JPS6039472Y2 - 可変ベンチユリ気化器におけるサクシヨンピストンの回り止め装置 - Google Patents
可変ベンチユリ気化器におけるサクシヨンピストンの回り止め装置Info
- Publication number
- JPS6039472Y2 JPS6039472Y2 JP6437180U JP6437180U JPS6039472Y2 JP S6039472 Y2 JPS6039472 Y2 JP S6039472Y2 JP 6437180 U JP6437180 U JP 6437180U JP 6437180 U JP6437180 U JP 6437180U JP S6039472 Y2 JPS6039472 Y2 JP S6039472Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- suction piston
- groove
- carburetor
- prevention device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は可変ベンチュリ気化器にわけるサクションピス
トンの回り止め装置に関する。
トンの回り止め装置に関する。
自動車の排出ガス規制が厳しくなってきている現在、特
にエンジンに直接取付けられている気化器の信頼性が要
求されている。
にエンジンに直接取付けられている気化器の信頼性が要
求されている。
この信頼性を低下させる原因として、エンジン振動から
の各部の摩耗による性能劣化がエミッションの劣化につ
ながるということがあるが、従来の可変ベンチュリ気化
器のサクションピストンの回り止め機構にあっては、ピ
ストンの溝と回り止めピンとの面圧が高いため振動等に
より溝及びピンの摩耗がしやすく、上記の要求が満足さ
れ難い欠点があった。
の各部の摩耗による性能劣化がエミッションの劣化につ
ながるということがあるが、従来の可変ベンチュリ気化
器のサクションピストンの回り止め機構にあっては、ピ
ストンの溝と回り止めピンとの面圧が高いため振動等に
より溝及びピンの摩耗がしやすく、上記の要求が満足さ
れ難い欠点があった。
本考案は前記の面圧を極力落して摩耗をしにくくするこ
とにより性能劣化を防止することを目的とするもので、
すなわち、サクションピストン２に慴動案内用の溝２ａ
を形成すると共にボデー１に前記溝２ａに嵌合する回り
止めピンを設けたものにおいて、前記回り止めピン３を
、基部が円形で、両側に案内面３ａ、３ｂを形成した長
方形状の係合部を突出した構成とし、該ピン３をボデー
１に対し、ボデーに設けた円形断面の孔１ａ内にピン３
の基部が回動自在に遊嵌されかつ進退可能なように自然
体の状態に支持し、ピン３の突出係合部を前記溝２ａ内
に前記ピンの両側案内面３ａｓ３ｂ及び突出端面とｉ２
ａの内面壁との間に間隙が形成されるようにして嵌入係
合させたことを特徴とするものである。
とにより性能劣化を防止することを目的とするもので、
すなわち、サクションピストン２に慴動案内用の溝２ａ
を形成すると共にボデー１に前記溝２ａに嵌合する回り
止めピンを設けたものにおいて、前記回り止めピン３を
、基部が円形で、両側に案内面３ａ、３ｂを形成した長
方形状の係合部を突出した構成とし、該ピン３をボデー
１に対し、ボデーに設けた円形断面の孔１ａ内にピン３
の基部が回動自在に遊嵌されかつ進退可能なように自然
体の状態に支持し、ピン３の突出係合部を前記溝２ａ内
に前記ピンの両側案内面３ａｓ３ｂ及び突出端面とｉ２
ａの内面壁との間に間隙が形成されるようにして嵌入係
合させたことを特徴とするものである。
図面の実施例において、回り止めピン３は、第２図に示
すように基部が円形をし、これに長方形状の係合部が突
出形成されており、上記円形基部が円形断面を有する本
体１の孔１ａに遊嵌されて回動可能に保持されている。
すように基部が円形をし、これに長方形状の係合部が突
出形成されており、上記円形基部が円形断面を有する本
体１の孔１ａに遊嵌されて回動可能に保持されている。
５はキャップで、該キャップ５と回り止めピン３間には
スプリング４が介在され、常時回り止めピン３をその基
部の段部が孔１ａの段部に係合する方向、すなわち進出
方向に付勢して、該スプリング４によりエンジン振動で
回り止めピン３が振動しない程度の荷重で押えられてい
る。
スプリング４が介在され、常時回り止めピン３をその基
部の段部が孔１ａの段部に係合する方向、すなわち進出
方向に付勢して、該スプリング４によりエンジン振動で
回り止めピン３が振動しない程度の荷重で押えられてい
る。
キャップ５は本体１に対して圧入またはねじ込みにより
固定されている。
固定されている。
次に作用について説明する。
サクションピストン２の慴動は該ピストンの溝２ａの側
面が回り止めピン３の両側案内面３ａ及び３ｂのどちら
か一方に接して慴動することができる。
面が回り止めピン３の両側案内面３ａ及び３ｂのどちら
か一方に接して慴動することができる。
その理由として回り止めピン３は、基部が自由に孔１ａ
内を回転できるので、その案内面３ａ、３ｂはサクショ
ンピストン２の慴動運動に追従してその何れかがピスト
ン２の溝側面に接して慴動することになり面圧が低くな
る。
内を回転できるので、その案内面３ａ、３ｂはサクショ
ンピストン２の慴動運動に追従してその何れかがピスト
ン２の溝側面に接して慴動することになり面圧が低くな
る。
もし回り止めピン３を従来の如く固定したとすれば、ピ
ンの圧入方向性（締付の場合は締付方向性）が問題とな
り、第４図のような状態となり作動不良の原因となるば
かりでなく、Ａ及びＢ部の面圧が高くなり摩耗してイニ
シャルの状態よりクリヤランスが大きくなる。
ンの圧入方向性（締付の場合は締付方向性）が問題とな
り、第４図のような状態となり作動不良の原因となるば
かりでなく、Ａ及びＢ部の面圧が高くなり摩耗してイニ
シャルの状態よりクリヤランスが大きくなる。
このことはサクションチャンバーが回転方向に振れるこ
とになり、図示されていないメタリングニードルとメイ
ンジェットの関係位置が変化してイニシャルの空燃比と
ずれが生ずることの原因ともなる。
とになり、図示されていないメタリングニードルとメイ
ンジェットの関係位置が変化してイニシャルの空燃比と
ずれが生ずることの原因ともなる。
また面圧を落すために９２ａの底面と回り止めピン３の
突出端面との間隙りの寸法を小さくした場合に、ピスト
ンが半径方向に振れ、これが溝２ａに対し最悪に当った
場合には、回り止めピン３がスプリング４に抗して退入
し作動不良を防止することができる。
突出端面との間隙りの寸法を小さくした場合に、ピスト
ンが半径方向に振れ、これが溝２ａに対し最悪に当った
場合には、回り止めピン３がスプリング４に抗して退入
し作動不良を防止することができる。
尚、前記りの寸法が大きくとれる場合には第３図に示す
如く、前記のようなスプリングを用いることなく、キャ
ップ５を、回り止めピン３の基部端面が当るように肉厚
にし、これを回り止めピン３のストッパとして回り止め
ピン３を所定以上に退入するのを防止するようにしても
よい。
如く、前記のようなスプリングを用いることなく、キャ
ップ５を、回り止めピン３の基部端面が当るように肉厚
にし、これを回り止めピン３のストッパとして回り止め
ピン３を所定以上に退入するのを防止するようにしても
よい。
以上のようであるから、本考案にあっては、面圧を下げ
摩耗を減らし性能劣化を防止し、サクションピストンの
慴動抵抗を小さくし、あらゆる状態においてもサクショ
ンピストンのスティックを起こさせないようにすること
ができる。
摩耗を減らし性能劣化を防止し、サクションピストンの
慴動抵抗を小さくし、あらゆる状態においてもサクショ
ンピストンのスティックを起こさせないようにすること
ができる。
更に組付性、方向性がないので作業性がよい上に構造が
簡単でコスト的に安いなど実用上有効なものである。
簡単でコスト的に安いなど実用上有効なものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は正断面図
、第２図は回り止めピンの下面図、第３図は他の実施例
を示す要部の正断面図、第４図は従来装置の説明図であ
る。 １・・・・・・ボデー、２・・・・・・サクションピス
トン、３・・・・・・回り止めピン、４・・・・・・ス
プリング、５・・・・・・キャップ。
、第２図は回り止めピンの下面図、第３図は他の実施例
を示す要部の正断面図、第４図は従来装置の説明図であ
る。 １・・・・・・ボデー、２・・・・・・サクションピス
トン、３・・・・・・回り止めピン、４・・・・・・ス
プリング、５・・・・・・キャップ。
Claims (1)
- サクションピストン２に慴動案内用の溝２ａを形成する
と共にボデー１に前記溝２ａに嵌合する回り止めピンを
設けたものにおいて、前記回り止めピン３を、基部が円
形で、両側に案内面３ａ、３ｈを形成した長方形状の係
合部を突出した構成とし、該ピン３をボデー１に対し、
ボデーに設けた円形断面の孔１ａ内にピン３の基部を回
動自在に遊嵌し、ピン３の突出係合部を前記溝２ａ内に
前記ピンの両側案内面３ａ、３ｂ及び突出端面と溝２ａ
の内面壁との間に間隙が形成されるようにして嵌入係合
させたことを特徴とする可変ベンチュリ気化器における
サクションピストンの回り止め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6437180U JPS6039472Y2 (ja) | 1980-05-09 | 1980-05-09 | 可変ベンチユリ気化器におけるサクシヨンピストンの回り止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6437180U JPS6039472Y2 (ja) | 1980-05-09 | 1980-05-09 | 可変ベンチユリ気化器におけるサクシヨンピストンの回り止め装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56163741U JPS56163741U (ja) | 1981-12-04 |
| JPS6039472Y2 true JPS6039472Y2 (ja) | 1985-11-26 |
Family
ID=29658576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6437180U Expired JPS6039472Y2 (ja) | 1980-05-09 | 1980-05-09 | 可変ベンチユリ気化器におけるサクシヨンピストンの回り止め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6039472Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-09 JP JP6437180U patent/JPS6039472Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56163741U (ja) | 1981-12-04 |
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