JPH0217024Y2 - - Google Patents

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JPH0217024Y2
JPH0217024Y2 JP1984137164U JP13716484U JPH0217024Y2 JP H0217024 Y2 JPH0217024 Y2 JP H0217024Y2 JP 1984137164 U JP1984137164 U JP 1984137164U JP 13716484 U JP13716484 U JP 13716484U JP H0217024 Y2 JPH0217024 Y2 JP H0217024Y2
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jet
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/28Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed
    • D03D47/30Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed by gas jet
    • D03D47/3006Construction of the nozzles
    • D03D47/302Auxiliary nozzles

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は空気噴射式織機の補助ノズルに関す
る。
<従来の技術> 従来の空気噴射式織機として、例えば第4図及
び第5図に示すようなものがある。
これについて説明すると、往復角運動するスレ
ソードシヤフト1に取付けられたスレー2の上端
にリードホルダ3が設けられ、このリードホルダ
3の上面の取付溝4にくさび5によつて筬6が固
定されている。筬6はその筬羽7の前縁に案内凹
部8を有しており、この案内凹部8の列により緯
糸案内通路9を形成している。10は経糸、11
は織前、12は織布を示している。
また、リードホルダ3の緯入れ側端部にはノズ
ルホルダ13を介して主ノズル14が取付けら
れ、緯入れ時に主ノズル14からの空気噴射によ
り緯糸15を緯糸案内通路9に挿入するようにな
つている。
そして、リードホルダ3の前面にはその長手方
向に沿つて取付溝16が形成され、この取付溝1
6には所定の間隔でボルト17により補助ノズル
18のノズルホルダ19が固定されている。各ノ
ズルホルダ19には第6図に示すように頂部を閉
塞したパイプ状のノズルトツプ20が固定され、
このノズルトツプ20の頂部付近の側面には第7
図に示すように空気噴出口50が形成されてい
る。
補助ノズル18には、グループ毎に、カム22
による開閉弁23の開弁時に分配器24からパイ
プ25を介して圧力空気が供給されるようになつ
ており、緯糸15の先端部が到達する直前からそ
の空気噴出口50より緯糸案内通路9に向かつて
上向きの角度をもつて空気が噴射される。この緯
糸搬送用空気により緯糸15の先端部が緯糸案内
通路9内にて次々と吹送られて搬送され緯入れさ
れる。
ところで、このような緯入れ方式では、第5図
から明らかなように補助ノズル18の空気噴出口
50から上向きに空気を噴出して緯糸案内通路9
に向かわせる必要があるが、従来は、第7図に示
すように、ノズルトツプ20の縦方向軸線Lに対
して直交する軸線Nを有する空気噴出口50から
空気を噴出させ、導気路51での空気流の流れ慣
性により、やや上向きの図示A方向に噴出させて
いた。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、第7図の場合の上向き角度は約
4゜が限界で、必要とするのは約10゜のため、噴出
流の一部が筬羽7の案内凹部8を形成する凸部に
当たつてしまい、噴出流を有効利用できないとい
う問題点があつた。
一方、噴出流の上向き角度を大きくするため、
空気噴出口50の位置をノズルトツプ20の頂部
に近づけてゆけば、空気噴出口50より頂部側の
空気溜り52が小さくなるため、空気流の流れ慣
性の影響が大きくなつて必要とする角度は得られ
るが、空気噴出口50が頂部のアールにかかるた
め、経糸10を掻分けて補助ノズル18が経糸1
0間に進入する際に空気噴出口50の上下のエッ
ヂ部53a,53bにて経糸10がこすれ、これ
によつて経糸フイラメントが切断して、開口不良
などの不具合を生じるものであつた。
また、空気噴出口50の軸線Nをノズルトツプ
20の縦方向軸線Lに対し上向きになるよう単に
鈍角にすることも考えられるが、空気噴出口50
を形成する部分の板厚tは最大で0.5mm程度しか
とれないため、その板厚による空気の誘導効果は
ほとんどなく、空気噴出口50の軸線Nを直角に
したものと上向き角度がほとんど変わらないもの
であつた。
そこで本考案は、このような実状を踏まえ、所
望の上向き角度が得られるようにすることを目的
とする。
<問題点を解決するための手段と作用> 本考案は、上記の目的を達成するため、補助ノ
ズルの空気噴出口を、ノズルトツプ内の軸線方向
の導気路の断面積が経糸列中に進入するノズルト
ツプ部分の最大断面積部と同一の断面積を有する
部位に、緯糸案内通路を指向するようその軸線を
ノズルトツプの軸線と斜めに交差させて上向きに
形成すると共に、空気噴出口の上側内壁面をノズ
ルトツプの頂部内面から0.29〜0.36mmの距離範囲
に位置させることにより、ノズルトツプ内の空気
溜りと空気噴出口の向きとの組合わせで、後述す
る実験例から明らかなように、噴出流の所望の上
向き角度を得るようにしたものである。
<実施例及び実験例> 第1図は本考案の一実施例を示している。
これについて説明すると、補助ノズル18のノ
ズルトツプ20の頂部付近の側面に形成される空
気噴出口50の軸線Nは、ノズルトツプ20の縦
方向軸線Lに対し斜めに交差し、所定の上向き角
度α、例えば10゜をもつて、緯糸案内通路9を指
向している。そして、空気噴出口50は、その上
側内壁面54がノズルトツプ20の頂部内面55
から約0.32mmの距離Mにくるような位置に形成し
てある。
このようにしたものの空気噴出口50からの噴
出流の方向を測定すると、噴出流の流速中心は前
記軸線Nとほぼ一致する。
この理由について考察するに、ノズルトツプ2
0の導気路51内を頂部に向かつて流れる圧力空
気は、頂部内面55に突き当り、大気に開放され
ている空気噴出口50へ向きを変えて噴出する。
ここで、空気溜り52においては空気が流れると
いうよりも矢印方向に流れている空気流により押
圧されて圧力がやや高まつているような状態にな
つていると思われる。そして、空気噴出口50の
近傍においては空気噴出口50から噴出する空気
によりその範囲が少なく、空気噴出口50から遠
い程多くなる。その境界を線Sにて示している。
従つて、ここを通る空気流はこの境界線Sと空
気噴出口50の内壁面により案内されることにな
り、前記距離Mを適切に設定することにより、こ
の境界線Sと空気噴出口50の内壁面とがほぼ同
じ傾斜になるため、案内距離が長くなり、噴出方
向が空気噴出口50の軸線Nにほぼ一致するよう
になるものと考えられる。
次に実験例を説明する。
第2図は実験装置であつて、補助ノズル18か
ら50mm離れたところにピトー管60を配置し、そ
のピトー管60を上方に移動させつつ各位置での
水頭圧を計測し、その水頭圧が最も高い位置を噴
出流の中心として、その位置との関係で補助ノズ
ル18の噴出方向(上向き角度)を求めた。
そして、ノズルトツプ20の外径D1.8mmφ、
内径d1.2mmφ、空気噴出口50の径1.4mmφ、軸
線Nの角度α10゜、供給空気圧3Kg/cm2とし、ノズ
ルトツプ20の頂部内面55と空気噴出口50の
上側内壁面54との距離Mを変化させて、計測し
たのが、第3図である。尚、各2個ずつサンプル
をとつた。
前記距離Mと噴出流の角度との関係は第3図に
Xで示した傾向となり、M=0.30〜0.34の範囲に
おいて、ほぼ軸線Nの方向と一致する結果が得ら
れた。従つて、距離Mは0.30〜0.34の範囲が最も
好ましい。しかし、前後1゜の許容範囲に実際の製
織上ほとんど影響を受けないので、この範囲とし
ては、M=0.29〜0.36が適していると結論でき
る。
尚、空気噴出口50の穿設方向については、そ
れが軸線Lと直角な軸線をもつた場合には、距離
Mを前記の範囲に設定しても、空気噴出口50の
内壁面の影響を受けるため、所望の噴出角度が得
られないものである。
また、距離Mが長すぎると、空気噴出口50を
上向きに形成しても、前記境界線Sがほぼ水平を
なすようになるため、この境界線Sの水平方向の
案内作用を受けるから、これも所望の噴出角度が
得られないものである。
更に、本実施例においては、変形筬方式のもの
について説明したが、緯入れ方向に多数のガイド
片を並設し、同ガイド片によつて緯糸案内通路を
形成したガイド方式のものでも可能である。
<考案の効果> 以上説明したように本考案によれば、補助ノズ
ルの空気噴出口を、ノズルトツプ内の軸線方向の
導気路の断面積が経糸列中に進入するノズルトツ
プ部分の最大断面積部と同一の断面積を有する部
位に、緯糸案内通路を指向するようその軸線をノ
ズルトツプの軸線に対し斜めに交差させて上向き
に形成すると共に、その空気噴出口の上側内壁面
をノズルトツプの頂部内面から0.29〜0.36mmの距
離範囲に配置する構成としたため、補助ノズルの
空気噴出口からの噴出流を所望の方向に向かせる
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す補助ノズルト
ツプの拡大断面図、第2図は実験装置を示す概略
図、第3図は実験結果を示す線図、第4図は本考
案に係る補助ノズルが用いられる空気噴射式織機
の正面図、第5図は同上の側面図、第6図は補助
ノズルの断面図、第7図は従来例を示す補助ノズ
ルトツプの拡大断面図である。 6……筬、7……筬羽、8……案内凹部、9…
…緯糸案内通路、18……補助ノズル、20……
ノズルトツプ、50……空気噴出口、52……空
気溜り、54……上側内壁面、55……頂部内
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 頂部を閉塞したパイプ状のノズルトツプ20の
    頂部付近の側面に空気噴出口50を有し、この空
    気噴出口50から、やや上向きに、緯糸案内通路
    9に向けて空気を噴出し緯糸を搬送する空気噴射
    式織機の補助ノズル18において、その空気噴出
    口50を、ノズルトツプ20内の軸線L方向の導
    気路51の断面積が経糸列中に進入するノズルト
    ツプ部分の最大断面積部と同一の断面積を有する
    部位に、緯糸案内通路9を指向するようその軸線
    Nをノズルトツプ20の軸線Lと斜めに交差させ
    て上向きに形成すると共に、空気噴出口50の上
    側内壁面54をノズルトツプ20の頂部内面55
    から0.29〜0.36mmの距離範囲に位置させたことを
    特徴とする空気噴射式織機の補助ノズル。
JP1984137164U 1984-09-12 1984-09-12 Expired JPH0217024Y2 (ja)

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JPS6155083U JPS6155083U (ja) 1986-04-14
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