JPH035040A - ロウ型鋳造方法 - Google Patents

ロウ型鋳造方法

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JPH035040A
JPH035040A JP13666989A JP13666989A JPH035040A JP H035040 A JPH035040 A JP H035040A JP 13666989 A JP13666989 A JP 13666989A JP 13666989 A JP13666989 A JP 13666989A JP H035040 A JPH035040 A JP H035040A
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JP
Japan
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core
mold
wax
brittle
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP13666989A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunizo Iwano
岩野 邦三
Toshio Yotsuya
四谷 俊雄
Ko Anzai
安在 曠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Publication of JPH035040A publication Critical patent/JPH035040A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] この発明は、中子を用いて中空部品を鋳造するロウ型鋳
造方法に係り、詳しくは1.ロウ型成形時の中子破損を
未然に防止できる技術に関する。
[従来の技術] ロウ型鋳造方法は、複雑な三次元形状の量産が容易で、
また、寸法精度が高くて内部欠陥も少ない等の長所を有
するため、例えば、航空機エンジンのタービンブレード
等、通常の機械加工では製造が困難な機械部品の製造に
広く用いられている。
ところで、上記ロウ型鋳造方法によって鋳造されるター
ビンブレード等の機械部品においては、冷却能の増大及
び軽量化等の要請から部品内部に中空部を設ける場合が
ある。−の中空部を上記ロウ型鋳造方法で製造する方法
としては、従来より、セラミックス製の中子をロウ型に
埋め込んで鋳造を行う方法が知られており、以下、その
一般的な工程を第3図ないし第6図を参照して簡略に説
明する。
ロウ型鋳造方法によって薄肉中空部品を鋳造するには、
まず、第3図及び第4図に示すように、溶融シリカ等の
セラミックスを原料として所定寸法の中子lを成形し、
ついで鋳造すべき部品の中空部形状に対応して、中子1
に貫通孔2、溝部3及び薄肉部4を形成する。
次に、第5図に示すように、中子1を、鋳造すべき部品
の外表面輪郭と同一形状をなす空隙5aか形成された金
型5の内部に組み込む。この後、金型5に形成された流
路6を介して空隙5a内部にロウ型の原料となるロウ材
を注入することにより、第6図に示すように、中子1が
埋め込まれたロウ型7を成形する。なお、ロウ材の注入
には通常インジェクションマシンか用いられ、その注入
圧力は10〜数10 kgf/cm2程度に設定される
以」二のように成形された複数のロウ型7を樹枝状に組
み立ててワックスパタンを形成し、このワックスパタン
の周囲に、インベストメント法若しくはセラミックシェ
ルモールド法により模型(図示路)を形成する。そして
、模型内に埋め込まれた各ロウ型7を、上記中子lを残
して溶出し、ついで、模型を900〜1200’cの温
度で焼成して内部に残存する有機成分を除去し、この後
、ロウ型7の溶出によって模型内に形成された空隙に溶
湯を注湯する。
溶湯を注湯した後、溶湯の冷却を待ってから鋳型を落と
して樹枝状に連なった鋳造ツリーを取り出し、この鋳造
ツリーを切り離すことにより、外形輪郭が所定の部品形
状と同一て、内部に中子1が鋳込まれた鋳造品を得る。
そして、この鋳造品をアルカリ溶液に浸して中子1を溶
解させることにより、鋳造品に所定形状の中空部を形成
する。
[発明か解決しようとする課題] ところて、上述した従来の鋳造方法においては、ロウ型
7を成形する際のロウ材注入圧力か上述したように10
 kgf/cm’を超える高い圧力であるため、中子1
の脆弱部、すなわち、貫通孔2、溝部3あるいは薄肉部
4周囲の強度か弱い部分に極めて大きい応力か集中する
。このため、中子1が破損してロウ型内に埋め込まれる
中子lの位置か変化し、この結果、中空部形状の変形及
び折損等を招いて歩留率か著しく悪化するという欠点か
あった。
また、ロウ材注入の際、ロウ材の流れか」1記貫通孔2
等によって乱されるため、特に、中子1の表面形状かそ
の上下で異なっているような場合には、ロウ材から受け
る圧力が中子1の」1下方向において一致せず、この結
果、中子lか強い曲げ作用を受けて金型5との嵌合部分
から折損することもあった。
このような中子1の破損を回避するには、ロウ材の注入
圧力を低くすることか最も効果的であるが、注入圧力の
減少に伴ってロウ材と金型5の空隙部5a内壁との密着
性が悪化してロウ型7表面の面粗度が劣化し、ひいては
鋳造される鋳造品の鋳肌にまで影響が及んでしまうため
、製品歩留率を改善させるには至らない。
この発明は、このような背景の下になされたもので、ロ
ウ型を成形する際の中子の破損事故を未然に防止して、
製品歩留率を改善できるロウ型鋳造方法を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するためにこの発明は、上記中子を金型
内に組み込む際に、上記中子の脆弱部を、上記ロウ材よ
りも融点の低い緩衝材で覆うものである。ここで、中子
の脆弱部とは、中子に形成される貫通孔、溝部あるいは
薄肉部等、強度が弱い部分をいう。
[作用] 上記構成によれば、中子の脆弱部が緩衝材で覆われるの
で、ロウ材の注入圧力は、脆弱部に集中することなく全
体に分散して作用し、これにより脆弱部における応力集
中が回避される。
[実施例] 以下、第1図及び第2図を参照して、本発明の詳細な説
明する。なお、本実施例のロウ型鋳造方法は、上述した
第3図及び第4図に示す中子1を用いて薄肉中空部品を
鋳造する場合におけるロウ型成形工程の改善に関するも
のであり、従来例と重複する部分については、その説明
を省略する。
第1図に示すように、ロウ型を成形するに際しては、ま
ず、中子1の脆弱部、すなわち、貫通孔2、溝部3及び
薄肉部4の周囲の強度か弱い部分を緩衝材10で覆う。
緩衝材10の材質としては、ロウ型の原料となるロウ材
よりも低融点のロウ材あるいは接着剤等を用いることか
できるか、ロウ型を模型で覆った後に行われる焼成工程
で除去できない有害物質を含まないことに注意を払う必
要かある。この条件を満たす具体的材質としては、ロウ
材を用いる場合には、ビーズワックス、牛ヤンテ゛ラワ
ックス、パラフィンワックス、ステアリン酸等か、接I
Jを用いる場合には、熱可塑性樹脂(ポリプロピレン、
アクリル系樹脂、ポリビニールアルコール等)か挙げら
れる。
また、緩衝材10の融点については、ロウ材の融点より
も低いことを条件とするが、その絶対温度については、
常温よりも60°C〜70°C程度高いものとすること
か好ましい。これは、融点が過度に高いと、模型形成後
にロウ材を溶出させる際に、緩衝材10が大きく膨張し
て中子lを破壊するおそれか生じるからである。
さらに、緩衝材10の被覆厚さについては、なるべく厚
く設定することが好ましいが、過度に厚いと、後述する
中子1を金型5に組み込む際に、緩衝材10か金型5の
空隙部5aの内壁と干渉して中子1か破損する場合があ
るので注意を要する。
第2図に示すように、中子1の脆弱部を緩衝材10で覆
った後、中子1を金型5の空隙部5aの所定位置に組み
込む。そして、金型5の流路6を介して空隙部5aにロ
ウ材を注入し、ロウ型を成形する。この後、ロウ型を取
り出して、以下、」二連した従来例と同様に溶解を行っ
て所定の薄肉鋳造部品を成形する。
本実施例によれば、ロウ型を成形する際のロウ材の注入
圧力は、中子1の上記脆弱部か緩衝材IOに覆われてい
るため、これら脆弱部に集中することなく中子■の全面
に渡ってほぼ均一に作用する。このため、ロウ材の注入
圧力を降下させることなく、中子1に作用する応力を均
一化させて中子1の破損を未然に回避でき、この結果、
製品歩留率が改善されるという優れた効果を奏する。
なお、上記実施例では、緩衝材工0がロウ型内に埋め込
まれるか、緩衝材10の融点がロウ材よりも低いから、
ロウ型の溶出工程においてロウ材と共に溶出するので何
等問題はない。
8〜 また、中子1の表面形状が上下で異なる場合には、緩衝
材10の被覆形状を中子1の上下面で一致させておけば
、ロウ材の流れの乱れによる圧力変化か上下で一致して
中子1に作用する曲げ応力か解消するので1、中子1の
金型5との嵌合部分からの折損を未然に回避できる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、緩衝材によっ
て中子の脆弱部への応力集中が回避されるので、ロウ型
を成形する際のロウ材注入圧力を降下させることなく、
中子の破損を未然に防止して製品歩留率を改善できると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示す図で、第1
図は金型に組み込まれる直前の中子の平面図、第2図は
中子を金型内に組み込んだ状態を示す断面図、第3図は
中子の平面図、第4図は中子の断面図、第5図は従来技
術で金型内に中子を組み込んだ状態を示す断面図、そし
て第6図はろう型の平面図である。 ■・・・・中子、5・・・・・・金型、7・lO・・・
・緩衝材。 ロウ型、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 金型内に中子を組み込んだ後に金型内にロウ材を注入し
    て中子が埋め込まれたロウ型を成形し、このロウ型の周
    囲に鋳型を形成して上記ロウ材を溶出し、この後、上記
    鋳型内に溶湯を注湯し、上記中子を溶出して所定の中空
    部品を鋳造するロウ型鋳造方法において、 上記中子を金型内に組み込む際に、上記中子の脆弱部を
    、上記ロウ材よりも融点の低い緩衝材で覆うことを特徴
    とするロウ型鋳造方法。
JP13666989A 1989-05-30 1989-05-30 ロウ型鋳造方法 Pending JPH035040A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0873803A1 (en) * 1997-04-25 1998-10-28 Mitsubishi Steel MFG. CO., LTD. Production process of wax pattern
WO2020245539A1 (fr) * 2019-06-05 2020-12-10 Safran Procede ameliore de formation d'un modele cire pour une aube de turbine

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FR3096910A1 (fr) * 2019-06-05 2020-12-11 Safran Procédé amélioré de formation d’un modèle cire pour une aube de turbine.
US11717880B2 (en) 2019-06-05 2023-08-08 Safran Method for forming a wax model for a turbine blade

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