JPH0216943A - レトルト食品の製造方法 - Google Patents

レトルト食品の製造方法

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JPH0216943A
JPH0216943A JP63167472A JP16747288A JPH0216943A JP H0216943 A JPH0216943 A JP H0216943A JP 63167472 A JP63167472 A JP 63167472A JP 16747288 A JP16747288 A JP 16747288A JP H0216943 A JPH0216943 A JP H0216943A
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noodles
acid bacteria
acetic acid
cooked rice
rice
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Yukihiro Nomura
幸弘 野村
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Noodles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レトルト食品の製造方法に関し、更に詳細に
は米飯又は麺類を加圧加熱殺菌処理したレトルト食品の
製造方法に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題点] 従来より、簡便性の観点から種々の食品を加圧加熱殺菌
処理した製品が市販されているが、近時そうした製品の
中でも米飯及び麺類に対する人気が高まっている。
米飯及び麺類は、一般に喫食される機会が多いために、
消費者の味への評価は概して厳しい傾向にあり、米飯又
は麺類を加圧加熱殺菌処理した製品は、従来必ずしも良
い評価を得ていなかったのが実状である。
その理由としては、2つの大きな原因が考えられる。第
1の原因は加圧加熱殺菌処理により米粒又は麺線どうし
が過剰に結着してしまい、食感が悪くなることにある。
この点については、耐熱性容器の密封後の含気率が高く
なるように米飯又は麺類を充填することにより解決する
ことが提案されている(特開昭62−138158号、
特開昭62−138169号)。
第2の原因は、保存中に生じる不快臭である。該不快臭
については従来有効な解決策がなく、更に第1の問題点
を解決するために含気率を高く設定すると、該不快臭が
顕著になる傾向にあった。
本発明者は、上記不快臭について研究を行った結果、該
不快臭は加圧加熱殺菌処理を行うことにより生じるいわ
ゆるレトルト臭と保存中に生成される中鎖アルデヒドに
起因する不快臭とが相俟ったものであることを知った。
更に、研究を進めた結果、これら2つの不快臭のうちい
ずれか1つを充分に低減できれば、不快臭の問題を実質
的に解決できるとの知見をも併せ得た。
そこで、本発明者は中鎖アルデヒドに起因する不快臭に
着目し、酢酸菌と中鎖アルデヒド含有食品とを接触させ
ることにより、中鎖アルデヒドに起因する不快臭を低減
する発明(特開昭62−294046号)を利用しよう
と考えた。
前記した保存中に生成される中鎖アルデヒドを酢酸菌に
より低減するためには、中鎖アルデヒドを分解する作用
を有する状態で酢酸菌を保存する必要がある。そして、
該作用が酢酸菌を80℃以下の温度域に保持しないと失
われることから、酢酸菌に加圧加熱殺菌処理を施さない
製品形態すなわち酢酸菌又はその加工品(酢酸菌の凍結
乾燥品、酢酸菌を分散させたタレ等の液状食品等)を、
加圧加熱殺菌処理した米飯又は麺類に別途添付するとの
製品形態にする必要がある。しかしながら、こうした製
品形態は、コスト高になるばかりでなく、喫食時に消費
者によって該酢酸菌又はその加工品を米飯又は麺類に添
加混合してもらう必要があり、簡便性の観点から必ずし
も満足のいくものではなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、こうした問題点を解決するために鋭意研
究開発を行った結果、保存中に生成する中鎖アルデヒド
を低減するのではなく、米飯又は麺類が元来有している
中鎖アルデヒドを低減することにより、保存中に中鎖ア
ルデヒドが生成されて最終製品中の中鎖アルデヒドの総
量が不快臭が問題となるレベルを超える時期(不快臭が
顕在化する時期)を遅らせることができ、実質的に不快
臭の問題を解決し得るとの知見を得たのである。加えて
、米飯又は麺類が元来有している中鎖アルデヒドを低減
することにより、中鎖アルデヒドとアミノ酸とが反応す
ることに起因する、保存中に生じる褐変を有効に防止し
得るとの知見をも併せ得た。
上記知見を基に完成された本発明の要旨は米飯又は麺類
を耐熱性の容器に充填密封した後、加圧加熱殺菌処理す
るレトルト食品の製遣方法において、該加圧加熱殺菌処
理に先立ち、該米飯又は麺類と酢酸菌とを接触させるこ
とを特徴とするレトルト食品の製造方法にある。
以下、本発明の内容について詳細に説明する。
本発明の米粒としては、蒸煮米、半蒸煮米、炊飯米、半
炊飯米等を使用することができる。
また、米飯の種類としては特に限定されず、例えば白飯
、赤飯、五目飯、焼飯、ピラフ等が例示できる。
また、麺類は非乾燥麺を使用する。その例としては、茹
麺、半茹麺、蒸煮麺、半蒸煮麺等が例示し得る。麺類の
種類としてはラドン、ラーメン、蕎麦、スパゲティー、
マカロニ等がある。
また、本発明に使用できる酢酸菌の種類は、特に制限さ
れないが、以下に例示するものを利用することができる
〈アセトバクター属〉 アセトバクタ (Acctobacte+ アセトバクタ (Acetobacte+ アセトバクタ (Acetobacle+ アセトバクタ (Acelobaete+ アセトバクタ (Acetobacte+ アセトバクタ (Acetobacte+ アセトバクタ (Aeetobactc+ アセトバクタ (^cetobacte+ アセトバクター (Aeetobacte+ アセトバクタ (Acetobacte+ アセチ accli ) アセチ aceti ) アセチ aceli  )   IFo  3284アセチゲネ
ス acetigenu+) アセトサス acefo+us)  IFO3296アスセンデス ascendens ) アスセンデス ascendens ) オウランティ au+anli+z ) オウランティ au+antiu+ ) オウランティ au+anlius ) IFo IFo IFo  3299 ウス IFO3245 ウス FO3247 ウス IFo 3248 IFo IFo アセトバクター クチインギアナス (八celobacle+  kutzingianu
s)    IFO3222アセトバクター ランセン
ス (Acetobacte+ +ancens )  I
FO3297アセトバクター ランセンス (Acetobacte+ +ancens )  I
FO3298アセトバクター キシリナス (人cetobacfe+  B11nu+  )  
  IFo  3288アセトバクター パスツリアナ
ス (Acetobacte+ pasleurianu+
)  IFO3223アセトバクター タービダンス (Acelobacte+ lu+bidans ) 
 IFO3225〈グルコノバクタ−属〉 グルコノバクタ−メラノゲナス (Glueonobacler melanogenu
+ )  IFo 3294グルコノバクタ−オキシダ
ンス (GIIIconobacte+ oxydant )
  IFO3287グルコノバクター ジオキシアセト
ニカス(Glueonobacler dioxyac
etonicus )IFO3271 グルコノバクタ (Glueonobacler IFO3272 グルコノバクタ (Glueonobacler IFO3274 グルコノバクタ (Glueonobacler グルコノバクタ (Glueonobacler グルコノバクタ (Glueonobacler グルコノバクタ− (Glueonobacler グルコノバクタ (Glueonobacler グルコノバクタ (Glueonobacler グルコノバクタ (Gluconobacje+ ジオキシアセトニカス dioxyacelonicus  )ジオキシアセト
ニカス dioxyacefonicus ) セリナス certnus ) セリナス certnus ) セリナス certnus ) セリナス certnus ) セリナス certnus ) セリナス certnus ) セリナス certnus ) IFO3262 IFo  3263 IFO3264 IFO3265 IFO3266 IFo  3267 IFo  3268 グルコノバクタ−セリナス (Glueonobacler certnus ) 
 IFO3269グルコノバクタ−セリナス (Glueonobacler certnus ) 
 IPO3270グルコノバクタ−ゲルコニカス (Glueonobacler gluconicus
)  IFo 3285グルコノバクタ−ゲルコニカス (Glueonobacler gluconicus
)  IFO3286グルコノバクター アルビダス (Glueonobacler albidus ) 
 IFO3251グルコノバクタ−アルビダス (Glueonobacler albidus ) 
  IFO3253グルコノバクタ−ザブオキシダンス (Glueonobacler +uboxydans
)  IFO3290グルコノバクタ−サブオキシダン
ス (Glueonobacler +uboxydan+
)  IFO3291グルコノバクタ−サブオキシダン
ス (Glueonobacler 5uboxydans
)  IPo  12528本発明においては、生育し
得る酢酸菌を利用しても良いし、生育し得ない酢酸菌を
利用しても良い。
該生育し得ない酢酸菌を得るための方法としては、例え
ば酢酸菌を40〜60℃で30〜60分間加熱処理する
方法、酢酸菌を機械的又は超音波により破砕する方法、
酢酸菌を凍結乾燥処理する方法がある。
次いで、前記した米飯又は麺類と上記酢酸菌とを接触さ
せる。
酢酸菌の使用量は、特に制限されないが、米飯の場合、
米飯100重量部に対して0゜1〜5.0重量部好まし
くは0.1〜1.0重量部であることが適当である。麺
類の場合、茹で又は蒸煮後の麺線100重量部に0.1
〜5.0重量部、好ましくは0.1〜1.0重量部であ
ることが適当である。
接触させるに際しては、米飯又は麺類の温度を5〜70
℃、好ましくは5〜40℃に調整することが望ましい。
また、米飯又は麺類のpHを8.5以下、好ましくは3
.5〜7.5に調整することが望ましい。
接触時間は5分間以上、好ましくは30分〜3時間が適
当である。
尚、接触時期は、加圧加熱殺菌処理を施す前であれば特
に制限されない。例えば、米飯の場合、生米の浸漬時に
浸漬水に酢酸菌を添加して接触を行っても良いし、炊飯
又は蒸煮後に得られた米飯に酢酸菌を添加混合すること
により接触を行っても何ら差支えない。また、麺類の場
合、生地中に酢酸菌を練り込んでも良いし、茹で又は蒸
煮後に、麺線に酢酸菌又は酢酸菌の菌液をまぶしても良
い。
次いで、米飯又は麺類を耐熱性容器に、充填密封する。
この際、米飯の場合、充填密封後の容器の含気率が30
容量%以上、好ましくは40〜85容量%、更には45
〜85容量%となるように充填密封することが結着防止
の点から望ましい。また、麺類の場合、充填密封後の容
器の含気率が30容量%以上、好ましくは40〜70容
量%、更には50〜70容量%となるように充填密封す
ることが結着防止の点から望ましい。また、密封に先立
ち容器内部の空気を窒素ガス、炭酸ガス等の不活性ガス
に置換することが不快臭をより有効に低減し得る点で好
ましい。
上記耐熱性容器は、加圧加熱殺菌処理に耐え得る程度の
耐熱性を有する必要があり、具体的には135℃程度の
耐熱性があるものが好ましい。
上記耐熱性容器はパウチを利用することもできるが、剛
性又は準剛性の容器を利用することが望ましい。こうし
た容器を使用すると、例えば添付したカレー ソース、
スープ等の液状食品を加えて、電子レンジで加温し、該
容器を食器として喫食することもできる。
本発明において、剛性容器とは、内容物を充填した時及
び内容物の取り出し時に容器の形状が変化しない容器を
意味し、準剛性の容器とは、内容物を取り出す時に一時
的に変形するような容器を意味する。その形状は特に制
限されず、円柱、立方体、直方体等の多角系の容器或い
は、カップ状、外状、トレー状等が例示できる。
また、耐熱性容器の材質としては、ポリエチレン、ポリ
エステル、ポリプロピレン、ポリエステル等が例示し得
、これらの単層物、これらの積層物或いはこれらにエチ
レン酢酸ビニル共重合体ケン化物等のガスバリヤ−材を
中間層として積層したもの等が例示できる。
次いで、上記耐熱性容器をヒートシール等の公知の手段
により密封する。
その後、加圧加熱殺菌処理を施す。温度条件としては、
例えば100〜135℃、1〜60分間が例示できる。
また、圧力条件は、容器内の圧力と処理槽内圧力との差
圧を一定範囲内に維持することが好ましい。差圧として
は、−1,0〜+2.0kg/cJ好ましくは一〇、2
〜+0.5kg/cjが例示できる。
以下、実施例を掲げる。
[実施例] 実施例1 米飯 酢酸菌(アセトバクター アセチ Acefobacl
er accli  IFO3284) 18 gに加
水し酢酸菌を含有する浸漬液2700m1を調製した。
次いで、該浸漬液2700m1に籾米1800gをpH
6,0,40℃、50分間の条件で浸漬処理した。次い
で、得られた浸漬米を100℃、5分間の条件で予備蒸
煮を行った後、98℃の熱湯に2分間浸漬処理した。そ
の後、該米粒に100℃、20分間の条件で蒸煮処理を
施し白飯を得た。次いで、得られた白飯180gを、ポ
リプロピレン製のトレー(上部直径150mm、フラン
ジ幅5mm5下部直径80mm、深さ30mm)に充填
し、次いで、内層:ポリプロピレン/外層:ナイロンの
蓋体(円形シート、直径150mm)でヒートシルによ
り密封した(含気率約47容量%)後、121℃、30
分間、容器内の圧力と処理槽内の圧力との差圧が−0,
1〜−1−Q、2kg/cn(の条件で定差圧式の加圧
加熱殺菌処理を行い容器入り米飯を得た。得られた容器
入り米飯を37℃で3ケ月間保存した。得られた容器入
り米飯は、褐変がほとんど認められないものであった。
また、得られた容器入り米飯の蓋体の数ケ所に孔を形成
し、500kwの電子レンジで3分間加温した後喫食し
た。その食感はふっくらとした良好なものであり、また
、風味も不快臭のあまり感じられない良好なものであっ
た。
実施例2 米飯 生米の浸漬液に酢酸菌を含有させず、そのかわりに蒸煮
して得られた米飯に品温50°C1ph5. 0の条件
で酢酸菌溶液(アセトバクタアセチ Acefobac
ler aceti  IFO3284)18 gに水
1.8 gを添加して調製したものを添加混合し、50
分間接触させること以外は実施例1−と同様の方法で容
器入り米飯を得た。
また、得られた容器入り米飯を37℃で3ケ月間保存し
た。得られた容器入り米飯は、褐変がほとんど認められ
ないものであった。また、得られた容器入り米飯の蓋体
の数ケ所に孔を形成し、500 kwの電子レンジで3
分間加温した後喫食した。その食感はふっくらとした良
好なものであり、また、風味も不快臭のあまり感じられ
ない良好なものであった。
比較例1 浸漬液に酢酸菌を含有させないこと以外は、実施例1と
同様の方法で容器入り米飯を得た。
得られた容器入り米飯を37℃で3ケ月間保存した。得
られた容器入り米飯は若干褐変が認められるものであっ
た。また、得られた容器入り米飯の蓋体の数ケ所に孔を
形成し、500kwの電子レンジで3分間加温した後喫
食した。その食感はふっくらとした良好なものであった
ものの、その風味は不快臭が感じられるものであった。
比較実験 実施例1、実施例2、比較例1の容器入り米飯を37℃
で3ケ月間保存した後、それぞれの容器り米飯のヘッド
スペース5mlを採取し、カラム温度100℃、検出器
温度250℃、感度10”X16、N2ガス流量4.0
m/minの条件で気液クロマトグラフィーを行い、ヘ
ッドスペース中のn−ヘキサナールの量を測定した。第
1表に気液クロマトグラフィチャート上のピーク面積を
示す。
第1表 *表中ピーク面積の単位は−である。
上記第1表によれば、チャート上のピーク面積が、実施
例1、実施例2が4.7.5 mj、3生〇−であるの
に対して、比較例1が104゜2−であり、保存中にお
ける米飯のn−ヘキサナールの増加を有効に抑制し得る
ことが明白となった。
実施例3 スパゲティー 直径1.9 mmのスパゲティー(乾麺)を8分30秒
間茹でて、半茹でスパゲティーを得た。
得られた半茹でスパゲティーをざるに」二げ、水切りし
た。次いで、スパゲティー200gに、品温40℃、p
h5.5の条件で酢酸菌溶液(グルコノバクタ−サブオ
キシダンスGluconobacter 5ubox7
dans  IFO125282gに水2gを添加し、
その後60℃で30分間加熱処理して調製したもの)を
添加混合し、50分間接触させた後、ポリプロピレン製
のトレー(横130mm、縦180mm、深さ30mm
1フランジ幅5mm)に充填し、次いで、内層:ポリプ
ロピレン/外層・ナイロンの蓋体(長方形シート、直径
150mm)でヒートシールにより密封した(含気率約
57容量%)後、121℃、30分間、容器内の圧力と
処理槽内の圧力との差圧が−0,1〜+Q、2kg/d
の条件で定差圧式の加圧加熱殺菌処理を行った。その後
、室温で自然冷却し、容器入りスパゲティーを得た。得
られた容器入りスパゲティーを37℃で3ケ月間保存し
た。得られた容器入りスパゲティーは褐変がほとんど認
められないものであった。また、得られた容器入りスパ
ゲティーを蓋体の数ケ所に孔を形成し、500kwの電
子レンジで3分間加温した後喫食した。その食感は麺線
の過剰な結着のない良好なものであり、また、その風味
も不快臭のあまり感じられない良好なものであった。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば加圧加熱殺菌処理
を行うに先立ち、米飯又は麺類と酢酸菌とを接触させる
ことにより、保存後における米飯又は麺類の風味を良好
に保持することができると共に、中鎖アルデヒドとアミ
ノ酸の反応に起因する褐変を有効に防止することができ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)米飯又は麺類を耐熱性の容器に充填密封した後、
    加圧加熱殺菌処理するレトルト食品の製造方法において
    、該加圧加熱殺菌処理に先立ち、該米飯又は麺類と酢酸
    菌とを接触させることを特徴とするレトルト食品の製造
    方法。
  2. (2)米飯又は麺類と酢酸菌との接触を5〜80℃で行
    うことを特徴とする請求項(1)記載のレトルト食品の
    製造方法。
  3. (3)米飯又は麺類と酢酸菌との接触をpH8.5以下
    で行うことを特徴とする請求項(1)又は(2)記載の
    レトルト食品の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105725009A (zh) * 2016-02-24 2016-07-06 桃源县兴隆米业科技开发有限公司 一种高必需氨基酸营养米汁饮料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105725009A (zh) * 2016-02-24 2016-07-06 桃源县兴隆米业科技开发有限公司 一种高必需氨基酸营养米汁饮料

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