JPH0216535A - カラー画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、媒体上にカラー画像情報に基づき遮光像が作
成されたマスク原版を用いる画像記録装置に関するもの
である。

［従来技術］ 従来、この種のカラー画像記録装置として、本出願人が
出願した特願昭６２−２５６０００号の明細書及び図面
に示された装置などが提案されている。その装置では、
感光紙として米国特許第４３９９２０９号で提案されて
いるカラ一対応のセパレート型の感光感圧紙を利用して
いるが、この感光感圧紙は、光を感光して機械的強度が
変化すると共に内部に染料前駆体が内蔵されているマイ
クロカプセル紙と、破壊さ−ね、たマイクロカプセル内
部の染料前駆体と反応する顕色剤を担持する顕色紙とか
らなる。そしてその装置においては、モノクロプリンタ
から出力された３原色に対応する各色のマスク原版がマ
イクロカプセル紙に対して同じ位置に配置され、密着露
光が行なわれることにより、マイクロカプセル紙上にカ
ラーの潜像が形成される。そして顕色紙がそのマイクロ
カプセル紙と重ね合わされて圧力現像装置により加圧さ
れることにより、顕色紙上にカラー画像が形成される。

又、同様の感光紙として米国特許第４４４０８４６号で
提案されている自己発色型の感光感圧紙は、前記マイク
ロカプセル及び顕色剤が同一シート上に担持されており
、前述したマスク原版を用いた密接露光と同様の方式で
画像がその感光感圧紙上に形成される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、各色のマスク原版のマイクロカプセル紙
に対する位置決め精度には限界があり、ある程度の色ず
れは甘受しなければならない。更にマスク原版自身も、
例えばレーザプリンタでその印字を行なった場合の紙送
り方向に見られるように、印字ピッチにばらつきがある
のでやはり色ずれを生じていた。

そしてこの色ずれは、一般に文字の印字に多く用いられ
る黒色の印字で特に気になり（これは、黒色の印字を行
なう場合、３原色の各マスク原版全てを重ね合わせて露
光する必要があるからである。）、画質を落していた。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、感光記録媒体上に黒色用のマスク原版を密着
させ、所定の位置にあるカラーのマスク原版に形成され
た像の反射光又は透過光を光学系により前記感光記録媒
体上に黒色用のマスク原版を介して結像させることによ
り、文字等の黒色部の色ずれを皆無にすることのできる
カラー画像記録装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明のカラー画像記録装置
は、感光記録媒体又は感光記録媒体と密接して作用する
カラー画像記録媒体に黒色の画像を形成するために透過
性媒体上に黒色用の遮光像が形成された黒色用マスク原
版を感光記録媒体に密着させる黒色用マスク原版密着手
段と、前記感光記録媒体又は前記カラー画像記録媒体に
カラーの画像を形成するためのカラー用のマスク原版を
所定の位置に位置合わせして担持するカラーマスク原版
担持手段と、前記担持されたカラーのマスク原版に形成
された像の反射光又は透過光を、前記感光記録媒体上に
黒色用マスク原版を介して結像させる光学系とを備えて
いる。

［作用］ 上記の構成を有する本発明においては、まず、感光記録
媒体上に黒色用のマスク原版を密着させる。次に黒色用
のマスク原版の密着後、例えば赤色のマスク原版を所定
の位置に位置合わせをして配置し、赤色用のマスク原版
上の像の反射光又は透過光を感光記録媒体上に対しで、
前記黒色用マスク原版を介して光学系により赤色の光の
露光を行なう。以下赤色用のマスク原版の露光と同様に
例えば緑色用のマスク原版と青色用のマスク原版の露光
を夫々、緑色の光、青色の光にて行なう。

３回の露光の終了時点において感光記録媒体上には、色
ずれのない黒色用の潜像とカラ−３原色用のマスク原版
に対応する潜像とが合成される。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。第１図はモノクロプリンタと本実施例によるカ
ラー画像記録装置とを結合配置した状態の断面図である
。第１図ではプリンタの一例としてモノクロレーザプリ
ンタ１がカラー画像記録装置２０上に配置されている。

そのモノクロレーザプリンタ１に内蔵されているホリゴ
ンスキャナ２は帯電された感光体３上にレーザ光を照射
することにより静電潜像を描く。静電潜像が形成された
感光体３は現像器４で現像され、給紙カセット５から供
給される普通紙もしくはＯＨＰシート上にトナー像を転
写し、定着機６で定着する。

通常モノクロレーザープリンタ１は図示しないホストコ
ンピュータから伝送されるデータを記録する。本実施例
のカラー画像記録装置２０はカラー画像情報により作成
されたマスク原版を利用して前述した顕色紙２６上に画
像を記録する装置である。本装置の構成においては通常
の白黒による画像出力が必要な場合はモノクロレーザー
プリンタ１から出力される白黒画像の定着された用紙が
モノクロ排紙トレイ１１または１２へ送出される。

一方、このカラー画像記録装置２０はモノクロレーザプ
リンタ１から出力される赤色用、緑色用、青色用のカラ
ー発色用マスク原版２２Ｒ，２２Ｇ。

２２Ｂ（以下中間シート２２と称す）及び黒色発色用マ
スク原版４０（以下スミ版と称す）を本装置２０へ供給
する用紙バス部１０と、用紙バス部１０を通過した中間
シート２２とスミ版４０とを夫々、装置２０の上部に配
設された露光ユニット３６とその露光ユニット３６の下
方に配設されたスミ版密着ユニット４１とへ振り分ける
用紙バス部１０に連結した位置に配置される切換爪４２
とを備えている。スミ版密着ユニット４１は図示されな
い駆動手段により感光感圧シート２４の送りに同期して
スミ版４０を送る前記スミ版密着ユニット４１の入口部
に配設されたレジローラ４３と、レジローラ４３の右方
に配設されたスミ版４０を帯電させるスミ版帯電器４４
と、スミ版４０と感光感圧シート２４とを完全に密着さ
せるためにシート２４の上方に配設された透明な密着補
助板４５とを備えており、更に上下動する前記スミ版密
着ユニット４１の中央に配設された露光台２５と、スミ
版４０上に付けられたマークを読み取るセンサ群を保持
しているスミ版密着ユニット４１の右側端部に配設され
たスミ版センサホルダ４６とを備えている。

前記露光ユニット３６は、中央に配設された中間シート
２２を搬送及び位置決めする透明なＰＥＴフィルム等で
きた中間シート搬送ベルト３５（以下単にベルトと称す
）と、前記露光ユニット３６の入口部に配設された中間
シート２２をベルト３５に貼り付けるためのコロトロン
等の静電気発生装置３８と、前記露光ユニット３６の右
側端部に配設された中間シート２２上に付けられたマー
クを読み取るセンサ群を保持しているセンサホルダ３９
と、前記露光ユニット３６の上部に配設され紙面の手前
より奥に向かって走査可能な光源保持部２１Ｃ１その光
源保持部２１に保持された露光用の３原色の光源２１Ｒ
１２１Ｇ、２１Ｂと、中間シート２２とスミ版４０との
間に配設され、光源２１Ｒ，２１Ｇ、２１Ｂより照射さ
れ、中間シート２２上の像を感光感圧シート２４上に結
像する光源２１Ｒ，２１Ｇ、２１Ｂの走査と同期して移
動するセルホック争しンズφアレイ（ＳＬＡ）４７とを
備えている（第２図参照）。

装置２０は、右方下部に配設され感光感圧シート２４の
表面に塗布されたマイクロカプセル内に含まれている染
料前駆体と反応して発色する顕色剤を塗布した顕色紙２
６を収納する収納部２７と、その収納部２７の上方に配
設され顕色紙２６と感光感圧シート２４とを重ね合わせ
て未硬化のマイクロカプセルを圧力で潰し顕色紙２６上
に画像を現像する圧力現像手段２８と、圧力現像手段２
８と収納部２７との間に配設された発色を促す熱定着装
置２９と、装置の左下方に配設されたカラー画像の排出
トレイ３０と、装置の左上方に配設された中間シートを
外部から挿入する手差しトレイ３１と、装置の右上方に
配設された露光済みの中間シート２２を排出する中間シ
ート排出トレイ３２と、排出トレイ３２の下方に配設さ
れた顕色シートの手差しトレイ３３と、排出トレイ３２
と手差しトレイ３３との間に配設されたスミ版排出トレ
イ４８を備える。

次にこのカラー画像記録装置の作用を説明する。

カラーモードの場合、モノクロレーザープリンタ１によ
り作成された黒色用マスク原版即ちスミ版４０は用紙バ
ス切換部１０を通過して切換爪４２によりスミ版密着ユ
ニット４１へと導かれる。このユニット内ではスミ版４
０はレジローラ４３により大まかに傾き補正及び先端位
置決めが行なわれた後、やはりレジローラ４３により感
光感圧シート２４と同一速度で露光位置まで送られる。

この間にスミ版４０の感光感圧シート２４に接する側を
スミ版帯電器４４にて帯電させ感光感圧シート２４に静
電気的に貼り付けることによりスミ版４０がレジローラ
４３から離れた後も送り続けるこ、とができる。露光位
置まで送られたスミ板４０は感光感圧シート２４を共に
露光台２５が上昇することにより密着補助板４５との間
で密着する。

一方、中間シート２２Ｒ（Ｒ版）もモノクロレーザプリ
ンタ１から出力され用紙パス切換部１０を通過し、切換
爪４２により露光ユニット３６へ導かれる。このユニッ
ト内ではマスク原版２２Ｒは中間シート先端位置決めロ
ーラ３４で中間シート先端位置が決められ、静電気発生
手段３８により帯電されたベルト３５により一静電気的
に貼り付けられ露光位置まで搬送される。ここでマスク
原版２２Ｒはセンサホルダ３９内のセンサ出力とスミ版
センサホルダ４６内のセンサ出力とから露光ユニット３
６内の図示されない位置合わせ手段によりベルト３５ご
と微少移動させられることによりスミ板４０に対して位
置合わせされる。その後は光源２１Ｒがスキャンし、こ
れに同期して５ＬＡ４７もスキャンすることよりスミ板
４０を介した感光感圧シート２４に露光が行なわれ、ス
ミ板４０及びマスク原版２２Ｈに対応した潜像が形成さ
れる。露光後、マスク原版２２Ｒは中間シート排紙トレ
イ３２へ排出される。スミ板４０は感光感圧シート２４
と密着したままで同様のことがマスク原版２２Ｇ、２２
Ｂについても行なわれることにより感光感圧紙２４上に
カラーの潜像が形成される。３色の露光が終了した後は
スミ板４０はスミ版排出トレイ４８へ排出され、露光さ
れた感光感圧紙２４は顕色紙２６と重ね合わせて圧力現
像手段２８で現像される。顕色紙２６はその後熱定着装
置２９を経てカラー排紙トレイ３０へ排出される。圧力
現像された後の使用済みの感光感圧紙２４は巻取り手段
３７により巻取られる。

本発明は以上詳述した実施例に限定されるものではなく
、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加え
ることができる。

例えば、上記実施例ではモノクロレーザープリンタ１は
特にレーザープリンタに限らずＲＧＢの３色分解原稿が
作成できるものであればＬＥＤプリンタ、液晶プリンタ
その地熱転写プリンタ等形式を問わない。またデスクト
ップタイプのプリンタは本カラー画像記録装置の上部に
積載してドツキングさせ、更に大型のプリンタの場合は
作成した３色分解原稿を手差しトレイ３１から本装置へ
送入することで容易にカラー画像が得られる。

或いは、上記実施例では感光感圧シート２４と顕色紙２
６との組み合わせで発色するセパレートタイプを用いて
いるが、特開昭５８−８８７４０号に示されるような両
者の機能を合わせ持つ自己発色型のタイプであっても良
い。

スミ板４０は、そのシートの質が解像度に影響を与える
ので、ＯＨＰ用シート等の透明フィルムが好ましいが、
目的とする解像度に応じて透明度の低いシートでも用い
ることができる。

父上記実施例で用いられた、マスク原版密着手段を構成
する露光台２５及び密着補助板４５は、感光感圧シート
２４とスミ板４０とが密着するように補助できれば良く
、例えば露光台２５の、代わりに空気袋のようなものを
押し付けたり、密着補助板４５の代わりに透明フィルム
を張ったり、或いはスミ板４０の素材・の選択と目的と
する解像度によっては、スミ板帯電器４４による静電引
力のみによって目的とする密着度が得られることにより
露光台２５及び密着補助板４５は無くても良い場合もあ
る。

マスク原版担持手段を構成する中間シート搬送ベルトも
上記実施例のようにエンドレスである必要は無く、例え
ば巻物状のベルトであっても良い。

光学系を構成する光源２１及び５ＬＡ４７は中間シート
２２上の像を感光感圧シート２４上に結像できるもので
あればこれに限定されるものではなく、例えば中間シー
トの像面側から全面に渡りハロゲン電球で露光し、その
反射光を単眼固定レンズで感光感圧シート上全面に投影
するようにしてもかまわない。

［発明の効果Ｊ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、感光記録媒体上に黒色用マスク原版を密着させること
により、一般に文字の印字で多く用いられる黒の細線で
の色ずれが無くなり、高い画質の画像を得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を具体化した実施例を示すもので、本発
明が適用されたカラー画像記録装置の断面図、第２図は
、その装置の要部を概略的に示す斜視図である。 図中、２２はカラ−３原色用のマスク原版、２４は感光
記録媒体、２５は露光台、４４はスミ版帯電器、４５は
密着補助板（スミ版密着手段）、３５はベルト、３６は
露光ユニット（マスク原版担持手段）、４０は黒色用マ
スク原版（スミ版）、４７は５ＬＡ（光学系）である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、媒体上にカラー画像情報に基づき遮光像が作成され
   たマスク原版を介して感光記録媒体に露光を行ない、そ
   の感光記録媒体上の遮光された部分がその感光記録媒体
   上と密接して作用する又はカラー画像記録媒体上の対応
   する部分がカラーのの色に発色するカラー画像記録装置
   において、前記感光記録媒体又は、前記カラー画像記録
   媒体に黒色の画像を形成するために透過性媒体上に黒色
   用の遮光像が形成された黒色用マスク原版を感光記録媒
   体に密着させる黒色用マスク原版密着手段と、 前記感光記録媒体又は、前記カラー画像記録媒体にカラ
   ーの画像を形成するためのカラー用のマスク原版を所定
   の位置に位置合わせして担持するカラーマスク原版担持
   手段と、 前記担持されたカラーのマスク原版に形成された像の反
   射光又は透過光を前記感光記録媒体上に前記黒色用のマ
   スク原版を介して結像させる光学系とを有することを特
   徴とするカラー画像記録装置。