JPH02178312A - ゴム変性スチレン系樹脂の連続的製造方法 - Google Patents

ゴム変性スチレン系樹脂の連続的製造方法

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JPH02178312A
JPH02178312A JP63334651A JP33465188A JPH02178312A JP H02178312 A JPH02178312 A JP H02178312A JP 63334651 A JP63334651 A JP 63334651A JP 33465188 A JP33465188 A JP 33465188A JP H02178312 A JPH02178312 A JP H02178312A
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松原 徹行
Noribumi Ito
伊藤 紀文
So Iwamoto
岩本 宗
Kazuo Kanzaki
管崎 和男
Toshihiko Ando
敏彦 安藤
Hitoshi Ozasa
均 小笹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はゴム変性スチレン系樹脂の連続的製造方法に関
する。さらに詳しくはゴム変性スチレン系樹脂を塊状も
しくは溶液重合法で連続的に製造する方法においてゴム
状重合体を分散粒子化する方法に関する。
[従来の技術] 従来0.1〜10−の平均径を有するゴム状屯合体粒子
を分散したゴム変性スチレン系樹脂を連続的に製造する
ことは広く行なわれている。製品中のゴム状重合体粒子
の大きさは衝撃強度、光沢等の性能に大きな影響を!1
えるのて、粒子径の調節I埜釣はゴム変Mスチレン系樹
脂製造技術の中でも極めて重要な位置を、Iiめている
。ゴム状重合体を含む相(ゴム相)を分散粒子に転換す
る操作として、中4Y体の重合体への転化率の比較的低
い段階で強いR2拌を施こす方法は公知である。また、
かかる−[:程において、攪拌槽型反応器を用いること
も4)公+ll′+62−9245号により知られてい
る。
しかしながら、近aVゴム変性スチレン系樹脂の用途の
拡大に4fう市場からの高性能製品の要求およびより効
−イに的製法による低コス]・生産志向の高まりに対応
するために1連続的製造法におけるゴム状重合体の分散
粒子化に関して、次のような課題の解決か要請されてい
る。
(])単一の製造装置て衝a物性及び成形物の表面光沢
等の市場の要求性能のバランスに応したヤ均粒子−径、
ゴム含有il)及び/またはゴムの種類の異なる銘柄を
自在に製造できること。例えば性分11/162−92
45の方法は簡便な方法てはあるか、粒子t¥を0.6
8L以Fにするのに多大な攪拌動力を要する一部、の改
善。
(2)衝撃物性、光沢性俺及びその他の成形物の外観性
能をより良くするために粒子化操作の段階での1(大粒
子(フィッシュアイとしであるいは成形物の外観不良と
して観察される)の発生を防+J−0 ・般に、ゴム変性スチレン系樹脂の中に分散されたゴム
状重合体の粒子形状及び大きさは、ゴム状重合体を含む
ゴム相か連続相をなす状態から不連続相をなす状態に転
換する際の条件、即ち、分散粒子に転換する操作(本発
明てはこの操作を粒子化操作という)を行う際の条件に
よって決定される。ゴム変性スチレン系樹脂の連続的製
造方法においては、この粒子化操作が反応液体の移動操
作及び重合操作と並行して実施されるので、通常のスチ
レン系樹脂の連続的製造方法やゴム変性スチレン系樹脂
の回分的製造方法に比して難度か高く、そのためにこれ
までに複雑な操作を要する幾つかの解決方法か提案され
ている。例えば特公昭52−29793では粒子化に先
たち予備グラフト化と称する予備的重合を行う方法、時
開IJi’151−7794では反応転化率か30〜8
0%のTπ合液を原料と混合するJj法、また特公昭5
9−17725では重合液の一部を原寧l系に循場する
方法が提案されている。
又、生成したゴム粒子に分散機を用いて剪断処理を施し
、所望の粒子径のゴム粒子をもつゴノ・変性スチレン−
アクリロニトリル樹脂を得る方法も特公昭4’l−18
477に提案されている。この方法においては、ライン
ミキサーを用いてゴム粒子に剪断処理を施した葎に、架
橋剤を添加して150〜200℃でゴムの架橋と重台の
完結をIi1時に行なっている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は粒子−径をコントロールするのに多大の
攪拌動力を要せず、又複雑な操作を・海せずに、極めて
効率的に、所望の粒子径のゴム粒−rをもつ外観良好な
ゴム変性スチレン系樹脂を製造するが法を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、スチレン−5atpq体にゴム状
重合体を溶解した原料溶液を’J1反応槽へ連続的に供
給して、該単量体かゴム状重合体か分散粒子に転換する
のに必要な単量体転化率以上になるよう重合を行ない、
該第1反応槽より原料溶液供給紙に相当する量の反応液
を連続的に取り出し、該反応液を、第1反応槽とfR2
反応槽の間に設けられたポンプて強制的に循環させるラ
イン及びそのラインの途中のゴム状重合体の分散粒子に
剪断をかけるためのラインミキサーよりなる循環ライン
に送って処理し、該循環ラインで処理された反応液をつ
づいて第2反応槽に連続的に供給して重合を継続するか
、あるいはさらに必要に応じて第3反応槽以降の反応槽
に供給して重合を継続させることよりなるゴム変性スチ
レン系樹脂の連続的塊状または溶液重合法において、 (A)第1反応槽中で反応液のしめる容積をVラインミ
キサーの容積をV2とした時 V2/V、 <0.2 をみたしており (B)循環ラインての単位時間当りの循環fit F 
2を原料溶液の単位時間当りの供給量F1に対1.5 
<F2/F、 <30 になるように循環し、 (C)第2反応槽が完全混合攪拌槽型反応槽て、該反応
槽ての単量体転化率か25重量%以−ヒに保たれている ことを特徴とする外観良好なゴム変性スチレン系樹脂の
連続的製造方法である。
本発明における原料のスチレン系単擾体としては、例え
ばスチレン、メチルスチレン、エチルスチレン、イソプ
ロピルスチレン、ブチルスチレン等のアルキルスチレン
、クロルスチレン、ソロムスチレン等のビニル基置換ま
たは核置換のハロゲン化スチレン、ハロゲン化アルキル
スチレン等のスチレン系小町体が少なくとも1種用いら
れ、特にスチレン、アルファメチルスチレン、バラメチ
ルスチレンか好ましく用いられる。
本発明において、スチレン系単量体は共重合可能な他の
単量体と併用してもよく1例えばアクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等のシアン化ビニル単量体、アクリル
酸、メタクリル酸及びそれらのアルキルエステル等の一
種以上を併用することかできる。
本発明でいうゴム状重合体とは室温においてゴム状を呈
している物質であればよく、例えばポリブタジェンゴム
、スチレン−ブタジェン共重合体ゴム、ツロツクスチレ
ンーブタシエン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン系
共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ターポリマー系
共重合体ゴム、アクリル系ゴム、ブタジェン−アクリロ
ニトリル共重合体ゴムなどがあげられ、これらは1種あ
るいは2種以上の組み合せて用いられる。
本発明の方法において、原料溶液とは、スチレン系単量
体にゴム状重合体を溶解したものおよび必要に応じて溶
剤を加えたものをいう。
溶剤として例えばトルエン、エチルベンゼン、キシレン
、エチルトルエン、エチルキシレン、ジエチルベンゼン
等を用いることかできる。このような溶剤の使用量は特
に制限はないか5重合反応槽に供給する単量体100重
量部当り50重量部を越えないことか好ましい。その理
由は50重量部を越えると溶剤により反応槽の有効反応
容積か減少すること及び溶剤の回収に過剰のエネルギー
を要するためである。
本発明における第1反応槽は、完全混合槽タイプの攪拌
槽型反応槽、あるいはプラグフロータイブの格式反応槽
等いずれのタイプの反応槽を用いてもよい。第1反応槽
として攪拌槽型反応槽を用いた場合は、該第1反応槽内
ては単量体はゴム状重合体が分散粒子に転換するのに必
要な単量体転化車量Fの単量体転化率に保たれていなけ
ればならない。又、第1反応槽として格式反応槽を用い
た場合は、該第1反応槽の出口における反応液中の単量
体か、ゴム状重合体か分散粒子に転換するのに必要な単
量体転化率以上の単量体転化率に保たれていなければな
らない。
本発明における第1反応槽出口の反応溶液中のゴム状重
合体の割合なX3重量%、重合した単量体の重合物の割
合をX2重量%とする時、Xl及びx2のイ直は、 1 < X + <20  かつ 1.5x +−0,05x 、’< X 2 <  4
.5x 、−0,05xを満足することか好ましい。、
x1〈1においては通常の操作条件では製品中のゴム含
Vか低く、得られたゴム変性樹脂は耐衝撃性樹脂として
実用に供せない。一方、xl〉20においては1反応液
の粘度か非常に高くなり1反応槽の所要攪拌動力か大き
くなるとともに、ゴム状重合体か分散粒子に転換しない
か、粒子化できた場合においても、巨大粒子か発生する
。xlは好ましくは2<x、<15の範囲で選ばれる。
x2の値について×2く1.5 xlo、05x 、”
の場合は、単量体転化率か低く、ゴム状重合体か粒子化
てきない。第1反応槽出11ての反応液の単量体転化率
か低くゴム状重合体か粒子化していない場合は、後て述
べる’m環ライン及びその途中のラインミキサーで処理
しても、ゴム粒子は、所望のイ4にコンl−ロールでき
ず本発明の目的か達成できない。
又、X 2 ’< 4.5x +−0,05x 12の
場合は、第1反応槽内口ての反応液の粘度か非常に高く
なり、第1反I4;槽の後に続く循環ライン及びライン
ミキサーでの処理かむつかしくなるとともに該循環ライ
ン及びラインミキサーでのゴム粒子の処理の効果か顕A
てない。
ここで中量体のポリマーへの転化率、したかって、X2
(小量%)は、lTi1合温度5第1反応槽への供給原
料Ml成、原料供給速度及び/または重合開始剤の供給
量等の操作条件によって調節口[能である。
第1反応槽は、通畠撹拌夫によって重合液を攪拌しなが
ら重合を行なう。ゴム状重合体か粒を化する時は、一般
に攪拌強IvLによってその粒子径は変化するか1本発
明においては、ゴム粒子径は第1反応槽に続く循環ライ
ン及びラインミキサーで/+&H的に決められるので、
第1反応槽の攪拌は、第1反応槽内てほぼ均一・な混合
状態を維持しつるか、あるいは滞留部分か生しない状f
ムを維持゛(きるものであればよい。
第1反応槽ては、ゴム状重合体をスチレン糸車fii体
に溶解し、必要に応じて溶剤を加えた原料溶液を連続的
に供給してスチレン甲ぢ1体かゴム状1「合体が分散粒
子に転換するのに必要な重合率以上になるように重合を
行なうが、有機過酸化物等のIR今開開始剤メルカプタ
ン類等の分子ia 14節剤等を原料溶液供給と同時に
反応槽に供給してもよい。第1反応槽での重合は通常5
0〜150℃のン品I硝で実施される。
本発明においては、原料溶液を第1反応槽へ流r+tF
+<Q1時)で供給17て、ゴム状重合体が分散粒rに
転換するのに必要な重合車量Fにスヂレン系中jJ体か
重合するように反応を符ない、謹第1反応槽より原料溶
液の供給量に相当するj、lの反応液を連続的に取り出
し、該反応液を第1反応槽と第2反応槽の間に設けられ
たポンプで強制的に流1iIFz(IL/時)で循環さ
セるライン及びそのラインの途中のゴム状重合体の分散
粒子に剪断をかけるためのラインミキサーよりなる循環
ラインに送って、第1反応槽で生成したゴム粒子が所望
の粒Y−径になるように処理される。
本発明でいう循環ライン途中のゴム状重合体の分融粒−
rに剪断をかけるためのラインミキサーとは、流体の)
工留時間か短く、メ反応液に高い剪断速度をダ、えるこ
とかできる内部に高速て回転する菱あるいはローターを
もったコンバク1へな一種の攪拌混合機である。ライン
ミキサーはに記のような高い剪断速度を与えるものであ
ればどのようなものでもよいか、例えばプロペラ列、パ
ドル大、傾斜パドル式、ターモジ充、イカリ運、らゼん
児などの纜拌大を有する高速回転が可能な攪拌混合機か
使用される。
例えば化学[二業社発行による「攪拌装置」に例示され
ているバッフル付き食違いハース型(Mixing E
quipment ン1製)、バッフル材アンクル型(
ChemincCr社製)、バッフル付偏芯アングル型
(片持化学工業社製)、オリフィス板付直管型(偉物化
学工業社V)等のラインミキサーを使用することかでき
る。あるいはまた、特殊な構造をもつローターとスデー
ターよりなる、例えばIKA旧、TIIATlJRRA
X (IKA社)、TK;[−ミクサー(特殊機化丁業
)、ホックボルトホモシナーイザ−(太平洋機工)、エ
バラマイルダー(荏原製作所)等を使用することもでき
る。
その際攪拌翼あるいはローターの外径d(m)、攪拌翼
の回転数をn (rps)とするとV=π・d−n(■
/秒)であられされる撹拌翼あるいはローターの外周の
線速度■が0.5■/秒以上であることが好ましい。
線速度がVが0.5s/秒未満の場合、ラインミキサー
内の剪断速度が充分でなく、第1反応槽で生成したゴム
粒子を該循環ラインで所望の粒子径にするのがむづかし
くなる。本発明の方法において、ゴム状重合体の分散粒
子は、ラインミキサーを含む循環ラインで所望の粒子径
にtilmすることかできる0例えばラインミキサーの
攪拌翼あるいはローターの回転数nを適当な条件に選ぶ
ことによって、ゴム粒子径を調節することができる。
本発明において、第1反応槽における反応液のしめる容
積をvl、ラインミキサーの容積をV、とした時、 V2/Vl <o4好ましくはV、/V、 <[1,1
0である。V t / V +が0.2より小さくない
場合は、反応液流量に対してラインミキサーの容積か大
きくなり、ラインミキサー内での平均滞留時間−か増大
して、その間に単量体の転化率が高くなり、また反応液
の粒度も上昇して、ラインミキサーの撹拌χあるいはロ
ーターの高速回転に過大の動力を要することになるので
好ましくない。
さらに、本発明においては、第1反応槽から連続的に抜
き出した反応液を循環ラインで強制的にポンプによって
循環させるが、その循環量F2(又7時)は原料溶液の
供給量Fl(27時)に対し、 1.5< F 2/F I  < 30より好ましくは 2.0< F 2/F l  < :IOにする必要が
ある。F、/F、は反応液のラインミキサーでの平均的
処理回数を示すもので、F2/F、が1.5より大きく
ない場合、循環量が原料のフィート量に比べて少なすぎ
るので、ラインミキサーにおける処理回数が減り、ゴム
粒子を充分小さくすることかできず、所望の粒子径にす
るのがむつかしい、又F2/F+が30以上の場合、も
うそれ以上循環処理回数か多くてもゴム粒子径は、それ
以上小さくならず、又工業的規模の装置を考えると反応
液を循環させるのに過大容量のポンプか必要となり、又
ラインのサイズも大きくする必要かあり好ましくない。
本発明においては、第1反応槽から連続的に抜き出され
た反応液を循環ライン及びその途中のラインミキサーで
処理し、該処理された反応液をつづいて第2反応槽に連
続的に供給して重合を継続するが、該第2反応槽は攪拌
槽型反応槽であって、該第2反応槽内での反応液の単量
体転化率は25重量%以上に保たれていることが必要で
ある。この時、第2反応槽が撹拌槽型反応槽以外の反応
槽例えば反応槽入口と出口ての反応液の単量体転化率が
異なる格式反応槽である場合、あるいは第2反応槽が撹
拌槽型反応槽でも、該反応槽内の反応液の単量体転化率
か25重量%未猫の場合、得られる樹脂中のゴム粒子径
の分布か広いものとなり、好ましくない、循環ラインて
生成されたゴム粒子は、重合率の高い反応液中に供給し
てゴム粒子を安定化させることが必要である。、第2反
応槽として用いられる攪拌槽型反応槽とは、反応槽内の
反応液の組成及び温度かほぼ均一になるように攪拌翼で
混合されている反応槽であればよく、同業者では周知で
あり、例えばドラフト付スクリュー型攪拌翼あるいはダ
ブルヘリカル型攪拌大を有する反応槽等がある。
第2反応槽で重合を行なった反応液は、該反応槽より連
続的に抜き出し、そのままあるいは必要に応じて1つ以
上の撹拌槽型反応槽又は基型反応槽て重合を継続させた
後、例えば180〜260°Cの温度範囲で真空下に未
反応単量体及び溶剤を蒸発させ、ゴム変性耐衝撃性樹脂
を得る。
[実施例] 実施例1 6.0重量部のポリツタジエン(旭化成製、商品名ジエ
ン55)を79.0部のスチレン、15.0部の溶剤と
してのエチルベンゼンに溶解して原料溶液とした、この
原料溶液に酸化防止剤として2.6=ジターリヤリツチ
ルフエノールを0.1重足部添加後、満液型のドラフト
付スクリュー型攪拌充を備えた容積(V、)24.9文
の第1反応槽に連続的に13.0文/時(F、)の速さ
て供給した。第1反応槽では反応温度130’C,)l
j’拌翼の回転+!¥1.5rpsで重合を行なって、
ゴム状重合体を相転移させ、ゴム粒子を生成させた。第
1反応槽内口の反応液は、ゴム状重合体Xl−6,01
%、単量体より生成したポリスチレンx 2=20.5
重量%(弔祉体転化(べ25,9重量%)であった。
第1反応槽よりの反応液を連続的に取り出し、鎖環用の
ギヤポンプ及びラインミキサーよりなる循E!ラインに
送って該反応液を処理した。ラインミキサーは、内容M
 (V2)0.96M、N拌Eとt。
て外径(d ) 0.08mの4枚傾斜バドル翼をもつ
ものを用いた。該循環ラインでは第1反応槽より抜き出
した液を流量(F、)100JI/時で循環し、ライン
ミキサー内撹拌充の回転数(n)は16.7rps (
10[+(lrpm)で運転した6第1反広槽とライン
ミキサーの容積の比V2/V、はfl 、 039、該
循環ラインでの循環量と原料溶液の供給量の比F2/′
Flは7.7、ラインミキサー内攪拌大外周の線速度は
C2m1secとなる。
循虜ラインで処理された反応液は、つづいて満液型のド
ラフト付スクリュー型攪拌児を備えた容積102交の第
2反応槽に連続的に供給して重合を継続した。第2反応
槽では反応温度130°C,攪拌翼の回転数1.flr
ps千重合を行な・った。
第2反応槽内の反応液は、小値休転化率か34.21埴
%に保たれていた。さらに第2反応槽て重合した反応液
は連続的に取り出して格式反応槽よりなる出口温度がそ
れぞれ140’C1150°Cおよび160℃の第3.
第4、第5反応槽に供給して重合を継続した。第5反応
槽からi!R続的に取り出された反応液は、従来から知
られている脱揮発分装置を用いて、高温高真空Fて未反
応上ツマ−及び溶剤を除去した後、押出機を用いてベレ
ッ1−・化し、HIPS樹脂の製品を得た。
得られた製品中のゴム粒子のオ均粒子径を電子11Il
′lI1.tti写真に基づき、その体桔モ均径を測定
した。また製品を0.1s臘の厚さに押し出して0.2
m52以−■二の面積を有するフィッシュアイの個数を
測定した。以下の実施例、比較例においても同様の評価
を行ない、それぞれ表1および表2にホした。
実施例2.3 循環ラインの循環量F2を変更した他は、実施例1と全
く回しにして運転を行なった。
実施例4.5 循環ライン途中のラインミキサー内撹拌翼の回転数を変
更した他は、実施例1と全く同しにして運転した。
実施例6 第1反応槽の反応温度を127°Cに変更した他は実施
例1と全く回しにして運転した。
実施例7 実施例6において原料溶液中のポリツタジエンの量を9
.Orf!、聞一部、エチルベンゼンの量を12.0重
量部に変え、第1反応槽およびラインミキサー内撹拌条
件も表=1にな示すように変えて運転した。
比較例1 第1反応槽と第2反応槽の間の循環ライン及びその途中
のラインミキサーかない他は、実施例jと回しにして運
転した。ゴム粒子の平均粒径は大きく、巨大粒子もみら
れた。
比較例2 比較例1において第2反応槽撹拌遅回転数を4.5rp
s(270rpm)にして運転した。巨大粒子はみられ
なかったか、実施例1に比べると平、均粒子f’Y+は
大きくなった。
比較例3 実施例1において、循環ラインの循環をやめ、反応液を
ラインミキサー内を1パスで処理した。
比較例4 実施例1において循環ライン途中のラインミキサー内の
攪拌質の回転数を1.67rps(10口rps)にし
て運転した。
比較例5 循環ライン途中のラインミキサーとして、内容積9.7
文、攪拌質として外径(d ) 0.4量の4枚傾斜パ
ドルをもつものを用い、撹拌翼の回転数を3.3rps
(200rps)で運転した。
比較例6 実施例1において第1反応4e3よび第2反応槽を反応
温度を変えて第2反応槽の単量体転化率が25重量%以
下になるような条件で運転した。
比較例7 食力色例1において第1反応槽を110℃て運転したと
ころ、第1反応槽ではゴム状重合体は相転移をおこさず
、連続相のままたった。@環うイン及びその途中のライ
ンミキサーて処理してもゴム粒子は生成せず、第2反応
槽で反応温度を上げてはしめてゴム粒子が生成した。
比較例8 実施例1において第1反応槽の温度を138°Cて運転
したところ、第1反応槽で生成したゴム粒子は大きく、
一部に巨大粒子がみられた。この反応液を循環ライン及
びその途中のラインミキサーて処理したか、実施例1に
比較し平均粒子径も大きく、巨大粒子もわずかにみられ
た。
比較例9 実施例1において原料溶液の組成を表2に示すように変
えポリブタジェンを1.0重量%として運転した。巨大
粒子もみられず、平均粒子も小さいゴム粒子が生成した
が、製品中のゴム含有率が低く、ゴム変性耐衝撃性樹脂
としては、衝撃強度等が低すぎた。
比較例1O 実施例1において原料溶液の組成を表−2に示すように
変え、ポリブタジェンを21.0重量%として運転した
。ゴム濃度が高すぎ、相転移をおこさなかった。
[発明の効果] 本発明によれば、特定の条件Fで、第1反応槽て粒子化
したゴム成分を含む反応液を、ラインの途中にラインミ
キサーをもつ循環ラインでw1環処理して所望の粒子径
のゴム粒子を得、さらに第2反応槽て重合を行なってゴ
ム粒子を安定化させるという方法で、巨大粒イがほとん
どなく所望の?均粒子径のゴム粒子をもつJA観良好な
ゴム変性スチレン系樹脂を極めて効率的に製造すること
かてきる。
本発明は、このようにゴム変性スチレン系樹脂の用途の
拡大に伴う高品質製品の製造の要求とより効率的製法に
よる低シス)〜生産の要求に答える方法を提供し、その
T業的利用flfli値は極めて大きいものである。
■″″腕2ネ由 n−、rE 門町) (自発)・P−
成1年;団λ311 特::T Ij−J、+官 ’lイ′Iの表示 昭和li :14F 特許贋1 第3 :l 4 ti 51 S; 2発明の名称 ゴム変+′[スチレン系樹脂の連続的製造方法3補庄を
する者 11件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)スチレン系単量体にゴム状重合体を溶解した原料
    溶液を第1反応槽へ連続的に供給し、ゴム状重合体が分
    散粒子に転換するのに必要な単量体転化率以上に該単量
    体の重合を行わせながら該反応槽より原料溶液供給量と
    同量の反応液を連続的に取り出し、ついて該反応液をラ
    インミキサーを含む循環ラインに送ってポンプで強制的
    に反応液を循環させゴム状重合体の分散粒子を剪断処理
    し、ついて該循環ラインで処理された反応液を第2反応
    槽に連続的に供給して重合を継続するか、あるいはさら
    に必要に応じて第3反応槽以降の反応槽に供給して重合
    を継続させることよりなるゴム変性スチレン系樹脂の連
    続的塊状または溶液重合法において、 (A)第1反応槽中で反応液の占める容積をV_1、循
    環ライン中のラインミキサーの容積をV_2とした時 V_2/V_1<0.2 であり、 (B)原料溶液の単位時間当りの供給量F_1と、循環
    ラインの単位時間当りの循環液量F_2の間には 1.5<F_2/F_1<30 の関係があり、 (C)第2反応槽が攪拌槽型反応槽で、該反応槽におけ
    る単量体転化率が25重量%以上に保たれている ことを特徴とする外観良好なゴム変性スチレン系樹脂の
    連続的製造方法。 (2)前記循環ライン中のラインミキサーが内部に高速
    で回転する、翼あるいはローターをもち、該翼あるいは
    ローターの外周の線速度が0.5m/sec以上である
    請求項1記載のゴム変性スチレン系樹脂の連続的製造方
    法。 (3)第1反応槽出口の反応液中のゴム状重合体の割合
    をx_1重量%、単量体が重合して生成した重合体の割
    合をx_2重量%とした時、x_1及びx_2の値を 1<x_1≦20かつ 1.5x_1−0.05x_1^2<x_2<4.5x
    _1−0.05x_1^2を満足するように維持する請
    求項1または2に記載のゴム変性スチレン系樹脂の連続
    的製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100361886B1 (ko) * 1994-12-30 2003-01-29 주식회사 엘지씨아이 고유동,내충격성스티렌계수지조성물의연속적제조방법
KR100463348B1 (ko) * 2001-12-18 2004-12-23 주식회사 엘지화학 잔류 응력 크랙 저항성이 우수한 고무 변성 스티렌계수지의 제조 방법

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