JPH0218257Y2 - - Google Patents

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JPH0218257Y2
JPH0218257Y2 JP16304985U JP16304985U JPH0218257Y2 JP H0218257 Y2 JPH0218257 Y2 JP H0218257Y2 JP 16304985 U JP16304985 U JP 16304985U JP 16304985 U JP16304985 U JP 16304985U JP H0218257 Y2 JPH0218257 Y2 JP H0218257Y2
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JP
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oil pan
oil
level sensor
opening
boss member
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JP16304985U
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、防音用の遮音カバーを備えたオイル
パンに関するものである。
(従来技術) 一般に、エンジンのオイルパンは、当該エンジ
ンのシリンダブロツクの下面にガスケツトを介し
て取付けられているが、このオイルパンにはエン
ジンブロツクからの振動が直接伝達されることか
ら大きな騒音を発生する(通常、エンジン全騒音
量の20%程度を占める)。
そこで、従来、このようなオイルパンからの騒
音を防止するために、当該オイルパンの外周面に
弾性部材を介し所定の間隙を保つて制振材料によ
つて形成された遮音カバーを覆設する構成が採用
されている(実公昭55−39869号公報参照)。
そして、このように、オイルパンに対して遮音
カバーを取付けるには、先ずオイルパンに対して
遮音カバーを下方から嵌合して両者を重合し、エ
ンジンのシリンダブロツクの下面に対しオイルパ
ン並びに遮音カバーの各上部周縁を上記重合状態
でボルト等で固定する方法が一般に採用されてい
る。
一方、このようなオイルパンにおいても、最近
では当該オイルパン内のオイルの残量を表示する
ためのオイルレベルセンサを設け、所定の外部イ
ンジケータに残量表示するオイルインジケータシ
ステムが採用されるようになつている。
従つて、上記従来技術の構成において、例えば
その側壁部等に上記のようなオイルレベルセンサ
取付ボスをそのまま設置した場合には、上記オイ
ルパンの側壁部にオイルレベルセンサ取付ボスが
突出状態で存在することになるために、上述した
ようなオイルパンと遮音カバーと重合させた状態
でシリンダブロツク下面に固定することが困難に
なり、組付時の作業性が悪化する問題が生じる。
(考案の目的) 本考案は、上記の問題を改善するためになされ
たもので、エンジンのシリンダブロツク下面に取
付けられるオイルパン本体の側壁部に開口部を形
成し、該開口部に外端部が遮音カバーより内側に
位置し、かつ内端部がオイルパン内方に突出する
ようにしてオイルレベルセンサ取付用のボス部材
を設けることにより側壁面をフラツトにして組付
時の作業性を良好にしたオイルパンを提供するこ
とを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するために、エン
ジンのシリンダブロツク下面に取付けられたオイ
ルパン本体と、このオイルパン本体の外周面側に
弾性部材を介し所定の間隙を保つて取付けた遮音
カバーとを備えてなるオイルパンにおいて、上記
オイルパン本体の側壁部に開口部を形成し、該開
口部に対しオイルレベルセンサ取付用のボス部材
を上記オイルパン内側に突出させて嵌合させると
ともに、該ボス部材のオイルパン外側端面が上記
遮音カバーよりも内方に位置する構成とし、当該
ボス部材の嵌挿孔に嵌挿され、かつ上記オイルパ
ン本体内に配設される上記オイルレベルセンサを
支持するキヤツプ部材と上記遮音カバーの開口部
との間にシール部材を介設する構成としてなるも
のである。
(作用) 上記構成では、オイルパン本体の側壁部に開口
部を形成し、該開口部に対して外端を上記外周面
側の遮音カバーよりも内側に位置せしめ、かつ内
端を上記オイルパン本体内側に突出させた状態で
オイルレベルセンサ取付用のボス部材を設けるよ
うにしたから、従来のようなオイルレベルセンサ
の突出による遮音カバー組付時の作業性の悪さは
容易に解消される。しかも、該ボス部材に嵌挿さ
れて上記オイルレベルセンサを固定するキヤツプ
部材はシール部材(リツプ片)を介して遮音カバ
ー側の開口に嵌挿されているので遮音効果が特に
向上する。
(実施例) 図面は、本考案の実施例に係るオイルパンを示
している。
上記図面において、符号1はオイルパン本体を
示し、このオイルパン本体1は上部が開放され、
内部にオイル収納空間が形成された箱状の鋼板製
容器により構成されている。そして、その上端開
口周縁には、エンジンのシリンダブロツク下面に
対応して取付用のフランジ片1aが形成されてお
り、該フランジ片1aをガスケツト3を介してシ
リンダブロツク2の下面にボルト4によつて締着
することによりシリンダブロツク2の下面に固定
される。
そして、上記オイルパン本体1の側壁には、所
定形状の開口部5が形成されており、この開口部
5にはオイルレベルセンサ6を取付けるためのボ
ス部材7が当該オイルパン本体1の内方に突出し
た状態で嵌合されている。このボス部材7は、そ
のオイルパン外側端面が後述する遮音カバー12
外周面よりも内側に位置するようにして上記開口
部5に対してオイルパン本体1の内側から嵌合さ
れ、中央部にはオイルレベルセンサ6の嵌挿孔9
を形成している。この嵌挿孔9にはオイルレベル
センサ6とともにオイルパン本体1の外側からキ
ヤツプ部材8が嵌合されている。上記キヤツプ部
材8は、上記嵌挿孔9に対する嵌合状態におい
て、上記ボス部材7に対しボルト10により締着
固定される。そして、上記オイルレベルセンサ6
は、上記キヤツプ部材8を貫通嵌合してオイルパ
ン本体1内部に挿入された状態で当該キヤツプ部
材8によつて支持されている。
一方、オイルパン本体1の内部側には、上記オ
イルレベルセンサ6を囲繞する状態で油面検出用
のチヤンバー11が形成されている。このチヤン
バー11には、上部および下部にそれぞれ開口1
1a,11bが形成されており、下部開口11b
を通してオイルパン本体1内のオイルが当該チヤ
ンバー11内に導入されるようになつている。そ
して、上記オイルレベルセンサ6のフロート6a
は、上記チヤンバー11内の油面の上下変位に応
じて変位し、該変位量に応じた信号を出力して所
定の外部インジケータに油面位を表示する。
他方、符号12は、制振材料により形成された
遮音カバーであり、上記オイルパン本体1の外周
面を覆つた状態で当該オイルパン本体1外周面と
の間に所定の間隙aを保つて取付けられている。
この遮音カバー12の上端開口部周縁には、上記
オイルパン本体1と同様にフランジ片12aが形
成されており、このフランジ片12aを上記オイ
ルパン本体1のフランジ片1aに対しゴム等の弾
性部材14を介して重合した状態でオイルパン本
体1と一緒に上記シリンダブロツク2の下面に対
して固定されている。そして、その側壁には上記
オイルレベルセンサ6取付用のボス部材7に対応
して開口部15が形成されている。この開口部1
5周囲にはゴム等の弾性材料によつて形成された
リツプ片16が嵌合されていて、このリツプ片16
を介して上記ボス部材7は上記開口部15に臨む
状態で固定されている。
従つて、上記構成によれば、オイルパン本体1
に遮音カバー12を下方から嵌合し両者を重ねた
状態で後から上記オイルレベルセンサ6並びにボ
ス部材7を嵌合することによつて容易に取付ける
ことができ、エンジンのシリンダブロツク2に対
するオイルパン本体1並びに遮音カバー12の取
付けは、オイルレベルセンサ6を設けない場合と
全く同様に行なうことができる。そのため、組付
時の作業性の悪化は生じない。
(考案の効果) 本考案は、以上に説明したように、エンジンの
シリンダブロツク下面に取付けられたオイルパン
本体と、このオイルパン本体の外周面側に弾性部
材を介し所定の間隙を保つて取付けた遮音カバー
とを備えてなるオイルパンにおいて、上記オイル
パン本体の側壁部に開口部を形成し、該開口部に
対しオイルレベルセンサ取付用のボス部材を上記
オイルパン内側に突出させて嵌合させるととも
に、該ボス部材のオイルパン外側端面が上記遮音
カバーよりも内方に位置する構成とし、当該ボス
部材の嵌挿孔に嵌挿され、かつ上記オイルパン本
体内に配設される上記オイルレベルセンサを支持
するキヤツプ部材と上記遮音カバーの開口部との
間にシール部材を介設する構成としたことを特徴
とするものである。
従つて、本考案によると、オイルパン本体に遮
音カバーを下方から嵌合し両者を重ねた状態で後
から上記オイルレベルセンサ並びにボス部材を嵌
合することのみによつて容易に取付けることがで
き、エンジンのシリンダブロツクに対するオイル
パン本体並びに遮音カバーの取付けは、オイルレ
ベルセンサを設けない場合と全く同様に行なうこ
とができる。その結果、従来のようなオイルレベ
ルセンサの突出により遮音カバー組付時の作業性
の悪さは容易に解消される。
また、上記ボス部材に嵌挿されて上記オイルレ
ベルセンサを固定するキヤツプ部材は、シール機
能を持つた弾性リツプ片を介して上記遮音カバー
側の開口部に嵌合されており、特に遮音効果も高
くなつている。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例に係るオイルパンの縦
断面図である。 1……オイルパン本体、1a……フランジ片、
2……シリンダブロツク、3……ガスケツト、4
……ボルト、5……開口部、6……オイルレベル
センサ、7……ボス部材、9……嵌挿孔、11…
…油面検出用チヤンバー、12……遮音カバー、
12a……フランジ片、14……弾性部材、15
……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンのシリンダブロツク下面に取付けられ
    たオイルパン本体と、このオイルパン本体の外周
    面側に弾性部材を介し所定の間隙を保つて取付け
    た遮音カバーとを備えてなるオイルパンにおい
    て、上記オイルパン本体の側壁部に開口部を形成
    し、該開口部に対しオイルレベルセンサ取付用の
    ボス部材を上記オイルパン内側に突出させて嵌合
    させるとともに、該ボス部材のオイルパン外側端
    面が上記遮音カバーよりも内方に位置する構成と
    し、当該ボス部材の嵌挿孔に嵌挿され、かつ上記
    オイルパン本体内に配設される上記オイルレベル
    センサを支持するキヤツプ部材と上記遮音カバー
    の開口部との間にシール部材を介設する構成とし
    たことを特徴とするオイルパン。
JP16304985U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0218257Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16304985U JPH0218257Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16304985U JPH0218257Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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Publication Number Publication Date
JPS6271320U JPS6271320U (ja) 1987-05-07
JPH0218257Y2 true JPH0218257Y2 (ja) 1990-05-22

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