JPH02179Y2 - - Google Patents

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JPH02179Y2
JPH02179Y2 JP1984145648U JP14564884U JPH02179Y2 JP H02179 Y2 JPH02179 Y2 JP H02179Y2 JP 1984145648 U JP1984145648 U JP 1984145648U JP 14564884 U JP14564884 U JP 14564884U JP H02179 Y2 JPH02179 Y2 JP H02179Y2
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pressure
moisture
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は患部の治療用、要部の保護用等に使用さ
れる外用貼付用品に関する。
かぶれ等の皮膚障害を防止するため通気性な基
材若しくは通気性に加工した基材を用いて形成し
た治療用、保護用等の外用貼付用品があり、これ
らの貼着用品は通気性を有し、施用したさい皮膚
から発生する水蒸気等は適当に揮散するが、皮膚
等に施用したまま水に接すると水は内部まで容易
に浸透しパツド材等が水を含み悪影響があるばか
りでなく不快感があり、また患部から分泌物等が
あるさいには基材の外表面に浸出し外見を損なう
等の欠点がある。
また、施用部位によつて余り伸縮性を要求され
ないこともあるし、逆に関節部のように大きな伸
縮性を要求されることもあり、こうした種々の状
況に適応し得るもので満足の行くものが少い。
本案は通気性及び良好な伸縮性を有する基材に
水蒸気は通過発散するが、水は通さない特殊な防
水透湿組織を設け、かつ該基材にその伸縮性を制
御すると共に、一定以上の伸長作用が加わつたと
きにはその制御が外れて、元の基材が有していた
良好な伸縮性が再現するように処理を施したもの
で、皮膚に貼着施用したさいかぶれ等による不快
感がなく、また水につけても水が内部まで浸入し
て悪影響等を及ぼすことがなく、かつ伸縮性の要
求されるところにも、そうでないところにも広く
適用することができるようにするものである。
以下実施例について説明すると、基材1は織
布、不織布、編布等のような通気性と適当な伸縮
性を有する生地で形成してあり、関接部のような
屈曲角度の大きな部位に施用するものは、経緯両
方向に少なくとも30%程度、特に好ましくは100
%以上の伸長率を有するものがよい。好ましい生
地の一例をあげると、一定量の弾性糸を混合して
編成した経または緯メリヤス等の編布、具体的に
は、ナイロン、テトロン等の約80〜95%とポリウ
レタン弾性糸5〜20%の混率でトリコツト編にし
た経メリヤスがある。
上記基材1には水蒸気は通すが水は通さない特
殊な防水透湿組織2を設けている。上記の防水透
湿組織(層)は例えば、ポリウレタン、アクリル
樹脂等を主材として含有する極性有機溶剤溶液を
基材面に塗布若しくは基材に含浸させた後、凝固
浴に浸漬してゲル化、乾燥等して形成でき、該防
水透湿組織は径0.1〜5μ程度の微細孔を多数有し
ている。また、ポリテトラフルオロエチレンフイ
ルムを延伸時にフイブリル状の構造を形成し、熱
固定して得られる径0.2〜5μ程度の微多孔を有す
るフイルムを接着剤を介して上記基材面に積層し
ても形成できる。更にまた上記防水透湿組織
(層)は、ポリエチレンを主材とする微多孔膜
(セルボアNW−0.1、積水化学〓、商品名)、微
多孔ポリプロピレンフアルム(ジユラカート、ホ
リプラスチツクス〓、商品名)等でも形成でき
る。
上記防水透湿組織を有する基材1の面には、ア
クリル系、ゴム系その他皮膚に対し刺撃等のない
感圧接着剤層3が設けてあり、該感圧接着剤は全
面一様に設けることもあるが、感圧接着剤の不存
在部4を規則的に、若しくは不規則的に点在ある
いは線条等に存在させて設け、基材の通気性を一
層良好に保つことができる。
基材となる生地には、特に伸縮性があると共に
腰が弱く、カール等して取扱いに困難がある場合
には、予め適当な処理剤を用いて強化できる。こ
の場合の処理は基材が貼付用品に形成されて身体
の所要部に貼着施用して一定の伸長率以上に引き
伸ばされたさい、生地に付与された処理剤による
強化結合組織が容易に破壊して、処理前の基材の
伸縮性、柔軟性その他の固有の性質にほぼ復元で
きる程度に行なわれるものである。処理剤には、
例えばメチルメタクリレートグラフト天然ゴム、
アクリレ酸エステル系、ウレタン系樹脂等が単独
若しくは2種以上の混合物があり、これら処理剤
は例えば、5〜10%の水系エマルジヨンや溶剤溶
液にしてこれに前記生地を浸漬等し、乾燥して付
与される。付与量は生地にもよるが、生地100部
(重量以下同じ)当り2〜10部でよい場合が多い。
上記の如く感圧接着剤層を有する各基材は、そ
のまま貼付用品5となるが、必要に応じてはその
感圧接着剤層3のほぼ中央部に基材の大きさに対
応して適当なパツド材6を設けることができる。
パツド材は適当な厚みにしてガーゼ、不織布等の
ほか、比較的厚層に形成された不織布その他の布
帛、連続若しくは独立気泡の軟質発泡体等の外側
をポリアミド、ポリエステル等のフイラメントそ
の他で形成された網、粗目布等の覆布で被覆した
ものを施部に応じて適宜選択される。これらパツ
ド材には、止血剤、殺菌剤、消炎剤、鎮痛剤、消
毒剤、その他の薬剤を含有させることもできる。
上記の如くパツド材を設けることによりこれが緩
衝材となり、施用された身体要部を一層安全に保
護できる。形成された貼付用品の感圧接着剤層上
にはその両端部から剥離性な別々の覆片7を貼り
それらの他端は感圧接着剤層の中央部あるいはパ
ツド材上面に於て相互に重ね合わせておく。
本案は上述の如く、通気性基材は防水透湿組織
を具備しているので、貼付用品を皮膚の所要部に
施用した場合、皮膚面から発生する水蒸気は容易
に外部に揮散し、内部に汗等の滞溜によるかぶれ
や、不快感がなく、身体に貼着したまま水に漬け
ても水は基材を通過してパツド材の内部には全然
浸入することがないから、傷口等に貼着したま
ま、入浴や炊事その他の水仕事ができ、傷口が有
害菌等で汚染されたり、薬剤が流失したりせず、
短期の治瘉が容易になり、またスポーツのさい戸
外で雨にぬれたり、水溜りに入つたりしても、内
部まで水が浸入することがないから、不快感がな
く、取り替えることもないからその手数も要しな
い。その上、この外用貼付用品を、比較的伸び縮
みの少ない部位に使用する場合には、基材に付与
されている伸縮性を制御している作用が働いてい
て、患部等をしつかりと保護し、また、肘、膝そ
の他の関節などのように伸び縮みの激しい部位に
使用する場合には、関節を動かすことによつて大
きな引張り作用が加わると、伸張を制御している
強化組織が部分的に、または全部が破壊され、も
との良好な伸縮性を持つたものに戻るから、患部
等によく馴染み、関節等も自由に動かせる。この
ように、本品は使用する部位によらず、どのよう
なところでもその部位によくフイツトして安定に
固定でき、ゆるんだり、ずれたりすることもな
く、更に圧迫感もないし、動作や運動を阻害する
ようなことがない。その構造も簡単で、着脱も極
めて容易にでき、各種の治療の手当用、各種スポ
ーツのさいの身体の保護用等に好適である。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示し、第1図は一部切欠
斜面図、第2図は第1図の断面図、第3図は変形
例を示す断面図、第4図は他の変形例を示す一部
斜面図である。 1は基材、2は防水透湿組識、3は感圧接着剤
層、4は感圧接着剤不在部、5は外用貼付用品、
6はパツド材、7は覆片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 通気性と良好な伸縮性を有する基材を有し、
    該基材に常態においてその伸長を制御するよう
    に組織強化しかつ所定の伸長率以上に引伸ばさ
    れた場合にはその強化組織が破壊されて元の基
    材に復元するように処理剤によつて処理し、ま
    た上記基材に多数の微細な孔を持ち透湿性を有
    するが防水性の防水透湿組織を設け、更にこの
    基材にパツド材を存し若しくは存しない感圧接
    着剤層を形成した外用貼付用品。 2 防水透湿組織がポリウレタン若しくはアクリ
    ル樹脂で微多孔を有して形成されている実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の外用貼付用
    品。 3 防水透湿組織が微多孔を有するポリテトラフ
    ルオロエチレンフイルムで形成されている実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の外用貼付用
    品。 4 感圧接着剤層が感圧接着剤の不存在部を存し
    て設けてある実用新案登録請求の範囲第1項乃
    至第3項に記載の外用貼付用品。
JP1984145648U 1984-09-28 1984-09-28 Expired JPH02179Y2 (ja)

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JPS6160926U JPS6160926U (ja) 1986-04-24
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JPS6160926U (ja) 1986-04-24

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