JPH0216668Y2 - - Google Patents
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- JPH0216668Y2 JPH0216668Y2 JP1983102708U JP10270883U JPH0216668Y2 JP H0216668 Y2 JPH0216668 Y2 JP H0216668Y2 JP 1983102708 U JP1983102708 U JP 1983102708U JP 10270883 U JP10270883 U JP 10270883U JP H0216668 Y2 JPH0216668 Y2 JP H0216668Y2
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- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 claims 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims 1
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- Mechanical Control Devices (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、ハンドル等操作部材の手動操作によ
つて走行する手動式移動棚の自動ロツク装置に関
するものである。
つて走行する手動式移動棚の自動ロツク装置に関
するものである。
従来技術
走行車輪を備え、床面に敷設された軌道上を、
ハンドル等操作部材の手動操作によつて走行する
複数の単位棚にて構成される手動式移動棚では、
単位棚間に形成された通路内に人が入つて作業し
ている際、第三者によつて移動棚が動かされるこ
とが無いように、ハンドル等操作部材ないし同部
材と車輪間を連結する伝動機構のいずれかの部材
をロツクするロツク機構を設けるもの(実公昭56
−1233号公報参照)が多い。
ハンドル等操作部材の手動操作によつて走行する
複数の単位棚にて構成される手動式移動棚では、
単位棚間に形成された通路内に人が入つて作業し
ている際、第三者によつて移動棚が動かされるこ
とが無いように、ハンドル等操作部材ないし同部
材と車輪間を連結する伝動機構のいずれかの部材
をロツクするロツク機構を設けるもの(実公昭56
−1233号公報参照)が多い。
解決しようとする課題
ところが、従来のロツク機構では、通路を形成
した後、通路に面する両単位棚の操作杆を手動操
作しなければ、ロツク機構を働かせることができ
なかつた。従つて、利用者がロツク操作を忘れる
ことも多く、また忘れないにしても、短時間の利
用に過ぎない場合、煩わしさ故に、敢えてロツク
操作を行わないこともある。
した後、通路に面する両単位棚の操作杆を手動操
作しなければ、ロツク機構を働かせることができ
なかつた。従つて、利用者がロツク操作を忘れる
ことも多く、また忘れないにしても、短時間の利
用に過ぎない場合、煩わしさ故に、敢えてロツク
操作を行わないこともある。
課題を解決するための手段および作用効果
本考案はこのような難点を克服した手動式移動
棚の自動ロツク装置の改良に係り、集束時に、そ
れぞれ対向する開口が衝接し、かつ奥行方向に移
動可能に配設された単位棚群のうち、任意の隣接
する単位棚間に通路に相当する空間を形成し得る
ように、前記各単位棚にそれぞれ付設されたハン
ドル等の走行操作部材を手動操作することによ
り、前記各単位棚を移動させる手動式移動棚にお
いて、前記各単位棚は、車輪に連結された伝動系
の軸のいずれかの軸に一体に付設された歯付円板
と、係合状態にて該歯付円板の一方向回転を許容
するとともに他方向回転を阻止しうる一方のラチ
エツト式ロツク部材および該歯付円板の他方向回
転を許容するとともに一方向回転を阻止しうる他
方のラチエツト式ロツク部材からなる1対のラチ
エツト式ロツク部材と、前記各単位棚の両間口面
側の側板面から出没自在に突出するとともに、突
出状態では前記ラチエツト式ロツク部材を前記歯
付円板の歯間に係合させて該単位棚における操作
杆突出方向の走行を阻止し、退入状態では前記ラ
チエツト式ロツク部材を該歯付円板の歯間から離
脱させて各単位棚における走行阻止を解除させる
1対の操作杆と、前記各単位棚が相互に接近して
棚間口間の通路が閉成された状態では、該閉成通
路に面した両単位棚の操作杆を棚内に退入させて
操作杆外端部を相互に一体に結合し、また該閉成
通路が開成されるように該閉成通路に面したいず
れか一方の単位棚を走行させる状態では、前記歯
付円板の歯間に係合されたラチエツト式ロツク部
材を該歯間から離脱させるに必要な操作力以上の
保持力を有し、該保持力以上の引離力では前記閉
成通路に面した両単位棚の操作杆の外端部を引離
すことができるように該操作杆外端部にそれぞれ
付設された仮保持手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
棚の自動ロツク装置の改良に係り、集束時に、そ
れぞれ対向する開口が衝接し、かつ奥行方向に移
動可能に配設された単位棚群のうち、任意の隣接
する単位棚間に通路に相当する空間を形成し得る
ように、前記各単位棚にそれぞれ付設されたハン
ドル等の走行操作部材を手動操作することによ
り、前記各単位棚を移動させる手動式移動棚にお
いて、前記各単位棚は、車輪に連結された伝動系
の軸のいずれかの軸に一体に付設された歯付円板
と、係合状態にて該歯付円板の一方向回転を許容
するとともに他方向回転を阻止しうる一方のラチ
エツト式ロツク部材および該歯付円板の他方向回
転を許容するとともに一方向回転を阻止しうる他
方のラチエツト式ロツク部材からなる1対のラチ
エツト式ロツク部材と、前記各単位棚の両間口面
側の側板面から出没自在に突出するとともに、突
出状態では前記ラチエツト式ロツク部材を前記歯
付円板の歯間に係合させて該単位棚における操作
杆突出方向の走行を阻止し、退入状態では前記ラ
チエツト式ロツク部材を該歯付円板の歯間から離
脱させて各単位棚における走行阻止を解除させる
1対の操作杆と、前記各単位棚が相互に接近して
棚間口間の通路が閉成された状態では、該閉成通
路に面した両単位棚の操作杆を棚内に退入させて
操作杆外端部を相互に一体に結合し、また該閉成
通路が開成されるように該閉成通路に面したいず
れか一方の単位棚を走行させる状態では、前記歯
付円板の歯間に係合されたラチエツト式ロツク部
材を該歯間から離脱させるに必要な操作力以上の
保持力を有し、該保持力以上の引離力では前記閉
成通路に面した両単位棚の操作杆の外端部を引離
すことができるように該操作杆外端部にそれぞれ
付設された仮保持手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
本考案は前記したように構成されているので、
隣接単位棚を相互に衝接させた状態では、各操作
杆は相互に衝接して退入位置にあり、ラチエツト
式ロツク部材と歯付円板の係合関係は断たれて集
束されている単位棚はいずれの方向にも走行しう
る状態にあるが、既に形成されている通路に面し
た単位棚では、通路を形成する際に、前記仮保持
手段によつて操作杆が引出されて該操作杆の突出
方向すなわち既形成通路を閉じる方向の走行が阻
止される。
隣接単位棚を相互に衝接させた状態では、各操作
杆は相互に衝接して退入位置にあり、ラチエツト
式ロツク部材と歯付円板の係合関係は断たれて集
束されている単位棚はいずれの方向にも走行しう
る状態にあるが、既に形成されている通路に面し
た単位棚では、通路を形成する際に、前記仮保持
手段によつて操作杆が引出されて該操作杆の突出
方向すなわち既形成通路を閉じる方向の走行が阻
止される。
従つて、この後、既に形成されている通路に面
した単位棚における突出操作杆を押込んで、歯付
円板の歯間に係合しているラチエツト式ロツク部
材を離脱させない限り、既形成通路を閉じること
はできず、既形成通路内に作業者が居ることに気
付かずに、第三者が通路を閉じるが如き、不注意
による事故を未然に防止することができる。
した単位棚における突出操作杆を押込んで、歯付
円板の歯間に係合しているラチエツト式ロツク部
材を離脱させない限り、既形成通路を閉じること
はできず、既形成通路内に作業者が居ることに気
付かずに、第三者が通路を閉じるが如き、不注意
による事故を未然に防止することができる。
また本考案では、既形成通路を閉じて他の通路
を開成しようとする場合には、通路を開成しよう
とする側の既形成通路に面した単位棚の間口面か
ら突出した操作杆を手動で押込めば、歯付円板の
歯間に係合しているラチエツト式ロツク部材が離
脱し、通路を開成しようとする単位棚の走行操作
部材の操作でもつて、既形成通路と開成しようと
する通路とに狭まれた単位棚群を走行させて所要
の棚通路を開くことができる。
を開成しようとする場合には、通路を開成しよう
とする側の既形成通路に面した単位棚の間口面か
ら突出した操作杆を手動で押込めば、歯付円板の
歯間に係合しているラチエツト式ロツク部材が離
脱し、通路を開成しようとする単位棚の走行操作
部材の操作でもつて、既形成通路と開成しようと
する通路とに狭まれた単位棚群を走行させて所要
の棚通路を開くことができる。
このように本考案では、所要の単位棚間に通路
を形成しようとする場合には、既形成通路に突出
している操作杆を手動で押込んだ後、形成しよう
とする通路に面した単位棚の走行操作部材を操作
するだけで、所要の通路を形成させることができ
ると同時に、何等のロツク操作を必要とせずに、
さらに開成通路が所定の通路巾に達しない状態で
も、この開成通路を閉成することができないよう
に自動的にロツクすることができるので、通路形
成作業を簡単に遂行することができ、かつ極めて
安全であり、しかも通路巾検出手段が不要である
ので、構造が頗る簡単となり、コストが安い。
を形成しようとする場合には、既形成通路に突出
している操作杆を手動で押込んだ後、形成しよう
とする通路に面した単位棚の走行操作部材を操作
するだけで、所要の通路を形成させることができ
ると同時に、何等のロツク操作を必要とせずに、
さらに開成通路が所定の通路巾に達しない状態で
も、この開成通路を閉成することができないよう
に自動的にロツクすることができるので、通路形
成作業を簡単に遂行することができ、かつ極めて
安全であり、しかも通路巾検出手段が不要である
ので、構造が頗る簡単となり、コストが安い。
実施例
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第7図
に則して説明する。
に則して説明する。
手動式移動棚装置1は、固定棚2と、その側面
に付設されたハンドル7を回転操作することによ
つて床面に敷設された軌道R上を往復移動させる
ことが可能な複数の移動単位棚3とで構成されて
いる。移動単位棚3の側板5部には、ハンドル軸
6が回転自在に支持されており、同ハンドル軸6
の外端部(側板5から突出する部分)にハンドル
7が付設され、ハンドル軸6の内端部にドライブ
スプロケツト8が付設されている。このドライブ
スプロケツト8は、チエーン9および適当な減速
機構を介して車輪駆動軸に連結されている。
に付設されたハンドル7を回転操作することによ
つて床面に敷設された軌道R上を往復移動させる
ことが可能な複数の移動単位棚3とで構成されて
いる。移動単位棚3の側板5部には、ハンドル軸
6が回転自在に支持されており、同ハンドル軸6
の外端部(側板5から突出する部分)にハンドル
7が付設され、ハンドル軸6の内端部にドライブ
スプロケツト8が付設されている。このドライブ
スプロケツト8は、チエーン9および適当な減速
機構を介して車輪駆動軸に連結されている。
しかして、移動単位棚3には、自動ロツク装置
10が配設されており、同自動ロツク装置10
は、ハンドル軸6に一体的に嵌着された盆状歯付
円板11と、同歯付円板11の内周部に形成され
た内歯12の歯間に係合する1対のロツク爪18
と、各ロツク爪18を傾動可能に支持した1対の
摺動杆15を往復変位させ、ロツク爪18を内歯
12の歯間に対して係脱せしめる1対の操作杆2
2と、同操作杆22が開口面側の側板面から突出
した部分に鍔状に付設されたマグネツト23とを
主体部として構成されている(第2図参照。但
し、第2図は、移動単位棚3の縦断側面図であ
る)。
10が配設されており、同自動ロツク装置10
は、ハンドル軸6に一体的に嵌着された盆状歯付
円板11と、同歯付円板11の内周部に形成され
た内歯12の歯間に係合する1対のロツク爪18
と、各ロツク爪18を傾動可能に支持した1対の
摺動杆15を往復変位させ、ロツク爪18を内歯
12の歯間に対して係脱せしめる1対の操作杆2
2と、同操作杆22が開口面側の側板面から突出
した部分に鍔状に付設されたマグネツト23とを
主体部として構成されている(第2図参照。但
し、第2図は、移動単位棚3の縦断側面図であ
る)。
前記ロツク爪18は、断面半円形状の部材であ
つて、その一方に偏した個所にて摺動杆15に突
設された傾動軸17に、傾動自在に支持され、か
つ摺動杆15に突設された矩形状の規制板16に
て一方向への傾動を規制されている(第2図、第
5図参照)。
つて、その一方に偏した個所にて摺動杆15に突
設された傾動軸17に、傾動自在に支持され、か
つ摺動杆15に突設された矩形状の規制板16に
て一方向への傾動を規制されている(第2図、第
5図参照)。
また各棚支柱4を相互に連結する如くに設けら
れた基板4Aに、1対のブラケツト4aが付設さ
れ、各ブラケツト4aに、断面略ぼT字状のガイ
ド溝14を有するガイド部材13が固着されてお
り、各ガイド部材13のガイド溝14に摺動杆1
5が摺動自在に嵌合している(第2図ないし第4
図参照)。
れた基板4Aに、1対のブラケツト4aが付設さ
れ、各ブラケツト4aに、断面略ぼT字状のガイ
ド溝14を有するガイド部材13が固着されてお
り、各ガイド部材13のガイド溝14に摺動杆1
5が摺動自在に嵌合している(第2図ないし第4
図参照)。
さらに両間口面側に位置する側板5に近接した
位置で、支柱4にガイド部材19が付設されてお
り、同ガイド部材19の中央開孔20内に操作杆
22が摺動可能に嵌挿されており、操作杆22の
内端は、摺動杆15の一端に当接し、外端は、側
板5を貫通して間口面側に突出してその突出部に
マグネツト23が取付けられている。そして、操
作杆22は、その先端側に突設されたブラケツト
24部にて摺動杆15と、引張りコイルスプリン
グ28をもつて連結されており、かつ操作杆22
は、ストツパー突起25を備えるとともに、1対
の周溝26,27を有している。この周溝26,
27は、ガイド部材19の中央開孔20内に位置
し、ガイド部材19に付設された位置決め部材2
1のブランジヤー21aと係合し得る。このブラ
ンジヤー21aは、位置決め部材21の内蔵スプ
リングにて外方に付勢されており、外力を受けた
時には、スプリングの弾発力に抗して後退するこ
とができる。第2図は、操作杆22が押し込まれ
た状態を示し、プランジヤー21aが周溝26に
係合して操作杆22の位置決めがなされており、
操作杆22を外方へ引出す時には、ストツパー突
起25がガイド部材19に当接して引出し量を規
定され、かつブランジヤー21aが周溝27に係
合する。
位置で、支柱4にガイド部材19が付設されてお
り、同ガイド部材19の中央開孔20内に操作杆
22が摺動可能に嵌挿されており、操作杆22の
内端は、摺動杆15の一端に当接し、外端は、側
板5を貫通して間口面側に突出してその突出部に
マグネツト23が取付けられている。そして、操
作杆22は、その先端側に突設されたブラケツト
24部にて摺動杆15と、引張りコイルスプリン
グ28をもつて連結されており、かつ操作杆22
は、ストツパー突起25を備えるとともに、1対
の周溝26,27を有している。この周溝26,
27は、ガイド部材19の中央開孔20内に位置
し、ガイド部材19に付設された位置決め部材2
1のブランジヤー21aと係合し得る。このブラ
ンジヤー21aは、位置決め部材21の内蔵スプ
リングにて外方に付勢されており、外力を受けた
時には、スプリングの弾発力に抗して後退するこ
とができる。第2図は、操作杆22が押し込まれ
た状態を示し、プランジヤー21aが周溝26に
係合して操作杆22の位置決めがなされており、
操作杆22を外方へ引出す時には、ストツパー突
起25がガイド部材19に当接して引出し量を規
定され、かつブランジヤー21aが周溝27に係
合する。
しかして、各移動単位棚3が集束され、その間
口が衝接された状態では、各間口面に突出するマ
グネツト23が相互に衝接して、操作杆22が押
し込まれた状態にあり(第1図、第2図参照)。
摺動杆15は操作杆22によつて押され、ロツク
爪18と内歯12の係合が断たれている。なお、
固定棚2の間口面側には、マグネツト23と対応
する位置にマグネツト23Aが付されており、同
マグネツト23Aは隣接移動単位棚3のマグネツ
ト23と衝接し得る。また固定棚が無く移動単位
棚3が室内壁に衝接するタイプならば、壁面にマ
グネツトを固定すれば良い(図示せず)。
口が衝接された状態では、各間口面に突出するマ
グネツト23が相互に衝接して、操作杆22が押
し込まれた状態にあり(第1図、第2図参照)。
摺動杆15は操作杆22によつて押され、ロツク
爪18と内歯12の係合が断たれている。なお、
固定棚2の間口面側には、マグネツト23と対応
する位置にマグネツト23Aが付されており、同
マグネツト23Aは隣接移動単位棚3のマグネツ
ト23と衝接し得る。また固定棚が無く移動単位
棚3が室内壁に衝接するタイプならば、壁面にマ
グネツトを固定すれば良い(図示せず)。
第1図では、移動単位棚3A,3B間に通路が
形成されており、この通路に面する側の各操作杆
22は、引出された状態にある。操作杆22が引
出された状態では、ロツク爪18が歯付円板11
の内歯12間に位置し、移動単位棚3A,3B
を、通路を閉じる側へ動かすことができない。そ
の理由は、以下の説明から明らかとなる。
形成されており、この通路に面する側の各操作杆
22は、引出された状態にある。操作杆22が引
出された状態では、ロツク爪18が歯付円板11
の内歯12間に位置し、移動単位棚3A,3B
を、通路を閉じる側へ動かすことができない。そ
の理由は、以下の説明から明らかとなる。
移動単位棚3Aを動かして隣接移動単位棚3と
の間に通路を形成するには、先ず既に形成されて
いる通路に面する側の操作杆22を手動で押し込
むと、これ迄歯付円板11の内歯12に係合して
いたロツク爪18が離脱し、既形成通路への移動
単位棚3Aの走行が可能となる。この状態は、第
2図に示す通りである。次いで、ハンドル7を回
して移動単位棚3Aを移動開始する。移動単位棚
3Aのマグネツト23と移動単位棚3のマグネツ
ト23とは、相互に吸着し合つており、かつその
吸引力は操作杆22を引出すために必要な力より
も大きく設定されているから、移動単位棚3Aが
移動するに連れて、両操作杆22が次第に引出さ
れ、終にはストツパー突起25がガイド部材19
に当接する。(第2図に於ける2点鎖線参照)。操
作杆22が、それ以上引出されることは無いが、
移動単位棚3Aは、なおも移動するので、両マグ
ネツト23にはその吸引力を越えた力が作用し、
両マグネツト23が引離される。すなわち後記の
ように、操作杆22が引出されると、両単位棚
3,3Aは、相互に接近する方向には移動できな
いようにロツクされるので、両マグネツト23の
吸引力が可成り大きくとも、移動単位棚3が操作
杆22によつて引きずられることはなく、また移
動単位棚3を含めた各単位棚の移動力は、両マグ
ネツト23の吸引力よりも大きくなされているか
らである。かくして、移動単位棚3Aは、第6図
図示の状態を径て、第7図に示すように移動単位
棚3Bに衝接する位置まで移動され、移動単位棚
3A,3間に所望の通路が形成される。
の間に通路を形成するには、先ず既に形成されて
いる通路に面する側の操作杆22を手動で押し込
むと、これ迄歯付円板11の内歯12に係合して
いたロツク爪18が離脱し、既形成通路への移動
単位棚3Aの走行が可能となる。この状態は、第
2図に示す通りである。次いで、ハンドル7を回
して移動単位棚3Aを移動開始する。移動単位棚
3Aのマグネツト23と移動単位棚3のマグネツ
ト23とは、相互に吸着し合つており、かつその
吸引力は操作杆22を引出すために必要な力より
も大きく設定されているから、移動単位棚3Aが
移動するに連れて、両操作杆22が次第に引出さ
れ、終にはストツパー突起25がガイド部材19
に当接する。(第2図に於ける2点鎖線参照)。操
作杆22が、それ以上引出されることは無いが、
移動単位棚3Aは、なおも移動するので、両マグ
ネツト23にはその吸引力を越えた力が作用し、
両マグネツト23が引離される。すなわち後記の
ように、操作杆22が引出されると、両単位棚
3,3Aは、相互に接近する方向には移動できな
いようにロツクされるので、両マグネツト23の
吸引力が可成り大きくとも、移動単位棚3が操作
杆22によつて引きずられることはなく、また移
動単位棚3を含めた各単位棚の移動力は、両マグ
ネツト23の吸引力よりも大きくなされているか
らである。かくして、移動単位棚3Aは、第6図
図示の状態を径て、第7図に示すように移動単位
棚3Bに衝接する位置まで移動され、移動単位棚
3A,3間に所望の通路が形成される。
なお操作杆22が引出され、移動単位棚3,3
Aがロツクされると、通路上の照明灯が点灯さ
れ、前記単位棚3,3Aの通路表示装置(ないし
通路表示灯)が動作(ないし点灯)される。
Aがロツクされると、通路上の照明灯が点灯さ
れ、前記単位棚3,3Aの通路表示装置(ないし
通路表示灯)が動作(ないし点灯)される。
ところで、操作杆22が前記のように引出され
る時、摺動杆15が、引張りコイルスプリング2
8によつて引つ張られ、ガイド部材13のガイド
溝14に沿つて摺動、変位し、操作杆22が完全
に引出された時点で、ロツク爪18が歯付円板1
1の内歯12間に進入する(第2図に於ける2点
鎖線参照)。なお摺動杆15が変位する間に、ロ
ツク爪18が内歯12の歯先に当接したとして
も、引張りコイルスプリング28が伸長して、操
作杆22の移動を許容し、ハンドル7の引き続く
回転によつて移動単位棚3Aが移動し、歯付円板
11が矢印A方向へ回転変位した時に、引張りコ
イルスプリング28にて付勢された摺動杆15が
動いてロツク爪18が内歯12間に進入する。ロ
ツク爪18が内歯12間に進入した後、歯付円板
11が矢印A方向に回転すると、ロツク爪18は
内歯12に押されて矢印A方向へ傾動するため、
歯付円板11は自由に回転する。
る時、摺動杆15が、引張りコイルスプリング2
8によつて引つ張られ、ガイド部材13のガイド
溝14に沿つて摺動、変位し、操作杆22が完全
に引出された時点で、ロツク爪18が歯付円板1
1の内歯12間に進入する(第2図に於ける2点
鎖線参照)。なお摺動杆15が変位する間に、ロ
ツク爪18が内歯12の歯先に当接したとして
も、引張りコイルスプリング28が伸長して、操
作杆22の移動を許容し、ハンドル7の引き続く
回転によつて移動単位棚3Aが移動し、歯付円板
11が矢印A方向へ回転変位した時に、引張りコ
イルスプリング28にて付勢された摺動杆15が
動いてロツク爪18が内歯12間に進入する。ロ
ツク爪18が内歯12間に進入した後、歯付円板
11が矢印A方向に回転すると、ロツク爪18は
内歯12に押されて矢印A方向へ傾動するため、
歯付円板11は自由に回転する。
しかして、第7図に示す状態で、移動単位棚
3,3A間にて利用者が作業中、他の利用者が移
動単位棚3A,3Bに通路を形成すべく、移動単
位棚3Aのハンドル7を矢印B方向へ回転させる
ようとしても、規制板16にて矢印B方向への傾
動を規制されたロツク爪18と内歯12とが相互
に干渉して、歯付円板11は回転することができ
ず(第3図参照)従つて移動棚3Aは形成した通
路を閉じる方向へ移動することがない。通路に面
する移動単位棚3も同様である。
3,3A間にて利用者が作業中、他の利用者が移
動単位棚3A,3Bに通路を形成すべく、移動単
位棚3Aのハンドル7を矢印B方向へ回転させる
ようとしても、規制板16にて矢印B方向への傾
動を規制されたロツク爪18と内歯12とが相互
に干渉して、歯付円板11は回転することができ
ず(第3図参照)従つて移動棚3Aは形成した通
路を閉じる方向へ移動することがない。通路に面
する移動単位棚3も同様である。
逆に、形成された通路に面する移動単位棚3を
移動させる場合には、操作杆22を手動で押し込
み、摺動杆15を変位させて、歯付円板11の内
歯12間からロツク爪18を離脱させれば良い。
移動させる場合には、操作杆22を手動で押し込
み、摺動杆15を変位させて、歯付円板11の内
歯12間からロツク爪18を離脱させれば良い。
前記のように、本実施例では、移動単位棚3を
移動させた時、相互に衝接し、吸着し合つていた
両マグネツト23の吸引力によつて、操作杆22
が引出され、自動ロツク装置10が動作状態とな
り、形成された通路に面する移動単位棚3を通路
を閉じる方向へ移動させることはできなくなる。
故に、手動式移動棚装置1の利用者は、常に安全
な状態にて、形成された通路内で作業することが
できる。
移動させた時、相互に衝接し、吸着し合つていた
両マグネツト23の吸引力によつて、操作杆22
が引出され、自動ロツク装置10が動作状態とな
り、形成された通路に面する移動単位棚3を通路
を閉じる方向へ移動させることはできなくなる。
故に、手動式移動棚装置1の利用者は、常に安全
な状態にて、形成された通路内で作業することが
できる。
なお操作杆22は必ずしも移動単位棚3,3
A,3Bの上部(ハンドル高さ)に付す必要は無
く、下端部に付して押し込み操作を足で高い得る
ようにしても良い。
A,3Bの上部(ハンドル高さ)に付す必要は無
く、下端部に付して押し込み操作を足で高い得る
ようにしても良い。
次に第8図ないし第10図に図示された本考案
の他の実施例について説明する。なお先の実施例
に於ける部材と同一の部材には、同一符号を付し
た。
の他の実施例について説明する。なお先の実施例
に於ける部材と同一の部材には、同一符号を付し
た。
移動単位棚の奥行方向に配列された3本の棚支
柱4の側面に屈曲形状の基部4Bが取付けられ、
ハンドル7と一体のハンドル軸6が側板5および
基板5および基板4Bを貫通して、基板4Bに付
設された軸受部材4bに支持されている。ハンド
ル軸6には歯付円板30が一体的に嵌着されてお
り、その外周に複数の係止歯31が等間隔で形成
されている。
柱4の側面に屈曲形状の基部4Bが取付けられ、
ハンドル7と一体のハンドル軸6が側板5および
基板5および基板4Bを貫通して、基板4Bに付
設された軸受部材4bに支持されている。ハンド
ル軸6には歯付円板30が一体的に嵌着されてお
り、その外周に複数の係止歯31が等間隔で形成
されている。
また歯付円板30の上方に位置して、歯付円板
30を跨ぐが如き開脚状の腕部34を有する逆Y
字状のロツク部材32が、傾動軸37に傾動自在
に支持されている。傾動軸37は、基板4Bの内
壁に付設されたステー36にて支持されている。
30を跨ぐが如き開脚状の腕部34を有する逆Y
字状のロツク部材32が、傾動軸37に傾動自在
に支持されている。傾動軸37は、基板4Bの内
壁に付設されたステー36にて支持されている。
一方、基板4Bに付設されたガイド部材19の
中央開孔20に先の操作杆22と略ぼ同形状の操
作杆38が摺動可能に嵌挿され、同操作杆38の
内端とロツク部材32の基部33とが、引張りコ
イルスプリング40にて連結されている。ロツク
部材32は、前後1対の引張りコイルスプリング
40にて引つ張られ、両操作杆38が押し込まれ
た状態では、第9図における2点鎖線で示す中立
位置にあり、1対のロツク爪35A,35Bは、
係止歯引間に係合していない。
中央開孔20に先の操作杆22と略ぼ同形状の操
作杆38が摺動可能に嵌挿され、同操作杆38の
内端とロツク部材32の基部33とが、引張りコ
イルスプリング40にて連結されている。ロツク
部材32は、前後1対の引張りコイルスプリング
40にて引つ張られ、両操作杆38が押し込まれ
た状態では、第9図における2点鎖線で示す中立
位置にあり、1対のロツク爪35A,35Bは、
係止歯引間に係合していない。
しかるに、隣接移動単位棚間に通路を形成すべ
く、移動単位棚を矢印C方向へ移動させると、先
の実施例と同様に、操作杆38の外端に付された
各マグネツト39が相互に吸着し合つた状態で、
操作杆38が外部へ引出され、対をなす操作杆3
8は押し込み状態にあるため、第9図に示すよう
に、引出された操作杆38側へロツク部材32が
傾動され、ロツク爪35Aが係止歯31間に係合
する。
く、移動単位棚を矢印C方向へ移動させると、先
の実施例と同様に、操作杆38の外端に付された
各マグネツト39が相互に吸着し合つた状態で、
操作杆38が外部へ引出され、対をなす操作杆3
8は押し込み状態にあるため、第9図に示すよう
に、引出された操作杆38側へロツク部材32が
傾動され、ロツク爪35Aが係止歯31間に係合
する。
この状態では、歯付円板30は矢印D方向へ回
転することはできず、従つて矢印Cとは逆方向
(即ち、通路を閉じる方向)へ移動単位棚を移動
させることは不可能であるが、歯付円板30は矢
印E方向へ回転することはできる。これは、ロツ
ク爪35Aの曲面状背部が係止歯31で押された
時、ロツク部材32が傾動軸37を支点として第
9図における時計回り方向へ僅か傾動してロツク
爪35Aが外方へ逃げるからである。ただし、歯
付円板30が回転停止した状態では、引張りコイ
ルスプリング40の引張力で、ロツク部材32は
傾動姿勢に維持され、ロツク爪35Aが係止歯3
1間に係合する。仮にロツク爪35Aが係止歯3
1の歯先に当接した状態で、歯付円板30が停止
したとしても、移動単位棚に通路を閉じる方向へ
の外力が働き、歯付円板30が矢印D方向へ僅か
回転した時、ロツク爪35Aが係止歯31間に落
ち込み、歯付円板30の矢印D方向への回転を規
制する。
転することはできず、従つて矢印Cとは逆方向
(即ち、通路を閉じる方向)へ移動単位棚を移動
させることは不可能であるが、歯付円板30は矢
印E方向へ回転することはできる。これは、ロツ
ク爪35Aの曲面状背部が係止歯31で押された
時、ロツク部材32が傾動軸37を支点として第
9図における時計回り方向へ僅か傾動してロツク
爪35Aが外方へ逃げるからである。ただし、歯
付円板30が回転停止した状態では、引張りコイ
ルスプリング40の引張力で、ロツク部材32は
傾動姿勢に維持され、ロツク爪35Aが係止歯3
1間に係合する。仮にロツク爪35Aが係止歯3
1の歯先に当接した状態で、歯付円板30が停止
したとしても、移動単位棚に通路を閉じる方向へ
の外力が働き、歯付円板30が矢印D方向へ僅か
回転した時、ロツク爪35Aが係止歯31間に落
ち込み、歯付円板30の矢印D方向への回転を規
制する。
さらに、第11図ないし第13図に図示された
他の実施例について説明する。なお、前記両実施
例に於ける部材と同一の部材には、同一の符号を
付した。
他の実施例について説明する。なお、前記両実施
例に於ける部材と同一の部材には、同一の符号を
付した。
移動単位棚の奥行方向に配列された3本の棚支
柱4の側面に屈曲形状の基板4Cが取付けられ、
ハンドル7と一体のハンドル軸6が側板5および
基板4Cを貫通して、基板4Cに付設された軸受
部材4bに支持されている。ハンドル軸6には、
ドライブスプロケツト8および歯付円板30が一
体的に嵌着されている。
柱4の側面に屈曲形状の基板4Cが取付けられ、
ハンドル7と一体のハンドル軸6が側板5および
基板4Cを貫通して、基板4Cに付設された軸受
部材4bに支持されている。ハンドル軸6には、
ドライブスプロケツト8および歯付円板30が一
体的に嵌着されている。
また基板4Cの内壁に、軸受部材4bを前後か
ら挟むが如く、1対のステー50が付設され、各
ステー50に傾動軸51が取付けられている。各
傾動軸51は、ハンドル軸6よりも若干下位にあ
り、それぞれにロツク部材52が傾動自在に枢支
されている。ロツク部材52は、略ぼ直立した姿
勢でその上端部のロツク爪53が、歯付円板30
の係止歯31間に係合し、傾動姿勢ではその係合
が外れをようになされている。
ら挟むが如く、1対のステー50が付設され、各
ステー50に傾動軸51が取付けられている。各
傾動軸51は、ハンドル軸6よりも若干下位にあ
り、それぞれにロツク部材52が傾動自在に枢支
されている。ロツク部材52は、略ぼ直立した姿
勢でその上端部のロツク爪53が、歯付円板30
の係止歯31間に係合し、傾動姿勢ではその係合
が外れをようになされている。
さらに、基板4Cに付されたガイド部材19の
中央開孔20に、操作杆22,38と略ぼ同形状
の操作杆54が摺動可能に嵌挿され、操作杆54
の内端は、ロツク部材52と接離可能であり、か
つその内端部に付設されたブラケツト56部に
て、引張りコイルスプリング57を介してロツク
部材52の下端部に連結され、側板5を貫通した
外端にマグネツト55が付設されている。
中央開孔20に、操作杆22,38と略ぼ同形状
の操作杆54が摺動可能に嵌挿され、操作杆54
の内端は、ロツク部材52と接離可能であり、か
つその内端部に付設されたブラケツト56部に
て、引張りコイルスプリング57を介してロツク
部材52の下端部に連結され、側板5を貫通した
外端にマグネツト55が付設されている。
しかして、操作杆54を押し込んだ状態では、
第12図における2点鎖線で示すように、操作杆
54の内端がロツク部材52を押し、ロツク爪5
3が歯付円板30から離れた傾斜姿勢となるが、
第12図の実線で示すように操作杆54を引出し
た状態では、操作杆54の内端がロツク部材52
から離れ、ロツク部材52は引張りコイルスプリ
ング57の引張力で付勢されて、ロツク爪53
が、係止歯31間に嵌入している。
第12図における2点鎖線で示すように、操作杆
54の内端がロツク部材52を押し、ロツク爪5
3が歯付円板30から離れた傾斜姿勢となるが、
第12図の実線で示すように操作杆54を引出し
た状態では、操作杆54の内端がロツク部材52
から離れ、ロツク部材52は引張りコイルスプリ
ング57の引張力で付勢されて、ロツク爪53
が、係止歯31間に嵌入している。
故に、各移動単位棚が集束され、各間口が相互
に衝接して、1対の操作杆54が押し込まれた状
態では、歯付円板30は回転自在であるが、移動
単位棚を動かして、隣接移動単位棚との間で両マ
グネツト55が相互に吸着し合つた状態で、操作
杆54が引出されると(第12図、第13図参
図)、その操作杆54と連動するロツク部材52
が、傾動軸51を支点として傾斜姿勢から直立姿
勢へ傾動し、そのロツク爪53が歯付円板30の
係止歯31間に進入するので、歯付円板30は第
12図における矢印F方向へ回転することができ
ず、操作杆54が引出された側へ移動単位棚を移
動させることはできない。
に衝接して、1対の操作杆54が押し込まれた状
態では、歯付円板30は回転自在であるが、移動
単位棚を動かして、隣接移動単位棚との間で両マ
グネツト55が相互に吸着し合つた状態で、操作
杆54が引出されると(第12図、第13図参
図)、その操作杆54と連動するロツク部材52
が、傾動軸51を支点として傾斜姿勢から直立姿
勢へ傾動し、そのロツク爪53が歯付円板30の
係止歯31間に進入するので、歯付円板30は第
12図における矢印F方向へ回転することができ
ず、操作杆54が引出された側へ移動単位棚を移
動させることはできない。
しかるに、第12図における矢印C方向へ歯付
円板30が回転しようとすると、ロツク爪53部
が係止歯31で押され、引張りコイルスプリング
57の引張力に抗してロツク部材52が傾動する
ため、歯付円板30の回転が許容され、必要な幅
の通路形成は可能である。ただし、歯付円板30
の回転が停止すると、引張りコイルスプリング5
7の引張力で付勢されたロツク部材52は、歯付
円板30と係合する。
円板30が回転しようとすると、ロツク爪53部
が係止歯31で押され、引張りコイルスプリング
57の引張力に抗してロツク部材52が傾動する
ため、歯付円板30の回転が許容され、必要な幅
の通路形成は可能である。ただし、歯付円板30
の回転が停止すると、引張りコイルスプリング5
7の引張力で付勢されたロツク部材52は、歯付
円板30と係合する。
なお前記各実施例では、操作杆の先端に仮保持
手段としてマグネツトを付設したが、第14図、
第15図に示すような係止部材を付設しても良
い。
手段としてマグネツトを付設したが、第14図、
第15図に示すような係止部材を付設しても良
い。
すなわち、第14図図示のものでは、各操作杆
60の先端に好ましくは樹脂製の鉤型係止部材6
1を付設しており、各係止部材61は、相互に衝
接した時、係止端62が弾性的に一旦外方へ逃げ
た後相互に係合し、係合状態の係止部材61に離
隔方向への一定の外力が加えられた時に、係止端
62が一旦外方へ逃げた後、相互に離脱する。
60の先端に好ましくは樹脂製の鉤型係止部材6
1を付設しており、各係止部材61は、相互に衝
接した時、係止端62が弾性的に一旦外方へ逃げ
た後相互に係合し、係合状態の係止部材61に離
隔方向への一定の外力が加えられた時に、係止端
62が一旦外方へ逃げた後、相互に離脱する。
また第15図図示のものでは、一方の操作杆7
0の先端に、好ましくは樹脂製の雌型係止部材7
1を付設し、他方の操作杆72の先端に球状(又
は断面円形)ヘツドを有する雄型係止部材73を
付設しており、両係止部材71,73は、相互に
係脱可能である。
0の先端に、好ましくは樹脂製の雌型係止部材7
1を付設し、他方の操作杆72の先端に球状(又
は断面円形)ヘツドを有する雄型係止部材73を
付設しており、両係止部材71,73は、相互に
係脱可能である。
図示の係合状態では、前記マグネツトと同様に
吸引力に相当する引張り力が生ずる。
吸引力に相当する引張り力が生ずる。
第1図は本考案に係る自動ロツク装置を備えた
手動式移動棚の側面図、第2図は同自動ロツク装
置の要部側面図、第3図は第2図における−
線断面図、第4図は前記自動ロツク装置で使用さ
れるガイド部材の斜視図、第5図は同じく摺動杆
の斜視図、第6図、第7図はそれぞれ前記手動式
移動棚の通路形成態様を示す側面図、第8図は他
の実施例に係る自動ロツク装置を備えた移動単位
棚の要部縦断正面図、第9図は第8図における
−切断線に対応する要部側面図、第10図は第
8図における−線断面図、第11図はその他
の実施例に係る自動ロツク装置を備えた移動単位
棚の要部縦断正面図、第12図は第11図におけ
るXII−XII切断線に対応する要部側面図、第13図
は第11図における−線断面図、第14
図、第15図はそれぞれ自動ロツク装置で用いる
操作杆先端部の仮保持手段の説明図である。 1……手動式移動棚装置、2……固定棚、3…
…移動単位棚、4……棚支柱、4A,4B,4C
……基板、4a……ブラケツト、4b……軸受部
材、5……側板、6……ハンドル軸、7……ハン
ドル、8……ドライブスプロケツト、9……チエ
ーン、10……自動ロツク装置、11……歯付円
板、12……内歯、13……ガイド部材、14…
…ガイド溝、15……摺動杆、16……規制板、
17……傾動軸、18……ロツク爪、19……ガ
イド部材、20……中央開孔、21……位置決め
部材、21a……ブランジヤー、22……操作
杆、23……マグネツト、23A……マグネツ
ト、24……ブラケツト、25……ストツパー突
起、26……周溝、27……周溝、28……引張
りコイルスプリング、30……歯付円板、31…
…係止歯、32……ロツク部材、33……基部、
34……腕部、35A,35B……ロツク爪、3
6……ステー、37……傾動軸、38……操作
杆、39……マグネツト、40……引張りコイル
スプリング、50……ステー、51……傾動軸、
52……ロツク部材、53……ロツク爪、54…
…操作杆、55……マグネツト、56……ブラケ
ツト、57……引張りコイルスプリング、60…
…操作杆、61……鉤型係止部材、62……係止
端、70……操作杆、71……雌型係止部材、7
2……操作杆、73……雄型係止部材。
手動式移動棚の側面図、第2図は同自動ロツク装
置の要部側面図、第3図は第2図における−
線断面図、第4図は前記自動ロツク装置で使用さ
れるガイド部材の斜視図、第5図は同じく摺動杆
の斜視図、第6図、第7図はそれぞれ前記手動式
移動棚の通路形成態様を示す側面図、第8図は他
の実施例に係る自動ロツク装置を備えた移動単位
棚の要部縦断正面図、第9図は第8図における
−切断線に対応する要部側面図、第10図は第
8図における−線断面図、第11図はその他
の実施例に係る自動ロツク装置を備えた移動単位
棚の要部縦断正面図、第12図は第11図におけ
るXII−XII切断線に対応する要部側面図、第13図
は第11図における−線断面図、第14
図、第15図はそれぞれ自動ロツク装置で用いる
操作杆先端部の仮保持手段の説明図である。 1……手動式移動棚装置、2……固定棚、3…
…移動単位棚、4……棚支柱、4A,4B,4C
……基板、4a……ブラケツト、4b……軸受部
材、5……側板、6……ハンドル軸、7……ハン
ドル、8……ドライブスプロケツト、9……チエ
ーン、10……自動ロツク装置、11……歯付円
板、12……内歯、13……ガイド部材、14…
…ガイド溝、15……摺動杆、16……規制板、
17……傾動軸、18……ロツク爪、19……ガ
イド部材、20……中央開孔、21……位置決め
部材、21a……ブランジヤー、22……操作
杆、23……マグネツト、23A……マグネツ
ト、24……ブラケツト、25……ストツパー突
起、26……周溝、27……周溝、28……引張
りコイルスプリング、30……歯付円板、31…
…係止歯、32……ロツク部材、33……基部、
34……腕部、35A,35B……ロツク爪、3
6……ステー、37……傾動軸、38……操作
杆、39……マグネツト、40……引張りコイル
スプリング、50……ステー、51……傾動軸、
52……ロツク部材、53……ロツク爪、54…
…操作杆、55……マグネツト、56……ブラケ
ツト、57……引張りコイルスプリング、60…
…操作杆、61……鉤型係止部材、62……係止
端、70……操作杆、71……雌型係止部材、7
2……操作杆、73……雄型係止部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 集束時に、それぞれ対向する開口が衝接し、
かつ奥行方向に移動可能に配設された単位棚群
のうち、任意の隣接する単位棚間に通路に相当
する空間を形成し得るように、前記各単位棚に
それぞれ付設されたハンドル等の走行操作部材
を手動操作することにより、前記各単位棚を移
動させる手動式移動棚において、前記各単位棚
は、車輪に連結された伝動系の軸のいずれかの
軸に一体に付設された歯付円板と、係合状態に
て該歯付円板の一方向回転を許容するとともに
他方向回転を阻止しうる一方のラチエツト式ロ
ツク部材および該歯付円板の他方向回転を許容
するとともに一方向回転を阻止しうる他方のラ
チエツト式ロツク部材からなる1対のラチエツ
ト式ロツク部材と、前記各単位棚の両間口面側
の側板面から出没自在に突出するとともに、突
出状態では前記ラチエツト式ロツク部材を前記
歯付円板の歯間に係合させて該単位棚における
操作杆突出方向の走行を阻止し、退入状態では
前記ラチエツト式ロツク部材を該歯付円板の歯
間から離脱させて該単位棚における走行阻止を
解除させる1対の操作杆と、前記各単位棚が相
互に接近して棚間口間の通路が閉成された状態
では、該閉成通路に面した両単位棚の操作杆を
棚内に退入させて操作杆外端部を相互に一体に
結合し、また該閉成通路が開成されるように該
閉成通路に面したいずれか一方の単位棚を走行
させる状態では、前記歯付円板の歯間に係合さ
れたラチエツト式ロツク部材を該歯間から離脱
させるに必要な操作力以上の保持力を有し、該
保持力以上の引離力では前記閉成通路に面した
両単位棚の操作杆の外端部を引離すことができ
るように該操作杆外端部にそれぞれ付設された
仮保持手段とを備えたことを特徴とする手動式
移動棚の自動ロツク装置。 (2) 前記仮保持手段は、相互に吸引力が働く磁性
体であることを特徴とする前記実用新案登録請
求の範囲第1項記載の手動式移動棚の自動ロツ
ク装置。 (3) 前記仮保持手段は、弾性変形によつて相互の
係合関係または係合関係の解除がなされる弾性
体であることを特徴とする前記実用新案登録請
求の範囲第1項記載の手動式移動棚の自動ロツ
ク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270883U JPS6010543U (ja) | 1983-07-04 | 1983-07-04 | 手動式移動棚の自動ロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270883U JPS6010543U (ja) | 1983-07-04 | 1983-07-04 | 手動式移動棚の自動ロツク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6010543U JPS6010543U (ja) | 1985-01-24 |
JPH0216668Y2 true JPH0216668Y2 (ja) | 1990-05-09 |
Family
ID=30241961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10270883U Granted JPS6010543U (ja) | 1983-07-04 | 1983-07-04 | 手動式移動棚の自動ロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010543U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS561233U (ja) * | 1979-06-15 | 1981-01-08 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5712914Y2 (ja) * | 1978-11-24 | 1982-03-15 |
-
1983
- 1983-07-04 JP JP10270883U patent/JPS6010543U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS561233U (ja) * | 1979-06-15 | 1981-01-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6010543U (ja) | 1985-01-24 |
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