JPH02177160A

JPH02177160A - カセット装着装置

Info

Publication number: JPH02177160A
Application number: JP63332225A
Authority: JP
Inventors: Naoki Asakura; 朝倉　直樹
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1988-12-28
Filing date: 1988-12-28
Publication date: 1990-07-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はカセット装着装置に関する。さらに詳しくは、
家庭用ＶＴＲなどの磁気記録再生装置において装置の前
面開口部よりカセットを装着し、または排出するための
カセット装＠装置に関する。

［従来の技術］従来のカセット装着装置の概略説明図を第５図に示す。

第５図において、（１０１）は磁気テープを内蔵したカ
セット（１０６）を保持するカセットホルダーである。

該カセットホルダー（１０１）の左右には矩形平板状の
基板（１０２）　、（１０３）が対向して設すられてお
り、基板（１０２）には略り字状の案内溝１０２ａｌ、
（１０２ｂ）が形成されており、一方、基板１０３）に
は同様に略し字状の案内溝（１０３ａ）、１０３ｂ）　
（（１０３ｂ）は図示せず）がそれぞれ案内溝１０２ａ
　）、（１０２ｂ）と対応する位置に形成されている。

カセットホルダー（１０１）の両側面からピン（１０１
ａ）、（１０１ｂ）が突出しており、ピン（１０１ａ）
は前記案内溝（１０２ａ）、（１０３ａ）と係合し、ピ
ン（１０１ｂ）は案内溝（１０２ｂ）、（１０３ｂ）と
係合している。（１０４）　、（１０５）は回転により
カセットホルダー（１０１）を駆動させるアームであり
、該アーム（１０４）　、（１０５）に形成された溝（
１０４ａ）、（１０５ａ）　（（１０５ａ）は図示せず
）に前述したピン（１０１ｂ）が係合するよう構成され
ている。（１０７）　、（１０８）はアーム（１０４）
に駆動力を伝えるギア列であり、駆動ＩＩＩ（図示せず
）よりの駆動力はギア列（１１２）　、（１１３）を介
してウオームギア（１１０）に伝達され、さらにウオー
ムホイール（１０９）を経て前記ギア列（１０７）　、
（１０８）に伝達される。（１１１）はウオームの軸で
ある。また（１１４）はカセット（０１６）をカセット
ホルダー（１０１）へ導くためのガイドである。

つぎに前述した構成からなるカセット装着装置の動作を
第６〜７図に基づき説明する。

ガイド挿入口（図示せず）より挿入されたカセット（１
０６）は、ガイド（１１４）を介してカセットホルダー
（１０１）に保持される（第６図参照）。保持されるの
とほぼ同時に、カセットホルダー（１０１）または基板
（１０２）　、（１０３）に設けられたＳＷ（図示せず
）によって駆動源が回転を始め、前記ギア列（１１２）
　、（１１３）などを介してアーム（１０４）、（１０
５）を回転させる。アーム（１０４）　、（１０５）は
カセットホルダー（１０１）のピン（１０１ａ）、（１
０１ｂ）を押して基板（１０２）　、（１０３）の案内
溝（１０２ａ）、（１０２ｂ）、（１０３ａ）、（１０
３ｂ）に沿って第７図に示され状態に至るまでカセット
ホルダー（１０１）を移動させる。

カセット（１０θ）を取り出すばあいは、前記説明と逆
方向に駆動させることで、カセット（１０６）を装置内
へ挿入した位置（第６図参照）まで戻すことができる。

第６図に示されるように、カセット（１０６）を固定す
るためにギア列またはアームに固着されたスプリング（
図示せず）でカセットホルダー（，１０１）を押さえつ
けるようにアームを所定の位置まで回転させる。

［発明が解決しようとする課題］従来のカセット装着装置は、以上説明したごとき構成を
有しており、駆動用のギア列には円形歯車が用いられて
いる。したがって、予め定められたギア比は動作の始め
から終りまで一定であり、カセットホルダーの動作速度
や駆動力はほぼ一定となる。

しかしながら、カセットホルダーの動作には第６〜７図
に示されるように水平方向の動作と垂直方向の動作があ
り、水平方向の動作においてはカセットの重量は、カセ
ットホルダーのピンを介して基板［１０２）　、（１０
３）によって支えられており、また移動の方向に対して
負荷となる障害物がないので駆動力はそれほど必要では
なく、取扱いの感覚から言えば動作速度は速い方が望ま
しい。一方、垂直方向の移動に際しては最終カセットの
押さえ付けおよび排出動作のカセットの持ち上げなど大
きな駆動力が必要であるが、動作速度はむしろ遅い方が
騒音を低く押さえるという点からも有利である。従来の
円形歯車では、以上の要求に対して、垂直方向の移動に
必要な駆動力と水平方向の移動の速度のあいだで適当な
値を選ぶしかなく、理想的な駆動状態を実現するのは困
難であった。

本発明は、以上の事情に鑑み、前記従来技術の有する欠
点を解消するためになされたものであり、カセットホル
ダーの水平方向の移動速度を速めるとともに垂直方向の
駆動力をアップさせることのできるカセット装置を提供
することを目的とする。

［課題を解決するための手段］本発明カセット装着装置は磁気テープを内蔵するカセッ
トを装置へ挿入するための第１の位置と、前記カセット
が動作可能な状態に装架された第２の位置とのあいだで
カセットを移動、着脱させるカセット装着装置であって
、カセットを支持するためのカセットホルダーと、該カセ
ットホルダーの左右に設けられ、カセットホルダーより
突出するピンと係合して該カセットホルダーの動作軌跡
を規定する案内溝を有する一対の基板と、カセットホルダーを前記案内溝に沿って駆動させるため
の駆動アームと、動力源からの動力を前記駆動アームに伝達する減速用ギ
ア列とからなり、前記ギア列の少なくとも一部が一対のまた
は複数の非円形歯車から構成されており、少なくとも一
対の歯車が第１の位置において駆動側のピッチ円半径が
被駆動側のピッチ円半径より大であり、かつ第２の位置
において駆動側のピッチ円半径が被駆動側のピッチ円半
径より小であることを特徴としている。

［作　用］本発明のカセット装着装置においては、ギア列に楕円歯
車などの非円形歯車が使用されている。

たとえば楕円歯車のばあいは、カセットホルダーが水平
移動するときは駆動側の楕円歯車の長軸側と被駆動側の
楕円歯車の短軸側とが噛み合い、また垂直移動するとき
は駆動側の楕円歯車の短軸側と被駆動側の楕円歯車の長
軸側とが噛み合うように設定されている。このため、カ
セットホルダーの水平移動の状態では駆動源からの減速
比が楕円歯車の組み合わせにおいて短軸／長軸で小さ（
なり、速度は減速されないのでカセットホルダーは速く
移動し、垂直移動の状態では長軸／短軸で減速比が大き
くなるので、速度が小さく、駆動力が大きくなる。

［実施例］以下、図面に基づき本発明のカセット装＠装置を説明す
る。

第１図は本発明のカセット装着装置の一実施例の概略説
明図、第２〜３図は第１図に示されるカセット装着装置
の動作開始時および動作終了時を示す説明図、第４図は
離心率が０．３の楕円歯車の角速比変位曲線を示す図で
ある。

第１図において、（１）はカセットホルダー、（１ａ）
、（１ｂ）はピン、＋２）、（３１は基板、（２ａ）、
（２ｂ）、（３ａ）、（３ｂｌ　（（３ｂ）のみ図示せ
ず）は案内溝、（４）、（５）はそれぞれ溝（４ａ）、
（５ａ）、（（５ａ）は図示せず）を有するアーム、（
６）はカセット、（９）はウェームホイール、暢はウオ
ームギア、０１）はウオーム軸、０２）、［Ｆ］はギア
列であるが、それぞれ第５図に示されるものと同様の構
成であるので説明を省略する。

６は駆動側の楕円歯車であり、的は被駆動側の楕円歯車
である。

楕円歯車の楕円の離心離は概ね０．２〜０．４であるの
が好ましい。前記範囲より小さいと、角速度の比が小さ
くなり円形ギヤとあまり変らなくなってしまい、逆に前
記範囲より大きいと歯車としての形状がとれなくなるの
である。

楕円歯車が中心を軸として回転するばあい、第１の位ｆ
ｉＦ（カセットを装置へ挿入するための位置をいう、以
下同様）では駆動側の楕円歯車のほぼ長軸側と被駆動側
の楕円歯車のほぼ短軸側とが噛み合い、第２の位置（カ
セットが動作可能な状態に装架された位置、以下間１）
では駆動側の楕円歯車のほぼ短軸側と被駆動側の楕円歯
車のほぼ長軸側とが噛み合うよう配置される。また、楕
円歯車がその長軸方向に偏心した点を中心に回転するば
あい、第１の位置では駆動側の楕円歯車の長軸方向の長
い方のピッチ円と被駆動側の楕円１ｌＩＴｓの長軸方向
の短い方のピッチ円とが噛み合い、第２の位置では駆動
側の楕円歯車の長軸方向の短い方のピッチ円と被駆動側
の楕円歯車の長軸方向の長い方のピッチ円とが噛み合う
よう配置される。

なお、本方式においては、それぞれの楕円歯車の全周を
使用するものではなく、楕円の中心で回転するいわゆる
楕円２葉歯車ではほぼ１７４回転、偏心して回転される
楕円歯車ではほぼ１７２回転であるので、その歯の形成
においては、全周にわたって噛み合う歯にする必要がな
く、中心距離などの制約の中で最適な形状、配分を選ぶ
ことが可能である。

第２図に示される状態のばあい、駆動側の楕円歯車の回
転に対して被駆動側の歯車の回転の角速比は離心率がＯ
４３のときで約１．８倍であり、取扱いの感覚から応答
が速く感じられる。この状態では、あまり大きな駆動力
を必要とせず楕円歯車の噛み合いでの半径の比が減速比
を減らす関係であっても構わないのである。

つぎに第３図に示される状態になると、カセットを押し
つけるために、またはカセットを排出するように持ち上
げるために大きな駆動力が必要であるが、離心率が０．
３のときには噛み合いの半径の比が減速比を第２図に示
されるばあいの約３．４倍となるようにされており、か
つカセットを上下させる速度は半分から１／３．４とな
るので、カセットが収まるときの衝突音は小さくなる。

なお、前記実施例においては楕円歯車を位相を９０度ず
らせたものを組み合わせて使用しているが、同位相の楕
円歯車を１８０度回転させて使用してもよい。また楕円
歯車以外にも対数螺施歯車などを使用することも可能で
あり、楕円歯車と同様の効果をうることができる。

対数螺施歯車を用いるばあい、第１の位置（噛み合い部
）において駆動側のピッチ円半径が被駆動側のピッチ円
半径より大であり、第２の位置では駆動側のピッチ円半
径が非駆動側のピッチ円半径より小であるよう設ける必
要がある。

［発明の効果］以上説明したとおり、本発明のカセット装着装置におい
ては、従来の円形歯車に代え−Ｃ１たとえば楕円歯車な
どの非円形歯車を用いて駆動力の伝達を行なっているの
で、カセットの水平移動および垂直移動の両動作にそれ
ぞれ適した駆動状態をうることができるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカセット装着装置の一実施例の概略説
明図、第２〜３図はそれぞれ第１図に示されるカセット
装着装置の動作開始時および動作終了時を示す説明図、
第４図は離心率が０．３の楕円歯車の角速比変位曲線を
示す図、第５図は従来のカセット装着装置の概略説明図
、第６〜７図は第５図に示されるカセット装着装置の動
作開始時および動作終了時を示す説明図である。〈図面の主要符号）（１）：カセットホルダー（２）　、　＋３）　：基　板（２ａ）、（２ｂ）、（３ａ）　：案内溝（４）、固ニ
アームロ、（ト）：楕円歯車

Claims

【特許請求の範囲】

（１）磁気テープを内蔵するカセットを装置へ挿入する
ための第１の位置と、前記カセットが動作可能な状態に
装架された第２の位置とのあいだでカセットを移動、着
脱させるカセット装着装置であって、カセットを支持するためのカセットホルダーと、該カセ
ットホルダーの左右に設けられ、カセットホルダーより
突出するピンと係合して該カセットホルダーの動作軌跡
を規定する案内溝を有する一対の基板と、カセットホルダーを前記案内溝に沿って駆動させるため
の駆動アームと、動力源からの動力を前記駆動アームに伝達する減速用ギ
ア列とからなり、前記ギア列の少なくとも一部が一対のまた
は複数の非円形歯車から構成されており、少なくとも一
対の歯車が第１の位置において駆動側のピッチ円半径が
被駆動側のピッチ円半径より大であり、かつ第２の位置
において駆動側のピッチ円半径が被駆動側のピッチ円半
径より小であることを特徴とするカセット装着装置。
（２）非円形歯車が中心を軸として回転する楕円歯車で
あり、第１の位置では駆動側の楕円歯車のほぼ長軸側と
被駆動側の楕円歯車のほぼ短軸側とが噛み合い、第２の
位置では駆動側の楕円歯車のほぼ短軸側と被駆動側の楕
円歯車のほぼ長軸側とが噛み合うことを特徴とする請求
項１記載のカセット装着装置。
（３）非円形歯車がその長軸方向に偏心した点を中心に
回転する楕円歯車であり、第１の位置では駆動側の楕円
歯車の長軸方向の長い方のピッチ円と被駆動側の楕円歯
車の長軸方向の短い方のピッチ円とが噛み合い、第２の
位置では駆動側の楕円歯車の長軸方向の短い方のピッチ
円と被駆動鋼の楕円歯車の長軸方向の長い方のピッチ円
とが噛み合うことを特徴とする請求項１記載のカセット
装着装置。
（４）非円形歯車が対数螺旋歯車であり、第１の位置に
おいて駆動側のピッチ円半径が被駆動側のピッチ円半径
より大であり、第２の位置では駆動側ピッチ円半径が被
駆動側のピッチ円半径より小であることを特徴とする請
求項１記載のカセット装着装置。
（５）楕円歯車の楕円の離心率が概ね０．２〜０．４で
あることを特徴とする請求項２または請求項３記載のカ
セット装着装置。