JPH0320611Y2 - - Google Patents

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JPH0320611Y2
JPH0320611Y2 JP1986060156U JP6015686U JPH0320611Y2 JP H0320611 Y2 JPH0320611 Y2 JP H0320611Y2 JP 1986060156 U JP1986060156 U JP 1986060156U JP 6015686 U JP6015686 U JP 6015686U JP H0320611 Y2 JPH0320611 Y2 JP H0320611Y2
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JP
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valve body
valve
coil spring
stopper
stopper plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は内燃機関用燃料ポンプから吐出された
燃料の逆流を防止するためのチエツクバルブに関
する。
〈従来の技術〉 内燃機関の燃料タンクの燃料を電子制御式燃料
噴射弁等に代表される燃料供給手段に供給する燃
料ポンプとしては、第2図に示すようなものがあ
る。
即ち、図において、図示しない燃料タンクに吸
入通路10を接続した燃料ポンプ11は、ベーン
ポンプで構成されるポンプ部12と、このポンプ
部12を駆動する電動モータ13と、で構成され
ており、ポンプハウジング14に形成した吐出口
15にチエツクバルブ17を介して配管16を接
続することにより、ポンプ部12からポンプハウ
ジング14の内部を経て吐出された燃料を電子制
御式燃料噴射弁等の燃料供給手段に圧送供給する
ようにしている。尚、前記ポンプ部12から吐出
口15に向かう燃料を前記ポンプハウジング14
の内部に充満させることにより、この燃料によつ
て前記電動モータ13を冷却するようにしてい
る。
ここで、前記チエツクバルブ17は第3図及び
第4図に示すように構成されている。
即ち、ポンプハウジング14の吐出口15に螺
合された筒状のケース18の内周面には弁座19
が形成されている。シール性確保のためフツ素ゴ
ム等の弾性材料によつて形成される弁体20は前
記弁座19に下流側から対抗するように軸方向移
動自在にケース18内に配設される。ケース18
の下流端には、燃料流通孔22が開設されるスト
ツパプレート21が圧入され、弁体20の下流側
軸方向に一体に延設形成されるストツパ20aと
このストツパプレート21とが当接することによ
り弁体20の開弁方向の移動が規制されるように
してある。
そして、弁体20の下流側フランジ部20bに
その一端が圧入により係止されるコイルスプリン
グ23を、前記ストツパプレート21の周縁部と
弁体20との間に張設することにより、弁体20
は弁座19に着座する方向に弾性付勢される。
組み立て順序としては、コイルスプリング23
が圧入された弁体20をケース18の下流側から
挿入し、コイルスプリング23を縮めつつストツ
パプレート21をケース18に圧入してチエツク
バルブ17を組み立て、その後ケース18をポン
プハウジング14の吐出口15に螺合するように
する。
かかる構成において、電動モータ13が駆動さ
れてポンプ部12が運転されると、燃料タンクか
ら吸入通路10に流入している燃料がポンプ部1
2による加圧作用を受けてポンプハウジング14
の内部圧力を上昇させる。すると、ポンプハウジ
ング14の吐出口15に介装されているチエツク
バルブ17の弁体20がコイルスプリング23の
付勢力に抗してリフトされるので、ポンプハウジ
ング14の内部に充満している燃料が弁座19及
びコイルスプリング23の線材の隙間を介して配
管16側に吐出される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このように、従来のチエツクバルブ17では、
コイルスプリング23の線材の隙間を燃料が流れ
る構成であるため、弁体20に一体に設けたスト
ツパ20aをストツパプレート21に当接させて
弁体20の移動を規制し、コイルスプリング23
が必要以上に縮められることを防止している。
しかしながら、従来においては弁体20がケー
ス内においてその軸周りに回転自在に設置される
構成(ケース18側に固定されないコイルスプリ
ング23は弁体20に圧入されるため弁体20と
一体に回転する)であつたため、ストツパ20a
の端部がストツパプレート21と回転しながら当
接し然もストツパ20a(弁体20と一体成形)
がフツ素ゴム等の柔らかい材料によつて形成され
るため、ストツパ20aの端部が摩耗することが
あつた。
このように、ストツパ20aが摩耗すると、ス
トツパ20aによつて規制される弁体20の移動
位置がより開弁方向にずれるため、コイルスプリ
ング23がストツパ20aの摩耗前に比べより縮
められることになり、これによつて開弁時のコイ
ルスプリング23の線材の隙間が減少し最悪の場
合には線材同士が接触して、所望の吐出量を得ら
れなくなる惧れがあつた。
本考案は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、弁体に一体に設けられるストツパの摩耗を防
止することにより、燃料通路具体的にはコイルス
プリングの線材の隙間を確保できるチエツクバル
ブを堤供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 そのため本考案では、弁体に一体に設けたスト
ツパが弁体の開弁時に当接するストツパプレート
に対して、一端が弁体に圧入されるコイルスプリ
ングの他端を、弁体軸回りの回転方向に係止させ
るようにした。
〈作用〉 かかる構成によると、弁体が燃料旋回流に影響
されて回転しようとしても、コイルスプリングの
回転がストツパプレートに対する係止によつて阻
止されるので、該コイルスプリングの一端が圧入
される弁体の軸回りの回転も阻止されることにな
り、弁体のストツパが開弁時に回転しながらスト
ツパプレートに当接することを防止できる。従つ
て、ストツパの摩耗が防がれ、燃料通路即ち開弁
時におけるコイルスプリングの線材の隙間を確保
することができる。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を第1図に基づいて説
明する。
尚、チエツクバルブのコイルスプリング30と
ストツパプレート31の構造以外は従来例(第2
図及び第3図参照)と同様であるので、第1図に
はこれらの構造を弁体20と組み合わせて示して
あり、従来構造との相違は第1図と第4図とを比
較することで明らかとなるようにしてある。従つ
て、従来例と同一要素には同一符号を付して説明
を省略する。
図において、コイルスプリング30はその一端
が弁体20の下流側フランジ部20bに圧入され
るように形成されると共に、他端側の線材端部を
軸方向に折り曲げて回転止め30aを設けてあ
る。一方、ストツパプレート31には、前記回転
止め30aと同半径位置にコイルスプリング30
の線材の径よりも僅かに大である嵌挿穴31aを
開設させてある。
そして、弁体20のフランジ部20bにコイル
スプリング30の一端を圧入して支持させると共
に、コイルスプリング30の他端に弁体20の軸
方向に略沿つて延設された回転止め30aを、ス
トツパプレート31に形成した嵌挿穴31aに嵌
挿することにより、コイルスプリング30をスト
ツパプレート31に対して弁体20軸回りの回転
方向に係止させてある。
かかる構成によると、燃料圧力によつて弁体2
0がコイルスプリング30の弾性力に抗してリフ
トされ、燃料が弁座19及びコイルスプリング3
0の線材の隙間を介して配管16側に吐出される
ときに、旋回する燃料流によつて弁体20に対し
て回転方向の力が加えられるとこの回転力がコイ
ルスプリング30に伝達されるが、固定側である
ストツパプレート31に形成される嵌挿穴31a
にコイルスプリング30の一端即ち回転止め30
aを嵌挿させてコイルスプリング30をストツパ
プレート31に対して回転方向に係止させてある
ため、コイルスプリング30が捩じれることはあ
るが回転は阻止される。
従つて、弁体20が旋回燃料流によつて回転す
ることが阻止され、弁体20に一体に形成したス
トツパ20aの端部がストツパプレート21と回
転しながら当接することがない。このため、スト
ツパ20aが摩耗が抑止され、弁体20の開弁時
の移動位置を所望位置に規制することができ、コ
イルスプリング30の開弁時における線材の隙間
を確保して、所望の吐出量を長期間に亘つて安定
して得ることができるものである。
尚、コイルスプリング30の端部をストツパプ
レート31に対して弁体軸回りの回転方向に係止
させる手段は本実施例に限るものではなく、かし
めによる方法等の他の手段でも良いことは明らか
である。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によると、チエツク
バルブの弁体の回転が防止されるため、この弁体
と一体に形成されるストツパの摩耗が抑止され
る。
これにより、弁体の開弁時の移動を所望位置に
規制して燃料通路を確保することができ、長期間
に亘つて安定した吐出量を確保することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るチエツクバルブの一実施
例を示す要部分解斜視図、第2図は従来のチエツ
クバルブを採用した内燃機関用燃料ポンプの縦断
面図、第3図は同上従来のチエツクバルブを示す
縦断面図、第4図は同上従来のチエツクバルブを
示す要部分解斜視図である。 18……ケース、19……弁座、20……弁
体、20a……ストツパ、20b……フランジ
部、30……コイルスプリング、30a……回転
止め、31……ストツパプレート、31a……嵌
挿穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関用燃料ポンプの吐出口に介装されるチ
    エツクバルブであつて、弁座を形成したケース
    と、前記弁座の下流側に軸方向移動自在に配設し
    た弁体と、前記ケースの下流端に固定されたスト
    ツパプレートと、前記弁体の下流側軸方向に一体
    に延設形成され前記ストツパプレートと当接する
    ことにより弁体の開弁方向の移動を規制するスト
    ツパと、前記弁体に一端が圧入されて弁体と前記
    ストツパプレートとの間に介在することにより弁
    体を前記弁座方向に弾性付勢するコイルスプリン
    グと、を備え、開弁時に前記コイルスプリングの
    線材間を燃料が流通するように構成される内燃機
    関用燃料ポンプのチエツクバルブにおいて、前記
    ストツパプレートに対して前記コイルスプリング
    の他端を弁体軸回りの回転方向に係止させたこと
    を特徴とする内燃機関用燃料ポンプのチエツクバ
    ルブ。
JP1986060156U 1986-04-23 1986-04-23 Expired JPH0320611Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986060156U JPH0320611Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986060156U JPH0320611Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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Publication Number Publication Date
JPS62172868U JPS62172868U (ja) 1987-11-02
JPH0320611Y2 true JPH0320611Y2 (ja) 1991-05-02

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JP1986060156U Expired JPH0320611Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716948Y2 (ja) * 1988-01-29 1995-04-19 株式会社土屋製作所 ボールバルブ
KR102544416B1 (ko) * 2021-07-09 2023-06-20 주식회사 모트롤 체크밸브의 회전방지 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS62172868U (ja) 1987-11-02

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