JPH02169983A - 調理機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、加熱装置と冷蔵装置とよりなる調理装置、ま
たは冷蔵装置の近傍に設置される加熱装置に関する。

（ロ）従来の技術 実開昭５６−８８０９３号公報には、電子レンジと冷凍
装置とを合体させ、電子レンジ使用時には、冷凍装置の
圧縮機への通電を遮断する構成が示されており、斯かる
構成によれば電子レンジと冷凍装置が同時に作動するこ
とはないので消費電流のピークを小さくできる。然るに
このような圧縮機は、−旦その動作を停止すると再起動
のためには停止時点から担当の時間間隔をおく必要があ
るが、上記公報の構成であれば、電子レンジの動作終了
後には圧縮機に通電されてしまうため、電子レンジの動
作時間が短い場合などには圧縮機の停止から再起動まで
の時間間隔が短く、圧縮機のオーバーロードなどにより
故障が発生する虞れがあった。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は、加熱装置と冷蔵装置を組み合わせて使用する
場合に、冷蔵装置に故障等の発生することのない調理装
置、加熱装置を提供するものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、加熱装置と冷蔵装置とよりなる調理機器、あ
るいは冷蔵装置の近傍に設置される加熱装置に、加熱動
作時には冷蔵装置への通電を停止し、その通電停止時か
ら少なくとも所定時間経過後で且つ加熱動作終了後に前
記冷蔵装置に通電を再開する制御手段を設けたことを特
徴とする。

（ホ）作用 加熱装置による加熱動作時には冷蔵装置への通電が断た
れ、通電の再開は安全に十分な時間経過後になされる。

（へ）実施例 第１図及び第２図は本発明の第１の構成の実施例の構造
を示す。調理機器（１）において、（２）は冷蔵装置と
しての冷凍冷蔵庫であって、その内部に冷却のための圧
縮機（３）を備えている。（４）は加熱装置としての電
子レンジであって、設置台（５）を介して冷蔵庫（２）
の上面に取り付けられている。電子レンジ（４）は、加
熱源としてのマグネトロン（６）と、該マグネトロンの
駆動回路を構成する高圧トランス（７）、高圧コンデン
サ（８）と、これらの＠気部品を冷却する送風機（９）
と、該送風機のファン（１０）の周囲で吸気側（１１）
と排気側（１２）とに仕切る仕切板（１３）とを備えて
いる。レンジ外殻（１４）の後面（１４ａ）と底面（１
４ｂ）には夫々吸気孔（１５）及び排気孔（１６）が形
成され、また、レンジ外殻（１４）の底面（１４ｂ）と
、冷蔵庫（２）の上面（２ａ）と、設置台（５）とによ
り排気ダクト（１７）が構成されている。そして、電子
レンジ（４）使用時には、後面（１４ａ）の吸気孔（１
５）から吸い込まれた空気は送風機（９）でマグネトロ
ン（６）等に吹き付けられてこれらの電気部品を冷却し
、底面（１４ｂ）の排気孔（１６）から排気ダクト（１
７）を通って前面側へ排気されるため、吸気と排気がエ
アショートを生じることがなく、電気部品の冷却が効率
よく行なわれる。これは底面（１４ｂ）側を吸気側、後
面（１４ａ）側を排気側としても同様である。

電子レンジ（４）の操作パネル（１８）には、第２図に
示す如く、加熱時間等を制御する制御手段（２０）が設
けられている。

この制御手段（２０）において、タイマ（２１）は後述
するタイマモータと該タイマモータにより開閉される接
点とよりなり、またそのタイマモータと連動する軸（２
４）と、該軸に取り付けられたツマミ（２５）とを有し
ている。タイマ（２１）の近傍にはマイクロスイッチ（
２６）が取り付けられており、該マイクロスイッチは、
その操作片（２７）が軸（２４）に取り付けられた凹所
（２８）を有するカム（２９）により操作されて開閉す
る。

第３図は電気回路図を示し、（３０）は商用電源、（３
１）はマグネトロン（６）等より構成される電子レンジ
（４）の加熱源であり、マイクロスイッチ（２６）は商
用電源（３０）をタイマ（２１）のタイマモータ（２２
）と冷蔵庫（２）のいずれかに切換接続する。また加熱
源（３１）はタイマ（２１）の接点（２３）を介して商
用電源（３０）に接続され、接点（２３）とマイクロス
イッチ動作を説明する。

電子レンジ（４）を使用しない時には、カム（２９）は
その凹所（２８）にマイクロスイッチ（２６）の操作片
（２７）が突出するような位置となっており、マイクロ
スイッチ（２６）はａ側になり、冷蔵庫（２）の圧縮機
（３）等に対して通電され、タイマモータ（２２）には
通電されない。このとき、接点（２３）は開いており、
加熱源（３１）にも通電されない。

電子レンジを使用する時には、ツマミ（２５）により軸
（２４）を時計回り（第２図（ａ）中）に回転させタイ
マ（２１）に加熱時間を設定する。このときカム（２９
）の回転によりマイクロスイッチ（２６）の操作片（２
７）が押し込まれてｂ側に切り替わり、冷蔵庫（２）へ
の通電は断たれてタイマモータ（２２）に通電され、そ
れと共にタイマ（２１）の接点（２３）が閉じて加熱Ｒ
（３１）へ通電され、加熱が開始される。

加熱中はタイマモータ（２２）の回転により軸（２４）
が反時計回り（第２図（ａ）中）に回転する。そして設
定した加熱時間が経過するとタイマ（２１）は接点（２
３）を開き、加熱を終了する。第２図（ａ）はこの加熱
終了時の状態を示しているが、この時点てはマイクロス
イッチ（２６）はａ側には切り替わらず、タイマモータ
（２２）に通電し、冷蔵庫（２）には通電されずタイマ
モータ（２２）は反時計回り（第２図（ａ）中）の回転
を継続する。そして加熱終了から所定時間（実施例では
３分）経過した時に、操作片（２７）が凹所（２８）内
に突出する位置までカム（２９）が回転し、マイクロス
イッチ（２６）がａ側に切り替わって冷蔵庫（２）の圧
縮機（３）等への通電が再開される。

従って、電子レンジ（４）使用時には冷蔵庫（２）への
通電は断たれるため、全体としての消費電流は小さく、
またもし加熱が早（終了しても冷蔵庫（２）への通電を
断ってから少なくとも所定時間（少なくとも３分）の間
は通電が再開されることがないので、圧縮機（３）のオ
ーバーロードなどの故障を顕著に抑制できる。そして安
全に十分な時間経過後に冷蔵庫（２）への通電が再開さ
れる。更に本構成では、電子レンジ（４）のタイマ（２
１）を制御手段（２０）としても利用しているので冷蔵
庫（２）には保護用の専用タイマなどを設ける必要はな
く、構成が簡単で安価である。

第４図及び第５図は本発明の第２の構成の実施例を示す
。（３２）は冷蔵装置としての冷凍冷蔵庫で、圧縮機（
３３）及び電源プラグ（４７）を備えている。（３４）
は冷蔵庫（３２）の上に設置して使用される加熱装置と
しての電子レンジである。電子レンジ（３４）は、マグ
ネトロン（３５）等よりなる加熱源（３７）と、そのマ
グネトロン（３５）を冷却する送風機用のモータ（３６
）と、さきの実施例と同様である制御手段（３８）とし
てのタイマモータ（３つ）、接点（４０）、マイクロス
イッチ（４１）等を備え、またドアスイッチ（４２）（
４３）、モニタスイッチ（４４）、ヒユーズ（４５）、
電源プラグ（４６）を備えている。制御手段（３８）の
機能はさきの実施例のものと同様である。

（４８）は、第３図の実施例における電子レンジ（４）
側から冷蔵庫（２）への給電路に対応する部分に設けた
給電部としてのコンセントで、電子レンジ（３４）の外
殻後面側に配設されている。そして電子レンジ（３４）
の電源プラグ（４６）を商用電源のコンセント（図示せ
ず）に接続し、冷蔵庫（３２）の電源プラグ（４７）を
電子レンジ（３４）のコンセント（４８）に接続すえし
ば、全体と１．てさきの実施例と同様の動作をする調理
機器が構成される。

尚、いずれの実施例においても、加熱終了時から所定時
間としての３分間を計時し、しかる後に冷蔵装置に通電
再開しているが、例えば所定時間として加熱開始（即ち
、冷蔵装置の通電停止）時から３分間を計時し、その３
分間経過後で且つ加熱動作終了後に冷蔵装置に通電再開
するＦｆ４戊としてもよい。この例では加熱時間が２分
であれば加熱終了から１分後に冷蔵装置への通電が再開
され。

加熱時間が３分を超えれば、加熱終了と同時に冷蔵装置
・＼の通電が再開される。

（ト）発明の効果 本発明によれば、ＤＯ熱装置と冷蔵装置を組み合わせて
使用する場合でも、全体どしての消ｖｌ電流が大きくな
ることはなく、しかも冷蔵装置に故障等が発生するのを
顕著に抑制できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の構成を示す側（折面図、第２図
（ａ）は同操作パネルの制御手段を示す一部切欠正面図
、同図（ｂ）は同図（ａ）中のＢ−Ｂ’線断面図、第３
図は同電気回路図、第４図は本発明の第２の構成の実施
例を示す後面側の斜視図、第５図は同電気回路図である
。 （２）（３２）・・・冷蔵庫、（４）（３４）・・・電
子レンジ、（２０）（３８）・・・制御手段、（２２）
（３９）・・・タイマモータ、（２６）（４１）・・・
マイクロスイッチ、Ｃ２８）・・・凹所、（２９）・・
・カム。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）加熱装置と、冷蔵装置とよりなる調理機器であっ
   て、前記加熱装置動作開始時に前記冷蔵装置への通電を
   停止し、その通電停止時から少なくとも所定時間経過後
   で且つ加熱装置動作終了後に前記冷蔵装置への通電を再
   開する制御手段を設けたことを特徴とする調理機器。
2. （２）冷蔵装置の近傍に設置して使用される加熱装置で
   あって、前記冷蔵装置が接続される給電部と、加熱動作
   開始時に前記給電部への通電を停止し、その通電停止時
   から少なくとも所定時間経過後で且つ加熱動作終了後に
   前記給電部への通電を再開する制御手段を設けたことを
   特徴とする加熱装置。