JPH02182561A - ブレーキ圧力制御装置 - Google Patents
ブレーキ圧力制御装置Info
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- JPH02182561A JPH02182561A JP224289A JP224289A JPH02182561A JP H02182561 A JPH02182561 A JP H02182561A JP 224289 A JP224289 A JP 224289A JP 224289 A JP224289 A JP 224289A JP H02182561 A JPH02182561 A JP H02182561A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は車両の制動時における車輪のロックを防止する
ブレーキ圧力制御装置に関する。
ブレーキ圧力制御装置に関する。
従来、この種の装置として、構造の簡略化の要請から、
後輪のみ油圧制御し、減圧時にリザーバに溜められたブ
レーキ油をマスタシリンダに還流するためのポンプを省
略し、ブレーキの解除に伴うマスタシリンダの減圧によ
りリザーバに溜められたブレーキ油をマスタシリンダに
還流させるようにした装置が知られている(特開昭61
−222850号公報)。
後輪のみ油圧制御し、減圧時にリザーバに溜められたブ
レーキ油をマスタシリンダに還流するためのポンプを省
略し、ブレーキの解除に伴うマスタシリンダの減圧によ
りリザーバに溜められたブレーキ油をマスタシリンダに
還流させるようにした装置が知られている(特開昭61
−222850号公報)。
このリザーバに戻されたブレーキ油をマスタシリンダに
還流するためのポンプを用いない装置では、リザーバの
容量以上にブレーキ油をホイールシリンダから戻すこと
ができない。したがって、リザーバが満杯になるとブレ
ーキ圧力をそれ以上減圧することができないので、車輪
がロックするという問題がある。そこで、特開昭61−
222850号公報によると、制動当初に、車輪のスリ
ップが検出された時には、減圧しその後その油圧を保持
するという制御が行われている。しかし、かかる方法は
、油圧保持による制御のため、やや制動力が犠牲になっ
ている。特に、低摩擦係数路面から高摩擦係数路面にか
けて制動が行われるとき、最大制動力より低いところで
制動が実行されることになる。又、このように、制動力
がやや犠牲になるため、かかる制御方法は後輪にのみ適
用される。 しかしながら、特に制動初期時の操舵力を確保するため
には、前輪も油圧制御する必要がある。 本発明は、上記のように、リザーバのブレーキ油をマス
タシリンダに還流させるポンプを有しないブレーキ圧力
制御装置において、前輪及び後輪のブレーキ圧力を制御
し、制動時の操舵性、走行安定性、制動性を共に向上さ
せることを目的とする。
還流するためのポンプを用いない装置では、リザーバの
容量以上にブレーキ油をホイールシリンダから戻すこと
ができない。したがって、リザーバが満杯になるとブレ
ーキ圧力をそれ以上減圧することができないので、車輪
がロックするという問題がある。そこで、特開昭61−
222850号公報によると、制動当初に、車輪のスリ
ップが検出された時には、減圧しその後その油圧を保持
するという制御が行われている。しかし、かかる方法は
、油圧保持による制御のため、やや制動力が犠牲になっ
ている。特に、低摩擦係数路面から高摩擦係数路面にか
けて制動が行われるとき、最大制動力より低いところで
制動が実行されることになる。又、このように、制動力
がやや犠牲になるため、かかる制御方法は後輪にのみ適
用される。 しかしながら、特に制動初期時の操舵力を確保するため
には、前輪も油圧制御する必要がある。 本発明は、上記のように、リザーバのブレーキ油をマス
タシリンダに還流させるポンプを有しないブレーキ圧力
制御装置において、前輪及び後輪のブレーキ圧力を制御
し、制動時の操舵性、走行安定性、制動性を共に向上さ
せることを目的とする。
上記課題を解決するための発明の構成は、第1図に示す
ように、それぞれ、前輪及び後輪のブレーキ油圧経路に
配設され、前輪及び後輪のホイールシリンダのブレーキ
圧力を増圧、保持及び減圧する前輪用圧力弁手段及び後
輪用圧力弁手段と、それぞれ、減圧時にホイールシリン
ダから前輪用圧力弁手段及び後輪用圧力弁手段を介して
戻されたブレーキ油を一時貯蔵し、ブレーキペダルの戻
りによるマスタシリンダの減圧によりそのブレーキ油が
マスタシリンダに還流されるように配設された前輪用リ
ザーバ及び後輪用リザーバとを有するブレーキ圧力制御
装置において、 制動時、後輪にスリップが検出された時は、後輪のブレ
ーキ圧力を減圧後保持するように前記後輪用圧力弁手段
を制御する第1制御手段と、制動時、前輪にスリップが
検出された時に、前輪のブレーキ圧力を減圧後保持する
減圧制御と、その後、前輪の車輪速度が回復した場合に
は、増圧、保持を1周期として繰り返すステップ増圧制
御とを前輪のスリップ状態に応じて交互に行うように前
記前輪用圧力弁手段を制御する第2制御手段とを設けた
ことを特徴とする。
ように、それぞれ、前輪及び後輪のブレーキ油圧経路に
配設され、前輪及び後輪のホイールシリンダのブレーキ
圧力を増圧、保持及び減圧する前輪用圧力弁手段及び後
輪用圧力弁手段と、それぞれ、減圧時にホイールシリン
ダから前輪用圧力弁手段及び後輪用圧力弁手段を介して
戻されたブレーキ油を一時貯蔵し、ブレーキペダルの戻
りによるマスタシリンダの減圧によりそのブレーキ油が
マスタシリンダに還流されるように配設された前輪用リ
ザーバ及び後輪用リザーバとを有するブレーキ圧力制御
装置において、 制動時、後輪にスリップが検出された時は、後輪のブレ
ーキ圧力を減圧後保持するように前記後輪用圧力弁手段
を制御する第1制御手段と、制動時、前輪にスリップが
検出された時に、前輪のブレーキ圧力を減圧後保持する
減圧制御と、その後、前輪の車輪速度が回復した場合に
は、増圧、保持を1周期として繰り返すステップ増圧制
御とを前輪のスリップ状態に応じて交互に行うように前
記前輪用圧力弁手段を制御する第2制御手段とを設けた
ことを特徴とする。
後輪では、第1制御手段により、スリップが検出される
と、ブレーキ圧力の減圧後その圧力を保持するという減
圧制御が行われる。又、前輪では、第2制御手段により
、前輪のスリップが検出された時にはブレーキ圧力の減
圧後その圧力を保持する減圧制御と、その後、前輪の車
輪速度が回復した場合にはブレーキ圧力の増圧と保持を
1周期として繰り返すステップ増圧制御とが、車輪のス
リップ状態に応じて繰り返し実行される。 この結果、制動に重点が置かれる前輪では、ブレーキ圧
力の増圧と減圧との繰り返しにより、スリップ率がより
最適値に保持されるので制動力がより高くなる。又、上
記のようなステップ増圧制御によりリザーバが満杯とな
ると減圧できず前輪がロックされてしまう可能性がある
が、かかる状態に達するまでは、効率の高い高摩擦での
制動が行われ、且つ、操舵性が確保される。一般に、操
舵性を要求されるのは、制動当初であるので、制動終期
での前輪ロックはあまり問題とはならない。 又、常時、リザーバが満杯になるまで、ブレーキペダル
が踏み込まれている場合は少なく、上記の制御でも前輪
がロックされる場合は頻繁には起こらない。又、後輪で
は、ブレーキ圧力を減圧後保持するという制御のため、
後輪がロックされることがないので、走行安定が確保さ
れる。
と、ブレーキ圧力の減圧後その圧力を保持するという減
圧制御が行われる。又、前輪では、第2制御手段により
、前輪のスリップが検出された時にはブレーキ圧力の減
圧後その圧力を保持する減圧制御と、その後、前輪の車
輪速度が回復した場合にはブレーキ圧力の増圧と保持を
1周期として繰り返すステップ増圧制御とが、車輪のス
リップ状態に応じて繰り返し実行される。 この結果、制動に重点が置かれる前輪では、ブレーキ圧
力の増圧と減圧との繰り返しにより、スリップ率がより
最適値に保持されるので制動力がより高くなる。又、上
記のようなステップ増圧制御によりリザーバが満杯とな
ると減圧できず前輪がロックされてしまう可能性がある
が、かかる状態に達するまでは、効率の高い高摩擦での
制動が行われ、且つ、操舵性が確保される。一般に、操
舵性を要求されるのは、制動当初であるので、制動終期
での前輪ロックはあまり問題とはならない。 又、常時、リザーバが満杯になるまで、ブレーキペダル
が踏み込まれている場合は少なく、上記の制御でも前輪
がロックされる場合は頻繁には起こらない。又、後輪で
は、ブレーキ圧力を減圧後保持するという制御のため、
後輪がロックされることがないので、走行安定が確保さ
れる。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
第2図において、ブレーキペダル6の作動により加圧さ
れるマスタシリンダ1には前輪及び後輪の2系統の油圧
経路30.40が接続されている。 その油圧経路30には3ポ一ト3位置構造の電磁弁(3
位置弁)7が配設されている。その電磁弁7の作動位置
がA位置の時には、マスタシリンダ1で加圧された圧油
が油圧経路31を介して左右前輪のホイールシリンダ2
.3に供給され、ブレーキ圧力は加圧状態となる。この
状態は通常のブレーキ動作状態である。又、電磁弁7の
作動位置がB位置の時には、油圧経路31は他の油圧経
路30.32に対して遮断され、ホイールシリンダ2.
3内の油圧は保持され、ブレーキ圧力は保持状態となる
。更に、電磁弁7の作動位置がC位置の時には、油圧経
路31は油圧経路30と遮断されるが油圧経路32と連
通し、ホイールシリンダ2.3内の圧油は油圧経路31
.32を介して、リザーバ13に戻され、ブレーキ圧力
は減圧状態となる。 又、油圧経路31はチエツク弁9を介して油圧経路30
と接続されており、ブレーキペダル6の復元に伴いマス
タシリンダ1内の油圧が減圧されると、ホイールシリン
ダ2.3内のブレーキ油は一部マスタシリンダ1に還元
され、ホイールシリンダ2.3は無圧状態となり、ブレ
ーキは解放される。 又、油圧経路33はチエツク弁10を介して油圧経路3
0と接続されており、同様に、ブレーキペダル6の復元
に伴うマスタシリンダ1の減圧により、リザーバ13に
溜められたブレーキ油は完全にマスタシリンダ1に還流
される。 後輪のブレーキ系統も上述の前輪のブレーキ系統と同様
に構成されている。即ち、マスタシリンダ1に接続され
る油圧経路40に電磁弁8が配設され、その電磁弁8は
油圧経路41を介して後輪のホイールシリンダ4.5と
接続され、電磁弁8は他方において油圧経路42を介し
てリザーバ14に接続され、リザーバ14は油圧経路4
3及びチエツク弁12を介して油圧経路40に、油圧経
路41はチエツク弁11を介して油圧経路40にそれぞ
れ接続されている。又、マスタシリンダ1の油圧が所定
値を越えると、その後の後輪のホイールシリンダ4.5
のブレーキ圧力の上昇比率を前輪のホイールシリンダ2
.3のそれに比べて小さくするプロポーショニングバル
ブ12が油圧経路40に配設されている点で前輪の油圧
系統と異なる。 その他、左右前輪の回転速度を検出する速度センサ15
.16と後輪の回転速度を検出する速度センサ17が配
設されている。前輪の速度センサ15.16は各左右輪
のナックルに取付けられ、ハブの先端に溝の切られたセ
ンサロータの回転数を検出し、後輪の速度センサ17は
トランスミッションのスピードメータケーブル接続部に
取付けられ、その回転数、即ち、左右輪の平均速度を検
出するようにしている。これらの速度センサ15.16
.17及びブレーキペダル6が作動状態か否かを検出す
るブレーキスイッチ19の出力信号は、これらの信号に
応じて電磁弁7.8の弁位置を制御する電子制御装置2
0に入力している。 次に、電子制御装置20の作用について説明する。 第3図に示すタイミングチャートに沿って、制御手順を
説明する。 通常、電磁弁7.8の作動位置はA位置となっおり、ブ
レーキペダル6が、時刻t1において作動すると、前輪
及び後輪のホイールシリンダ2.3.4.5のブレーキ
圧力は向上し、ブレーキがきき始める。すると、前輪及
び後輪の車輪速度が急激に減少し、予測される車体速度
■との間で速度差を生じ、車輪はスリップし始めそのス
リップ率は急激に大きくなる。 この車輪のスリップ開始が検出されると、前輪と後輪の
ブレーキ圧力は別々の制御方法にて制御される。 次に、前輪のブレーキ圧力の制御手順について説明する
。 時刻t、で前輪のスリップ率が閾値Th1以上となりス
ッリプが検出されると、電磁弁7の作動位置はB位置に
切換られ、その後、更にスリップ率が閾値Th2より大
きくなるか、車輪加速度が閾値−にG(にG〉0)より
小さく(即ち、車輪減速度が閾値KGより大きく)なる
時刻t、で電磁弁7の作動位置はC位置に切換られ、ホ
イールシリンダ2.3の圧油がリザーバ13に還元され
、ブレーキ圧力は減圧される。ブレーキ圧力が減圧され
ると、車輪は加速され始める。そして、スリップ率が閾
値Th2以下で車輪加速度が閾値−KG以上(即ち、車
輪速度に所定条件の回復が見られる)となる時刻t4に
おいて、電磁弁7の作動位置は再びB位置に切換られ、
ブレーキ圧力はその減圧状態に保持される。 すると、車輪速度は更に加速され、スリップ率は更に減
少する。すると、スリップ率が閾値Th3より小さくな
る(即ち、車輪速度が所定条件を満たすまで回復する)
時刻1.から、スリップ率が閾値TH2より大きくなる
か車輪加速度が閾値−KG(にG〉O)より小さくなる
時刻t6の間、電磁弁7の作動位置がA位置の増圧位置
とB位置の保持位置とで所定の周期で切り換えられる。 この切換周期は切換回数と共に変化する予め決められた
周期パターン特性で決定される。このステップ増圧制御
の結果、ホイールシリンダ2.3のブレーキ圧は時刻t
、から階段状に緩やかに上昇する。すると、ブレーキが
きき始め前輪は又減速され、スリップを生じるようにな
る。そして、そのスリップ率か車輪加速度が上記閾値よ
り大きくなる時刻t6において、電磁弁7の作動位置は
C位置に切換られ、ブレーキ圧力は減圧される。その後
、スリップ率が閾値Th2以下で車輪加速度が閾値−K
G以上となる時刻t7で再び電磁弁7の作動位置はB位
置に切換られ、ブレーキ圧力はその減圧状態に保持され
る。 以上のような、減圧制御とステップ増圧制御が車輪のス
リップ状態に応じて繰り返し実行され、車体速度は低下
していく。ところが、減圧制御時に、リザーバ13にブ
レーキ油が戻されるが、リザーバ13が満杯になると、
これ以上ブレーキ圧力を減圧することは不可能となる。 このような状態になる時刻t8では、ブレーキ圧力は増
圧状態で保持されるため、前輪は減速されそのスリップ
率は増加し、最後に完全にロックされる。そのロック状
態が一定時間KT以上継続される時刻t、において、上
記のステップ増圧制御が行われ、ブレーキ圧力は緩やか
に上昇される。ブレーキ圧力の増圧が完了する時刻t1
゜において、電磁弁7の作動位置はA位置に保持され、
マスタシリンダ1とホイールシリンダ2.3とが直結さ
れる。又、制御途中で、ブレーキペダル6が戻されると
、電磁弁7の作動位置はA位置に保持され、マスタシリ
ンダ1と前輪のホイールシリンダ2.3とが直結される
。 次に、後輪の制御手順について説明する。 時刻t3.で後輪のスリップ率が閾値Th1以上となり
スッリプが検出されると、電磁弁8の作動位置はB位置
に切換られ、その後、更にスリップ率が閾値Th2より
大きくなるか、車輪加速度が閾値−KGより小さくなる
時刻t□で電磁弁8の作動位置はC位置に切換られ、ホ
イールシリンダ4.5の圧油がリザーバ14に還元され
、ブレーキ圧力は減圧される。ブレーキ圧力が減圧され
ると、車輪は加速され始める。そして、スリップ率が閾
値Th2以下で車輪加速度が閾値−KG以上となる時刻
tt、に右いて、電磁弁8の作動位置は再びB位置に切
換られ、ブレーキ圧力はその減圧状態に保持される。す
ると、車輪速度は更に加速され、スリップ率は更に減少
する。その後、後輪ではこの時のブレーキ圧力が保持さ
れ、後輪は一定のスリップ率で車体速度に追随して減速
される。 そして、前輪のロック状態が一定時間継続された後の時
刻t、において、後輪は前輪と同様にステップ増圧制御
される。すると、後輪はスリップし始め、スリップ率が
閾値Th2より大きくなるか、車輪加速度が閾値−KG
より小さくなる時刻t2sで電磁弁8の作動位置はC位
置に切換られ、ホイールシリンダ4.5の圧油がリザー
バ14に還元され、ブレーキ圧力は減圧される。ブレー
キ圧力が減圧されると、車輪は加速され始める。そして
、スリップ率が閾値Th2以下で車輪加速度が閾値−K
G以上(即ち、車輪速度に所定条件の回復が見られる)
となる時刻t24において、電磁弁8の作動位置は再び
B位置に切換られ、ブレーキ圧力はその減圧状態に保持
される。すると、車輪速度は更に加速され、スリップ率
は更に減少する。そして、スリップ率が閾値Th3より
小さくなると、再度ステップ増圧制御が実行される。こ
のように、上記のステップ増圧制御と減圧制御とが後輪
のスリップ状態に応じて繰り返し実行される。その後、
ブレーキペダル6が戻されると、電磁弁8の作動位置は
A位置に保持され、マスタシリンダ1と後輪のホイール
シリンダ4.5とが直結される。 次に、上記の油圧制御の指令する電子制御装置20の処
理手順について第4図を参照して説明する。 ステップ100では各種のフラグが初期設定され、次の
ステップ102では演算軸が設定される。この演算軸は
前輪と後輪とで交互に設定される。ステップ104では
、ステップ102で設定された演算軸の車輪速度が速度
センサ2.3又は速度センサ17から入力され、前回測
定時からの経過時間により車輪加速度が演算される。尚
、前輪の場合には、左右輪のうち、車輪速度は大きい方
が、車輪加速度は小さい方が選択される。次に、ステッ
プ106でスリップ率が演算される。このスリップ率は
制動後の予測される車体速度に対する車体速度と車輪速
度との差の割合で定義される。そして、ステップ108
に移行して、現在、演算軸は油圧制御中か否かがその演
算軸の制御中フラグがセットされているか否かで判定さ
れる。最初の実行サイクルではフラグはリセットされて
いるので、演算軸は制御中でないことになり、ステップ
110で、スリップ率が閾値Th1以上か否かで、その
演算軸にスリップが発生したか否かが判定される。スリ
ップが発生していな場合には、ステップ112へ移行し
て、演算軸に対応した電磁弁7又は電磁弁8の作動位置
がA位置となるような増圧指令信号が出力される。尚、
−通常は、電磁弁7又は電磁弁8の作動位置はA位置で
あるので、A位置にある場合には、電磁弁の作動位置の
変化は見られない。そして、ステップ102へ戻り、他
の演算軸の制御が実行される。こうして、通常は、ステ
ップ102〜112を繰り返す処理が実行されることに
なる。 そして、ブレーキペダル6が作動し、車輪に制動がかか
るとスリップ率は大きくなり、ステップ110の判定が
YtlSとなる。このタイミングは第3図の時刻t2又
は時刻t2゜である。すると、ステップ114へ移行し
て、その演算軸が制御中であることを記憶するため、制
御中フラグがセットされ、次のステップ116でその演
算軸は前輪か否かが判定される。制御輪が前輪の場合に
は、ステップ118へ移行して、右前輪のロック時間T
LRと左前輪のロック時間TLLとが共に所定値KTよ
り大きいか否かが判定される。この判定結果がYESと
なるタイミングは、第3図において、時刻t、に対応す
る。 尚、このロック時間の計数のために、ステップ106で
スリップ率が100%になった時に、各タイマをスター
トさせ、スリップ率が100%でなくなった時に、タイ
マを停止させている。 ロック時間が所定値より大きくない場合(制動当初は、
この条件が満たされる)には、ステップ120へ移行し
て、ステップ106で演算されたスリップ率が閾値Th
3より小さいか否かが判定される。 この判定は車輪速度が回復してステップ増圧制御に移行
するタイミングを決定する判定であり、Th3<Thl
に設定されているので、制動によりスリップ率が閾値T
hlより大きくなりかけた時には、当然にスリップ率は
閾値Th3以上となり、ステップ120の判定はNOと
、なり、ステップ122へ移行する。そして、ステップ
122では、スリップ率が閾値Th2(Th2 >Th
1)より大きいか否かが判定される。 この判定は、ブレーキ圧力を減圧するタイミングを決定
するための判定である。又、制動によりスリップが増大
過程にある場合には、未だ、この条件を満たすに至らず
、ステップ124に移行して、演算軸の加速度が閾値−
KG (KG > O)より小さいか否か、即ち、減速
の程度が大きいか否かが判定され。 る。この判定は、時刻ts、titにおける保持状態か
ら減圧状態へ変化させるタイミングを決定するための判
定である。制御当初はスリップ率の増大傾向も小さく、
従って、車輪加速度<−KGを満たすことがないので、
ステップ126へ移行して、演算軸に対応する電磁弁7
又は8の作動位置をB位置の保持状態に切換える指令信
号が出力される。このタイミングは第3図の時刻t、又
はt、。に対応する。そして、ステップ102に戻り、
同様な処理が繰り返される。 演算軸の制御中フラグがセット状態にあると、ステップ
108の判定がYESとなり、上記と同様にステップ1
14以下のステップが実行される。そして、油圧の保持
が継続されると、スリップ率が閾値Th2より大きくな
るか、演算軸の車輪加速度が閾値−KGより小さくなる
。すると、ステップ122又はステプ11240判定が
YBSとなり、ステップ128へ移行して、演算軸に対
応した電磁弁7又は8の作動位置をC位置に切り換える
指令信号が出力され、ブレーキ圧力は減圧状態となる。 このタイミングは第3図の時刻ts、 tz+となる。 この減圧状態が継続すると、車輪は加速されてスリップ
率は減少し、車輪加速度は増加する。すると、スリップ
率が再度閾値Th2以下となり且つ車輪加速度が閾値−
KG以上となると、ステップ122及び124の判定が
共にNOとなり、ステップ126へ移行して、電磁弁7
又は8の作動位置をB位置とする指令信号が出力され、
ブレーキ圧力は保持状態とされる。このタイミングが第
3図の時刻t。 又は時刻t22に対応する。 保持状態が継続されると、更に、車輪速度は車体速度に
対してその保持圧に対応した一定のスリップ率だけ低い
速度まで回復するようになる。 この過程にふいて、後輪の制御では、ステップ116の
判定がNOとなり、前輪が所定時間以上ロックするまで
は、ステップ142の判定はNOである。 又、スリップ率は閾値Th2より大きくなることはなく
、加速度も閾値−にGより小さくなることはないので、
ステップ122.124の判定は共にNOとなり、減圧
状態が保持される。 一方、前輪制御では、ブレーキ圧力の保持状態で、ステ
ップ120が実行され、スリップ率が閾値Th3より小
さいか否かが判定される。スリップ率が閾値Th3以上
の間は保持状態が継続されるが、スリップ率が閾値Th
3より小さくなるまで車輪速度が回復すると、ステップ
130に移行して、ステップ増圧制御が完了したか否か
が判定される。このステップの最初の実行時には、ステ
ップ増圧制御は完了していないので、ステップ132へ
移行して、ブレーキスイッチ19の出力信号からブレー
キペダル6が解放されたか否かが判定され、ブレーキ作
動状態である場合には、ステップ134でステップ増圧
制御が実行される。即ち、増圧、保持を1周期とする制
御が実行される。この制御は、各周期での増圧期間と保
持期間を制御周期分だけ決定した増圧パターン特性で記
憶されており、ステップ134を実行する時刻の属する
期間が増圧期間か保持期間が判定され、その期間に対応
した圧力状態を実現する指令信号が出力されることによ
り実行される。最初にステップ増圧制御が実行されるタ
イミングが時刻tsに対応する。又、このような増圧、
保持を1周期とするステップ増圧制御が実行されると、
ホイールシリンダ2.3の油圧は徐々に向上するので、
再度、前輪は減速され、スリップすることになる。する
と、前輪のスリップ率は閾値Th3以上となるとステッ
プ120の判定がNoとなり、スリップ率が閾値Th2
以下で且つ加速度が閾値−KG以上の場合には、ステッ
プ122.124の判定が共にNOとなり、ステップ1
26で保持状態指令信号が出力される。次に、更に、ス
リップ率が大きくなり、スリップ率が閾値Th2より大
きくなるか、加速度が閾値−KGより小さくなると、ス
テップ128で減圧指令信号が出力される。以下、前述
したような減圧制御と、ステップ増圧制御とが前輪のス
リップ状態に応じて繰り返される。 尚、上記の増圧制御中において、ブレーキペダル6が解
放された場合には、ステップ132の判定がY[lSと
なり、ステップ138で全輪制御中フラグがリセットさ
れ、ステップ112へ移行して電磁弁7及び8の作動位
置はA位置の増圧位置に切換られる。 又、上記の前輪の制御過程で、前輪のロック時間が所定
時間KT以上継続されると、ステップ130以下へ移行
して、ステップ増圧制御が実行される。 又、上記の後輪の制御過程で、前輪のロック時間が所定
時間KT以上継続されると、ステップ142の判定がY
ESとなり、ステップ120以下、即ち、前輪制御と同
様に減圧制御及びステップ増圧制御の繰り返しが実行さ
れる。又、制御の終了タイミングも前輪の終了タンミン
グと同様となる。 次に、他の実施例について説明する。 装置の構成は第2図と同様である。プロボーショニング
バルブ12の作用により、後輪のブレーキ圧力の上昇は
前輪のそれに比べてやや遅れる。 そこで、第5図に示すように、制動開始後の後輪のブレ
ーキ圧力の減圧のタイミングを前輪のスリップ率が閾値
Th1以上となりスリップし始めた時に設定し、かつ、
その時刻からステップ増圧制御を行い、後輪がスリップ
し始めた時に保持、減圧制御するようにしている。この
ようにすることで、後輪のブレーキ圧力の上昇を押さえ
られるので、減圧制御時に戻される圧油の量を少なくす
ることができる。 この処理を実行するプログラムを示したのが第6図であ
る。 第4図のフローチャートに対し同一ステップには同一番
号が付されている。そして、第4図のフローチャートに
対して異なる点は、ステップ200がステップ110と
ステップ112の間に挿入され、そのステップ200の
判定がYIESの時に実行されるステップ202が挿入
されたことである。 後輪の制御時において、後輪のスリップが発生していな
場合には、ステップ110の判定はNOであり、ステッ
プ200で演算軸が後輪か否かが判定され、後輪の場合
には、ステップ202へ移行して、前輪制御中か否かが
判定され、前輪制御中の場合には、ステップ134でス
テップ増圧指令が実行される。又、ステップ202で前
輪の制御中でないと判定された場合には、ステップ11
2で増圧指令が実行される。又、後輪にスリップが発生
すると、ステップ110の判定がYIESとなるので、
上記した後輪の制御が実行される。このようにして、後
輪のブレーキ圧の急激な立ち上がりを防止して、減圧時
に戻される油の量を少なくすることができる。 本発明は第2図の構成の装置の他、第7図〜第11図の
構成の装置にも適用できる。 即ち、第7図の装置は、ブレーキ圧力の増圧と保持とを
2位置の電磁弁71.81で行い、保持と減圧とを2位
置の電磁弁72.82で行っている。 又、第8図の装置は、左前輪と右前輪とをそれぞれの車
輪速度に応じて独立に制御するもので、そのために、電
磁弁7R,7Lが用いられている。 又、第9図の装置は、前輪駆動車両に使用される装置を
示しており、後輪の左右輪が車速センサ21.22で独
立に測定され、独立に制御される。 又、第10図の装置は、第9図の装置で使用された3位
置電磁弁の代わりに、第7図の装置と同様に、2位置の
電磁弁71.72.81.82を使用したものである。 又、第11図の装置は、前輪駆動車両に使用される装置
で、X字配管でブレーキ系統を構成した装置である。
れるマスタシリンダ1には前輪及び後輪の2系統の油圧
経路30.40が接続されている。 その油圧経路30には3ポ一ト3位置構造の電磁弁(3
位置弁)7が配設されている。その電磁弁7の作動位置
がA位置の時には、マスタシリンダ1で加圧された圧油
が油圧経路31を介して左右前輪のホイールシリンダ2
.3に供給され、ブレーキ圧力は加圧状態となる。この
状態は通常のブレーキ動作状態である。又、電磁弁7の
作動位置がB位置の時には、油圧経路31は他の油圧経
路30.32に対して遮断され、ホイールシリンダ2.
3内の油圧は保持され、ブレーキ圧力は保持状態となる
。更に、電磁弁7の作動位置がC位置の時には、油圧経
路31は油圧経路30と遮断されるが油圧経路32と連
通し、ホイールシリンダ2.3内の圧油は油圧経路31
.32を介して、リザーバ13に戻され、ブレーキ圧力
は減圧状態となる。 又、油圧経路31はチエツク弁9を介して油圧経路30
と接続されており、ブレーキペダル6の復元に伴いマス
タシリンダ1内の油圧が減圧されると、ホイールシリン
ダ2.3内のブレーキ油は一部マスタシリンダ1に還元
され、ホイールシリンダ2.3は無圧状態となり、ブレ
ーキは解放される。 又、油圧経路33はチエツク弁10を介して油圧経路3
0と接続されており、同様に、ブレーキペダル6の復元
に伴うマスタシリンダ1の減圧により、リザーバ13に
溜められたブレーキ油は完全にマスタシリンダ1に還流
される。 後輪のブレーキ系統も上述の前輪のブレーキ系統と同様
に構成されている。即ち、マスタシリンダ1に接続され
る油圧経路40に電磁弁8が配設され、その電磁弁8は
油圧経路41を介して後輪のホイールシリンダ4.5と
接続され、電磁弁8は他方において油圧経路42を介し
てリザーバ14に接続され、リザーバ14は油圧経路4
3及びチエツク弁12を介して油圧経路40に、油圧経
路41はチエツク弁11を介して油圧経路40にそれぞ
れ接続されている。又、マスタシリンダ1の油圧が所定
値を越えると、その後の後輪のホイールシリンダ4.5
のブレーキ圧力の上昇比率を前輪のホイールシリンダ2
.3のそれに比べて小さくするプロポーショニングバル
ブ12が油圧経路40に配設されている点で前輪の油圧
系統と異なる。 その他、左右前輪の回転速度を検出する速度センサ15
.16と後輪の回転速度を検出する速度センサ17が配
設されている。前輪の速度センサ15.16は各左右輪
のナックルに取付けられ、ハブの先端に溝の切られたセ
ンサロータの回転数を検出し、後輪の速度センサ17は
トランスミッションのスピードメータケーブル接続部に
取付けられ、その回転数、即ち、左右輪の平均速度を検
出するようにしている。これらの速度センサ15.16
.17及びブレーキペダル6が作動状態か否かを検出す
るブレーキスイッチ19の出力信号は、これらの信号に
応じて電磁弁7.8の弁位置を制御する電子制御装置2
0に入力している。 次に、電子制御装置20の作用について説明する。 第3図に示すタイミングチャートに沿って、制御手順を
説明する。 通常、電磁弁7.8の作動位置はA位置となっおり、ブ
レーキペダル6が、時刻t1において作動すると、前輪
及び後輪のホイールシリンダ2.3.4.5のブレーキ
圧力は向上し、ブレーキがきき始める。すると、前輪及
び後輪の車輪速度が急激に減少し、予測される車体速度
■との間で速度差を生じ、車輪はスリップし始めそのス
リップ率は急激に大きくなる。 この車輪のスリップ開始が検出されると、前輪と後輪の
ブレーキ圧力は別々の制御方法にて制御される。 次に、前輪のブレーキ圧力の制御手順について説明する
。 時刻t、で前輪のスリップ率が閾値Th1以上となりス
ッリプが検出されると、電磁弁7の作動位置はB位置に
切換られ、その後、更にスリップ率が閾値Th2より大
きくなるか、車輪加速度が閾値−にG(にG〉0)より
小さく(即ち、車輪減速度が閾値KGより大きく)なる
時刻t、で電磁弁7の作動位置はC位置に切換られ、ホ
イールシリンダ2.3の圧油がリザーバ13に還元され
、ブレーキ圧力は減圧される。ブレーキ圧力が減圧され
ると、車輪は加速され始める。そして、スリップ率が閾
値Th2以下で車輪加速度が閾値−KG以上(即ち、車
輪速度に所定条件の回復が見られる)となる時刻t4に
おいて、電磁弁7の作動位置は再びB位置に切換られ、
ブレーキ圧力はその減圧状態に保持される。 すると、車輪速度は更に加速され、スリップ率は更に減
少する。すると、スリップ率が閾値Th3より小さくな
る(即ち、車輪速度が所定条件を満たすまで回復する)
時刻1.から、スリップ率が閾値TH2より大きくなる
か車輪加速度が閾値−KG(にG〉O)より小さくなる
時刻t6の間、電磁弁7の作動位置がA位置の増圧位置
とB位置の保持位置とで所定の周期で切り換えられる。 この切換周期は切換回数と共に変化する予め決められた
周期パターン特性で決定される。このステップ増圧制御
の結果、ホイールシリンダ2.3のブレーキ圧は時刻t
、から階段状に緩やかに上昇する。すると、ブレーキが
きき始め前輪は又減速され、スリップを生じるようにな
る。そして、そのスリップ率か車輪加速度が上記閾値よ
り大きくなる時刻t6において、電磁弁7の作動位置は
C位置に切換られ、ブレーキ圧力は減圧される。その後
、スリップ率が閾値Th2以下で車輪加速度が閾値−K
G以上となる時刻t7で再び電磁弁7の作動位置はB位
置に切換られ、ブレーキ圧力はその減圧状態に保持され
る。 以上のような、減圧制御とステップ増圧制御が車輪のス
リップ状態に応じて繰り返し実行され、車体速度は低下
していく。ところが、減圧制御時に、リザーバ13にブ
レーキ油が戻されるが、リザーバ13が満杯になると、
これ以上ブレーキ圧力を減圧することは不可能となる。 このような状態になる時刻t8では、ブレーキ圧力は増
圧状態で保持されるため、前輪は減速されそのスリップ
率は増加し、最後に完全にロックされる。そのロック状
態が一定時間KT以上継続される時刻t、において、上
記のステップ増圧制御が行われ、ブレーキ圧力は緩やか
に上昇される。ブレーキ圧力の増圧が完了する時刻t1
゜において、電磁弁7の作動位置はA位置に保持され、
マスタシリンダ1とホイールシリンダ2.3とが直結さ
れる。又、制御途中で、ブレーキペダル6が戻されると
、電磁弁7の作動位置はA位置に保持され、マスタシリ
ンダ1と前輪のホイールシリンダ2.3とが直結される
。 次に、後輪の制御手順について説明する。 時刻t3.で後輪のスリップ率が閾値Th1以上となり
スッリプが検出されると、電磁弁8の作動位置はB位置
に切換られ、その後、更にスリップ率が閾値Th2より
大きくなるか、車輪加速度が閾値−KGより小さくなる
時刻t□で電磁弁8の作動位置はC位置に切換られ、ホ
イールシリンダ4.5の圧油がリザーバ14に還元され
、ブレーキ圧力は減圧される。ブレーキ圧力が減圧され
ると、車輪は加速され始める。そして、スリップ率が閾
値Th2以下で車輪加速度が閾値−KG以上となる時刻
tt、に右いて、電磁弁8の作動位置は再びB位置に切
換られ、ブレーキ圧力はその減圧状態に保持される。す
ると、車輪速度は更に加速され、スリップ率は更に減少
する。その後、後輪ではこの時のブレーキ圧力が保持さ
れ、後輪は一定のスリップ率で車体速度に追随して減速
される。 そして、前輪のロック状態が一定時間継続された後の時
刻t、において、後輪は前輪と同様にステップ増圧制御
される。すると、後輪はスリップし始め、スリップ率が
閾値Th2より大きくなるか、車輪加速度が閾値−KG
より小さくなる時刻t2sで電磁弁8の作動位置はC位
置に切換られ、ホイールシリンダ4.5の圧油がリザー
バ14に還元され、ブレーキ圧力は減圧される。ブレー
キ圧力が減圧されると、車輪は加速され始める。そして
、スリップ率が閾値Th2以下で車輪加速度が閾値−K
G以上(即ち、車輪速度に所定条件の回復が見られる)
となる時刻t24において、電磁弁8の作動位置は再び
B位置に切換られ、ブレーキ圧力はその減圧状態に保持
される。すると、車輪速度は更に加速され、スリップ率
は更に減少する。そして、スリップ率が閾値Th3より
小さくなると、再度ステップ増圧制御が実行される。こ
のように、上記のステップ増圧制御と減圧制御とが後輪
のスリップ状態に応じて繰り返し実行される。その後、
ブレーキペダル6が戻されると、電磁弁8の作動位置は
A位置に保持され、マスタシリンダ1と後輪のホイール
シリンダ4.5とが直結される。 次に、上記の油圧制御の指令する電子制御装置20の処
理手順について第4図を参照して説明する。 ステップ100では各種のフラグが初期設定され、次の
ステップ102では演算軸が設定される。この演算軸は
前輪と後輪とで交互に設定される。ステップ104では
、ステップ102で設定された演算軸の車輪速度が速度
センサ2.3又は速度センサ17から入力され、前回測
定時からの経過時間により車輪加速度が演算される。尚
、前輪の場合には、左右輪のうち、車輪速度は大きい方
が、車輪加速度は小さい方が選択される。次に、ステッ
プ106でスリップ率が演算される。このスリップ率は
制動後の予測される車体速度に対する車体速度と車輪速
度との差の割合で定義される。そして、ステップ108
に移行して、現在、演算軸は油圧制御中か否かがその演
算軸の制御中フラグがセットされているか否かで判定さ
れる。最初の実行サイクルではフラグはリセットされて
いるので、演算軸は制御中でないことになり、ステップ
110で、スリップ率が閾値Th1以上か否かで、その
演算軸にスリップが発生したか否かが判定される。スリ
ップが発生していな場合には、ステップ112へ移行し
て、演算軸に対応した電磁弁7又は電磁弁8の作動位置
がA位置となるような増圧指令信号が出力される。尚、
−通常は、電磁弁7又は電磁弁8の作動位置はA位置で
あるので、A位置にある場合には、電磁弁の作動位置の
変化は見られない。そして、ステップ102へ戻り、他
の演算軸の制御が実行される。こうして、通常は、ステ
ップ102〜112を繰り返す処理が実行されることに
なる。 そして、ブレーキペダル6が作動し、車輪に制動がかか
るとスリップ率は大きくなり、ステップ110の判定が
YtlSとなる。このタイミングは第3図の時刻t2又
は時刻t2゜である。すると、ステップ114へ移行し
て、その演算軸が制御中であることを記憶するため、制
御中フラグがセットされ、次のステップ116でその演
算軸は前輪か否かが判定される。制御輪が前輪の場合に
は、ステップ118へ移行して、右前輪のロック時間T
LRと左前輪のロック時間TLLとが共に所定値KTよ
り大きいか否かが判定される。この判定結果がYESと
なるタイミングは、第3図において、時刻t、に対応す
る。 尚、このロック時間の計数のために、ステップ106で
スリップ率が100%になった時に、各タイマをスター
トさせ、スリップ率が100%でなくなった時に、タイ
マを停止させている。 ロック時間が所定値より大きくない場合(制動当初は、
この条件が満たされる)には、ステップ120へ移行し
て、ステップ106で演算されたスリップ率が閾値Th
3より小さいか否かが判定される。 この判定は車輪速度が回復してステップ増圧制御に移行
するタイミングを決定する判定であり、Th3<Thl
に設定されているので、制動によりスリップ率が閾値T
hlより大きくなりかけた時には、当然にスリップ率は
閾値Th3以上となり、ステップ120の判定はNOと
、なり、ステップ122へ移行する。そして、ステップ
122では、スリップ率が閾値Th2(Th2 >Th
1)より大きいか否かが判定される。 この判定は、ブレーキ圧力を減圧するタイミングを決定
するための判定である。又、制動によりスリップが増大
過程にある場合には、未だ、この条件を満たすに至らず
、ステップ124に移行して、演算軸の加速度が閾値−
KG (KG > O)より小さいか否か、即ち、減速
の程度が大きいか否かが判定され。 る。この判定は、時刻ts、titにおける保持状態か
ら減圧状態へ変化させるタイミングを決定するための判
定である。制御当初はスリップ率の増大傾向も小さく、
従って、車輪加速度<−KGを満たすことがないので、
ステップ126へ移行して、演算軸に対応する電磁弁7
又は8の作動位置をB位置の保持状態に切換える指令信
号が出力される。このタイミングは第3図の時刻t、又
はt、。に対応する。そして、ステップ102に戻り、
同様な処理が繰り返される。 演算軸の制御中フラグがセット状態にあると、ステップ
108の判定がYESとなり、上記と同様にステップ1
14以下のステップが実行される。そして、油圧の保持
が継続されると、スリップ率が閾値Th2より大きくな
るか、演算軸の車輪加速度が閾値−KGより小さくなる
。すると、ステップ122又はステプ11240判定が
YBSとなり、ステップ128へ移行して、演算軸に対
応した電磁弁7又は8の作動位置をC位置に切り換える
指令信号が出力され、ブレーキ圧力は減圧状態となる。 このタイミングは第3図の時刻ts、 tz+となる。 この減圧状態が継続すると、車輪は加速されてスリップ
率は減少し、車輪加速度は増加する。すると、スリップ
率が再度閾値Th2以下となり且つ車輪加速度が閾値−
KG以上となると、ステップ122及び124の判定が
共にNOとなり、ステップ126へ移行して、電磁弁7
又は8の作動位置をB位置とする指令信号が出力され、
ブレーキ圧力は保持状態とされる。このタイミングが第
3図の時刻t。 又は時刻t22に対応する。 保持状態が継続されると、更に、車輪速度は車体速度に
対してその保持圧に対応した一定のスリップ率だけ低い
速度まで回復するようになる。 この過程にふいて、後輪の制御では、ステップ116の
判定がNOとなり、前輪が所定時間以上ロックするまで
は、ステップ142の判定はNOである。 又、スリップ率は閾値Th2より大きくなることはなく
、加速度も閾値−にGより小さくなることはないので、
ステップ122.124の判定は共にNOとなり、減圧
状態が保持される。 一方、前輪制御では、ブレーキ圧力の保持状態で、ステ
ップ120が実行され、スリップ率が閾値Th3より小
さいか否かが判定される。スリップ率が閾値Th3以上
の間は保持状態が継続されるが、スリップ率が閾値Th
3より小さくなるまで車輪速度が回復すると、ステップ
130に移行して、ステップ増圧制御が完了したか否か
が判定される。このステップの最初の実行時には、ステ
ップ増圧制御は完了していないので、ステップ132へ
移行して、ブレーキスイッチ19の出力信号からブレー
キペダル6が解放されたか否かが判定され、ブレーキ作
動状態である場合には、ステップ134でステップ増圧
制御が実行される。即ち、増圧、保持を1周期とする制
御が実行される。この制御は、各周期での増圧期間と保
持期間を制御周期分だけ決定した増圧パターン特性で記
憶されており、ステップ134を実行する時刻の属する
期間が増圧期間か保持期間が判定され、その期間に対応
した圧力状態を実現する指令信号が出力されることによ
り実行される。最初にステップ増圧制御が実行されるタ
イミングが時刻tsに対応する。又、このような増圧、
保持を1周期とするステップ増圧制御が実行されると、
ホイールシリンダ2.3の油圧は徐々に向上するので、
再度、前輪は減速され、スリップすることになる。する
と、前輪のスリップ率は閾値Th3以上となるとステッ
プ120の判定がNoとなり、スリップ率が閾値Th2
以下で且つ加速度が閾値−KG以上の場合には、ステッ
プ122.124の判定が共にNOとなり、ステップ1
26で保持状態指令信号が出力される。次に、更に、ス
リップ率が大きくなり、スリップ率が閾値Th2より大
きくなるか、加速度が閾値−KGより小さくなると、ス
テップ128で減圧指令信号が出力される。以下、前述
したような減圧制御と、ステップ増圧制御とが前輪のス
リップ状態に応じて繰り返される。 尚、上記の増圧制御中において、ブレーキペダル6が解
放された場合には、ステップ132の判定がY[lSと
なり、ステップ138で全輪制御中フラグがリセットさ
れ、ステップ112へ移行して電磁弁7及び8の作動位
置はA位置の増圧位置に切換られる。 又、上記の前輪の制御過程で、前輪のロック時間が所定
時間KT以上継続されると、ステップ130以下へ移行
して、ステップ増圧制御が実行される。 又、上記の後輪の制御過程で、前輪のロック時間が所定
時間KT以上継続されると、ステップ142の判定がY
ESとなり、ステップ120以下、即ち、前輪制御と同
様に減圧制御及びステップ増圧制御の繰り返しが実行さ
れる。又、制御の終了タイミングも前輪の終了タンミン
グと同様となる。 次に、他の実施例について説明する。 装置の構成は第2図と同様である。プロボーショニング
バルブ12の作用により、後輪のブレーキ圧力の上昇は
前輪のそれに比べてやや遅れる。 そこで、第5図に示すように、制動開始後の後輪のブレ
ーキ圧力の減圧のタイミングを前輪のスリップ率が閾値
Th1以上となりスリップし始めた時に設定し、かつ、
その時刻からステップ増圧制御を行い、後輪がスリップ
し始めた時に保持、減圧制御するようにしている。この
ようにすることで、後輪のブレーキ圧力の上昇を押さえ
られるので、減圧制御時に戻される圧油の量を少なくす
ることができる。 この処理を実行するプログラムを示したのが第6図であ
る。 第4図のフローチャートに対し同一ステップには同一番
号が付されている。そして、第4図のフローチャートに
対して異なる点は、ステップ200がステップ110と
ステップ112の間に挿入され、そのステップ200の
判定がYIESの時に実行されるステップ202が挿入
されたことである。 後輪の制御時において、後輪のスリップが発生していな
場合には、ステップ110の判定はNOであり、ステッ
プ200で演算軸が後輪か否かが判定され、後輪の場合
には、ステップ202へ移行して、前輪制御中か否かが
判定され、前輪制御中の場合には、ステップ134でス
テップ増圧指令が実行される。又、ステップ202で前
輪の制御中でないと判定された場合には、ステップ11
2で増圧指令が実行される。又、後輪にスリップが発生
すると、ステップ110の判定がYIESとなるので、
上記した後輪の制御が実行される。このようにして、後
輪のブレーキ圧の急激な立ち上がりを防止して、減圧時
に戻される油の量を少なくすることができる。 本発明は第2図の構成の装置の他、第7図〜第11図の
構成の装置にも適用できる。 即ち、第7図の装置は、ブレーキ圧力の増圧と保持とを
2位置の電磁弁71.81で行い、保持と減圧とを2位
置の電磁弁72.82で行っている。 又、第8図の装置は、左前輪と右前輪とをそれぞれの車
輪速度に応じて独立に制御するもので、そのために、電
磁弁7R,7Lが用いられている。 又、第9図の装置は、前輪駆動車両に使用される装置を
示しており、後輪の左右輪が車速センサ21.22で独
立に測定され、独立に制御される。 又、第10図の装置は、第9図の装置で使用された3位
置電磁弁の代わりに、第7図の装置と同様に、2位置の
電磁弁71.72.81.82を使用したものである。 又、第11図の装置は、前輪駆動車両に使用される装置
で、X字配管でブレーキ系統を構成した装置である。
【発明の効果】
本発明は、リザーバのブレーキ油をマスタシリンダに還
流させるポンプを有しないブレーキ圧力制御装置におい
て、制動時、後輪にスリップが検出された時は、後輪の
ブレーキ圧力を減圧後保持するように後輪用圧力弁手段
を制御する第1制御手段と、制動時、前輪にスリップが
検出された時に、前輪のブレーキ圧力を減圧後保持する
減圧制御と、その後、前輪の車輪速度が回復した場合に
は、増圧、保持を1周期として繰り返すステップ増圧制
御とを前輪のスリップ状態に応じて交互に行うように前
輪用圧力弁手段を制御する第2制御手段とを設けている
ので、前輪は増圧と減圧の制御が行われるため、前輪の
制動力が向上すると共に後輪のロックが防止される、又
、制動前半での前輪のロックも防止される。従って、制
動力、走行安定性、制動初期の操舵性が向上する。
流させるポンプを有しないブレーキ圧力制御装置におい
て、制動時、後輪にスリップが検出された時は、後輪の
ブレーキ圧力を減圧後保持するように後輪用圧力弁手段
を制御する第1制御手段と、制動時、前輪にスリップが
検出された時に、前輪のブレーキ圧力を減圧後保持する
減圧制御と、その後、前輪の車輪速度が回復した場合に
は、増圧、保持を1周期として繰り返すステップ増圧制
御とを前輪のスリップ状態に応じて交互に行うように前
輪用圧力弁手段を制御する第2制御手段とを設けている
ので、前輪は増圧と減圧の制御が行われるため、前輪の
制動力が向上すると共に後輪のロックが防止される、又
、制動前半での前輪のロックも防止される。従って、制
動力、走行安定性、制動初期の操舵性が向上する。
第1図は本発明の全体構成を示したブロックダイヤグラ
ム、第2図は本発明の具体的な実施例に係るブレーキ圧
力制御装置を示した構成図、第3図はその装置の作用を
示したタイミングチャート、第4図はその装置で使用さ
れた電子制御装置の処理手順を示したフローチャート、
第5図は他の変形例に係るブレーキ圧力制御装置の作用
を示したタイミングチャート、第6図はその装置で使用
された電子制御装置の処理手順を示したフローチャート
、第7図、第8図、第9図、第10図、第11図はそれ
ぞれ他の変形例に係るブレーキ圧力制御装置を示した構
成図である。 1 ・マスタシリンダ 2.3.4.5 ホイールシリンダ 7.8 電磁弁 13.14°・リザーバ特許出願人
日本電装株式会社 代 理 人 弁理士 藤谷 修 第8図 第9 図
ム、第2図は本発明の具体的な実施例に係るブレーキ圧
力制御装置を示した構成図、第3図はその装置の作用を
示したタイミングチャート、第4図はその装置で使用さ
れた電子制御装置の処理手順を示したフローチャート、
第5図は他の変形例に係るブレーキ圧力制御装置の作用
を示したタイミングチャート、第6図はその装置で使用
された電子制御装置の処理手順を示したフローチャート
、第7図、第8図、第9図、第10図、第11図はそれ
ぞれ他の変形例に係るブレーキ圧力制御装置を示した構
成図である。 1 ・マスタシリンダ 2.3.4.5 ホイールシリンダ 7.8 電磁弁 13.14°・リザーバ特許出願人
日本電装株式会社 代 理 人 弁理士 藤谷 修 第8図 第9 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 それぞれ、前輪及び後輪のブレーキ油圧経路に配設され
、前輪及び後輪のホィールシリンダのブレーキ圧力を増
圧、保持及び減圧する前輪用圧力弁手段及び後輪用圧力
弁手段と、それぞれ、減圧時にホィールシリンダから前
輪用圧力弁手段及び後輪用圧力弁手段を介して戻された
ブレーキ油を一時貯蔵し、ブレーキペダルの戻りによる
マスタシリンダの減圧によりそのブレーキ油がマスタシ
リンダに還流されるように配設された前輪用リザーバ及
び後輪用リザーバとを有するブレーキ圧力制御装置にお
いて、 制動時、後輪にスリップが検出された時は、後輪のブレ
ーキ圧力を減圧後保持するように前記後輪用圧力弁手段
を制御する第1制御手段と、制動時、前輪にスリップが
検出された時に、前輪のブレーキ圧力を減圧後保持する
減圧制御と、その後、前輪の車輪速度が回復した場合に
は、増圧、保持を1周期として繰り返すステップ増圧制
御とを前輪のスリップ状態に応じて交互に行うように前
記前輪用圧力弁手段を制御する第2制御手段と、 を有することを特徴とするブレーキ圧力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP224289A JP2639040B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | ブレーキ圧力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP224289A JP2639040B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | ブレーキ圧力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02182561A true JPH02182561A (ja) | 1990-07-17 |
JP2639040B2 JP2639040B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=11523887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP224289A Expired - Lifetime JP2639040B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | ブレーキ圧力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2639040B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5697682A (en) * | 1995-06-05 | 1997-12-16 | Nippondenso Co., Ltd. | Brake pressure controlling apparatus |
US6089681A (en) * | 1997-01-21 | 2000-07-18 | Denso Corporation | Antiskid control apparatus |
JP2001039287A (ja) * | 1999-07-28 | 2001-02-13 | Aisin Seiki Co Ltd | ブレーキ液圧制御装置 |
JP2020117088A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | 株式会社アドヴィックス | 制動制御装置 |
-
1989
- 1989-01-09 JP JP224289A patent/JP2639040B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5697682A (en) * | 1995-06-05 | 1997-12-16 | Nippondenso Co., Ltd. | Brake pressure controlling apparatus |
US6089681A (en) * | 1997-01-21 | 2000-07-18 | Denso Corporation | Antiskid control apparatus |
JP2001039287A (ja) * | 1999-07-28 | 2001-02-13 | Aisin Seiki Co Ltd | ブレーキ液圧制御装置 |
JP2020117088A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | 株式会社アドヴィックス | 制動制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2639040B2 (ja) | 1997-08-06 |
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