JPH02182637A

JPH02182637A - 紙葉類繰出し装置の繰出し調整機構

Info

Publication number: JPH02182637A
Application number: JP188189A
Authority: JP
Inventors: Riyuuichi Onomoto; 竜一小野本; Masashi Ishida; 昌司石田
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1989-01-06
Filing date: 1989-01-06
Publication date: 1990-07-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、例えば、現金自動預金支払機で取扱われる
紙幣等の紙葉類の繰出し装置に関し、さらに詳しくは、
紙葉類の繰出し状態を監視して、繰出しが適正状態から
ずれたときに自動的に適正状態に復帰させることができ
る紙葉類繰出し装置の繰出し調整機構に関する。

（ロ）従来の技術従来、第６図、第７図に示すオーバラップ式の繰出し装
置がある。

この緑出し装置は、複数個に分割されたフィードローラ
ド・・の間にゲートローラ２．２を位置させて、両ロー
ラの周面をオーバラップさせて構成した装置であって、
上記ゲートローラ２．２には反繰出し方向に回動を許容
する一方向クラッチ（図示省略）を介装して、フィード
ローラド・・が繰出し方向に駆動されて紙葉類３が繰出
されるとき、ゲートローラ２．２は駆動を停止して１枚
出しを規制し、フィードローラド・・の駆動が停止され
たとき、その反動でゲートローラ２，２は反繰出し方向
に回動が許容されるように構成される。

この繰出し装置の場合、紙葉類の繰出し状態を適正にす
るには、両ローラ１，２のオーバラップ量ａを適正量に
調整することによって行なう。

また、第８図に示すような、圧接式の繰出し装置もある
。

この繰出し装置は、フィードローラ５にゲートローラ６
を圧接させ、ゲートローラ６には反繰出し方向に回動を
許容する一方面クラッチ（図示省略）を介装して、フィ
ードローラ５が繰出し方向に駆動されて紙葉類７が繰出
されるとき、ゲートローラ６は駆動を停止して１枚出し
を規制し、フィードローラ５の駆動が停止されたとき、
その反動でゲートローラ６は反繰出し方向に回動が許容
されるように構成される。

この繰出し装置の場合、紙葉類の繰出し状態を適正にす
るには、両ローラ５．６の圧接力Ｆを適正圧に調整する
ことによって行なう。

（ハ）発明が解決しようとする問題点上述したそれぞれの繰出し装置の緑出し状態の調整は、
使用初期において調整されるが、上述のゲートローラ２
または６のオーバラップ量ａ、または圧接力Ｆは使用経
過によって変化することがあり、また、フィードローラ
１，５の周面が汚れることで摩擦係数が変化し、繰出し
状態が変化する。

そして、これらの変化は紙葉類３．７の繰出しエラーが
発生してから始めて気付くものであるため、繰出しエラ
ーを避けることができない問題点を有する。

上述のような繰出しエラーをなくするには、定期的に保
守点検して再調整が必要となるが、しかし、この保守点
検は期間を短く設定しないと有効性が得られないので、
管理作業が大変煩わしい問題点を有する。

そこでこの発明は、繰出し状態の変化が生じたときは、
これを自動的に発見し適正状態に自動的に調整して、作
業員による保守点検や再調整をなくした紙葉類繰出し装
置の繰出し調整機構の提供を目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段この発明は、紙葉類を繰出すフィードローラと、紙葉類
の１枚出しを制御するゲート部材とを対設した紙葉類繰
出し装置であって、前記フィードローラとゲート部材と
の対設状態を可変調整する対設調整手段を設け、上記フ
ィードローラとゲート部材との対設状態を検知する対設
検知手段を設けて、該対設検知手段がフィードローラと
ゲート部材との適正状態からずれたことを検知したとき
、その出力に基づいて適正状態に復帰させる方向に前記
対設調整手段を駆動制御する紙葉類繰出し装置の繰出し
調整機構であることを特徴とする。

（ホ）作用この発明の紙葉類繰出し装置の繰出し調整機構は、紙葉
類の適正な繰出し状態がずれると、対設検知手段がこれ
を検知し、この検知出力で対設調整手段を駆動制御して
、フィードローラとゲート部材との対設を適正状態に復
帰させる。

（へ）発明の効果上述の結果、この発明によれば、対設検知手段で常時繰
出し状態を監視しながら繰出しを実行して、対設ｒ＃整
平手段常時適正な繰出し状態を維持しているので、作業
員による定期的な保守点検の必要がなくなり、また再調
整の必要もなくなり、保守管理に人手が不要となる。

（ト）実施例この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

第１図は圧接式の紙幣繰出し装置の繰出し調整機構を示
し、紙幣Ａを収納する収納部１０の底板１１の繰出し側
端縁には、紙幣Ａを繰出すためのフィードローラ１２を
配置し、該フィードローラ１２は電磁クラッチ１３によ
って繰出しのための駆動制御が行なわれる。

上述の底板１１の裏面側であって、フィードローラ１２
と対設してゲートローラ１４を設け、このゲートローラ
１４は反繰出し方向に回動を許容する一方面クラッチ（
図示省略）を介してアーム１５に軸支しており、また、
アーム１５は軸１６に枢着して、揺動可能に設け、アー
ム１５の後面側を調整軸１７に当接させると共に、スプ
リング１８で調整軸１７側に付勢している。

前述のゲートローラ１４の後段側であって、フィードロ
ーラ１２の周面には２つのガイドローラ１９．１９を対
設して、繰出される紙幣Ａの繰出し方向を規制し、その
後段には繰出される紙幣Ａを検出する光電センサ２０を
配設している。

前述の調整軸１７は固定部材２１に螺合し、外端側には
タイミングプーリ２２を連設し、さらに、前述の固定部
材２１に取付けた正逆転制御のサーボモータ２３のタイ
ミングプーリ２４との間にタイミングベルト２５を張架
している。

前述の調整軸１７は正逆回動することで、進退し、この
進退でフィードローラ１２に対する圧接力が増減調整さ
れる。

第２図は繰出し調整の制御回路を示し、ＣＰＵ２６はＲ
ＯＭ２７に格納されたプログラムに沿って各回路装置を
駆動制御し、ＲＡＭ２８は必要なデータの書込み、読出
しを行なう。

さらに、上述のＲＯＭ２７にはゲートローラ１４の繰出
し調整テーブルを格納しており、この調整テーブルは、
繰出し基準タイムと、繰出しが適正状態からずれたとき
の補正タイムとを記憶している。

上述の繰出し基準タイムは、ゲートローラ１４がフィー
ドローラ１２に対して適正な圧接力のとき、繰出し指令
の入力から紙幣Ａが繰出されて、その先端が光電センサ
２０で検知されたときの繰出しタイムに設定している。

また、前述の補正タイムは、実際の繰出しタイムが繰出
し基準タイムより長くずれ、両ローラ１２．１４の圧接
が弱い場合のプラス側すれと、繰出しタイムが繰出し基
準タイムより短くずれ、両ローラ１２．１４の圧接が強
い場合のマイナス側ずれとがあり、それぞれ段階的に設
定されたずれタイムに対して、どれだけサーボモータ２
３を駆動して、調整軸１７を進退すれば各ずれタイムが
繰出し基準タイムに復帰するか、すなわち、サーボモー
タ２３を何時間作動ずればずれタイムを補正できるかの
時間を補正タイムとしている。

次に上述のように構成した繰出し調整機構の動作を説明
する。

ＣＰＵ２６に繰出し指令が入力されると、ＣＰＵ２６は
電磁クラッチ１３をＯＮに制御し、フィードローラ１２
は適宜の駆動源からの動力で繰出し方向に駆動される。

フィードローラ１２が回動すると紙幣Ａはゲートローラ
１４で分離作用を受けて１枚が繰出されると共に、繰出
された紙ｆ６Ａはガイドローラ１９゜１９を介して次段
に繰出され、そのとき紙幣Ａの先端は光電センサ２０で
検知される。

ＣＰＵ２６は内蔵するタイマで、繰出し指令を受けた時
点から光電センサ２０で紙幣Ａ先端が検知されるまでの
間の時間を計時し、実際の繰出しタイムを算出する。

ＣＰＵ２６は、上述の繰出しタイムとＲＯＭ　２７に格
納されている繰出し基準タイムとを比較し、両タイムが
同タイムで、ずれタイムがない場合は、適正な繰出し状
態であると判定する。

しかし、ずれタイムがあって、該ずれタイムがプラス側
ずれ、またはマイナス側ずれである場合は、ＲＯＭ２７
に格納の繰出し調整テーブルから該当する補正タイムを
読出し、ずれタイム方向にサーボモータ２３を補正タイ
ムの間、正転または逆転に回動制御する。

この制御によって、調整軸１７が正転または逆転に回転
されるので、アーム１５が進退し、該アーム１５が押さ
れるときは、ゲートローラ１４の圧接が強くなって、繰
出しタイムが上がり、また、アーム１５が引かれると、
ゲートローラ１４の圧接か弱くなって、繰出しタイムが
下がり、これらによって、適正繰出し状態に復帰される
。

上述のような繰出しの監視および補正は、繰出し紙幣Ａ
が複数枚あっても、１枚目の繰出し紙幣に対して実行し
、これを取引毎の緑出し時に実行して、繰出し状態を常
時監視し、補正する。

このようにすれば、適正繰出しに対して、人手による監
視が不要となる効果を有する。

第３図、第４図は第２実施例であって、オーバラップ式
の紙幣繰出し装置の繰出し調整機構を示し、３つに分割
配置したフィードローラ３２・・・は電磁クラッチ３３
を介して繰出し方向に駆動制御される。

分割したフィードローラ３２・・・の間にはゲートロー
ラ３４ａ、３４ｂを対設し、この２つのゲートローラ３
４ａ、３４ｂはそれぞれ個別にアーム３５．３５に軸支
しており、またアーム３５．３５は軸３６．３６に枢着
して、それぞれが個別に揺動可能に設け、アーム３５．
３５の後端面を調整軸３７ａ、３７’ｂにそれぞれ当接
されると共に、スプリング３８．３８で調整軸３７ａ、
３７ｂ側に付勢している。

上述の調整軸３７ａ、３７ｂはそれぞれ固定部材４１．
４１に螺合し、外端にはタイミングプーリ４２，４２を
連設し、さらに、前述の固定部材４１．４１に取付けた
サーボモータ４３ａ、４３ｂのタイミングプーリ４４．
４４との間にタイミングベルト４５．４５を張架してい
る。

前述の調整軸３７ａ、３７ｂはそれぞれ正逆に回動する
ことで進退し、この進退でフィードローラ３２に対する
ゲートローラ３４ａ、３４ｂのオーバラップ量が増減調
整される。

そして、フィードローラ３２・・・の繰出し側にはゲー
トローラ３４ａ、３４ｂに位置対応させて繰出し紙幣Ａ
を検知する光電センサ４０ａ、４０ｂを配設している。

第５図は上述の第２実施例の繰出し調整の制御回路を示
し、ＣＰＵ４６はＲＯＭ４７に格納されたプログラムに
沿って各回路装置を駆動制御し、ＲＡＭ４８は必要なデ
ータの書込み、読出しを行なう。

さらに、上述のＲＯＭ４７にはゲートローラ３４ａ、３
４ｂのそれぞれの繰出し調整テーブルを格納しており、
この調整テーブルは、繰出し基準タイムと、繰出しが適
正状態からずれたときの補正タイムとを記憶している。

上述の繰出し基準タイムは、ゲートローラ３４ａ、３４
ｂがフィードローラ３２に対して適正なオーバラップ量
のとき、繰出し指令の入力から紙幣Ａが繰出されて、そ
の先端が光電センサ４０ａ。

４０ｂで検知されたときの繰出しタイムに設定している
。

まな、前述の補正タイムは、繰出しタイムが繰出し基準
タイムより長くずれ、両ローラ３２．３４ａ、または３
４ｂのオーバラップ量が少ない場合のプラス側すれと、
繰出しタイムが繰出し基準タイムより短くずれ、両ロー
ラ３２，３４ａ、または３４ｂのオーバラップ量が多い
場合のマイナス側ずれとがあり、それぞれ段階的に設定
されたずれタイムに対して、どれだけ位置対応するサー
ボモータ４３ａ、または４３ｂを駆動して、位置対応す
る調整軸３７ａ、または３７ｂを進退すれば、各ずれタ
イムが繰出し基準タイムに復帰するか、すなわち、サー
ボモータ４３ａ、４３ｂを何時間作動すれば補正できる
かの時間を補正タイムとしている。

ＣＰＵ４６に繰出し指令が入力されると、ＣＰＵ４６は
電磁クラッチ３３をＯＮに制御し、フィードローラ３２
は適宜の駆動源からの動力で繰出し方向に駆動される。

フィードローラ３２が回動すると紙幣Ａはゲートローラ
３４ａ、３４ｂで分離作用を受けて１枚が繰出されると
共に、繰出された紙幣Ａは次段に繰出され、そのとき紙
幣Ａの先端縁の左右は光電センサ４０ａ、４０ｂでそれ
ぞれ検知される。

ＣＰＵ４６は内蔵するタイマで、繰出し指令を受けた時
点から光電センサ４０ａ、４０ｂで紙幣Ａ先端の左右が
検知されるまでの間の時間を計時し、繰出しタイムを算
出する。

ＣＰＵ４６は、上述の繰出しタイムとＲＯＭ４７に格納
されている繰出し基準タイムとを比較し、両タイムが同
タイムで、ずれタイムがない場合は、適正な繰出し状態
であり、かつその姿勢もスキューのない状態であると判
定する。

しかし、ずれタイムがあって、該ずれタイムがプラス側
ずれ、またはマイナス側ずれである場合は、ＲＯＭ４７
に格納の繰出し調整テーブルから該当する補正タイムを
読出し、ずれタイム方向に対応するサーボモータ４３ａ
または４３ｂあるいは両方を補正タイムの間、正転また
は逆転に回動制御する。

この制御によって、正転または逆転に調整軸３７ａまた
は３７ｂあるいは両方が回転されるので、アーム３５が
進退し、該アーム３５が押されるときは、ゲートローラ
３４ａ、３４ｂのオーバラップ量が増加して、繰出しタ
イムが上がり、また、アーム３５が引かれると、ゲート
ローラ３４ａ。

３４ｂのオーバラップ量が減少して、繰出しタイムが下
がり、これらによって、適正繰出し状態に復帰される。

また、繰出し紙幣Ａがスキューして繰出された場合は、
左右のずれタイムが異なるので、これを補正タイムで補
正されることで、このスキュー状態の繰出しも平行な姿
勢に修正される。

上述のような繰出しの監視および補正は、繰出し紙幣Ａ
が複数枚あっても、１枚目の繰出し紙幣に対して実行さ
れ、これを繰出し時に実行して、繰出し状態を常時監視
し、補正する。

このようにすれば、スキューを含む適正繰出しに対し、
人手による監視が不要となる効果を有する。

この発明の構成と、上述した第１、第２の実施例との対
応において、この発明の紙葉類は、実施例の紙幣Ａに対応し、以下同
様に、ゲート部材はゲートローラ１４．３４ａ、３４ｂに対応
し、対膜調整手段は、調整軸１７．３７ａ、３７ｂ、サーボ
モータ２３．４３ａ、４３ｂ、ＣＰＵ２６゜４６に対応
し、対設検知手段は、光電センサ２０，４０ａ、４０ｂ、Ｃ
ＰＵ２６．４６に対応するも、この発明は実施例の構成
に限定されるものではなく、例えば、紙葉類は紙幣の他
の各種の定形用紙、証券類、その他の使用も可能であり
、また、ゲート部材は、バットタイプであるもよい。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は紙幣の繰出し１１整８！横の概略側面図、第２
図は繰出し調整機構の制御回路ブロック図、第３図は池
の実施例の紙幣の繰出し調整機構の概略斜視図、第４図は上記繰出し調整機構の正面図、第５図は上記繰
出し調整ｉ梢の制御回路ブロック図、第６図は従来のオーバ９１１式の繰出し装置の側面図、第７図は上記繰出し装置の正面図、第８図は従来の圧接式の繰出し装置の側面図である。１２．３２・・・フィードローラ１４　、３４　ａ　、　３４　ｂ−−−ゲートローラ１
７．３７ａ、３７ｂ−・−調整軸２０　、４０　ａ　、　４０　ｂ−−−光電センサ２３
．４３ａ、４３ｂ−−−サーボモータ２６．４６・・・
ＣＰＵＡ・・・紙　帝第３図４ｔ１７）失糟例の艙乍の社し謂瞥周１Ｕ凍配略銅桃図
第４図上記揄出しりＩ【磯項の５Ｌ面団

Claims

【特許請求の範囲】

（１）紙葉類を繰出すフィードローラと、紙葉類の１枚
出しを制御するゲート部材とを対設した紙葉類繰出し装置であつて、前記フィードローラとゲート部材との対設状態を可変調整する対設調整手段を設け、上記フィードローラとゲート部材との対設状態を検知する対設検知手段を設けて、該対設検知手段がフィードローラとゲート部材との適正状態からずれたことを検知したとき、その出力に基づいて適正状態に復帰させる方向に前記対設調整手段を駆動制御する紙葉類繰出し装置の繰出し調整機構。