(樹脂層6および樹脂部7が高精度に成
形されたモールドロータを得ることができる。つまり、
その樹脂部分は、軽量化のための中空部などが寸法精度
良く成形されると共に、均質な品質の安定したものとな
る。
なお、本実施例では、いわゆるモールドロータの樹脂部
分の射出成形を開示したが、これに限定されないことは
言うまでもない。
(発明の効果) 以上、実施例で詳細に説明したように、この発明に係る
射出成形方法によれば、低圧射出による単純形状の樹脂
層がワークの補強部材として機能するため、その後の射
出成形を当該ワークの破損を防止しつつ高圧射出とする
ことができ、これにより、脆性低強度なワークであって
も複雑な所望形状の成形が可能となり、高精度、高品質
な射出成形を効率良く行なえる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による射出成形方法の一実施例が適用さ
れる金型構成を示す断面図、第2図(A)〜(C)は第
1図に示す金型構成により行なわれる射出成形の工程説
明図、第3図は第2図(C)に示すモールドロータを■
−■矢視した断面図である。 1・・・・・・ワーク     4・・・・・・内側空
間(内空部)6・・・・・・樹脂層     7・・・
・・・樹脂部P・・・・・・樹 脂 第1図 第3図 ス 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内空部を有するワークの当該内空部への樹脂の射出成形
    方法であって、前記ワークの内空部内壁に樹脂を低圧射
    出して単純形状の樹脂層を形成し、その後、前記樹脂層
    の内側に樹脂を高圧射出して所望形状の樹脂充填を行な
    うことを特徴とする射出成形方法。
JP857989A 1989-01-19 1989-01-19 射出成形方法 Pending JPH02190316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP857989A JPH02190316A (ja) 1989-01-19 1989-01-19 射出成形方法

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JP857989A JPH02190316A (ja) 1989-01-19 1989-01-19 射出成形方法

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Publication Number Publication Date
JPH02190316A true JPH02190316A (ja) 1990-07-26

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ID=11696928

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JP857989A Pending JPH02190316A (ja) 1989-01-19 1989-01-19 射出成形方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6457133B1 (ja) * 2018-03-27 2019-01-23 株式会社ケーヒン 燃料供給装置におけるロータ構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6457133B1 (ja) * 2018-03-27 2019-01-23 株式会社ケーヒン 燃料供給装置におけるロータ構造
JP2019171632A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 株式会社ケーヒン 燃料供給装置におけるロータ構造

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