JP3027639U - キャスター基座 - Google Patents

キャスター基座

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JP3027639U
JP3027639U JP1996000335U JP33596U JP3027639U JP 3027639 U JP3027639 U JP 3027639U JP 1996000335 U JP1996000335 U JP 1996000335U JP 33596 U JP33596 U JP 33596U JP 3027639 U JP3027639 U JP 3027639U
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wheel support
wheel
turning
caster
shaft
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JP1996000335U
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Inventor
錦章 鄭
Original Assignee
鄭錦 章
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャスターに旋回可能と旋回不能の両機能を
同時に持たせ、且つ制動機能を有する多機能のキャスタ
ー基座を提供する。 【解決手段】 下向きコ字形開口部に車輪32を回転自
在に取り付け、基部に旋回軸受25を介して旋回軸20
を設けた車輪支持体31と、前記車輪支持体31の旋回
軸20を挿着する軸孔15と、前記車輪支持体31の外
側面に形成され、旋回ストッパ17が嵌挿されるガイド
溝16と、キャスターにより移動された物体のフレーム
と結合する結合部13とを有する連結部10と、先端に
係合突起171を有し、前記連結部10のガイド溝16
に挿通され、前記係合突起171と前記ガイド溝16の
底縁の当接により上方への抜けを制限すると共に、本体
の前記車輪支持体31の外側面に対向する側面と前記車
輪支持体31の外側面の当接により、車輪支持体31の
旋回を規制する旋回ストッパ17とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、走行対象物体、例えば酪農用設備機器、水産用設備機器、商用キッ チン設備品・実験室用トロリー、医療用設備機器などを含む各種設備機器それ自 体が走行対象物体となって、この走行対象物体に装着して走行するためのキャス ター、あるいは走行対象物体が種々の物品を運搬するための台車等の運搬車、椅 子等の各種事務用家具で、それ自体が走行対象物体となって、あるいは、これら の脚体(脚羽根)を介して取り付けられるキャスターの基座に関し、特に方向変 換可能と方向変換規制可能の、すなわち、自在、固定の両方の機能を有すると共 に、キャスターの車輪の回転を規制する旋回及び回転の両ストッパを有するキャ スター基座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行対象物体、例えば、図6に示すカート90の移動手段として、キャ スター94が採用されている。このキャスター94は、移動方向変換不能な固定 キャスターと、移動方向変換可能な、自在キャスターを備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記自在及び固定の両方の機能を有するものは、未だに提案されて いない。また、制動機構を有するキャスターが未だ提案されていない。したがっ て、従来のキャスターは走行対象物体が斜面にある時、走行対象物体を傾斜方向 の他方向に移動させることと、一時停止させることができない問題点がある。
【0004】 本考案は、上記の課題を解決するためになされたものであり、方向変換機能と 方向変換規制機能とを有すると共に、さらに制動機能を付設することのできるキ ャスター基座を提供することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するための本考案のキャスター基座は、走行対象物体に旋回 自在に装着される車輪支持体と、該車輪支持体に車輪を前記車輪支持体の旋回方 向に直交方向に回転軸承したキャスターにおいて、 下向きコ字状開口に回転自在に車輪32を取り付け、基部に旋回軸受25を介 して旋回軸20を突設した車輪支持体31と、 前記車輪支持体31の旋回軸2 0を挿着する軸孔15と、前記車輪支持体の外側面に、この外側面に側面が係合 自在の旋回ストッパ17を嵌挿したガイド溝16と、走行対象物体に装着される 結合部13とを有する連結部10とからなることを特徴とする。
【0006】 さらに、開口が下向きのコ字形に形成され、開口部に車輪(32)を回転自在 に取り付け、基部に旋回軸受(25)を介して上向きの旋回軸(20)を有する 車輪支持体(31)と、前記車輪支持体(31)の旋回軸(20)を装着されれ る軸孔(15)と、前記車輪支持体(31)の外側面の上方付近に形成されたガ イド溝(16)と、走行対象物体のフレームと結合する結合部(13)とを有す る連結部(10)と、先端に係合突起(171)を有し、前記連結部(10)の ガイド溝(16)に挿通されると、前記係合突起(171)と前記ガイド溝(1 6)の底縁の当接により上方への抜けを制限すると共に、挿通深度の浅い第1段 階では、前記車輪支持体(31)の旋回軸受(25)による旋回に影響しないが 、さらに挿通された第2段階で、本体の前記車輪支持体(31)の外側面に対向 する側面と前記車輪支持体(31)の外側面の当接により、車輪支持体(31) の方向変換を規制する旋回ストッパ(17)とから成る構成とすることができる 。
【0007】 また、前記旋回ストッパ17の前記車輪支持体31の外側面に対向する側面に 突起172を形成してもよい。
【0008】 さらに、前記車輪支持体31の両側板上端部に、回動軸33を介して車輪32 の回転方向に回動し、先端が前記車輪外周に押圧可能な回転ストッパ34を枢着 することもできる。
【0009】 本考案は、旋回ストッパ17の前記車輪支持体31の外側面に対向する側面と 前記車輪支持体31の外側面の当接により、車輪支持体31の方向変換を規制す ることができる。また、上記当接を解除して車輪支持体31に対する方向変換の 規制を解除し、キャスター基座を回転できるようにさせる。
【0010】 また、前記旋回ストッパ17の前記車輪支持体31の外側面に対向する側面に 突起172を形成することにより、該突起172が、旋回ストッパ17のガイド 溝16内における係止状態をさらに緊密にさせ、車輪支持体31に対する規制力 を増強すると共に、旋回ストッパ17の係止状態を安定させることができる。
【0011】 また、前記車輪支持体31の車輪32の回転方向と直交する端縁部に、回動軸 33により、車輪32の回転方向において回動可能な回転ストッパ34を枢着し 、又、キャスターを所定の位置に止めさせる場合、前記回転ストッパ34を車輪 の回転方向と対向する方向に押圧させることにより、回転ストッパ34と車輪3 2との摩擦力で、車輪を制動することができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき、本考案の実施の形態を説明する。
【0013】 図1は、本考案のキャスター基座の好適な実施例の分解斜視図であり、図2は 、 本考案のキャスター基座の好適な実施例の断面図であり、図3は、本考案の キャスター基座の好適な実施例の組立斜視図であり、図4は、本考案のキャスタ ー基座の好適な実施例の側面図であり、図5は、本考案のキャスター基座を搭載 したカートの一部斜視図である。
【0014】 図に示すように、本実施例では、キャスターは、車輪32と、車輪32に取り 付けた車輪支持体31と、回動軸33を介して、前記車輪支持体31の一端に取 り付けた回転ストッパ34と、前記車輪支持体31の基部に取り付けた連結部1 0と、連結部10に形成されるガイド溝16内に嵌挿される旋回ストッパ17と を包含するものである。
【0015】 前記車輪支持体31の両側板に、回転自在に車輪32を軸承し、さらに、該車 輪支持体31の基部に、旋回軸受25を介して、上向きの旋回軸20が設けてあ り、該旋回軸20には、小径部21と、該小径部21の上方の大径部22の先端 に形成されるテーパ部とを有する。また、該車輪支持体31の両側板のそれぞれ 対向位置に孔が形成され、該孔に回動軸33を挿入すると共に、該回動軸33に ヘ字形の回転ストッパ34の一端340を枢着している。該回転ストッパ34の 上面に切欠段部341が形成され、図4に示すように、該回転ストッパ34は回 動軸33を支点としてその他端を上方へ回動すると、前記切欠段部341が車輪 支持体31の端縁に係止し、前記一端340の先端端縁により、車輪32の回転 を阻止する。そして、車輪32を前方に回転させると、車輪32は、前記回転ス トッパ34を回動して、車輪32に係止する位置から離脱される。つまり、キャ スターを停止したい時は、前記回転ストッパ34の他端を上方へ回動すればよく 、その停止を解除したい時は、単に車輪32を前方へ回転させれば、その車輪3 2に対する回転ストッパ34の係止を直ちに解除できる。
【0016】 また、前記車輪支持体31の上方に設けられた連結部10は、前記車輪支持体 31における旋回軸20が挿着される軸孔15とガイド溝16を有する本体14 と、該本体14に一体に、やや斜めで上方に突出するように形成された保持部1 1とを包含する。前記保持部11に、図5に示すように、例えば、本実施例をカ ート41の下端に装着する場合、カート41の支持杆40の下端を挿着される結 合部13が形成されると共に、該カート41の網杆42の端縁を挿入可能な挿入 孔12が形成されている。こうして、前記カート41の支持杆40の結合部13 による支持と、網杆42に対する挿入孔12による支持と、本体14の上面によ り網枠に対する支持により、安定してカート41を支持できる。
【0017】 図2に示すように、連結部10における軸孔15には、ネック部150とネッ ク部150の上方の大径部151とがある。この軸孔15に前記車輪支持体31 の旋回軸20を挿入する時、旋回軸20の先端のテーパ部により、容易にその軸 孔15に挿入し、且つ軸孔15のネック部150を通過して、先端がネック部1 50の上方の大径部151に入ると、ネック部150の大径部22に対する規制 により、旋回軸20が軸孔15から離脱しないように構成される。こうして、連 結部10が旋回軸20の下端の旋回軸受25により旋回自在に前記車輪支持体3 1上に支持される。
【0018】 また、連結部10の側端縁には、ガイド溝16が形成されており、該ガイド溝 16は連結部10を貫通していると共に、外縁に開口160が形成されている。 旋回ストッパ17は、上端に前記開口160の端縁に係合する係止段部170を 有すると共に、下端に係合突起171が形成されている。そして、好ましくは、 該旋回ストッパ17の裏側側面に突起172が形成されている。図2に示すよう に、旋回ストッパ17のガイド溝16に対する第1挿通段階では、旋回ストッパ 17が裏面の突起172によってガイド溝16内で挾圧され、該旋回ストッパ1 7を引き上げる時、前記係合突起171がガイド溝16の開口底面に係止され、 旋回ストッパ17のガイド溝16からの抜き出しを防止できる。また、旋回スト ッパ17をさらに下方に挿通した第2段階では、該旋回ストッパ17の裏側側面 が、車輪支持体31の側面に押圧され、車輪支持体31の旋回を規制する。
【0019】 こうして、本考案は、旋回ストッパ17の挿通段階によって、キャスターが自 由旋回と旋回規制との両方の機能を選択できると共に、回転ストッパ34により 、キャスターの回転運動に対する制動と制動解除を行えるので、多機能性のキャ スターないし、キャスターの基座を提供することができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、上記の構成を有するので、キャスターを使用する際、自由旋回と旋 回規制との二つの機能を使い勝手により自由に選択できると共に、回転ストッパ によりキャスターの走行を規制できるので、従来にない、有用性の高いキャスタ ーないしキャスターの基座を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の分解斜視図である。
【図2】本考案の実施例の一部断面図である。
【図3】本考案の斜視図である。
【図4】本考案の側面部分断面図である。
【図5】本考案の実施例をカートに取り付けた状態を示
す斜視図である。
【図6】従来のカート及びキャスターの斜視図である。
【符号の説明】
10 連結部 11 保持部 12 挿入孔 13 結合部 14 連結部の本体 15 軸孔 16 ガイド溝 17 旋回ストッパ 170 係止段部 171 係合突起 20 旋回軸 21 小径部 22 大径部 25 旋回軸受 31 車輪支持体 32 車輪 33 回動軸 34 回転ストッパ 341 切欠段部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行対象物体に旋回自在に装着される車
    輪支持体と、該車輪支持体に車輪を前記車輪支持体の旋
    回方向に直交方向に回転軸承したキャスターにおいて、 下向きコ字状開口に回転自在に車輪(32)を取り付
    け、基部に旋回軸受(25)を介して旋回軸(20)を
    突設した車輪支持体(31)と、 前記車輪支持体(31)の旋回軸(20)を挿着する軸
    孔(15)と、前記車輪支持体の外側面に、この外側面
    に側面が係合自在の旋回ストッパ(17)を嵌挿したガ
    イド溝(16)と、走行対象物体に装着される結合部
    (13)とを有する連結部(10)とからなるキャスタ
    ー基座。
  2. 【請求項2】 開口が下向きのコ字形に形成され、開口
    部に車輪(32)を回転自在に取り付け、基部に旋回軸
    受(25)を介して上向きの旋回軸(20)を有する車
    輪支持体(31)と、前記車輪支持体(31)の旋回軸
    (20)を装着されれる軸孔(15)と、前記車輪支持
    体(31)の外側面の上方付近に形成されたガイド溝
    (16)と、走行対象物体のフレームと結合する結合部
    (13)とを有する連結部(10)と、先端に係合突起
    (171)を有し、前記連結部(10)のガイド溝(1
    6)に挿通されると、前記係合突起(171)と前記ガ
    イド溝(16)の底縁の当接により上方への抜けを制限
    すると共に、挿通深度の浅い第1段階では、前記車輪支
    持体(31)の旋回軸受(25)による旋回に影響しな
    いが、さらに挿通された第2段階で、本体の前記車輪支
    持体(31)の外側面に対向する側面と前記車輪支持体
    (31)の外側面の当接により、車輪支持体(31)の
    方向変換を規制する旋回ストッパ(17)とからなるキ
    ャスター基座。
  3. 【請求項3】 前記旋回ストッパ(17)の前記車輪支
    持体(31)の外側面に対向する側面に突起(172)
    を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のキャ
    スター基座。
  4. 【請求項4】 前記車輪支持体(31)の両側板上端部
    に、回動軸(33)を介して車輪(32)の回転方向に
    回動し、且つ、先端が前記車輪外周に押圧可能な回転ス
    トッパ(34)を枢着した請求項1,2又は3記載のキ
    ャスター基座。
JP1996000335U 1996-02-05 1996-02-05 キャスター基座 Expired - Lifetime JP3027639U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112848795A (zh) * 2021-02-05 2021-05-28 株式会社日乃本锭前 脚轮、台车、带脚轮的箱包以及带脚轮的设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112848795A (zh) * 2021-02-05 2021-05-28 株式会社日乃本锭前 脚轮、台车、带脚轮的箱包以及带脚轮的设备

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