JP2852167B2 - 動力伝達装置の潤滑装置 - Google Patents

動力伝達装置の潤滑装置

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JP2852167B2
JP2852167B2 JP558193A JP558193A JP2852167B2 JP 2852167 B2 JP2852167 B2 JP 2852167B2 JP 558193 A JP558193 A JP 558193A JP 558193 A JP558193 A JP 558193A JP 2852167 B2 JP2852167 B2 JP 2852167B2
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    • F16H57/00General details of gearing
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスミッションの
一側にトランスファを配置して、トランスミッション側
のインプットシャフトとトランスファ側のアウトプット
シャフトとを同一軸線状に配置してなる所謂センタース
ルー式の動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の動力伝達装置は、例えば
特公昭63ー3194号公報に示されているように、ト
ランスミッションの一側にトランスファを配置して、ト
ランスミッションケース内とトランスファケース内の底
部にそれぞれ油溜部を設けると共に、エンジンからの動
力を伝達するトランスミッション側のインプットシャフ
トと、該インプットシャフトと常時連動するトランスフ
ァ側のリヤアウトプットシャフトとを同一軸線上に配置
している。そして前記リヤアウトプットシャフトにクラ
ッチギヤをスプライン結合すると共に、2・4輪切換ス
リーブを軸方向移動可能に設けた2・4輪切換クラッチ
ハブを軸受を介して回転自由に支持し、該クラッチハブ
の一側にドライブスプロケットを設けて、該ドライブス
プロケットと、前輪を駆動するフロントアウトプットシ
ャフトとにチエンを掛け渡して、前記2・4輪切換スリ
ーブの前記クラッチギヤとの噛合により、トランスミッ
ションから前記リヤアウトプットシャフトに伝達される
動力を前記チエンを介して前記フロントアウトプットシ
ャフトに伝達するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで以上の構造の
動力伝達装置において、前記トランスミッション及びト
ランスファの潤滑を行うのに、前記トランスミッション
ケース側の油溜部とトランスファケース側の油溜部とを
それぞれ独立して設ける場合と、前記両油溜部を連通さ
せる場合とがあるが、トランスミッションケースとトラ
ンスファケース内にそれぞれ独立した油溜部を設ける場
合、トランスミッション側の潤滑油とトランスファ側の
潤滑油とを分離するためのオイルシール等の信頼性を確
保しなければならず、しかも潤滑油の冷却の点から鑑み
た場合、トランスミッションケース側の油溜部とトラン
スファケース側の油溜部とを連通させて、両油溜部の潤
滑油が相互に流れ込むようにする方が好ましい。
【0004】一方、以上の構造の動力伝達装置にあって
は、トランスファ側の駆動ギヤが少なく、しかも2輪駆
動時には、前記ドライブスプロケット及びチエンは駆動
しないことから、トランスミッションケース側の油溜部
とトランスファケース側の油溜部とを連通させた動力伝
達装置での2輪駆動時、トランスミッション側の駆動ギ
ヤによる潤滑油の撹拌が、トランスファ側の駆動ギヤに
よる潤滑油の撹拌よりも活発に行われて、トランスファ
側の油溜部に貯留している潤滑油がトランスミッション
側に多量に移動して、トランスファ側の潤滑油の油面が
下がる現象が生じ、そのため前記リヤアウトプットシャ
フトの軸受部位が潤滑不良になる不具合があるし、また
車両の降坂時における動力伝達装置の傾斜に伴い、トラ
ンスファの前方に位置するトランスミッション側に潤滑
油が偏って、トランスファ側の潤滑油の油面が同じく下
がり、そのため該トランスファの潤滑部位が潤滑不良と
なる不具合がある。また以上の不具合を解消するため
に、前記前記油溜部に貯留する潤滑油の油量を多くする
と、潤滑油の撹拌抵抗の増大により動力損失を招く。
【0005】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、潤滑油の撹拌抵抗によ
る動力損失を出来るだけ少なくすることが出来ながら潤
滑部位を効率良く潤滑することの出来る動力伝達装置の
潤滑装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、トラ
ンスミッションTMの一側にトランスファTFを配置し
て、トランスミッションケース1B内とトランスファケ
ース1A内の底部にそれぞれ設ける油溜部T1・T2・
T3を連通すると共に、エンジンからの動力を伝達する
トランスミッション側のインプットシャフト11と、該
インプットシャフト11と常時連動するトランスファ側
のアウトプットシャフト13とを同一軸線状に配置した
動力伝達装置において、前記トランスファケース1A内
に、該トランスファケース1Aの内部空間とは仕切られ
て、前記アウトプットシャフト13の軸受部材17・1
8に潤滑油を供給するオイル貯留室S3を設け、該貯留
室S3内の前記アウトプットシャフト13に、吸入側が
前記貯留室S3に連通するねじ式ポンプ45を設ける一
方、該アウトプットシャフト13の軸芯部に、前記トラ
ンスファの潤滑部位に潤滑油を供給する潤滑油路6を形
成して、該潤滑油路6の入口ポートを前記ねじ式ポンプ
45の吐出側に開口する一方、前記トランスミッション
ケース1B内に該トランスミッションの駆動により跳ね
上げられる潤滑油を受け止めるキャッチレシーバ5を設
けて、該レシーバ5と前記貯留室S3との間に、前記レ
シーバ5で受け止めた潤滑油を前記貯留室S3に給油す
る給油通路50を設けていることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、二輪駆動時、トランスミッシ
ョン側の駆動ギヤによる潤滑油の撹拌が、トランスファ
側の駆動ギヤによる潤滑油の撹拌よりも活発に行われ
て、トランスファ側の油溜部S2・S3に貯留している
潤滑油がトランスミッション側の貯留部S1に多量に移
動し、トランスファ側の潤滑油の油面が下がる現象が生
じ、前記トランスファによる潤滑油の掻き上げがほとん
ど行われなくなるにもかかわらず、前記トランスミッシ
ョン側の駆動ギヤにより活発に掻き上げられる潤滑油が
前記キャツチレシーバ5で受け止められて、前記給油通
路50を介して前記オイル貯留室S3に積極的に供給さ
れ、前記リヤアウトプットシャフト13の回転に伴う前
記ねじ式ポンプ45の駆動により、前記潤滑油路7を介
して潤滑部位に積極的に供給されるのである。
【0008】
【実施例】図に示す動力伝達装置は、トランスミッショ
ンTMにトランスファTFを組込んで成る四輪駆動用の
ものであって、ハイロー切換機構M1を収容する第1収
容室S1と2・4輪切換機構M2を収容する第2収容室
S2とをもつトランスファケース1Aの前記第1収容室
S1側側部にトランスミッションケース1Bを、また前
記第2収容室S2側側部にエクステンションハウジング
1Cをそれぞれ組付け、トランスミッションケースTF
内の底部に第1油溜部T1を、前記トランスファケース
TFにおける前記第1、第2収容室S1・S2の底部に
第2、第3油溜部T2・T3をそれぞれ形成して、これ
ら第1〜第3油溜部T1・T2・T3を連通路(図示せ
ず)を介して相互に連通させている。
【0009】また前記トランスミッションケース1B
に、軸方向一端側が前記トランスファケース1A内に延
びるインプットシャフト11を軸受部材12を介して回
転自由に支持すると共に、該トランスファケース1A及
びエクステンションハウジング1C内に、前記インプッ
トシャフト11と同軸状に延びる後輪駆動用のリヤアウ
トプットシャフト13を配置し、該リヤアウトプットシ
ャフト13を前記トランスファケース1A側に組付ける
軸受部材14と前記エクステンションハウジング1Cの
前後軸受筒部15・16に組付けた軸受部材17及びエ
クステンションブッシュ18とを介して回転自由に支持
している。
【0010】また前記トランスファケース1Aの第1収
容室S1に前記リヤアウトプットシャフト13と平行に
延びるカウンタシャフト19を回転自由に支持すると共
に、前記第2収容室内S2における前記リヤアウトプッ
トシャフト13の下方には、前輪を駆動するフロントア
ウトプットシャフト2を回転自由に支持している。
【0011】そして前記第1収容室S1内の前記インプ
ットシャフト11とリヤアウトプットシャフト13との
間に、前記ハイ・ロー切換機構M1を設けているのであ
って、具体的には、前記インプットシャフト11に、前
記カウンタシャフト19に設けた第1カウンタギヤ20
と噛合するインプットギヤ21をスプライン結合すると
共に、前記リヤアウトプットシャフト13の軸端部に、
ハイローシフトスリーブ22を備えたハイロークラッチ
ハブ23を形成し、且つ該リヤアウトプットシャフト1
3に軸受24を介してアウトプットギヤ25を回転自由
に支持して、前記インプットギヤ21と前記アウトプッ
トギヤ25にクラッチギヤ26・27を一体形成する一
方、前記カウンタシャフト19に設けた第2カウンタギ
ヤ28を前記アウトプットギヤ27に噛合させている。
【0012】尚、以上のハイ・ロー切換機構M1は、前
記スリーブ22を前記ハイロークラッチハブ23と前記
アウトプットギヤ25側のクラッチギヤ27とに噛合さ
せることでローギヤに切換え、又前記スリーブ22を前
記ハイロークラッチハブ23と前記インプットギヤ21
側のクラッチギヤ26とに噛合させることでハイギヤに
切換えるのである。
【0013】また前記第2収容室S2内の前記リヤアウ
トプットシャフト13及び前記フロントアウトプットシ
ャフト2には、2・4輪切換機構M2を設けているので
あって、具体的には、前記リヤアウトプットシャフト1
3に、ドライブスプロケット30を軸受部材31を介し
て回転自由に支持して、該ドライブスプロケット30の
側部にクラッチギヤ32を一体形成する一方、前記リヤ
アウトプットシャフト13に2・4切換スリーブ33を
備えた2・4切換クラッチハブ34をスプライン嵌合に
より組付け、また前記フロントアウトプットシャフト2
にドリブンスプロケット35を一体形成して、このドリ
ブンスプロケット35と前記ドライブスプロケット30
とにチエン36を掛け渡し、前記2・4切換スリーブ3
3の前記クラッチギヤ32への噛合により、トランスミ
ッションから前記リヤアウトプットシャフト13に伝達
される駆動力を前記チエン36を介して前記フロントア
ウトプットシャフト2にも伝達して4輪駆動とするよう
にしている。
【0014】また前記リヤアウトプットシャフト13の
前記エクステンションハウジング1C側には、スピ−ド
メ−タギヤ4をスプライン結合すると共に、該リヤアウ
トプットシャフト13における前記スピードメータギヤ
4の側方で且つ前記軸受部材17のアウタレース17a
が嵌着している前記軸受筒部15内に、前記軸受部材1
7のインナレース17bを該リヤアウトプットシャフト
13に固定するナット41を螺着している。
【0015】またエクステンションハウジング1C内に
おける前記スピードメータギヤ4の配設部位を仕切って
オイル貯留室S3を設ける一方、前記トランスミッショ
ンケース1B内の上部に、トランスミッションTMの駆
動により跳ね上げられる潤滑油を受け止めるトレイ状の
キャッチレシーバ5を設けて、該キャッチレシーバ5と
前記貯留室S3との間に、前記レシーバ5で受け止めた
潤滑油を前記貯留室S3に給油する給油通路50を設け
ている。
【0016】図に示す給油通路50は、前記レシーバ5
から前記トランスファケースTFおける前記第1収容室
S1まで延びる樋51と、前記第1収容室S1内におい
て前記樋51から流出する潤滑油を収集するトレイ状の
収容槽52と、該収容槽52から前記オイル貯留室S3
まで延びる円筒状の給油パイプ53とからなり、図4に
おいて概略的に示すように、これら樋51、収容槽5
2、給油パイプ53から構成される給油通路50を、水
平線に対し前記エクステンションハウジング1Cに向か
って、換言すれば車両の進行方向後方に向かうに従って
斜め下方に傾斜させて、該給油通路80の傾斜角度θを
約8度とし、車両の降坂時においても、前記レシーバ5
で受けられた潤滑油が前記給油通路50を介して前記オ
イル貯留室S3側に円滑に流れるようにしている。
【0017】また前記スピードメータドライブギヤ4に
おける前記軸受部材17側端部に、外周面が前記軸受筒
部15の内周面に対向し、内周面が前記ナット41の外
周面に対向する筒状部42を延設する一方、前記軸受筒
部15の内周面に、ゴム材料から円筒状に形成されて、
内周にねじ溝43を周設した固定子44を嵌着し、該固
定子44内に前記筒状部42を挿嵌して、該固定子44
と前記筒状部42とで、前記スピードメータギヤ4側を
吸込側とし前記軸受部材17側を吐出側とするねじポン
プ45を形成し、且つ前記筒状部42の内周面に軸方向
に延びる給油みぞ46を形成している。
【0018】また、前記リヤアウトプットシャフト13
の軸芯部には軸方向に延びる潤滑油路6を形成すると共
に、該潤滑油路6の長さ方向途中に、径方向に延びて前
記アウトプットギヤ25の軸受24及び前記ドライブス
プロケット30の軸受31に潤滑油を供給するための分
岐油路61a・61bを形成する一方、前記リヤアウト
プットシャフト13における前記ナット41と前記スピ
ードメータドライブギヤ4との間に、前記前記給油溝4
6と前記潤滑油路6とを連通する給油ポート62を設
け、前記ねじポンプ45から吐出される潤滑油を前記給
油溝46及び給油ポート62を介して前記潤滑油路6内
に圧送するようにしている。
【0019】また図に示す実施例では、前記エクステン
ションブッシュ18の内周面に、軸方向に延びる凹溝1
8aを形成すると共に、前記リヤアウトプットシャフト
13の軸端部に嵌着しているスリーブヨーク13aの外
周面に螺旋状の油溝13bを周設し、前記給油通路50
を介して前記オイル貯留室S3に供給される潤滑油を、
前記凹溝18aを介して前記エクステンションブッシュ
18の内周面と前記スリーブヨーク13aの外周面との
間に供給して、該エクステンションブッシュ18の潤滑
後の潤滑油を前記スリーブヨーク13aの回転駆動によ
るポンプ作用で前記油溝18aを介して前記オイル貯留
室S3に強制的に戻せるようにしている。
【0020】しかして以上の構成からなる動力伝達装置
の2輪駆動時においては、前記したごとく、トランスフ
ァTFを構成する前記ドライブスプロケット30、ドリ
ブンスプロケット35及びチエン36は駆動しないこと
から、トランスミッション側の駆動ギヤによる潤滑油の
撹拌が、トランスファ側の駆動ギヤによる潤滑油の撹拌
よりも活発に行われて、トランスファ側の油溜部S2・
S3に貯留している潤滑油がトランスミッション側の貯
留部S1に多量に移動し、トランスファ側の潤滑油の油
面が下がる現象が生じ、前記トランスファによる潤滑油
の掻き上げがほとんど行われなくなるが、前記トランス
ミッション側の駆動ギヤによる潤滑油の掻き上げが活発
に行われるようになって、多量の潤滑油が前記キャツチ
レシーバ5に受け止められて、前記給油通路50を介し
て前記オイル貯留室S3に供給されるのである。
【0021】そして前記オイル貯留室S3に送り込まれ
てくる潤滑油の一部は、前記凹溝18aを介して前記エ
クステンションブッシュ18を潤滑した後、スリーブヨ
ーク13aに形成した前記油溝13bを介して前記スピ
ードメータドライブギヤ42側に戻されるのである。ま
た前記オイル貯留室S3内の潤滑油は、前記リヤアウト
プットシャフト13の回転に伴う前記ねじ式ポンプ45
の駆動により、前記軸受部材15側に吐出されて、該軸
受部材15を潤滑すると共に、前記給油溝65から前記
給油ポート72を介して前記潤滑油路7内に圧送され、
前記2・4輪切換クラッチハブ33の軸受34やハイロ
ー切換機構におけるアウトプットギヤ25の軸受24等
に供給された後、前記第2、第3油溜部T2・T3に直
ちに戻され、該油溜部T2・T3及び前記トランスファ
側の油溜部T1において冷却されるのである。
【0022】斯くして以上の動力伝達装置の潤滑装置に
あっては、前記各油溜部に貯留する潤滑油の油面を上げ
ずとも、二輪駆動時、トランスファ側の潤滑部位を効率
よく潤滑することが出来、従って四輪駆動時における動
力損失の低減が図れるのであり、また潤滑により高温と
なった潤滑油の冷却も効率よく行えるのである。
【0023】
【発明の効果】以上のごとく本発明は、トランスファケ
ース1A内に、該トランスファケース1Aの内部空間と
は仕切られて、アウトプットシャフト13の軸受部材1
7・18に潤滑油を供給するオイル貯留室S3を設け、
該貯留室S3内の前記アウトプットシャフト13に、吸
入側が前記オイル貯留室S3に連通するねじ式ポンプ4
5を設ける一方、該アウトプットシャフト13の軸芯部
に、前記トランスファの潤滑部位に潤滑油を供給する潤
滑油路6を形成して、該潤滑油路6の入口ポートを前記
ねじ式ポンプ45の吐出側に開口する一方、前記トラン
スミッションケース1B内に該トランスミッションの駆
動により跳ね上げられる潤滑油を受け止めるキャッチレ
シーバ5を設けて、該レシーバ5と前記貯留室S3との
間に、前記レシーバ5で受け止めた潤滑油を前記貯留室
S3に給油する給油通路50を設けたことにより、二輪
駆動時、トランスミッション側の駆動ギヤによる潤滑油
の撹拌が、トランスファ側の駆動ギヤによる潤滑油の撹
拌よりも活発に行われて、トランスファ側の油溜部S2
・S3に貯留している潤滑油がトランスミッション側の
貯留部S1に多量に移動し、トランスファ側の潤滑油の
油面が下がる現象が生じ、前記トランスファによる潤滑
油の掻き上げがほとんど行われなくなるにもかかわら
ず、前記トランスミッション側の駆動ギヤにより活発に
掻き上げられる潤滑油を前記キャツチレシーバ5で受け
止めて、前記給油通路50を介して前記オイル貯留室S
3に積極的に供給し、前記リヤアウトプットシャフト1
3の回転に伴う前記ねじ式ポンプ45の駆動により、前
記潤滑油路7を介してトランスファの潤滑部位に積極的
に供給することが出来、従って、前記各油溜部に貯留す
る潤滑油の油面を上げずとも、二輪駆動時、トランスフ
ァ側の潤滑部位を効率よく潤滑することが出来、斯くし
て四輪駆動時における動力損失の低減も図れるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる潤滑装置を備えた動力伝達装置
の概略断面図。
【図2】同、要部の拡大断面図。
【図3】ねじ式ポンプの拡大断面図。
【図4】キャッチレバー及び給油通路の配設状態を示す
概略説明図。
【符号の説明】
TM トランスミッション TF トランスファ 1A トランスファケース 1B トランスミッションケース 11 インプットシャフト 13 リヤアウトプットシャフト(アウトプットシャ
フト) T1・T2・T3 油溜部 17・18 軸受部材 S3 オイル貯留室 45 ねじ式ポンプ 5 キャッチレシーバ 50 給油通路 6 潤滑油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 57/04 B60K 17/344

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッション(TM)の一側にト
    ランスファ(TF)を配置して、トランスミッションケ
    ース(1B)内とトランスファケース(1A)内の底部
    にそれぞれ設ける油溜部(T1)(T2)(T3)を連
    通すると共に、エンジンからの動力を伝達するトランス
    ミッション側のインプットシャフト(11)と、該イン
    プットシャフト(11)と常時連動するトランスファ側
    のアウトプットシャフト(13)とを同一軸線状に配置
    した動力伝達装置において、前記トランスファケース
    (1A)内に、該トランスファケース(1A)の内部空
    間とは仕切られて、前記アウトプットシャフト(13)
    の軸受部材(17)(18)に潤滑油を供給するオイル
    貯留室(S3)を設け、該貯留室(S3)内の前記アウ
    トプットシャフト(13)に、吸入側が前記貯留室(S
    3)に連通するねじ式ポンプ(45)を設ける一方、該
    アウトプットシャフト(13)の軸芯部に、前記トラン
    スファの潤滑部位に潤滑油を供給する潤滑油路(6)を
    形成して、該潤滑油路(6)の入口ポートを前記ねじ式
    ポンプ(45)の吐出側に開口する一方、前記トランス
    ミッションケース(1B)内に該トランスミッションの
    駆動により跳ね上げられる潤滑油を受け止めるキャッチ
    レシーバ(5)を設けて、該レシーバ(5)と前記貯留
    室(S3)との間に、前記レシーバ(5)で受け止めた
    潤滑油を前記貯留室(S3)に給油する給油通路(5
    0)を設けていることを特徴とする動力伝達装置の潤滑
    装置。
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