JPH0478538B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動預金機または光学読取機等におい
て、ホツパ内に重積して収納された紙葉類を１枚
ずつ分離して給送する紙葉類分離給送装置に関す
る。

〔従来の技術〕

この種の紙葉類分離給送装置は従来より種々の
ものが開発されてきたが、第４図及び第５図に示
す機構のものが一般的でかつ簡単なものとして広
く知られている。

その構成について図面に従つて説明する。

第４図は従来例の側面図、第５図は同要部正面
図であり、図において１はホツパ、２は該ホツパ
１内に重積して収納された複数枚の紙葉、３は該
紙葉２上にセツトされた重し板、４はピツクアツ
プローラで、このピツクアツプローラ４は前記重
し板３と紙葉２の重量が最も効果的に作用する位
置となるように前記ホツパ１の底部に設置されて
いる。

５は紙葉２の前縁部（図では右端部）側に位置
するようホツパ１に設けられた給紙口で、この給
紙口５の外側近傍には、紙葉２の進行方向に対し
て順方向に回転する給紙ローラ６と、逆方向に回
転する分離用ローラ７が後述する位置関係をもつ
て対向設置されている。

すなわち、第５図に示すように、給紙ローラ６
の外周面には溝６ａが１本または複数本設けられ
ており、これに対応するように分離用ローラ７の
外周面には突条７ａが設けられていて、第４図に
示すオーバラツプ量δだけ前記溝６ａと突条７ａ
とが噛合つている。

また、給紙ローラ６の外周面と紙葉２との摩擦
係数をμ₁、分離用ローラ７の突条７ａと紙葉２と
の摩擦係数をμ₂、紙葉２同志の摩擦係数をμ₃とす
れば、 μ₁＞μ₂＞μ₃ ……(1) を満足すべく給紙ローラ６と分離用ローラ７の表
面部材が設定されている。

この構成において、ホツパ１内に収納された紙
葉２は重し板３によつてピツクアツプローラ４に
押付けられ、このピツクアツプローラ４の回転に
よる補助フイード力により最下部にある紙葉２が
ホツパ１の給紙口５から繰出されて給紙ローラ６
と分離用ローラ７との噛合部に１枚もしくは複数
枚進入する。そして、これらの紙葉２は第５図に
示すように給紙ローラ６の溝６ａと分離用ローラ
７の突条７ａによつてしごかれ、かつ前記(1)式に
より生じる摩擦力の差によつて給紙ローラ６と接
触している１枚の紙葉２のみが他の紙葉２と分離
用され、所定の方向へ給紙、搬送される。

尚、上述の従来技術の改良技術として、特開昭
60−137739号に開示されるものがある。

これは、第４図及び第５図に示す従来技術の機
構において分離用ローラ７を移動可能とし紙葉の
繰出し状態を検出して、重送や給紙不良が生ずる
と給紙ローラ６と分離用ローラ７のオーバラツプ
量δを適正な値に変更するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、第４図及び第５図に示す構成の
従来技術では、温度状態の変化によつて給紙ロー
ラと分離用ローラの表面部材の摩擦係数が変化し
て、紙葉の分離を行うべき摩擦係数の差を規定す
る(1)式が成立しなくなる現象が生じ、これによ
り、重送あるいは給紙不能の状態に陥るという問
題があつた。

さらに、特開昭60−137739号は重送あるいは給
紙不能を検知して給紙ローラと分離用ローラのオ
ーバラツプ量を補正するものの、これは繰出し結
果によつて分離用ローラと給紙ローラのオーバラ
ツプ量が適正かどうか判断するものであり、実際
はホツパに収納される紙葉の状態は１枚１枚異な
るため、むしろこの構成では繰出し不良や重走の
新たな原因を生むこととなる。

すなわち、たとえば折れた紙葉が数十枚集積さ
れ、その下に新品紙葉が集積されていたとする
と、折れた紙葉の繰出した結果、繰出し不良が出
て、分離用ローラと給紙ローラのオーバラツプ量
を適正値に変更すると、これは繰出された折れた
紙葉に対して繰出し良好な値であるので、次に繰
出される新品紙葉に対しては適正なオーバラツプ
量とはならない。

本発明は上述した従来技術の欠点を解決するた
めになされたもので、温度状態が変化し給紙ロー
ラ及び分離用ローラの紙葉を１枚づつ分離して確
実に給紙することができると共に、紙葉の厚さの
変化等に対してもそれに追従でき、信頼性の向上
を計ることができる紙葉類分離給送装置を実現す
ることを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はホツパ内に複数枚収納された紙葉を繰
出すピツクアツプローラと、繰出された紙葉を給
紙する給紙ローラと、この紙葉を他の紙葉と分離
するために該給紙ローラと噛合うよう相対向して
配置された移動可能な分離用ローラと、その移動
位置を調整する調整手段と、該調整手段を動作さ
せる駆動手段とを有する紙葉類分離給送装置にお
いて、装置内温度を検知する温度検知手段と、該
温度検知手段によつて得られた温度情報により前
記駆動手段の駆動量及び駆動方向を制御して前記
分離用ローラを移動して、分離用ローラと給紙ロ
ーラ間のオーバラツプ量を制御するオーバラツプ
量制御手段とを有することを特徴とする。

〔作用〕

以上の構成により、本発明はまずあらかじめ豊
富な量の給紙テストを行うことによつて各温度に
対する最適な分離用ローラと給紙ローラのオーバ
ラツプ量を決定し、これによりオーバラツプ量制
御手段の制御設定を行つておく。

そして、装置運用時に温度検知手段によつて装
置内温度を検知し、ここで得られた温度情報によ
り前記オーバラツプ量制御手段が上記制御設定に
のつとつて分離用ローラを移動する駆動手段の駆
動量及び駆動方向を制御して、分離用ローラと給
紙ローラ間のオーバラツプ量が適切となる位置に
分離用ローラを移動させることができる。

〔実施例〕 以下図面に従つて実施例を説明する。

第１図は本発明による紙葉類分離給送装置の第
１の実施例を示す概略側面図、第２図は同実施例
の概略平面図、第３図は同実施例の制御ブロツク
図である。

図において１はホツパ、２は紙葉、３は重し
板、４はピツクアツプローラ、５は給紙口、６は
給紙ローラ、７は分離用ローラであり、これらは
上記従来技術のものに相当するので同一符号によ
り示している。

尚、本実施例は、給紙ローラ６の円周長を対象
とする紙葉２の送行方向長より長く取つた場合の
例であるが、これに限られるものではない。

また、本実施例では前記給紙ローラ６表面の一
部に、中心角θ分だけ紙葉２に対する摩擦係数の
高い材質と形状を与えてこれを高摩擦部６ｂと
し、該高摩擦部６ｂの紙葉２に対する摩擦係数を
μ₁θ、2π−θの部分の円周表面上と紙葉との摩擦
係数をμ₁（2π−θ）、分離用ローラ７の表面と紙葉
２との摩擦係数μ₂、紙葉２同志の摩擦係数をμ₃と
すると、各々の表面部材は下記の式が成立するよ
うに設定されている。

μ₁θ＞μ₂＞μ₃＞μ−₁（2π−θ） (2) また、ピツクアツプローラ４の表面部材と紙葉
２との摩擦係数をμ₀、ピツクアツプローラ４に押
圧される荷重をＷ、給紙ローラ６と分離用ローラ
７との間に進入した紙葉２に作用する圧力をＰと
すれば、 Wμ₀＋Pμ₁θ＞Pμ₂＞Wμ₀＋Pμ₁（2π−θ） (3) が成立するようにピツクアツプローラ４の表面部
材の摩擦係数μ₀を選定すれば、給紙ローラ６と分
離用ローラ７とのオーバラツプ量δが決定され
る。

このとき、オーバラツプ量δの噛合い部を紙葉
２が通過できるのは、給紙ローラ６の外周面に設
けられた高摩擦部６ｂに紙葉２が圧接されたとき
のみである。

８は給紙ローラ６の中心部に設けられたシヤフ
トでこのシヤフト８により給紙ローラ６は時計方
向、つまり紙葉２の進行方向に対して順方向に回
転する。ピツクアツプローラ４もシヤフト９によ
り給紙ローラ６と同方向に回転するようになつて
いる。

一方、前記分離用ローラ７は、本実施例では支
持軸１０に保持され、かつベアリング１１により
支持軸１０に対して回転する自由度が与えられて
いる。この支持軸１０はブラケツト１２に支持さ
れ、該ブラケツト１２はベアリング１１を介して
駆動軸１３に回動自在に取付けられており、更に
この駆動軸１３にはプーリ１４が固着されてい
て、該プーリ１４から分離用ローラ７のプーリ部
（図示せず）にベルト１５を介して動力が伝達さ
れるようになつている。

駆動軸１３には図示しない駆動源により時計方
向への回転力が与えられ、これにより分離用ロー
ラ７は同方向に回転する。

また、前記ブラケツト１２には固定支柱体１６
との間に圧着されたスプリング１７によつて駆動
軸１３を中心とする時計方向のトルクが与えられ
ており、このトルクはブラケツト１２の上方に位
置する固定フレーム１８に螺着されたスクリユウ
シヤフト１９で受けられている。つまり、このス
クリユウシヤフト１９はブラケツト１２の回動に
よる給紙ローラ６の位置を調整するための調整手
段で、その下端を給紙ローラ６の支持軸１０に当
接させることにより、給紙ローラ６の移動を阻止
している。

スクリユウシヤフト１９の約半分は非ねじ部と
なつており、該非ねじ部の上部には固着用ねじ２
０によりギヤ２１が固着され、このギヤ２１と噛
合うギヤ２２がスクリユウシヤフト１９の駆動手
段として前記固定フレーム１８に取付けられたパ
ルスモータ２３の回転軸２４に固着用ねじ２５に
よつて固定されている。

ここで、スクリユウシヤフト１９は右ねじを切
つてあるため、パルスモータ２３を軸方向から見
て時計方向に回転させると、それに伴つてスクリ
ユウシヤフト１９が回転して下方に下がり、分離
用ローラ７が押下げられて給紙ローラ６とのオー
バラツプ量δが増加する。逆にパルスモータ２３
を反時計方向に回転させるとスクリユウシヤフト
１９が回転して上昇し、これにより分離用ローラ
７はスプリング１７のトルクにより押上げられ
て、オーバラツプ量δは減少する。

また、スクリユウシヤフト１９の上端にはドラ
イバ溝１９ａが設けられており、このドライバ溝
１９ａを利用してドライバによりスクリユウシヤ
フト１９を回転させて分離用ローラ７を移動させ
れば、手動によりオーバラツプ量δを調整するこ
とも可能である。

２６は前記スクリユウシヤフト１９に固定され
た検出プレート、２７ａ，２７ｂ，２７ｃは該検
出プレートを検知するセンサであり、これらセン
サ２７ａ，２７ｂ，２７ｃは豊富な量の紙葉によ
る紙葉繰出しテストによつて固定位置を決定す
る。

すなわち、まず、温度T₁℃〜T₂℃において、
紙葉の繰出しが良好なオーバラツプ量をδ₁、温度
T₂℃＋１℃〜T₃℃において紙葉の繰出しが良好
なオーバラツプ量をδ₂、温度T₃℃＋１℃〜T₄℃
において紙葉の繰出しが良好なオーバラツプ量δ₃
とし、紙葉繰出しテストによつてオーバラツプ量
δ₁，δ₂及びδ₃を決定する。

これにより、センサ２７ａはスクリユウシヤフ
ト１９がオーバラツプ量をδ₁にする位置に回転し
てきた時に検出プレート２６を検知する位置に、
センサ２７ｂはスクリユウシヤフト１９がオーバ
ラツプ量をδ₂にする位置に回転してきた時に検出
プレート２６を検知する位置に、センサ２７ｃは
スクリユウシヤフト１９がオーバラツプ量をδ₃に
する位置に回転してきた時に検出プレート２６を
検知する位置に取付けられる。

すなわち、第２図におけるセンサ２７ａとセン
サ２７ｂの取付け角度差θ₁は、オーバラツプ量δ₁
−δ₂を実現するためにスクリユウシヤフト１９を
回転させる角度であり、またセンサ２７ｂとセン
サ２７ｃの取付け角度差θ₂はオーバラツプ量δ₂−
δ₃を実現するためにスクリユウシヤフトを回転さ
せる角度である。

本実施例においては以上の如くして設定された
センサ２７ａ，２７ｂ，２７ｃと、検出プレート
２６によつてオーバラツプ量制御手段が構成され
る。

尚、本実施例ではオーバラツプ量の調整を三段
階にし、センサを３個用意したが、調整の段階数
はこれに限られるものではなく、センサの設置数
によつて段階数を設定すればよい。

２８は固定ブラケツトで、この固定ブラケツト
２８には発光ダイオード２９と、給紙ローラ６を
挾んで該発光ダイオード２９と対向した図示しな
い受光ダイオードが固定されており、発光ダイオ
ード２９の出力光は前記給紙ローラ６に設けられ
た透孔３０が光軸上に移動したときのみ受光ダイ
オードに受光され、これにより給紙ローラ６の回
転数が計数されるようになつている。

３１と３２は給紙ローラ６と分離用ローラ７と
の噛合い部を通過した後の紙葉２を案内するガイ
ド板で、このガイド板３１，３２には相対向する
ように透孔３３，３４が設けられている。そし
て、その外側に発光ダイオード３５と受光ダイオ
ード３６が対向設置されており、紙葉２が通過す
るごとに光軸が遮断されて、紙葉２の通過が計数
されるようになつている。また、紙葉２が光軸を
遮断している間、発光ダイオード３５の出力光は
紙葉２によつて反射、吸収されるが、ある割合で
透過光が受光ダイオード３６を照射する。この透
過光は紙葉２が異常重送された場合、より減衰す
るため、異常重送をもこの発光ダイオード３５と
受光ダイオード３６により識別することができ
る。

尚、異常重送された紙葉２は図示しない切換弁
等で正常処理により除去されるが、本発明とは直
接関係がないので、その説明は省略する。

第３図において３７は主制御部、３８は該主制
御部３７に接続した温度検知部であり、該温度検
知部３８は温度分布を段階的に設けた基準電圧と
温度変化による入力電圧と比較して得られた温度
分布信号を主制御部３７に送る。３９は装置内の
温度を検出してこれを電圧化し、前記温度検知部
３８に入力する温度検出手段である。

温度検出手段３９としては、例えばサーミスタ
を用いたものが考えられる。これによれば、サー
ミスタの温度・抵抗特性を利用して紙葉類分離装
置の内部温度の抵抗値増減変化を電圧変換するこ
とができる。

４０は前記主制御部３７に接続する駆動制御部
であり、該駆動制御部４０は駆動ドライバ４１を
介してパルスモータ２３を駆動する。

以上の構成により本実施例は装置運用中、装置
内部の温度が変化すると、これを温度検出手段３
９が検出して電圧化し温度検知部３８に入力す
る。

温度検知部３８は温度分布を段階的に設けられ
た基準電圧と、温度検出手段３９より入力された
電圧とを比較して温度分布信号を得、これを主制
御部３７に送る。

主制御部３７はこの温度分布信号により、セン
サ２７ａ，２７ｂ，２７ｃのうちいずれのセンサ
に検出プレート２６が検知されるまでスクリユウ
シヤフト１９を回転すべきかを判断し、これを駆
動制御部４０に指示する。駆動制御部４０は、駆
動ドライバ４１を介して、パルスモータ２３を駆
動し、指示されたセンサに検出プレート２６が検
知されるまでスクリユウシヤフト１９を回転して
分離用ローラ７の位置を変更する。

センサ２７ａ，２７ｂ，２７ｃは各温度段階に
おいてオーバラツプ量が適値になるように、つま
り分離用ローラ７が各温度段階において適当な距
離を給紙ローラ６ととるよう設定されているの
で、上述の如く装置内部の温度に対応したセンサ
が検出プレート２６を検知するまでスクリユウシ
ヤフト１９を回転させると、分離用ローラ７と給
紙ローラ６間に装置内部の温度に対応したオーバ
ラツプ量があたえられることとなる。

尚、本実施例における紙葉２の分離給送の動作
は従来と同様なので説明は省略する。

次に本発明の第２の実施例を説明する。

これは、オーバラツプ量制御手段として、第１
の実施例で示したセンサと検出プレートによるも
のに代つて第３図に示す主制御部３７にモータの
回転角度を判断させるものである。

すなわち、第２図におけるθ₁，θ₂を回転させる
モータの回転角度θ₁′，θ₂′をあらかじめ主制御部
３７のメモリ上に記憶させ、装置内部の温度がた
とえばT₁℃〜T₂℃からT₂℃＋１℃以上、T₂℃＋
１℃〜T₃℃からT₃℃＋１以上、あるいはその逆
に変化した場合該主制御部３７は第１の実施例同
様にして送られてきた温度分布信号により、適正
なモータの回転角度を駆動制御部４０に指示す
る。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明した如く、本発明は給紙ローラ
に相対向して配置される分離用ローラを移動可能
とし、装置内部に温度検知手段をもうけ、さらに
給紙ローラと分離用ローラの適切なオーバラツプ
量を該温度検知手段が検知した装置内温度に対応
して段階的に自動制御するオーバラツプ量制御手
段を設けたことにより、装置内部の温度が変わ
り、給紙ローラ及び分離用ローラの表面部材に温
度変化が生じても常にその摩擦係数に対応したオ
ーバラツプ量を得て確実な給紙を行うことができ
るという効果がある。

このように本発明は、信頼性の高い分離、給紙
機構を有しているので、書類、帳票、カード等の
紙葉を処理する機器のみならず、紙幣を扱う自動
入金処理機、自動出金機、計数機、光学読取機等
における紙葉類分離給送装置として幅広く利用す
ることができ、保守サイクルが長期化の傾向にあ
る今後の装置として十分な能力を発揮することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す概略側面
図、第２図は同実施例の概略平面図、第３図は同
実施例の制御ブロツク図、第４図は従来例の側面
図、第５図は同要部正面図である。 １……ホツパ、２……紙葉、４……ピツクアツ
プローラ、６……給紙ローラ、７……分離用ロー
ラ、１９……スクリユウシヤフト、２３……パル
スモータ、２６……検出プレート、２７ａ，２７
ｂ，２７ｃ……センサ、３７……主制御部、３９
……温度検知手段、４０……駆動制御部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ホツパ内に複数枚収納された紙葉を繰出すピ
   ツクアツプローラと、 繰出された紙葉を給紙する給紙ローラと、 この紙葉を他の紙葉と分離するために該給紙ロ
   ーラと噛合うよう相対向して配置された移動可能
   な分離用ローラと、 その移動位置を調整する調整手段と、 該調整手段を動作させる駆動手段とを有する紙
   葉類分離給送装置において、 装置内温度を検知する温度検知手段と、 該温度検知手段によつて得られた温度情報によ
   り前記駆動手段の駆動量及び駆動方向を制御して
   前記分離用ローラを移動して、分離用ローラと給
   紙ローラ間のオーバラツプ量を制御するオーバラ
   ツプ量制御手段とを有することを特徴とする紙葉
   類分離給送装置。