JP3443045B2 - トレイ引出し装置 - Google Patents
トレイ引出し装置Info
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- JP3443045B2 JP3443045B2 JP24742499A JP24742499A JP3443045B2 JP 3443045 B2 JP3443045 B2 JP 3443045B2 JP 24742499 A JP24742499 A JP 24742499A JP 24742499 A JP24742499 A JP 24742499A JP 3443045 B2 JP3443045 B2 JP 3443045B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マガジン内に収納
されている複数のトレイの引出しが可能なトレイ引出し
装置に関する。
されている複数のトレイの引出しが可能なトレイ引出し
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、複数のＣＤを連続して再生するこ
とができるＣＤプレーヤが普及している。このようなＣ
Ｄプレーヤには、たとえばホーム用とカー用とがあり、
これらの基本構造は共に類似する部分が多い。
とができるＣＤプレーヤが普及している。このようなＣ
Ｄプレーヤには、たとえばホーム用とカー用とがあり、
これらの基本構造は共に類似する部分が多い。
【０００３】大きな相違点として、カー用のＣＤプレー
ヤに注目すると、自動車内での使用という特殊な条件か
ら、マガジン内に収納されているトレイ取出し機構がト
レイの収納段に対して上下方向に移動する構成とされて
いる。
ヤに注目すると、自動車内での使用という特殊な条件か
ら、マガジン内に収納されているトレイ取出し機構がト
レイの収納段に対して上下方向に移動する構成とされて
いる。
【０００４】トレイ取出し機構には、たとえばアーム回
動方式やラックリレー方式等があり、いずれもマガジン
内に収納されているトレイを水平方向に引き出すこと
で、トレイに収容されているＣＤを再生位置まで送り出
すようにしている。
動方式やラックリレー方式等があり、いずれもマガジン
内に収納されているトレイを水平方向に引き出すこと
で、トレイに収容されているＣＤを再生位置まで送り出
すようにしている。
【０００５】図１は、従来のアーム回動方式によるトレ
イ引出し機構を示すもので、図示省略の駆動モータから
の駆動力を受け、回転ギヤ７が左右方向に回転すると、
アーム６が左右方向に回動する。アーム６の先端部に
は、レール４に係合されているガイド部材５が回動自在
に取付けられており、ガイド部材５の移動によって係合
爪３がレール４に沿って移動する。
イ引出し機構を示すもので、図示省略の駆動モータから
の駆動力を受け、回転ギヤ７が左右方向に回転すると、
アーム６が左右方向に回動する。アーム６の先端部に
は、レール４に係合されているガイド部材５が回動自在
に取付けられており、ガイド部材５の移動によって係合
爪３がレール４に沿って移動する。
【０００６】このとき、係合爪３が係合凹部２の縁部に
当接することにより、トレイ１は矢印方向に移動する。
当接することにより、トレイ１は矢印方向に移動する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のトレイ引出し機構は、図１に示したように、係
合爪３が係合凹部２の縁部に当接することにより、トレ
イ１に対する移動力が与えられる構成である。このた
め、特にディスクチェンジを行う場合には、係合爪３が
係合凹部２内を上下方向に移動する際にトレイ１の係合
凹部２に引っかからないようにする必要がある。
た従来のトレイ引出し機構は、図１に示したように、係
合爪３が係合凹部２の縁部に当接することにより、トレ
イ１に対する移動力が与えられる構成である。このた
め、特にディスクチェンジを行う場合には、係合爪３が
係合凹部２内を上下方向に移動する際にトレイ１の係合
凹部２に引っかからないようにする必要がある。
【０００８】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、ディスクトレイ引出し機構を確実に動作さ
せるためのディスクトレイ引出し装置を提供することを
目的とする。
れたもので、ディスクトレイ引出し機構を確実に動作さ
せるためのディスクトレイ引出し装置を提供することを
目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、複数のトレイを収納しているマガジンから
選択されたトレイを引出し又はマガジン内に引き込むた
めのトレイ引出し装置において、トレイに形成された凹
部に係合して、マガジン内から前記トレイを引出し又は
マガジン内にトレイを引き込むための引出し爪を備えた
引出し部材を有し、引出し部材は、引出し爪を有する引
出しアームと、引出しアームを移動させる駆動ギアと、
駆動ギアを回転駆動する駆動モータとからなり、駆動ギ
アの回転駆動によりトレイがマガジン内の所定位置に位
置付けられるとともに、トレイが所定位置に位置した際
には駆動ギアの更なる回転駆動により引出し爪と凹部と
を非係合状態とすることを特徴とする。
成するため、複数のトレイを収納しているマガジンから
選択されたトレイを引出し又はマガジン内に引き込むた
めのトレイ引出し装置において、トレイに形成された凹
部に係合して、マガジン内から前記トレイを引出し又は
マガジン内にトレイを引き込むための引出し爪を備えた
引出し部材を有し、引出し部材は、引出し爪を有する引
出しアームと、引出しアームを移動させる駆動ギアと、
駆動ギアを回転駆動する駆動モータとからなり、駆動ギ
アの回転駆動によりトレイがマガジン内の所定位置に位
置付けられるとともに、トレイが所定位置に位置した際
には駆動ギアの更なる回転駆動により引出し爪と凹部と
を非係合状態とすることを特徴とする。
【００１０】
【作用】本発明のトレイ引出し装置では、トレイがマガ
ジン内の所定位置に位置した際に、引出し爪と凹部とを
非係合状態とさせることができる。
ジン内の所定位置に位置した際に、引出し爪と凹部とを
非係合状態とさせることができる。
【００１１】これにより、ディスク引出し機構を確実に
動作させることが可能となる。
動作させることが可能となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の詳細を図
面に基づいて説明する。図２は、本発明のトレイ引出し
装置に係るマルチタイプＣＤプレーヤ（以下、単にＣＤ
プレーヤという）を示すもので、ＣＤプレーヤ１０には
マガジン収容部２１を有したマガジン装填部２０及びプ
レーヤ本体部３０が設けられている。プレーヤ本体部３
０には、ターンテーブル４０を有したスピンドルモータ
４１を取付けるためのサブシャーシ４２が配設されてい
る。
面に基づいて説明する。図２は、本発明のトレイ引出し
装置に係るマルチタイプＣＤプレーヤ（以下、単にＣＤ
プレーヤという）を示すもので、ＣＤプレーヤ１０には
マガジン収容部２１を有したマガジン装填部２０及びプ
レーヤ本体部３０が設けられている。プレーヤ本体部３
０には、ターンテーブル４０を有したスピンドルモータ
４１を取付けるためのサブシャーシ４２が配設されてい
る。
【００１３】サブシャーシ４２の下方には、マガジンに
対してトレイの引出し及び押込みを行うための後述する
トレイ駆動機構１００を搭載したメインシャーシ６０が
上下方向に移動自在に配設されている。
対してトレイの引出し及び押込みを行うための後述する
トレイ駆動機構１００を搭載したメインシャーシ６０が
上下方向に移動自在に配設されている。
【００１４】メインシャーシ６０は、図示省略の駆動モ
ータの駆動力によって回動する回動アーム６１の回動力
により、上下方向への移動力を受けて移動する。メイン
シャーシ６０の上部には、ディスククンプ時においてタ
ーンテーブル４０側に移動するクランパ７０が配設され
ている。
ータの駆動力によって回動する回動アーム６１の回動力
により、上下方向への移動力を受けて移動する。メイン
シャーシ６０の上部には、ディスククンプ時においてタ
ーンテーブル４０側に移動するクランパ７０が配設され
ている。
【００１５】図３及び図４は、上記のトレイ駆動機構１
００を示すもので、駆動モータ１１５の駆動力によって
モードリング１０１を中心Ｏの回りに回転させるための
駆動ギヤ１０２が設けられている。駆動ギヤ１０２から
離れた位置には、モードリング１０１のギヤ部に噛合う
小ギア１０３が配設されている。
００を示すもので、駆動モータ１１５の駆動力によって
モードリング１０１を中心Ｏの回りに回転させるための
駆動ギヤ１０２が設けられている。駆動ギヤ１０２から
離れた位置には、モードリング１０１のギヤ部に噛合う
小ギア１０３が配設されている。
【００１６】小ギア１０３には、ギヤアーム１０４のギ
ヤ部１０５が噛合っている。ギヤ部１０５の軸１０５ａ
には、固定ギヤ１０６が取付けられている。ギヤアーム
１０４には、固定ギヤ１０６に噛合うための中間ギヤ１
０７が軸１０４ａを介して回転自在に取付けられてい
る。
ヤ部１０５が噛合っている。ギヤ部１０５の軸１０５ａ
には、固定ギヤ１０６が取付けられている。ギヤアーム
１０４には、固定ギヤ１０６に噛合うための中間ギヤ１
０７が軸１０４ａを介して回転自在に取付けられてい
る。
【００１７】ギヤアーム１０４の先端部には、中間ギヤ
１０７に噛合う回転ギヤ１０８が軸１０４ｂを介して回
転自在に取付けられている。ここで、上記の固定ギヤ１
０６の歯数をＺ1 としたとき、回転ギヤ１０８の歯数は
Ｚ2 （Ｚ1 ＝２Ｚ2 ）とされている。なお、中間ギヤ１
０７は回転ギヤ１０８の自転方向を公転方向と逆にする
ためにあるから、中間ギヤ１０７の歯数は上記の固定ギ
ヤ１０６及び回転ギヤ１０８の歯数の制約を受けないた
め、適宜設定してもよい。また、軸１０５ａと１０４ｂ
との間隔ｅ及び軸１０４ｂと軸１１３との間隔ｅはそれ
ぞれ等しくされている。
１０７に噛合う回転ギヤ１０８が軸１０４ｂを介して回
転自在に取付けられている。ここで、上記の固定ギヤ１
０６の歯数をＺ1 としたとき、回転ギヤ１０８の歯数は
Ｚ2 （Ｚ1 ＝２Ｚ2 ）とされている。なお、中間ギヤ１
０７は回転ギヤ１０８の自転方向を公転方向と逆にする
ためにあるから、中間ギヤ１０７の歯数は上記の固定ギ
ヤ１０６及び回転ギヤ１０８の歯数の制約を受けないた
め、適宜設定してもよい。また、軸１０５ａと１０４ｂ
との間隔ｅ及び軸１０４ｂと軸１１３との間隔ｅはそれ
ぞれ等しくされている。
【００１８】回転ギヤ１０８には、トレイ駆動アーム１
０９の一端部が一体的に取付けられている。トレイ駆動
アーム１０９の他端部には、軸１１３を介して回転体１
１４が回転自在に取付けられている。回転体１１４に
は、トレイ係合爪１１１が取付けられている。トレイ係
合爪１１１の下部には、ガイドシャフト１１２に係合さ
れる係合部１１０が取付けられている。係合部１１０が
ガイドシャフト１１２に沿ってその軸方向に移動するこ
とにより、トレイ係合爪１１１がガイドシャフト１１２
に沿って直線運動を行う。
０９の一端部が一体的に取付けられている。トレイ駆動
アーム１０９の他端部には、軸１１３を介して回転体１
１４が回転自在に取付けられている。回転体１１４に
は、トレイ係合爪１１１が取付けられている。トレイ係
合爪１１１の下部には、ガイドシャフト１１２に係合さ
れる係合部１１０が取付けられている。係合部１１０が
ガイドシャフト１１２に沿ってその軸方向に移動するこ
とにより、トレイ係合爪１１１がガイドシャフト１１２
に沿って直線運動を行う。
【００１９】トレイ係合爪１１１は、たとえばディスク
チェンジを行う場合、トレイ駆動機構１００の上下方向
への移動を妨げないように、トレイ９０の係合凹部９１
の当接辺部９２から離れ、当接辺部９２及び９３の略中
間位置に位置している。
チェンジを行う場合、トレイ駆動機構１００の上下方向
への移動を妨げないように、トレイ９０の係合凹部９１
の当接辺部９２から離れ、当接辺部９２及び９３の略中
間位置に位置している。
【００２０】続いて、上述した構成のトレイ駆動機構１
００の動作を、図５を用いて説明する。
００の動作を、図５を用いて説明する。
【００２１】まず、マガジン内に収容されているトレイ
を選択する場合、同図（ｄ）に示すように、軸１０４ｂ
が水平ラインＨに対して下側に変移し、軸１１３が同図
（ａ）に示す位置よりも僅かに内側に寄っている。これ
により、上述したように、トレイ係合爪１１１がトレイ
９０の係合凹部９１に当接しないので、トレイ駆動機構
１００の上下方向への移動がスムースに行われる。
を選択する場合、同図（ｄ）に示すように、軸１０４ｂ
が水平ラインＨに対して下側に変移し、軸１１３が同図
（ａ）に示す位置よりも僅かに内側に寄っている。これ
により、上述したように、トレイ係合爪１１１がトレイ
９０の係合凹部９１に当接しないので、トレイ駆動機構
１００の上下方向への移動がスムースに行われる。
【００２２】次いで、選択されたトレイを引き出す場
合、モードリング１０１の時計方向への回転により、小
ギア１０３が同方向に回転すると、これに噛合うギヤ部
１０５が反時計方向に回転する。これにより、ギヤアー
ム１０４が反時計方向に回動するため、軸１０４ｂが同
図（ａ）に示すように、水平ラインＨまで変移する。
合、モードリング１０１の時計方向への回転により、小
ギア１０３が同方向に回転すると、これに噛合うギヤ部
１０５が反時計方向に回転する。これにより、ギヤアー
ム１０４が反時計方向に回動するため、軸１０４ｂが同
図（ａ）に示すように、水平ラインＨまで変移する。
【００２３】このとき、中間ギヤ１０７が固定ギヤ１０
６の周りを公転しつつ自転することにより、回転ギヤ１
０８を時計方向に回転させることで、トレイ駆動アーム
１０９を時計方向に回動させる。また、このとき、ギヤ
アーム１０４及びトレイ駆動アーム１０９が伸長状態と
なるため、トレイ係合爪１１１がトレイ９０の係合凹部
９１の当接辺部９２に当接する。
６の周りを公転しつつ自転することにより、回転ギヤ１
０８を時計方向に回転させることで、トレイ駆動アーム
１０９を時計方向に回動させる。また、このとき、ギヤ
アーム１０４及びトレイ駆動アーム１０９が伸長状態と
なるため、トレイ係合爪１１１がトレイ９０の係合凹部
９１の当接辺部９２に当接する。
【００２４】更に、この状態からモードリング１０１が
駆動ギヤ１０２の駆動力によって時計方向に回転する
と、上記同様に各ギヤの回転により、ギヤアーム１０４
が反時計方向に回動するので、図５（ｂ）に示すよう
に、軸１０４ｂが軸１０５ａと軸１１３との線上から徐
々に変移する。
駆動ギヤ１０２の駆動力によって時計方向に回転する
と、上記同様に各ギヤの回転により、ギヤアーム１０４
が反時計方向に回動するので、図５（ｂ）に示すよう
に、軸１０４ｂが軸１０５ａと軸１１３との線上から徐
々に変移する。
【００２５】このとき、中間ギヤ１０７が固定ギヤ１０
６の周りを公転しつつ自転することにより、回転ギヤ１
０８を時計方向に回転させることで、トレイ駆動アーム
１０９を時計方向に回動させる。
６の周りを公転しつつ自転することにより、回転ギヤ１
０８を時計方向に回転させることで、トレイ駆動アーム
１０９を時計方向に回動させる。
【００２６】またこのとき、固定ギア１０６の歯数は回
転ギヤ１０８の２倍であるから、ギアアーム１０４がθ
回動すると、トレイ駆動アーム１０９は逆方向に倍の２
θ回動する。しかも、ギアアーム１０４とトレイ駆動ア
ーム１０９とは同じ長さｅであるから、トレイ駆動アー
ム１０９の先端に取付けられている係合部１１０はガイ
ドシャフト１１２に沿って直線移動を行う。
転ギヤ１０８の２倍であるから、ギアアーム１０４がθ
回動すると、トレイ駆動アーム１０９は逆方向に倍の２
θ回動する。しかも、ギアアーム１０４とトレイ駆動ア
ーム１０９とは同じ長さｅであるから、トレイ駆動アー
ム１０９の先端に取付けられている係合部１１０はガイ
ドシャフト１１２に沿って直線移動を行う。
【００２７】これにより、マガジン内に収容されている
トレイがトレイ係合爪１１１によってマガジン内から徐
々に引き出される。
トレイがトレイ係合爪１１１によってマガジン内から徐
々に引き出される。
【００２８】このようにして、ギアアーム１０４が反時
計方向に回動し、軸１０４ｂがセンターラインＳに到達
した時点では、トレイ駆動アーム１０９の軸１１３がギ
ヤ部１０５の軸１０５ａと一致する。更に、この状態か
らギアアーム１０４が同図（ｃ）に示すように、トレイ
駆動アーム１０９の軸１１３が水平ラインＨ上を左方向
に移動する。そして、ギヤアーム１０４及びトレイ駆動
アーム１０９が略伸長状態に達すると、マガジン内から
のトレイの引出しが完了する。
計方向に回動し、軸１０４ｂがセンターラインＳに到達
した時点では、トレイ駆動アーム１０９の軸１１３がギ
ヤ部１０５の軸１０５ａと一致する。更に、この状態か
らギアアーム１０４が同図（ｃ）に示すように、トレイ
駆動アーム１０９の軸１１３が水平ラインＨ上を左方向
に移動する。そして、ギヤアーム１０４及びトレイ駆動
アーム１０９が略伸長状態に達すると、マガジン内から
のトレイの引出しが完了する。
【００２９】一方、トレイをマガジン内に戻す場合に
は、モードリング１０１が上記とは逆に反時計方向に回
転すると、小ギア１０３が同方向に回転する。小ギア１
０３の反時計方向への回転により、これに噛合うギヤ部
１０５が時計方向に回転することにより、上記同様にし
てギヤアーム１０４が時計方向に回動するので、軸１０
４ｂは同図（ｃ）の状態から同図（ｂ）の状態に変移す
る。
は、モードリング１０１が上記とは逆に反時計方向に回
転すると、小ギア１０３が同方向に回転する。小ギア１
０３の反時計方向への回転により、これに噛合うギヤ部
１０５が時計方向に回転することにより、上記同様にし
てギヤアーム１０４が時計方向に回動するので、軸１０
４ｂは同図（ｃ）の状態から同図（ｂ）の状態に変移す
る。
【００３０】これにより、トレイ駆動アーム１０９の先
端に取付けられている係合部１１０がガイドシャフト１
１２に沿って図中右方向に直線移動を行うと、トレイが
マガジン内に徐々に押し戻される。このようにして、ギ
アアーム１０４が時計方向に回動し、軸１０４ｂが水平
ラインＨに到達した時点では、マガジン内へのトレイの
押し戻し動作が完了する。
端に取付けられている係合部１１０がガイドシャフト１
１２に沿って図中右方向に直線移動を行うと、トレイが
マガジン内に徐々に押し戻される。このようにして、ギ
アアーム１０４が時計方向に回動し、軸１０４ｂが水平
ラインＨに到達した時点では、マガジン内へのトレイの
押し戻し動作が完了する。
【００３１】但し、この状態では、トレイ係合爪１１１
がトレイ９０の係合凹部９１の当接辺部９２に当接した
状態にあり、トレイ係合爪１１１がトレイ駆動機構１０
０の上下方向への移動の際の妨げとなるが、ギヤアーム
１０４及びトレイ駆動アーム１０９が伸長している同図
（ａ）に示す状態から、モードリング１０１が反時計方
向に更に回転することにより、上記同様にしてギヤアー
ム１０４が時計方向に回動するので、軸１０４ｂが水平
ラインＨに対して下側に変移し、軸１１３が矢印方向に
僅かに移動する。これにより、図３に示すように、トレ
イ係合爪１１１がトレイ９０の係合凹部９１の当接辺部
９２から所定距離、離間し、当接辺部９２及び９３の略
中間位置に位置するので、トレイ係合爪１１１とトレイ
９０の係合凹部９１とが非係合状態となり、トレイ係合
爪１１１がトレイ駆動機構１００の上下方向への移動の
際の妨げが回避される。
がトレイ９０の係合凹部９１の当接辺部９２に当接した
状態にあり、トレイ係合爪１１１がトレイ駆動機構１０
０の上下方向への移動の際の妨げとなるが、ギヤアーム
１０４及びトレイ駆動アーム１０９が伸長している同図
（ａ）に示す状態から、モードリング１０１が反時計方
向に更に回転することにより、上記同様にしてギヤアー
ム１０４が時計方向に回動するので、軸１０４ｂが水平
ラインＨに対して下側に変移し、軸１１３が矢印方向に
僅かに移動する。これにより、図３に示すように、トレ
イ係合爪１１１がトレイ９０の係合凹部９１の当接辺部
９２から所定距離、離間し、当接辺部９２及び９３の略
中間位置に位置するので、トレイ係合爪１１１とトレイ
９０の係合凹部９１とが非係合状態となり、トレイ係合
爪１１１がトレイ駆動機構１００の上下方向への移動の
際の妨げが回避される。
【００３２】このように、本実施例では、固定ギア１０
６の歯数を回転ギヤ１０８の２倍とし、更にギアアーム
１０４及びトレイ駆動アーム１０９の長さをそれぞれ等
しくなるようにしたので、上述したように、ギアアーム
１０４を角度θだけ回動させたとき、第２のアームであ
るトレイ駆動アーム１０９を逆方向に２θ回動させるこ
とができる。
６の歯数を回転ギヤ１０８の２倍とし、更にギアアーム
１０４及びトレイ駆動アーム１０９の長さをそれぞれ等
しくなるようにしたので、上述したように、ギアアーム
１０４を角度θだけ回動させたとき、第２のアームであ
るトレイ駆動アーム１０９を逆方向に２θ回動させるこ
とができる。
【００３３】これにより、ギアアーム１０４及びトレイ
駆動アーム１０９を伸長した状態から屈曲した状態に変
化させ、更に伸長した状態に変化させることでマガジン
内からのトレイの引出しを行わせることができる。
駆動アーム１０９を伸長した状態から屈曲した状態に変
化させ、更に伸長した状態に変化させることでマガジン
内からのトレイの引出しを行わせることができる。
【００３４】また、ディスクチェンジを行う際には、図
５（ａ）の状態から固定ギア１０６をギアアーム１０４
及びトレイ駆動アーム１０９を伸長させる方向と同方向
に僅かに回転させることにより、トレイ引出し爪１１１
を僅かに戻すことができるため、トレイ引出し爪１１１
をトレイ９０の係合凹部９１内にて引っかからない位置
に定位させることができる。
５（ａ）の状態から固定ギア１０６をギアアーム１０４
及びトレイ駆動アーム１０９を伸長させる方向と同方向
に僅かに回転させることにより、トレイ引出し爪１１１
を僅かに戻すことができるため、トレイ引出し爪１１１
をトレイ９０の係合凹部９１内にて引っかからない位置
に定位させることができる。
【００３５】更には、ここにおいては、図５（ｃ）の状
態から一旦トレイをマガジン内に戻し、次に選択された
トレイを引き出すためのトレイ駆動機構１００の上下動
作をスムースに行わせるために、図５（ｄ）に示すよう
にトレイ引出し爪１１１がトレイ９０の係合凹部９１内
にて引っかからない位置に定位させるまでの（ｃ）→
（ｂ）→（ａ）→（ｄ）の一連の動作を、ギヤ部１０５
の同方向への回転動作によって行うことができるため、
これら一連動作の制御がきわめて簡単なものとされる。
態から一旦トレイをマガジン内に戻し、次に選択された
トレイを引き出すためのトレイ駆動機構１００の上下動
作をスムースに行わせるために、図５（ｄ）に示すよう
にトレイ引出し爪１１１がトレイ９０の係合凹部９１内
にて引っかからない位置に定位させるまでの（ｃ）→
（ｂ）→（ａ）→（ｄ）の一連の動作を、ギヤ部１０５
の同方向への回転動作によって行うことができるため、
これら一連動作の制御がきわめて簡単なものとされる。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトレイ引
出し装置によれば、マガジン内にトレイが引き込まれた
際には、トレイ係合爪とトレイの係合凹部とが非係合状
態となるので、トレイ引出し爪をトレイの係合凹部内に
て引っかからない位置に定位させることができる。
出し装置によれば、マガジン内にトレイが引き込まれた
際には、トレイ係合爪とトレイの係合凹部とが非係合状
態となるので、トレイ引出し爪をトレイの係合凹部内に
て引っかからない位置に定位させることができる。
【図１】従来のトレイ引出し機構の一例を示す図であ
る。
る。
【図２】本発明のトレイ引出し装置に係るＣＤプレーヤ
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図３】図２のトレイ引出し機構を示す斜視図である。
【図４】図３のトレイ引出し機構を示す側面図である。
【図５】図３のトレイ引出し機構の動作を説明するため
の図である。
の図である。
１０ ＣＤプレーヤ
２０ マガジン装填部
３０ プレーヤ本体部
１００ トレイ引出し機構
１０５ ギヤ部
１０４ ギヤアーム
１０６ 固定ギヤ
１０７ 中間ギヤ
１０８ 回転ギヤ
１０９ トレイ駆動アーム
１１０ 係合部
１１１ トレイ係合爪
フロントページの続き
(72)発明者 清田 学
埼玉県川越市大字山田字西町25番地１
パイオニア株式会社 川越工場内
(56)参考文献 実開 平３−84950（ＪＰ，Ｕ)
実開 平４−86241（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G11B 17/26
Claims (3)
- 【請求項１】複数のトレイを収納しているマガジンから
選択されたトレイを引出し又は前記マガジン内に引き込
むためのトレイ引出し装置において、 前記トレイに形成された凹部に係合して、前記マガジン
内から前記トレイを引出し又は前記マガジン内にトレイ
を引き込むための引出し爪を備えた引出し部材を有し、 前記引出し部材は、前記引出し爪を有する引出しアーム
と、前記引出しアームを移動させる駆動ギアと、前記駆
動ギアを回転駆動する駆動モータとからなり、 前記駆動ギアの回転駆動により前記トレイが前記マガジ
ン内の所定位置に位置付けられるとともに、前記トレイ
が所定位置に位置した際には駆動ギアの更なる回転駆動
により前記引出し爪と前記凹部とを非係合状態とするこ
とを特徴とするトレイ引出し装置。 - 【請求項２】前記引出しアームは、前記駆動ギアに取り
付けられたギアアームと引出し爪を有する駆動アームと
からなり、 前記ギアアーム及び前記駆動アームは、屈曲伸長可能に
連結されており、 前記駆動ギアの回転駆動により前記ギアアームと前記駆
動アームとが屈曲伸長することにより前記トレイを前記
マガジン内の所定位置に位置付けるとともに、前記引出
し爪と前記凹部とを非係合状態とすることを特徴とする
請求項１に記載のトレイ引き出し装置。 - 【請求項３】前記トレイが前記マガジン内の所定位置に
位置した際には駆動ギアをそれまでの回転方向と同一方
向に回転駆動させることにより前記引出し爪と前記凹部
とを非係合状態とすることを特徴とする請求項１又は２
に記載のトレイ引出し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24742499A JP3443045B2 (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | トレイ引出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24742499A JP3443045B2 (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | トレイ引出し装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4269529A Division JPH0696507A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | トレイ引出し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000057677A JP2000057677A (ja) | 2000-02-25 |
| JP3443045B2 true JP3443045B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=17163241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24742499A Expired - Fee Related JP3443045B2 (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | トレイ引出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3443045B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6889997B2 (ja) * | 2015-10-14 | 2021-06-18 | ローム株式会社 | 半導体集積回路およびタイミングコントローラ、表示装置 |
-
1999
- 1999-09-01 JP JP24742499A patent/JP3443045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000057677A (ja) | 2000-02-25 |
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