JPH0218901A - 薄膜サーマルヘッド - Google Patents
薄膜サーマルヘッドInfo
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- JPH0218901A JPH0218901A JP63167689A JP16768988A JPH0218901A JP H0218901 A JPH0218901 A JP H0218901A JP 63167689 A JP63167689 A JP 63167689A JP 16768988 A JP16768988 A JP 16768988A JP H0218901 A JPH0218901 A JP H0218901A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sic
- tac
- thermal head
- thin film
- heating resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 30
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Landscapes
- Non-Adjustable Resistors (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はサーマルプリンタなどに用いられる薄膜感熱記
鎌用サーマルヘッドに関し、特に発熱抵抗体にTaC−
SiC系の薄膜を用いたサーマルヘッドに関するもので
ある。
鎌用サーマルヘッドに関し、特に発熱抵抗体にTaC−
SiC系の薄膜を用いたサーマルヘッドに関するもので
ある。
薄膜サーマルヘッドの基本構造は、一般に、アルミナ等
の絶縁基板上にグレーズ層を有し、そのグレーズ層上に
発熱抵抗体及び該発熱抵抗体のそれぞれに金属電極が接
続された積層体を形成し丸うえ、この積層体上の表面に
保護膜を被覆した構造を有しており、従来より、発熱抵
抗体としては、Ta IN +N i −Cr 、S
1c等が使用サレテイル。
の絶縁基板上にグレーズ層を有し、そのグレーズ層上に
発熱抵抗体及び該発熱抵抗体のそれぞれに金属電極が接
続された積層体を形成し丸うえ、この積層体上の表面に
保護膜を被覆した構造を有しており、従来より、発熱抵
抗体としては、Ta IN +N i −Cr 、S
1c等が使用サレテイル。
ところで、近年、サーマルプリンタの高速化。
小型化9文字の微細化、ラフ紙対応等の要求仕様の多様
化に伴ない、発熱抵抗体の抵抗値を高くし九り、発熱抵
抗体の面積(ドツトを小さくする)を小さくシ、発熱温
度を高めることが検討されているが、上記したTa z
N−?N i −Cr等の薄膜を発熱抵抗体に用いた
従来のサーマルヘッドでは、その発熱抵抗体の厚膜を薄
くすることによυ高抵抗化、高温化を計ると、寿命が短
かくなってしまうという問題点があつ九。
化に伴ない、発熱抵抗体の抵抗値を高くし九り、発熱抵
抗体の面積(ドツトを小さくする)を小さくシ、発熱温
度を高めることが検討されているが、上記したTa z
N−?N i −Cr等の薄膜を発熱抵抗体に用いた
従来のサーマルヘッドでは、その発熱抵抗体の厚膜を薄
くすることによυ高抵抗化、高温化を計ると、寿命が短
かくなってしまうという問題点があつ九。
このような問題点を解決する丸めに、本発明は、薄膜サ
ーマルヘッドにおいて発熱抵抗体にTaC−5tC系材
料を用い、そのTaCに対するSiCの組成比率を1〜
5W%含有させたものである。
ーマルヘッドにおいて発熱抵抗体にTaC−5tC系材
料を用い、そのTaCに対するSiCの組成比率を1〜
5W%含有させたものである。
したがって、本発明においては、発熱抵抗体としてTm
C−SiC系の材料を使用し、そのSICを1〜5W%
含有させることにより、長寿命化をはかることが可能に
なる。
C−SiC系の材料を使用し、そのSICを1〜5W%
含有させることにより、長寿命化をはかることが可能に
なる。
以下4本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明による薄膜サーマルヘッドの一実施例を
示す基本的な断面図である。この実施例のサーマルヘッ
ドは、絶縁基板としてアルミナ基板1を用い、このアル
ミナ基板1上に、第1図に示すように、グレーズ層2
、 TaC−SiC発熱抵抗体層3.電極層4.酸化防
止膜及び耐摩耗層5を順次積層して形成したものであり
、その製造工程を具体的に説明する。
示す基本的な断面図である。この実施例のサーマルヘッ
ドは、絶縁基板としてアルミナ基板1を用い、このアル
ミナ基板1上に、第1図に示すように、グレーズ層2
、 TaC−SiC発熱抵抗体層3.電極層4.酸化防
止膜及び耐摩耗層5を順次積層して形成したものであり
、その製造工程を具体的に説明する。
すなわち、この製造工程は、まず、厚さ1■のグレーズ
ドアルミナ基板1.2を洗浄、乾燥後、’rac −8
10薄膜(i−RFxバッタリング法で1000〜30
00 Xの厚さに形成し友。このとき、基板温度は、R
T、Ar 分圧5 X 10 Torr、 RFパ
ワー2.2W/Crn とした。次に、この発熱抵抗体
3の上に、w、’ri、cr等を1〜2μm連続スパッ
ターして電極層4を形成した。次いで、発熱抵抗体3と
電極層4をストライプ状にパターニングするため、レジ
ストで所定のパターンを形成し、電極を化学エツチング
で除去後、発熱抵抗体のTaC−8IC薄膜をドライエ
ツチングで除去しパターン形成した。しかる後、酸化防
止膜及び耐摩耗層5としてsio、 、 stcを4〜
5μm厚さにRF’スパッタ法で積層形成することによ
り、第1図に示す構造の薄膜サーマルヘッドを作製した
。
ドアルミナ基板1.2を洗浄、乾燥後、’rac −8
10薄膜(i−RFxバッタリング法で1000〜30
00 Xの厚さに形成し友。このとき、基板温度は、R
T、Ar 分圧5 X 10 Torr、 RFパ
ワー2.2W/Crn とした。次に、この発熱抵抗体
3の上に、w、’ri、cr等を1〜2μm連続スパッ
ターして電極層4を形成した。次いで、発熱抵抗体3と
電極層4をストライプ状にパターニングするため、レジ
ストで所定のパターンを形成し、電極を化学エツチング
で除去後、発熱抵抗体のTaC−8IC薄膜をドライエ
ツチングで除去しパターン形成した。しかる後、酸化防
止膜及び耐摩耗層5としてsio、 、 stcを4〜
5μm厚さにRF’スパッタ法で積層形成することによ
り、第1図に示す構造の薄膜サーマルヘッドを作製した
。
第2図及び第3図は、このようにして作製したサーマル
ヘッドにおいて発熱抵抗体3のTaCに対するSICの
組成を変化させ九ときの抵抗値Rの経時変化を示す実測
値であり、横軸は発熱抵抗体の加熱時間(時(ur))
が、縦軸は抵抗変化率Δ”/R(%)がそれぞれ取っで
ある。そして、第2図はその加熱温度Tが400℃の場
合を、第3図は同じ<550℃の場合を示す。ここで、
実線で示す特性!は発熱抵抗体がTaC単体の場合であ
り、点線の特性■はTaCに対するSiCの組成比が1
0W%で、−点鎖線の特性■は1式に対するSiCの組
成比が2.5W係の場合である。
ヘッドにおいて発熱抵抗体3のTaCに対するSICの
組成を変化させ九ときの抵抗値Rの経時変化を示す実測
値であり、横軸は発熱抵抗体の加熱時間(時(ur))
が、縦軸は抵抗変化率Δ”/R(%)がそれぞれ取っで
ある。そして、第2図はその加熱温度Tが400℃の場
合を、第3図は同じ<550℃の場合を示す。ここで、
実線で示す特性!は発熱抵抗体がTaC単体の場合であ
り、点線の特性■はTaCに対するSiCの組成比が1
0W%で、−点鎖線の特性■は1式に対するSiCの組
成比が2.5W係の場合である。
これら第2図、第3図から明らかなように、発熱抵抗体
がTaC単体及びTaCに対するSICの組成比率がI
OW%程度になると(特性1.11)、抵抗値の経時変
化が急激になる。しかし、SICの組成比率が2〜3W
%のものは(特性■)、6時間経過後で tn(ΔR/R) oc −Ltnt 5 ・・・・・(1) の比例関係が成立している。従って、例えば参考文献1
(Kubashewski 、 0 、 and
Hopklna 。
がTaC単体及びTaCに対するSICの組成比率がI
OW%程度になると(特性1.11)、抵抗値の経時変
化が急激になる。しかし、SICの組成比率が2〜3W
%のものは(特性■)、6時間経過後で tn(ΔR/R) oc −Ltnt 5 ・・・・・(1) の比例関係が成立している。従って、例えば参考文献1
(Kubashewski 、 0 、 and
Hopklna 。
B t E + :’ oxsdatlon of m
@tals and alloya”2 n@d 、
London : Buttervorth (196
2))記載のクバシエフスキ−(Kubasehevs
ki )の式%式%(2) ただし、n:定数 に:劣化係数 において、n−,5と近似できるので、発熱抵抗体の寿
命を抵抗値が10%増加するまでと仮定すると(ΔR/
R> 10〜20係印字品質劣化)、SiCの組成比が
2.5のもので、加熱温度を550℃とすると、この場
合の寿命は約250Hr の寿命推定となる。従来の周
知のTa、N発熱抵抗体材料で同一条件の550℃にお
ける寿命推定5時間と比べると、長寿命化が達成されて
いることが明白である。
@tals and alloya”2 n@d 、
London : Buttervorth (196
2))記載のクバシエフスキ−(Kubasehevs
ki )の式%式%(2) ただし、n:定数 に:劣化係数 において、n−,5と近似できるので、発熱抵抗体の寿
命を抵抗値が10%増加するまでと仮定すると(ΔR/
R> 10〜20係印字品質劣化)、SiCの組成比が
2.5のもので、加熱温度を550℃とすると、この場
合の寿命は約250Hr の寿命推定となる。従来の周
知のTa、N発熱抵抗体材料で同一条件の550℃にお
ける寿命推定5時間と比べると、長寿命化が達成されて
いることが明白である。
なお、TaCに対するSiCの組成比率は2.5W%に
限らず、実用上、1〜5W%でちれば、有効である。
限らず、実用上、1〜5W%でちれば、有効である。
以上説明したように、本発明の薄膜サーマルヘッドによ
れば、発熱抵抗体にTaC−SIC系材料を用い、その
SICの組成比率を1〜5W%にすることにより、簡単
な構成によって長寿命化をはかることができ、実用上の
効果は頗る大である。
れば、発熱抵抗体にTaC−SIC系材料を用い、その
SICの組成比率を1〜5W%にすることにより、簡単
な構成によって長寿命化をはかることができ、実用上の
効果は頗る大である。
第1図は本発明の一実施例来示す基本的な断面図、第2
図及び第3図は発熱抵抗体のTaCに対するSICの組
成を変化させたときの抵抗値の経時変化を示す特性図で
ある。 1・・・・アルミナ基板、2拳・・・グレーズ層、3・
舎・・TaC−SiC発熱抵抗体層、4・・・・電極層
、5・・・・酸化防止膜及び耐摩耗層。
図及び第3図は発熱抵抗体のTaCに対するSICの組
成を変化させたときの抵抗値の経時変化を示す特性図で
ある。 1・・・・アルミナ基板、2拳・・・グレーズ層、3・
舎・・TaC−SiC発熱抵抗体層、4・・・・電極層
、5・・・・酸化防止膜及び耐摩耗層。
Claims (1)
- 絶縁基板上にグレーズ層を有し、このグレーズ層上に発
熱抵抗体及び該発熱抵抗体のそれぞれに金属電極が接続
された積層体上に保護層を有する薄膜感熱記録用サーマ
ルヘツドにおいて、前記発熱抵抗体は、TaC−SiC
系材料から成り、そのTaCに対するSiCの組成比率
を1〜5W%含有したことを特徴とする薄膜サーマルヘ
ツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63167689A JPH0218901A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 薄膜サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63167689A JPH0218901A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 薄膜サーマルヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218901A true JPH0218901A (ja) | 1990-01-23 |
Family
ID=15854408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63167689A Pending JPH0218901A (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 薄膜サーマルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0218901A (ja) |
-
1988
- 1988-07-07 JP JP63167689A patent/JPH0218901A/ja active Pending
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