JPH021893Y2 - - Google Patents

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JPH021893Y2
JPH021893Y2 JP1982043224U JP4322482U JPH021893Y2 JP H021893 Y2 JPH021893 Y2 JP H021893Y2 JP 1982043224 U JP1982043224 U JP 1982043224U JP 4322482 U JP4322482 U JP 4322482U JP H021893 Y2 JPH021893 Y2 JP H021893Y2
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JP
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leg rod
electrical equipment
locking
panel
rod
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JP1982043224U
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JPS58147289U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車内のパネルにリレー等の電気機
器を取付けて固定する装置に関する。
〔従来の技術〕
リレー等の電気機器を自動車内にパネルに固定
する従来のいわゆるクリツプは、第3図示のよう
に、クリツプ本体11の円筒状脚杆12の下端縁
から一対のクリツプ固定用腕杆13,13を斜上
方に突出させて設け、このクリツプ本体11をリ
レー等の電気機器10にねじ14で固定し、脚杆
12を自動車内パネル8の取付孔9に差込むこと
により電気機器を取付けていた。
また、電線等を保持固定するものとしては、実
開昭55−38009号公報に示されている保持具のよ
うに、基板の上面に電線保持用の湾曲帯板よりな
る保持部を設け、基板下面に錨爪付き係止脚を設
け、その脚部の基端部分に形成した台座部の周面
に錨爪先端突起が入る切欠き凹部を設けた構成の
ものが知られている。
また、実開昭56−2479号公報のクランパのよう
に、コード等を挾んで保持する一対の屈曲片の下
端の各根元部に数個の爪を設け、この根元部の弾
力によりコード等を挾んで保持するように構成し
たものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記第3図示のような従来のクリツプは、電気
機器に固定したクリツプ本体11の脚杆12を自
動車パネル8に設けられた取付孔9に強制的に差
込んでクリツプ本体11をパネル8に固着する際
に、脚杆12の下端先端に腕杆13の下端が一体
になつているために、取付孔9の軸心とクリツプ
本体11の脚杆12の軸心とが一致していないと
脚杆12の下端先端を取付孔9へ差込む作業が円
滑迅速にできず、特に取付孔9が他の機器との間
に設けられているような場合には取付孔9の軸心
位置の見当をつけて孔9に脚杆12を差込む作業
が困難で長時間を要するという問題点があつた。
また前記公報に示された保持具は、保持部が電
線保持用の湾曲帯板であるためにリレー等の電気
機器をねじで固定保持することができないという
問題点があつた。
また前記公報に示されたクランパは、コード等
を挾んで保持する一対の屈曲片の下端の根元部が
コード保持機器とパネル係止機能とを兼用してい
るために、コード保持力とパネル係止力を別々の
それぞれ適切な値に設計することができないとい
う問題点があつた。
このように従来は電気機器を自動車パネルに簡
便にしかも確実に固定することができるような装
置がなかつた。
そこで本考案は、取付作業を容易迅速に行なう
ことができしかも確実に電気機器を自動車パネル
に固定することができる自動車内パネル取付用電
気機器固定装置を提供することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するために、本考案の自動車
内パネル取付用電気機器固定装置は、電気機器に
取付けてその電気機器を自動車内パネルに固定支
持する電気機器取付け支持台2の上面を平らな上
平面部2aに形成し、この上平面部2aに電気機
器固定用のねじ穴3を設け、前記電気機器取付け
支持台2の下面から下方に垂下する円錐状の脚杆
4を一体に設け、この脚杆4の両側面を平行な平
滑面5に形成し、この各平滑面5の長手方向中間
部から斜上方に立ち上る一対の係止杆6を設け
て、係止杆基部6bよりも下方の脚杆下半部を差
込みガイド用脚杆下半部4aに形成し、各係止杆
6の上部外面に係止段部7を設け、全体を弾性合
成樹脂にて一体に成型したものである。
〔作用〕
前記の電気機器取付け支持台2はその上面が平
らな上平面部2aに形成されているのでこの平面
部2aが電気機器の箱体を安定して支受けするこ
とになり、かつ上平面部2aに設けた電気機器固
定用のねじ穴3によりねじで電気機器が上平面部
2aに確実に固定される。
支持台2の下面の円錐状の脚杆4は、その差込
みガイド用脚杆下半部4aが脚杆を自動車パネル
の取付孔9に差込む際のガイドとして機能する。
脚杆4の両側長手方向中間部から立ち上る係止
杆6は、脚杆の両側の平滑面5に設けてあるため
に脚杆4がパネルの取付孔9に差込まれる際には
係止杆6がその弾力に抗して平滑面5に押し付け
られて密接し、このため取付孔9が小さくても係
止杆6が邪魔にならず脚杆を差込むことができ
る。
斜上方に立ち上る係止杆6は、脚杆がパネルの
取付孔9に差込まれると、係止杆の係止段部7が
パネルの取付孔縁に係止するように機能する。
脚杆4の上半部すなわち係止杆の取付基部6b
よりも上方の部分の脚杆上半部は、脚杆がパネル
の取付孔9に差込まれると、支持台2をパネルの
下側から支えるように機能する。
前記のように脚杆4の脚杆下半部4aはパネル
取付孔9に差込む際のガイドとして機能し、脚杆
上半部は支持台2を支えるために機能し、係止杆
6はパネル取付孔縁に係止する係止部として機能
し、これらがそれぞれ独立して機能する構成であ
るために各部を各々の機能を最適な形状に設定す
ることができる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面により説明する。第
1図は本考案の自動車内パネル取付用電気機器固
定装置を示し、第2図はその取付状態を示したも
のであり、1は弾性を有する合成樹脂からなる取
付固定装置本体、2はこの本体1の上部にある電
気機器取付け支持台である。
前記の電気機器取付け支持台2の上面は平らな
上平面部2aに形成し、この上平面部2aの中央
部に電気機器固定用ねじ穴3を設ける。2bは支
持台2の両側面の両縁からそれぞれ側方に張り出
した張り出し部でこれにより支持台2を上面から
見て図示のように工字状に形成する。
4は支持台2の下面から下方に垂直に突出させ
て設けた円錐状の脚杆であり、この脚杆4の両側
を平滑面5,5に形成し、この両平滑面5,5の
長手方向中間部から斜上方に立ち上る一対の係止
杆6,6を設け、この各係止杆6,6の上部外面
に係止段部7,7を設ける。6aは係止杆6の先
端であり、6bは係止杆6の下端部分が脚杆4に
接合する係止杆基部である。
前記の円錐状の脚杆4は係止杆基部6bよりも
下方の脚杆下半部分が差込みガイド用脚杆下半部
4aとなり、係止杆基部6bよりも上方の脚杆部
分が脚杆上半部となる。この差込みガイド用脚杆
下半部4aの下端部は、図のように先細円曲面に
形成されるとともにその外径が自動車パネル8の
取付孔9の径よりも小径に形成される。
前記のように構成した本考案の自動車内パネル
取付用電気機器固定装置によりリレー等の電気機
器を自動車内にパネルに固定するには、第2図示
のように支持台2の上面の電気機器固定用ねじ穴
3にねじ14を螺合して電気機器を本体1に固定
し、支持台2から下方に突出する円錐状の脚杆4
を自動車パネル8の取付孔9に差込んで強制的に
押し下げるが、このとき差込みガイド用脚杆下半
部4aを取付孔への差込みを導入するガイドにし
て差込むことにより、取付孔9の軸心に対し脚杆
先端が多少ずれていても脚杆4が容易に差込まれ
る。
この差込みガイド用脚杆下部4aの差込みによ
り脚杆4は取付孔9を下方に通り脚杆4の両側の
斜上方に立ち上る係止杆6,6がその弾力に抗し
て平滑面5に押し付けられるので、取付孔9が小
さくても脚杆4を取付孔9に支障なく差込むこと
ができる。
このように取付孔9に脚杆4が差込まれると、
係止杆6,6の係止段部7,7は取付孔9の下縁
に係止され、この係止段部7,7と支持台2の底
面とでパネル8をその上下面から挾みつけ本体1
がパネル8に固定される。
前記のようにして取付固定装置本体1が自動車
内にパネルに固定されてリレー等の電気機器が自
動車内にパネルに取付られるのである。
〔考案の効果〕
前述のように本考案の自動車内パネル取付用電
気機器固定装置は、支持台にねじ穴を有する上平
面部を設けたので電気機器を安定して確実に固定
することができる。
また、脚杆の長手方向中間部から係止杆を設け
て差込みガイド用脚杆下半部を形成したのでこれ
がパネル取付孔に差込む際のガイドとなるから、
脚杆先端が取付孔の軸心に対し多少ずれていても
脚杆を容易に差込むことができるばかりでなく、
取付孔が他の機器の間に設けられている場合でも
電気機器と支持台と固定したままで脚杆を取付孔
に差込む作業を容易に行なうことができる。
また、脚杆の両側を平滑面に形成してこれに係
止杆を設けたので、脚杆がパネルの取付孔に差込
まれる際に係止杆が平滑面に押し付けられること
になり、このため取付孔が小さくても脚杆が差込
まれるから、パネルに設ける取付孔を小径にする
ことができ、パネルの強度を損なわずに小型化す
ることが可能となる。
また、係止杆のパネルの取付孔縁に係止する機
能と、脚杆上半部が支持台を支える機能と、差込
みガイド用脚杆下半部がパネルの取付孔への差込
みをガイドする機能は、各々が独立して機能する
ので、その各部をそれぞれの機能に最適な形状に
独自に設定することが可能である。
しかも本考案の電気機器固定装置は、電気機器
を支持台の上平面部に固定する作業およびパネル
の取付孔に差込み取付ける作業が容易、迅速とな
るばかりでなく、電気機器のパネルへの取付けが
確実にできるから、自動車の走行振動により電気
機器がパネルから外れる危険がなくなり、構造簡
単、製作が容易で安価に提供することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電気機器固定装置の斜視図、
第2図は使用状態を示す図、第3図は従来例を示
す図である。 1……取付固定装置本体、2……電気機器取付
け用支持台、3……機器固定用ねじ穴、4……円
錐状脚杆、4a……差込みガイド用脚杆下半部、
5……平滑面、6……係止杆、7……係止段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面を平らな上平面部2aに形成した電気機器
    取付け支持台2の前記上平面部2aに電気機器固
    定用ねじ穴3を設け、前記電気機器取付け支持台
    2の下面に円錐状の脚杆4を一体に設け、前記脚
    杆4の両側面を平行な平滑面5,5に形成し、前
    記両側の平滑面5,5の長手方向中間部から斜上
    方に立ち上る一対の係止杆6,6を設けて係止杆
    基部6bの下方の脚杆部分を差込みガイド用脚杆
    下半4aに形成し、前記各係止杆6,6の上部外
    面に係止段部7,7を設け、全体を弾性合成樹脂
    製とした自動車内パネル取付用電気機器固定装
    置。
JP4322482U 1982-03-29 1982-03-29 自動車内パネル取付用電気機器固定装置 Granted JPS58147289U (ja)

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JP4322482U JPS58147289U (ja) 1982-03-29 1982-03-29 自動車内パネル取付用電気機器固定装置

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JPS58147289U JPS58147289U (ja) 1983-10-03
JPH021893Y2 true JPH021893Y2 (ja) 1990-01-17

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ID=30054323

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5538009B2 (ja) * 1974-06-24 1980-10-01
JPS562479B2 (ja) * 1976-07-03 1981-01-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5727028Y2 (ja) * 1978-09-04 1982-06-11
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JPS58147289U (ja) 1983-10-03

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