JPH02177699A - スピーカ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トウイタ−とウーファで構成され、船舶等の
水の飛沫のかかる場所に搭載されるスピーカの改良に関
する。

〔従来の技術〕

従来のトウイタ−とウーファから成るスピーカは、両者
の前面が同一方向に向くように取り付けられるのが一般
である。

又、特殊な場合として、自動車のりャトレイに搭載する
ため、ウーファとトウイタ−の軸が交叉するクロスアキ
シアルと呼ばれるスピーカもあるが、何れにしても、ウ
ーファとトウイタ−の振動板は前面から見られる方向に
向いている。

そして、トウイタ−をホーン形にすると、そのホーンは
、その必要長さだけ前面に突出することとなる。

〔発明が解決しようとする課題］ 従来のこの種のスピーカにおいては、トウイタ−も前面
に向いているため、船舶の航行中に、波しぶきによる飛
沫、或いは水洗時の飛沫がトウイタ−の振動板、ボイス
コイル等に水がかかることがある。

特に海水の場合には、これ等を腐蝕する虞が多いため、
振動板やボイスコイルの信頼性に問題を生ずる。

又、トウイタ−をホーン形にすると、その長さによって
スピーカの奥行き大きくなり、取付上不利となる欠点が
ある。

〔発明の目的］ 本発明は、従来のこの種のスピーカの水濡れに対する問
題点を解決するためのもので、飛沫が直接トウイタ−に
かかるのを、トウイタ−の背面に設けた遮閉部で防止し
、トウイタ−のホーンに浸入した水がトウイタ−の振動
板等に流入するのを防止することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は、前述の目的を達成するためのスピーカの手段
に関し、前面に遮閉部を設けてトウイタ−を取り付けた
取付板の中心にボスを設けて、ウーファ前面のグリルに
取り付けると共に、取付板とグリルでトウイタ−のホー
ンを形成し、該ホーンのトウイタ−振動板に向かう開口
の周縁には隆起部を形成したものである。

〔発明の実施例］ 次に、本発明の実施の一例を、図面について以下に説明
する。

第１図において、１はヨーク、２はマグネット、３はプ
レートで、これ等によってウーファＡの磁気回路を形成
し、ヨーク１とプレート３との間に形成される磁気ギャ
ップには振動板４に取り付けられているボイスコイル５
が挿入されている。

振動板４の外周は、プレート３に取り付けられているフ
レーム６に接着され、ボイスコイル５に信号電流が流れ
ると、ボイスコイル５と６ｄ束との間に生ずる駆動力に
よって振動板４は振動する。

フレーム６には、第２図のようにトウイタ−Ｂの取付部
７ａが形成されていて、この取付部７ａを複数のアーム
７ｂで支持すると共に、ウーファＡの音を放散する音孔
７ｃが穿設されているグリル７がビス６ａで取り付けら
れている。

このグリル７の外周には、フレーム６側に内壁７ｄ、外
壁７ｅが立設されており、第３図、第４図のようにこの
内壁７ｄ、外壁７ｅ間にはウーファＡとトウイタ−Ｂと
の受持周波数を分割するデバイディングネットワークを
構成するチョークコイル８、コンデンサ、９が収容され
る。

そして、フレーム６と外壁７ｅとの間には、フレーム６
、内壁７ｄ、外壁７ｅで構成される空間に浸入した水を
排出するための排水口１０が形成される。

この排水口１０に代えて、外壁７ｅに孔を開ける等の任
意の排水手段を用いてもよい。

トウイタ−Ｂの磁気回路は、ヨーク１１、マグネット１
２、プレート１３で形成され、その磁気ギャップに振動
板１４のボイスコイル１５を挿入し、ボイスコイル１５
に流れる信号電流によって振動板１４が振動する。

このトウイタ−Ｂは、そのプレート１３がホーンの片面
の形状をした取付板１６に取り付けられ、この取付板１
６はグリル７の取付部７ａにビス１７で取り付けられる
。

この取付板１６には、その中心部にボス１６ａが立設さ
れていて、ホーンの他の片面の形状をしている支持板１
８の凹部１８ａに挿入され、ビス１９で止着されている
。

従って、取付板１６と支持板１８間はホーン形状の空間
となり、取付板１６に穿設されている振動板１４の前面
の音孔１６ｂから放散された音は、このホーン形状の空
間を通って、アーム７ｂの間からグリル７の前面に放散
される。

そして、取付板１６の音孔１６ｂの周囲は盛り上げられ
て隆起部１６ｃを構成するが、この隆起部１６ｃと支持
板１８との間には、隙間が形成されている。

このように、このスピーカは、ウーファＡの音波７ｃか
ら出た音波と、トウイタ−Ｂからホーン形の空間を通っ
てアーム７ｂの間から出た音波とは、グリル７の前方に
放射されるものである。

そして、トウイタ−ＢはウーファＡと対向する方向に向
かって設置されているので、グリル７の前面から飛沫が
来ても、直接振動板１４やボイスコイル１５にこれがか
かることがない。

又、前面からの飛沫がホーン形の空間に浸入しても、ト
ウイタ−Ｂの振動板工４の前面の音孔１６ｂの周囲は、
隆起部１６ｃになっているため、音孔１６ｂ内に浸入す
ることな（、支持板１８と取付板１６の間から流れ落ち
、振動板１４やボイスコイル１５が濡れることはない。

更に、デバイディングネットワークを構成するチョーク
コイル８、コンデンサ９は、グリル７の内壁７ｄ、外壁
７ｅとフレーム６で形成される空間に収容されているの
で、これを収容する空間を別に設置する必要がなくなる
。

そして、これ等に飛沫がかかるのを防止できると共に、
万一この空間に浸水があっても、排水口１０から排水さ
れるので、その損傷は未然に防止される。

〔発明の効果］ 本発明は叙上のように、波しぶきや水洗の飛沫等が、ス
ピーカの前面から直接にトウイタ−にかかるのを遮閉部
である実施例のグリルの取付部が防いでいる。

そして、トウイタ−の音の放射口であるホーン内に入っ
た飛沫は、隆起部によってトウイタ−側に流入するのを
防止され、取付板の中心のボスの周りを流下して、ホー
ンの下側から流出する。

従って、トウイタ−の水濡れは、直接的にも間接的にも
防止されるので、その水濡れによる振動板の腐蝕や柔軟
化が未然に防止され、長期間その信頼性が失われない。

又、ホーン内に水が溜まることによって、ホーンの一部
が閉鎖されたり、振動板の振動に水の抵抗が加わったり
することによる音質の劣化、音量の低下率を生ずること
がないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の継断面図、第２図はその正
面図、 第３図は横断面図、 第１１図は第３図の１−１線断面図である。 Ａ・・・ウーファ、Ｂ・・・トウイタ−６・・・フレー
ム、７・・・グリル、７ａ・・・取付部、７ｂ・・・ア
ーム、１６・・・取付部、１６ａ・・・ボス、１６ｂ・
・・音孔、１６ｃ・・・隆起部、 ビス。 ８・・・支持板、 ａ・・・凹部、 ９・・・

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前面に遮閉部を設けてトゥイターを取り付けた取付板の
   中心にボスを設けて、ウーファ前面のグリルに取り付け
   ると共に、取付板とグリルでトゥイターのホーンを形成
   し、該ホーンのトゥイター振動板に向かう開口の周縁に
   は隆起部を形成したことを特徴とするスピーカ。