JPH0216Y2 - - Google Patents

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JPH0216Y2
JPH0216Y2 JP14753284U JP14753284U JPH0216Y2 JP H0216 Y2 JPH0216 Y2 JP H0216Y2 JP 14753284 U JP14753284 U JP 14753284U JP 14753284 U JP14753284 U JP 14753284U JP H0216 Y2 JPH0216 Y2 JP H0216Y2
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shutter
plate
seeding
seeds
seed
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、播種機におけるシヤツター装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
播種機における点播装置として、種子落下通路
中に開閉自在にシヤツターを設け、このシヤツタ
ーで種子を受止めてから落下させるようにしたも
のが、例えば実開昭55−88602号公報、実公昭49
−23057号公報等において公知である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のシヤツターは、鉄板、プラスチ
ツク板等の剛性板から成るシヤツター板を使用
し、このシヤツター板の先端部を固定側の受止部
に接当させるようにしているので、種子の咬み込
み等があれば、種子の損傷が大になるのは勿論の
こと、他の部分に隙間ができ、シヤツターを完全
に閉じることができなかつた。従つて、咬み込み
状態で次の種子が落下して来れば、種子がその隙
間から落下し、目的とする点播が不能になる欠点
がある。
また1本のシヤツター軸に複数個のシヤツター
を取付けた多連式の場合、各シヤツター相互の位
置精度が要求されると共に、1箇所で前述のよう
な咬み込みが発生した場合、他のシヤツターが閉
じなくなる。
従つて、従来は1株当りの播種粒数が安定しな
くなると共に、株間が不安定となるという欠点が
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、このような従来の問題点を解決する
ことを目的として提供されたものであつて、その
ための具体的手段として、種子落下通路中に、種
子(A)を受止めてから落下させるためのシヤツター
27を開閉自在に設けて成る播種機において、シ
ヤツター27はシヤツター板28と、このシヤツ
ター板28に装着されかつ該シヤツター板28よ
り先端が突出せしめられた弾性板29とを備え、
弾性板29の先端部には幅方向所定間隔おきに複
数個のスリツト30を設けたものである。
〔作用〕
シヤツター27の閉時には、弾性板29の先端
側が弾性変形して受止部25aに接当し、また種
子(A)を一部に咬み込んだ時には、スリツト30が
あるので、弾性板29の種子(A)に対応する部分が
大きく変形するだけであり、弾性板29の他の部
分は受止部25aに接触し、閉状態を保つ。
〔実施例〕
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、図面は湛水土中直播機における場合を例示
し、第2図乃至第4図において、1はエンジン等
を備えた機体で、両側に伝動ケース2を介して駆
動輪3が設けられている。4は機体1から後方に
突設された支持フレームで、後端部には上方側へ
の彎曲部を介してハンドル5が設けられている。
6は主フロートで、機体1の下方側に配置されて
いる。7は伝動ケースで、フレーム4に支軸8に
より支持されている。伝動ケース7には左右に延
びる上下一対のツールバー9,10が設けられて
おり、その上部のツールバー9には種子タンク1
1、下部のツールバー10には播種フロート12
が夫々左右に一対設けられている。
種子タンク11は下部側に繰出装置13を有す
る。繰出装置13は第1図に示すように種子タン
ク11の下部に回転自在に設けられかつ外周に凹
部14が形成された繰出ロール15を備え、この
繰出ロール15の回転方向側のガイド壁16を該
ロール周面に沿う弧状に形成して、種子タンク1
1内の種子(A)を間欠的に下方側に繰出すように構
成されている。左右の繰出ロール15には伝動ケ
ース7は軸架された駆動軸17が挿通され、この
駆動軸17により繰出ロール15が回動駆動され
る。繰出装置13の下方側には播種シユート18
が設けられている。播種シユート18は下部側が
二又状に分かれた分岐部19を有し、間欠的に繰
出された種子(A)を各分岐部19に二分して案内し
播種するように構成されている。
播種フロート12は下部のツールバー10に固
定されたリンク20に枢軸21を介して枢支連結
されている。播種フロート12の左右両側部には
後方側から凹入するように切欠部22が形成さ
れ、その切欠部22に対応して作溝器23と覆土
部材24とが前後に設けられ、かつその中間部に
播種ガイド板25が設けられている。播種ガイド
板25は第5図及び第6図に示すように平面視コ
字状であつて、リンク20に固定された横方向の
支持棒20Aの両端に天々取付けられている。そ
して、この各播種ガイド板25に播種シユート1
8の各分岐部19下端が夫々連接されている。各
播種ガイド板25の種子落下通路内には、分岐部
19内を間欠的に落下する種子(A)を一旦受止めて
から落下させるためのシヤツター27が横方向の
シヤツター軸26により開閉自在に設けられてい
る。
シヤツター27は第5図及び第6図に示すよう
に金属板等の剛性板から成るシヤツター板28
と、このシヤツター板28の下側面又は上側面に
装着されたゴム板等の弾性板29とを備えて成
る。弾性板29はシヤツター板27よりも先端側
に突出せしめられ、その突出端部側には、幅方向
複数本のストツト30が先端側から入れられてい
る。従つて、弾性板29の先端部には、スリツト
30により区画された複数本の突起部31ができ
ており、これが播種ガイド板25の受止部25a
に弾性的に接触するようになつている。シヤツタ
ー軸26は左右の播種ガイド板25内のシヤツタ
ー27を共に連結する状態にあり、リンク20に
回動自在に挿通され、またその中途部には先端側
に複数個の調整孔32を有する開閉レバー33が
設けられている。
34は作動アームで、第1図、第7図及び第8
図に示すように、種子タンク11の一側に枢軸3
5で上下揺動自在に枢支され、この作動アーム3
4は駆動軸17のカム板36上を経て前方へ延出
されている。作動アーム34は先端側に複数個の
調整孔37を有し、その適宜調整孔37と開閉レ
バー33の適宜調整孔32とに挿入された連動ロ
ツド38を介して開閉レバー33に連動連結され
ている。連動ロツド38は連動手段を構成するも
のであつて、途中に伸縮調整用のターンバツクル
39が設けられている。カム板36は外周に、繰
出ロール15の凹部14と同数の凹凸状のカム部
36aを有し、そのカム部36aによりカム従動
ローラ40を介して作動アーム34が上下揺動す
るようになつている。従つて、シヤツター27は
カム板36、作動アーム34、連動ロツド38、
開閉レバー33等を介して、繰出装置13の繰出
動作に同期して開閉自在である。カム板36は第
9図にも示すように、周方向の長孔41を有し、
その長孔41に挿通されたネジ42により、駆動
軸17に固定のボス部43に回動調整自在に取付
けられている。44は作動アーム34を下方に付
勢する引張バネである。46は播種ガイド板25
の蓋板である。
上記構成において、播種時には駆動軸17を介
して繰出ロール15を第1図のa矢示方向に回転
させ、外周の凹部14に入つた種子(A)をガイド壁
16に沿つて案内し、下側へと順次間欠的に繰出
して行く。この繰出された種子(A)は数粒づつ一群
となつて播種シユート18の分岐部19を経て下
方へと案内されながら落下する。一方、駆動軸1
7が回転すると、カム板36のカム部36aによ
つて作動アーム34が枢軸35廻りに上下動作を
繰返し、連動ロツド38、開閉レバー33を介し
て、シヤツター27がシヤツター軸26廻りに開
閉動作を繰返す。このシヤツター27の開閉は、
繰出ロール15の繰出動作と同期し、しかもシヤ
ツター27は種子(A)の落下時間を考慮した位置に
設けられているため、種子(A)がシヤツター位置に
達した時点にはシヤツター27が閉状態にあり、
これで落下する種子(A)を一旦受止める。そして、
次のシヤツター27の下方への開動作時に種子(A)
をまとめて落下させ、作溝器23で形成した溝4
5へと播種する。従つて、一群の種子(A)間にバラ
ツキがなく、また前後に繰出された種子(A)同士が
まざり合うこともなく、所定粒数づつ点播するこ
とができる。
シヤツター軸26両端にシヤツター27を設
け、この左右のシヤツター27が同時に開閉する
ようにしているが、シヤツター板28に弾性板2
9を設けているので、両シヤツター27の取付角
度にバラツキがあつても、弾性板29の変形によ
つてシヤツター27を完全に閉状態にできる。つ
まり、閉時の角度にバラツキがあつても、確実に
閉じることができる。また何等かの理由で弾性板
29と受止部25aとの間に種子(A)が咬み込んだ
時にも、弾性板29の先端がスリツト30で複数
の突起部31に分けられているので、種子(A)に対
応する突起部31が大きく弾性変形し、他の部分
の突起部31で閉じることができ、従つて、次の
種子(A)が落下して来ても、それがシヤツター27
から下にこぼれることはない。
繰出装置13の繰出動作とシヤツター27の開
閉動作とのタイミングは、カム板36の回動調整
により行なう。即ち、カム板36はボス部43に
対して長孔41の範囲内で回動調整可能であるか
ら、これを廻して適当位置でネジ42により固定
すれば良い。
シヤツター27の開閉量は、種子(A)の酸素供給
剤の粉衣形態、粉衣量、種子粒の大小、或いは走
行速度等の諸条件に応じて適宜調整する必要があ
る。そこで、この場合には作動アーム34の調整
孔37、開閉レバー33の調整孔32に対する連
動ロツド38の係合位置を適宜選択し、相互のリ
ンク比を変えることによつて行なえば良い。勿
論、これは作動アーム34側と開閉レバー33側
との内の一方又は両方の何れで行つても良く。そ
の時の連動ロツド38の長さはターンバツクル3
9により調整できる。
なお、実施例では、シヤツター27を播種ガイ
ド板25内に設けたが、播種シユート18の下端
部近傍であれば良く、従つて播種シユート18内
に設けても良い。シヤツター軸26は、第3図に
示すように左右の播種フロート12のそれ同士を
一体に連結しても良い。また播種機としては、湛
水土中直播機に限られず、その他の形式のもので
も良い。弾性板29のスリツト30は単なる切込
み線のみならず、或る程度の幅を有するものにし
ても良い。
〔考案の効果〕
本考案によれば、シヤツター板28に装着した
弾性板29の先端部に、幅方向所定間隔おきに複
数個のスリツト30を設けているので、シヤツタ
ー27を確実に閉状態にできる。即ち、種子(A)を
咬み込んだ時でも、その種子(A)に対応する部分の
弾性板29が大きく変形するだけで、他の部分に
よつて閉状態を保つことができる。従つて、点播
時の種子のバラツキをなくし、所定粒数づつ所定
の株間で播種できる。また多連式の場合であつ
て、1本のシヤツター軸26に複数のシヤツター
27を設けるようなものにおいても、シヤツター
27相互の取付角度に差程の精度が要求されず、
製作を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を例示するものであつ
て、第1図は要部の破断側面図、第2図は全体の
側面図、第3図は播種フロート部の平面図、第4
図は播種部の背面図、第5図はシヤツター部の断
面側面図、第6図は同断面平面図、第7図は作動
アーム部の平面図、第8図は同断面背面図、第9
図はカム板部の断面背面図である。 11……種子タンク、12……播種フロート、
13……繰出装置、15……繰出ロール、18…
…播種シユート、19……分岐部、25……播種
ガイド板、26……シヤツター軸、27……シヤ
ツター、28……シヤツター板、29……弾性
板、30……スリツト、34……作動アーム、3
6……カム板、38……連動ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 種子落下通路中に、種子(A)を受止めてから落下
    させるためのシヤツター27を開閉自在に設けて
    成る播種機において、シヤツター27はシヤツタ
    ー板28と、このシヤツター板28に装着されか
    つ該シヤツター板28より先端が突出せしめられ
    た弾性板29とを備え、弾性板29の先端部には
    幅方向所定間隔おきに複数個のスリツト30を設
    けたことを特徴とする播種機におけるシヤツター
    装置。
JP14753284U 1984-09-28 1984-09-28 Expired JPH0216Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14753284U JPH0216Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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JPS6160613U JPS6160613U (ja) 1986-04-24
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