JPH0217064Y2 - - Google Patents

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JPH0217064Y2
JPH0217064Y2 JP1983087624U JP8762483U JPH0217064Y2 JP H0217064 Y2 JPH0217064 Y2 JP H0217064Y2 JP 1983087624 U JP1983087624 U JP 1983087624U JP 8762483 U JP8762483 U JP 8762483U JP H0217064 Y2 JPH0217064 Y2 JP H0217064Y2
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shaped
roof
arc
rising
circular
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JP1983087624U
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JPS59192528U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば工場、倉庫、体育館などの
大型建物の屋根に関するものである。
従来の技術 従来、建物の野地上に、前後および左右方向に
所定間隔をおいて配列せられた底部が平坦で残部
が欠円形のリング状取付金具と、平坦状谷部、こ
れの左側に設けられた円弧状立上り接続部および
立上り接続部の端部に被さる垂下接続部を有する
欠円形山部を備えた多数の屋根板とよりなり、屋
根板が並べて配されかつ相互に隣り合う屋根のう
ち一方の立上り接続部に他方の山部の垂下接続部
が被せられるとともにリング状取付金具の周面に
そわされた屋根が、すでに本考案者によつて提案
されている(実開昭50−62917号公報)。
考案が解決しようとする問題点 上記屋根の場合、立上り接続部と垂下接続部の
重合部分から雨水が侵入するのを防ぐため、両接
続部の各先端部にそれぞれ半円形の内方湾曲溝と
外方湾曲溝とが形成せられているが、垂下接続部
の先端が山部の下の方に位置するため、山部を流
下する雨水が垂下接続部の先端より内側に毛細管
現象により侵入するおそれを完全に除去すること
はできなかつた。
この考案の目的は、毛細管現象によつて雨水が
侵入するおそれが全くなくかつ吸音効果上工場、
倉庫、体育館などの大型建物に適した屋根を提供
することにある。
課題を解決するための手段 この考案による大型建物の屋根は、大型建物の
頂部に所定間隔をおいて並列状に設けられた桁
と、各桁に所定間隔をおいて存在せしめられかつ
中央頂部に吊子を備えるとともに下端開口部より
内部が広い欠円状上方突出部と、平坦状谷部、こ
れの左側に設けられかつ上縁に第1接続部を有す
る円弧状左立上り部および同右側に設けられかつ
上縁に第2接続部を有する円弧状右立上り部を備
えた多数の屋根板とよりなり、屋根板が並列状の
桁上に直交状に並べて配されかつ相互に隣り合う
屋根板の円弧状左立上り部と円弧状右立上り部と
が、欠円状上方突出部の右半分と左半分にそれぞ
れ被せられるとともに第1接続部と第2接続部と
が吊子を介して相互に接続され、建物の内部に向
つて開口したスリツトを有する筒状中空部が形成
されている、大型建物の屋根を要旨としている。
作 用 この考案による大型建物の屋根は、大型建物の
頂部に所定間隔をおいて並列状に設けられた桁
と、各桁に所定間隔をおいて存在せしめられかつ
中央頂部に吊子を備えるとともに下端開口部より
内部が広い欠円状上方突出部と、平坦状谷部、こ
れの左側に設けられかつ上縁に第1接続部を有す
る円弧状左立上り部および同右側に設けられかつ
上縁に第2接続部を有する円弧状右立上り部を備
えた多数の屋根板とよりなり、屋根板が並列状の
桁上に直交状に並べて配されかつ相互に隣り合う
屋根板の円弧状左立上り部と円弧状右立上り部と
が、欠円状上方突出部の右半分と左半分にそれぞ
れ被せられるとともに第1接続部と第2接続部と
が吊子を介して相互に接続されているので、相隣
り合う屋根板の接続部が、円弧状左立上り部と円
弧状右立上り部とで形成せられた筒状中空部の中
央頂部に位置することになるため、雨水は同中央
頂部から左右に分かれて流下する。
また、屋根には、建物の内部に向つて開口した
スリツトを有する筒状中空部が形成されている
が、これは屋根板の枚数から1つ減じた数で屋根
に並列状に存在することになる。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
この明細書において、上下および左右は第3図
を基準とし、上とは第3図上側、下とは同下側を
いい、また左とは同図左側、右とは同右側をいう
ものとする。
第1図〜第4図に示されている屋根は、大型建
物1の頂部に所定間隔をおいて並列状に設けられ
た桁2と、各桁2に所定間隔をおいて存在せしめ
られかつ中央頂部に吊子5を備えるとともに下端
開口部より内部が広い欠円状上方突出部11と、
平坦状谷部6、これの左側に設けられかつ上縁に
第1接続部9を有する円弧状左立上り部7および
同右側に設けられかつ上縁に第2接続部10を有
する円弧状右立上り部8を備えた多数の屋根板3
とよりなり、屋根板3が並列状の桁2上に直交状
に並べて配されかつ相互に隣り合う屋根板3の円
弧状左立上り部7と円弧状右立上り部8とが、欠
円状上方突出部11の右半分と左半分にそれぞれ
被せられるとともに第1接続部9と第2接続部1
0とが吊子5を介して相互に接続され、建物1の
内部に向つて開口したスリツト21を有する筒状
中空部20が形成されているものである。
欠円状上方突出部11は、第4図に示されてい
るように、取付金具4の長さの中央部に設けられ
たものであり、突出部11の真中に垂下壁13が
形成せられるとともにこれに続いて左方に水平壁
14が形成せられており、さらに突出部11の両
下端より両側方にのびた帯板状基部12が設けら
れている。そして帯板状基部12が建物1の桁2
に溶接等によつて固定されている。
吊子5は、ボルト挿通孔23を有する脚部15
と、隣接屋根板3の接続部9,10同志の間に介
在されかつ取付金具4の幅より長い垂直翼16
と、脚部15より垂直翼16に向つて次第に幅が
広くなつた補強部22と、垂直翼16の上端に設
けられた横断面つ形の鉤状部17とよりなり、取
付金具4における欠円状上方突出部11の垂下壁
13にボルト18およびナツト19により固定さ
れている。
第3図に示されているように、屋根板3の第1
接続部9は内方に折曲つた横断面逆L形に形成せ
られており、第2接続部10は外方に張出した横
断面逆U形に形成せられている。そして、第1接
続部9の先端部9aが鉤状部17の内側に差し込
まれ、第2接続部10の垂下状先端部10aが内
側に折り込まれることにより、第1接続部9と第
2接続部10とが接続されている。その結果、取
付金具4における欠円状上方突出部11の両下端
部11a,11bに、隣接屋根板3,3の円弧状
左立上り部7の下端部7aと円弧状右立上り部8
の下端部8aとが掛り合わせられる。
なお、取付金具4としては、上記のように突出
部11につき1個ずつ分離したものでなくてもよ
く、たとえば第5図に示されているように、所定
間隔おきに欠円状上方突出部11が形成された一
連の長い帯板状取付金具24を使用してもよい。
考案の効果 この考案の大型建物の屋根によれば、相隣り合
う屋根板の接続部が円弧状左立上り部と円弧状右
立上り部とで形成せられた筒状中空部の中央頂部
に位置することになるため、雨水は同中央頂部か
ら左右に分かれて流下するから、雨水が屋根の内
側に侵入するおそれがない。
また屋根には、スリツトを有する筒状中空部が
屋根に並列状に存在し、かつスリツトが建物の内
方に向いているので、建物の内部で生じた音はス
リツトより内部が広い筒状中空部により吸収せら
れ、工場、倉庫、体育館等の内部で発生する雑音
を屋根が吸収しうるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す大型建物の屋
根の概略部分斜視図、第2図は第1図の−線
に沿う拡大断面図、第3図は屋根板の拡大断面
図、第4図は取付金具と吊子を表わす拡大斜視図
で、両者の結合前の状態を示している。第5図は
取付金具の変形例を示すもので、取付金具を取付
けた大型建物の概略部分斜視図である。 1……大型建物、2……桁、3……屋根板、5
……吊子、6……平坦状谷部、7……円弧状左立
上り部、8……円弧状右立上り部、9……第1接
続部、10……第2接続部、11……欠円状上方
突出部、20……筒状中空部、21……スリツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大型建物1の頂部に所定間隔をおいて並列状に
    設けられた桁2と、各桁2に所定間隔をおいて存
    在せしめられかつ中央頂部に吊子5を備えるとと
    もに下端開口部より内部が広い欠円状上方突出部
    11と、平坦状谷部6、これの左側に設けられか
    つ上縁に第1接続部9を有する円弧状左立上り部
    7および同右側に設けられかつ上縁に第2接続部
    10を有する円弧状右立上り部8を備えた多数の
    屋根板3とよりなり、屋根板3が並列状の桁2上
    に直交状に並べて配されかつ相互に隣り合う屋根
    板3の円弧状左立上り部7と円弧状右立上り部8
    とが、欠円状上方突出部11の右半分と左半分に
    それぞれ被せられるとともに第1接続部9と第2
    接続部10とが吊子5を介して相互に接続され、
    建物1の内部に向つて開口したスリツト21を有
    する筒状中空部20が形成されている大型建物の
    屋根。
JP8762483U 1983-06-07 1983-06-07 大型建物の屋根 Granted JPS59192528U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8762483U JPS59192528U (ja) 1983-06-07 1983-06-07 大型建物の屋根

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JP8762483U JPS59192528U (ja) 1983-06-07 1983-06-07 大型建物の屋根

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JPS59192528U JPS59192528U (ja) 1984-12-20
JPH0217064Y2 true JPH0217064Y2 (ja) 1990-05-11

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ID=30217538

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JP8762483U Granted JPS59192528U (ja) 1983-06-07 1983-06-07 大型建物の屋根

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640252Y2 (ja) * 1988-11-10 1994-10-19 信明 志堂寺 アーチ形屋根用金属製屋根板

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS534620B2 (ja) * 1971-08-30 1978-02-18
JPS5627299U (ja) * 1979-08-09 1981-03-13

Family Cites Families (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5062917U (ja) * 1973-10-03 1975-06-09
JPS534620U (ja) * 1976-06-29 1978-01-17
JPS615485Y2 (ja) * 1981-02-19 1986-02-19

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JPS59192528U (ja) 1984-12-20

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