JPH0851739A - ステータ及びステータの製造方法 - Google Patents

ステータ及びステータの製造方法

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JPH0851739A
JPH0851739A JP18482394A JP18482394A JPH0851739A JP H0851739 A JPH0851739 A JP H0851739A JP 18482394 A JP18482394 A JP 18482394A JP 18482394 A JP18482394 A JP 18482394A JP H0851739 A JPH0851739 A JP H0851739A
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淑人 浅尾
Katsuhiko Kusumoto
勝彦 楠本
Takushi Takizawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、絶縁性能がよく、回転電機の効
率もよいステータを得ることを目的としている。 【構成】ステータコア1のスロット1cに塗布または電
着された絶縁塗膜12をブローチ13で切削して、ウェ
ッジ4とステータコア1との間に薄肉部12aを形成
し、また、絶縁塗膜12の表面形状を滑らかにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】一般産業機器に用いられるモータ
や発電機等の回転電機に用いられるステータ及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、実開平2−103754号公報
や特開平1−255452号公報等に示される従来のス
テータの概略斜視図、図6は従来のステータの径方向の
部分断面図である。図7は絶縁塗膜の塗装過程を示す説
明図であり、図7aは径方向からみた説明図、図7bは
軸方向からみた説明図である。図8は図6中の切断線V
III−VIIIにおける絶縁塗膜の断面図である。
【0003】これらの図において、1は、所定形状に打
ち抜かれた薄い鋼板を積み重ねて形成される積層構造を
持ち、円筒状のコアバック部1aとこのコアバック部1
aの内周部から内径方向に突出している複数の歯状のテ
ィース部1bとが形成されたステータコアである。1c
は隣合ったティース部1bの間に形成され、ステータコ
イル3(後述)が収容されるスロット部、2はスロット
部1cの表面、すなわちティース部1bの側面とコアバ
ック部1aの内周面とに塗布され、ステータコア1とス
テータコイル3(後述)とを電気的に絶縁して短絡を防
ぐ絶縁膜としての絶縁塗膜である。この絶縁塗膜2は例
えばポリエチレンテレフタレート、ポリプチレンテレフ
タレート、液晶ポリマ、ナイロン6、ナイロン66、ポ
リプロピレン等の合成樹脂により形成される。3はスロ
ット部1cに巻回されて設けられるステータコイルであ
る。このステータコイル3は図示しない充填剤としての
ワニスによって互いに固着される。4はスロット部1c
の開口部分でステータコイル3を保持し、横方向の断面
がコの字状である保持部材としてのウェッジである。こ
のウェッジ4は合成樹脂や紙等の絶縁物で作られる。
【0004】次に動作について述べる。このステータが
モータ内に設けられた際には、ステータコイル3に電流
が流れると、ステータコイル3周辺に磁界を発生させ、
回転子を回転させることとなる。また、このステータが
発電機内に設けられた際には、回転子の回転によってス
テータコイル3を横切る磁界が変化してステータコイル
3に電流が流れることとなる。このようにステータコイ
ル3には電流が流れるので、ステータコイル3とステー
タコア1とは絶縁塗膜2とウェッジ4とにより絶縁され
ている。
【0005】次に絶縁塗膜の形成方法について述べる。
図7において、5はティース部1bの内周面をマスキン
グするマスク、6は合成樹脂を粉末状にした塗装用パウ
ダ7をステータコア1に吹き付けるスプレーガンであ
る。
【0006】まず、ステータコア1に図7aに示すよう
に軸方向からスプレーガン6によって粉末状の塗装用パ
ウダ7が吹き付けられる。このとき、図7bのようにテ
ィース部1bの先端部分はマスク5によってマスキング
されているので、スロット部1cの表面のみに塗装用パ
ウダ7を付着させることができる。次に、付着した塗装
用パウダ7を溶融硬化させ、図8に示すような絶縁塗膜
2を形成している。
【0007】次に絶縁塗膜の形状について述べる。図8
に示すように、塗装用パウダ7が吹き付けられる際にス
テータコア1の形状に沿ってできるむらのために絶縁塗
膜2の表面には凹凸ができる。また、塗装用パウダ7は
軸方向から吹き付けられるので、中心部2aより端部2
bの方が厚くなっている。また、塗装用パウダ7を溶融
した際にコーナー部2cに付着していた塗装用パウダ7
が流れて、コーナー部2cの絶縁塗膜2は薄くなってい
る。また、実開平2−103754号公報に示すよう
に、ウェッジ4を取り付け易くするために、塗装用パウ
ダ7を吹き付ける際にティース部1bの先端部付近の内
面をマスキングして、絶縁塗膜2の端縁とティース部1
bの先端部との間に溝を形成することもあった。
【0008】次に、図5に示すようなステータの組立方
法について述べる。まず、絶縁塗膜2が形成されたステ
ータコア1のスロット部1cにステータコイル3を巻回
し、ウェッジ4をスロット部1cに差し込んで装着す
る。次に、ワニスをステータコイル3に浸透させる工程
について述べる。まず、ステータを回転させながらステ
ータコイル3の端部3aにワニスを滴下する。次に、ス
テータを高温加熱して温度を上昇させ、粘性の低くなっ
たところワニスをステータコイル3の隙間やステータコ
イル3とスロット部1cとの隙間に毛細管現象を用いて
浸透させる。
【0009】更に、温度を上げてワニスを硬化させてス
テータコイル3を互いに固着させるとともに、ステータ
コイル3をスロット部1cに固定し、また、絶縁性のワ
ニスを用いることによりステータコイル3とスロット部
1cとをより確実に絶縁している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のステータは以上
のように構成されているので、ウェッジ4とティース部
1bとの間の絶縁塗膜2は、ウェッジ4によってある程
度絶縁されるので、他の部分の絶縁塗膜2より薄くても
よいのに、必要以上の厚さを持った絶縁塗膜2が形成さ
れていたので、スロット部1c内の容積に対するステー
タコイル3の体積の占める割合が減少し、ステータコイ
ル3を細くしたり、巻数を減らしたりすることとなり、
ステータコイル3の発熱量が増加したり、ステータコイ
ル3に流れる電流が減少し、回転電機の性能が下がると
いう問題点があった。
【0011】また、実開平2−103754号公報に示
すように、ウェッジ4を取り付け易くするために、塗装
用パウダ7を吹き付ける際にティース部1bの先端部付
近の内面をマスキングして、絶縁塗膜2の端縁とティー
ス部1bの先端部との間に溝を形成していたが、ウェッ
ジ4と絶縁塗膜2の端面との間に隙間が生じて、絶縁性
能が下がるという問題点があった。
【0012】また、ステータコア1は積層構造であるの
で、ステータコア1の表面は凹凸があり、この凹凸に沿
って絶縁塗膜2が形成されるため、絶縁塗膜2の表面に
凹凸ができてしまい、スロット部1b内に効率的にステ
ータコイル3を巻回することができず、スロット部1b
内の容積に対するステータコイル3の体積の占める割合
が減少し、回転電機の性能が下がるという問題点があっ
た。
【0013】また、中心部2aとコーナー部2cとでは
絶縁塗膜2が薄くなってしまうので、中心部2aとコー
ナー部2cとで絶縁性能を確保するためには端部2b等
の他の部分において絶縁塗膜2が必要以上の厚さを持つ
こととなり、スロット部1c内の容積に対するステータ
コイル3の体積の占める割合が減少し、回転電機の性能
が下がるという問題点があった。
【0014】また、ステータコイル3を固着するワニス
は軸方向から浸透するが、ステータコイル3の中心部分
までワニスが浸透することが難しく、スロット部1c内
に十分に浸透せず、高温環境化においてワニスの熱劣化
でステータコイルの間やステータコイルとステータコア
との間において絶縁不良を起こしたり、ステータコイル
を確実に固定することができないという問題点があっ
た。
【0015】この発明は係る問題点を解決するためにな
されたもので、絶縁性能がよく、回転電機の性能もよ
く、また、ウェッジも取り付け易いステータを得ること
を目的としている。また、他の目的としては、絶縁性能
がよく、回転電機の性能もよくなるステータを製造でき
るステータの製造方法を得ることがある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係るステータ
は、ステータコアのスロットの表面に形成される絶縁膜
を介して設けられるステータコイルと、このステータコ
イルを保持し、より薄く形成された絶縁膜を介して設け
られ、絶縁性を有する保持部材とを設けたものである。
【0017】また、ステータコアのスロットの表面に塗
布された後に切削加工されて形成される絶縁膜と、スロ
ット内に絶縁膜を介して設けられるステータコイルとを
設けたものである。
【0018】また、円筒状のステータコアの内周面に形
成されたスロットの表面に形成される絶縁膜と、この絶
縁膜の表面にステータコアの軸方向に形成された溝と、
この溝及びスロット内に充填される充填剤とを設けたも
のである。
【0019】この発明に係るステータの製造方法はステ
ータコアに形成されたスロット内に粉末状の絶縁膜を塗
布もしくは電着する塗布工程と塗布もしくは電着された
絶縁膜を切削する切削工程とを備えたものである。
【0020】この発明に係るステータの製造方法はステ
ータコアに形成されたスロット内に粉末状の絶縁膜を塗
布もしくは電着する塗布工程とブローチにより塗布もし
くは電着された絶縁膜を切削する切削工程とを備えたも
のである。
【0021】
【作用】この発明に係るステータは、ステータコアのス
ロットの表面に形成される絶縁膜を介して設けられるス
テータコイルと、このステータコアを保持し、より薄く
形成された絶縁膜を介して設けられ、絶縁性を有する保
持部材とを設けたものであるので、ステータコアとステ
ータコイルとは絶縁膜、もしくはより薄く形成された絶
縁膜と保持部材とにより絶縁される。
【0022】また、ステータコアのスロットの表面に塗
布もしくは電着され切削されて形成される絶縁膜を介し
て設けられるステータコイルを設けたものであるので、
絶縁膜を切削することによりステータコアの表面形状に
よらずに絶縁膜の表面形状を形成することができる。
【0023】また、円筒状のステータコアの内周面に形
成されたスロットの表面に形成される絶縁膜を介して設
けられるステータコイルと、絶縁膜の表面にステータコ
アの軸方向に形成された溝と、この溝及びスロット内に
充填される充填剤とを設けたものであるので、充填剤は
溝に充填されるとともにステータコイルが設けられたス
ロットに充填される。
【0024】この発明に係るステータの製造方法はステ
ータコアに形成されたスロット内に粉末状の絶縁膜を塗
布もしくは電着する塗布工程と塗布もしくは電着された
絶縁膜を切削する切削工程とを備えたものであるので、
切削工程によって絶縁膜を切削することによりスロット
内の容積を増加することができる。
【0025】この発明に係るステータの製造方法はステ
ータコアに形成されたスロット内に粉末状の絶縁膜を塗
布もしくは電着する塗布工程と塗布もしくは電着された
絶縁膜を切削抵抗の少ないブローチによって切削する切
削工程とを備えたものであるので、絶縁膜を壊すことな
く、切削工程によって絶縁膜を切削することによりスロ
ット内の容積を増加することができる。
【0026】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示すステータの
径方向の部分断面図、図2はブローチとステータコアと
の斜視説明図、図3は図1中の切断線III−IIIで
の絶縁塗膜の断面図である。
【0027】これらの図において、12はブローチ13
(後述)によって表面が切削加工された絶縁塗膜であ
り、12aは保持部材であるウェッジ4とティース部1
bとの間の薄くなっている絶縁塗膜12の薄肉部であ
る。この薄肉部12aは絶縁塗膜12の他の部分より薄
くなっていて、ウェッジ4の幅に合わせた溝のようにな
っているので、ウェッジ4がはまり込んで保持され、ウ
ェッジ4が傾いたり、スロット部1cから外れたりする
ことがない。また、ティース部1bの先端部分の側面部
分(図中Aで示す)には絶縁塗膜12は形成されていな
い。13は絶縁塗膜12の切削に用いられるブローチ、
14はスロット部1cの形状に対応した形状を持つブロ
ーチ刃である。その他の構成及び動作は従来例と同様で
あるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0028】次に絶縁塗膜の形成方法について述べる。
まず、従来例と同様に、ステータコア1に軸方向からス
プレーガン6によって塗装用パウダ7が吹き付けられ、
スロット部1cの表面に塗装用パウダ7を付着させ、こ
の付着した塗装用パウダ7を溶融硬化させ、従来例と同
様な絶縁塗膜を形成する。このとき、絶縁塗膜が最終的
に求められる形状より大きめに形成しておけばよい。次
に、この溶融硬化した絶縁塗膜をブローチ13によって
切削することにより、最終的な形状に調節され、絶縁塗
膜12が形成される。
【0029】ここで、絶縁塗膜の切削工程について詳し
く述べる。ブローチ13上のブローチ刃14は図2中は
省略して一つしか示してないが、ブローチ13の円周上
にスロット部1cと同数の一群のブローチ刃14が設け
られている。また、この一群のブローチ刃14が長さ及
び形状を少しづづ変えられて軸方向に複数設けられてい
る。ここで、ブローチ13は矢印B方向(図2中下方
向)にステータコア1に向かって送られるので、ブロー
チ13上に設けられるブローチ刃14は図2中下方か
ら、荒刃部分、中仕上げ刃部分、仕上げ刃部分の順に並
ぶこととなり、それぞれのブローチ刃14の長さは図2
中上方の刃程大きくなることとなる。また、荒刃部分に
おいては長さの増加率が大きくなっていて、削る量が多
くなっているとともに、仕上げ刃部分でのブローチ刃1
4の長さは仕上げ寸法とほぼ同一となり、最終的な寸法
精度と表面の形状が与えられることとなる。このよう
に、ブローチ13により切削することにより、加工時の
切削抵抗を減少させて、切削時における絶縁塗膜の割れ
や剥離等を防止することができる。
【0030】以上のようにブローチ13により切削され
た絶縁塗膜12は図3に示すように表面が切削されて凹
凸がなくなり、滑らかになっているとともに必要な絶縁
性能を持つに十分な厚さを備えている。また、ティース
部1bの先端部分の側面部分(図1中Aで示す)の絶縁
塗膜12は切削して、余分な絶縁塗膜は残さないように
している。
【0031】実施例2.図4はこの発明の実施例2を示
すステータの径方向の部分断面図である。この図におい
て、21は絶縁塗膜12の表面にステータコア1の軸方
向から中心方向まで切削によって形成された細い溝であ
る。スロット部1cの軸方向端部に滴下されたワニスが
この溝21内を毛細管現象によって浸透することにより
中心部分にまで短時間で十分に浸透することとなる。こ
の浸透したワニスはステータコイル3を互いに固定し、
また、ステータコイル3とウェッジ4及びステータコイ
ル3と絶縁塗膜12を固定する。その他構成及び動作は
従来例または実施例1と同様であるので同一符号を付し
て説明を省略する。
【0032】また、上記各実施例においては、絶縁塗膜
の切削をブローチを用いて行っていたが、例えばレーザ
光を用いた切削器等のその他の切削用具を用いてもよ
い。さらに、上記各実施例においては、絶縁膜はステー
タコアに塗布されていたが、ステータコア1を電気導体
として、例えば合成樹脂が水分散された電着用の樹脂液
等をステータコア1に電着させて絶縁膜を形成すること
もできる。また、ステータコア1にモールド成形等によ
り絶縁膜を形成してもよい。
【0033】また、上記各実施例においては充填剤とし
てワニスを用いたが、例えばシリコーンゴム等のその他
の充填剤を用いてもよい。
【0034】また、上記各実施例ではステータコイルを
直接ステータコアに巻回して設置していたが、予め巻回
したステータコイルをスロットにはめ込んで、設置して
もよい。さらに、上記各実施例では保持部材として断面
がコの字状のウェッジを示したが、例えば平板状のウェ
ッジ等でもよいことは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】この発明に係るステータは、ステータコ
アとステータコイルとは絶縁膜もしくはより薄く形成さ
れた絶縁膜と保持部材とにより絶縁されるので、絶縁膜
と保持部材とによって確実にステータコアとステータコ
イルとを絶縁し、かつ、絶縁膜をより薄く形成すること
によりステータコイルの容積を増加させることが可能と
なり、回転電機の性能を上げることができる。
【0036】また、絶縁膜の表面を切削することにより
ステータコアの表面形状によらずに絶縁膜の表面形状を
形成することができるので、ステータコイルを効率的に
スロット内に設けることができ、ステータコイルの容積
を増加させることが可能となり、回転電機の性能を上げ
ることができる。
【0037】また、充填剤を溝に充填するとともにステ
ータコイルが設けられたスロットに充填剤を充填するの
で、充填剤を容易にまた確実に充填でき、ステータコイ
ルの固定が確実となる。
【0038】この発明に係るステータの製造方法は、ブ
ローチを用いた切削工程によって絶縁膜を切削すること
により、容易にスロット内の容積を増加することができ
る。
【0039】この発明に係るステータの製造方法は、切
削工程によって絶縁膜をブローチを用いて切削すること
により、絶縁膜を剥離等により壊すことなく、容易にス
ロット内の容積を増加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示すステータの径方向
の部分断面図である。
【図2】 この発明の実施例1におけるブローチとステ
ータコアとを示す斜視説明図である。
【図3】 この発明の実施例1における切断線III−
IIIでの絶縁塗膜を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施例2を示すステータの径方向
の部分断面図である。
【図5】 従来のステータを示す概略斜視図である。
【図6】 従来のステータを示す径方向の部分断面図で
ある。
【図7】 従来のステータにおける絶縁塗膜の塗装過程
を示す説明図であり、図7aは径方向からみた説明図、
図7bは軸方向からみた説明図である。
【図8】 従来のステータにおける切断線VIII−V
IIIでの絶縁塗膜を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ステータコア、1c…スロット部、2…絶縁塗膜、
3…ステータコイル、4…ウェッジ、12…絶縁塗膜、
12a…薄肉部、13…ブローチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットを有するステータコアと、 前記スロットの表面に形成された絶縁膜と、 前記スロット内に前記絶縁膜を介して設けられたステー
    タコイルと、 前記スロットの開口部に前記絶縁膜を介して設けられ、
    前記ステータコイルを保持し、絶縁性を有する保持部材
    とを備え、 前記ステータコイルと前記ステータコアとの間の前記絶
    縁膜より前記保持部材と前記ステータコアとの間の前記
    絶縁膜の方を薄く形成したことを特徴とするステータ。
  2. 【請求項2】 スロットを有するステータコアと、 前記スロットの表面に塗布もしくは電着され、その塗布
    もしくは電着された表面を所定形状に切削された絶縁膜
    と、 前記スロット内に前記絶縁膜を介して設けられたステー
    タコイルとを備えたことを特徴とするステータ。
  3. 【請求項3】 円筒状のステータコアと、 このステータコアの内周面にこのステータコアの軸方向
    に形成されたスロット、 このスロットの表面に形成された絶縁膜と、 この絶縁膜の表面に前記ステータコアの軸方向に形成さ
    れた溝と、 前記スロット内に前記絶縁膜を介して設けられたステー
    タコイルと、 前記溝及び前記スロット内に充填された充填剤とを備え
    たことを特徴とするステータ。
  4. 【請求項4】 ステータコアに形成されたスロットの表
    面に絶縁膜を塗布もしくは電着する塗布工程と、前記塗
    布もしくは電着された絶縁膜の表面を切削する切削工程
    とを備えたステータの製造方法。
  5. 【請求項5】 切削工程にブローチを用いることを特徴
    とする請求項4記載のステータの製造方法。
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