JPH08112304A - 貼着テープ、絆創膏およびそれらの製造方法 - Google Patents

貼着テープ、絆創膏およびそれらの製造方法

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JPH08112304A
JPH08112304A JP7049961A JP4996195A JPH08112304A JP H08112304 A JPH08112304 A JP H08112304A JP 7049961 A JP7049961 A JP 7049961A JP 4996195 A JP4996195 A JP 4996195A JP H08112304 A JPH08112304 A JP H08112304A
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adhesive tape
water
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誠 日向
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体に悪影響を与えず水濡れに強い貼着テー
プを提供する。 【構成】 綿などの通気性および吸湿性を有する織布か
らなるテープ基体2をポリウレタンにより撥水処理す
る。このテープ基体2の一面側に、貼着剤としての皮膚
に影響を与えにくい水溶性の糊の貼着層3を面状に付着
する。貼着層3に、たとえば銅箔片4およびアルミニウ
ム箔片5を分散配置し、表面に露出させる。貼着剤およ
び撥水剤のいずれにも、イソシアネートを含有し、貼着
層3を形成する際に、貼着剤に含有させた重合剤により
テープ基体2の撥水剤に貼着剤を界面付近で重合させる
ため、貼着層3のテープ基体2への密着性が高まる。テ
ープ基体2を撥水処理しているため、必要以上に汗をか
いても、風呂で外部から水が掛かってもテープ基体2が
湿潤しないため、貼着層3に水が必要以上多く含まれる
ことがなくなり、貼着テープ1の剥離を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体に貼着する貼着テ
ープ、絆創膏およびそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の貼着テープとしてはたと
えば実開昭64−28680号公報に記載されている。
【0003】この実開昭64−28680号公報には、
長手方向に伸縮性を有し、幅方向には伸縮性を有さない
たとえば綿布などにて形成されたテープ基体に糊などの
貼着剤を塗布した貼着テープについて記載され、この貼
着テープを人体の痛みあるいは疲れを有する部位の筋肉
に沿って貼着し、筋肉痛とか各種の疾病を治癒させ、あ
るいは、スポーツの負傷あるいは疲労予防に役立ててい
る。
【0004】このため、この貼着テープを人体に貼着し
た状態で日常生活あるいはスポーツを行なうことにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テープ
基体は布製であるため、汗をかいたり、入浴したりする
と、布製の貼着テープが濡れてしまい、人体から貼着テ
ープが剥離してしまう。特に、貼着テープの伸長を抑制
するために、貼着テープを2重あるいは3重に重ねてい
る部分では、上層に位置する貼着テープが下層に位置す
る貼着テープから剥離してしまう問題を有している。
【0006】そこで、貼着テープを防水にすることも考
えられるが、単に防水処理を施したのでは、通気性が著
しく低下したり、水溶性の貼着剤のテープ基体に対する
密着性が低下する。
【0007】また、防水処理を施した貼着テープには、
粘着剤の粘着度を高くしたり、油性の貼着剤なら密着性
が低下しにくいものの、貼着時あるいは剥離の際の人体
への影響を考えると必ずしも好ましくないと考えられ
る。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、人体に悪影響を与えることなく水濡れに強い貼着テ
ープおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の貼着テー
プは、吸湿性を有する織布にて形成されたテープ基体の
一面に水溶性の貼着剤の層を設け、この貼着剤の層を人
体に貼着させる貼着テープにおいて、前記テープ基体
は、撥水処理されているものである。
【0010】請求項2記載の貼着テープは、請求項1記
載の貼着テープにおいて、テープ基体の撥水処理の撥水
状態は、JIS L−1092スプレー法で80以上1
00以下であるものである。
【0011】請求項3記載の貼着テープは、請求項1記
載の貼着テープにおいて、テープ基体の撥水処理の撥水
状態は、JIS L−1092スプレー法で70以上8
0以下であるものである。
【0012】請求項4記載の貼着テープは、請求項3記
載の貼着テープにおいて、貼着剤の層の粘着力は、JI
S Z0237で700g/25mm以上1500g/
25mm以下であるものである。
【0013】請求項5記載の貼着テープは、請求項1な
いし4いずれか記載の貼着テープにおいて、撥水処理は
撥水剤にて行ない、貼着剤をテープ基体の前記撥水剤に
界面付近で重合させたものである。
【0014】請求項6記載の貼着テープは、請求項1な
いし5いずれか記載の貼着テープにおいて、撥水処理は
撥水剤にて行ない、前記撥水剤および貼着剤は、それぞ
れイソシアネートを含有するものである。
【0015】請求項7記載の貼着テープは、請求項1な
いし6いずれか記載の貼着テープにおいて、貼着剤に、
電気化学的ポテンシャルの異なる少なくとも2種の物質
を分散配置したものである。
【0016】請求項8記載の貼着テープは、請求項1な
いし7いずれか記載の貼着テープにおいて、貼着剤に、
永久磁石を分散配置したものである。
【0017】請求項9記載の貼着テープは、請求項1な
いし8いずれか記載の貼着テープにおいて、貼着剤に、
遠赤外線放射物質を分散配置したものである。
【0018】請求項10記載の絆創膏は、請求項1ない
し9記載の貼着テープと、この貼着テープの貼着剤の層
上の少なくとも一部に形成されたパッドとを具備したも
のである。
【0019】請求項11記載の貼着テープの製造方法
は、吸湿性を有する織布にて形成されたテープ基体の一
面に水溶性の貼着剤の層を設け、この貼着剤の層を人体
に貼着させる貼着テープの製造方法において、吸湿性を
有するテープ基体となる織布を撥水剤に浸漬させ、この
撥水剤の処理が行なわれたテープ基体を乾燥させ、この
乾燥されたテープ基体の一面に人体に貼着させる水溶性
の貼着剤の層を形成するものである。
【0020】請求項12記載の貼着テープの製造方法
は、吸湿性を有する織布にて形成されたテープ基体の一
面に水溶性の貼着剤の層を設け、この貼着剤の層を人体
に貼着させる貼着テープの製造方法において、吸湿性を
有する糸を撥水剤に浸漬させ、この撥水剤の処理が行な
われた糸を乾燥させ、この乾燥された糸を織布してテー
プ基体を形成し、このテープ基体の一面に人体に貼着さ
せる水溶性の貼着剤の層を形成するものである。
【0021】請求項13記載の貼着テープの製造方法
は、請求項11または12記載の貼着テープの製造方法
において、撥水剤および貼着剤はそれぞれイソシアネー
トを含有し、撥水剤および貼着剤の界面付近で重合させ
たものである。
【0022】請求項14記載の絆創膏の製造方法は、請
求項11ないし13いずれか記載の貼着テープの製造方
法の貼着剤の層上の少なくとも一部にパッドを形成する
ことを特徴とするものである。
【0023】
【作用】請求項1記載の貼着テープは、吸湿性を有する
織布にて形成されたテープ基体は、撥水処理されている
ため、テープ基体の表面が水に濡れても撥水し、テープ
基体内には湿潤しないため、貼着剤が人体から剥離しに
くくなり、特に、重ねて貼着している場合の剥離を低減
する。
【0024】請求項2記載の貼着テープは、請求項1記
載の貼着テープにおいて、テープ基体の撥水処理をJI
S L−1092スプレー法で80以上100以下にし
たため、貼着剤とテープ基体との密着性が高い状態で剥
離を防止でき、80より小さい場合には撥水効果が低く
容易に剥離し、反対に100より大きいと貼着剤がテー
プ基体から剥離する。
【0025】請求項3記載の貼着テープは、請求項1記
載の貼着テープにおいて、テープ基体の撥水処理をJI
S L−1092スプレー法で70以上80以下にした
ため、貼着剤とテープ基体との密着性が高い状態で剥離
を防止でき、70より小さい場合には撥水効果が低く容
易に剥離し、反対に80より大きいと貼着剤がテープ基
体から剥離する。
【0026】請求項4記載の貼着テープは、請求項3記
載の貼着テープにおいて、貼着剤の層の粘着力は、JI
S Z0237で700g/25mm以上1500g/
25mm以下であるため、人体あるいは下層のテープ基
体に対する貼着を確実にするとともに、人体からの剥離
も容易にでき剥離の際の人体の皮膚に対する悪影響を防
止できる。
【0027】請求項5記載の貼着テープは、請求項1な
いし4いずれか記載の貼着テープにおいて、貼着剤をテ
ープ基体の撥水剤に重合させたので、撥水処理しても貼
着剤とテープ基体との密着性が高い状態で剥離を防止で
きる。
【0028】請求項6記載の貼着テープは、請求項1な
いし5いずれか記載の貼着テープにおいて、撥水剤およ
び貼着剤はそれぞれイソシアネートを含有することによ
り、互いに良くなじむので、貼着剤のテープ基体に対す
る密着性を向上できるとともに、人体への悪影響も防止
できる。
【0029】請求項7記載の貼着テープは、請求項1な
いし6いずれか記載の貼着テープにおいて、貼着剤に、
電気化学的ポテンシャルの異なる少なくとも2種の物質
を分散配置したため、人体に貼着すると2種の物質間に
人体を介した電気回路が形成されるので、人体の細胞を
活性化でき治療効果が向上する。
【0030】請求項8記載の貼着テープは、請求項1な
いし7いずれか記載の貼着テープにおいて、貼着剤に、
永久磁石を分散配置したため、人体に貼着すると理学療
法による治療効果が向上する。
【0031】請求項9記載の貼着テープは、請求項1な
いし8いずれか記載の貼着テープにおいて、貼着剤に、
遠赤外線放射物質を分散配置したため、人体に貼着する
と皮膚を暖め理学療法による治療効果が向上する。
【0032】請求項10記載の絆創膏は、請求項1ない
し9記載の貼着テープの貼着剤の層上の少なくとも一部
にパッドを形成したため、パッドで傷口などを保護する
ものにおいても、撥水性を有する状態で人体への貼着を
確実にするとともに、貼着の際も人体への悪影響を防止
できる。
【0033】請求項11記載の貼着テープの製造方法
は、吸湿性を有する織布を撥水剤に浸漬させ、テープ基
体を乾燥させ、一面に人体に貼着させる水溶性の貼着剤
の層を形成するため、撥水処理の状態を容易に任意の値
にすることができる。
【0034】請求項12記載の貼着テープの製造方法
は、吸湿性を有する糸を撥水剤に浸漬させ、この撥水剤
の処理が行なわれた糸を乾燥させ、この乾燥された糸を
織布してテープ基体を形成し、このテープ基体の一面に
人体に貼着させる水溶性の貼着剤の層を形成するため、
撥水処理の状態を容易に任意の値にすることができる。
【0035】請求項13記載の貼着テープの製造方法
は、請求項11または12記載の貼着テープの製造方法
において、撥水剤および貼着剤はそれぞれイソシアネー
トを含有することにより、互いに良くなじむので、貼着
剤のテープ基体に対する密着性を向上できるとともに、
人体への悪影響も防止できる。
【0036】請求項14記載の絆創膏の製造方法は、請
求項11ないし13いずれか記載の貼着テープの製造方
法の貼着剤の層上の少なくとも一部にパッドを形成する
ため、パッドで傷口などを保護するものにおいても、撥
水性および確実な貼着を得られる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の貼着テープの一実施例を図面
を参照して説明する。
【0038】図に示すように、貼着テープ1はテープ基
体2をベースとしており、このテープ基体2は綿などの
通気性および吸湿性を有する織布にて形成され、この織
布は長手方向には伸縮性を有し、幅方向には伸縮性を有
していない。すなわち、このテープ基体2は、いわゆる
縦糸に沿った方向に伸縮性を有し、横糸に沿った方向に
伸縮性を有していない。また、テープ基体2は、ポリウ
レタンなどのウレタン系の撥水処理によりJIS L−
1092スプレー法で70以上100以下、好ましくは
70以上80以下、あるいは90程度の撥水性を有して
いる。なお、テープ基体2は、幅方向にも伸縮性を有す
るものであっても同様の効果を得ることができる。
【0039】そして、このテープ基体2の一面側には、
貼着剤としての皮膚に影響を与えにくい水溶性の糊から
なる貼着層3が面状に付着されている。この貼着剤とし
ては、イソシアネートを含有する東洋インキ製造株式会
社製 医療用粘着剤(製品名オリバイン・BPS 48
49−40)を用いる。なお、貼着剤にはイソシアネー
トを含む微量の重合剤を含有させ、撥水剤との重合を可
能にしている。また、貼着剤の粘着度は、JIS Z0
237で、700g/25mm以上1500g/25m
m以下、好ましくは850g/25mm以上1300g
/25mm以下程度にする。
【0040】さらに、貼着層3には、電気化学的ポテン
シャルの異なる2種類の物質、たとえば銅箔片4および
アルミニウム箔片5が分散配置され、それぞれが直接表
面に露出する状態になっている。また、これら銅箔片4
およびアルミニウム箔片5は粉状あるいは粒状であって
もよく、それぞれが若干分離するように配置されてい
る。なお、これら電気化学的ポテンシャルの異なる2種
類の物質としては、銅とアルミニウムに限らず、カーボ
ンとアルミニウム、鉄とアルミニウム、金とアルミニウ
ム、亜鉛と銅など任意の組み合わせで同様の作用効果を
奏するが、電位差が大きく発生するほど大きな効果が期
待できる。
【0041】次に、上記実施例の製造方法について説明
する。
【0042】まず、長手方向に伸縮性を有し、幅方向に
は伸縮性を有さないようにテープ基体2を織布し、織布
した後にたとえば皮膚の色に合わせて染色し、水洗して
乾燥する。
【0043】この状態で、テープ基体2を撥水液にドブ
漬けして撥水処理する。この撥水液としては、プロピレ
ン・グリコール10%、4フッ化フッ素樹脂(FC)2
0%および水70%からなる明成化学工業株式会社製
パークロオロアルキレート・コポリマー(製品名 アサ
ヒガードAG−925) 50gと、重合剤としてのブ
ロックドポリイソシアネート(製品名 メイカネートM
F) 10gとを、40〜50℃の温水1000ccに
投入したものを使用する。
【0044】そして、1分間80℃の高温に晒して乾燥
させる。
【0045】なお、テープ基体2と貼着剤との結合を安
定させるために、通常最終工程で行なう表面の樹脂加工
は行なわない。しかしながら、撥水剤の濃度を通常より
10%程度高くするとともに、乾燥温度を通常の70℃
より高い190℃で1分50秒間行なうことにより、撥
水処理を確実にしている。なお、80℃程度の温度で4
〜5分程度嵌挿させても同様の効果が得られる。このよ
うに、比較的高い温度で嵌挿させることにより、フッ素
の起立を向上させ、撥水効果を向上させる。また、貼着
テープは一般に使い捨ての場合がほとんどのため、寿命
は1週間程度であり、通常行なう最終の表面処理を行な
わなくとも十分に使用に耐え得る。
【0046】その後、貼着層3を形成して貼着剤に含有
させた重合剤によりテープ基体2の撥水剤に貼着剤を界
面付近で重合させて、貼着層3のテープ基体2への密着
性を高めて貼着テープ1を完成させる。また、銅箔片4
およびアルミニウム箔片5はあらかじめ貼着剤に混入し
ても、貼着層3の形成後に散布しても良い。
【0047】このようにして、撥水状態をJIS L−
1092スプレー法で70以上100以下の状態にする
とともに、貼着層3の粘着力を700g/25mm以上
1500g/25mm以下にする。
【0048】なお、JIS L−1092スプレー法
は、20×20cmの試験片3枚を採取し、直径150
mmの試験片保持枠にしわを生じさせないように取り付
け、所定の撥水処理装置を用いて、スプレーの中心を保
持枠の中心に一致させ、水250mlをガラス漏斗に入
れて試験片上に所要時間25〜30秒で散布する。
【0049】次に、保持枠を台上から外し、保持枠の一
端で水平に持ち試験片の表側を下向きにして他端を固い
ものに一度軽く当て、さらに180°回し、同様に操作
して余分の水滴を落とす。保持枠に付けたままの試験片
の濡れた状態を湿潤状態の見本と比較して採点し、3回
繰り返して平均値を整数位までで表す。
【0050】なお、湿潤状態としては、 0:表面および裏面が全体に湿潤を示すもの 50:表面全体に湿潤を示すもの 70:表面の半分に湿潤を示し、小さな個々の湿潤が布
を浸透する状態を示すもの 80:表面に小さな個々の水滴状の湿潤状態を示すもの 90:表面に湿潤しないが、小さな水滴の付着を示すも
の 100:表面に湿潤や水滴の付着がないもの である。
【0051】また、JIS Z0237は、室温23
℃、湿度65%で、貼着テープ1を25mm幅(25m
m×300mm)の帯状に切断する。
【0052】そして、ステンレス板(SUS304)の
上に貼着テープ1を載置させ、自重2kgの貼り付けロ
ーラを一往復させ、貼着テープ1をステンレス板に貼着
させる。
【0053】この状態で、貼着テープ1の長手方向の一
端を剥離し、180°方向に折り返してばね秤で引っ張
り、貼着テープ1がステンレス板から完全に剥離した状
態の数値を測定し、このときの値が粘着力となる。
【0054】次に、貼着テープ1の使用方法および作用
について説明する。
【0055】まず、この貼着テープ1を人体の皮膚、特
に凝りあるいは痛みのある部分、または、スポーツの際
に負傷を防止する部分あるいは疲労した部分に、長手方
向を筋肉に沿って貼着する。
【0056】そして、貼着テープ1が皮膚に貼着される
と、貼着層3の表面に位置する銅箔片4およびアルミニ
ウム箔片5が皮膚に接触し、皮膚の表面の汗によって水
分により人体を介した電気回路が形成される。すなわ
ち、銅箔片4およびアルミニウム箔片5とは電気化学的
ポテンシャルが異なることにより、銅箔片4がプラス側
電位となりアルミニウム箔片5がマイナス側電位となり
起電力が発生して、銅箔片4およびアルミニウム箔片5
間に電位差が生じ、人体も含めて微小電流が流れる。こ
のようにして、各近接する銅箔片4およびアルミニウム
箔片5に多数の電気回路が形成される。
【0057】そして、人体に微小な電流が流れると、そ
の部分の細胞が活性化され血液その他の体液の循環が良
くなり、人体の自己治癒力が促進され、凝りをほぐした
り、痛みを和らげたりする。また、スポーツの際の負傷
あるいは疲労を予防する。
【0058】さらに、テープ基体2は、JIS L−1
092スプレー法で70以上100以下の撥水処理を施
すとともに、JIS Z0237で700g/25mm
以上1500g/25mm以下の粘着力を有しているの
で、必要以上に汗をかいても、あるいは、入浴あるいは
雨水などで外部から水が掛かってもテープ基体2が湿潤
しないため、貼着層3に水が必要以上多く含まれること
がなくなるので、貼着テープ1が人体から剥離すること
を防止できる。特に、貼着テープ1を2重あるいは3重
以上に重ねて使用した場合に、貼着層3が必要以上の水
を含んだりテープ基体2が湿潤することにより、下層の
テープ基体2と上層の貼着層3とが剥離することを防止
することができるとともに、人体から剥離する際に痛み
などをともないにくい。
【0059】そして、実際にJIS L−1092スプ
レー法の撥水度合を70で実験したところ、テープ基体
2の湿潤を抑制することができるとともに、貼着層3を
テープ基体2に確実に密着することができる。
【0060】なお、テープ基体2をJIS L−109
2スプレー法で70より低い状態で撥水処理すると、容
易にテープ基体2が湿潤して貼着層3が水を多く含み、
容易に貼着テープ1が剥離してしまい、反対に、JIS
L−1092スプレー法で100より高い状態、たと
えば防水した状態のように撥水処理すると、テープ基体
2と貼着層3との密着性が低下し、テープ基体2から貼
着層3が容易に剥離してしまう。
【0061】また、貼着層3の粘着力をJIS Z02
37で700g/25mmより低い状態にすると、貼着
テープ1が人体から容易に剥離したり、あるいは、貼着
テープ1を重ねて巻いた部分から剥離してしまうが、1
500g/25mmより高い状態にすると、貼着テープ
1を人体から剥離する際に痛みをともなったりするおそ
れがある。
【0062】そして、特に撥水状態をJIS L−10
92スプレー法で70以上80以下にするとともに、貼
着層3の粘着力をJIS Z0237で700g/25
mm以上1500g/25mm以下にすることにより、
撥水効果を得ることができるとともに、貼着テープ1を
貼着した際に、重ね巻きをしても重ね巻きの部分が剥離
したり、人体から剥離する場合に痛みが伴うことを避け
ることができる。
【0063】また、貼着剤および撥水剤のいずれにも、
イソシアネートが含有されていることにより互いに良く
なじみ、熟成することにより貼着剤および撥水剤の界面
付近は重合して架橋が完成するため、必要以上に貼着層
3の貼着度合を強くすることなく、貼着層3のテープ基
体2に対する密着性を向上できるので、テープ基体2を
人体から剥離する際も必要以上の痛みを伴なうことを防
止できる。
【0064】さらに、撥水剤として、明成化学工業株式
会社製 パークロオロアルキレート・コポリマー(製品
名 アサヒガードAG−925)を用い、ブロックドポ
リイソシアネート(製品名 メイカネートMFを重合剤
として用いているため、水溶性エマルジョンのポリウレ
タンであるから、貼着層3をテープ基体2に密着させる
ことができる。
【0065】なお、貼着剤の東洋インキ製造株式会社製
医療用粘着剤(製品名 オリバイン・BPS 484
9−40)、および、撥水剤の明成化学工業株式会社製
パークロオロアルキレート・コポリマー(製品名 ア
サヒガードAG−925)と、ブロックドポリイソシア
ネート(製品名 メイカネートMF)とは、いずれも人
体への悪影響が少ないため、皮膚のかぶれなども生じに
くい。
【0066】また、使用に際しても、単に水を撥くのみ
ならず、風呂などで湯あるいは石鹸を用いて湿潤したと
しても、乾燥すれば、再度撥水効果を再現できる。
【0067】また、他の実施例として、銅箔片4および
アルミニウム箔片5に代えて、永久磁石の鉄粉とアルミ
ニウム箔片を用いても良い。
【0068】この場合、電気回路が形成されるのみなら
ず、磁気による作用も受けるため、電気的および磁気的
に細胞が活性化され、自己治癒力が向上すると考えられ
る。
【0069】さらに、他の実施例として、遠赤外線を発
生する遠赤外線放射物質としてのセラミックあるいはそ
の他の植物などの粒子を貼着層3に添加しても良い。
【0070】この場合、セラミックあるいはその他の植
物などの粒子により、遠赤外線が発生するので、電気
的、磁気的な作用に加え、熱的にも細胞を活性化するこ
とができるので、より自己治癒力が向上すると考えられ
る。
【0071】なお、いずれの場合も電気化学的ポテンシ
ャルが異なれば組み合わせは自由であり、さらに、遠赤
外線が発生する物質の添加の有無も自由であり、いずれ
も同様の効果を得ることができる。
【0072】また、テープ基体2を形成するに際して
は、糸の状態で撥水剤に浸漬させ、この撥水剤に浸漬さ
れた糸を乾燥させた後に織布するようにしてもよい。な
お、この場合にも撥水剤の濃度を通常より10%程度高
くするとともに、乾燥温度を通常の70℃より高い80
℃で1分間行なうことにより、撥水処理を確実にする。
【0073】そして、上記いずれの実施例でも、織布は
長手方向には伸縮性を有し、幅方向には伸縮性を有して
いないものを用いているが、いずれの方向にも伸縮性を
有さない織布を用いて、固定用の貼着テープとしても同
様の効果を得ることができる。
【0074】さらに、他の実施例として、図2に示す絆
創膏とすることができる。
【0075】この図2に示す実施例は、上述の貼着テー
プを所定の大きさで所定の形状に裁断して貼着テープ部
11を形成し、この貼着テープ部11の中央にガーゼの積層
あるいはガーゼおよび脱脂綿の積層からなるパッド12を
配設するとともに、このパッド12が形成されていない部
分に通気孔13を穿設したものである。なお、貼着テープ
部11自体でも通気性があるので、通気孔13は特に形成し
なくても同様の効果を得ることができる。また、貼着テ
ープ部11の織布は、長手方向には伸縮性を有し幅方向に
は伸縮性を有していないもの、いずれの方向にも伸縮性
を有さないもの、あるいは、いずれの方向にも伸縮性を
有するもののいずれでも良い。
【0076】そして、パッド12を傷口に当てた状態で人
体に貼着することにより、傷口などを保護できる。
【0077】またさらに、他の実施例として、図3に示
す磁石付き絆創膏とすることもできる。
【0078】この図3に示す実施例は、上述の貼着テー
プを所定の大きさで円形状に裁断して貼着テープ部15を
形成し、この貼着テープ部15の永久磁石16を配設したも
のである。
【0079】そして、つぼなどに永久磁石16を位置させ
た状態で、貼着テープ部15を貼着させることにより、永
久磁石の磁力により患部を治癒させる。
【0080】これら図2および図3に示すいずれの実施
例の場合にも、撥水性を有するとともに、重ね貼りなど
の貼着の際に不必要に剥離したり、剥離の際に人体の皮
膚に悪影響を与えることを防止できる。
【0081】また、これら図2および図3に示すいずれ
の実施例の場合にも、貼着テープ部11,15に電気化学的
ポテンシャルの異なる少なくとも2種の物質、永久磁
石、遠赤外線放射物質を分散配置させても良く、これら
の場合も上述の効果を得ることができる。
【0082】
【発明の効果】請求項1記載の貼着テープによれば、吸
湿性を有する織布にて形成されたテープ基体は、撥水処
理されているため、テープ基体の表面が水に濡れても撥
水し、テープ基体内には湿潤しないため、貼着剤が人体
から剥離しにくくなり、特に、重ねて貼着している場合
の剥離を低減できる。
【0083】請求項2記載の貼着テープによれば、請求
項1記載の貼着テープに加え、テープ基体の撥水処理を
JIS L−1092スプレー法で80以上100以下
にしたため、貼着剤とテープ基体との密着性が高い状態
で剥離を防止できる。
【0084】請求項3記載の貼着テープによれば、請求
項1記載の貼着テープに加え、テープ基体の撥水処理を
JIS L−1092スプレー法で70以上80以下に
したため、貼着剤とテープ基体との密着性が高い状態で
剥離を防止できる。
【0085】請求項4記載の貼着テープによれば、請求
項3記載の貼着テープに加え、貼着剤の層の粘着力は、
JIS Z0237で700g/25mm以上1500
g/25mm以下であるため、人体あるいは下層のテー
プ基体に対する貼着を確実にするとともに、人体からの
剥離も容易にでき剥離の際の人体の皮膚に対する悪影響
を防止できる。
【0086】請求項5記載の貼着テープによれば、請求
項1ないし4いずれか記載の貼着テープに加え、貼着剤
をテープ基体の撥水剤に重合させたので、撥水処理して
も貼着剤とテープ基体との密着性が高い状態で剥離を防
止できる。
【0087】請求項6記載の貼着テープによれば、請求
項1ないし5いずれか記載の貼着テープに加え、撥水剤
および貼着剤はそれぞれイソシアネートを含有すること
により、互いに良くなじむので、貼着剤のテープ基体に
対する密着性を向上できるとともに、人体への悪影響も
防止できる。
【0088】請求項7記載の貼着テープによれば、請求
項1ないし6いずれか記載の貼着テープに加え、貼着剤
に、電気化学的ポテンシャルの異なる少なくとも2種の
物質を分散配置したため、人体に貼着すると2種の物質
間に人体を介した電気回路が形成されるので、人体の細
胞を活性化でき治療効果を向上できる。
【0089】請求項8記載の貼着テープによれば、請求
項1ないし7いずれか記載の貼着テープに加え、貼着剤
に、永久磁石を分散配置したため、人体に貼着すると理
学療法による治療効果を向上できる。
【0090】請求項9記載の貼着テープによれば、請求
項1ないし8いずれか記載の貼着テープに加え、貼着剤
に、遠赤外線放射物質を分散配置したため、人体に貼着
すると皮膚を暖め理学療法による治療効果を向上でき
る。
【0091】請求項10記載の絆創膏によれば、請求項
1ないし9記載の貼着テープの貼着剤の層上の少なくと
も一部にパッドを形成したため、パッドで傷口などを保
護するものにおいても、撥水性を有する状態で人体への
貼着を確実にするとともに、貼着の際も人体への悪影響
を防止できる。
【0092】請求項11記載の貼着テープの製造方法に
よれば、吸湿性を有する織布を撥水剤に浸漬させ、テー
プ基体を乾燥させ、一面に人体に貼着させる水溶性の貼
着剤の層を形成するため、撥水処理の状態を容易に任意
の値にすることができる。
【0093】請求項12記載の貼着テープの製造方法に
よれば、吸湿性を有する糸を撥水剤に浸漬させ、この撥
水剤の処理が行なわれた糸を乾燥させ、この乾燥された
糸を織布してテープ基体を形成し、このテープ基体の一
面に人体に貼着させる水溶性の貼着剤の層を形成するた
め、撥水処理の状態を容易に任意の値にすることができ
る。
【0094】請求項13記載の貼着テープの製造方法に
よれば、請求項11または12記載の貼着テープの製造
方法に加え、撥水剤および貼着剤はそれぞれイソシアネ
ートを含有することにより、互いに良くなじむので、貼
着剤のテープ基体に対する密着性を向上できるととも
に、人体への悪影響も防止できる。
【0095】請求項14記載の絆創膏の製造方法によれ
ば、請求項11ないし13いずれか記載の貼着テープの
製造方法の貼着剤の層上の少なくとも一部にパッドを形
成するため、パッドで傷口などを保護するものにおいて
も、撥水性および確実な貼着を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼着テープの一実施例を示す一部を切
り欠いた斜視図である。
【図2】同上絆創膏の一実施例を示す平面図である。
【図3】同上絆創膏の他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 貼着テープ 2 テープ基体 3 貼着剤からなる貼着層

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸湿性を有する織布にて形成されたテー
    プ基体の一面に水溶性の貼着剤の層を設け、この貼着剤
    の層を人体に貼着させる貼着テープにおいて、 前記テープ基体は、撥水処理されていることを特徴とし
    た貼着テープ。
  2. 【請求項2】 テープ基体の撥水処理の撥水状態は、J
    IS L−1092スプレー法で80以上100以下で
    あることを特徴とした請求項1記載の貼着テープ。
  3. 【請求項3】 テープ基体の撥水処理の撥水状態は、J
    IS L−1092スプレー法で70以上80以下であ
    ることを特徴とした請求項1記載の貼着テープ。
  4. 【請求項4】 貼着剤の層の粘着力は、JIS Z02
    37で700g/25mm以上1500g/25mm以
    下であることを特徴とした請求項3記載の貼着テープ。
  5. 【請求項5】 撥水処理は撥水剤にて行ない、 貼着剤をテープ基体の前記撥水剤に界面付近で重合させ
    たことを特徴とした請求項1ないし4いずれか記載の貼
    着テープ。
  6. 【請求項6】 撥水処理は撥水剤にて行ない、 前記撥水剤および貼着剤は、それぞれイソシアネートを
    含有することを特徴とした請求項1ないし5いずれか記
    載の貼着テープ。
  7. 【請求項7】 貼着剤に、電気化学的ポテンシャルの異
    なる少なくとも2種の物質を分散配置したことを特徴と
    した請求項1ないし6いずれか記載の貼着テープ。
  8. 【請求項8】 貼着剤に、永久磁石を分散配置したこと
    を特徴とした請求項1ないし7いずれか記載の貼着テー
    プ。
  9. 【請求項9】 貼着剤に、遠赤外線放射物質を分散配置
    したことを特徴とした請求項1ないし8いずれか記載の
    貼着テープ。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9記載の貼着テープと、 この貼着テープの貼着剤の層上の少なくとも一部に形成
    されたパッドとを具備したことを特徴とする絆創膏。
  11. 【請求項11】 吸湿性を有する織布にて形成されたテ
    ープ基体の一面に水溶性の貼着剤の層を設け、この貼着
    剤の層を人体に貼着させる貼着テープの製造方法におい
    て、 吸湿性を有するテープ基体となる織布を撥水剤に浸漬さ
    せ、 この撥水剤の処理が行なわれたテープ基体を乾燥させ、 この乾燥されたテープ基体の一面に人体に貼着させる水
    溶性の貼着剤の層を形成することを特徴とする貼着テー
    プの製造方法。
  12. 【請求項12】 吸湿性を有する織布にて形成されたテ
    ープ基体の一面に水溶性の貼着剤の層を設け、この貼着
    剤の層を人体に貼着させる貼着テープの製造方法におい
    て、 吸湿性を有する糸を撥水剤に浸漬させ、 この撥水剤の処理が行なわれた糸を乾燥させ、 この乾燥された糸を織布してテープ基体を形成し、 このテープ基体の一面に人体に貼着させる水溶性の貼着
    剤の層を形成することを特徴とする貼着テープの製造方
    法。
  13. 【請求項13】 撥水剤および貼着剤はそれぞれイソシ
    アネートを含有し、 撥水剤および貼着剤の界面付近で重合させたことを特徴
    とする請求項11または12記載の貼着テープの製造方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし13いずれか記載の
    貼着テープの製造方法の貼着剤の層上の少なくとも一部
    にパッドを形成することを特徴とする絆創膏の製造方
    法。
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