JPH0218284A - エレベータの戸制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、エレベータの戸制御装置に関し、特に反転
動作を迅速に行わせるエレベータの戸制御装置に関する
ものである。

【従来の技術】

第３図は従来のエレベータの戸制御装置を示すブロック
図であって、１はエレベータにおける戸の開閉を行う戸
駆動モーター、２は前記戸駆動モーター１の回転軸に連
結された速度検出器であって、戸の開閉速度を検出して
いる。３は戸の位置および戸開閉の信号に応じて、速度
指令値を発生する速度指令回路、４は差動増幅回路であ
って、速度検出器２から出力される速度検出信号と速度
指令回路３から発生される速度指令値を比較入力とする
ことにより、その偏差信号を出力する。５は電流増幅回
路であって、差動増幅回路５から出力される偏差信号に
応じて、戸駆動モーター１に供給する電流を制御して、
戸の開閉速度を調整している。 次に動作について説明する。図示しないエレベータの制
御回路から、戸開指令が発生されると、速度指令回路３
が第４図（ａ）に示す速度指令値を発生して差動増幅回
路４における正極入力端に供給する。ここで、戸駆動モ
ーター１は停止していることから、この戸駆動モーター
１の回転速度を検出する速度検出器２の出力は零となっ
ている。従って、差動増幅回路４は速度指令回路３から
発生される速度指令値を速度指令値として電流増幅回路
５に供給することになる。電流増幅回路５は差動増幅回
路４から偏差信号の供給を受けると、この偏差信号に対
応した電流を戸駆動モーター１に供給して、係る戸駆動
モーター１の回転制御、詰まり戸開き速度の制御を行う
。ここで、電流増幅回路５によって戸駆動モーター１の
回転が制御されると、この回転速度に応じた値を有する
速度検出信号が速度検出器２から発生されて差動増幅回
路４に供給される。差動増幅回路４は、速度検出器２か
ら供給される速度検出信号と、速度指令回路３から供給
される速度指令値とを比較し、その偏差信号を電流増幅
回路５に供給して、戸駆動モーターｌの回転速度を制御
する。この結果、戸駆動モーター１への駆動電流は、第
４図い）に示すように変化する。そして、このような動
作を繰り返すことによって、戸駆動モーター１の回転速
度が速度指令回路３から発生される速度指令値に制御さ
れて、戸の開速度は第４図（Ｃ）に示すようになる。 ここで、戸の全開付近において、戸締め釦の操作等によ
って戸の閉動作が反転されると、反転後の制御もその直
前における戸開の速度によって行われることになる。し
かし、戸の全開付近においては、戸当たりを防止するた
めに、低速度で戸の駆動が行われるようになっている。 このために、係る全開近辺における戸の反転動作におい
ては、この戸の反転後における動作がのろのろとなって
、見苦しい動作になると共に、時間のロスにもなる。 このような問題を解消するものとしては、戸の動作が反
転された場合には、反転時に一定時間に渡って、戸駆動
モーターをフルカ行となるように、カ行制御を行うもの
が提案されている。

【発明が解決しようとする課Ｈ】

従来のエレベータの戸制御装置は以上のように構成され
ているために、フルカ行の時間が長くなると、戸当りが
発生し、またフルカ行の時間が短い場合には迅速な反転
動作が得られないことになる。また、上記従来のエレベ
ータの戸制御装置においては、反転動作を行う位置によ
って、戸の動作速度が異なることから、一定量のカ行制
御では目的とする迅速な反転動作が得られない等の種々
問題点を有している。 この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、戸がいかなる位置にある場合においても、常
に一定した反転動作が迅速に得られるエレベータの戸制
御装置を得ることを目的とするものである。

【課題を解決するための手段】

この発明に係るエレベータの戸制御装置は、エレベータ
の戸の閉駆動時に反転指令が発生されると、閉動作時に
おける速度指令値を高めて、戸の反転動作を迅速に行わ
せるものである。

【作用】

この発明におけるエレベータの戸制御装置においては、
全開付近において戸の反転動作指令が発生された場合に
は、速度指令値が高められるものであることから、戸の
反転動作が迅速に行われて、のろのろ動作が防止される
ことにより、見苦しさが除去されると共に、時間の無駄
が防止されることになる。

【発明の実施例】

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、６は戸閉動作中に図示しないエレベータ制
御回路から供給される戸開閉指令信号が、戸閉から戸開
に反転したことを検出する反転指令検出回路、７は戸が
予め定められた制御範囲に位置するか否かを検出する位
置検出回路、８は一致回路であって、反転指令検出回路
６の出力信号と、位置検出回路７から構成される装置検
出信号との一致を求めて一致検出信号を発生する。 ９は補助速度指令回路であって、−数回路８から出力さ
れる一致検出信号によって動作することにより、予め定
められた補助速度指令値を出力する。 １０は加算回路であって、速度指令回路３から発生され
る速度指令値に補助速度指令回路９から出力される補助
速度指令値を加算し、この加算値を速度指令値として差
動増幅回路４における正極端子に供給される。 このように構成されたエレベータの戸制御装置において
、図示しないエレベータ制御回路から供給される戸開閉
指令信号が、戸閉から戸開に反転すると、これを検出す
る反転−指令検出回路６が反転検出信号を発生する。ま
た、位置検出回路が、戸の位置が制御対象としている範
囲に含まれていることを検出すると、検出信号を発生し
て出力する。−数回路８は、反転検出信号と位置検出信
号が同時に発生されていることを検出すると、一致検出
信号を発生して補助速度指令回路９に供給する。補助速
度指令回路９は一致検出信号の供給の供給を受けると、
予め定められた一定値の補助速度指令値を発生して加算
回路１０に供給する。加算回路ＩＯは、この補助速度指
令値を速度指令回路３から発生されている速度指令値に
加算し、この加算されて値が大きくなった出力信号が、
補正された速度指令値として差動増幅回路の正極端子に
供給される。つまり、係る回路においては、閉動作中の
戸が、予め定められた範囲において反転動作を行うと、
速度指令値が第２図（ａ）に戸開期間で示すように自動
的に高められることになる。この結果、戸の反転動作後
における開速度が、第２図（ｂ）に示すように早くなっ
て、迅速な戸開動作が行えることになる。

【発明の効果】

以上のように、この発明によれば全開付近において戸の
反転動作指令が発生された場合には、速度指令値が高め
られるものであることから、戸の反転動作が迅速に行わ
れて、のろのろ動作が防止されることにより、見苦しさ
が除去されると共に、時間の無駄が防止される効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるエレベータの戸制御
装置を示すブロック図、第２図（ａ）、　（ｂ）は第１
図に示すエレベータの戸制御装置の各部動作波形図、第
３図は従来のエレベータの戸制御装置を示すブロック図
、第４図（ａ）〜（Ｃ）は第３図に示すエレベータの戸
制御装置の各部動作波形図である。 １は戸駆動モーター、２は速度検出器、３は速度指令回
路、４は差動増幅回路、５は電流増幅回路、６は反転指
令検出回路、７は位置検出回路、８は一致回路、９は補
助速度検出回路、１０は加算回路。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　エレベータにおける戸の開閉駆動を行う戸駆動モータ
   ーと、この戸駆動モーターの回転速度を検出する速度検
   出器と、戸の開閉位置に応じた速度指令信号を発生する
   速度指令回路と、前記速度検出器の出力信号と前記速度
   指令回路から発生される速度指令値とを比較して、その
   偏差値に応じた信号を発生して前記戸駆動モーターの回
   転速度を制御する差動増幅回路とを有するエレベータの
   戸制御装置において、前記戸の反転駆動時に前記差動増
   幅回路に入力される速度指令値を高めて、反転動作を迅
   速に行わせることを特徴とするエレベータの戸制御装置
   。