JPH02181065A

JPH02181065A - 燃料噴射ポンプ

Info

Publication number: JPH02181065A
Application number: JP1292535A
Authority: JP
Inventors: Helmut Simon; ヘルムート・ジーモン; Wolfgang Braun; ヴオルフガング・ブラウン; Heinz Northdurft; ハインツ・ノートドウルフト; Karl-Heinz Linek; カール‐ハインツ・リネク; Paul Morgenstern; パウル・モルゲンシユテルン; Werner Holbein; ヴエルナー・ホルバイン; Paul Fuessner; パウル・フユースナー
Original assignee: Robert Bosch GmbH
Current assignee: Robert Bosch GmbH
Priority date: 1988-11-12
Filing date: 1989-11-13
Publication date: 1990-07-13
Anticipated expiration: 2013-09-17
Also published as: JP2798446B2; KR900008162A; DE8814197U1; KR960010296B1; EP0369155B1; EP0369155A1; DE58903448D1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、内燃機関用の燃料噴射ポンプであって、駆動
軸と、軸方向に往復動しつつ同時に回動する燃料吸込み
・吐出兼分配部材と、前記駆動軸を該燃料吸込み・吐出
兼分配部材と連結する十字円板型カップリングとを備え
、該十字円板型カップリングが前記駆動軸の出力側と、
前記燃料吸込み・吐出兼分配部材の構成部分である往復
動制御カム円板の入力側とに夫々１対の直径方向で互に
対向した爪を有し、両爪対間に１つの十字円板が配置さ
れている形式のものに関する。

〔従来の技術〕

西独国特許出願公告第２１　５８　６８９号明細書に基
づいて公知になっている燃料噴射ポンプでは、駆動軸の
爪対から燃料吸込み・吐出兼分配部材の爪対へ駆動モー
メントを伝達する十字円板型カップリングの十字部材が
軸方向で運動自在に両爪対間に配置されている。このよ
うに構成された燃料噴射ポンプは確実にかつ低ノイズで
作動する。しかしながら該燃料噴射ボンプが、例えば直
接噴射式の場合に噴射圧の増圧によって高負荷を受ける
と、高い回転数範囲においてガタガタ云うラドリング・
ノイズが発生する。しかも、該ラドリング・ノイズの発
生時に噴射量調整装置の機能も不都合な影響を受けると
いう事実は、看過することのできない、よシ由々しい問
題である。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の課題は、噴射量調整装置の機能を害わないよう
に十字円板型カップリングの十字円板運動の効果的な緩
衝を達成できるようにすることである。

〔課題を解決するための手段〕

前記課題を解決する本発明の構成手段は、方の爪対の配
置されている。＠動軸の端面と十字円板との間の間隙に
緩衝部材が配置されている点にある。

〔作用〕

本発明の構成手段に基づいて、燃料吸込み・吐出兼分配
部材の往復動時に十字円板がその慣性モーメントによシ
、駆動軸に打ち当るという不都合が阻止され、高い回転
数範囲においてもラドリング・ノイズが発生せず、ひい
ては噴射量調整装置の機能が確実になる。

〔実施例〕

次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。

燃料噴射ポンプのケーシング（図示せず）内に駆動軸１
が回転可能に支承されている。該駆動軸１は十字円板型
カップリング２を介して往復動制御カム円板３の上位に
ある燃料吸込み・吐出兼分配部材と連結されている。

十字円板型カップリング２は、円周に均等配分された所
定幅の４つの溝５をもった十字円板４を有している。２
つの互に向い合った溝５には爪６が係合し、該爪は駆動
軸１のカラー７に軸平行に張出して溝５の側面に嵌合式
に接している。前記釘に対して９０°ずらされた別の２
つの荷５には、往復動制御カム円板３の側から２つの爪
８が係合し、該爪は往復動制御カム円板３から軸平行に
張出している。駆動軸１のカラ７と十字円板４との間に
は成形板ばね９が配置されている。成形板ばね９は、第
２図から判るようにＨ形に成形されておりかつ２つの垂
直フランジ１４と１つのウェブ１２とがら成っている。

両フランジ１４は、駆動軸１のカラー７に接する端部１
０を有している。該端部１ｏがら成形板ばね９は、ウェ
ブ１２の軸心を中心とする板ばねの最初の湾曲方向とは
逆向きに凸面状に湾曲されておシかつウェブ１２で以て
十字円板４に接し、該ウェブ内に隆起部１１の頂点が位
置している。両フランジ１４とウェブ１２との間ではＨ
形の成形板ばねの下部分と上部分とに空隙１３が形成さ
れている。該空隙１３によって１駆動軸１０対向した爪
６に成形板ばね９を嵌込むことが可能になる。成形板ば
ね９は駆動軸１の端面と十字円板４との間の間隙内に配
置されて十字円板４を往復動制御カム円板３の方に押圧
し、前記間隙は他面において爪６によって制限される。

成形板ばね９のフランジ１４は爪６の側面に嵌合式に接
触しかつ成形板ばね９のガイドを形成する。

成形板ばね９は緩衝部材として作用し、がっ又、燃料吸
込み・吐出兼分配部材の往復動時に十字円板４がその慣
性モーメントにより軸方向で往復随伴される場合に十字
円板４が駆動軸１に打ち当るのを阻止する。

第６図に示した変化態様では緩衝部材はＨ形ばね１６と
して構成されており、従ってウェブ１７を有し、該ウェ
ブの両端がら約９０’の角度で２つの平行に延びる脚片
１８が突出している。

両脚片１８は凸面形状を成している。Ｈ形ばね１６は板
ばね又は丸棒ばねから成シかつウェブ１７が十字円板４
の溝２５内に挿入されるので、凸面に成形された脚片１
８は、駆動軸１と往復動制御カム円板３とに対面してい
る十字円板４の端面に接している。Ｈ形ばね１６を有す
る十字円板４は駆動軸１の爪６に渋し低められる。

その場合爪６は十字円板４の溝２５を閉鎖し、これによ
ってＨ形ばね１６は保持される。十字円板４の端面２２
，２４に接する脚片１８の端部１９は、駆動軸１の端面
又は往復動制御カム円板３によって凸面成形された脚片
１８が加圧されると、十字円板４の端面に清って摺動す
る。

脚片１８の端部は屈曲されているが或いは扁平部として
構成されており、これによって十字円板４の端面２２．
２４における摩耗を防止する。

Ｈ形ばね１６の脚片１８は、往復動制御カム円板３が載
る際に緩衝部材として制動作用を及ぼす弱隆起状部を有
することができ、あるいはＨ形ばね１６の脚片１８は、
隣接部分との接触を失わせずに往復動制御カム円板３の
運動を一緒に行う強隆起状部を有することもできる。後
者の場合脚片１８は累進的なばね特性を有してい乙。す
なわち往復動制御カム円板３の往復動時に該往復動制御
カム円板３は駆動軸１の方に向って運動する際に漸増的
に緩衝される。

緩衝部材を板はね又はＨ形ばねとして構成した前記実施
例とは異なって可縮性の緩衝部材を、第４図に示したよ
うに十字円板の軸方向の盲孔内に配置することも可能で
ある。

コイル状に巻成された押圧ばね２３の一端部における単
条又は数条のワインディングは十字円板２０４内の盲孔
２１の底部に設けた拡張部２０内で保持されており、ま
た押圧ばね２３の他端部は所定の長さ分だけ十字円板２
０４の端面２２の平面よりも前方に突出している。押圧
ばね２３の他端部は、十字円板２０４を組付げた状態で
は２つの爪６の間で駆動軸１の端面に当接している。こ
の実施態様では駆動軸１を変更する必要はない。他面に
おいて十字円板２０４内に盲孔２１を設けることは製作
技術的に見て簡単である。往復動制御カム円板３の往復
動に一緒に随伴される十字円板は駆動軸１の方向でのス
トロークの終端域において十字円板の慣性モーメントに
基づいて往復動制御カム円板３の爪に対して相対的に運
動し続けようとし次いで駆動軸１に打ち当ることになる
が、このような十字円板の運動成行は、緩衝部材として
組込まれた押圧ばね２３によってｍ−＋Ｊ：、される。

緩衝作用を有する凸面形状の両脚片１８（第６図）又は
成形板ばね９（第１図）の代９に、第５図乃至第７図に
示したようにゴム又はプラスチックから成るような可縮
性の緩衝部材を使用することも可能である。第５図乃至
第７図の実施例では十字円板１０４内に設けた１つの凹
設部又は、殊に有利には該十字円板内に均等に配分され
た複数の凹設部２１内に弾性的なプラスチック体２８が
内設されており、該プラスチック体の材料は自己接着性
であるか又は位置固定のために前記凹設部２１のアンダ
ーカット部２９内に射出成形される。前記プラスチック
体内にはこの場合ストッパ部材３０．３０ａが埋設され
ておシ、該ストッパ部材は軸方向で十字円板１０４を超
えて突出している。第５図の場合にはストッパ部材３０
はアンダーカット成形部３１によって、第６図及び第７
図のようにストッパ部材を球体として構成した場合には
該ストッパ部材３０ａは第６図では機械的な安全エレメ
ント３３によって、あるいは第７図では射出成形による
填塞部３２によって確保することができる。第６図では
安全エレメント３３は例えばスナップリングから成り、
プラスチック体２８は球体３０ａと共に、凹設部２１の
壁切欠き３４内に係止されたスナップリングによって保
持される。

〔発明の効果〕

本発明の構成手段により、従来慣用の駆動軸並びに往復
動判御カム円板に変改の手を加えることなしに十字円板
に低摩な緩衝部材を配置することによってラドリング・
ノイズの発生が阻止されかつ噴射量調整装置の機能が害
われることもなくなるので、産業上の利用価値はきわめ
て高い。

【図面の簡単な説明】第１図は緩衝部材として板ばねな有する燃料噴射ポンプ
の十字円板型カップリングを一部破断して示した図、第
２図は第１図に示した板ばねの平面図、第６図は緩衝部
材としてＵ形ばねを有する燃料噴射ポンプの十字円板型
カッブリングを一部破断して示した図、第４図は緩衝部
材として押圧ばねを有する燃料噴射ポンプの十字円板型
カップリングを一部破断して示した図、第５図、第６図
及び第７図はプラスチック内に埋込まれたストッパ部材
として構成された緩衝部材の６実施態様を示す図である
。１・・・駆動軸、２・・・十字円板型カップリング、３
・・・往復動制御カム円板、４・・・十字円板、５・・
・溝、６・−・爪、７・・・カラー　８・・・爪、９・
・・成形ばね、１０・・・端部、１１・−・隆起部、１
２・・・ウェブ、１３・・・空隙、１４・・・フランジ
、１６・・・Ｕ形ばね、１γ・・・ウェブ、１８・・・
脚片、１９・−・端部、２０・・・拡張部、２１・・・
盲孔、２３・・・押圧ばね、２２゜２４・・・端面、２
５・−・溝、２１・・・凹設部、２８・・・プラスチッ
ク体、２９・・・アンダーカット部、３０．３０ａ・・
・ストッパ部材、３１・・・アンダヵット成形部、３２
・・・填塞部、３３・・・安全エレメント、１０４，２
０４・・・十字円板駄ム。一仙 −モ

Claims

【特許請求の範囲】１．　内燃機関用の燃料噴射ポンプであつて、駆動軸（
１）と、軸方向に往復動しつつ同時に回動する燃料吸込
み・吐出兼分配部材と、前記駆動軸（１）を該燃料吸込
み・吐出兼分配部材と連結する十字円板型カツプリング
（２）とを備え、該十字円板型カツプリングが前記駆動
軸（１）の出力側と、前記燃料吸込み・吐出兼分配部材
の構成部分である往復動制御カム円板（３）の入力側と
に夫々１対の直径方向で互に対向した爪（６，８）を有
し、両爪対間に１つの十字円板（４；１０４；２０４）
が配置されている形式のものにおいて、一方の爪対（６
）の配置されている駆動軸（１）の端面と十字円板（４
；１０４；２０４）との間の間隙に緩衝部材（９，１６
，２３，２８）が配置されていることを特徴とする、燃料噴射ポ
ンプ。２．緩衝部材が板ばね（９）である、請求項１記載の燃
料噴射ポンプ。３．板ばね（９）がＨ形に成形されており、該Ｈ形のウ
エブ（１２）の軸心を中心として第１の湾曲部を有しか
つＨ形のフランジ（１４）の４つの端部（１０）では第
１の湾曲部の湾曲方向とは逆向きに湾曲されており、し
かも前記４つの端部（１０）が駆動軸（１）の爪対（６
）を取囲んで該躯動軸の端面に支えられておりかつ前記
ウエブ（１２）が十字円板（４）に接して該十字円板を
燃料吸込み・吐出兼分配部材の往復動制御カム円板（３
）と接触した状態に保つている、請求項２記載の燃料噴
射ポンプ。４．緩衝部材がＵ形ばね（１６）である、請求項１記載
の燃料噴射ポンプ。５．Ｕ形ばね（１６）の両脚片（１８）が凸面形状を有
している、請求項４記載の燃料噴射ポンプ。６．Ｕ形ばね（１６）が十字円板（４）の溝（２５）内
に嵌込められ、該Ｕ形ばねの凸面形状の両脚片（１８）
が前記十字円板の両端面（２２，２４）に配置されてお
り、かつ一方の脚片が駆動軸（１）の端面に接触されて
いる、請求項４記載の燃料噴射ポンプ。７．緩衝部材が押圧ばね（２３）である、請求項１記載
の燃料噴射ポンプ。８．押圧ばね（２３）が駆動軸（１）の端面と十字円板
（４）の軸方向盲孔（２１）との間に配置されている、
請求項７記載の燃料噴射ポンプ。９．緩衝部材が、十字円板（１０４）の凹設部（２１）
に内設されたプラスチツク体（２８）であり、該プラス
チツク体内には、駆動軸（１）の方に張出すストツパ部材（３０，３０ａ）が埋込まれている、請求項１記載の燃料噴射ポ
ンプ。