JPH02167446A - 液体試料分析方法 - Google Patents

液体試料分析方法

Info

Publication number
JPH02167446A
JPH02167446A JP22317389A JP22317389A JPH02167446A JP H02167446 A JPH02167446 A JP H02167446A JP 22317389 A JP22317389 A JP 22317389A JP 22317389 A JP22317389 A JP 22317389A JP H02167446 A JPH02167446 A JP H02167446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflection density
time
liquid sample
reflection
concn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22317389A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Hidaka
日高 誠司
Yutaka Iwadate
裕 岩舘
Takashi Ishihara
石原 尊司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP22317389A priority Critical patent/JPH02167446A/ja
Publication of JPH02167446A publication Critical patent/JPH02167446A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/27Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands using photo-electric detection ; circuits for computing concentration
    • G01N21/272Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands using photo-electric detection ; circuits for computing concentration for following a reaction, e.g. for determining photometrically a reaction rate (photometric cinetic analysis)

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、乾式分析素子を用いて液体試料中の特定成分
の濃度又は活性を定量分析する方法における改良に関す
る。
〔従来の技術〕
特定成分の存在下に有色物質の光学的測定により液体試
料中の特定成分の濃度又は活性を定量する方法は広く利
用されている。特に活性の定量には一般に反応速度法が
用いられる。反応速度法とは、反応の結果生ずる変化、
例えば、呈色指示薬の光学濃度をある時間間隔で測定し
、単位時間当りの光学濃度変化を測定し、あらかじめ作
成しておいた検量線により濃度又は活性値を得る方法で
ある。対象となる特定成分、例えば酵素には、グルタミ
ン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(GPT)、グルタ
ミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ(GOT) 、
アルカリホスファターゼ(ALP)、乳酸脱水素酵素(
LDH) 、クレアチンホスホキナーゼ(CPK)、ア
ミラーゼ、γ−グルタミルトランスペブチターゼ(、r
−GTP)等がある。
例えば、r−GTPの活性を測定するには、基質として
T−グルタミル−p−ニトロアニリドを用い、生成した
p−ニトロアニリンの405nm付近の吸収を測定する
方法がある。
同様にアミラーゼの活性を測定するには、PNP’−0
5やPNP−07とグルコシダーゼ酵素を用い、生成し
たp−ニトロフェノールの400nm付近の吸収を測定
する方法がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
これらの分析方法を用いる場合、試料液体中に共存する
可能性のあるヘモグロビンやビリルビンの分光吸収領域
と重複しているため、これらの干渉を受ける。酵素活性
に通常用いられる反応速度法においてヘモグロビンやビ
リルビンの干渉は酵素活性の測定結果に対し、誤差を生
じる。
溶液での測定に比べ、特に素子では、経時で反応濃度が
変化するので、ヘモグロビンやビリルビンなど有色干渉
物質の影響が大きい。
本発明の目的は、乾式分析素子を用いた反応速度法にお
いて、ヘモグロビンやビリルビン等の有色干渉物質の干
渉による分析誤差を除去した定量分析方法を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明は液体試料分析方法に関す
る発明であって、有色干渉物質を含む液体試料を滴下し
た乾式分析素子の反射濃度変化から該液体試料中の特定
成分の濃度又は活性を定量分析するに際して、下記の(
a)〜(d)の工程: (a)  有色干渉物質を含まない既知濃度又は活性値
Cの特定成分を含有する少なくとも2つの標準溶液を用
いて反応開始後時間T。で反射濃度D0、を測定し、そ
れから一定時間T後の間の反射濃度変化率ΔD、を測定
して検量線C=f  (ΔD+)を求める工程、 ら)前記反射濃度D01と前記反射濃度変化率ΔD1と
の間の相関式D01=g(ΔD01=g(ΔD1)を求
める工程、 (C)  前記有色干渉物質を特定の濃度又は活性値で
含有する少なくとも2つの、既知の濃度又は活性値の前
記特定成分を含有する標準溶液を用いて反応開始後時間
T。で反射濃度D02と、それから一定時間T後の間の
反射濃度変化率ΔD2を測定し、工程(b)で求めた相
関式に代入して、時間T。における見掛の反射濃度D0
2’=g(ΔD2)を算出し、前記の見掛の反射濃度D
02′と前記の測定した反射濃度D02との差D02−
Do2と、工程(a)で求めた検量線から逆算した既知
濃度又は活性値Cにおける時間T当りの理論的反射濃度
変化率f−1(C)と前記の測定したΔD2との差f−
1(C)−ΔD2との間の相関式f−1(C)ΔD 2
= h (D 02’  D 02)を求める工程、(
d)  前記有色干渉物質を含む液体試料を用いて反応
開始後時間T。における反射濃度D0、及びそれから時
間T後の間の反射濃度変化率ΔDを測定し、工程わ)及
び工程(C)で求めた相関式を用いて時間T後の反射濃
度変化率を、ΔD十h 〔g (ΔD)−Do]に補正
して反応速度法により液体試料中の特定成分の濃度又は
活性値を定量する工程、 を包含することを特徴とする。
本発明は、乾式分析素子を用いて、特に波長400nm
付近に吸収極大を有する色素を生成する物質を用いて酵
素活性を測定する際、検体中に共存するヘモグロビンや
ビリルビン等の干渉を除去するのに特に効果が大きい。
本発明は、時間T。からT。+Tまでの間の少なくとも
2点の反射濃度を測定し、T時間当りの反射濃度変化率
の測定値を補正することによりヘモグロビンやビリルビ
ン等の干渉を除去する方法である。例えば、時間T。及
びそれから一定時間T後の2点の反射濃度から時間T当
りの反射濃度変化率ΔDを求める場合について説明する
通常ヘモグロビンやビリルビンの干渉のない検体を測定
する場合は特願昭61−257388号明細書に開示さ
れているように、T時間当りの反射濃度変化率ΔD、は
ΔD+”DT−Doで求められ、検量線fにより濃度又
は活性値CはC=f  (ΔD)に変換できる。
しかし、検体中にヘモグロビンやビリルビン等の有色干
渉物質が共存する場合、その影響により反射濃度に正誤
差を生じる。しかも乾式分析素子を用いる場合、溶液法
と異なり、有色干渉物質が経時で拡散していくため反射
濃度に与える影響も時間T。とT。十Tでは一定ではな
い。
したがって、有色干渉物質を含有する場合、T時間当り
の反射濃度変化率ΔD*は下記のように表され、 ΔD”=ΔD、−D。
(D、r+ dT)−(Do+ do)(Dr−Do)
+ (at−do) ΔD+ (clt  do) dT”Fd。であるため、測定値ΔD*は、理論値ΔD
とは異なり、誤差を生じる。
D O”+ ])T* :有色干渉物質を含有する場合
の時間T。及びT。+Tにおけ る反射濃度の測定値 Do、 Dr :有色干渉物質を含まない、時間T0及
びT。+Tにおける反射濃 度の理論値 do、clT :時間T。及びT。+Tにおける反射濃
度の誤差 ΔD9 :有色干渉物質を含有する場合のT時間当りの
反射濃度変化の測定値 ΔD 二T時間当りの反射濃度変化の理論値本発明者ら
は鋭意検討の結果、ヘモグロビンやビリルビン等の有色
干渉物質を含まない試料においてり。とΔDが良好な相
関を示すこと、及び、ヘモグロビンやビリルビン等の有
色干渉物質を含む試料においては、d、とd7が良好な
相関を示すことを見出し、反射濃度変化率ΔDを補正す
ることにより有色干渉物質による分析誤差を除去するこ
とができた。
すなわち、前記工程(b)、(C)で求めた相関式g1
hに測定した時間T。における反射濃度り。*及びそれ
から時間Tまでの間の反射濃度変化率ΔD”を代入する
ことにより、有色干渉物質の分析誤差の補正された反射
濃度変化率はΔDゝ+h Cg(ΔD a −D o”
〕となる。
本発明において測定し得る液体試料中の特定成分として
は、例えばグルコース(Glu ) 、総コレステロー
ル(T−Cho)、ヘモグロビン(Hb)、アルブミン
(八lb ) 、総タンパク(TP)、尿酸(UA) 
、総ビリルビン(T−Bil)、クレアチニン(CR)
、グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ(GO
T) 、グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(
GPT) 、乳酸脱水素酵素(LDH) 、γ−グルタ
ミルトランスペプチダーゼ(T−GTP)、アルカリホ
スファターゼ(ALP)、アミラーゼ(AMY)等種々
の成分が挙げられる。
本発明に係る試薬層には、液体試料中の特定成分と直接
的又は間接的に関与する試薬を含有し、これらの試薬と
しては色素形成前駆物質、酵素、補酵素、緩衝剤、必要
に応じて基質等が包含される。
本発明に係る試薬層に含有される試薬としては、例えば
Gluを測定する場合は、4−アミノアンチピリン、1
.7−シヒドロキシナフタレン、グルコースオキシダー
ゼ(COD) 、ペルオキシ’j−ゼ(POD) 、I
Jン酸塩バッファー等を、T −Choの場合は、4−
アミノアンチピリン、1.7−シヒドロキシナフタレン
、PODl リン酸塩バッファー等を、Hbの場合は、
アジ化ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、トリスノく・ソ
ファ−等を、八lbの場合は、クエン酸バッファー等を
、TPの場合は、硫酸銅、酒石酸カリウムナトリウム、
水酸化ナトリウム等を、UAの場合は、カプラー、ウリ
カーゼ、POD、ホウ酸塩バ・ソファ−等を、T−Bi
lの場合は、ジアゾニウム塩、重合体酸物質等を、CR
の場合は、クレアチニンアミドヒドロラーゼ、タレアチ
ンアミジノヒドロラーゼ、ザルコシンオキシダーゼ、カ
プラー、POD、グツドバッファー等を、G○Tの場合
は、グルタミン酸脱水素酵素(Gllllll)、ジア
ホラーゼ、テトラゾリウム化合物、トリスバッファー等
を、GPTの場合は、CID H、ジアホラーゼ、テト
ラゾリウム化合物、トリスバッファー等を、LDHの場
合は、テトラゾリウム化合物、トリスバッファー等を、
r−GTPの場合は、グリシルグリシン、塩化マグネシ
ウム、トリスバッファー等を、ALPの場合は、テトラ
ゾリウム化合物、トリスバッファー等を、CPKの場合
は、ジアホラーゼ、テトラゾリウム化合物、グツドバッ
ファー等を、AMYの場合は、p−ニトロフェニルマル
トへブタオシド、α−グルコシダーゼ、グツドバッファ
ー等が挙げられる。上記試薬層には、また他の付加的な
添加剤として、例えば保恒剤、界面活性剤等、種々の添
加剤も所望に応じて添加することができる。
本発明において測定し得る液体試料中の特定成分は上記
のものに限定されるものではなく、上記以外の種々の成
分に対しても適応可能であり、また試薬層に含有される
試薬も上記のものに限定されるものではなく、成分の種
類あるいは同じ成分であっても異なる分析反応を用いる
場合は、上記の試薬類以外のものも用いることができる
上記試薬層は水溶性ポリマー又は親水性かつ有機溶媒可
溶性のポリマーをバインダーとして支持体上に塗布する
ことによって層として設けることができる。水溶性ポリ
マーバインダーとしてはゼラチン、フタル化ゼラチン等
のゼラチン誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム塩等の水溶性セルロ
ース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリ (N−ビニ
ルピロリドン)、ポリアクリルアミド、ポリメタクリル
了ミド、アクリルアミドとアクリル酸エステルの共重合
体、ポリ (モノ又はジアルキル置換)アクリルアミド
、ポリ(モノ又はジアルキル置換〉メタクリルアミド及
びこれらの水溶性重合体等が挙げられ、好ましくはゼラ
チン、ポリアクリルアミド及びアクリルアミドとアクリ
ル酸エステルの共重合体が用いられる。親水性かつ有機
溶媒可溶性ポリマーバインダーとしては、ポリ (N−
ビニルピロリドン)、ポリ (N−ビニルイミダゾール
)、ポリ (N−ビニルトリアゾール)及びこれらの誘
導体又はそれらの共重合体、エチルセルロース、メチル
セルロース等のセルロースm導体sが挙げられる。これ
らのポリマーバインダーは主としてアルコール類、例え
ばエタノール、プロパツール、ブタノール等に溶解し且
つ親水性の高分子物質である。
上記ポリマーバインダーは、選ばれる特定成分及びその
分析反応によって任意に選ぶことができる。また、選ば
れる分析反応が2種以上の試薬から構成されている場合
、この試薬を同一試薬層内に一緒に混合して含有させて
も、また、2種以上の試薬を2つ又はそれ以上の別々の
試薬層として含有させてもよい。これらは分析反応自体
の作用機構によって決定されることもあり、好ましくな
い影響を及ぼさない限りにおいて、その構成は任意であ
る。
上記試薬層の膜厚は所望に応じて任意に選択することが
可能であるが、好ましくは1〜200μm1更に好まし
くは5〜100μmである。
本発明に係る多孔性展開層は、(1)一定容量の液体試
料を単位面積当り試薬層に均一に配布する機能を有する
ものである。その上、更に、特公昭53−21677号
公報に記載された性能、すなわち(2)液体試料中の分
析反応を阻害する物質又は要因を除去する機能及び/又
は(3)分光光度分析を行うときに支持体を経て透過す
る測定光を反射するバックグランド作用を行う機能を有
するものであれば好ましい。したがって、本発明に係る
多孔性展開層は、上記(1)の機能のみを有する層、(
1)に加えて(2)及び/(3)の機能を併せて有する
層のいずれかとすることができ、あるいは(1)を包含
する複数の機能を適宜分離し、各機能ごとに別の層を使
用することも可能である。更に(1)、(2)及び(3
)の機能のうち、2つの機能を有する層と、残りの1つ
の機能を有する層を組合せて使用することもできる。例
えば、前述の特公昭53−21677号公報に記載され
た二酸化チタン及び二酢酸セルロースから成るプラッシ
ュポリマーと呼称される非繊維多孔質媒体の展開層、特
開昭55−164356号明細書に記載された親水化処
理した織物の展開層、特開昭57−94658号、同5
7−125847号、同57−197466号及び同5
870161号等の各明細書に記載された繊維分散液塗
布による展開層、特開昭58−90167号明細書に記
載された粒子結合体構造展開層が挙げられる。特に、上
記繊維分散液塗布による展開層及び粒子結合体構造展開
層は、血球部分も速やかに移送することが可能な素材と
して特に有用である。本発明の多層分析素子における展
開層の膜厚は、その空隙率によって決定されるべきであ
るが、好ましくは約100〜600μm、更に好ましく
は約150〜400μmである。
また、空隙率は好ましくは約20〜85%である。
上記多孔性展開層には、選ばれた特定成分及びその分析
反応によっては、前述の試薬層の場合と同様、液体試料
中の特定成分と直接的又は間接的に関与する試薬を含有
することができる。
例えば、T −Choを測定する場合は、コレステロー
ルエステラーゼ(COE) 、コレステロールオキシダ
ーゼ(COD)等を、Albの場合は、ブロムクレゾー
ルグリーン等を、UAの場合は、水素供与体等を、T−
Bilの場合は、グイフィリン等を、GOTの場合は、
L−アスパラギン酸ナトリウム、α−ケトグルタル酸、
ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADa等を
、GPTの場合は、L−アラニン、α−’1m)グルタ
ル酸、NAD十等を、LDHの場合は、乳酸リチウム、
NAD”、ジアホラーゼ等を、ALPの場合は、5−ブ
ロモ−4−インドリルリン酸、硫酸マグネシウム等を、
CPKの場合は、クレアチンリン酸、ADP、グルコー
ス−6−リン酸、脱水素酵素、ヘキソキナーゼ、グルコ
ース、NAD+等を、r−GTPの場合は、T−グルタ
ミル−p−ニトロアニリド等が挙げられる。
これらは−例であり、特定成分の種類あるいは上記と同
じ特定成分であっても異なる分析反応を用いる場合は、
上記の試薬類以外のものも含有することができる。
また他の付加的な添加剤として、例えば保恒剤、界面活
性剤等、種々の添加剤も所望に応じて添加することがで
きる。
特に界面活性剤は、流体試料を本発明の素子に適用した
際の浸透速度の調節等有効に用いることができる。
使用可能な界面活性剤としては、イオン性(アニオン性
又はカチオン性)、非イオン性を問わず使用することが
可能であるが、非イオン性界面活性剤が有効である。非
イオン性界面活性剤の例としては、例えば2,5−ジ−
t−ブチルフェノキシポリエチレングリコール、p−第
クチルフェノキシポリエチレングリコール、p−イソノ
ニルフェノキシポリエチレングリフール等のアルキル置
換フェノールのポリアルキレングリコール誘導体、高級
脂肪酸のポリアルキレングリコールエステルなどが挙げ
られる。これらの界面活性剤は液体試料の試薬層への浸
透速度を調節し、同時に好ましからざる「クロマトグラ
フィー現象」発生を抑制する効果を有する。
上記界面活性剤は広範に選択された量を用いることが可
能であるが、塗布液の重量に対して25重量%〜0.0
05重量%、好ましくは15重量%〜0.005重量%
用いることができる。
本発明の分析素子に係る支持体(以下、本発明に係る支
持体と略す)は、液体不浸透性で、かつ光透過性であれ
ばその種類を問わないが、例えば酢酸セルロース、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリカーボネート又はポリス
チレンのような種々の重合体材料がこの使用目的に適す
る。更には上記重合体材料のみならず、ガラスのごとき
無機材料も同時に用いることが可能である。本発明に係
る支持体の厚さは任意であるが、好ましくは50〜25
0μmである。また、本発明に係る支持体の観測側の一
側面は、その目的に応じて任意に加工することが可能で
ある。
更に試薬層を積層する側の支持体面に、場合によっては
光透過性の下塗り層を使用して試薬と支持体との接着性
を改良することができる。
本発明の分析素子は必要に応じて、例えば米国特許第3
.992,158号明細書記載の反射層、下塗り層、米
国特許第4.042.335号明細書記載の放射線ブロ
ッキング層、米国特許第4,066.403号明細書記
載のバリヤー層、米国特許第4.166.093明細書
記載のマイグレーション阻止層、特開昭55−9085
9号明細書記載のスカベンジャー層、及び米5国特許第
4,110.079明細書記載の破壊性ボッド状部材等
を任意に組合せて本発明の目的に合せた任意の構成とす
ることができる。
これら分析素子の種々の層は、本発明に係る支持体上に
所望の構成に従い、従来写真工業において公知のスライ
ドホッパー塗布法、押出し塗布法、浸漬塗布法等を適宜
選択して用い、順次積層することで任意の厚みの層を塗
設することができる。
本発明の分析素子を用いて、液体試料中の特定成分の量
を、本発明の係る支持体側から反射スペクトロフォトメ
トリーにより初速度法又は反応終点法に従って測定する
ことができる。このようにして得られた測定値は、あら
かじめ作成しておいた検量線に当てはめることで特定成
分の量を決定することができる。
本発明の分析素子に適用される液体試料の量は任意に定
めることができるが、好ましくは約5μmから約50μ
lであり、更に好ましくは5μlから20μlである。
通常1oμlの液体試料を適用するのが好ましい。
本発明の分析素子は全血液、血清及び血漿のいずれの分
析にも不都合なく用いることができる。更には尿、リン
パ液、髄液等の他の体液も不都合なく用いられる。全血
液を用いる場合には、必要に応じて検出のための放射線
が血球により妨害を受けるのを避けるために、前述の放
射線ブロッキング層又は他の反射層を設けることができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されない。
実施例1 膜厚180μmの透明な下引済ポリエチレンテレフタレ
ート支持体上に下記組成の試薬層及び多孔性展開層を順
次積層して、r−GTP活性測定用多層分析素子を作製
した。
(試薬層) ポリビニルピロリドン     28.7 g / m
2グリシルグリシン        6.2g/m2開
式gは次のようになった。
(多孔性展開層) ろ紙厚材料用繊維 91.0g/m” ト リ ト ン X  −1009,1g/m”前記分
析素子にγ−GTP活性が0.25.50.100.2
00.300.400.750.1000.1500I
U/Lである標準血清を10μ1滴下し、37℃でイン
キュベーションした後、3.5分後及び7分後の反射濃
度を測定し、その反射濃度変化率ΔD、とr −GTP
活性活性量で相関式を求め、下記の検量線を作成した。
・・・ (1)式 更にΔD1と3.5分後の反射濃度値り、との相D+=
g(ΔD01=g(ΔD1)=1.669  XΔD、
+  0J962また、ビリルビン1.5.10.15
.20mg/di、を共存物質として含有するr −G
T P活性が0125.50.100.200.300
.400.500.750.1000.1500I U
/Lである標準血清55試料を用いて上記分析素子に1
0μ1滴下し、37℃でインキュベーションした後、3
.5分後及び7分後の反射濃度を測定し、3.5分後の
反射濃度差D02−g(ΔD01=g(ΔD1)と反射
濃度変化率の差f−1(C)−ΔD2の相関式%式%]
したがって、反射濃度変化率の補正式は下記のようにな
る。
ΔD’  =  0.8163XΔD + 0.113
7X D o−o、0450・・・ (2)式 %式% 度のビリルビンを含む管理血清を、実施例1において作
製したr−GTP活性測定用多層分析素子に各10μ1
滴下し、37℃でインキュベーションした後、3.5分
後及び7分後の反射濃度を測定し、検量線によってr−
GT P活性を算出した。その際、実施例1において得
た検量線(1)式に未補正の反射濃度差を代入した場合
と(2)式にて補正した反射濃度変化率を代入した場合
の測定結果を第1表に示す。
第    1   表 補正をしない場合はビリルビンの濃度の増加と共にγ−
G T P活性の測定値に負の誤差を生じているが、補
正をした場合は、ビリルビンの影響を受けていないこと
が第1表より明らかである。
実施例3 透明な下塗り済みの厚さ約180μmのポリエチレンテ
レフタレート支持体上に、下記組成の試薬層、接着層及
び多孔性展開層を順次積層してアミラーゼ活性測定用多
層分析素子を作製した。
(試薬層) トリトンX−100 α−グルコシダーゼ 炭酸ナトリウム 牛血清アルブミン 塩化ナトリウム グルタミン酸ナトリウム (接着層) 2.6g/m2 65000U/m2 0.24g/m2 2、35 g / m2 0.44g/m2 0.64g/m2 分析素子に、180IU/Lのアミラーゼと、下記第2
表に示す濃度のヘモグロビンを含む管理血清を各10μ
1滴下し、37℃でインキュベーションした後、3.5
分後及び7分後の反射濃度を測定し、あらかじめ実施例
1と同様な方法で算出した検量線及び補正式を用いた測
定結果を第2表に示す。
第   2   表 *n−ブタノール溶媒にて塗設 (展開層) ろ紙層材料用繊維 91、0g /m2 ト リ ト ン X  −1009,Ig/m 2*キ
シレン溶媒にて塗設 上記のように作製したアミラーゼ活性測定用〔発明の効
果〕 本発明によって、乾式分析素子を用いた液体試料中の特
定成分の濃度又は活性の定量分析方法においてヘモグロ
ビンやビリルビン等の有色干渉物質による分析誤差のな
い正確性の高い分折力法を提供することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有色干渉物質を含む液体試料を滴下した乾式分析素
    子の反射濃度変化から該液体試料中の特定成分の濃度又
    は活性を定量分析するに際して、下記の(a)〜(d)
    の工程: (a)有色干渉物質を含まない既知濃度又は活性値Cの
    特定成分を含有する少なくとも2 つの標準溶液を用いて反応開始後時間T_0で反射濃度
    D_0_1を測定し、それから一定時間T後の間の反射
    濃度変化率ΔD_1を測定して検量線C=f(ΔD_1
    )を求める工程、(b)前記反射濃度D_0_1と前記
    反射濃度変化率ΔD_1との間の相関式D_0_1=g
    (ΔD_1)を求める工程、 (c)前記有色干渉物質を特定の濃度又は活性値で含有
    する少なくとも2つの、既知の濃 度又は活性値の前記特定成分を含有する標 準溶液を用いて反応開始後時間T_0で反射濃度D_0
    _2と、それから一定時間T後の間の反射濃度変化率Δ
    D_2を測定し、工程(b)で求めた相関式に代入して
    、時間T_0における見掛の反射濃度D_0_2′=g
    (ΔD_2)を算出し、前記の見掛の反射濃度D_0_
    2′と前記の測定した反射濃度D_0_2との差D_0
    _2′−D_0_2と、工程(a)で求めた検量線から
    逆算した既知濃度又は活性値Cにおける時間T 当りの理論的反射濃度変化率f^−^1(C)と前記の
    測定したΔD_2との差f^−^1(C)−ΔD_2と
    の間の相関式f^−^1(C)−ΔD_2=h(D_0
    _2′−D_0_2)を求める工程、(d)前記有色干
    渉物質を含む液体試料を用いて反応開始後時間T_0に
    おける反射濃度D_0、及びそれから時間T後の間の反
    射濃度変化 率ΔDを測定し、工程(b)及び工程(c)で求めた相
    関式を用いて時間T後の反射濃度変化 率を、ΔD+h〔g(ΔD)−D_0〕に補正して反応
    速度法により液体試料中の特定 成分の濃度又は活性値を定量する工程、 を包含することを特徴とする液体試料分析方法。
JP22317389A 1988-09-01 1989-08-31 液体試料分析方法 Pending JPH02167446A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22317389A JPH02167446A (ja) 1988-09-01 1989-08-31 液体試料分析方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-216251 1988-09-01
JP21625188 1988-09-01
JP22317389A JPH02167446A (ja) 1988-09-01 1989-08-31 液体試料分析方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02167446A true JPH02167446A (ja) 1990-06-27

Family

ID=26521325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22317389A Pending JPH02167446A (ja) 1988-09-01 1989-08-31 液体試料分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02167446A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0718626A2 (en) * 1994-12-22 1996-06-26 JOHNSON & JOHNSON CLINICAL DIAGNOSTICS, INC. Calibrating and testing immunoassays to minimize interferences
JP7278513B1 (ja) * 2023-01-18 2023-05-19 愛心 福永 ニンヒドリン反応速度を用いたアミノ酸の定量方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0718626A2 (en) * 1994-12-22 1996-06-26 JOHNSON & JOHNSON CLINICAL DIAGNOSTICS, INC. Calibrating and testing immunoassays to minimize interferences
US5571682A (en) * 1994-12-22 1996-11-05 Johnson & Johnson Clinical Diagnostics, Inc. Calibrating and testing immunoassays to minimize interferences
EP0718626A3 (en) * 1994-12-22 1998-06-10 JOHNSON & JOHNSON CLINICAL DIAGNOSTICS, INC. Calibrating and testing immunoassays to minimize interferences
JP7278513B1 (ja) * 2023-01-18 2023-05-19 愛心 福永 ニンヒドリン反応速度を用いたアミノ酸の定量方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6531322B1 (en) Visual blood glucose test strip
JP2864035B2 (ja) 全血分析要素
JPH0726959B2 (ja) 全血分析要素
US4990457A (en) Whole blood dry analysis element
JPS61124393A (ja) 過酸化水素検出用分析素子
EP0239990A2 (en) Analytical element
JPH02167446A (ja) 液体試料分析方法
JP3167508B2 (ja) 無機燐定量用試薬及び乾式分析要素
JP2002369698A (ja) ピロ燐酸定量用試薬及び乾式分析素子
US5776779A (en) Integral multi-layer element for analyzing bile acid sulfate
USH622H (en) Analytical element for measuring activity of creatine kinase
JPH0476679B2 (ja)
JP4003993B2 (ja) 乾式分析要素の製造方法及び乾式分析要素
JPS6352897A (ja) 分析素子
JP2006087325A (ja) 分析用試薬、乾式分析要素、および分析方法
JPH04350542A (ja) 液体試料分析方法
JPS63158000A (ja) 総コレステロ−ル定量用一体型多層分析要素
JPH0367679B2 (ja)
JPS6353465A (ja) 分析素子
JPH06104077B2 (ja) 分析素子
JPH025897A (ja) γ−グルタミルトランスペプチダーゼ活性測定用多層分析素子
JPS61262660A (ja) 分析素子
JPS6014141A (ja) 多層一体化分析用具
JPS5944658A (ja) 分析素子
JPH0355118B2 (ja)