JPH0218384B2 - - Google Patents

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JPH0218384B2
JPH0218384B2 JP59251062A JP25106284A JPH0218384B2 JP H0218384 B2 JPH0218384 B2 JP H0218384B2 JP 59251062 A JP59251062 A JP 59251062A JP 25106284 A JP25106284 A JP 25106284A JP H0218384 B2 JPH0218384 B2 JP H0218384B2
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JP
Japan
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chamber
residual gas
vacuum
pressure
mass spectrometer
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JP59251062A
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JPS61130485A (ja
Inventor
Shigeru Harada
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、膜形成に用いる種々の真空装置、
特にスパツタリング装置において、膜形成中の真
空の質をモニタする真空モニタ装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置として第3図に示すものが
あつた。図において、1は真空チヤンバ、2はス
パツタターゲツトモジユール、3は高真空ポン
プ、4はロード用予備排気室、5はアンロード用
予備排気室、6は真空チヤンバ1内の搬送系、7
は膜形成を行なう基板、8は高真空測定用ゲー
ジ、9は低真空測定用ゲージ、10は四重極質量
分析計、11はArガス流量コントロール系であ
る。
次に動作について説明する。スパツタリング装
置により形成される膜の純度は、真空チヤンバ1
内の残留ガス(H2O,N2,O2等)により大きく
影響される。従つて良質な膜を得るためには、こ
の残留ガスを所定値以下に管理することが必要と
なる。
そして第3図に示す従来のスパツタリング装置
では、この残留ガス量の管理を電離真空計のよう
な高真空測定用ゲージ8あるいは四重極質量分析
計10により行なつていた。
即ち、従来のスパツタリング装置において、膜
を形成する場合、まず真空チヤンバ1内を高真空
ポンプ3により排気し、その時の到達真空度を高
真空測定用ゲージ8により読み取るか、あるいは
四重極質量分析計10により残留ガス分圧を読み
取り、それが所定値(例えば5×10-7Torr)以
下であることを確認する。
次にグロー放電を起こさせるためのArガスを
真空チヤンバ1内に導入し、ピラニーゲージ,シ
ユルツ形電離真空形,バラトロンゲージのような
低真空測定用ゲージ9によりチヤンバ1内圧力が
所定値(例えば2〜20×10-3Torr)であること
を確認する。
その後、初めてスパツタターゲツト2に高電圧
を印加してグロー放電を起こし、スパツタリング
による膜形成を行なうようにしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の装置では以上のような手順により真空チ
ヤンバ1内の残留ガスのチエツクを行なつている
ので、バツチ型装置、インライン型装置のよう
に、膜形成作業毎にArガスの供給が停止されて
チヤンバ1内が高真空に排気されることを確認す
る方式の場合は良いが、連続型装置のように、真
空チヤンバ1内にArガスを流し続け、グロー放
電を維持しながら膜形成を行なうとともに、ロー
ド用予備排気室4及びアンロード用予備排気室5
を利用して基板7を出し入れする方式では、膜形
成時の残留ガスはこれを全く管理できないという
欠点があつた。これは、後者の方式では、真空チ
ヤンバ1内は常時Arガスが流れて、2〜20×
10-3Torrの圧力となつているので、高真空測定
用ゲージ8や四重極質量分析計10は使用でき
ず、また低真空測定用ゲージ9ではその雰囲気中
の5×10-7Torrの残留ガス(全体の圧力の25〜
250ppmに相当)を全く検知できないためである。
この発明は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、真空チヤンバ内の
残留ガスを正確にモニタできる真空モニタ装置を
提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る真空モニタ装置は、高真空排気
系を有する分析室を圧力変換オリフイスを介して
真空チヤンバに結合し、この分析室内に四重極質
量分析計を配設して真空チヤンバ内の残留ガス分
圧をモニターし、残留ガス分圧が所定の管理限界
値以上になつた場合にアラームをならすようにし
たものである。
〔作用〕
この発明では、真空チヤンバ内の残留ガス分圧
は圧力変換オリフイスにより四重極質量分析計で
分析可能な圧力に変換されて分析室内に導入さ
れ、そこで四重極質量分析計により分析されるも
のである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第2図は本発明の一実施例による真空モニタ装
置を示す。図において、1は残留ガス分圧をモニ
タすべき真空チヤンバ、12は真空チヤンバ1に
連通して結合された分析室、13は真空チヤンバ
1と分析室12との間に設けられた仕切り弁、1
4は真空チヤンバ1と分析室12との間に圧力差
を設けるための圧力変換オリフイス、15は分析
室12を高真空状態に保持する排気用高真空ポン
プ(高真空排気系)、16は分析室ベーキング用
ヒータ、10は分析室12に取付けられた四重極
質量分析計、17は四重極質量分析計10の出力
信号が設定値以上となつた場合にアラームを発す
るアラーム回路である。
次に作用効果について説明する。
真空チヤンバ1内の残留ガス(H2O,N2,O2
等)分圧を測定できる四重極質量分析計10の動
作圧力上限は、およそ2×10-5Torr程度である
のに対し、スパツタリング中の真空チヤンバ1内
圧力は2〜20×10-3Torr程度で、四重極質量分
析計10の動作圧力上限に比し100〜1000倍高い
圧力である。
例えば、真空チヤンバ1内圧力が10mTorrの
場合を考えてみる。四重極質量分析計10を2×
10-5Torrで動作させるためには、真空チヤンバ
1内圧力を1/500におとす必要があり、そのため
には真空チヤンバ1とは別の分析室12を設け、
その間に圧力変換用オリフイス14を入れ、分折
室12内を高真空ポンプ15で排気すればよい。
このオリフイス14としては圧力変換比によつて
異なるが、2〜20×10-3Torrという通常のスパ
ツタリング時の圧力下では1.0〜2.0mmφ程度のも
のを用いる。
このようにすれば、四重極質量分析計10の動
作圧力である2×10-5Torr程度で分析できるわ
けであるが、圧力変換用オリフイス14を用いて
いるため、圧力変換比Rであれば残留ガス分圧も
およそI/Rとなつている。さきほどの例で言え
ば、5×10-7Torrの残留ガス分圧は、1/500とな
り、1×10-9Torrとなつて検知される。
従つて分析室12内の残留ガス分圧のバツクグ
ラウンドは、分析室ベーキング用ヒータ16を用
い、10-10Torr台まで下げること必要である。
そして本装置においては、真空チヤンバ1内が
スパツタリング時の圧力であつても、四重極質量
分析計10によつて残留ガス分析が行なわれ、四
重極質量分析計10の各残留ガス分圧の出力信号
値はアラーム回路17で処理されて管理限界値に
相当する設定電圧と比較され、スパツタリング中
の突発的なリーク、予備排気室から過度の残留ガ
スの混入等が検知されるとアラームが発せられ、
又アラーム回路17の出力によつてスパツタリン
グ装置の電源(図示せず)がoffされることとな
る。
以上のような本実施例の装置では、圧力変換オ
リフイスにより真空チヤンバ内の圧力を四重極質
量分析計で測定可能な圧力に変換して分析室に導
入し、そこで四重極質量分析計で残留ガス分圧を
測定するようにしたので、従来不可能であつたス
パツタリング中の残留ガス管理が可能となり、ス
パツタリングにより形成される膜の質を向上でき
る。
また本装置では、アラーム回路で四重極質量分
析計の出力を処理してアラームを発するようにし
たので、残留ガスの管理が容易であり、しかもア
ラーム回路の出力によつて装置の電源を自動的に
offする等の処理が可能となつて装置及び膜質の
信頼性を保証できる。
なお上記実施例では1つの残留ガス(例えば
H2O)分圧のみをモニタする場合について示し
たが、第2図に示すように、四重極質量分析計1
0から一定時間毎に出力される複数の残留ガス
(例えば、H2O,N2,O2,Ar,H2)分圧を時分
割回路18で処理し、各々の残留ガス分圧につい
てアラーム回路17を設けるようにすれば、真空
に関するトラブル発生時の診断、及び対策が容易
となる。例えば、N2によるアラームの場合はエ
アー・リーク、H2Oの場合は水のリークあるい
は予備排気室からの大量の残留ガスの持ち込みな
どが考えられる。さらにArの残留ガス分圧をモ
ニタし、Ar流量コントロール系11にフイード
バツクすることによりAr圧力のコントロールも
可能となり、トータル的な真空モニタシステムと
なる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、真空チヤン
バと圧力変換オリフイスを介して結合され高真空
排気系を持つ分析室を設け、該分析室で四重極質
量分折計による残留ガス分析を行い、四重極質量
分析計の出力を処理して、残留ガス分圧が所定の
管理限界値以上になつた場合にアラームを発する
ようにしたので、真空チヤンバ内の状態にかかわ
らず、残留ガスの管理が容易にでき、また、アラ
ームによりトラブル発生を即座に検知でき、トラ
ブル発生時の診断及び対策を容易に出来る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による真空モニタ
装置の構成図、第2図はこの発明の他の実施例に
よる真空モニタ装置の構成図、第3図は従来のス
パツタリング装置における残留ガス検知方法を示
す図である。 1……真空チヤンバ、10……四重極質量分析
計、11……Ar流量コントロール系、12……
分析室、13……仕切り弁、14……圧力変換オ
リフイス、15……分析室排気用高真空ポンプ
(高真空排気系)、16……分析室ベーキング用ヒ
ータ、17……アラーム回路。なお図中同一符号
は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 残留ガス分圧をモニタすべき真空チヤンバ
    と、 該真空チヤンバに連通して結合された分析室
    と、 該分析室内を高真空状態に保持する高真空排気
    系と、 上記真空チヤンバから上記分析室に導入された
    残留ガスの分圧を分析する四重極質量分析計と、 上記真空チヤンバから上記分析室に導入される
    残留ガスの分圧を変換する四重極質量分析計の分
    析可能な圧力に変換する圧力変換オリフイスと、 上記残留ガスの分圧値が設定値以上の時にアラ
    ームを発するアラーム回路とを備えたことを特徴
    とする真空モニタ装置。
JP25106284A 1984-11-28 1984-11-28 真空モニタ装置 Granted JPS61130485A (ja)

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JPS61130485A JPS61130485A (ja) 1986-06-18
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