JPH02180931A - 柴外線硬化性ゲル - Google Patents

柴外線硬化性ゲル

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JPH02180931A
JPH02180931A JP25534189A JP25534189A JPH02180931A JP H02180931 A JPH02180931 A JP H02180931A JP 25534189 A JP25534189 A JP 25534189A JP 25534189 A JP25534189 A JP 25534189A JP H02180931 A JPH02180931 A JP H02180931A
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formula
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photoinitiator
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polyorganosiloxane
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JP25534189A
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English (en)
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Alan Laverne Himstedt
アラン レイバーン ヒムステッド
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Dow Silicones Corp
Original Assignee
Dow Corning Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • C08L83/08Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/38Polysiloxanes modified by chemical after-treatment
    • C08G77/382Polysiloxanes modified by chemical after-treatment containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen or silicon
    • C08G77/388Polysiloxanes modified by chemical after-treatment containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen or silicon containing nitrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/17Amines; Quaternary ammonium compounds

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電子産業は環境および機械的危険から守るため封入装置
に有効なおよび低温で硬化する物質を必要としている。
電子産業で用いられる装置はしばしば高温に対し敏感で
あり、従って低温条件での硬化が望ましい、十分高い温
度への暴露またはい(らか低い温度への長時間の暴露に
よりこの装置に損害がおこる。短時間の紫外線により硬
化する物質が、他の特性、例えば硬度が好適である場合
電子装置の封入用に有効である0機械衝撃から電子装置
を保護するため軟質であり弾性である物質、例えば軟質
ゲルを用いてよい。1度封入した装置は環境作用、例え
ば熱お・よび温度による作用に耐える必要がある。これ
は物質が装置を環境から絶縁させる必要があることを意
味する。
従って、硬度が特定の用途における特定の装置の要求に
あうよう製造できる電子装置を機械的に保護するため軟
性および弾性を与えるゲル状物質を発見することが目的
である。この物質は電子装置に損傷を与えない条件下で
の急速に硬化が必要である。硬化した物質は環境の有害
な作用、例えば熱および湿度から装置を保護する必要が
ある。
ある種の好ましい特性を有すると考えられる種類の物質
は、1986年8月26日に発行されたVarapra
 thの米国特許第4.608.270号に記載されて
いる。この種の物質は紫外線に暴露された場合反応する
もの、すなわちアクリルアミド官能基を有するものであ
るアクリルアミド珪素物質である。Varaprath
は式−〇NAQ’ NAZの少なくとも1個の珪素結合
アクリルアミノ置換炭化水素基を含む有機珪素化合物を
教示しており、残りの珪素結合基は珪素原子を結合する
有機基または二価酸素原子である。この式において、各
QおよびQ′は二価炭化水素基であり、Aはアクリルも
しくはメタクリルであり、2は水素原子もしくは一価炭
化水素基である。この化合物はアクリル化ジアミン基を
有する炭化水素基を含む少なくとも1個の珪素原子を含
むシラン、シロキサン、ジルカルパン(Silcarb
ane)およびジルカルパンシロキサンであってよい。
このアクリル化ジアミン珪素化合物は水性アルカリシス
テムにおいて少な(とも1個のアシル化性珪素結合アミ
ン置換炭化水素基を含む有機珪素化合物をアシルハリド
と反応させることにより製造される。
Varapra thはアクリルアミド官能性ポリオル
ガノシロキサンの製造を示している。
本発明は下式、 CH:+   CbHs  C)l:1(上式中、Xは
平均少なくとも44であり、ポリオルガノシロキサン中
のジメチルシロキサンユニットのモルパーセントが88
〜94.5であるような値を有し、yは少なくとも2.
5の平均値であり、メチルフェニルシロキサンユニット
のモルパーセントが5〜10であるような値を有し、2
は少なくとも1および2未満であり、Rは3もしくは4
個の炭素原子を有する二価アルキレン基であり、各R′
は水素原子または下式 である) のアクリルアミド官能性ポリオルガノシロキサンおよび
硬化量の光開始剤を含んでなる紫外線硬化性組成物に関
する。
また本発明は、アクリルもしくはメタクリルの含量の増
加が紫外線への暴露により硬化したゲルの硬度を増すよ
う光開始剤をアクリルアミド官能性ポリオルガノシロキ
サンと混合し、その後得られる混合物を紫外線に暴露す
ることを含んでなる、ゲルが紫外線により硬化する種々
の硬度のゲルの製造法に関する。ここでアクリルアミド
官能性ポリオルガノシロキサンは下式、 Ht のアシル基であり、ここでR′の少なくとも15バート
セントは CM2=CI−C−もしくは C)1.=C−Clh (上式中、Xは平均少なくとも44であり、ポリオルガ
ノシロキサン中のジメチルシロキサンユニットのモルパ
ーセントが88〜94.5であるような値を有し、yは
少なくとも2.5の平均値であり、メチルフェニルシロ
キサンユニットのモルパーセントが5〜10であるよう
な値を有し、2は少なくとも1および2未満であり、R
は3もしくは4個の炭素原子を有する二価アルキレン基
であり、各R′は水素原子または下式 CH3 のアシル基であり、ここでR′の少なくとも工5バート
セントは である) を有する。
また本発明は、紫外線暴露より酸性副生成物を形成する
光開始剤およびアクリレート、メタクリレートもしくは
アクリルアミド官能性ポリオルガノシロキサンを含んで
なる硬化性組成物中に光開始剤の紫外線分解からの酸性
副生成物を中和するに十分な量の第三アミンを加えるこ
とを含んでなる紫外線暴露により硬化する硬化ポリオル
ガノシロキサン組成物にオートクレーブ安定性を与え、
従って光開始剤を分解するに十分な量および波長の紫外
線に組成物を暴露する方法に関する。
本発明の組成物は「ゲル」と呼ばれる物質に硬化し、こ
の生成物の硬度および弾性を特徴とする。
本発明のゲルは硬度が異なり、ショアー00スケールの
ジュロメータ−値により硬度を測定した場合、5〜55
に及ぶ、ショアー00スケールで与えられたジュロメー
タ−の結果はASTM−ロー1084B記載の方法によ
り測定される。本発明の組成物は紫外線への暴露により
硬化し、アクリルアミド官能性ポリオルガノシロキサン
および光開始剤を含んでなる。
本発明の組成物に有効なアクリルアミド官能性ポリオル
ガノシロキサンは下式、 H″       R を有するものである。ポリオルガノシロキサンの上記範
囲内において、粘度および反応性が特定の用途にあうよ
う製造される。ポリオルガノシロキサン内のメチルフェ
ニルシロキサンユニットの存在はゲルを一30’C以下
の温度にされる電子装置を封入するため用いることを可
能にする低温柔軟性(弾性)をゲルに与え、ゲルがこの
装置を保護するため弾性を有することは重要である。
ゲルの硬度は Hff (便宜上、今後これらの基をそれぞれアクリルおよびメ
タクリルと呼ぶ)であるポリオルガノシロキサン中のR
′の量並びに I H3−C− (今後この基をアセチルと呼ぶ) であるポリジオルガノシロキサン中のR′の量を変える
ことにより変更可能である。紫外線への暴露によりポリ
オルガノシロキサンを硬化させるため、アクリルもしく
はメタクリルであるR′の量は総R′基の少なくとも1
5パーセントでなければならず、残りは水素原子もしく
はアセチル基である。最も軟かいゲル(最も低いショア
ーOO値を有する)はアクリルおよびメタクリルを総R
′の15パーセント有するポリオルガノシロキサンであ
り、最も硬い物質はアクリルおよびメタクリルをR′の
最も高い割合有するものである。アセチル基に対するア
クリルおよびメタクリルの比を変えると、ポリオルガノ
シロキサンおよび光開始剤を含んでなる組成物より硬化
したゲルの硬度を変える。ポリオルガノシロキサン分子
中のアクリルおよびメタクリル基の割合を増すほど硬度
を増す。また硬度はポリオルガノシロキサン中の2の値
の影響をうけ、最も硬いゲルは最も高い値のZ並びにア
クリルおよびメタクリルをR′の最も高い割合有するポ
リオルガノシロキサンより得られる。しかし、硬度の変
化は分子中のアセチル基に対するアクリルおよびメタク
リル基の比のパーセント変化により最も影響される。2
の値の変化は硬度をわずかに変化させるのみであり、こ
れは2が適度な硬度を有するゲル生成物を与えるため低
い値に保たれなければならず、従って少量、すなわち1
〜2未満のみ変えられるからである。好ましいポリオル
ガノシロキサンは分子あたり平均約33パーセント水素
、R′に対し22パーセントアクリル基および44パー
セントアセチル基を有する。他の好ましいポリオルガノ
シロキサンは分子あたり平均約33パーセント水素およ
びR′に対し67パーセントアクリル基を有する。
本発明の組成物のポリオルガノシロキサンのシロキサン
ユニットは88〜94.5パーセントジメチルシロキサ
ンユニツト、5〜10モルパーセントメチルフェニルシ
ロキサンユニット、および1〜2パ一セント未満シロキ
サンユニット(アクリルアミド官能基を有する)である
本発明のアクリルアミド官能性ポリオルガノシロキサン
はVaraprath記載の方法を用いて製造される。
アミン官能性ポリマーはまずポリジメチルシクロシロキ
サン、ポリメチルフェニルシクロシロキサンおよび下式 %式%) (上式中、Cは3〜6の値を有する) の環式アミノ官能性ポリシロキサンを重合することによ
り製造される(シクロシロキサンは前記規定のx、yお
よび2の値を与える比で存在する)。
この重合は従来の重合法、例えばカリウムシラル−トの
如く塩基性触媒と共にシクロシロキサンを加熱すること
により行なわれる。カリウムシラル−トによる重合は1
50°Cで3時間(この時間で重合反応は平衡に達する
)加熱することにより行なわれる。次いで好適な試薬、
例えば二酸化炭素もしくは酢酸により触媒を中和し、次
いで反応生成物を濾過する。中和したポリマーは下式、
HH を有する。このポリマーを過剰のアシルクロリド(アシ
ルクロリドはアクリロイルクロリド、メタクリロイルク
ロリド、所望の比のアクリロイルクロリドとアセチルク
ロリドの混合物、所望の比のメタクリロイルクロイドと
アセチルクロリドの混合物または所望の比のアクリロイ
ルクロリド、メタクリロイルクロリドおよびアセチルク
ロリドの混合物のいずれかである)と反応させることに
よりアクリルアミド官能性ポリオルガノシロキサンに転
化する。この反応はそのような反応および変形の詳細を
示すVaraprathにより記載されている。
本発明において、アクリルアミド官能性ポリオルガノシ
ロキサンはO′C未満において亜硝酸ナトリウム、水酸
化ナトリウムおよび塩化メチレンの存在下アシルクロリ
ドを反応させることにより最も良く製造される。すべて
のR′がアクリル化(もしくはメタクリル化)されるべ
き場合、理論量の少なくとも10モルパーセント過剰の
アシルクロリドを用いる。理論量はポリオルガノシロキ
サン中の活性窒素結合水素のモルあたり1モルのアシル
クロリドを与えるに必要な量である。反応終了後、ドラ
イアイスで冷却し水を凍結させることにより残留水を除
去しおよび莫発器を用いて溶媒を除去する。
アセチル官能基に対し適当な比のアクリルおよび/また
はメタクリル官能基を有するアクリルアミド官能性ポリ
オルガノシロキサンを選択することにより種々の硬度の
ゲルが得られる。特定の硬度を与えるためアクリルアミ
ド官能性ポリオルガノシロキサンはポリマー中のアクリ
ルアミド基および/またはメタクリルアミド基の含量が
高くなるほど得られるゲルが硬(なることに基づき選択
される。例えば、最も硬いゲルはアクリルアミド官能性
ポリオルガノシロキサンがすべてのR′基がアクリルお
よび/またはメタクリルであるものである組成物より得
られ、最も柔かいゲルはアクリルアミド官能性ポリオル
ガノシロキサンがR′基の少なくとも85パーセントが
アセチルであるものである組成物より得られる。また硬
度はアクリルアミド官能性ポリオルガノシロキサン中の
2の値により異なり、z=1の場合、よ゛り軟質なゲル
であり、約2の値を有する2は最も硬いゲルを与える。
所望の硬度を基準として適切なアクリルアミド官能性ポ
リオルガノシロキサンを選んだ後、紫外線に暴露した場
合アクリルアミド官能性ポリオルガノシロキサンを硬化
させる光開始剤を加える。他の成分も考えられるが、ゲ
ルに硬化する組成物には必要ない。硬化したゲルに特定
の特性を与えることが発見された1つの成分は第三アミ
ンであり、好ましいものは2−(ジイソプロピルアミノ
)エタノールである。第三アミンは光開始剤が紫外線に
暴露した際に酸性副生成物を形成する場合、硬化したポ
リオルガノシロキサン組成物にオートクレーブ安定性を
与える。「オートクレーブ安定性」とはオートクレーブ
内にみられるような高温および高湿度条件、例えば15
0°C1100パ一セント相対湿度の条件を意味する。
組成物に加えられる第三アミンの量は光開始剤の分解か
らの酸性副生成物を中和するに十分な量である。
光開始剤は好ましくは2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−フェニルプロパン−1−オンである。
用いてよい他の光開始剤はアクリルアミドを硬化させる
ため当該分野で公知である。そのような光開始剤は、2
,2−ジェトキシアセトフェノン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、α−メチルベンゾイン、α−エチルベ
ンゾイン、α−メチルベンゾインメチルエーテル、α−
フェニルベンゾイン、α−アリルベンゾイン、アントラ
キノン、2−ブロモアセトフェノン、クロロアントラキ
ノン、メチルアントラキノン、3−ブロモアセトフェノ
ン、エチルアントラキノン、第三ブチルアントラキノン
、ベンジル、ジアセチル、4−ブロモアセトフェノン、
ベンズアルデヒド、アセトフェノン、ベンゾフェノン、
ω−ブロモアセトフェノン、ベンゾイン、2.3−ペン
タンジオン、ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン
、ヒドロキシメチルフェニルプロパノン、およびキサン
トンを含む。光開始剤は紫外線に暴露した際に組成物の
硬化を与えるに好適な量で用いられる。光開始剤の量は
本発明において重要ではないが、この量はアクリルアミ
ド官能性ポリオルガノシロキサンの100重量部を基準
として0.5〜10重量部であってよい。光開始剤の好
ましい量はアクリルアミド官能性ポリオルガノシロキサ
ンの100重量部あたり1〜4重量部である。好適な量
は厚さ178インチのフィルムを20秒間フィルムから
1インチはなれおよび200W/1nchの出力を有す
る中圧水銀ランプに暴露することにより決められる。こ
の条件下で暴露したフィルムは不粘着性となり完全に硬
化すべきである。
本発明の硬化性組成物は、アクリルアミド官能性ポリオ
ルガノシロキサンを光開始剤と混合することにより製造
される。光開始剤が不相溶性の徴候を示す場合、相溶性
を改良するためポリオルガノシロキサンをわずかに加熱
してよい。しかし、冷混合操作を行なうため相溶性光開
始剤を用いることが好ましい。第三アミンを用いる場合
、他の成分と混合してもよい。
本発明の組成物はジュロメータ−のショアー00スケー
ルにおいて5〜55の硬度を有するゲルに硬化する。こ
の組成物は紫外線への暴露により硬化する。この組成物
を硬化する紫外線の量および波長は選択した特定の光開
始剤により異なる。この組成物を硬化するため、従来の
紫外線硬化装置を用いてよい。この組成物は5秒〜30
秒の如く短時間で硬化する。この組成物は多くの他の熱
硬化ゲルより短時間で硬化し、従って硬化サイクルの間
での高温暴露は避けられ、冷却の際の高レベルの応力が
生じない。そのような応力はゲルの破壊もしくは結合の
開裂および装置のコネクターの破壊をおこす。得られる
ゲルは本発明のゲルにより与えられる弾性を必要とする
電子装置の封入に有効である。本発明のゲルは良好な熱
安定性を有するが、この安定性は高温および高湿度が存
在する場合不十分となる。
本発明のゲルの他の特徴は、組成物中に第三アミンを用
いた場合ゲルが150°Cまでの温度および100%相
対湿度の如く高湿度のオートクレーブ条件に耐えること
である。通常、アミドは全く安定であると考えられるが
、光開始剤、例えば2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フェニルプロパン−1−オンを紫外線により照射した場
合、分解しベンゾイル基を形成する。結局ベンゾイル基
はベンズアルデヒドを形成し、このベンズアルデヒドは
大気中で容易に安息香酸に酸化される。150°Cのオ
ーブン内で安息香酸は容易に昇華し安定なゲルとなる。
しかし、オートクレーブ内で高レベルの水と組み合せた
安息香酸はアミド結合の加水分解をおこしゲルの分解を
示す。オートクレーブ安定性を改良する1つの方法は安
息香酸が昇華するまでゲルを加熱老化させることである
。しかし、余分な加熱老化工程は費用がかかり、同時に
このゲルを用いる製品に対し破壊的であるので、そのよ
うな工程は望ましくな(または多くの用途において許容
されない。本発明において、安息香酸と混合する第三ア
ミンの使用はオートクレーブ条件の温度および湿度にお
いてゲルを安定化すると考えられる。第三アミンの使用
はいくらか硬化が遅くなるが、オートクレーブ安定性の
増加は全く満足である。
本発明の組成物は15〜20秒の如く短時間で硬化する
。硬化時間が短いため、硬化サイクルの間生ずる電子装
置の部品への望ましくない応力をおこす高温へ暴露され
ない。従って、環境保護および振動減衰を与えるためこ
のゲルを用いてよく、このゲルは電子装置およびコネク
ターの封入に全く有効である。このゲルは相似被覆とし
て有効である。
以下の例は説明が目的であり、本発明を限定するもので
はない。特に示さない限りこの例において「部」は重量
部であり、粘度は25°Cにおいて測定した。
貫土 加熱装置を取り付けた反応容器にポリジメチルシクロシ
ロキサン24.43モル、ポリメチルフェニルシロキサ
ン2.11モルおよび下式、CHl (SiO)c (式中、Cは3〜6である) の環式シロキサン0.199モル、2.0センチストー
クの粘度を有するトリメチルシロキシ末端ブロックポリ
ジメチルシロキサン0.194モルおよびカリウムシラ
ル−ト触媒を入れ、3時間150°Cで加熱した。この
時間で平衡に達し、その後触媒を酢酸で中和し濾過した
。得られるポリマーは下式、CH3C6H5CH3 を有していた。アミン中和当量測定後、このポリマー7
32.3 gをO″CC以下性亜硝酸ナトリウム(水中
15重量バーセン))37d、2N水酸化ナトリウム8
1d (174ミリモル)、脱イオン水100dおよび
塩化メチレン2640dの存在下10パーセント過剰の
アクリロイルクロリド(156,4ミリモル)と反応さ
せることによりアクリルアミド官能性ボ、リオルガノシ
ロキサン(137,5ミリモルの窒素水素)に転化した
。アクリロイルクロリドは塩化メチレン60m1中であ
り、これを0°C〜−3’Cの温度において38分かけ
て添加漏斗より他の成分の混合物に加えた。室温で1.
5時間この混合物を静置した後2相となり、水相および
塩化メチレン相であった。
得られた生成物相を分離し、塩化メチレン相をドライア
イス箱に一晩入れ残留水を凍結させた。濾過により氷を
除去し、50°C,2mmHHの圧力において回転蒸発
器により塩化メチレンを除去した。得られるポリマーは
混合物であり、その主要成分は下式、 CL     C6H5CHt C)I=CH。
CH=C112 を有していた(今後これをポリマーAと呼ぶ)。
存在する他のものは下式、 を有し、今後これをポリマーBと呼ぶ。存在する他のも
のは下式、 CH3C1h    C)IzCHCHz−N−Cth
CHz−N−HCH:l   C=OC冨0 CH=CHz   CH=CHア を存していた。
他のポリマーは、アクリロイルクロリドを1:2のモル
比のアクリロイルクロリド(52,2ミリモル)および
アセチルクロリド(104,2ミリモル)にかえること
を除いて上記ポリマーAと同様にして製造した。得られ
たポリマーは混合物であり、その主要成分は下式、 (上式中、R′の1/3はアクリルであり、R′の27
3はアセチルである) 星 R’R’ を有していた。
ゲル組成物はポリマーAおよびポリマーBをそれぞれ2
重量パーセント2−ヒドロキシー2−メチル−1−フェ
ニルプロパン−1−オンと混合することにより製造され
、それぞれ組成物Aおよび組成物Bと呼ぶ。他のゲル組
成物はポリマーAおよびポリマーBをそれぞれ2重量パ
ーセント2−ヒドロキシー2−メチル−1−フェニルプ
ロパン−1−オンおよび1.8重量パーセント2−(ジ
イソプロピルアミン)エタノールと混合することにより
製造され、それぞれ組成物Cおよび組成物りと呼ぶ。
組成物をIIVEXs LCU 7500硬化ユニツト
(IJVEXsInc、製)中の中圧水銀ランプに暴露
することによりサンプルを硬化させる。このランプは2
00〜400nmの波長の紫外線を発し、113mJ/
 rrr−secの強度を有していた。ショアーOOス
ケールの最初のジュロメータ−を硬化後AST?1−D
−1084Bの方法により測定し、またioooCで4
日間(条件1)、121°Cおよび100%相対湿度で
16時間(条件2)、並びに150°Cで4日間続いて
121″Cおよび100%相対湿度で18時間(条件3
)加熱後ジュロメータ−を測定した。結果を表■に示す
。これは硬化時間および種々の条件下でのショアーOO
ジュロメータ−を示す。
表−土 A    15    25    44    15
A    60    54    38     2
A    80    46          14
C803941 B   15    9    10    液体B 
  60   11    10    液体B   
 20    15          0I)206
          4 第三アミンを含む組成物CおよびDは、オートクレーブ
条件の温度および湿度において安定を保っていることを
示した。ゲル軟性は、組成物AおよびCと組成物Bおよ
びDのジュロメータ−を比較し、ポリマー上のアセチル
およびアクリル基の混合物を含む組成物により示された

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、xは平均少なくとも44であり、ポリオルガ
    ノシロキサン中のジメチルシロキサンユニットのモルパ
    ーセントが88〜94.5であるような値を有し、yは
    少なくとも2.5の平均値であり、メチルフェニルシロ
    キサンユニットのモルパーセントが5〜10であるよう
    な値を有し、zは少なくとも1および2未満であり、R
    は3もしくは4個の炭素原子を有する二価アルキレン基
    であり、各R′は水素原子または下式 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼もしくは▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ のアシル基であり、ここでR′の少なくとも15パート
    セントは ▲数式、化学式、表等があります▼もしくは▲数式、化
    学式、表等があります▼、 である) のアクリルアミド官能性ポリオルガノシロキサンおよび
    硬化量の光開始剤を含んでなる紫外線硬化性組成物。 2、さらに少なくとも光開始剤からの酸性副生成物を中
    和するに十分な量の第三アミンを含んでなる、請求項1
    記載の組成物。 3、ゲルが紫外線により硬化した場合異なる硬度を有す
    るゲルの製造方法であって、アクリルもしくはメタクリ
    ルの含量の増加が紫外線への暴露により硬化したゲルの
    硬度を高めるよう光開始剤とアクリルアミド官能性ポリ
    オルガノシロキサンを混合し、その後得られた混合物を
    紫外線に暴露することを含んでなり、アクリルアミド官
    能性ポリオルガノシロキサンが下式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、xは平均少なくとも44であり、ポリオルガ
    ノシロキサン中のジメチルシロキサンユニットのモルパ
    ーセントが88〜94.5であるような値を有し、yは
    少なくとも2.5の平均値であり、メチルフェニルシロ
    キサンユニットのモルパーセントが5〜10であるよう
    な値を有し、zは少なくとも1および2未満であり、R
    は3もしくは4個の炭素原子を有する二価アルキレン基
    であり、各R′は水素原子または下式 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼もしくは▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ のアシル基であり、ここでR′の少なくとも15パート
    セントは ▲数式、化学式、表等があります▼もしくは▲数式、化
    学式、表等があります▼、 である) を有する方法。 4、請求項3記載の方法により得られるゲル。 5、紫外線への暴露により硬化する硬化したポリオルガ
    ノシロキサン組成物にオートクレーブ安定性を与える方
    法であって、紫外線暴露より酸性副生成物を形成する光
    開始剤およびアクリレート、メタクリレートもしくはア
    クリルアミド官能性ポリオルガノシロキサンを含んでな
    る硬化性組成物中の光開始剤の紫外線分解からの酸性副
    生成物を中和するに十分な量で第三アミンを加え、その
    後光開始剤を分解するに十分な量および波長の紫外線に
    この組成物を暴露することを含んでなる方法。
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