JPH02171329A - 乗物用トランスミッションの潤滑油吸入路 - Google Patents

乗物用トランスミッションの潤滑油吸入路

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JPH02171329A
JPH02171329A JP32674988A JP32674988A JPH02171329A JP H02171329 A JPH02171329 A JP H02171329A JP 32674988 A JP32674988 A JP 32674988A JP 32674988 A JP32674988 A JP 32674988A JP H02171329 A JPH02171329 A JP H02171329A
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lubricating oil
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oil inlet
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昌秀 篠川
Mikio Imai
幹夫 今井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 LL上立■皿±1 本発明は、乗物に搭載されて、トランスミッションケー
ス内の潤滑油の油面が該乗物の姿勢変化に伴なって該ケ
ースに対し傾斜するトランスミッションにおいて、該乗
物の姿勢変化に影響されることなく、空気を混入せずに
潤滑油を吸入することができる潤滑油吸入路に関するも
のである。
【」」L韮 乗物、特に農業用トラクタにおいては、車体前部にエン
ジンが搭載され、後部にトランスミッションが搭載され
、エンジンの出力軸はプロペラシャフトを介してトラン
スミッションの入力軸に連結されており、トランスミッ
ション入力軸に入力されたエンジンの動力は、このトラ
ンスミッションによって変速されて出力軸より車輪に伝
達されるにうになっている。
また前記トランスミッションには、軸受等の潤滑を要す
る種々の部分が多数存在し、これら各潤滑部にr!JW
4油を供給する油圧ポンプがこのトランスミッションに
付設されており、この油圧ポンプから前記各潤滑油に送
給されて該n滑部を潤滑した潤滑油は、ミッションケー
スの底部に溜められて、再び前記油圧ポンプに吸入され
て再循環するようになっている。
さらにミッションケース内に貯溜したll滑油を油圧ポ
ンプに吸入し易くするために、通常、ミッションケース
に油溜り部が設けられており、この油溜り部は従来ミッ
ションケースの後部に設けるのが一般的であった。
例えば、実開昭54−99225号公報に記載されてい
る農用トラクタにおいては、ミッションケースの前端面
に油圧ポンプが取付けられ、このミッションケースの後
部に油溜り部が設けられており、この油溜り部を前記油
圧ポンプに接続する給油パイプが、ミッションケース内
をその胃壁からmlまで縦通している。
また実公昭59−16590号公報に記載されたものに
おいては、油圧ポンプはミッションケース内に設けられ
ているが、油溜り部はやはりミッションケースの後部に
設けれられている。
しよ とする煉 しかし、前に説明したように油溜り部をミッションケー
スの模端部に設けたものにおいては、車体の動揺に伴な
ってミッションケースが前後に傾斜する時に、油溜り部
内のr/l滑油の油面が大きく上下し、特に車体が前方
へ著しく傾斜した場合には、給油パイプの吸入端あるい
は油圧ポンプの吸入口に通ずるオイルフィルターの吸入
部の近くにra潤滑油油面が下降して接近し、吸入潤滑
油に空気が混入し易くなり、また油溜り部と油圧ポンプ
を接続する給油パイプあるいは吸入通路が長くなって、
吸入油の流動抵抗が増大し、油圧ポンプを駆動するため
の動力損失が大きくなり、さらに油圧ポンプにキャビテ
ーションが発生し易くなる。
た  の     よび 本発明は、このような難点を克服した乗物用トラン、ス
ミッションの改良に係り、乗物に搭載されて、トランス
ミッションケース内のf2I滑油の油面が該乗物の姿勢
変化に伴なって該ケースに対し傾斜するトランスミツシ
コン、におい、で、前記乗物の姿勢変化と無関係に一定
の潤滑油レベルを保持する一定レベル保持点より上方に
潤滑油ポンプが配置され、該一定レベル保持点より下方
に位置した前記ケース底部に該ケースの長手方向に指向
した水平吸入通路が一体に形成され、前記一定レベル保
持点直下に近い方の前記水平吸入通路の一端より他端に
向って該水平吸入通路をその中方向に2分割する仕切板
が配設され、該仕切板で仕切られた前記水平吸入通路の
内側両端に前記ケース内空間に連通する開口が設けられ
るとともに、前記水平吸入通路の外側の前記仕切板先端
近傍に前記潤滑油ポンプの吸入口に連通ずる垂直吸入通
路が開口されたことを特徴とするものである。
本発明では、乗物に搭載されて、トランスミッションケ
ース内のrAW4油の油面が該乗物の姿勢変化に伴なっ
て該ケースに対し傾斜するトランスミッションにおいて
、前記乗物の姿勢変化と無関係に一定の1Iffltf
4油レベルを保持する一定レベル保持点より上方に潤滑
油ポンプを配置し、該一定レベル保持点より下方に位置
した前記ケース底部に該ケースの長手方向に指向した水
平吸入通路を一体に形成したため、乗物の姿勢変化に伴
なって前記トランスミッション内の潤滑油油面が該トラ
ンスミッションに対し大きく傾斜しても、前記吸入通路
の両端部のいずれか一方が前記aIW1油油面にそれ程
接近することはない。
また本発明においては、前記一定レベル保持点直下に近
い方の前記水平吸入通路の一端より他端に向って該水平
吸入通路をその巾方向に2分割する仕切板を配設し、該
仕切板で仕切られた前記水平吸入通路の内側両端に前記
ケース内空内に連通する同口を設け・るとともに、前記
水平吸入通路の外側の前記仕切板先端近傍に前記潤滑油
ポンプの吸入口に連通ずる垂直吸入通路を開口したため
、前記一定レベルで保持点直下に近い方の前記水平吸入
通路の一端が、乗物の大きな姿勢変化によって前記潤滑
油油面に、たとえ接近あるいは露出したとしても、前記
一定レベル保持点直下に近い方の前記水平吸入通路の一
端は、前記仕切板で仕切られて、前記垂直吸入通路は該
水平吸入通路の一端開口を介して大気には連通されず、
吸入潤滑油t1への空気の混入が未然に防止される。
さらに本発明では、前記水平吸入通路および垂直吸入通
路の長さを短く、かつその通路横断面積を広くすること
ができるため、吸入油の流動抵抗を減少させることがで
きる。
1−盈−1 以下、図面に図示された本発明の一実論例について説明
する。
農用トラクタ1は車体2の前部にエンジン3を備え、エ
ンジン3の動力は動力伝達軸4を介して変速機10で所
要の変速比に減速されて、前車輪5および少車輪6また
は後車輪6のみに伝達されるようになっている。
また変速機10は主変速機11と副変速機12とPTO
変速機13とよりなり、ミッションケース14はフロン
トケース15とリアケース16とコントロールプレート
17とよりなり、フロントケース15はコントロールプ
レー1−17を介してリアケース16と一体に結合され
、このフロントケース15の前方にクラッチカバー18
が装着されるとともに、リアケース16の後方にリアカ
バー19が装着され、第4図に図示されるように、リア
ケース16の上部は間口されているが、作業機を上下に
昇降させる油圧シリンダ7(第1図参照)で閉塞される
ようになっている。
さらに第4図に図示されるように、リアケース16の略
前後中央部は隔壁20でもって前後に仕切られ、フロン
トケース後方底部とリアケース16のIVI方底部とコ
ントロールプレート17の底部はミッションケース14
の他の部分の底部に比べて低く形成されている。
さらにまた第4図ないし第6図に図示されるように、隔
壁20より前方のリアケース16の底部およびコントロ
ールプレート17の底部において、その略巾方向中央に
前後方向に指向して上方へ覆壁21が立上がり、それか
ら車体右方向(第6図では左方)へ略水平に延長されて
リアケース16およびコントロールプレート17の右側
壁に対し略一定の間隔が存するように上方へ延長され、
この?iv、21とリアケース16.コントロールプレ
ート11の右側壁とでもってオイル吸入室22が形成さ
れている。
またオイル吸入室22の底部において、その車体中央寄
りに位置しリアケース1Gの隔壁20とコントロールプ
レート17とに後部オイル吸入口23.前部オイル吸入
口24が形成され、この前部オイル吸入口24の右側縁
より後方に向はオイル吸入室22の前後中央迄仕切板2
5が張設されている。
さらにリアケース16におけるオイル吸入室22の側部
後方とその前方とに、上下左右方向に指向した端壁26
と仕切壁21が隆設され、この仕切壁27でもってオイ
ル吸入室22の上部は上下に仕切られてオイルフィルタ
ー吸入通路28a、オイルフィルター吐出通路28bが
形成され、後方のオイルフィルター吸入通路28aはそ
の下端にてオイル吸入室22に連通されるとともに、そ
の上部にてオイルフィルター29の外方吸入室30に連
通され、オイルフィルター29の内方吐出室31は前方
のオイルフィルター吐出通路28bに連通されており、
オイルフィルター29は、変速機10のミッションケー
ス14.フロントケース15.リアケース16.コント
ロールプレート17.クラッチカバー18内の1ift
油のオイルレベルが農用トラクタ1の傾斜と無関係に一
定のレベルを保持する一定レベル保持点88の略直上右
側に位置するように配置されている。
さらにオイルフィルター吐出通路28bは、適正な高さ
にて油圧シリンダ7へ圧油を供給するための昇降ポンプ
8の昇降油吸入通路32に連通されるとともに、変速油
圧ポンプ9の変速油吸入通路33に連通されている。
また主変速機11においては、第2図に図示されるよう
に入力@44の他にこれと平行に第2軸45゜第3軸4
6.第4・軸47が回転自在に軸支され、入力軸44は
ギヤ対48a 、 48bを介して第2軸45に回転自
在に嵌合されているメインクラッチ49のタラツチアウ
タ49aに連結され、メインクラッチ49のクラッチイ
ンナ49bは第2軸45に一体に嵌着され、第2軸45
と第3軸46とに3対の油圧クラッチ付ギヤ対50.5
1.52が介装されるとともに逆転ギヤ・油圧クラッチ
付ギヤ対53が介装されており、これら油圧クラッチ付
ギヤ対50.51.52.逆転ギヤ・油圧クラッチ付ギ
ヤ対53のいずれかを接続状態に設定することにより、
主変速機11は所定の変速比に減速または逆転されるよ
うになっている。
さらに入力軸44にワンウェイクラッチ54を介して嵌
合されたPTO入カギャ55は、第2軸45に遊嵌され
ているアイドラギヤ56を介して、第4軸47に遊嵌さ
れている油圧クラッチ付ギヤ57に噛合されており、油
圧クラッチ付ギヤ51を接続状態に設定することにより
、第4軸41は回転amされるようになっている。
さらにまた第3図に図示されるように、第3軸46は副
変速機12内に延長しており、(実際は別軸ではあるが
同一中心線上にスプライン嵌合されている)、151変
速機12内にては、第3軸46の他に平行に後輪駆動軸
58.中間軸59.前輪駆動軸60.後部PTO軸61
. PTO中同軸62が回転自在に枢支され、副変速機
12内の第3軸46には中速ドライブギヤ63゜中間軸
ドライブギヤ64が一体に形成されるとともに高速ドラ
イブギヤ65が一体に嵌着され、かつアイドラギヤ66
が回転自在に嵌合されている。
しかも後輪駆動軸58には高速シフタギヤ61がスプラ
イン嵌合されるとともに、高速ドリブンギヤ68、低速
ドリブンギヤ69が回転自在に嵌合され、高速ドリブン
ギヤ68は高速ドライブギヤ65に噛合されるとともに
、低速ドリブンギヤ69はアイドラギヤ66の小径ギヤ
66aに噛合されており、高速シフタギヤ67が後方位
置■、中央位置■、前方位置■にシフトされると、高速
シフタギヤ67は低速ドリブンギヤ69にスプライン嵌
合、中速ドライブギヤ63に噛合、高速ドリブンギヤ6
8にスプライン嵌合され、中立、中速、高速に切換えら
れるようになっている。
また中間軸59には低速ドリブンギヤ7G、低速アイド
ラギヤ71.前輪アイドラギヤ12が回転自在に嵌合さ
れるとともに低速シフタギヤ73が低速ドリブンギヤ1
0にスプライン嵌合されており、低速シフタギヤ13が
後方位IA、中央位置B1前方位置Cにシフトされると
、低速シフタギヤ73は低速アイドラギヤ71にスプラ
イン嵌合され、または低速ドリブンギヤ10のみスプラ
イン嵌合され、あるいはアイドラギヤ15に噛合され、
低速または中立あるいは超低速に切換えられるようにな
っている。
さらに前輪駆動軸60にはドリブンギヤ74.アイドラ
ギヤ75が回転自在に嵌合されるとともに断続シック7
6がスプライン嵌合されており、断続シック16が後方
または前方ヘシフトされると、前輪駆動軸60はドリブ
ンギヤ74に接続または11111!されるようになっ
ている。
なお後輪駆動軸58には前輪ドライブギヤ17がスプラ
イン嵌合され、この前輪ドライブギヤ77は前輪アイド
ラギヤ12のドリブンギヤ72aに噛合されるとともに
、前輪アイドラギヤ12のドライブギヤ72bはドリブ
ンギヤ14に噛合されており、後輪駆動軸5Bが回転駆
動されると、ドリブンギヤ14も回転駆動されるように
なっている。
そして後輪駆動軸58および前輪駆動軸60は図示され
ない差動装置を介して優車輪6および前車輪5にそれぞ
れ接続されている。
また第4軸41に後部PTO軸61が同一軸線上に回転
自在に嵌合され、第4軸47の後端にPTOドライブギ
シ18が一体に形成され、後部PTO軸61にPTOシ
フタギヤ19がスプライン嵌合されるとともにPTOド
リブンギヤ80が回転自在に嵌合されている。
さらにPTO中間軸62には、PTOドライブギヤ78
゜PTOシフタギヤ79. PTOドリブンギヤ80に
それぞれ噛合しうる中1mギヤJH,82,83が一体
に設けられており、PTOシフタギヤ79がR後方位置
α、後方位置β、中間位置γ、前方位置δにそれぞれシ
フトされると、PTO1速、中立、2速、3速に切換え
られるようになっている。
さらにまた第4軸41の前端に前部PTOドライブギヤ
84が一体に嵌着され、この第4軸47に隣接して平行
へ前方に指向して前部PTO軸85が回転自在に枢支さ
れ、前部PTO軸85の後端に前部PTOドライブギヤ
84と噛合う前部PTOドリブンギヤ86が回転自在に
嵌合され、この前部PTOドリブンギヤ86に係脱自在
にスプライン嵌合されるシフタ87が前部PTO軸85
に設けられている。
そして前記各軸34.35.3G、 37の軸受部や各
種油圧クラッチは、フロントクース15の前壁やリアケ
ース1Gの隔112Qヤコント【コールプレート17に
設(プられた油路を介して、変速油圧ポンプ9からの圧
油が供給されるように構成されている。
図示の実施例は前記したように構成されているので、第
1図に図示されるように、農用トラクタ1が水平な地面
上に位置した状態では、第4図に図示されるように、変
速機10内の潤滑油の油面89を通り、変速#M10の
長平方向に平行に保持されており、この潤滑油は、第7
図に図示されるように、後部オイル吸入口23.前部オ
イル吸入口24からオイル吸入室22の底部に吸入され
、オイル吸入室22内の上方へ流れてオイルフィルター
吸入通路28aよりオイルフィルター29の外方吸入室
30に流入し、オイルフィルター29内で濾過されてか
ら内方吐出室31からオイルフィルター吐出通路28b
へ流れ、昇降油吸入通路32を介して91降油圧ポンプ
8に吸入されるとともに、変速油吸入通路33を介して
変速油圧ポンプ9に吸入され、図示されない油圧制御回
路を介して油圧シリンダ7および変速機1oの潤滑部分
や油圧クラッチへ供給される。
次【ご第8図に図示されるように、農用トラクタ1が前
方へ傾斜した場合、′IS9図に図示されるJ:うに、
変速機10内の潤滑部の油面89は変速1io+二対し
て前方へ傾斜し、後部オイル吸入口23付近の潤「1油
の深さは浅くなるが、1M8I!オイル吸入口23は前
部オイル吸入口24よりも一定レベル保持点88の垂直
線より離れているため、後部オイル吸入口23がhIJ
而8面より上方へ露出ターることがなく、オイル吸入室
22の底部は後部オイル吸入口23のみならずIYI部
オ部用イル吸入口24口しているので、変速油圧ポンプ
9に吸入される潤滑油の大部分は前部オイル吸入口24
よりオイル吸入室22内に流入し、深さの浅い後部オイ
ル吸入口23より潤滑油はそれ程大量に流入せず、その
結果、潤滑油内への空気の混入が未然に防止される。
また第10図に図示されるように、農用トラクタ1が後
方へ傾斜した場合、第11図に図示されるように、変速
機10内の潤滑油の油面89は変速機10に対して後方
へ傾斜し、前部オイル吸入口24付近の潤滑油の深さが
浅くなって時によっては、前部オイル吸入口24が油面
89より上方へ露出することがあっても、オイル吸入室
22の前方開口は仕切板25の後端縁2Sa迄後方へ実
質的に後退しているため、前部オイル吸入口24からの
空気の混入が避けられ、変速油圧ポンプ9に吸入される
潤滑油の大部分は後部オイル吸入口23よりオイル吸入
室22内に流入する。
このように農用トラクタ1が前後いずれの方向に傾斜し
ても、変速油圧ポンプ9への吸入潤滑油中への空気の混
入が未然に防止され、変速機10の各潤滑部へ潤滑油が
円滑に供給されて、充分な潤滑が行われ、しかも油圧ク
ラッチが確実に動作しうる。
さらに変速機10内の底部からオイル吸入室22内には
後部オイル吸入口23.前部オイル吸入口24より潤滑
油が吸入され、オイル吸入室22は広いため、たとえオ
イルフィルター29および変速油圧ポンプ9が変速機1
0の底部よりかなり高く位置していても、変速油圧ポン
プ9へ吸入される潤滑油の流動抵抗が少なく、変速油圧
ポンプ9の動力損失は小さく、変速油圧ポンプ9内での
キャビテーションの発生が避けられる。
l且五lI このように本発明においては、吸入潤滑油中への空気の
混入を未然に阻止できるので、トランスミッシコンの各
fIftlWI郡へのaIW!油の供給を円滑に実行し
て、該各′IfI滑部を確実に潤滑することができ、し
かも該トランスミッションに設けられている油圧クラッ
チを確実に動作させることができる。
また本発明では、前記ポンプへの吸入通路中を通る吸入
油の流動抵抗を減少ざゼることができるので、油圧ポン
プを駆動するための動力損失を低下でき、かつ油圧ポン
プでのキt7ごチージョンの発生を未然に防止すること
かできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトランスミッションの潤滑油吸入
路を備えたトラクタの側面図、第2図は前記トランスミ
ッションの主変速機の縦断側面図、第3図はその副変速
機の縦断側面図、第4図は本発明に係る潤滑油吸入路の
一実施例を図示した縦断側面図、第5図はその要部縦断
平面図、第6図はその一部欠截正面図、第7図はその要
部斜視図、第8図はトラクタの前方傾斜状態を図示した
側面図、第9図はその状態における変速機内の油面の状
態を図示した説明図、第10図はトラクタの後方傾斜状
態を図示した側面図、第11図はその状態における変速
機内の油面の状態を図示した説明図である。 1・・・トラクタ、2・・・車体、3・・・エンジン、
4・・・動力伝達軸、5・・・前車輪、6・・・後車輪
、7・・・運転座席、8・・・昇降油圧ポンプ、9・・
・変速油圧ポンプ、10・・・変速機、11・・・主変
速機、12・・・副変速機、13・・・PTO変速機、
12・・・副変速機、13・・・PTO変速機、14・
・・ミッションケース、15・・・フロントケース、1
6・・・リアケース、17・・・コントロールプレート
、18・・・クラッチカバー、19・・・リアカバー、
20・・・隔壁、21・・・覆壁、22・・・オイル吸
入室、23・・・後部オイル吸入口、24・・・前部オ
イル吸入口、25・・・仕切板、26・・・仕切壁、2
7・・・オイルフィルター吸入通路、28・・・オイル
フィルター吐出通路、29・・・オイルフィルター、3
0・・・外方吸入室、31・・・内方吐出室、32・・
・昇降油吸入通路、33・・・変速油吸入通路、34・
・・入力軸、35・・・第2軸、3G・・・第2軸、3
7・・・第4軸、38・・・ギヤ対、39・・・メイン
クラッチ、40.41.42・・・油圧クラッチ付ギA
7対、43・・・逆軸ギヤ・油圧クラッチ付ギヤ対、4
4・・・入力軸、45・・・第2軸、46・・・第31
NI、41・・・第4IIIll、48・・・ギヤ対、
49・・・メインクラッチ、50.51.52・・・油
圧クラッチ付ギヤ対、53・・・逆転ギψ・油圧クラッ
チ付ギヤ対、54・・・ワンウェイクラッチ、55・・
・PTO入カイカギヤG・・・アイドラギヤ、57・・
・油圧クラッチ付ギヤ、58・・・後輪駆動軸、59・
・・中間軸、60・・・前輪駆動軸、61・・・後部P
TO軸、62・・・PTO中間軸、63・・・中速ドラ
イブギヤ、64・・・中間軸ドライブギヤ、65・・・
高速ドライブギヤ、6G・・・アイドラギヤ、61・・
・高速シフタギヤ、68・・・^速ドリブンギヤ、69
.70・・・低速ドリブンギヤ、71・・・低速アイド
ラギヤ、72・・・前輪アイドラギヤ、73・・・低速
シフタギヤ、74・・・ドリブンギヤ、15・・・アイ
ドラギヤ、76・・・断続シフタ、17・・・前輪ドラ
イブギヤ、78・・・PTOドライブギヤ、19・・・
PTOシフタギヤ、80・・・PTOドリブンギヤ、8
1゜82、83・・・中間ギヤ、84・・・前部PTO
ドライブギヤ、85・・・前部PTO軸、86・・・前
部PTOドリブンギヤ、81・・・シフタ、88・・・
一定レベル保持点、89・・・油面。 菓 5 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  乗物に搭載されて、トランスミッションケース内の潤
    滑油の油面が該乗物の姿勢変化に伴なって該ケースに対
    し傾斜するトランスミッションにおいて、前記乗物の姿
    勢変化と無関係に一定の潤滑油レベルを保持する一定レ
    ベル保持点より上方に潤滑油ポンプが配置され、該一定
    レベル保持点より下方に位置した前記ケース底部に該ケ
    ースの長手方向に指向した水平吸入通路が一体に形成さ
    れ、前記一定レベル保持点直下に近い方の前記水平吸入
    通路の一端より他端に向つて該水平吸入通路をその巾方
    向に2分割する仕切板が配設され、該仕切板で仕切られ
    た前記水平吸入通路の内側両端に前記ケース内空間に連
    通する開口が設けられるとともに、前記水平吸入通路の
    外側の前記仕切板先端近傍に前記潤滑油ポンプの吸入口
    に連通する垂直吸入通路が開口されたことを特徴とする
    乗物用トランスミッションの潤滑油吸入路。
JP32674988A 1988-12-24 1988-12-24 乗物用トランスミッションの潤滑油吸入路 Expired - Lifetime JPH0818496B2 (ja)

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