JP6218710B2 - 作業車両 - Google Patents
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Description
このことから、油圧PTOクラッチのレベルまで油を満たさなくとも、油圧PTOクラッチ及びその周辺のギヤや軸受に油が与えられるような技術が要望されている。
図1は、作業車両のトランスミッション4を構成する入力伝動部4cにおけるトランスミッションケース(以下単にミッションケースと称する)40内の構成を模式的に示した縦断面図である。エンジン3のクランク軸3aに連結された入力軸30がミッションケース40の上方を車体前後方向に延びている。入力軸30には油圧PTOクラッチ44が設けられており、油圧PTOクラッチ44の出力軸(クラッチ出力軸)として機能する第1軸41が入力軸30を外嵌している。PTO出力軸として機能する第2軸42が第1軸41に平行で第1軸41の下方に設けられており、ギヤセットである作業動力伝達部45によって第1軸41から第2軸42への動力伝達が行われる。また、走行出力軸として機能する第3軸43も第1軸41に平行で第1軸41の下方に設けられており、ギヤセットである走行動力伝達部47によって入力軸30から第3軸43への動力伝達が行われる。
入力伝動部4cを構成するミッションケース40の後壁40bから入り込んだ入力軸30は、ミッションケース40の前壁40aまで延びており、前壁40aと後壁40bとに軸受けされている。入力軸30の前端には油圧ポンプ8Pであるトロコイドポンプが連結されている。さらに油圧ポンプ8Pの前側には油圧システムを構成する油圧機器ユニット8が設けられている。この油圧機器ユニット8には、図1で説明された油圧回路が構築されている。油圧機器ユニット8の油圧ユニットハウジング8aは、油圧ポンプ8Pのハウジングも兼ねており、前壁40aを貫通しており、横に延びたフランジ部によって前壁40aに取り付けられている。
(1)上述した実施形態では、エンジン3が車体10の後部に配置されていたが、エンジン3が車体10の前部に配置され、トランスミッション4がエンジン3の後方に配置されてもよい。
(2)上述した実施形態では、モアーユニット13が前輪11と後輪12との間に配置されるミッドマウント式が採用されていたが、モアーユニット13が前輪11の前に配置されるフロントマウント式の採用も可能である。
(3)上述した実施形態では、前輪11がキャスタ輪で構成されたが、ステアリングホイールによって操作される操舵輪で構成してもよい。その際には、差動機構によって分岐される同一の変速装置からの出力を左右の後輪12が差動機構を介して受けることになる。
(4)上述した実施形態では、作業装置としてモアーユニット13を搭載した作業車両、つまり乗用草刈機が取り上げられた。これに代えて、作業装置として、噴霧装置、除雪装置、植付装置、収穫装置などを搭載することも可能である。
11 :前輪
12 :後輪
120 :後車軸
13 :モアーユニット
14 :リンク機構
15 :燃料タンク
2 :車体フレーム
22 :後フレーム
3 :エンジン
3a :クランク軸
30 :入力軸
31 :ラジエータ
4 :トランスミッション
4a :左後車軸伝動部
4b :右後車軸伝動部
4c :入力伝動部
40 :トランスミッションケース(ミッションケース)
40S :下部空間
40a :前壁
40b :後壁
40c :底壁
41 :第1軸
42 :第2軸(PTO出力軸)
43 :第3軸(走行出力軸)
44 :油圧PTOクラッチ
44a :入力スリーブ
44b :出力スリーブ
44c :油圧ピストン
45 :作業動力伝達部
451 :PTO第1ギヤ
452 :PTO第2ギヤ
453 :PTO第3ギヤ
46 :PTO変速機構
460 :変速軸
461 :変速入力ギヤ
462 :第1ギヤ
463 :第2ギヤ
464 :第3ギヤ
465 :第4ギヤ
466 :合いクラッチ部
47 :走行動力伝達部
471 :走行第1ギヤ
472 :走行第2ギヤ
48 :ベベルギヤユニット
48 :分岐部
480 :分岐軸(車軸伝動軸)
481 :第1ベベルギヤ
482 :第2ベベルギヤ
5 :運転部
51 :変速レバー
52 :座席支持体
53 :運転座席
54 :フェンダ
6 :ロプス装置
71 :油圧ポンプ
71a :ポンプ軸
72 :油圧モータ
73 :モータ軸
741 :小径ギヤ
742 :大径ギヤ
8 :油圧機器ユニット
8P :油圧ポンプ
8a :油圧ユニットハウジング
80 :給油路
80a :給油分岐路
81 :戻り油路
81a :補助戻り油路
82 :チェック弁
83 :油圧弁
84 :吸い込みフィルタ
85 :リリーフ弁
Claims (9)
- エンジンを備えた作業車両であって、
トランスミッションケースと、
前記エンジンからの動力を受けるとともに、前記トランスミッションケース内に配置された入力軸と、
前記入力軸の下方で前記トランスミッションケース内に配置されているPTO出力軸と、
前記入力軸と同軸心で前記入力軸に設けられるとともに、前記入力軸から前記PTO出力軸への動力を入り切りする油圧PTOクラッチと、
前記トランスミッションケース内における前記入力軸より下方に位置する下部空間に貯められる作動油と、
前記下部空間から作動油を吸い込む油圧ポンプと、
前記油圧ポンプによって吸い上げられた作動油を前記油圧PTOクラッチに供給するように前記入力軸に形成された給油路と、
が備えられている作業車両。 - 前記油圧ポンプによって吸い上げられた作動油の前記給油路への供給を許可する開放位置と前記給油路への供給を禁止する閉鎖位置とを有する制御弁が備えられ、前記給油路から分岐して作動油を前記下部空間に戻す戻り油路が設けられ、前記戻り油路に前記下部空間への作動油の流れを禁止するとともに前記戻り油路から給油路への作動油の流れを許すチェック弁が介装されている請求項1に記載の作業車両。
- 前記チェック弁のチェック圧は、前記入力軸の回転による遠心力に起因する負圧によって逆流を許す圧力に設定されている請求項2に記載の作業車両。
- 前記入力軸が前記油圧ポンプのポンプ軸として用いられている請求項1から3のいずれか一項に記載の作業車両。
- 前記油圧PTOクラッチへの作動油の供給を制御する制御弁と前記チェック弁とユニットケースとを含む制御弁ユニットが前記トランスミッションケースの壁体に設けられており、前記油圧ポンプは前記ユニットケース内に形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車両。
- 前記油圧ポンプのための吸い込みフィルタが前記下部空間に貯蔵された作動油内に沈められている請求項1から5のいずれか一項に記載の作業車両。
- 前記油圧PTOクラッチのクラッチ出力軸からの動力を前記PTO出力軸に伝達する、複数変速段を有するPTO変速機構が備えられている請求項1から6のいずれか一項に記載の作業車両。
- 前記入力軸から動力伝達される走行出力軸が前記入力軸より低い位置で前記トランスミッションケースに配置され、かつ車体横断方向に延びるとともに前記走行出力軸からベベルギヤを介して動力伝達される車軸伝動軸が配置されている請求項1から6のいずれか一項に記載の作業車両。
- 前記車軸伝動軸の両端に油圧無段変速装置が配置され、前記油圧無段変速装置のポンプ軸が車軸伝動軸と同軸心に配置され、前記油圧無段変速装置のモータ軸が前記ポンプ軸の前方に配置され、前記モータ軸から動力を受ける車軸が前記ポンプ軸の後方に位置し、前記ポンプ軸と前記モータ軸と車軸と同じ高さである請求項8に記載の作業車両。
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Family Applications (1)
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JP2014185396A Active JP6218710B2 (ja) | 2014-09-11 | 2014-09-11 | 作業車両 |
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- 2014-09-11 JP JP2014185396A patent/JP6218710B2/ja active Active
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