JPH02186606A - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JPH02186606A
JPH02186606A JP627789A JP627789A JPH02186606A JP H02186606 A JPH02186606 A JP H02186606A JP 627789 A JP627789 A JP 627789A JP 627789 A JP627789 A JP 627789A JP H02186606 A JPH02186606 A JP H02186606A
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coil wire
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Mitsuyuki Hayashi
光征 林
Masahiko Sakai
酒井 政彦
Toshihisa Taniguchi
敏尚 谷口
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スタータのマグネットスイッヂのコイルや、
オルタネータのロータコイルなどに適用されるコイル装
置に関し、詳しくは、コイル装置のボビンに形成される
溝の形状に関する。
[従来の技術] 従来、ボビンの筒状部の周囲に複数条の溝を設け、コイ
ル線を溝に案内させてコイル線を筒状部の周囲に巻くこ
とで、少なくとも第1段目を確実な整列巻としている。
また、ボビンは、一般に樹脂によつ°C形成される。そ
して、樹脂製のボビンは、鉄、ステンレスなどよりなる
樹脂型(鋳型)に樹脂を流し込み、流し込まれた樹脂が
固まってから樹脂型を外して形成される。
この樹脂型の一例を第20図および第21図に示す。
この例に示す樹脂型は、4分割されたもので、溝ととも
に筒状部の外周面を形成する第1、第2樹脂型101.
102と、筒状部の内周面を形成するとともに第1、第
2樹脂を101.102の側面との間に一方のフランジ
を形成する第3樹脂型103と、第1、第2樹脂型10
1.102の側面との間に他方のフランジを形成する第
4樹脂型104とからなる。
そして、第1、第2、第3、第4樹脂型101.102
−103.104に囲まれて形成された隙間105に樹
脂を流し込む。そして、隙間105に流し込まれた樹脂
が固まってから各樹脂型を外し、ボビンが形成される。
[発明か解決しようとする課題] 上述のようにボビンを樹脂によって形成すると、ボビン
を成形する樹脂型の制約から、筒状部の周囲の2カ所に
第1樹脂型101と第2樹脂型102どの分割面106
.107が位置する。
この分割面106.107に、講を形成するための凹凸
があると、隙間105に樹脂を流し込んだ際、樹脂の流
れが第22図に示すように凹凸に沿って流れ、第1樹脂
型101と第2樹脂型102どの分割面106.107
の浸蝕が促進される。
第23図に浸蝕が進んだ状態の第1樹脂型101と第2
樹脂型102どの分割面106(107)の拡大部分を
示す。この浸蝕が進んだ樹脂型を用い゛Cボビン100
を形成すると、第24図に示すように、浸蝕されノと分
割面’106(107)によって形成された部分(以下
、継ぎ目)は講がほとんど形成されない(図中2点鎖線
にJT−規の講を示す)。つまり、分割面106.10
7の浸蝕された樹脂型を用いて形成されたボビンは、第
25図に示すように、筒状部108の周囲の2カ所の継
き目に軸方向にのびる突起109.110か形成されて
しまう。
このような、突起109.110の形成された筒状部1
08の周囲にコイル線111か巻かれると、突起109
.110の部分でコイル線111が浮き土がっCしまう
問題点を備えていた。また、突起109.110は講か
形成されていないため、第26図に示すようにコイル線
111の横方向への支持がなされず、かつコイル線11
1の巻き付は時にコイル線111がシャン2°するため
、第1段目の整列巻を確実に行うことかできなくなる問
題点を倫えCいた。
ぞして、従来てはこれらの問題点を解決するために、樹
脂型の浸蝕度合いが大きくなる前に、新しい樹脂型に変
更していた。このため、樹脂型は寿命が短く、結果とし
てボビンのコスト、ひいCはコイル装置のコスI〜が高
くなってしまう問題点を備えていた。また、樹脂型の寿
命が短かったため、樹脂型の浸蝕度合いに充分な注意を
払う必要があった。
また、自動車用のコイル装置など、耐熱性が要求される
コイル装置では、耐熱性を白土させる目的でボビンにガ
ラス繊維入りの樹脂か用いられる。
このガラス繊維入りの樹脂は、樹脂型を浸蝕する作用が
強い。このため、ガラス入り樹脂を流し込む樹脂型は、
特に寿命が短い問題点を備えていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、筒状部の周囲に位置する樹脂型の分割面における浸
蝕度合いを小さくし、樹脂型を長寿命化することのでき
るコイル装置の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明のコイル装置は、
次の技術的手段を採用する。本発明のコイル装置は、周
囲にコイル線を案内するための複数条の講を備えた筒状
部、およびこの筒状部の両端でかつ前記筒状部に対しほ
ぼ直角に形成された2つのフランジを備えた樹脂製のボ
ビンと、前記筒状部の周囲にコイル線を巻いて形成され
たコイルとを備える。そして、前記ボビンの筒状部は、
樹脂型の分割面の位置する部分(継き目)の溝をなくし
、平滑化したことを技術的手段とする。
[作用1 ボビンの筒状部は、樹脂型の分割面が位置する部分(w
き目)における渚をなくし、平滑化していることにより
、樹脂型の分割面付近における筒状部の形成面が平滑化
される。
樹脂型は、分割面における筒状部の形成面が平滑に設け
られると、樹脂型に樹脂を流し込む際、樹脂が平滑面に
沿って流れ、樹脂がスムーズに流れる。この結果として
、樹脂型の分割面を浸蝕する樹脂の作用が小さくなり、
樹脂型の分割面における浸蝕を遅らせることができる。
[発明の効果] 本発明は、以上の作用で説明したように、樹脂型の分割
面における浸蝕を遅らせることができるため、樹脂型を
長期に使用しても、ボビンの筒状部の周囲の分割面に、
樹脂型の分割面の浸蝕による突起の形成を抑えることが
できる。
結果として、コイル装置におけるコイルの外周の凹凸を
無くすことができるとともに、コイル線の巻き付は時に
おりるコイル線のジャンプを防き、第1段目の整列巻を
確実に行うことができる。
[実施例] 次に、本発明のコイル装置を図に示す一実施例に基づき
説明する。
第1図はボビンの断面図、第2図はボビンの平面図を示
す。
本実施例のコイル装置のボビン1は、例えば自動車に搭
載されるもので、耐熱性を向上させる目的でガラス繊維
が混入された樹脂によって形成されている。
このボビン1は、円筒形状の筒状部2と、この筒状部2
の一端で前記筒状部2に対しほぼ直角に形成された2つ
のフランジ(第1フランジ3、第2フランジ4)とから
構成される。なお、本実施例の筒状部2の長さ(第1フ
ランジ3と第2フランジ4との間の距離)は、ボビン1
に巻かれる断面円形のコイル線5(第4図参照)の直径
寸法の5.5倍に設けられている。
筒状部2の周囲は、コイル線5の第1段目が巻かれる巻
装面6とされ、その展開図を第3図に示す。この巻装面
6、つまり筒状部2の周囲は、第1図に示すように、筒
状部2で対向した2つの平行溝部(第1平行溝部7、第
2平行溝部8)と、対向した2つの変更領域(第1変更
領域9、第2変更領域10〉とから構成される。
第1平行溝部7は、コイル線5を第1、第2フランジ3
.4に平行に案内するもので、第1フランジ3側より一
例として5本の第1平行溝11が形成されている。この
第1平行溝11の幅は、コイル線5の径とほぼ同じで、
第1平行溝11の深さは、コイル線5の径の173〜1
/2程とされる。そし°C1第2フランジ4と、第2フ
ランジ4側の第1平行溝11との間の幅(コイル線5の
径の172)は、第1凸部12として形成され、この第
1凸部12はコイル線5の径の173〜・1/2程の高
さとされる。
第2平行溝部8は、第1平行涌部7同様、コイル線5を
第1、第2フランジ4に平行に案内するもので、第2フ
ランジ4側より5本の第2平行溝13が形成されている
。この第2平行講13の幅は、コイル線5の径とほぼ同
じで、第2平行溝13の深さは、コイル線5の径の17
3〜・1/2程とされる。
そして、第1フランジ3と、第1フランジ3側の第2平
行渭13との間の幅(コイル線5の径の1/2)は、第
2凸部14として形成され、この第2凸部14はコイル
線5の径の173〜1/2程の高さとされる。
つまり、第1平行溝部7の第1平行溝11と第2平行溝
部8の第2平行?l113とは、第2図および第3図に
示すように、溝の幅の約1/2ずれる。
第1変更領域9は、第1平行溝11と第2平行講13と
のずれを修止する領域で、第1平行溝11から第2平行
講13ヘコイル線5を案内する5本の第1変更溝15を
備える。
第2変更領域10も、第1変更領域9と同様、第1平行
溝11と第2平行溝13とのずれを修正する領域で、第
2千行W113から第1平行溝11/\コイル線5を案
内する4本の第2変史講16を備える。なお、第2変更
領域10の第1フランジ3側は、コイル線5の侵入位置
とされ、第1図に示すように、第1フランジ3に形成さ
れた巻始案内溝17より巻装面6に導かれたコイル線5
を第1フランジ3側の第1平行溝11へ導くものである
本実施例では、第1平行溝部7と第2平行溝部8との各
中間位置に、ボビン1を形成する樹脂型の分割面18.
19(第12図参照)が位置するように設けられている
第1平行溝部7における樹脂型の分割面18が位置する
部分(以干、第1継ぎ目20)は、第1図に示すように
、その第1継ぎ目20を中心に、所定幅に亘って平滑な
第1平滑部21が形成されている。
つまり、この第1平滑部21分には、第1平行溝11は
形成されておらず、第1千行Wi11の底部の高さと同
じ高さで平滑に設けられている。
第2平行講部8におりる樹脂型の分割面19が位置する
部分(以下、第2継ぎ目22)は、第1図に示すように
、その第2継ぎ目22を中心に、所定幅に亘って平滑な
第2平滑部23が形成されている。
つまり、この第2平滑部23には、第2平行溝13は形
成されておらず、第2平行溝13の底部の高さと同じ高
さで平滑に設けられCいる。
次に、上述のように形成されたボビン1の周囲へのコイ
ル線5の巻き付けについて、第4図ないし第11図を用
いて説明する。
コイル線5は」ユ述のように断面円形の丸線で、その径
は、第1平行111、第2平行清13、第1変更溝15
、第2変更溝16の幅とほぼ同じである。そして、クラ
ンプ治具24によって保持されたコイル線5が巻始案内
溝17を通り、第1フランジ3側の第1平行溝11へ案
内される。
ボビン1には、第4図の矢印方向に回転する回転動力が
与えられる。すると、巻始案内溝17から第1フランジ
3側の第1平行溝11へ導かれたコイル線5は、第1平
行溝11、第1変更講15、第2平行講13、第2変更
講16、第1平行講11・・に順次案内され、第1凸部
121−に案内される。そして、第1段目の整列巻きか
完了するく第4図の状態)。
この第1段目の巻き終わりから、第2段目の巻き始めへ
変化する過程を第5図ないし第71λIに示す。コイル
線5が第2変更講16の最終位置に案内された状態を第
5図に示す。そして、コイル線5か第2平行溝13を巻
き終わると、第6図に示すように、第1段目の最終巻線
5aと第2フランジ4との間が狭くなる。結果として、
巻回中のコイル線5bが、第1段目の最終巻線5aと第
2フランジ4に挟まれて、徐々に外径方向に導かれる。
さらに、ボビン1の回転が進むと、第1段目の最終巻線
5aと第2フランジ4との間が、さらに狭くなり、第7
図に示すように、巻回中のコイル線5bが第2段目の巻
き始めの位置に案内される。
その後、第8図に示すように、ボビン1が回転し、第1
平行溝部7」の第2段目を巻く。最初の第2段目の第1
平行溝部7上の巻回が終わると、巻回中のコイル@ 5
 bは、第9図に示すように、第1変更領域9上におい
て、第1段目の第3巻線5Cと最終巻線5aとの間の周
囲に形成された谷部へ導かれる。そして、第2段目にお
ける第2平行溝部8十での整列巻きが開始される。
このように、本実施例では、第1段目の最終巻線から第
2段目の巻回を行う過程で、第5図ないし第7図に示す
ように、−旦、巻回中のコイル線5を、第1段目から第
2段目の高さへ導き、次いで第8図および第9図に示す
ように、第2フランジ4側から第1段目の第3巻線5C
と最終巻線5aとの間の谷部へ導く。つまり、第1段目
の巻き終わりから第2段目の巻き始めへ移行する過程に
おいて、まず、第10図に示すように、始点111(第
1段目の径)から終点H2(第2段目の径)へ向けた外
径方向への力がかかる。次いで、第11図に示すように
、始点−1(第1段目の最終巻線と第2フランジ4との
間)から終点W2(第2段目の巻き始め位置、つまり第
1段目の第3巻線と最終巻線の間)へ向けた横方向(正
確には円弧方向)への力がかかる。
つまり、巻回中のコイル線5が、第1段目から第2段目
へ移る過程において、外径方向への力と、横方向への力
とが別々にかかる。これは、第2段目から第3段目、第
3段目から第4段目・・・と同様に作用する。このため
、高速でコイル線5をボビン1に巻いても、確実に各段
にて整列巻を実施することが可能となる。また、第1変
更領域つと第2変更領域10とがボビン1の対向する位
置に形成されるとともに、第1フランジ3と第2フラン
ジ4との間の長さが、コイル線5の直径寸法の奇数倍プ
ラス1/2(本実施例では55倍)に設けられている。
このため、第1段目から第2段目、第2段目から第3段
目・・・ヘコイル線5の巻段が変化する位置が対称関係
となる(第15図参照)。コイル線5の巻き終えたコイ
ル装置は、回転バランスがとれ、コイル線5を巻き終え
た後にバランス修正を行う必要が無くなる効果も備える
なお、第1段目の巻回における、第1平行溝部7と第2
平行溝部8の各間に形成された第1平滑部21および第
2平滑部23におけるコイル線5の巻き状態について説
明する。
第1平滑部21は、第1平行溝11の中間に形成されて
いる。このため、第1平滑部21に案内される前の第1
平行溝11と、第1平滑部21を案内された後の第1平
行溝11とが同一直線1に位置する。これによって、第
1平行講11から第1平滑部21に案内されたコイル線
5は、第1平滑部21を通過した後、再び第1平滑部2
1に導かれる前の第1平行溝11と同列の第1平行漠1
1に案内される。
第2平滑部23は、第1平滑部21同様、第2平行溝1
3の中間に形成されている。このため、第2平滑部23
に案内される前の第2甲行溝13と、第2平滑部23を
案内された後の第2平行溝13とが同−直線士、に位置
する。これによって、第2平行溝13から第2平滑部2
3に案内されたコイル線5は、第2平滑部23を通過し
た後、再び第2平滑部23に導かれる前の第2平行f1
113と同列の第2平行湯13に案内される。
つまり、第1平滑部21および第2平滑部23は、第1
平行溝部7および第2平行溝部8の中間に形成されるた
め、ボビン1に巻回されるコイル線5の巻き状態を乱す
ことがない。
この結果、第1平滑部21および第2平滑部23を筒状
部2の周囲の巻装面6に形成しても、第1段目、および
2段目以降の巻段におりる整列巻きを達成することがで
きる。
次に、ボビン1を形成する樹脂型について説明する。
ボビン]は、樹脂によっ゛C形成されるため、第12図
および第13図に示す樹脂型によって形成される。樹脂
型は、鉄やステンレスなどの硬質な材質よりなるもので
、本実施例の樹脂型は、4つに分割された樹脂型25.
26.27.28を組み合わせたものである。この4つ
に分割された樹脂型の内訳は、筒状部2の外周面を形成
する第1、第2の樹脂型25.26と、筒状部2の内周
面を形成するとともに第1、第2樹脂型25.26の側
面との間に第1フランジ3を形成する第3ffl脂型2
7と、第1、第2樹脂型25.26の他方の側面との間
に第2フランジ4を形成する第4樹脂型28とからなる
。そして、第1、第2、第3、第4樹脂型25.26.
27.28に囲まれて形成された隙間29に樹脂を流し
込み、流し込まれた樹脂が固まってから各樹脂型25.
26.27.28を外し、ボビン1を形成するものであ
る。
ボビン1の筒状部2の周囲には、樹脂型の制約から、2
カ所に第1樹脂型25と第2樹脂型26との分割面18
.19が位置する。そして、本発明のボビン1は、分割
面18.19の位置する第1継ぎ目20、第2継ぎ目2
2を中心に所定幅に亘って平滑な第1平滑部21および
第2平滑部23が形成される(第1図参照)。このため
、第1樹脂型?5と第2樹脂型26とが合わさる周辺の
、第1樹脂型25および第2樹脂型26の巻装面6を形
成する面が、平滑に形成される。
第14図に第1樹脂型25と第2樹脂型26との分割面
18.19に、樹脂が流し込まれる状態を示す。この図
に示すように、第1樹脂型25と第2樹脂型26との分
割面18.19を流れる樹脂は、平滑な面に沿って流れ
るため、樹脂の流れがスムーズとなる。
このため、樹脂の流れによる第1樹脂型25と第2樹脂
型25どの分割面18.19への浸蝕作用が小さくなる
。この結果、第1樹脂型25および第2樹脂型26を長
期に使用しても、第1継ぎ目20、第2継ぎ目22に、
第1樹脂型25および第2樹脂型26の分割面18.1
9の浸蝕による突起の形成を抑えることができる。
つまり、筒状部2の外周に樹脂型の分割面18.19の
浸蝕により形成される突起の発生を防ぐことができるた
め、コイル装置におけるコイルの外周の凹凸を無くすこ
とができる。また、コイル線5の巻きイ1け時における
コイル線5のジャンプを防ぎ、各巻段にける整列巻を確
実に行うことができる。
(変形例) 本実施例では第1フランジ3と第2フランジ4との間の
長さを、線径の奇数倍プラス172とし、第1凸部12
と第2凸部14とを180°対向させて第15図に示す
ようにボビン1にコイル線5を巻回したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、線径の奇数倍、線径の偶
数倍、線径の偶数倍プラス172など種種変更可能なも
のである。なお、第16図に第1フランジ3と第2フラ
ンジ4との間の長さがコイル線5の偶数倍に設けられた
ボビン1のコイル線5の巻回例を示す。
断面が円形な丸線をコイル線5に用いたが、第17図に
示すように断面方形のコイル線5を用いたり、第18図
に示すように、断面六角形のコイル線5を用い、コイル
線5の占積率を向1させても良い。
第19図に示すように角型のコイル装置30のボビンに
本発明を適用しても良い。
樹脂型の分割面18.19の位置する部分(第1、第2
継ぎ目20.22)が第1、第2’P行講部7.8に位
置するように設けたが、第1、第2継ぎ目20.22を
第1、第2変更領域9.10に位置させ、第1、第2変
更領域9.10の一部または全部の第1、第2変史講1
5.1Gを無くしても良い。
対向する2か所に変更領域を備えるボビン1を例に示し
たが、変更領域か1つのボビン1に本発明を適用して良
いことは言うまでもなく、本発明は、筒状部2の周囲に
コイル線5を案内する講を備えた全てのボビンJに適用
することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第14図は本発明の実施例を示すもので、
第1図はボビンの断面図、第2図はボビンの平面図、第
3図は巻装面の展開図、第4図ないし第11図は:1イ
ル線の巻き状態を説明するための説明図、第12図はボ
ビンの樹脂型の断面図、第13図は第121ilの1−
■線に沿う断面図、第14図は本発明の分割面における
樹脂の流れを説明するための説明121である。 第15図ないし第1テ)図は各変形例を説明するもので
、第15図ないし第18図はコイル装置の断面図、第1
9図はコイル装置の斜視図である。 第20図ないし第26図は従来技術を説明するためのも
ので、第20図は従来のボビンの樹脂型の断面図、第2
1図は第20図の■−■線に沿う断面図、第22図は従
来の分割面における樹脂の流れを表明するための説明図
、第23図は樹脂型の分割面の浸蝕状態を示す樹脂型の
分割面の拡大断面図、第24図は継ぎ目に形成された突
起部分の断面図、第25図は突起が形成されたボビンの
断面図、第26図は突起部分におけるコイル線の状態を
示す説明図である。 図中 1・・・ボビン    2・・・筒状部3・・第
1フランジ 4・・・第2フランジ5・・・コイル線 11・・第1sP行溝  13・・・第2平行講15・
・第1変更溝  16・・第2変更講20・・・第1継
ぎ目(分割面の位置する部分)21・・・第1平滑部 22・・・第211#ぎ目(分割面の位置する部分)2
3・・第2平滑部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)周囲にコイル線を案内するための複数条の溝を備え
    た筒状部、およびこの筒状部の両端でかつ前記筒状部に
    対しほぼ直角に形成された2つのフランジを備えた樹脂
    製のボビンと、前記筒状部の周囲にコイル線を巻いて形
    成されたコイルとを備えたコイル装置において、 前記ボビンの筒状部は、樹脂型の分割面の位置する部分
    の溝をなくしたことを特徴とするコイル装置。
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